JP2016121639A - カバー部材 - Google Patents

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Yasuyuki Nakano
泰行 中野
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Abstract

【課題】限られた配置スペースであっても遮熱効果と減音効果を両立することができるカバー部材を提供することを目的とする。【解決手段】発熱及び振動するエキマニ210に装着する減音カバー1であって、エキマニ210に対向して配置するカバー本体2と、カバー本体2のエキマニ210側において、カバー本体2との間に囲繞された封止空間3Aを有するようにカバー本体2に装着するとともに、複数の貫通孔34を有する吸音BOX3と、カバー本体2をエキマニ210に連結するとともに、エキマニ210から伝達される振動を減衰する高減衰緩衝器10とで構成し、高減衰緩衝器10の振動伝達率を0.3以下に設定した。【選択図】図6

Description

本発明は、例えば、自動車等のエンジンや排気管、あるいはオイルパンなどの熱及び振動を発生する部分をカバーするカバー部材に関する。
昨今では、ハイブリットに代表される駆動の電動化により、これまでエンジン音で掻き消されていた音や、部材の軽量化に伴って車室内に透過する音が目立つようになり、更なる減音が求められるようになってきている。なお、騒音環境について、国際的な法規制、あるいは車室内環境の向上を図る動きもある。
一方、エンジンルームでは、運転制御装置、運転支援装置、あるいは燃費向上の装置などの様々な装置が配置され、エンジンルームにおける余剰空間がますます減少してきており、余剰空間の減少によって、部品同士が接近するとともに、部品の樹脂化による耐熱温度の低下によって、輻射・熱伝播による熱害の問題が併発している。
そこで、例えば、エンジンの側面に取付けられ、エンジンの駆動に応じて、圧力や温度が脈動する燃焼排気ガスが内部を通過するため、それ自体が振動し、振動音を発生するエキゾーストマニホールド(以下において、エキマニという)から発せられる熱が、エンジンの周辺へ伝播することを抑制するため、エキマニの形状に応じた複雑な立体形状に加工した、ヒートインシュレータと呼ばれるカバー部材がエキマニを覆うように取付けられている(特許文献1参照)。
このように、熱の発生源に対してカバー部材を接近させて配置するとともに、熱の発生源にカバー部材を取り付けることによって、対策範囲を最小限に抑えることができるため、熱対策としての軽量化を図るとともに、コスト上昇を抑制することができるとされている。
しかしながら、カバー部材を振動源に取付ける事により、組み付け箇所を介した振動入力により、取り付けた部品自体が振動して音を発生するため、熱対策のために取り付けたカバー部材によって音がさらに増大するという問題が新たに生じていた。このように、余剰空間が少ないという限られた空間において、取付部品を熱源に近接させる必要があり、温度伝播し易いという状況下において、減音効果及び遮熱効果を両立させる必要があった。
特開2009−281379号公報
そこで、この発明は、限られた配置スペースであっても遮熱効果と減音効果を両立することができるカバー部材を提供することを目的とする。
この発明は、発熱及び振動する熱振動部材に装着するカバー部材であって、前記熱振動部材に対向して配置するカバー体と、該カバー体の前記熱振動部材側において、前記カバー体との間に囲繞された空間を有するように該カバー体に装着するとともに、複数の孔を有するとともに、その一部の孔が表面に露出する多孔材と、前記カバー体を前記熱振動部材に連結するとともに、該熱振動部材から伝達される振動を減衰する減衰緩衝器とで構成し、前記減衰緩衝器の振動伝達率を0.3以下に設定したことを特徴とする。
上述の熱振動部材は、エンジン、エキマニ、オイルパン、CPUなどの自動車において稼働することで発熱するとともに、振動する部材とすることができる。
上記減音効果とは、遮音、吸音、消音、防音などによって、音の発生源から発せられた音のレベル(ボリューム)に対して低減する効果を含む概念であり、上記遮熱効果とは、断熱、遮熱、吸熱などによって、熱の発生源から発せられた熱のレベル(ボリューム)に対して低減する効果を含む概念である。
上述の複数の孔を有するとともに、その一部の孔が表面に露出する多孔材は、複数の貫通孔を有する金属製や樹脂製などの板材、その一部の孔が表面に露出するとともに、厚み方向に連通する板状、マット状の多孔材とすることができる。
この発明により、限られた配置スペースであっても遮熱効果と減音効果を両立するカバー部材を構成することができる。
詳述すると、前記熱振動部材に対向して配置するカバー体を前記熱振動部材に減衰緩衝器によって連結することにより、熱の発生源となる熱振動部材に対して、対策範囲を最小限に抑えることができるため、熱対策としての軽量化を図るとともに、コスト上昇を抑制することができる。
なお、何ら対策のされていないカバー部材を前記熱振動部材に対向して配置するとともに、取り付けた場合、カバー部材自体が振動して、熱振動部材から発せられる音は増大する。
しかしながら、前記熱振動部材に対向して配置するカバー体の前記熱振動部材側において、前記カバー体との間に囲繞された空間を有するとともに、複数の孔を有するとともに、その一部の孔が表面に露出する多孔材を該カバー体に装着するとともに、熱振動部材から発せられる音は、略封止状態の囲繞された空間に貫通孔を通じて侵入することで吸収されるため、熱振動部材から発せられる音を吸音することができる。
また、前記熱振動部材側に多孔材が装着されたカバー体を前記熱振動部材に連結するとともに、該熱振動部材から伝達される振動を減衰する減衰緩衝器を備え、前記減衰緩衝器の振動伝達率を0.3以下に設定することにより、多孔材が装着されたカバー体自体へ熱振動部材の振動が前記減衰緩衝器を介して入力されることを抑制することができる。
したがって、多孔材が装着されたカバー体が熱振動部材の振動に伴って振動することによる振動音の発生を抑制することができる。特に、所定の周波数より低い低周波数の振動を吸収し、多孔材が装着されたカバー体が低周波数の振動に伴って振動することによる振動音の発生を抑制することができる。
なお、振動伝達率を0.3以下に設定した前記減衰緩衝器でカバー体を前記熱振動部材に連結するとともに、前記カバー体との間に囲繞された空間を有するように該カバー体に多孔材を装着したことによって、全周波数領域において、減音効果を得ることができ、振動伝達率を0.3以下に設定した前記減衰緩衝器でカバー体を前記熱振動部材に連結した場合に減音効果が得られる低周波数領域から、前記カバー体との間に囲繞された空間を有するように該カバー体に多孔材を装着した場合に減音効果が得られる高周波数領域までの全周波数領域に亘ってそれぞれの減音効果を上回る減音効果を得ることができる。
さらに、内部に囲繞された空間、つまり略封止された空間を有するようにカバー体に装着した多孔部材を備えているため、空間内の空気層が断熱層としても機能し、カバー部材による遮熱効果をより一層向上することができる。
この発明の態様として、前記減衰緩衝器を複数配置するとともに、前記減衰緩衝器に、前記熱振動部材の所定の振動状態における所定周波数と、ひとつの前記減衰緩衝器が負担する前記カバー体及び前記多孔材の重量と、前記振動伝達率とに基づいて定まる設定弾性定数以下の弾性定数を有する弾性材を備えることができる。
この発明により、カバー体の振動及び振動に伴う振動音の発生を抑制することができるカバー部材を容易に構成することができる。
詳しくは、設定弾性定数以下の弾性定数を有する弾性材を用いるだけで、カバー体の振動及び振動に伴う振動音の発生を抑制することができるため、簡単に減音効果を有するカバー部材を構成することができる。
またこの発明の態様として、前記弾性定数を0.98N/mm以上に設定することができる。
この発明により、減衰緩衝器によって、熱振動部材に対してカバー体を確実に支持することができる。
弾性定数が低減した弾性材における減衰効果は向上する、つまり熱振動部材からの振動の振動伝達率は低減でき、カバー体自体の振動をより抑制できるものの、弾性定数が低減した弾性材は、熱振動部材に対するカバー体の支持力が低下し、多数の減衰緩衝器を装着する必要がある。これに対して、前記弾性定数を0.98N/mm以上に設定した弾性材を用いることで、適宜の個数の減衰緩衝器で、熱振動部材からの振動の伝達を抑制しながら、確実に支持することができる。
またこの発明の態様として、前記多孔材を、前記カバー体に対して前記熱振動部材側に所定間隔を隔てて配置する多孔板部と、該多孔板部の周縁部から前記カバー体に向かって延びる側周部と、該側周部の端部から前記カバー体に沿って外側に広がる固定部とで構成し、該固定部で前記カバー体に固定することができる。
この発明により、確実に略封止された空間を内部に形成するように多孔材をカバー体に装着することができる。
またこの発明の態様として、前記固定部を、固定治具で直接、前記カバー体に固定する直接固定部分と、前記カバー体に接する接触固定部分とで構成し、前記接触固定部分における前記側周部からの張り出し長さを、前記直接固定部分における前記側周部からの張り出し長さに比べて長く形成することができる。
この発明により、固定部において固定治具で直接固定できない部分である接触固定部分であっても、直接部分の張り出し長さより張り出し長さを長く形成することで、略封止状態を構成することができる。換言すると、固定部における固定治具によって直接固定する直接固定部分の箇所が少ない場合であっても、内部に略封止された空間を確実に形成するように多孔材をカバー体に装着することができる。
またこの発明の態様として、前記カバー体を、少なくとも1枚の薄板を2方向に延びる波付け形状に形成した波付け薄板で構成し、前記波付け形状を、相互に交差する第1方向、及び第2方向に沿ってそれぞれ延びるコルゲート形状の波付け加工で形成した二方向コルゲート形状とし、前記二方向コルゲート形状を、それぞれが前記第1方向に沿って延びる隆起部と谷部とが前記第2方向に交互に繰り返され、前記隆起部は、前記第1方向に沿って、第1起立部と第2起立部とが前記谷部から立上って交互に配列され、前記谷部は、前記第1方向に沿って、平坦部と凹部とが交互に配列され、前記第1起立部は、前記谷部から略逆台形状に立ち上がる一対の側壁と、前記側壁の先端が相互に連結されて形成される比較的平坦な頂部とで構成するとともに、前記第1起立部は内曲しており、前記第1起立部の基端部よりも先端部のほうが幅広になり、前記第2起立部は、平坦部からそれぞれ立ち上がる一対の側壁と、側壁の先端を相互に連結した凹状の凹部とで構成され、前記第1起立部及び前記凹部、並びに前記第2起立部及び前記平坦部が、前記第2方向に沿ってそれぞれ断続的に連なるように形成することができる。
この発明により、カバー体の形状加工性を向上することができる。詳述すると、上述の波付け形状によってカバー体の絞り性が向上するため、カバー体の形状加工性が向上し、熱振動部材の形状に合わせた形状のカバー体を構成することができる。
なお、カバー体の熱振動部材側に配置する多孔材は、熱振動部材に近づけて配置する方が振動による音が拡散せず、効率的に吸音できるが、多孔材を装着するカバー体の形状を熱振動部材の形状に応じた形状に形成できることで、多孔材を熱振動部材に近づけて配置することができ、多孔材による減音効果を向上することができる。
この発明によれば、限られた配置スペースであっても遮熱効果と減音効果を両立することができるカバー部材を提供することができる。
減音カバーの斜視図。 減音カバーの装着状態を示す概略正面図。 減音カバーの背面図。 減音カバーの装着状態を示す概略側面図。 減衰緩衝器の装着状態についての断面図。 装着状態の減音カバーの概略断面図。 減衰緩衝器の説明図。 コルゲートシートについての説明図。 減音カバーの振動伝達及び減音効果の確認試験の説明図。 減音カバーの振動伝達及び減音効果の試験結果のグラフ。 減音カバーの振動伝達及び減音効果の試験結果のグラフ。 減音カバーの振動伝達及び減音効果の試験結果のグラフ。 減音カバーの振動伝達及び減音効果の試験結果のグラフ。 吸音BOXによる遮熱効果の試験結果のグラフ。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
図1は減音カバー1の斜視図を示し、図2は減音カバー1の装着状態の概略正面図を示し、図3は減音カバー1の背面図を示し、図4は減音カバー1の装着状態の概略側面図を示している。
また、図5は高減衰緩衝器10による減音カバー1の装着状態についての断面図を示し、図6は装着状態の減音カバー1の概略断面図を示し、図7は高減衰緩衝器10の説明図を示し、図8はコルゲートシートについての説明図を示している。なお、図7(a)は高減衰緩衝器10の正面図を示し、図7(b)は高減衰緩衝器10の断面図を示している。また、図5では、吸音BOX3の図示を省略している。
自動車などの車両のエンジン200の側面には、図2,図4に示すように、燃焼排気ガスを排出するためのエキゾーストマニホールド210(以下において、エキマニ210という)が取付けられている。そして、このエキマニ210に対して、エキマニ210を覆う態様の減音カバー1が取付けられている。
車のエンジン200のエキマニ210を覆うように設置するヒートインシュレータである減音カバー1は、図2に示すように、後述するコルゲートシート20によって構成されたカバー本体2により、平面視略逆おにぎり形状、且つ背面側及び下方(図2において下側)が開放された略ドーム状の立体形状で形成している。
減音カバー1は、カバー本体2と、カバー本体2のエキマニ210側に配置した吸音BOX3と、カバー本体2をエキマニ210に連結するための高減衰緩衝器10とで構成している。
カバー本体2は、2本のエキマニ210の立体形状に応じた立体形状で形成するとともに、下方の開口部分を、パイプ状のエキマニ210を2本跨ぐような態様で覆うよう略半楕円状に開口している。
また、カバー本体2には、後述する高減衰緩衝器10を装着する箇所に、装着孔(図示省略)を形成している。
次に、カバー本体2を構成するコルゲートシート20について説明する。なお、図8(a)はコルゲートシート20の斜視図を示している。また、図8(b)は図8(a)におけるI−I端面図を示し、図8(c)は図8(a)におけるII−II端面図を示し、図8(d)は図8(a)におけるIII−III端面図を示している。
図8に示すコルゲート形状のコルゲートシート20は、斜視図における幅方向X(図中右下から左上)を第一コルゲート加工時の加工方向とし、第一コルゲート加工時の加工方向に対して直交する第二コルゲート加工時の加工方向を奥行き方向Y(図中左下から右上)として、さらにはコルゲートシート20の厚み方向を図中の上下方向に図示している。
コルゲートシート20は、図8(a),(b)に示すように、隆起部201と谷部202とが交互に連続してX方向に連なるとともに、Y方向において、各隆起部201と谷部202との高さがそれぞれ、図8(c)に示すように、一定間隔で頂部(201a,202a)と底部(201b,202b)とを繰り返して形成されたコルゲート形状の薄板材である。
なお、隆起部201と谷部202とは、X方向において、等間隔で幅広と幅狭とを一定間隔毎に交互に繰り返して上記コルゲート形状を形成している。
さらに詳述すると、コルゲートシート20のコルゲート形状は、それぞれがY方向に沿って延びる隆起部201と谷部202とがX方向に交互に繰り返されている。
隆起部201は、Y方向に沿って、頂部201aと底部201bとが谷部202から立上って交互に配列され、谷部202は、Y方向に沿って、頂部である平坦部202aと底部である凹部202bとが交互に配列されている。
頂部201aは、谷部202から略逆台形状に立上がる一対の側壁と、側壁の先端が相互に連結されて形成される比較的平坦な頂部とで構成するとともに、頂部201aは内曲しており、頂部201aの基端部よりも先端部のほうが幅広になる。
底部201bは、平坦部202aからそれぞれ立上がる一対の側壁と、側壁の先端を相互に連結した凹状の凹部202bとで構成され、頂部201a及び凹部202b、並びに底部201b及び平坦部202aが、X方向に沿ってそれぞれ断続的に連なるように形成している。
このように構成されたコルゲートシート20を、エキマニ210の形状に応じた上述の立体形状のカバー本体2を形成し、図3に示すように、吸音BOX3、及び高減衰緩衝器10をカバー本体2の所定箇所に装着する。
吸音BOX3は、カバー本体2の背面側、すなわちエキマニ210側において適宜の位置に配置され、カバー本体2との間に略封止された封止空間3Aを形成している。
詳しくは、図6に示すように、カバー本体2の形状に沿った主面部31と、主面部31の外周縁からカバー本体2に延びる立ち上がり部32と、カバー本体2の背面に沿って固定される固定フランジ部33とで、断面略逆ハット状に構成した金属製部材であり、所定間隔を隔てて複数の貫通孔34を形成している。
主面部31は、カバー本体2に対して所定間隔を保って、カバー本体2の形状に沿って形成されている。
立ち上がり部32は、カバー本体2に対して所定間隔を隔てて主面部31を保持する間隔保持材として機能しており、エキマニ210に対するカバー本体2の位置に応じてその高さが決定されている。
固定フランジ部33は、図3に示すように、立ち上がり部32のカバー本体2側の端部より外側に突出するとともに、カバー本体2の背面に沿って接する板状であり、リベット333でカバー本体2に固定するリベット固定フランジ部331と、リベットで固定できない接触固定フランジ部332とで構成している。
リベット固定フランジ部331は、リベット333でカバー本体2に固定するため、リベット333の頭部の径より長い長さ(図3においてL1)で立ち上がり部32より外向きに突出している。
接触固定フランジ部332は、図3に示すように、高減衰緩衝器10の装着箇所の周囲などリベット333で固定できない部分において、カバー本体2の内面との接触長さを確保することで封止性を確保するため、立ち上がり部32より外向きに突出する長さL2をリベット固定フランジ部331の長さL1より長く形成している。
具体的には、接触固定フランジ部332の長さL2を、立ち上がり部32からの突出方向において、カバー本体2を構成するコルゲートシート20における2つ以上の谷部202を跨ぐ長さに形成することで、後述するように隆起部201と谷部202とで凹凸状に形成されたコルゲートシート20の裏面と複数個所で接触するため、封止性を確保することができる。
貫通孔34は、本実施形態において、φ0.1mm以下の貫通孔を10mmピッチで設けている。
このように吸音BOX3が装着されたカバー本体2は、図4に示すように、エンジン200の正面側に突出するように装着されたエキマニ210を、エンジン200とで前後方向(図4において左右方向)から挟み込む態様で、図2に示すように、正面側から高減衰緩衝器10を用いてボルト固定によって取り付けられる。
このとき、減音カバー1は、図6に示すように、エキマニ210と、エンジンルーム内においてエキマニ210に近接させて配置する他部品Pとの間の狭い空間に配置される。
高減衰緩衝器10は、カバー本体2をエキマニ210に取付けるためのフローティングマウント構造の減衰連結部材であり、本実施形態においてカバー本体2の上方(図2の上側)の左右2箇所と、カバー本体2の下方(図2の下側)との計3箇所に配置している。
高減衰緩衝器10は、図5及び図7に示すように、振動を緩衝するコイル渦巻きバネ11、グロメット12及びカラー部材13で構成している。
カラー部材13は、径に対して高さの低い円柱状であり、SPCCなどの鉄系材料で構成される。また、カラー部材13は、図7(b)に示すように、平面視中央に取付ボルト14(図5参照)の挿通を許容するボルト孔130を備え、側面には、後述するコイル渦巻きバネ11のカラー部材装着部113の嵌着を許容する嵌合凹部133を備えている。
カラー部材13は、下向きに凸な上側カラー部材131と、下側カラー部材132とを嵌着し、かしめて構成している。
詳しくは、上側カラー部材131は、径外側に配置したフランジ部131aと、該フランジ部131aの径内側に配置した円環状の厚肉部131bと、厚肉部131bの内周縁から上向きに突出する円筒状の嵌合筒部131cとを一体に構成している。なお、厚肉部131bの底面を131baとしている。
下側カラー部材132は、底面におけるフランジ部131aに対応する径外側に配置したフランジ部132aと、内周部に上述の嵌合筒部131cの嵌着を許容する嵌着開口132cを備えた環状の厚肉部132bとで構成している。なお、厚肉部132bの上面を132baとしている。また、フランジ部131a,132aは、厚肉部131b,132bに比べて、後述するコイル渦巻きバネ11の断面半径分ほど薄く形成している。
このように構成した上側カラー部材131の厚肉部131bの厚肉部底面131baと、下側カラー部材132の厚肉部132bの厚肉部上面132baとを対面させ、嵌着開口132cに挿入した嵌合筒部131cを径外側向きにかしめることにより、上側カラー部材131と下側カラー部材132とを一体化している。そして、このとき、上側カラー部材131のフランジ部131aと、下側カラー部材132のフランジ部132aとによって、平面視円周状で、円柱状のカラー部材13の側面から径内側向きに凹状の嵌合凹部133を構成している。
なお、上側カラー部材131の厚肉部131bの厚肉部底面131baと、下側カラー部材132の厚肉部132bの厚肉部上面132baとは、図5に示すように、平面視において取付ボルト14のボルトヘッド141の外径より大きく形成している。
また、嵌合凹部133は、コイル渦巻きバネ11の断面半径分ほど薄く形成したフランジ部131a,132aを対面させて構成しているため、コイル渦巻きバネ11の断面直径よりわずかに高さの高い平面視円周状の凹部を構成している。
コイル渦巻きバネ11は、円形断面線材を巻き回して形成しており、径外側の螺旋渦巻き部111と、径内側の多段コイル部112とで構成している。
詳しくは、径外側から内側に向かうとともに、徐々に高さ方向に変化する螺旋渦巻き部111と、螺旋渦巻き部111の径内側端部から連続し、円筒状に巻き回した多段コイル部112とで構成している。このように構成することによって、螺旋渦巻き部111と多段コイル部112とは同じ円形断面線材を巻き回して構成しているものの、ピッチが異なるため螺旋渦巻き部111と多段コイル部112とでバネ定数が異なる。つまり、螺旋渦巻き状と円筒状とのように巻き回し方を変えることによって、一本の連続する円形断面線材を巻き回して形成するコイル渦巻きバネ11は、二種類の見かけのバネ定数を有することとなる。なお、カラー部材装着部113を多段コイル部112の端部に形成し、後述するグロメット12の第二保持部122に保持される被保持部114を、螺旋渦巻き部111の径方向外側部に備えている。
コイル渦巻きバネ11の螺旋渦巻き部111について詳述すると、螺旋渦巻き部111は、渦巻き方向に沿って高さ方向(図7(b)における上下方向)に徐々に変化し、三巻きの螺旋渦巻き状に形成している。
また、コイル渦巻きバネ11は、上述したように、螺旋渦巻き状の径方向外側部に円弧状の被保持部114を備え、螺旋渦巻き状の径方向中心部の端部から連続して多段コイル部112を形成している。
多段コイル部112は、上述したように、螺旋渦巻き部111の径内側の端部から連続し、高さ方向において狭ピッチ且つ同じ巻き径で巻き回して構成している。そして、その端部を、カラー部材13の嵌合凹部133に装着するカラー部材装着部113としている。
カラー部材装着部113及び被保持部114は、端部から3/4円である270度の中心角度で、曲率が変化しない円弧形状で形成している。なお、カラー部材装着部113の内周円は、上述のカラー部材13における嵌合凹部133の内側円133cよりわずかに大きな径で形成している。
具体的には、約0.2mm大きな径で形成している。したがって、カラー部材装着部113の内周と、嵌合凹部133の内側円133cとの間に制振性向上のための隙間sが形成される(図7(b)a部拡大図参照)。
なお、コイル渦巻きバネ11は、SUS304などのステンレスバネ鋼からなる線材で構成している。
また、コイル渦巻きバネ11を、螺旋渦巻き部111と多段コイル部112とで構成したが、抑制すべき振動の周波数帯域や振幅、使用状態温度などの各種使用条件にしたがって、長円形でも略矩形でも、その他の随意の閉曲面形状の断面線材で構成してもよく、線材の径や材料あるいは巻き数とともに、適宜選定すればよい。なお、コイル渦巻きバネ11の弾性力については後述する。
グロメット12は、減音カバー1を保持する第一保持部121と、コイル渦巻きバネ11を保持する第二保持部122と、第一保持部121と第二保持部122とを連結する連結部123とで、平面視中央に挿通穴124を有し、片断面略S字形状となる円環状に構成している。
詳しくは、減音カバー1を径外側で保持する第一保持部121は、円環状の金属板の外周縁から内周側における所定の半径方向長さ部分を、図7の上方から下方に向かい、径方向内周側から外周側に折り返して径外向き倒位のJ字形状に形成している。なお、第一保持部121は、上述する減音カバー1を挟み込む厚みで形成している。
また、コイル渦巻きバネ11を径内側で保持する第二保持部122は、環状の金属板の内周縁から外周側における所定の半径方向長さ部分を、図7の下方から上方に向かい、径方向外周側から内周側に折り返して径内向き倒位のJ字形状に形成している。
なお、第二保持部122は、上述のコイル渦巻きバネ11を挟み込む厚みで形成されている。さらに、コイル渦巻きバネ11の被保持部114の外周円と、倒位のJ字形状の第二保持部122の内側との間にわずかな隙間sを形成している(図7(b)b部拡大図参照)。
連結部123は、第一保持部121と第二保持部122とに亘って屈曲して形成され、径外向き倒位のJ字形状に形成した第一保持部121の径内側の下側端部と、径内向き倒位のJ字形状に形成した第二保持部122の径外側の上側端部とを相互に連結する構成である。これら第二保持部122、連結部123及び第一保持部121は、エキマニ210に設けたボルト用ボス211(図5参照)の側からこの順序で配置される。
上述したように高減衰緩衝器10は、上述の構成のカラー部材13、コイル渦巻きバネ11、及びグロメット12を組み付けて構成している。詳述すると、カラー部材13の嵌合凹部133に、コイル渦巻きバネ11の多段コイル部112のカラー部材装着部113を嵌合させて、カラー部材13とコイル渦巻きバネ11とを組み付ける。このとき、上述したように、嵌合凹部133の内側円133cとコイル渦巻きバネ11のカラー部材装着部113の内周側との間に隙間sが設けられるとともに、カラー部材装着部113は、内側円133cの周面に対して3/4の範囲を巻き付けることができる。
また、グロメット12の第二保持部122に、コイル渦巻きバネ11の螺旋渦巻き部111の被保持部114を嵌合させて、グロメット12とコイル渦巻きバネ11とを組み付ける。このとき、上述したように、グロメット12の第二保持部122の内周面と、コイル渦巻きバネ11の被保持部114との外周の間に隙間sが設けられるとともに、被保持部114は、第二保持部122の内周面に対して3/4の範囲に配置される。
また、図7(b)に示すように、径外側の被保持部114が径内側のカラー部材装着部113より高くなるようにコイル渦巻きバネ11を高減衰緩衝器10とカラー部材13との間に配置するため、嵌合凹部133でカラー部材装着部113を嵌合するカラー部材13は、被保持部114を保持する第二保持部122より、低い位置(図7(b)において下方向)となるように組み付けられる。
このように構成された高減衰緩衝器10は、図5に示すように、カバー本体2に形成された装着孔(図示省略)に装着され、取付ボルト14によって、エキマニ210に形成されたボルト用ボス211に固定される。
なお、高減衰緩衝器10は、エキマニ210における所望の共振周波数に基づいて、振動伝達率が0.3以下となるように構成している。
具体的には、アイドリングなどの低周波数での振動で減音カバー1が共振しないように、振動伝達率を0.3以下となるように設定している。
なお、振動伝達率が0.3以下である高減衰緩衝器10を構成するためには、減音カバー1に設けられた複数の高減衰緩衝器10のうちのひとつが負担するカバー本体2と吸音BOX3の重量に基づいて、コイル渦巻きバネ11のバネ定数を3.12N/mm以下に設定する。
また、コイル渦巻きバネ11のバネ定数が低ければ低いほど高減衰緩衝器10の振動伝達率は低減されるが、高減衰緩衝器10でカバー本体2及び吸音BOX3を支持する支持力は低下するため、適宜の数の高減衰緩衝器10でカバー本体2及び吸音BOX3を支持するために、バネ定数を0.98N/mm以上としている。
このように構成された減音カバー1を、図2,5に示すように、エキマニ210をエンジン200とで前後方向(図4において左右方向)から挟み込む態様で、正面側から高減衰緩衝器10を用いてボルト固定することにより、熱害を防止する周辺部品に対する遮熱効果を得ることができる。つまり、エキマニ210から放射される熱の放散をコントロールし、所望の遮熱効果を達成している。
また、エキマニ210に対向して配置するカバー本体2と、カバー本体2のエキマニ210側において、カバー本体2との間に囲繞された封止空間3Aを有するようにカバー本体2に装着するとともに、複数の貫通孔34を有する吸音BOX3と、カバー本体2をエキマニ210に連結するとともに、エキマニ210から伝達される振動を減衰する高減衰緩衝器10とで構成する減音カバー1の高減衰緩衝器の振動伝達率を0.3以下に設定することで、発熱及び振動するエキマニ210に装着することによって、熱伝達を効果的に低減するとともに、カバー本体2自身の振動及び振動に伴う振動音の発生を抑制しながら、減音効果を奏することができる。
上記減音効果を確認するために行った効果確認試験の結果について図9乃至図13とともに説明する。
なお、図9は効果確認試験についての説明図であり、図10は計測結果のグラフを示し、図11、図12は計測結果に基づく比較グラフを示し、図13は振動伝達率における音圧比のグラフを示している。
減音カバー1の効果確認試験は、図9に示すように、減音カバー1をエキマニ210に装着するとともに、他の振動要素が入力しないように吊り下げ、上方に配置した計測器によって、計測点における音を検出する。エキマニ210には加振機が装着されており、加振機によってエンジンの駆動時における様々な回転数における振動状態を再現可能に構成している。
なお、効果確認試験では、エキマニ210のみの場合(無対策パターン)、吸音BOX3を備えていないカバー本体2を通常の振動伝達率(0.81)の緩衝器でエキマニ210に装着した場合(従来パターン)、吸音BOX3を備えていないカバー本体2を高減衰緩衝器10でエキマニ210に装着した場合(減衰緩衝器パターン)、及び吸音BOX3を備えたカバー本体2を通常の振動伝達率の緩衝器でエキマニ210に装着した場合(多孔BOXパターン)と比較した。
具体的には、減音カバー1を装着した場合(多孔BOX&減衰緩衝器パターン)、無対策パターン、従来パターン、減衰緩衝器パターン、及び多孔BOXパターンのそれぞれで、加振機によって自動車の常用域である200Hz〜8000Hzで加振し、その時の計測点での音圧レベル(dB)を計測した。その結果を図10に示す。
この結果に基づいて、無対策パターンに対する各パターンの減音効果を比較し、音圧の低減レベルとして図11及び図12に示す。なお、図11及び図12において、低減レベル(+)は無対策パターンより音圧レベルが低下している、つまり減音効果があったことを示し、低減レベル(―)は無対策パターンより音圧レベルが上昇している、つまり減音効果が得られなかったことを示している。
図11(a)に示すように、無対策パターンに対して従来パターンは全周波数領域において(―)であり、減音効果が確認できなかった。これは、振動源であるエキマニ210に対して、通常の振動伝達率の緩衝器でカバー本体2を装着しているため、エキマニ210が振動することによって発する振動音はカバー本体2によって遮音できるものの、通常の振動伝達率の緩衝器を介して入力された振動によって、カバー本体2自体が振動し、カバー本体2の振動による振動音によって音圧レベルが増大したと考えられる。なお、従来パターンでは、1000Hzより低い周波数領域(低周波数領域)において、低減レベルが低く、つまり音圧レベルが高いことが確認できた。
従来パターンに対し、カバー本体2を高減衰緩衝器10で固定した減衰緩衝器パターンでは、無対策パターンに対して、ほぼ全周波数領域において(―)であるものの、低周波数領域において、無対策パターンとほぼ変わらない低減レベルを示すことが確認できた。このことから、高減衰緩衝器10を用いてカバー本体2を固定することによって、通常の振動伝達率の緩衝器に比べ、低周波数領域において、減音効果が確認できた。
また、図11(b)に示すように、従来パターンに対し、吸音BOX3を取り付けたカバー本体2を通常の振動伝達率の緩衝器で固定した多孔BOXパターンでは、無対策パターンに対して、ほぼ全周波数領域において(―)であるものの、1000Hzより高い周波数領域(高周波数領域)において、無対策パターンとほぼ変わらない低減レベルを示すことが確認できた。このことから、カバー本体2に吸音BOX3を取り付けることにより、高周波数領域において、減音効果が確認できた。
さらに、図12に示すように、吸音BOX3を取り付けたカバー本体2を高減衰緩衝器10で固定した多孔BOX&減衰緩衝器パターンでは、無対策パターンに対して、ほぼ全周波数領域において(+)であることが確認できた。このことから、吸音BOX3を取り付けたカバー本体2を高減衰緩衝器10で固定することにより、全周波数領域において、減音効果が確認できた。
なお、図12に示すように、低周波数領域においては、高減衰緩衝器10で固定した減衰緩衝器パターンより低減レベルは高く、高周波数領域においても、カバー本体2に吸音BOX3を取り付けた多孔BOXパターンより低減レベルが高くなることが確認できた。
このことから、低周波数領域では高減衰緩衝器10によって振動が入力されることを抑制して低減レベルが向上するものの吸音BOX3による吸音効果によって低減レベルがさらに向上し、高周波数領域では吸音BOX3による吸音効果によって低減レベルが向上するものの、高減衰緩衝器10による振動入力の抑制によって低減レベルがさらに向上すると考えられる。つまり、高減衰緩衝器10でカバー本体2を固定することによって得られる減音効果、及びカバー本体2に吸音BOX3を取り付けるだけで得られる減音効果が相互に寄与し、それぞれだけでは得ることのできない相乗的な減音効果を奏することを確認した。
次に、高減衰緩衝器10の振動伝達率について、図13とともに説明する。
まず、音出力(音響出力)Wは[数1]であらわすことができる。
ここで、音の強さIは[数2]であらわすことができる。
これを[数1]に代入すると[数3]のようになる。
次に、音圧実効値Pは、[数4]であらわすことができる。
これを[数3]に代入すると[数5]のようになる。
上記[数5]より、音出力Wは変位xの二乗に支配されることが確認できるため、変位xによる音出力Wの変化を比較した。詳しくは、振動伝達率及び変位xをパラメータとして音圧レベルを測定し、振動伝達率1.0における音圧レベルを基準として比較し、その結果を図13に示した。
図13に示すように、1000Hzを超えた所から、いずれの振動伝達率におい得ても線形性が無くなっていることが確認できる。つまり、線形性がなくなるということは、振動伝達率による減衰効果よりも音の発生が効率よく出現することを意味しており、1000Hzを超える高周波数領域ではカバー本体2に吸音BOX3を取り付けることによる吸音効果によって減音効果が確認できた。
なお、1000Hzより小さい低周波数領域では、振動伝達率による減音効果が効率的であることが確認できるものの振動伝達率が0.3以下であることによって減音効果がより高いことが確認できる。なお、振動伝達率を0.3以下にすることでより減音効果が得られるものの、同時に、吸音BOX3を取り付けたカバー本体2を支持力が低下するため、高減衰緩衝器10による振動伝達率は0.15以上0.3以下であることが好ましいことが確認できた。
さらには、カバー本体2に対して取り付ける吸音BOX3による遮熱効果についての効果確認試験について、図14とともに説明する。
上述したように、吸音BOX3は、カバー本体2との間に封止空間3Aが形成されるようにカバー本体2に取り付けられるが、立ち上がり部32によって主面部31がカバー本体2から離間する距離、つまり封止空間3Aの高さよる遮熱効果を計測し、その結果を図14に示す。
封止空間3Aの高さが高い、つまり封止空間3A内部に形成される空気層の厚みが厚いほど遮熱効果が高いことは容易に予測できるものの、図14に示すように、10mmの高さがあれば、ある程度の遮熱効果があり、20mmの高さによって遮熱効果は収束するため、封止空間3Aを高さ10mm以上、より好ましくは20mm以上確保することで、減音カバー1を装着することによる遮熱効果が確認できた。
このように、エキマニ210に対向して配置するカバー本体2をエキマニ210に高減衰緩衝器10によって連結することにより、熱の発生源となるエキマニ210に対して、対策範囲を最小限に抑えることができるため、熱対策としての軽量化を図るとともに、コスト上昇を抑制することができる。
また、カバー本体2のエキマニ210側には封止空間3Aが確保された吸音BOX3が取り付けられているため、封止空間3Aにより、カバー本体2だけを配置した場合にくらべて高い遮熱効果を奏することができる。
なお、何ら対策のされていない減音カバーをエキマニ210に対向配置して装着した場合、減音カバー自体が振動して、振動音を発生する。しかしながら、エキマニ210に対向して配置するカバー本体2のエキマニ210側において、カバー本体2との間に囲繞された封止空間3Aを有するようにカバー本体2に装着するとともに、複数の貫通孔34を有する吸音BOX3によって、エキマニ210から発せられる音は、略封止状態の囲繞された封止空間3Aに貫通孔34を通じて侵入することで吸収され、エキマニ210から発せられる、高周波数の音を吸音することができる。
また、エキマニ210側に吸音BOX3が装着されたカバー本体2をエキマニ210に連結するとともに、エキマニ210から伝達される振動を減衰する高減衰緩衝器10を備え、高減衰緩衝器10の振動伝達率を0.3以下に設定することにより、吸音BOX3が装着されたカバー本体2自体へエキマニ210の振動が入力されることを抑制することができる。したがって、吸音BOX3が装着されたカバー本体2がエキマニ210の振動に伴って振動することによる振動音の発生を抑制することができる。特に、1000Hzより低い低周波数の振動を吸収し、吸音BOX3が装着されたカバー本体2が低周波数の振動に伴って振動することによる振動音の発生を抑制することができる。
なお、振動伝達率を0.3以下に設定した高減衰緩衝器10でカバー本体2をエキマニ210に連結するとともに、カバー本体2との間に囲繞された封止空間3Aを有するようにカバー本体2に吸音BOX3を装着したことによって、全周波数領域において、減音効果を得ることができ、振動伝達率を0.3以下に設定した高減衰緩衝器10でカバー本体2をエキマニ210に連結した場合に減音効果が得られる低周波数領域、及びカバー本体2との間に囲繞された封止空間3Aを有するようにカバー本体2に吸音BOX3を装着した場合に減音効果が得られる高周波数領域の全周波数領域に亘ってそれぞれの減音効果を上回る減音効果を得ることができる。
また、カバー本体2に対して高減衰緩衝器10を複数配置するとともに、高減衰緩衝器10に、エキマニ210の所定の振動状態における所定周波数と、ひとつの高減衰緩衝器10が負担するカバー本体2及び吸音BOX3の重量と、振動伝達率とに基づいて定まる設定弾性定数以下の弾性定数を有するコイル渦巻きバネ11を備えることにより、カバー本体2の振動及び振動に伴う振動音の発生を抑制することができる減音カバー1を容易に構成することができる。
詳しくは、設定弾性定数以下の弾性定数を有するコイル渦巻きバネ11を用いるだけで、カバー本体2の振動及び振動に伴う振動音の発生を抑制することができるため、簡単に減音効果を有する減音カバー1を構成することができる。
また弾性定数を0.98N/mm以上に設定することにより、高減衰緩衝器10によって、エキマニ210に対してカバー本体2を確実に支持することができる。
弾性定数が低減したコイル渦巻きバネ11における減衰効果は向上する、つまりエキマニ210からの振動の振動伝達率は低減でき、カバー本体2自体の振動をより抑制できるものの、弾性定数が低減したコイル渦巻きバネ11は、エキマニ210に対するカバー本体2の支持力が低下し、多数の高減衰緩衝器10を装着する必要がある。これに対して、弾性定数を0.98N/mm以上に設定したコイル渦巻きバネ11を用いることで、適宜の個数の高減衰緩衝器10で、エキマニ210からの振動の伝達を抑制しながら、確実に支持することができる。
なお、弾性支持する減音カバー1の許容変位量に基づいて定まるコイル渦巻きバネ11の弾性定数を0.98N/mm以上に設定したが、より許容変位量を低減するためには、コイル渦巻きバネ11の弾性定数を1.97N/mmとするとより好ましい。
また、吸音BOX3を、カバー本体2に対してエキマニ210側に所定間隔を隔てて配置する主面部31と、主面部31の周縁部からカバー本体2に向かって延びる立ち上がり部32と、立ち上がり部32の端部からカバー本体2に沿って外側に広がる固定フランジ部33とで構成し、固定フランジ部33でカバー本体2に固定することにより、確実に略封止された封止空間3Aを内部に形成するように吸音BOX3をカバー本体2に装着することができる。
また、固定フランジ部33を、リベット333で直接、カバー本体2に固定するリベット固定フランジ部331と、カバー本体2に接する接触固定フランジ部332とで構成し、接触固定フランジ部332における立ち上がり部32からの張り出し長さL2を、リベット固定フランジ部331における立ち上がり部32からの張り出し長さL1に比べて長く形成することにより、固定フランジ部33においてリベット333で直接固定できない接触固定フランジ部332であっても、略封止状態を構成することができる。換言すると、固定フランジ部33におけるリベット333によって直接固定するリベット固定フランジ部331の箇所が少ない場合であっても、内部に略封止された封止空間3Aを確実に形成するように吸音BOX3をカバー本体2に装着することができる。
また、カバー本体2を、薄板を2方向に延びる波付け形状に形成したコルゲートシート20で構成し、波付け形状を、相互に交差する第1方向、及び第2方向に沿ってそれぞれ延びるコルゲート形状の波付け加工で形成した二方向コルゲート形状とし、二方向コルゲート形状を、それぞれが第1方向に沿って延びる隆起部201と谷部202とが第2方向に交互に繰り返され、隆起部201は、第1方向に沿って、第1起立部と第2起立部とが谷部202から立上って交互に配列され、谷部202は、第1方向に沿って、平坦部と凹部とが交互に配列され、第1起立部は、谷部202から略逆台形状に立ち上がる一対の側壁と、側壁の先端が相互に連結されて形成される比較的平坦な頂部とで構成するとともに、第1起立部は内曲しており、第1起立部の基端部よりも先端部のほうが幅広になり、第2起立部は、平坦部からそれぞれ立ち上がる一対の側壁と、側壁の先端を相互に連結した凹状の凹部とで構成され、第1起立部及び凹部、並びに第2起立部及び平坦部が、第2方向に沿ってそれぞれ断続的に連なるように形成することにより、カバー本体2の形状加工性を向上することができる。
詳述すると、カバー本体2の絞り性は、上述の波付け形状によって向上するため、カバー本体2の形状加工性が向上する。したがって、エキマニ210の形状に合わせた形状のカバー本体2を構成することができる。
なお、カバー本体2のエキマニ210側に配置する吸音BOX3は、エキマニ210に近づけて配置する方が振動による音が拡散せず、効率的に吸音できるが、吸音BOX3を装着するカバー本体2の形状をエキマニ210の形状に応じた形状に形成できることで、吸音BOX3をエキマニ210に近づけて配置することができ、吸音BOX3による減音効果を向上することができる。
また、エンジンルーム内に減音カバー1を配置する場合、減音カバー1の配置スペースは少ないが、上述の波付け形状によって、エキマニ210の形状に応じた形状のカバー本体2を形成できるため、所定の配置箇所における減音カバー1の配置性を向上することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の熱振動部材は、エキマニ210に対応し、
以下同様に、
カバー部材は、減音カバー1に対応し、
カバー体は、カバー本体2に対応し、
弾性材は、コイル渦巻きバネ11に対応し、
空間は、封止空間3Aに対応し、
多孔材は、吸音BOX3に対応し、
多孔板部は、主面部31に対応し、
側周部は、立ち上がり部32に対応し、
固定部は、固定フランジ部33に対応し、
固定治具は、リベット333に対応し、
直接固定部分は、リベット固定フランジ部331に対応し、
接触固定部分は、接触固定フランジ部332に対応し、
第1方向は、幅方向Xに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述の説明では、減音カバー1をエキマニ210に装着したが、エキマニ210のみならず、エンジン本体やオイルパン、制御機器におけるCPUなどの自動車において稼働することで発熱するとともに、振動する部材に装着することしても同様の効果を奏することができる。
また、上述の説明では、カバー本体2に内面に吸音BOX3を装着して減音カバー1を構成したが、カバー本体2の外側にも吸音BOX3を配置してもよい。この場合、減音カバー1の外側からの音によってカバー本体2が振動することよる振動音の発生を防止することができる。さらに、カバー本体2の内面側に取り付ける吸音BOX3の内部に吸音材を配置してもよいし、吸音BOX3の代わりに、吸音マットなどの吸音材をカバー本体2の内面に配置してもよい。さらには、カバー本体2の外側にも吸音材を配置してもよい。
1…減音カバー
2…カバー本体
3…吸音BOX
3A…封止空間
10…減衰緩衝器
11…コイル渦巻きバネ
31…主面部
32…立ち上がり部
33…固定フランジ部
34…貫通孔
201…隆起部
202…谷部
210…エキマニ
331…リベット固定フランジ部
332…接触固定フランジ部
333…リベット
X…幅方向

Claims (7)

  1. 発熱及び振動する熱振動部材に装着するカバー部材であって、
    前記熱振動部材に対向して配置するカバー体と、
    該カバー体の前記熱振動部材側において、前記カバー体との間に囲繞された空間を有するように該カバー体に装着するとともに、複数の孔を有するとともに、その一部の孔が表面に露出する多孔材と、
    前記カバー体を前記熱振動部材に連結するとともに、該熱振動部材から伝達される振動を減衰する減衰緩衝器とで構成し、
    前記減衰緩衝器の振動伝達率を、
    0.3以下に設定した
    カバー部材。
  2. 前記減衰緩衝器を複数配置するとともに、
    前記減衰緩衝器に、
    前記熱振動部材の所定の振動状態における所定周波数と、ひとつの前記減衰緩衝器が負担する前記カバー体及び前記多孔材の重量と、前記振動伝達率とに基づいて定まる設定弾性定数以下の弾性定数を有する弾性材を備えた
    請求項1に記載のカバー部材。
  3. 前記弾性定数を0.98N/mm以上に設定した
    請求項2に記載のカバー部材。
  4. 前記多孔材を、
    前記カバー体に対して前記熱振動部材側に所定間隔を隔てて配置する多孔板部と、
    該多孔板部の周縁部から前記カバー体に向かって延びる側周部と、
    該側周部の端部から前記カバー体に沿って外側に広がる固定部とで構成し、
    該固定部で前記カバー体に固定する
    請求項1から3のいずれかに記載のカバー部材。
  5. 前記固定部を、
    固定治具で直接、前記カバー体に固定する直接固定部分と、
    前記カバー体に接する接触固定部分とで構成し、
    前記接触固定部分における前記側周部からの張り出し長さを、前記直接固定部分における前記側周部からの張り出し長さに比べて長く形成した
    請求項4に記載のカバー部材。
  6. 前記カバー体を、
    少なくとも1枚の薄板を2方向に延びる波付け形状に形成した波付け薄板で構成し、
    前記波付け形状を、
    相互に交差する第1方向、及び第2方向に沿ってそれぞれ延びるコルゲート形状の波付け加工で形成した二方向コルゲート形状とし、
    前記二方向コルゲート形状を、
    それぞれが前記第1方向に沿って延びる隆起部と谷部とが前記第2方向に交互に繰り返され、
    前記隆起部は、前記第1方向に沿って、第1起立部と第2起立部とが前記谷部から立上って交互に配列され、
    前記谷部は、前記第1方向に沿って、平坦部と凹部とが交互に配列され、
    前記第1起立部は、前記谷部から略逆台形状に立ち上がる一対の側壁と、前記側壁の先端が相互に連結されて形成される比較的平坦な頂部とで構成するとともに、前記第1起立部は内曲しており、前記第1起立部の基端部よりも先端部のほうが幅広になり、
    前記第2起立部は、平坦部からそれぞれ立ち上がる一対の側壁と、側壁の先端を相互に連結した凹状の凹部とで構成され、
    前記第1起立部及び前記凹部、並びに前記第2起立部及び前記平坦部が、前記第2方向に沿ってそれぞれ断続的に連なるように形成した
    請求項1から5のいずれかに記載のカバー部材。
  7. 前記カバー体を、
    少なくとも1枚の薄板を2方向に延びる波付け形状に形成した波付け薄板で構成し、
    前記波付け形状を、
    相互に交差する第1方向、及び第2方向に沿ってそれぞれ延びるコルゲート形状の波付け加工で形成した二方向コルゲート形状とし、
    前記二方向コルゲート形状を、
    それぞれが前記第1方向に沿って延びる隆起部と谷部とが前記第2方向に交互に繰り返され、
    前記隆起部は、前記第1方向に沿って、第1起立部と第2起立部とが前記谷部から立上って交互に配列され、
    前記谷部は、前記第1方向に沿って、平坦部と凹部とが交互に配列され、
    前記第1起立部は、前記谷部から略逆台形状に立ち上がる一対の側壁と、前記側壁の先端が相互に連結されて形成される比較的平坦な頂部とで構成するとともに、前記第1起立部は内曲しており、前記第1起立部の基端部よりも先端部のほうが幅広になり、
    前記第2起立部は、平坦部からそれぞれ立ち上がる一対の側壁と、側壁の先端を相互に連結した凹状の凹部とで構成され、
    前記第1起立部及び前記凹部、並びに前記第2起立部及び前記平坦部が、前記第2方向に沿ってそれぞれ断続的に連なるように形成し、
    前記多孔材を、
    前記カバー体に対して前記熱振動部材側に所定間隔を隔てて配置する多孔板部と、
    該多孔板部の周縁部から前記カバー体に向かって延びる側周部と、
    該側周部の端部から前記カバー体に沿って外側に広がり、前記カバー体に固定する固定部とで構成するとともに、
    前記固定部を、
    固定治具で直接、前記カバー体に固定する直接固定部分と、
    前記カバー体に接する接触固定部分とで構成し、
    前記接触固定部分における前記側周部からの張り出し長さを、
    前記第1方向において、前記谷部における2つ以上の凹部を跨ぐ長さに設定するとともに、
    前記第2方向において、2つ以上の谷部を跨ぐ長さに設定した
    請求項1から3のいずれかに記載のカバー部材。
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