JP2004132525A - ねじ込み式管継手 - Google Patents

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Keizo Iwao
巌 敬三
Takahiro Tanaka
田中 孝裕
Taketoshi Tono
東野 剛年
Yoshiaki Minamide
南出 善昭
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Abstract

【課題】シール性を確保し得ながら耐火性に優れるねじ込み式管継手を提供する。
【解決手段】継手本体1の受口部2に金属製環体7を備え、受口部2にねじ込まれる金属管11の端部と金属製環体7との間に環状パッキン14と共に熱膨張性黒鉛リング15を介在させる。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、架空配管などに使用される防食構造のねじ込み式管継手の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種のねじ込み式管継手として、例えば、図12に示すような防食構造のものがある(例えば、実公平2−11671号公報)。このねじ込み式管継手は、外方拡開テーパ状の雌ねじ30を有する受口部31を備えた継手本体32がこれの外面に樹脂製の防食被覆33を施しているとともに、該継手本体32の受口部31の外面上に防食被覆33の突出したスリーブ部34を設けている。外面に樹脂製の防食被覆35が施された金属管36の端部には先細テ−パ状の雄ねじ37が切られ、この雄ねじ37が前記受口部31の雌ねじ30に環状パッキン38を介して締め込まれる。この締め込みにより環状パッキン38はスリーブ部34の内周と金属管36の端部外周との間の隙間で圧縮されて該隙間を密封し外部からの水浸入を防止している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
問題は周囲で火災が発生するという不測の事態が生じる場合である。上記ねじ込み式管継手では、万が一、火災が発生すると継手本体32の樹脂製の防食被覆33や環状パッキン38が焼失し内部流体が雌雄ねじ30,37間から漏洩する懸念がある。
【0004】
本発明は、このような問題を解決するためになされたもので、上記のような防食構造のねじ込み式管継手において耐火シール対策を講じることにより安全性の向上を図れるねじ込み式管継手を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に係る発明は、雌ねじを有する受口部を備えた継手本体の外面が防食被覆されるとともに、該継手本体の受口部の外面上に前記防食被覆が突出したスリーブ部が設けられており、金属管の端部の雄ねじが前記受口部の雌ねじに環状パッキンを介して締め込まれ、この締め込みにより前記環状パッキンが前記スリーブ部の内周と前記金属管の端部外周との間の隙間で圧縮されて該隙間をシールするねじ込み式管継手において、前記受口部の外周面から前記スリーブ部の内周面と前記環状パッキンの外周面との間にわたって金属製環体を装着し、前記環状パッキンの開口内端面と前記受口部の開口端面との間に熱膨張性黒鉛リングを配設してあることに特徴を有するものである。
【0006】
上記構成のねじ込み式管継手によれば、金属製環体は環状パッキンを覆っているので、万が一、火災が周囲で発生した場合も環状パッキンを火災熱から可及的に防護できる。たとえ、火災熱により環状パッキンが焼失するようなことがあっても、火災熱により金属製環体内で熱膨張性黒鉛リングが数百倍に膨張して密封機能を発揮するため、内部流体が継手本体の雌ねじと金属管の雄ねじ間から更に外部へ漏洩するのを効果的に防止できる。
【0007】
一つの好適な態様として、請求項1記載のねじ込み式管継手は、金属製環体の後端開口部と受口部の外周面との間にシールリングを介在させて密封してあることが、たとえ内部流体が継手本体と金属管の雌雄ねじ間から漏洩しても更に金属製環体の後端開口部と受口部の外周面との間から外部へ漏洩するのを防止できる点で好ましい。
【0008】
また、金属製環体の後端開口部は受口部の外周面に対してかしめ付けて密封してあることが、たとえ、それら金属製環体の後端開口部と受口部の外周面との間に介在してあるシールリングが焼失しても、金属製環体の後端開口部と受口部の外周面との間の隙間から内部流体が外部へ漏洩するのを防止できる点で好ましい。さらに、環状パッキンと熱膨張性黒鉛リングとの間には金属製リテーナを介在させてあると、金属製リテーナにより熱膨張性黒鉛リングの熱膨張が遮られるため、火災熱により熱膨張性黒鉛リングに含まれるゴム状のものが固化して金属管の雄ねじに対応する山群を成形し、密封機能を高めることになる。
【0009】
請求項4に係る発明は、雌ねじを有する受口部を備えた継手本体の外面が防食被覆されるとともに、該防食被覆の端部の外面に雄ねじが設けられ、金属管の端部の雄ねじが前記受口部の雌ねじにねじ込み接続されるねじ込み式管継手において、以下のように構成されていることに特徴を有する。前記金属管の端部に押輪、金属製環体、熱膨張性黒鉛リング及び環状パッキンが順に挿通されている。前記金属製環体は先端に絞り口を有し、この金属製環体の後端開口部が前記防食被覆の端部から露出した受口部の外周面上に前記絞り口を受口部の外方へ突出するよう装着されている。前記金属製環体の絞り口の内部と前記受口部の開口端面との間に前記熱膨張性黒鉛リング及び環状パッキンが配備されている。前記押輪は、先端開口部の内径を後端開口部の内径よりも小さく形成するとともに、内周面の軸方向中間部に段差部を形成し、後端開口部の内周に雌ねじを設けている。そして、この押輪の後端開口部の雌ねじは前記防食被覆の端部の雄ねじに締め込まれ、この締め込みにより前記段差部が前記絞り口の外面に当接して前記金属製環体を継手本体方向へ押動し、前記絞り口の内部と受口部の開口端面との間で前記環状パッキンを圧縮して前記金属製環体と金属管の雄ねじとの間の隙間をシールしているものである。
【0010】
上記構成のねじ込み式管継手によれば、金属製環体は環状パッキンを覆っているので、万が一、火災が周囲で発生した場合も環状パッキンを火災熱から可及的に防護できる。たとえ、火災熱により環状パッキンが焼失するようなことがあっても、金属製環体内で熱膨張性黒鉛リングが数百倍に膨張してシール機能を発揮するため、内部流体が継手本体と金属管の雌雄ねじ間から更に外部へ漏洩するのを効果的に防止できる。
押輪の締め付けにより金属製環体は受口部に対し強く押し付け固定されるとともに、金属製環体による環状パッキン及び熱膨張性黒鉛リングの圧縮保持状態を堅持することができる。
【0011】
一つの好適な態様として、請求項4記載のねじ込み式管継手は、金属製環体の後端開口部と受口部の外周面との間にシールリングを介在させて密封してあることが、たとえ内部流体が雌雄ねじ間から漏洩しても更に金属製環体の後端開口部と受口部の外周面との間から外部へ漏洩するのを防止できる点で好ましい。また、押輪の開口外端部の内周と金属管の外周との間にシールリングを介在してあることが外部からの水浸入を防止できる点で好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施形態を図面に基づき説明する。図1は、請求項1に係る発明の一実施形態を示すもので、ねじ込み式管継手に金属管端部を締め込んだ状態の半欠截断面図、図2は図1における要部の拡大断面図、図3は図1の管継手の継手本体に金属製環体を一体成形した状態の要部断面図、図4は環状パッキンの半欠截断面図、図5は金属製環体の半欠截断面図である。
【0013】
図1及び図2において、1はねじ込み式管継手の金属製の継手本体で、この継手本体1は軸方向両端に受口部2,2を備え、各受口部2の内周に外拡がりテーパ状の雌ねじ3を切っている。継手本体1の外面には硬質塩化ビニル樹脂など合成樹脂製の防食被覆4が施され、受口部2の外面上に防食被覆4が突出したスリーブ部5が設けられている。
【0014】
図2、図3に示すように、継手本体1の受口部2の外周面からスリーブ部5の内周面にわたってSUS等の金属製環体7を装着している。金属製環体7は、図3、図5に示すように、先端開口部7aの外径を受口部2の外径より小さく形成し、後端開口部7bの内径を受口部2の外径と略同一径に形成し、かつ軸方向中間部に段差部7cを有する段付き筒状に形成してある。
この金属製環体7の継手本体1への装着に際しては、まず、継手本体1の受口部2の外周面に図3に示すごとくシールリング嵌合用の凹溝8とかしめ用の凹溝9を内外に配して平行に設け、次いで凹溝8にOリング等のシールリング10をはめ込んだうえで、金属製環体7の後端開口部7bを受口部2の外周面上に嵌合するとともに段差部7cを受口部2の開口端面に当接係合し、後端開口部7bの開口端内周部を凹溝9にかしめ付けることにより金属製環体7が先端開口部7aを受口部2の外方へ突出する状態に装着される。しかる後、射出成形等により合成樹脂製の防食被覆4及びスリーブ部5が継手本体1の外面に一体成形されることによって金属製環体7が受口部2の外周面からスリーブ部5の内周面にわたって一体的に装着される。
【0015】
図2に示すように、継手本体1の受口部2にねじ込み接続される金属管11の外面は合成樹脂製の防食被覆12が施されている。金属管11の防食被覆12が剥離された端部には、継手本体1の雌ねじ3に螺合する先細テーパ状の雄ねじ13が切られている。
【0016】
金属管11の端部には、図2に示すように、環状パッキン14、金属製リテーナ16及び熱膨張性黒鉛リング15が順に挿通されるが、そのうち環状パッキン14は、図4に示すように、ゴム、合成ゴム類や合成樹脂等の弾性体で形成され、その内端開口部の内周に金属管11の雄ねじ13に螺合する雌ねじ17が設けられている。環状パッキン14の内径(雌ねじ17を含む)は金属管11の雄ねじ13の外径より僅かに小さく設定してある。熱膨張性黒鉛リング15は、例えば、膨張黒鉛テープを渦巻き状に巻き重ね、これを加圧成形等してリング状の形成してなり、熱により数百倍に膨張可能になしたものである。
【0017】
次に、上記構成のねじ込み式管継手に金属管11の端部をねじ込み接合する要領について説明する。予め、金属管11の端部に環状パッキン14を挿入してセットするが、その際環状パッキン14の雌ねじ17を金属管11の雄ねじ13の基端部分にねじ込むことにより所定位置に固定状態にセットするとともに、環状パッキン14の後方に続けて金属製リテーナ16及び熱膨張性黒鉛リング15を順に金属管11の雄ねじ13に挿通する。金属管11の雄ねじ13の先端部には必要に応じてシール剤(図示省略)を塗布する。かくして、金属管11の雄ねじ13を継手本体1の雌ねじ3に締め込む。これにより図2に示すごとく環状パッキン14がスリーブ部5の内周と金属管11の端部外周との間の隙間で圧縮され、この圧縮により前記隙間が密封される。
【0018】
上記のように金属管11がねじ込み接合された管継手は、環状パッキン14、熱膨張性黒鉛リング15及びシールリング10による密封機能により内部流体が雌雄ねじ3,13間から更に外部へ漏洩するのを有効に防止できる。万が一、火災が周囲で発生した場合も、金属製環体7で覆われている環状パッキン14及びシールリング10は火災熱から可及的に防護できる。
【0019】
たとえ、火災により環状パッキン14が焼失するようなことがあっても熱膨張性黒鉛リング15が金属製環体7内で数百倍に熱膨張してシール機能を発揮するため、内部流体が雌雄ねじ3,13間から更に外部へ漏洩するのを有効に防止できる。環状パッキン14と熱膨張性黒鉛リング15との間に金属製リテーナ16を介在してあると、金属製リテーナ16により熱膨張性黒鉛リング15の膨張が遮られるため、火災熱により熱膨張性黒鉛リング15に含まれるゴム状のものが固化して雄ねじ13に対応する山群を成形して密封性を高める。
【0020】
火災により万一、防食被覆4及びシールリング10が焼失しても金属製環体7の後端開口部7bが受口部2にかしめられて密封してあるので、金属製環体7の後端開口部7bと受口部2の外周面との間から内部流体が外部へ漏洩するのを防止できる。
【0021】
つぎに、請求項4に係る発明の一実施例を説明する。請求項1に係る発明のねじ込み式管継手と同一もしくは相当部分には同一符合を付して、これらの詳しい説明は省略する。図6は、請求項4に係る発明のねじ込み式管継手の一実施形態を示すもので、ねじ込み式管継手に金属管端部を締め込んだ状態の半欠截断面図、図7は図6における要部の拡大断面図、図8は金属製環体の半欠截断面図、図9は環状パッキン及び熱膨張性黒鉛リングの半欠截断面図、図10は押輪の半欠截断面図、図11はねじ込み式管継手に金属管端部を締め込む途上状態の半欠截断面図である。
【0022】
請求項1に係る発明のねじ込み式管継手と大きく相違するところは、請求項4に係る発明のねじ込み式管継手では継手本体1の受口部2の外面をスリーブ部5無しにして露出状態に形成し、樹脂製の押輪20を使用するとともに、押輪20の使用に伴い金属製環体7の形状及び装着方法を異にしている点である。
【0023】
図6、図7において、受口部2の外面を除く継手本体1の外面には硬質塩化ビニル樹脂など合成樹脂製の防食被覆4が施されている。防食被覆4の端部外周には雄ねじ21が形成される。継手本体1の受口部2の外周面にはシールリング嵌合用の凹溝8が設けられる。
【0024】
図8に示すように、金属製環体7は先端に先細テーパ状の絞り口7dを開口し、後端開口部7bの内周に凹溝23を形成している。図7に示すように、絞り口7dの最小内径は受口部2の外径より小さく金属管11の外径より大きく設定している。後端開口部7bの内径は受口部2の外面に軸方向に移動できるように形成されている。金属製環体7の凹溝23内にはOリング等のシールリング10がスポンジ24を介して嵌め込まれる。スポンジ24はシールリング10を調芯するために介在される。
【0025】
図10に示すように、押輪20は先端開口部20aの内径を後端開口部20bの内径よりも小さく形成するとともに、内周面の軸方向中間部に金属製環体7の絞り口7dに対応するテーパ形状の段差部20cを形成し、後端開口部20bの内周に継手本体1の雄ねじ21に螺合する雌ねじ25を設けている。先端開口部20aの内径は受口部2の外径より小さく金属管11の外径より大きく設定している。先端開口部20aの内周には凹溝26を設け、この凹溝26に断面T形状のシールリング27が嵌め込まれる。
【0026】
金属管11の端部の雄ねじ13に挿通される環状パッキン14と熱膨張性黒鉛リング15とはそれぞれ別体に形成するか、図9に示すごとく両者を重合状態に一体に形成する。環状パッキン14及び熱膨張性黒鉛リング15の各内径部には、雄ねじ13に螺合する雌ねじ17、28がそれぞれ設けられている。なお、環状パッキン14の内径部には雌ねじ無しでもよい。
【0027】
次に、上記構成のねじ込み式管継手に金属管11の端部をねじ込み接合する要領について説明する。予め、図11に示すように、金属管11の端部に押輪20をシールリング27を介して挿通し、この後金属製環体7を遊嵌し、さらに熱膨張性黒鉛リング15及び環状パッキン14を金属管11の雄ねじ13に螺合挿通する。金属管11の雄ねじ13の先端部には必要に応じてシール剤(図示省略)を塗布する。かくして、金属管11の雄ねじ13を継手本体1の雌ねじ3に締め込むとともに金属製環体7の後端開口部7bを受口部2の外面にシールリング10を介してはめ込む。しかる後、押輪20の雌ねじ25を継手本体1の雄ねじ21に締め込む。すると、押輪20の段差部20cが金属製環体7の先端の絞り口7dに当接して金属製環体7を受口部2の外面上にシールリング10が凹溝8に落ち込み嵌合するまで押し込み、これと同時に熱膨張性黒鉛リング15及び環状パッキン14が押輪20による押圧作用を金属製環体7の絞り口7dを介して受けることにより金属製環体7の絞り口7dと受口部2の開口端面との間で圧縮される(図7参照)。この環状パッキン14の圧縮により絞り口7dと雄ねじ13との間の隙間が密封される。なお、シールリング10は、予め金属製環体7の凹溝23内に嵌め込むに代えて、予め継手本体1の凹溝8に嵌め込んでおいてもよい。
【0028】
上記のように金属管11がねじ込み接合された管継手は、環状パッキン14、熱膨張性黒鉛リング15及びシールリング10による密封機能により内部流体が雌雄ねじ3,13間から更に外部へ漏洩するのを有効に防止できる。万が一、火災が周囲で発生した場合も、金属製環体7で覆われている環状パッキン14、熱膨張性黒鉛リング15及びシールリング10は火災熱から可及的に防護できる。
【0029】
また、火災により環状パッキン14が焼失するようなことがあっても熱膨張性黒鉛リング15が金属製環体7内で数百倍に膨張してシール機能を発揮するため、内部流体の雌雄ねじ3,13間から更に外部へ漏洩するのを効果的に防止できる。
【0030】
押輪20の締め付けにより金属製環体7を受口部2に対し強く押し付け固定できるとともに、金属製環体7による環状パッキン14及び熱膨張性黒鉛リング15の圧縮保持状態を堅持することができる。
【0031】
なお、継手本体1の形状は、図1、図6の図示例では軸方向両端に受口部2を有するソケット形状に形成されているが、これ以外にT形状、エルボ形状、あるいは十字形状などに形成されたものにも同様に適用できる。
【0032】
【発明の効果】
本発明のねじ込み式管継手によれば、金属製環体及び熱膨張性黒鉛リングを組み付けることによってシール性を確保し得ながら耐火性に優れ、安全性を高めることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の一実施形態を示すもので、ねじ込み式管継手に金属管端部を締め込んだ状態の半欠截断面図である。
【図2】図1における要部の拡大断面図である。
【図3】図1の管継手の継手本体に金属製環体を一体成形した状態の要部断面図である。
【図4】図1の管継手の環状パッキンの半欠截断面図である。
【図5】図1の管継手の金属製環体の半欠截断面図である。
【図6】請求項4に係る発明のねじ込み式管継手の一実施形態を示すもので、ねじ込み式管継手に金属管端部を締め込んだ状態の半欠截断面図である。
【図7】図6における要部の拡大断面図である。
【図8】図6の管継手の金属製環体の半欠截断面図である。
【図9】図6の管継手の環状パッキン及び熱膨張性黒鉛リングの半欠截断面図である。
【図10】図6の管継手の押輪の半欠截断面図である。
【図11】図6の管継手のねじ込み式管継手に金属管端部を締め込む途上状態の半欠截断面図である。
【図12】従来例のねじ込み管継手に金属管端部を締め込んだ状態の半欠截断面図である。
【符号の説明】
【符号の説明】
1 継手本体
2 受口部
3 受口部の雌ねじ
4 継手本体の外面の防食被覆
5 スリーブ部
7 金属製環体
7a 金属製環体の先端開口部
7b 金属製環体の後端開口部
7d 金属製環体の絞り口
10 シールリング
11 金属管
12 金属管の外面の防食被覆
13 金属管の雄ねじ
14 環状パッキン
15 熱膨張性黒鉛リング
16 金属製リテーナ
17 環状パッキンの雌ねじ
20 押輪
20a 押輪の先端開口部
20b 押輪の後端開口部
20c 段差部
21 継手本体外面の防食被覆の端部の雄ねじ
25 押輪の雌ねじ
27 押輪のシールリング

Claims (6)

  1. 雌ねじを有する受口部を備えた継手本体の外面が防食被覆されるとともに、該継手本体の受口部の外面上に前記防食被覆が突出したスリーブ部が設けられており、金属管の端部の雄ねじが前記受口部の雌ねじに環状パッキンを介して締め込まれ、この締め込みにより前記環状パッキンが前記スリーブ部の内周と前記金属管の端部外周との間の隙間で圧縮されて該隙間をシールするねじ込み式管継手において、
    前記受口部の外周面から前記スリーブ部の内周面と前記環状パッキンの外周面との間にわたって金属製環体を装着し、前記環状パッキンの開口内端面と前記受口部の開口端面との間に熱膨張性黒鉛リングを配設してあることを特徴とする、ねじ込み式管継手。
  2. 前記環状パッキンと熱膨張性黒鉛リングとの間に金属製リテーナを介在してある、請求項1記載のねじ込み式管継手。
  3. 前記金属製環体の後端開口部は前記受口部の外周面に対してかしめ付けてある、請求項2記載のねじ込み式管継手。
  4. 雌ねじを有する受口部を備えた継手本体の外面が防食被覆されるとともに、該防食被覆の端部の外面に雄ねじが設けられ、金属管の端部の雄ねじが前記受口部の雌ねじにねじ込み接続されるねじ込み式管継手において、
    前記金属管の端部に押輪、金属製環体、熱膨張性黒鉛リング及び環状パッキンが順に挿通されており、
    前記金属製環体は先端に絞り口を有し、この金属製環体の後端開口部が前記防食被覆の端部から露出した受口部の外周面上に前記絞り口を受口部の外方へ突出するよう装着されており、
    前記金属製環体の絞り口の内部と前記受口部の開口端面との間に前記熱膨張性黒鉛リング及び環状パッキンが配備されており、
    前記押輪は、先端開口部の内径を後端開口部の内径よりも小さく形成するとともに、内周面の軸方向中間部に段差部を形成し、後端開口部の内周に雌ねじを設けており、該後端開口部の雌ねじは前記防食被覆の端部の雄ねじに締め込まれ、この締め込みにより前記段差部が前記絞り口の外面に当接して前記金属製環体を継手本体方向へ押動し、前記絞り口の内部と受口部の開口端面との間で前記環状パッキンを圧縮して前記金属製環体と金属管の雄ねじとの間の隙間をシールしていることを特徴とする、ねじ込み式管継手。
  5. 前記押輪の先端開口部の内周と金属管の外周との間にシールリングを介在してある、請求項4記載のねじ込み式管継手。
  6. 前記金属製環体の後端開口部と前記受口部の外周面との間にシールリングを介在してある、請求項1ないし5のいずれかに記載のねじ込み式管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006170441A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Robert Bosch Gmbh 導管ねじ込み継手ならびに該導管ねじ込み継手に用いられる袋ナット、接続管片および導管

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006170441A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Robert Bosch Gmbh 導管ねじ込み継手ならびに該導管ねじ込み継手に用いられる袋ナット、接続管片および導管

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