JP2760641B2 - 電磁石コイルの製造方法 - Google Patents
電磁石コイルの製造方法Info
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- JP2760641B2 JP2760641B2 JP2193121A JP19312190A JP2760641B2 JP 2760641 B2 JP2760641 B2 JP 2760641B2 JP 2193121 A JP2193121 A JP 2193121A JP 19312190 A JP19312190 A JP 19312190A JP 2760641 B2 JP2760641 B2 JP 2760641B2
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/04—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
- H01F41/06—Coil winding
- H01F41/071—Winding coils of special form
- H01F2041/0711—Winding saddle or deflection coils
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Description
【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、鞍型形状の電磁石コイルの製造方法に関す
るものである。
るものである。
（従来の技術） 従来、鞍型形状の電磁石コイルの製造方法において、
第４図に示すように絶縁導体１のターン間に異なる間隔
を有する場合、コイル成形後のターン間の間隔保持と鞍
型形状を保持することが非常に困難であった。
第４図に示すように絶縁導体１のターン間に異なる間隔
を有する場合、コイル成形後のターン間の間隔保持と鞍
型形状を保持することが非常に困難であった。
同図に示す電磁石コイルでは、外側のターン間は略同
じ間隔となっているのに対し、中央側のターン間は異な
る間隔となっている。このため、異なる間隔の部分には
その形状に合せた３種類のピース2a,2b,2cからなる絶縁
スペーサ２を挿入し、コイル成形を行い、最終的にこの
絶縁スペーサ２を接着固定させる。なお、ターン間が略
同じ間隔となっている部分に対しては、その間隔に合せ
た絶縁スペーサ3,4,5,6を接着固定する。なお、第４図
の符号７は成形型を示す。
じ間隔となっているのに対し、中央側のターン間は異な
る間隔となっている。このため、異なる間隔の部分には
その形状に合せた３種類のピース2a,2b,2cからなる絶縁
スペーサ２を挿入し、コイル成形を行い、最終的にこの
絶縁スペーサ２を接着固定させる。なお、ターン間が略
同じ間隔となっている部分に対しては、その間隔に合せ
た絶縁スペーサ3,4,5,6を接着固定する。なお、第４図
の符号７は成形型を示す。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、ターン間が異なる間隔の部分に挿入す
る絶縁スペーサ２は、第５図にも示すように個々の形状
がきわめて複雑となるから、製作（機械加工で）する場
合精度を確保するために大きな困難を伴う。また、電磁
石コイルの種類が増えるとそれに応じて絶縁スペーサの
種類も増えるので、製作がさらに困難となり、製作所要
日数も増え製作費も上昇し、経済的にも大きな不利とな
る欠点があり、この解決が要望されていた。
る絶縁スペーサ２は、第５図にも示すように個々の形状
がきわめて複雑となるから、製作（機械加工で）する場
合精度を確保するために大きな困難を伴う。また、電磁
石コイルの種類が増えるとそれに応じて絶縁スペーサの
種類も増えるので、製作がさらに困難となり、製作所要
日数も増え製作費も上昇し、経済的にも大きな不利とな
る欠点があり、この解決が要望されていた。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたもので、タ
ーン間に絶縁スペーサを挿入することなく間隔並びに鞍
型形状を保持させ、製作を大幅に容易とした電磁石コイ
ルの製造方法を提供することを目的としている。
ーン間に絶縁スペーサを挿入することなく間隔並びに鞍
型形状を保持させ、製作を大幅に容易とした電磁石コイ
ルの製造方法を提供することを目的としている。
［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 本発明は、成形溝を設けた鞍形状のコイル成形型に絶
縁導体を複数ターン巻付けて成形し、この外側にプリプ
レグ処理した絶縁部材を当設して加熱硬化させ、絶縁導
体とプリプレグ処理した絶縁部材を接着固定するように
したものである。
縁導体を複数ターン巻付けて成形し、この外側にプリプ
レグ処理した絶縁部材を当設して加熱硬化させ、絶縁導
体とプリプレグ処理した絶縁部材を接着固定するように
したものである。
（作用） 成形した絶縁導体がプリプレグ処理した絶縁部材に接
着固定されるので、ターン間の間隔を保つために従来挿
入していた絶縁スペーサが不要となり、製作を大幅に容
易とし、製作所要日数も短縮しかつ安価に製作すること
ができる。
着固定されるので、ターン間の間隔を保つために従来挿
入していた絶縁スペーサが不要となり、製作を大幅に容
易とし、製作所要日数も短縮しかつ安価に製作すること
ができる。
（実施例） 以下、本発明の一実施例を第１図を参照して説明す
る。まず、電磁石コイルのターン形状に合せた成形溝10
aを設けたコイル成形型10に離型剤処理を行う。この成
形型10の成形溝10aに絶縁導体１を巻き込む（成形す
る）。ここで、コイル成形型10は、第１図で見て両側部
分10b,10bと、中央部分のテーパ面を持つスペーサ10cと
からなる組合せ構造で、スペーサ10cを挿入（中心側か
ら上側へ向って）することにより所定の形状となり、ス
ペーサ10cを外す（上側から中心側へ向って）ことによ
り分解することができるようになっている。
る。まず、電磁石コイルのターン形状に合せた成形溝10
aを設けたコイル成形型10に離型剤処理を行う。この成
形型10の成形溝10aに絶縁導体１を巻き込む（成形す
る）。ここで、コイル成形型10は、第１図で見て両側部
分10b,10bと、中央部分のテーパ面を持つスペーサ10cと
からなる組合せ構造で、スペーサ10cを挿入（中心側か
ら上側へ向って）することにより所定の形状となり、ス
ペーサ10cを外す（上側から中心側へ向って）ことによ
り分解することができるようになっている。
絶縁導体１を成形溝10aに巻込んだ後、その外側に例
えばエポキシガラスシートの片面にプリプレグ処理した
絶縁部材11の接着面を絶縁導体１側に当てて取付け、さ
らにその外側から加熱モールド用当て板12を取付け、加
熱処理を施こす。
えばエポキシガラスシートの片面にプリプレグ処理した
絶縁部材11の接着面を絶縁導体１側に当てて取付け、さ
らにその外側から加熱モールド用当て板12を取付け、加
熱処理を施こす。
この加熱処理は、絶縁導体１の絶縁種別に合せる。例
えばＦ種絶縁材料であれば150℃で５時間程度加熱処理
することにより、絶縁導体１とプリプレグ処理した絶縁
部材11が強固に接着する。
えばＦ種絶縁材料であれば150℃で５時間程度加熱処理
することにより、絶縁導体１とプリプレグ処理した絶縁
部材11が強固に接着する。
冷却後、加熱モールド用当て板12を取外し、コイル成
形型10のスペーサ10cを外して両側部分10b,10bを斜め下
側に移動させることにより、プリプレグ処理した絶縁部
材11と成形した絶縁導体１（コイル）が一体化した第２
図に示すような鞍形の電磁石コイル13が得られる。
形型10のスペーサ10cを外して両側部分10b,10bを斜め下
側に移動させることにより、プリプレグ処理した絶縁部
材11と成形した絶縁導体１（コイル）が一体化した第２
図に示すような鞍形の電磁石コイル13が得られる。
したがって、以上の方法により、成形した絶縁導体１
の各ターン間隔並びに鞍形状を保持した信頼性の高い電
磁石コイルを製作することができる。
の各ターン間隔並びに鞍形状を保持した信頼性の高い電
磁石コイルを製作することができる。
なお、成形溝10aに絶縁導体１を複数本巻込んで成形
する場合には、絶縁導体１の間に接着剤を塗布し絶縁導
体１の相互間を接着させて一体状とするか、または絶縁
導体１間に両面をプリプレグ処理した絶縁部材を挿入し
絶縁導体１の相互間を接着させて一体状とする。
する場合には、絶縁導体１の間に接着剤を塗布し絶縁導
体１の相互間を接着させて一体状とするか、または絶縁
導体１間に両面をプリプレグ処理した絶縁部材を挿入し
絶縁導体１の相互間を接着させて一体状とする。
また、以上の説明は、絶縁導体１を用いた場合につい
て行ったが、第３図に示すように成形溝10aに、片面
（内側となる面）にプリプレグ処理をした絶縁部材15を
挿入してから絶縁被覆のない導体（裸導体）16を巻込み
成形した後、その外側に上記した絶縁部材11の接着面を
導体16側に当てて取外け、さらにその外側から加熱モー
ルド用当て板12を取付け、加熱処理を施こし、冷却後コ
イル成形型10を分解して取出すようにしてもよい。これ
により、絶縁被覆のない導体を用いて同様の電磁石コイ
ルを製作することができる。
て行ったが、第３図に示すように成形溝10aに、片面
（内側となる面）にプリプレグ処理をした絶縁部材15を
挿入してから絶縁被覆のない導体（裸導体）16を巻込み
成形した後、その外側に上記した絶縁部材11の接着面を
導体16側に当てて取外け、さらにその外側から加熱モー
ルド用当て板12を取付け、加熱処理を施こし、冷却後コ
イル成形型10を分解して取出すようにしてもよい。これ
により、絶縁被覆のない導体を用いて同様の電磁石コイ
ルを製作することができる。
［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、絶縁導体の名タ
ーン間に予め形状を合せた複数のしかも複雑な形状で製
作が困難な絶縁スペーサを挿入することなく製作でき、
製作所要日数を短縮すると共に製作費を安価とした電磁
石コイルの製造方法を提供することができる。
ーン間に予め形状を合せた複数のしかも複雑な形状で製
作が困難な絶縁スペーサを挿入することなく製作でき、
製作所要日数を短縮すると共に製作費を安価とした電磁
石コイルの製造方法を提供することができる。
第１図は本発明の一実施例で加熱成形時の状態を断面し
て示す説明図、第２図は本発明の一実施例により製作さ
れた電磁石コイルの斜視図、第３図は本発明の他の実施
例で加熱成形時の状態を一部断面して示す説明図、第４
図は従来の鞍形状の電磁石コイルの製造方法でコイル成
形型に巻込んだ状態を示す説明図、第５図は第４図に示
す従来の鞍形状の電磁石コイルのターン間に挿入する絶
縁スペーサを示す斜視図である。 １…絶縁導体、10…コイル成形型、10a…成形溝、11…
プリプレグ処理した絶縁部材、12…加熱モールド用当
板。
て示す説明図、第２図は本発明の一実施例により製作さ
れた電磁石コイルの斜視図、第３図は本発明の他の実施
例で加熱成形時の状態を一部断面して示す説明図、第４
図は従来の鞍形状の電磁石コイルの製造方法でコイル成
形型に巻込んだ状態を示す説明図、第５図は第４図に示
す従来の鞍形状の電磁石コイルのターン間に挿入する絶
縁スペーサを示す斜視図である。 １…絶縁導体、10…コイル成形型、10a…成形溝、11…
プリプレグ処理した絶縁部材、12…加熱モールド用当
板。
Claims (1)
- 【請求項１】成形溝を設けた鞍形状のコイル成形型に絶
縁導体を複数ターン巻付けて成形し、この外側にプリプ
レグ処理した絶縁部材を当設して加熱硬化させ、前記絶
縁導体と前記プリプレグ処理した絶縁部材を接着固定す
るようにしたことを特徴とする電磁石コイルの製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2193121A JP2760641B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 電磁石コイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2193121A JP2760641B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 電磁石コイルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0479303A JPH0479303A (ja) | 1992-03-12 |
| JP2760641B2 true JP2760641B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=16302611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2193121A Expired - Fee Related JP2760641B2 (ja) | 1990-07-23 | 1990-07-23 | 電磁石コイルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2760641B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10575560B2 (en) | 2016-07-29 | 2020-03-03 | Altria Client Services Llc | Method of making a heater of an electronic vaping device |
-
1990
- 1990-07-23 JP JP2193121A patent/JP2760641B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0479303A (ja) | 1992-03-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |