JP2004116442A - 防振プレート、遮熱板の防振支持構造 - Google Patents

防振プレート、遮熱板の防振支持構造 Download PDF

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Abstract

【課題】遮熱板の締結ボルトの振動の影響、特にボルトの軸径方向における振動の影響を軽減することを可能とする遮熱板の防振支持構造を提供する。
【解決手段】内燃機関の排気管(11)に遮熱板(12)を支持する遮熱板の防振支持構造において、挿通孔(17)を形成した防振プレート(16)と、防振プレートを取り付けた遮熱板(12)と、防振プレートの挿通孔に挿通して遮熱板を遊動可能に排気管に取り付ける取付ネジ(13)と、を備え、防振プレートは中空部分を有する中空プレート(16)の内周側に配置されて挿通孔の外縁を形成する複数の弾性体(16a〜16d)を含み、各弾性体は少なくとも挿通孔(17)の孔径方向に弾性力を発生する。
【選択図】  図1

Description

【発明の属する技術分野】
本発明は、径方向への振動を吸収する防振プレート及びこの防振プレートを使用したエンジン排気系の遮熱板の取付構造に関する。
【従来の技術】
エンジンの燃焼ガスの出口となる排気マニホルドは高温になる。この熱のエンジン周囲の機器への影響を防止するために、遮熱板(ヒートインシュレータ)を取り付けている。遮熱板は、高温、熱による膨張や収縮、エンジンの振動等にさらされるため、遮熱板の取り付けには種々の工夫がなされている。
例えば、実開昭57−171116号公報(特許文献1)は、取付ボルトに嵌挿される圧縮バネにより排気マニホルドに対して遮熱板を浮動状態とする遮熱板の取付構造を開示している。実開平2−119923号公報(特許文献2)は、遮熱板の両面にそれぞれ配置した1対の皿バネの周縁を重ね合わせてボルトで締結し、遮熱板の振動を減衰する遮熱板の取付構造を開示している。また、特開平11−50842号公報(特許文献3)は、遮熱板と両端にフランジを有するカラーのとの間にメタルメッシュ、ウェーブワッシャを介在させて座付きボルトにて締結することにより、遮熱板の熱による伸縮を吸収する取付構造を開示している。
【特許文献1】
実開昭57−171116号公報
【特許文献2】
実開平2−119923号公報
【特許文献3】
特開平11−50842号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した遮熱板の取付構造では、排気マニホルドに遮熱板を取り付ける締結ボルトの軸方向の振動については遮熱板への振動の伝搬は軽減されるものの、締結ボルトの径方向における振動についてまでは特に考慮されていない。このため、製造誤差や熱による変形等によって遮熱板の取付孔と排気マニホルドの締結孔とがずれてしまい、遮熱板に固定されているワッシャとカラーとが締結ボルトの径方向において接触し、排気マニホルドの振動が締結ボルトから遮熱板に直接伝搬して放射音が増大したり、いわゆるビビリ音(異音)が発生することが考えられる。
よって、本発明は遮熱板の締結ボルトの振動の影響、特に締結ボルトの軸径方向における振動の遮熱板への影響を軽減することを可能とする防振プレートを提供することを目的とする。
また、本発明は遮熱板の締結ボルトの振動の影響、特に締結ボルトの軸径方向における振動の遮熱板への影響を軽減することを可能とする遮熱板の防振支持構造を提供することを目的とする。
【課題を解決する手段】
上記目的を達成するため本発明の防振プレートは、第1及び第2の部材相互間の振動の伝搬を抑制する防振プレートにおいて、上記第1の部材が存在すべき偏倚可能な挿通孔と上記第2の部材に接続されるべき外周とを有する環状部材と、上記環状部材の内周側に配置されて上記挿通孔の外縁を形成する複数の弾性体と、を含み、各弾性体は少なくとも上記挿通孔の孔径方向に弾性力を発生する。
かかる構成とすることによって、第1の部材が振動すると挿通孔の外縁を実質的に形成する弾性体が揺動して第1の部材の振動を吸収し、第1の部材から第2の部材への振動の伝搬を軽減することが可能となる。
好ましくは、各弾性体が上記挿通孔内の第1の部材の偏倚に対応する弾性力を発生し、上記挿通孔を上記環状部材の所定位置に保つように作用する。それにより、第1の部材が振動して挿通孔を偏倚させてもこれを元の位置に戻し、部材相互の干渉などを回避することが可能となる。
好ましくは、上記弾性体は、更に、上記環状部材の中心軸方向にも弾性力を発生する。それにより、例えば、締結ボルト(第1の部材)の軸径方向のみならず、軸方向の振動についてもこの伝搬を抑制することが可能となる。
好ましくは、上記複数の弾性体が上記挿通孔の孔中心に対して対称的になるように配置される。それにより、振動の減衰特性を孔径の各方向において同様になるように設定することが可能となる。
好ましくは、上記複数の弾性体が上記環状部材と一体的に形成される。それにより、防振プレートを安価に得ることが可能となる。
好ましくは、上記弾性体は長手の板状体、線状部材、環状部材を含む。それにより、比較的簡単な構成で弾性体を得ることが可能となる。
好ましくは、上記弾性体は、上記環状部材の一面から上記環状部材の中心軸方向に偏倚している。それにより、挿通孔の中心軸方向における振動の吸収が可能となる。
好ましくは、上記環状部材はワイヤーメッシュを含む。それにより、防振プレートを安価に得ることが可能となる。
好ましくは、上記第1の部材は上記挿通孔に相対的に遊動可能に挿通される。それにより、第1の部材と防振プレート間の所要の位置精度を緩和する。また、第1の部材(震動源)と防振プレートとの接触を可及的に回避して小振動の伝搬を防止する。
本発明の遮熱板の防振支持構造は、内燃機関の排気管に遮熱板を支持する遮熱板の防振支持構造において、挿通孔を形成した防振プレートと、上記防振プレートを取り付けた遮熱板と、上記防振プレートの挿通孔に挿通して上記遮熱板を遊動可能に上記排気管に取り付ける取付ネジと、を備え、上記防振プレートは中空部分を有する中空プレートの内周側に配置されて上記挿通孔の外縁を形成する複数の弾性体を含み、各弾性体は少なくとも上記挿通孔の孔径方向に弾性力を発生する。
かかる構成とすることによって、遮熱板の締結具の軸径方向における排気管からの振動の遮熱板への伝搬を減少させることが可能となる。
好ましくは、各弾性体が上記取付ネジの振動に伴って揺動することによって上記取付ネジからその径方向に伝搬する振動を吸収する。
好ましくは、上記弾性体は、更に、上記取付ネジの軸方向にも弾性力を発生するように形成され、それにより、上記取付ネジからその軸方向に伝搬する振動をも吸収する。
好ましくは、上記防振プレートは略環状の弾性板体によって形成され、上記弾性体はこの弾性板体の一部によって形成される。それにより、ワッシャと同様に打抜き等によって環状体を製造することも可能となり、組み立ても容易である。
好ましくは、上記防振プレートはワイヤーメッシュ構造体によって形成され、各弾性体はメッシュを形成する単位のワイヤによって形成される。それにより、安価に防振プレートを形成することが可能となる。
好ましくは、上記防振プレートは、上記挿通孔を囲むように配置された複数の環状弾性体を含み、各環状弾性体は少なくとも該挿通孔の孔径方向に弾性力を発生する。それにより、挿通孔の径方向に伝搬する振動を環状弾性体によって吸収することが可能となる。
好ましくは、上記防振プレートは、上記複数の弾性体を上記挿通孔の中心に対して対称的に配置する。それにより、挿通孔の径方向に伝搬する振動の吸収特性を各径方向において等しくすることが可能となる。
好ましくは、上記取付ネジは、両端にフランジが形成されたカラーを介して上記防振プレートを挿通することによって上記遮熱板を上記排気管から離間させる。それにより、取付ネジ(例えば、締結ボルト)による締め付け量を一定に制限すると共に、遮熱板を排気管から一定の距離に離間させる。
好ましくは、上記挿通孔と上記カラーとの間には隙間が設けられる。予め一定の遊び(隙間)を設けることによって排気管の締結具取付位置(ボス孔等)と遮熱板の取付部位置とのずれによる取付不良や部材間の熱膨張率の差異による破損を回避する。また、カラーと挿通孔の外縁を形成する弾性体との接触を回避し、小振動による振動の伝搬を防止する。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図6は、エンジンの排気系の一部である排気マニホルドに設けられる遮熱板(ヒートインシュレータ)を説明する斜視図である。
排気マニホルド11は排気管の一種であり、図示しないエンジンのシリンダヘッドの側面に取り付けられ、各シリンダから排出される排気ガスを枝管で集めて三元触媒に導く。三元触媒で浄化された排気ガスは、図示しないサブマフラ、メインマフラ等へと導かれる。排気マニホルド11には高温ガスが排出されるので、耐熱性、耐食性に優れた材料、例えば、ステンレスが使用される。排気マニホルド11からの熱輻射がこの近傍の機器に影響を与えないように、排気マニホルド11に遮熱板12を取り付けている。取付けは、概略、締結具としてのボルト(ネジ)13を遮熱板12の取付部10に挿通し、排気マニホルド11に設けられたボス孔14に締結することによって行われる。
図1は、排気マニホルド11と遮熱板12との取付部分を説明するものであり、同図(a)は、取付部分の断面図、同図(b)は図(a)に示されるA−A方向における防振プレート16の断面図を示している。
図1(a)に示されるように、遮熱板12の取付部10には取付孔が形成されている。この取付孔の縁に断面略S字状の環状のグロメット15が取り付けられ、更に、このグロメット15の内周側に防振プレート16が取り付けられている。このようにして遮熱板12に固定される防振プレート16は、防振プレート16の中央部に形成された挿通孔17内に配置された筒状のカラー18を介してボルト13によって排気マニホルド11の台座部19に形成されたボス孔14に取り付けられる。挿通孔17による中空の防振プレート16とカラー18との間には遊びが設けられ、遮熱板12及び防振プレート16はカラー18(あるいはボルト13)に対して遊動可能である。カラー18はその両端部にそれぞれ形成されたフランジ18a及び18bによってボルト13のボス孔14への締め込み量を制限する。また、このフランジ18a及び18bによって防振プレート16のボルト軸方向における移動範囲を制限して、遮熱板12を排気マニホルド11から浮動状態とし、一定の距離に保っている。
カラー18は、例えば、図3に示すように、上下2つの部材を組み合わせて構成することができ、防振プレート16を挿通するフランジ付きカラー18を実現できる。
防振プレート16は、例えば、図1(b)に示すように内部に挿通孔17が形成された中空の円板あるいは環状体である。尤も、外周は多角形でもよく、円板に限定されるものではない。防振プレート16は弾力性を有する薄い板体であり、好ましくは金属板であるが、耐熱プラスチックを使用することも可能である。防振プレート16は、その中央部に挿通孔17を形成しているために、外周側は環状部分となっている。該環状部の内周側には、この内周側を一周するように複数の弾性体16a〜16dが形成されている。各弾性体は、例えば、環状部からカラー18の側方に延在する、あるいは環状部の内周に沿って延在する、長手の板状体であり、これを孔17の中心周りに複数配置することによって、カラー18を弾性体で取り囲む。従って、弾性体16a〜16dの外縁が挿通孔17の孔形状を実質的に決定している。別言すれば、カラー18によって弾性体が押されて挿通孔17が偏倚あるいは変形すると押圧された弾性体が弾性力を発生して挿通孔17を元の位置あるいは元の形に戻すように作用する。
各弾性体16a〜16dは、カラー18(あるいはボルト13)の軸心と防振プレート16の挿通孔中心との径方向における相対的な偏倚(ずれ)量に対応した弾性力を発生する。このような偏倚は排気マニホルドの振動(エンジン振動)によって生じ得る。カラー18がエンジン振動によって変動しても所定範囲内の変動であれば、弾性体16a〜16d部分が揺動して振動を吸収し、環状部が取り付けられた遮熱板への振動の伝搬を抑制(軽減)する。
また、上述のように、防振プレート16の挿通孔17は、カラー18との間に適当な遊びが生ずるように孔形状を形成している。それにより、遮熱板12の取付部10とボス孔14とのずれによる取付困難や、カラー18と防振プレート16の過干渉を回避している。
このような環状部と複数の弾性体を有する防振プレート16は、一枚の薄板を打抜くことによって、あるいは更に適宜に熱処理を加えて得ることが可能である。各弾性体は後述のように種々の形状のものを適宜に使用することができる。
上述した第1の実施例によれば、遮熱板12の取付孔17と排気マニホルド11のボス孔14との位置がずれた場合、カラー18と防振プレート16はボルト13の半径方向で接触する。その場合でも、防振プレート16の半径方向の剛性が非常に低いため、排気マニホルド11の振動は遮熱板12にあまり伝わらず、遮熱板12からの放射音の悪化は抑制される。
図2は、本発明の第2の実施例を示している。図2(a)は、排気マニホルド11と遮熱板12との取付部分の断面図、同図(b)は図(a)に示されるA−A方向における防振プレート16の断面図、同図(c)は、図(b)の防振プレート16のB−B方向における断面図、同図(d)は、図(b)の防振プレート16のC−C方向における断面図を示している。各同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この第2の実施例では、防振プレート16の内周側に形成された複数の弾性体に防振プレート16の径方向のみならずその軸方向においても防振効果を発揮させる。このため、この実施例では、防振プレート16の中心軸(あるいはボルト13の軸)方向に、図2(b)乃至同図(d)に弾性体16a’〜16d’として示すように、各弾性体を軸方向に偏倚させる曲げ加工を施している。これによって、各弾性体に防振プレート16の径方向のみならず、その軸方向にも偏倚に応じた弾性力を発生させる。他の構成は図1の場合と同様である。
かかる構成とすることによって、ボルト13の軸方向において防振プレート16とカラーのフランジ18a又は18bとが接触した場合にも遮熱板12への振動伝達を抑制することが可能となる。
図4は、本発明の第3の実施例を示している。この例では、防振プレート16として網状の金属板を使用している。他の構成は図1と同様である。
この防振プレート16の軸方向の振動は網状金属板16自体の軸方向の剛性が低いために適当な弾性力となって振動の伝搬を抑制することが可能である。また、網状の防振プレート16の中央の挿通孔17の周囲のメッシュを構成する単位ワイヤ16eを周方向に適宜に曲げることにより、カラー18と単位ワイヤ16eとが接触したときの半径方向の剛性を下げて適当な弾性力とし、遮熱板12に伝搬する振動の減衰に利用することが可能である。
図5は、本発明の第4の実施例を示している。同図において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明を省略する。
この実施例では、板状の弾性体に代えて環状の弾性体を使用する。この環状の弾性体を中央の挿通孔の周りに環状に配置することによって径方向の振動の伝搬を抑制する。すなわち、既述した防振プレート16とその弾性体16a〜16dを、環状のベースプレート20と環状の弾性体20a〜20dとによって構成している。ベースプレート20は外周をグロメット15に固定され、その上面に複数の環状弾性体20a〜20dを挿通孔を17を囲むように取り付けている。環状弾性体20a〜20dの各々は少なくともベースプレート20の径方向に伸縮可能に取り付けられ、その弾性力によってカラー18の振動を吸収する。
このような構成によっても図1に示す場合と同様に、カラー18(あるいはボルト13)から伝搬する径方向の振動の伝搬を軽減することが可能である。
このように、本発明の実施の形態にかかる防振プレートや防振構造によれば、排気マニホルドへの遮熱板の取付に際して、締結ボルトの径方向における振動や、締結ボルトの径方向及び軸方向における振動を吸収し得る防振プレートを介して取り付けるので、製造上の誤差や熱による変形等により、排気マニホルドの締結ボルトと遮熱板の取付部の位置にずれが生じた場合でも、排気マニホルドの振動は防振プレートによって吸収・緩和されるので遮熱板からの放射音の悪化を回避可能となる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の防振プレート及び遮熱板の防振構造によれば、排気マニホルドの締結ボルトから遮熱板に伝搬する振動が減少するので遮熱板からの放射音を抑制可能となって好ましい。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施例を説明する説明図である。
【図2】図2は、本発明の第2の実施例を説明する説明図である。
【図3】図3は、分割型カラーの例を説明する説明図である。
【図4】図4は、本発明の第3の実施例を説明する説明図である。
【図5】図5は、本発明の第4の実施例を説明する説明図である。
【図6】図6は、排気マニホルドへの遮熱板の取付を説明する斜視図である。
【符号の説明】
10 遮熱板の取付部
11 排気マニホルド
12 遮熱板
13 締結ボルト
14 ボス孔
15 グロメット
16 防振プレート
17 挿通孔
18 カラー

Claims (19)

  1. 第1及び第2の部材相互間の振動の伝搬を抑制する防振プレートであって、
    前記第1の部材が存在すべき挿通孔と前記第2の部材に接続されるべき外周とを有する環状部材と、
    前記環状部材の内周側に配置されて前記挿通孔の外縁を形成する複数の弾性体と、を含み、
    各弾性体は少なくとも前記挿通孔の孔径方向に弾性力を発生する、防振プレート。
  2. 各弾性体が前記挿通孔内の前記第1の部材の偏倚に対応する弾性力を発生し、前記第1の部材を前記挿通孔内の所定位置に保つように作用する請求項1に記載の防振プレート。
  3. 前記弾性体は、更に、前記環状部材の中心軸方向にも弾性力を発生する請求項1又は2に記載の防振プレート。
  4. 前記複数の弾性体が前記挿通孔の孔中心に対して対称的になるように配置される請求項1乃至3のいずれかに記載の防振プレート。
  5. 前記複数の弾性体が前記環状部材と一体的に形成される請求項1乃至4のいずれかに記載の防振プレート。
  6. 前記弾性体は前記環状部材の内周に沿って延在する長手の板状体を含む請求項1乃至5のいずれかに記載の防振プレート。
  7. 前記弾性体は前記環状部材の内周に沿って配置された線状部材を含む請求項1乃至5のいずれかに記載の防振プレート。
  8. 前記弾性体は、前記環状部材の一面から前記環状部材の中心軸方向に偏倚している請求項1乃至7のいずれかに記載の防振プレート。
  9. 前記環状部材はワイヤーメッシュを含む請求項1乃至8のいずれかに記載の防振プレート。
  10. 前記第1の部材は前記挿通孔に相対的に遊動可能に挿通される請求項1乃至9のいずれかに記載の防振プレート。
  11. 内燃機関の排気管に遮熱板を支持する遮熱板の防振支持構造であって、
    挿通孔を形成した防振プレートと、
    前記防振プレートを取り付けた遮熱板と、
    前記防振プレートの挿通孔に挿通して前記遮熱板を遊動可能に前記排気管に取り付ける取付ネジと、を備え、
    前記防振プレートは中空部分を有する中空プレートの内周側に配置されて前記挿通孔の外縁を形成する複数の弾性体を含み、各弾性体は少なくとも前記挿通孔の孔径方向に弾性力を発生する、防振支持構造。
  12. 各弾性体が前記取付ネジの振動に伴って揺動することによって前記取付ネジからその径方向に伝搬する振動を吸収する請求項11記載の防振支持構造。
  13. 前記弾性体は、更に、前記取付ネジの軸方向にも弾性力を発生するように形成され、それにより、前記取付ネジからその軸方向に伝搬する振動をも吸収する請求項11又は12に記載の防振支持構造。
  14. 前記防振プレートは略環状の弾性板体によって形成され、前記弾性体はこの弾性板体の一部によって形成される請求項11乃至13のいずれかに記載の防振支持構造。
  15. 前記防振プレートはワイヤーメッシュ構造体によって形成され、各弾性体はメッシュを形成する単位のワイヤによって形成される請求項11乃至13のいずれかに記載の防振支持構造。
  16. 前記防振プレートは、前記挿通孔を囲むように配置された複数の環状弾性体を含み、各環状弾性体は少なくとも該挿通孔の孔径方向に弾性力を発生する請求項11乃至13のいずれかに記載の防振支持構造。
  17. 前記防振プレートは、前記複数の弾性体を前記挿通孔の中心に対して対称的に配置する請求項11乃至16のいずれかに記載の防振支持構造。
  18. 前記取付ネジは、両端にフランジが形成されたカラーを介して前記防振プレートを挿通することによって前記遮熱板を前記排気管から離間させる、請求項11乃至17のいずれかに記載の防振支持構造。
  19. 前記挿通孔と前記カラーとの間には隙間が設けられる請求項18に記載の防振支持構造。
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