JP2584821Y2 - 管端シール装置 - Google Patents

管端シール装置

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JP2584821Y2
JP2584821Y2 JP1993059893U JP5989393U JP2584821Y2 JP 2584821 Y2 JP2584821 Y2 JP 2584821Y2 JP 1993059893 U JP1993059893 U JP 1993059893U JP 5989393 U JP5989393 U JP 5989393U JP 2584821 Y2 JP2584821 Y2 JP 2584821Y2
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光徳 小森
善昭 南出
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Tokyo Gas Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ガス管等の配管の管端
開口部をシールするための管端シール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の管端シール装置として、
ガスケット、端末ワッシャ及びナットを取り付けたボル
トをガス管等の配管の管端開口部内に挿入することによ
り、前記ガスケットを配管内周面に対向させると共に、
端末ワッシャを管端面に当てつけ、前記ボルトを回転操
作して前記ナットにねじ込むことにより、前記ガスケッ
トを押圧変形して配管内周面に圧接させるようにしたも
のがある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の構成では、
火災発生等により配管が加熱されると、ガスケットが焼
失して管端開口部をシールすることができなくなり、配
管内のガス等の流体が外部に漏出して2次災害を引き起
こす虞れがあった。
【0004】本考案は上記従来の問題点に鑑み、管端開
口部をシールするガスケットが火災発生等により焼失し
た場合でも、そのシール状態を確実に維持することがで
きるようにした管端シール装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本考案は、ガスケット、端末ワッシャ及びナットを
取り付けたボルトをガス管等の配管の管端開口部内に挿
入することにより、前記ガスケットを配管内周面に対向
させると共に、前記端末ワッシャを管端面に当てつけ、
前記ボルトを回転操作して前記ナットにねじ込むことに
より、前記ガスケットを押圧変形して配管内周面に圧接
させるようにした管端シール装置において、所定温度に
加熱されたときに膨張する耐火パッキンを前記ボルトと
配管内周面との間に介装しているとともに、前記配管の
管端側には、管端開口部より露出するボルトの先端部に
内面が圧接される小径の頭部と前記配管の外周に遊嵌合
する大径のキャップ本体とを有する水密保護キャップを
設け、この水密保護キャップの大径キャップ本体の開口
縁部と配管の外周面との間に水密パッキンを介装したこ
とを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成において、管端開口部をシールする場
合には、ガスケット、端末ワッシャ及びナットと耐火パ
ッキンとを取り付けたボルトを管端開口部内に挿入する
ことにより、前記ガスケット及び耐火パッキンを配管内
周面に対向させると共に、端末ワッシャを管端面に当接
させた後、前記ボルトを回転操作して前記ナットにねじ
むことによって、前記ガスケットが押圧変形されて配
管内周面に圧接され、管端開口部をシールすることがで
きる。その後、水密保護キャップを取り付 けるととも
に、水密パッキンを介装することによって、配管の管端
開口部より露出するボルトおよびナットを水密保護して
それらの錆付きを防止することができる。
【0007】このシール状態で火災発生等により配管が
加熱されると、前記ガスケットは焼失するが、その加熱
により耐火パッキンが膨張して配管内周面に圧接される
ため、シール状態をそのまま維持することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、ガス管等の配管1の管端開口部1aを本
考案の管端シール装置でシールしている状態を示すもの
であって、図2にも示すように、ボルト2に、ボルト頭
部当接ワッシャ3、ゴム製ガスケット4、テーパコア
5、外周部にスリット6aを形成した拡縮径自在な1つ
割り状抜け止めリング6及び端末ワッシャ7を順次外嵌
させると共に、ナット8を螺合させている。
【0009】上記構成において、ボルト2を管端開口部
1aに挿入することにより、ガスケット4を配管内周面
9に対向させると共に、端末ワッシャ7を管端面10に
当接させた後、ボルト2の先端部に形成した十字状のド
ライバー用溝2aにドライバーの先端を係合させて上記
ボルト2を回転操作することによりナット8にねじ込む
と、ボルト頭部2bがナット8側に移動し、テーパコア
5のテーパ面5aが抜け止めリング6内に嵌入する。こ
れにより、抜け止めリング6が拡径されてその外周縁部
6bが配管内周面9に食い込んで固定されると共に、ガ
スケット4が押圧変形されて配管内周面9に圧接され、
配管1内のガス等の流体が管端開口部1aから外部に漏
出しないようにシールされる。なお、ボルト2の先端部
に形成したドライバー用溝2aに換えて、ボルト2の先
端部に多角形部を形成し、その多角形部にレンチを係合
させてボルト2を回転操作するようにしてもよい。
【0010】前記端末ワッシャ7に一体形成したリング
状体12の外周面に環状凹部13が形成され、該環状凹
部13に嵌め込んだ耐火パッキン14が配管内周面9に
対向されている。この耐火パッキン14は、クロロプレ
ンゴムと熱膨張性黒鉛とを有する一体加硫成形品からな
り、所定温度に加熱されて大きく膨張するようになって
いる。
【0011】上記構成において、前述したように、管端
開口部1aがガスケット4でシールされている状態で火
災発生等により配管1が加熱されると、前記ガスケット
4は焼失するが、それにより所定温度に加熱された耐火
パッキン14が図3実線状態から同図仮想線で示すよう
に大きく膨張して配管内周面9に密着するため、管端開
口部1aのシール状態をそのまま維持することができ
る。
【0012】ここで図4の図表に示すように、耐火パッ
キン14の無い管端シール装置(試験I)と、耐火パッ
キン14の有る管端シール装置(試験II)とをそれぞ
れ加熱炉に入れて800°Cで30分間の耐火比較試験
を行った。その結果、試験Iに比べて試験IIの方が、
漏れ始めまでの時間では少なくとも6分以上遅れ、30
分の漏れ量及び1分間の当たりの漏れ量では10分の1
以下であった。この試験結果から明らかなように、耐火
パッキン14を設けることによってシール性を格段に向
上させることができる。
【0013】また、配管1の管端側には、図1及び図2
に示すような水密保護キャップ16が取り付けられてい
る。この水密保護キャップ16は管端開口部1aより外
部に露出するボルト2の先端部に外嵌する小径のキャッ
プ頭部16aを有し、その小径のキャップ頭部16aの
内面に形成した周方向間欠的に形成した係合突起17を
ボルト2のねじ溝に係合し圧接させると共に、配管1に
遊嵌合する大径のキャップ本体16bの開口縁部と配管
1の外周面との間に水密パッキン18を介装させてい
る。
【0014】上記構成において、本考案の管端シール装
置で管端開口部1aをシールする場合には、従来と同様
の手順で、ガスケット4、耐火パッキン14及びナット
8等と耐火パッキン14とを取り付けたボルト2を管端
開口部1a内に挿入した後、ボルト2を回転操作してナ
ット8にねじ込むだけでよい。これによって、前記ガス
ケット4が押圧変形されて配管内周面9に圧接され、管
端開口部1aをシールすることができる。その後、水密
保護キャップ16を取り付けるとともに、水密パッキン
18を圧接状態に介装することによって、配管1の管端
開口部1aより露出するボルト2およびナット8を水密
保護してそれらの錆付きを防止することができる。この
ようなシール状態で火災発生等により配管1が加熱され
ると、前記ガスケット4は焼失するが、その加熱により
耐火パッキン14がその加熱膨張作用で配管内周面9に
圧接され、管端開口部1aのシール状態をそのまま維持
することができる。
【0015】
【考案の効果】本考案によれば、火災発生等により管端
開口部をシールするガスケットが焼失した場合でも、そ
の加熱により耐火パッキンの加熱膨張材が膨張してその
耐火パッキンを配管内周面に圧接させるため、管端開口
部のシール状態をそのまま維持することができる。ま
た、既設の管端シール装置に耐火パッキンを付加するだ
けでよく、経済的であり、しかも、従来と同じ手順で管
端に容易に装着することができる。さらに、水密保護キ
ャップの使用により外部に露出するボルト、ナットの錆
付き及び外部水の配管内への侵入を確実に防止をするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である管端シール装置で管端
開口部をシールしている状態を示す縦断面図である。
【図2】同分解斜視図である。
【図3】同装置に用いられる耐火パッキンの横断面図で
ある。
【図4】耐火パッキンの無い管端シール装置と耐火パッ
キンの有る管端シール装置との耐火比較試験の結果を示
す図表である。
【符号の説明】
1 配管 1a 管端開口部 2 ボルト 4 ガスケット 7 端末ワッシャ 8 ナット 9 配管内周面 14 耐火パッキン16 水密保護キャップ 18 水密パッキン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−42290(JP,U) 実開 昭62−106095(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16L 55/10 F16J 15/10

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガスケット、端末ワッシャ及びナットを
    取り付けたボルトをガス管等の配管の管端開口部内に挿
    入することにより、前記ガスケットを配管内周面に対向
    させると共に、前記端末ワッシャを管端面に当てつけ、
    前記ボルトを回転操作して前記ナットにねじ込むことに
    より、前記ガスケットを押圧変形して配管内周面に圧接
    させるようにした管端シール装置において、 所定温度に加熱されたときに膨張する耐火パッキンを前
    記ボルトと配管内周面との間に介装しているとともに、 前記配管の管端側には、管端開口部より露出するボルト
    の先端部に内面が圧接される小径の頭部と前記配管の外
    周に遊嵌合する大径のキャップ本体とを有する水密保護
    キャップを設け、 この水密保護キャップの大径キャップ本体の開口縁部と
    配管の外周面との間に水密パッキンを介装している こと
    を特徴とする管端シール装置。
JP1993059893U 1993-11-08 1993-11-08 管端シール装置 Expired - Fee Related JP2584821Y2 (ja)

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JPH0729396U JPH0729396U (ja) 1995-06-02
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3691152B2 (ja) * 1996-02-28 2005-08-31 三洋電機株式会社 圧縮機におけるステータの固定方法
JP6578890B2 (ja) * 2015-11-05 2019-09-25 住友電気工業株式会社 気密継手および気密継手を用いた加熱処理方法

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JPS62106095U (ja) * 1985-12-23 1987-07-07

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