JP2004123007A - 自動車のドアシール構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ドアフレーム1のチャンネルの車内側側壁とドアフレームのインナパネルの先端とを接合したフランジ部15を設け、フランジ部15から車内側に膨出する張り出し部13とその先端の近傍に凹部14を設け、そのフランジ部から張り出し部13の凹部14までをカバー部材で覆い、カバー部材の先端は凹部14に収納された自動車のドアシール構造である。
そのため、車室内からドアフレームの張り出し部13が見えなくすることができるとともに、カバー部材の先端とオープニングウエザストリップの中空シール部42とが接触することが防止できるため、中空シール部の磨耗が防止でき、耐久性と美観が向上する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のドアフレームと車体のドア開口縁との間のシール構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドアフレームと車体のドア開口縁との間のシール構造は、ドアフレームの車内側に張り出し部を設けて、その張り出し部へ車体のドア開口縁に装着したオープニングウエザストリップのシール部を圧接させてシールする構造が一般にとられていた(例えば、特許文献1参照。)。
図6はかかる構造の、図4のA−A線に沿う位置でのフロントドア側の断面を示すもので、ドアフレーム1のアウタパネル11の内周側端部には断面略U字形のガラスラン保持部16が設けられ、ガラスラン保持部16にはガラスラン2が嵌着されており、ガラスラン2の相対向する車外側シールリップ24、車内側シールリップ25でドアガラス6の周縁をその両面から挟んでシールしている。ドアフレーム1のインナパネル12は、先端がアウタパネル11に設けられたガラスラン保持部16の車内側側壁17と接合溶接されてフランジ部15を形成している。
インナパネル12のフランジ部15から車内方向へ膨出して張り出す、張り出し部13が延設されている。
【0003】
フランジ部15には断面略U字形のトリム7が、その車外側の側面をガラスラン2の側面に重ねるようにして嵌着しており、車内側の側面には、張り出し部13をカバーするリップ71が設けられている。
一方、車内のドア開口縁には、車体のアウタパネル51とインナパネル52の端縁を接合溶接して形成したフランジ部53にオープニングウエザストリップ4が装着してある。オープニングウエザストリップ4は、フランジ部53を嵌挿したトリム部41と、トリム部41の車外側の側面から膨出する中空シール部42を備えている。そしてドア閉時、ドアフレーム1の張り出し部13がオープニングウエザストリップ4の中空シール部42に圧接して、車体のドア開口縁とドアフレーム1の間がシールされる。
【0004】
ところで上記のようなドアフレームまわりのシール構造においては、トリム7のリップ71とオープニングウエザストリップ4の中空シール部42との間を通して車室内からドアフレームのインナパネル12の張り出し部13の車室内側側面が露見される。ドア、例えばプレスドア等は車体と一体に塗装されるから、特に塗装色が白色系、黄色系など、トリム7やオープニングウエザストリップ4を構成するゴム等の黒色と反対色の場合は、ドアフレームまわりの色合いに違和感が生じ、車室の外観品質を悪くする。
【0005】
フランジ部15を嵌挿するトリム7のリップ71は、図6に示すように、先端がドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面に押付られるが、リップ71の長さを張り出し部13の車室内側側面の全幅を覆う長さにすると、ドアが閉じられるときや、ドア閉状態で車体が振動するとオープニングウエザストリップ4の中空シール部42と擦れ合い、一般にスポンジ材で形成されている中空シール部42が摩耗するので好ましくない(例えば、特許文献2参照。)。このためリップ71の長さは短く設定され、リップ71の先端とオープニングウエザストリップ4の間から張り出し部13の車室内側側面が車室内から露見されることとなる。
【0006】
また、ドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面を車室内から見えなくするために、図7に示すようにトリム7の外端からオープニングウエザストリップ4に向けて中空状のカバーリップ72を延設することも考えられるが、ドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面を覆うためには、中空状のカバーリップ72とオープニングウエザストリップ4の中空シール部42との隙間を少なくしなければならないため、組み付けバラツキ等により、中空状のカバーリップ72とオープニングウエザストリップ4の中空シール部42が接触する場合があった。
【0007】
【特許文献1】
実開平7−31442号公報 (第1−2頁、第1図)
【特許文献2】
特開平10−230740号公報 (第2−4頁、第5図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明は、ドアフレーム1にカバー部材を取付け、カバー部材により車室内からインナパネル12の張り出し部13が露見するのを防止し、かつオープニングウエザストリップ4の中空シール部42にカバー部材が接触することがないようにして、もってドアフレーム1まわりの車室外観の品質を向上せしめることを課題としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の本発明は、車体のドア開口縁とドアフレームとの間をシールするドアシール構造であって、ドアフレームは、内周はガラスラン保持部を設けてガラスランを保持せしめるとともに、ガラスラン保持部の車内側側壁から車内側に膨出する張り出し部を設け、ドア閉時に車体のドア開口縁に設けたオープニングウエザストリップの中空シール部に張り出し部が圧接するように、張り出し部に上記中空シール部と対向する圧接面を設けた自動車のドアシール構造において、
張り出し部の圧接面に近接した車室内側側面に凹部を設け、張り出し部の車室内側側面を覆うカバー部材を設けるとともに、カバー部材の一方の先端はガラスランの車内側側壁に連結され、カバー部材の他方の先端は、凹部に収納されているものである。
【0010】
請求項1の本発明では、ドアフレームの張り出し部の車室内側側面の圧接面の近傍に凹部を設け、カバー部材の他方の先端は凹部に収納したため、ドアフレームの張り出し部の車室内側側面をカバー部材で覆うことができ、車室から見たドアフレーム付近の外観が向上するとともに、カバー部材の先端が凹部に収納されるため、オープニングウエザストリップの中空シール部とカバー部材が接触することがないため、オープニングウエザストリップの中空シール部が磨耗されることがない。
【0011】
請求項2の本発明は、車体のドア開口縁とドアフレームとの間をシールするドアシール構造であって、ドアフレームには、内周にガラスラン保持部を設けてガラスランを保持せしめるとともに、ガラスラン保持部の車内側側壁から車内側に膨出する張り出し部を設け、ガラスラン保持部の車内側側壁と張り出し部の内周端部が接合したフランジ部を設け、ドア閉時に車体のドア開口縁に設けたオープニングウエザストリップの中空シール部に張り出し部が圧接するように、張り出し部に中空シール部と対向する圧接面を設けた自動車のドアシール構造において、
張り出し部の圧接面に近接した車室内側側面に凹部を設け、張り出し部の車室内側側面を覆うカバー部材を設けるとともに、カバー部材の一方の先端は、フランジ部を覆ってガラスランの車内側側壁に連結され、カバー部材の他方の先端は、凹部に収納されているものである。
【0012】
請求項2の本発明では、カバー部材の一方の先端は、フランジ部を覆ってガラスランの車内側側壁に連結され、カバー部材の他方の先端は、凹部に収納されているため、フランジ部が車内側から見えないため美観に優れるとともに、請求項1の発明と同様にドアフレームの張り出し部の車室内側側面をカバー部材で覆うことができ、車室から見たドアフレーム付近の外観が向上するとともに、カバー部材の先端が凹部に収納されるため、オープニングウエザストリップの中空シール部とカバー部材が接触することがないため、オープニングウエザストリップの中空シール部が磨耗されることがない。
【0013】
請求項3の本発明は、車体のドア開口縁とドアフレームとの間をシールするドアシール構造であって、ドアフレームには、内周はガラスラン保持部を設けてドアガラスの昇降を案内しドアガラスを保持するガラスランを保持せしめるとともに、外周にドア開口縁と当接してシールするドアウエザストリップを保持せしめ、ガラスラン保持部の車内側側壁から車内側に膨出する張り出し部を設け、ドア閉時に車体のドア開口縁に設けたオープニングウエザストリップの中空シール部に張り出し部が圧接するように、張り出し部に上記中空シール部と対向する圧接面を設けた自動車のドアシール構造において、
張り出し部の圧接面に近接した車室内側側面に凹部を設け、張り出し部の車室内側側面を覆うカバー部材を設けるとともに、カバー部材の一方の先端はガラスランの車内側側壁に連結され、カバー部材の他方の先端は、凹部に収納されているものである
【0014】
請求項3の本発明では、ドアフレームには、内周はガラスラン保持部を設けてドアガラスの昇降を案内しドアガラスを保持するガラスランを保持せしめるとともに、外周にドア開口縁と当接してシールするドアウエザストリップを保持せしめたため、ドアフレームの内周をガラスランによりシールして、ドアフレームの外周をドアウエザストリップでシールすることができるとともに、請求項1の発明と同様にドアフレームの張り出し部の車室内側側面をカバー部材で覆うことができ、車室から見たドアフレーム付近の外観が向上するとともに、カバー部材の先端が凹部に収納されるため、オープニングウエザストリップの中空シール部とカバー部材が接触することがないため、オープニングウエザストリップの中空シール部が磨耗されることがない。
【0015】
請求項4の本発明は、カバー部材は、ガラスランの車内側側壁の一部と一体に形成されたトリム部と、トリム部から車内側に一体に延設されたカバーリップから形成され、カバー部材の一方の先端であるトリム部は、ガラスランの車内側側壁に連結され、カバー部材の他方の先端であるカバーリップの先端は、凹部に収納されているものである。
【0016】
請求項4の本発明では、カバー部材がトリム部とカバーリップからなり、トリム部とカバーリップは、ガラスランと一体に形成されたため、ガラスランと同時に製造することができ、製造の時間が節減できるとともに、ガラスランと一体のためガラスランの取付けと同時にカバー部材の取付けをすることができ、自動車の組み立て時間を節減することができる。
また、カバー部材がガラスランと一体に形成されたため、ガラスランとトリム部、カバーリップが外観上連続的であり、一体感があるためデザイン的に好ましい。
【0017】
請求項5の本発明は、カバー部材のトリム部は、フランジ部の先端が嵌挿され、トリム部の車内側側面とガラスランの車内側側壁に当接して連結されているものである。
【0018】
請求項5の本発明では、カバー部材のトリム部は、フランジ部の先端が嵌挿されているため、フランジ部にカバー部材が確実に保持されることができる。トリム部の車内側側面とガラスランの車内側側壁に当接して連結されているため、カバー部材によりガラスランがガラスラン保持部に確実に保持されることができる。
【0019】
請求項6の本発明は、カバー部材は、ガラスランとは別体に形成されたドアフレームガーニッシュであって、ドアフレームガーニッシュの一方の先端は、ガラスランの車内側側壁に当接して連結され、ドアフレームガーニッシュの他方の先端は、凹部に収納されているものである。
【0020】
請求項6の本発明では、ガラスランとは別体に形成されたドアフレームガーニッシュとしたため、ドアフレームガーニッシュを構成する材料選択の自由度が増し、合成樹脂を用いた場合には、デザイン的に好ましい色彩を自由に選択することができるとともに、形状も単純化されるため製造も容易となる。
ドアフレームガーニッシュの幅方向の先端に、ガラスラン保持部の車内側側壁が嵌挿される係止部を設けたため、ドアフレームガーニッシュを取付けることができる。
【0021】
請求項7の本発明は、ドアフレームガーニッシュの一方の先端には、フランジ部の先端が嵌挿される係止部を有し、係止部にフランジ部の先端が嵌挿され、ドアフレームガーニッシュの他方の先端は、凹部に収納されているものである。
【0022】
請求項7の本発明では、ドアフレームガーニッシュは、フランジ部の先端が嵌挿されているため、フランジ部にドアフレームガーニッシュが確実に保持されることができる。
【0023】
請求項8の本発明は、張り出し部には、圧接面に近接した一部とガラスランの車内側側壁に近接した一部にそれぞれ凹部を設け、ドアフレームガーニッシュの一方の先端をガラスラン側の凹部に収納させるとともに、ガラスランの車内側側壁に当接させて連結させ、ドアフレームガーニッシュの他方の先端を圧接面側の凹部に収納させ、ドアフレームガーニッシュを両面接着テープによって張り出し部に取付けたものである。
【0024】
請求項8の本発明では、ドアフレームガーニッシュを両面接着テープによって張り出し部に取付けたため、ドアフレームガーニッシュの取付けを容易にすることができる。さらに、張り出し部には、圧接面に近接した一部とガラスランの車内側側壁に近接した一部にそれぞれ凹部を設け、ドアフレームガーニッシュの両方の先端をそれぞれの凹部に収納することができるため、ドアフレームガーニッシュの両方の先端がガラスランとオープニングウエザストリップに接触することがない。
【0025】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1ないし図4に基づき説明する。
図5は、本発明が使用される自動車のドア開口縁を示す自動車の一部側面図である。図1は、本発明の実施の形態を示す図5のA−A線に沿った断面図のフロントドア側の図であり、図2、図3と図4は同様の他の実施の形態を示す図である。
【0026】
まず図1の第1の実施の形態について説明する。
図1において、ドアフレーム1は車外側のパネル部を構成するアウタパネル11と車内側のパネル部を構成するインナパネル12からなる。
アウタパネル11の内周端部には断面略U字形のガラスラン保持部16が設けられ、ガラスラン保持部16にはガラスラン2が嵌着されている。ガラスラン2は、断面略U字形をなし、車外側側壁21、車内側側壁22と底壁23からなり、車外側側壁21の先端からは車外側シールリップ24が断面略U字形の内部に向かい延設され、車内側側壁22からは車内側シールリップ25が同様に断面略U字形の内部に向かい延設されている。ドアガラス6が昇降するときに、ガラスラン2の相対向する車外側シールリップ24、車内側シールリップ25でドアガラス6の周縁をその両面から挟んでシールしている。
ガラスラン保持部16は、図1に示すように断面コ字状のチャンネルを形成してもよいが、ガラスラン2の車外側側壁21と車内側側壁22をそれぞれアウタパネル11とインナパネル12の端部で保持して、ガラスラン2の底壁23が当接する部分を省略してもよい。
【0027】
アウタパネル11の内周端部に設けられた断面略U字形のガラスラン保持部16の車内側側壁17には、インナパネル12の先端が接合され、溶接されフランジ部15を構成している。
インナパネル12は、接合溶接されたインナパネル12のフランジ部15から車内方向に張り出した、開口部が若干開いた形状の断面略コ字状の張り出し部13が設けられている。この張り出し部13は、車室内から見ることができる車室内側側面18と先端が略平坦な形状の圧接面19、車室内側側面18の反対の側面からなり、その圧接面19に後述するオープニングウエザストリップ4の中空シール部42が圧接する。
【0028】
インナパネル12の張り出し部13の圧接面19近傍において、張り出し部13の車室内側側面18に凹部14が設けられる。すなわち、凹部14は、車室内側側面18において圧接面19から若干フランジ部15側の部分に設けられている。
フランジ部15から凹部14にかけてドアフレームガーニッシュ3が装着される。ドアフレームガーニッシュ3はドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面18をカバーするためドアフレーム1に沿った長尺状の形状をなしているが、その断面形状は、一端がドアフレーム1のフランジ部15の先端に係止される係止部31と、係止部31から延設されてドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面18をカバーする本体部33と、本体部33から延設されて他端を形成する先端部32からなる。
ドアフレームガーニッシュ3の先端部32は、ドアフレーム1の張り出し部13に設けられた凹部14に収納される。
【0029】
このため、ドアフレームガーニッシュ3によりドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面18をカバーして、車室内からドアフレーム1が見えなくすることができる。
ドアフレームガーニッシュ3は、ガラスラン2とは別体であり、使用する材料の選択の自由度が大きく、例えば合成樹脂で製造することができる。また、ガラスラン2とは別に製造することができるため、製造工程がシンプルであり、製造が容易である。この製造は例えば射出成形、押出成形により行うことができる。このとき、合成樹脂製のため自動車の車内のデザインに適合した色彩を自由に選択することができる。
【0030】
自動車の車体のドア開口縁には、車体のアウタパネル51と車体のインナパネル52の端縁を接合溶接して形成した車体のフランジ部53に、オープニングウエザストリップ4が装着してある。オープニングウエザストリップ4は、断面略U字状のトリム部41と、トリム部41の車外側の側面から膨出する中空シール部42を備えている。トリム部41は、車体のフランジ部53に嵌合され、オープニングウエザストリップ4を保持する。そしてドア閉時、ドアフレーム1の張り出し部13の圧接面19がオープニングウエザストリップ4の中空シール部42に圧接して、車体のドア開口縁とドアフレーム1の間がシールされる。
【0031】
このときオープニングウエザストリップ4の中空シール部42は、ドアフレームガーニッシュ3の先端部32が、ドアフレーム1の張り出し部13の凹部14に収納されているため、先端部32が中空シール部42と当接することがない。
このため、ドア閉時の衝撃や自動車走行時の振動等で中空シール部42が先端部32により擦られて磨耗したりすることがない。
たとえオープニングウエザストリップ4の中空シール部42がドアフレームガーニッシュ3と接触しても、ドアフレームガーニッシュ3の先端ではなく、先端から離れた曲面状の部分に当接するため磨耗は、はるかに少ない。
また、ドアフレームガーニッシュ3は、張り出し部13の車室内側側面18のみをカバーするため、張り出し部13全体を覆うものよりも取付けが容易で、軽く、コストを低く製造することができる。
【0032】
図2は、本発明の第2の実施の形態である。図1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
図2において、ドアフレーム1は車外側のパネル部を構成するアウタパネル11と車内側のパネル部を構成するインナパネル12からなる。アウタパネル11は、ガラスラン8を収容するため内周端部が折り曲げられて、底壁と車内側側壁からなる凹状のガラスラン保持部16を有している。
【0033】
アウタパネル11のガラスラン保持部16の車内側側壁17には、インナパネル12の先端が接合され、溶接されフランジ部15を構成している。アウタパネル11のガラスラン保持部16は、第2の実施の形態ではガラスラン保持部16の車外側側壁に該当する部分がなく断面略L字状をなしているが、後述のとおりガラスラン8の芯金86によりガラスラン8を保持することができる。
インナパネル12は、接合溶接されたインナパネル12の先端から車内方向に張り出した、開口部が若干開いた断面略コ字状の張り出し部13が設けられている。この張り出し部13は、先端が略平坦な形状の圧接面19をなし、後述するオープニングウエザストリップ4の中空シール部42が当接する。
【0034】
インナパネル12の張り出し部13の圧接面19近傍において、張り出し部13の車室内側側面18に凹部14が設けられる。すなわち、凹部14は、車室内側側面18において圧接面19から若干フランジ部15側の部分に設けられている。
ガラスラン8は、車外側側壁81、底壁83と車内側側壁82からなる断面略U字状の形状をなすドアガラス6を収納する部分と、フランジ部15に嵌挿されるトリム部87、ドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面18をカバーするカバーリップ88からなる。
トリム部87は、断面略U字状をなし、車内側側壁82の先端に一体に形成され、車内側側壁82の先端とトリム部87の車外側側壁は共通である。
車内側側壁82、車内側シールリップ85、トリム部87とカバーリップ88は一体に成形されるので、車室内側からみて連続性があり一体感があるためデザイン的にも好ましい。
【0035】
ガラスラン8は、車外側側壁81、底壁83、車内側側壁82とトリム部87の内部に芯金86が埋設され、ガラスラン8の形状が保持される。
ガラスラン8のトリム部87がフランジ部15に嵌挿されると、ガラスラン8はドアフレーム1に固定され、車外側側壁81は、ドアフレーム1の外面と同一平面を構成する。このとき、芯金86が埋設されているので、ドアフレーム1のガラスラン保持部16に車外側の側壁がなくてもガラスラン8の形状は保持されドアガラス6を保持できる。
【0036】
ガラスラン8の車外側側壁81から車外側シールリップ84が断面略U字状の内部に向かって延設され、車内側側壁82から車内側シールリップ85が断面略U字状の内部に向かって延設される。ドアガラス6が昇降するときにドアガラス6の周縁を車外側シールリップ84と車内側シールリップ85が挟持してシールする。
このときトリム部87にも芯金86が埋設されているため、フランジ部15を強固に挟持するためドアガラス6が確実に保持される。
【0037】
断面略U字状のトリム部87の車内側側壁から一体にカバーリップ88がドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面18をカバーするように延設されている。カバーリップ88の先端のカバーリップ先端部88bは、ドアフレーム1の張り出し部13の凹部14に収納されている。
このため、ドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面18を車室内から見られなくすることができるとともに、ドア閉時の衝撃や自動車走行時の振動等でオープニングウエザストリップ4の中空シール部42がカバーリップ先端部88bと接触することがなく、擦られて磨耗したり傷ついたりすることがない。
図1の実施の形態と同様に、たとえオープニングウエザストリップ4の中空シール部42とガラスラン8のカバーリップ88と接触しても、カバーリップ先端部88bではなく、カバーリップ88の先端から離れた曲面状の部分に当接するため磨耗ははるかに少ない。
【0038】
ガラスラン8は、押出成形により製造され、芯金86をインサートとして、車外側側壁81、車内側側壁82、底壁83、トリム部87、カバーリップ88を同時に押出する。押出の後、ゴムの場合は、高周波加硫槽、加熱空気加硫槽等の通常の方法で加硫する。加硫した後は、所定の寸法に切断されて、必要な場合は他の部品と接続されて、製品となる。
ガラスラン8を製造するときに使用する材料は、ゴム、熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂等を使用することができる。
トリム部87とカバーリップ88は、車外側側壁81、車内側側壁82と底壁83とは別の材料を使用することも可能であり、この場合は、2色押出成形を使用することができる。また、トリム部87とカバーリップ88の表面に装飾用のカラー材料を薄く押出すこともできる。
【0039】
図3は、本発明の第3の実施の形態である。図1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
図3において、ドアフレーム1はガラスラン2を装着するガラスラン保持部16と車内側のパネル部を構成するインナパネル12からなる。ガラスラン2は、車外側側壁21、車内側側壁22と底壁23からなる。ガラスラン保持部16は断面略W字状に形成され、ガラスラン2の底壁23と車内側側壁22を保持している。ガラスラン2の車外側側壁21はドアフレーム1の車外側端面の後述するフランジ部15bに取付けられたドアモール11bにより保持されている。ガラスラン2の車外側側壁21の先端からは車外側シールリップ24が底壁23に向かい延設されている。
【0040】
ガラスラン2の車内側側壁22はドアフレーム1のガラスラン保持部16の断面略W字状に形成された底の部分に沿って大きく下方に延設され後述するフランジ部15に取付けられたドアフレームガ−ニッシュ35のトリム部36に当接する。ガラスラン2の車内側側壁22からは車内側シールリップ25がガラスラン2の底壁23に向かい延設されている。ドアガラス6が昇降するときに、ガラスラン2の相対向する車外側シールリップ24、車内側シールリップ25でドアガラス6の周縁をその両面から挟んでシールしている。
【0041】
ガラスラン保持部16の両端部とインナパネル12の両端部は接合されてフランジ部を形成し、上方のフランジ部15bはドアモール11bを取付けて、ガラスラン2とドアウエザストリップ65を保持する。
インナパネル12は、上方のフランジ部15bと下方のフランジ部15から車内方向に張り出した張り出し部13が設けられている。この張り出し部13は、フランジ部15から張り出した車室内から見ることができる車室内側側面18と、先端が略平坦な形状の圧接面19、フランジ部15bから張り出した車室内側側面18の反対の側面からなり、その圧接面19にオープニングウエザストリップ4の中空シール部42が圧接する。
【0042】
インナパネル12の張り出し部13の圧接面19近傍において、張り出し部13の車室内側側面18に凹部14が設けられる。すなわち、凹部14は、車室内側側面18において圧接面19から若干フランジ部15側の部分に設けられている。
フランジ部15から凹部14にかけてドアフレームガーニッシュ35が装着される。ドアフレームガーニッシュ35はドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面18をカバーするためドアフレーム1に沿った長尺状の形状をなしているが、その断面形状は、ドアフレーム1のフランジ部15に挿入される断面略U字状のトリム部36と、トリム部36から延設されてドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面18をカバーするカバーリップ37からなる。
ドアフレームガーニッシュ35のカバーリップ37の先端部は、ドアフレーム1の張り出し部13に設けられた凹部14に収納される。
【0043】
このため、ドアフレームガーニッシュ35によりドアフレーム1の張り出し部13の車室内側側面18をカバーして、車室内からドアフレーム1が見えなくすることができるとともにドアフレーム1のフランジ部15に挿入されるトリム部36により強固にドアフレーム1に取り付けられる。
ドアフレームガーニッシュ35は、ガラスラン2とは別体であり、使用する材料の選択の自由度が大きく、例えば合成樹脂で製造することができる。また、ガラスラン2とは別に製造することができるため、製造工程がシンプルであり、製造が容易である。この製造は例えば射出成形、押出成形により行うことができる。このとき、合成樹脂製のため自動車の車内のデザインに適合した色彩を自由に選択することができる。
【0044】
第3の実施の形態においても第1の実施の形態と同様にこのときオープニングウエザストリップ4の中空シール部42は、ドアフレームガーニッシュ35の先端部が、ドアフレーム1の張り出し部13の凹部14に収納されているため、先端部が中空シール部42と当接することがない。
【0045】
図4は、本発明の第4の実施の形態である。図1の実施の形態と異なる部分を中心に説明する。
図4において、ドアフレーム1はロールフォーミングにより1枚の板金を折り曲げて形成されている。ドアフレーム1の内周にガラスラン2を取付けるガラスラン保持部16が形成されるとともに、外周にドアウエザストリップ65を取付けるサッシュ部が形成されている。
ガラスラン保持部16の車内側には、ガラスラン保持部16の車内側側壁17に連続して張り出し部13が形成されている。
【0046】
ガラスラン保持部16に取付けられたガラスラン2は、第1の実施の形態と同様にドアガラス6をシールする。
張り出し部13は、車室内から見ることができる車室内側側面18と先端が略平坦な形状の圧接面19、車室内側側面18の反対の側面からなり、その圧接面にオープニングウエザストリップ4の中空シール部42が圧接する。
【0047】
張り出し部13の車室内側側面18において圧接面19近傍およびガラスラン保持部16の車内側側壁17近傍に、それぞれ凹部14、14が設けられる。すなわち、凹部14は、車室内側側面18において両方の端部に設けられている。
張り出し部13の車室内側側面18にドアフレームガ−ニッシュ38が両面接着テープ39dにより取付けられている。ドアフレームガ−ニッシュ38の裏面に両面接着テープ39dを取付けて、さらにその両面接着テープ39dを張り出し部13の車室内側側面18に取付ける。
ドアフレームガ−ニッシュ38の断面方向の両方の先端部39b、39cは断面が下方に折れ曲がっているため、張り出し部13の車室内側側面18に取付けたときに、先端部39b、39cはそれぞれ凹部14、14に収納される。
このため、ドアフレームガ−ニッシュ38の両方の先端部39b、39cは、オープニングウエザストリップ3の中空シール部42と当接して磨耗することがなく、ガラスラン2の車内側側壁22と当接して磨耗することがない。また、ドアフレーム1の張り出し部13の車内側側面18の一端の凹部14から他端の凹部14までドアフレームガ−ニッシュ38でカバーすることができるため車室内からドアフレーム1の張り出し部13を見えなくすることができ、見栄えがよい。
さらに、両面接着テープ39dにより取付けるため、取付け作業が容易である。
【0048】
【発明の効果】
本発明によれば、ドアフレームの張り出し部をカバー部材でカバーしたため、車室内からドアフレームの張り出し部が見えなくすることができ車室内のドアフレームまわりの外観品質を向上させるとともに、カバー部材の先端とオープニングウエザストリップの中空シール部とが接触することが防止できるため、中空シール部の磨耗が防止でき、耐久性と美観が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドアシール構造の第1の実施の形態を示すものであり、図5のA−A線に沿ったフロントドア側の断面図である。
【図2】本発明のドアシール構造の第2の実施の形態を示すものであり、図5のA−A線に沿ったフロントドア側の断面図である。
【図3】本発明のドアシール構造の第3の実施の形態を示すものであり、図5のA−A線に沿ったフロントドア側の断面図である。
【図4】本発明のドアシール構造の第4の実施の形態を示すものであり、図5のA−A線に沿ったフロントドア側の断面図である。
【図5】自動車の一部側面図である。
【図6】従来のドアシール構造の図5のA−A線に沿ったフロントドア側の断面図である。
【図7】従来の他のドアシール構造の図5のA−A線に沿ったフロントドア側の断面図である。
【符号の説明】
1 ドアフレーム
12 インナパネル
13 張り出し部
14 凹部
15 フランジ部
2、8 ガラスラン
3、35、38 ドアフレームガーニッシュ
32 先端部
39d 両面接着テープ
4 オープニングウエザストリップ
42 中空シール部
5 車体パネル
88 カバーリップ
88b カバーリップ先端部
Claims (8)
- 車体のドア開口縁とドアフレームとの間をシールするドアシール構造であって、
上記ドアフレームには、内周にガラスラン保持部を設けてガラスランを保持せしめるとともに、上記ガラスラン保持部の車内側側壁から車内側に膨出する張り出し部を設け、
ドア閉時に、車体のドア開口縁に設けたオープニングウエザストリップの中空シール部に上記張り出し部が圧接するように、上記張り出し部に上記中空シール部と対向する圧接面を設けた自動車のドアシール構造において、
上記張り出し部の圧接面に近接した車室内側側面に凹部を設け、
上記張り出し部の車室内側側面を覆うカバー部材を設けるとともに、該カバー部材の一方の先端は上記ガラスランの車内側側壁に連結され、上記カバー部材の他方の先端は、上記凹部に収納されていることを特徴とする自動車のドアシール構造。 - 車体のドア開口縁とドアフレームとの間をシールするドアシール構造であって、
上記ドアフレームには、内周にガラスラン保持部を設けてガラスランを保持せしめるとともに、上記ガラスラン保持部の車内側側壁から車内側に膨出する張り出し部を設け、上記ガラスラン保持部の車内側側壁と上記張り出し部の内周端部が接合したフランジ部を設け、
ドア閉時に車体のドア開口縁に設けたオープニングウエザストリップの中空シール部に上記張り出し部が圧接するように、上記張り出し部に上記中空シール部と対向する圧接面を設けた自動車のドアシール構造において、
上記張り出し部の圧接面に近接した車室内側側面に凹部を設け、
上記張り出し部の車室内側側面を覆うカバー部材を設けるとともに、該カバー部材の一方の先端は、上記フランジ部を覆って上記ガラスランの車内側側壁に連結され、上記カバー部材の他方の先端は、上記凹部に収納されていることを特徴とする自動車のドアシール構造。 - 車体のドア開口縁とドアフレームとの間をシールするドアシール構造であって、
上記ドアフレームには、内周にガラスラン保持部を設けてドアガラスの昇降を案内しドアガラスを保持するガラスランを保持せしめるとともに、外周に上記ドア開口縁と当接してシールするドアウエザストリップを保持せしめ、上記ガラスラン保持部の車内側側壁から車内側に膨出する張り出し部を設け、
ドア閉時に上記車体のドア開口縁に設けたオープニングウエザストリップの中空シール部に上記張り出し部が圧接するように、上記張り出し部に上記中空シール部と対向する圧接面を設けた自動車のドアシール構造において、
上記張り出し部の圧接面に近接した車室内側側面に凹部を設け、
上記張り出し部の車室内側側面を覆うカバー部材を設けるとともに、該カバー部材の一方の先端は上記ガラスランの車内側側壁に連結され、上記カバー部材の他方の先端は、上記凹部に収納されていることを特徴とする自動車のドアシール構造。 - 上記カバー部材は、上記ガラスランの車内側側壁の一部と一体に形成されたトリム部と、該トリム部から車内側に一体に延設されたカバーリップから形成され、
上記カバー部材の一方の先端である上記トリム部は、ガラスランの車内側側壁に連結され、上記カバー部材の他方の先端であるカバーリップの先端は、上記凹部に収納されている請求項1、2または3記載の自動車のドアシール構造。 - 上記カバー部材のトリム部は、上記フランジ部の先端が嵌挿され、該トリム部の車外側側面は上記ガラスランの車内側側壁に当接して連結されている請求項2または4記載の自動車のドアシール構造。
- 上記カバー部材は、上記ガラスランとは別体に形成されたドアフレームガーニッシュであって、該ドアフレームガーニッシュの一方の先端は、ガラスランの車内側側壁に当接して連結され、上記ドアフレームガーニッシュの他方の先端は、上記凹部に収納されている請求項1、2または3記載の自動車のドアシール構造。
- 上記ドアフレームガーニッシュの一方の先端には、上記フランジ部の先端が嵌挿される係止部を有し、該係止部に上記フランジ部の先端が嵌挿され、上記ドアフレームガーニッシュの他方の先端は、上記凹部に収納されている請求項6記載の自動車のドアシール構造。
- 上記張り出し部には、上記圧接面に近接した一部と上記ガラスランの車内側側壁に近接した一部にそれぞれ凹部を設け、上記ドアフレームガーニッシュの一方の先端を上記ガラスラン側の凹部に収納させるとともに、上記ガラスランの車内側側壁に当接させて連結させ、上記ドアフレームガーニッシュの他方の先端を上記圧接面側の凹部に収納させ、上記ドアフレームガーニッシュを両面接着テープによって上記張り出し部に取付けた請求項6記載の自動車のドアシール構造。
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