JP2004111815A - 保護テープの剥離方法及びその装置 - Google Patents

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上林 啓
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Abstract

【課題】ウエハ裏面研削の際の保護テープ表面へのゴミ付着によって粘着テープの密着性が低下するという不具合を無くし、保護テープ剥離不良を防止する。
【解決手段】粘着テープを貼り付ける前工程に設けた洗浄室16は、裏面研削後の保護テープ2付半導体ウエハ1の搬入口20と洗浄後の搬出口21を有し、搬入された保護テープ付半導体ウエハを吸着固定して回転するチャックテーブル17と、保護テープ2表面を擦る洗浄ブラシ25及び保護テープ付半導体ウエハの端面に向けて温純水を吹き付ける洗浄ノズル26を有する洗浄部上下機構24とを備え、洗浄部上下機構24を降下させてチャックテーブル17上の保護テープ2表面に洗浄ブラシ25を接触させ、チャックテーブル17の回転と同時に洗浄ノズル26から温純水を噴出させて保護テープ付半導体ウエハの洗浄を行なう。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体ウエハの表面を保護するために貼付された保護テープを剥離する際の剥離方法及び剥離装置に関し、特に、ウエハの裏面研削後にウエハ表面から保護テープを剥離する際の剥離方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ICなどの半導体デバイスは、半導体ウエハ表面に微細加工技術により回路パターンを形成し、その後ウエハ裏面を研削し、さらにダイシングによりICチップに分割する工程を経て製造されている。
【0003】
このウエハ裏面研削の際には、ウエハ表面に形成された回路パターンを異物付着や損傷から保護するために、前もってウエハ表面側に保護テープが貼り付けられている。保護テープは、基材となる樹脂テープに接着剤が塗布されて構成されている。そして、ウエハ裏面研削後、この保護テープは剥離装置によってウエハ表面から剥離される。剥離の際は、ウエハ表面の保護テープの上にさらに強力な粘着力を有する粘着テープを貼り付け、この粘着力を利用して粘着テープを引き上げることによってウエハ表面から保護テープを剥離している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
この従来の保護テープを剥離する装置及び剥離方法について、図面を用いて説明する。図4は従来の保護テープ剥離装置の構成図である。図4に示すように、従来の剥離装置における剥離機構部は、保護テープ2が貼り付けられているウエハ1を吸着固定するチャックテーブル11と、粘着テープ3を供給する粘着テープロール8と、供給された粘着テープ3をウエハ1上の保護テープ2に貼り付けるゴムローラー4と、剥離された保護テープ2とともに粘着テープ3を巻き取る粘着テープ巻取リール7とを備え、粘着テープ3はゴムローラー4を介して巻取リール7に巻き取られるようになっている。
【0005】
まず、ウエハの裏面研削が終了し、保護テープ2が貼り付けられたままのウエハ1が収納されている第1キャリアステーション5から、ウエハ1を1枚ずつ搬送アーム9によってオリフラアライメント部15に搬送し、次いで、オリフラ合わせが完了したウエハ1を剥離機構部に搬送する。剥離機構部では、搬送されたウエハ1が保護テープ2の貼付面を上にしてチャックテーブル11上にバキュームシャフト12により吸着固定される。
【0006】
次いで、X1の位置でゴムローラー4が下降し、粘着テープ3を保護テープ2に押し付けながらX2まで移動する。X2に達した時点で粘着テープ巻取リール7が作動し、ゴムローラー4がX1方向に引き戻されると同時に粘着テープ3に接着した保護テープ2がウエハ1の表面から剥離され、粘着テープ巻取リール7に巻き取られて行く。この巻き取られて行く状態を図5の斜視図に示している。
【0007】
ここで、X1とX2の距離は、ほぼウエハ1の直径の両端をカバーする距離であり、また、ゴムローラー4は、カム溝を有するカム板13及びシリンダー14によって上下方向の動作を可能にするとともに、図示しない機構によって水平方向の往復動作を可能にしている。次いで、保護テープ2が剥離されたウエハ1は、搬送アーム10によって搬送され、第2キャリアステーション6に収納される。このような装置及び方法により、従来は保護テープの剥離を行なっていた。
【0008】
しかしながら、このような従来の剥離方法には次のような問題点がある。まず、裏面研削時に発生するシリコンスラッジ等のゴミが保護テープの表面に付着しているため、粘着テープを貼り付けたときの密着性が低下してしまい、保護テープに対する接着力が弱くなって保護テープの剥離不良が発生するという問題がある。
【0009】
そこで、この密着性の低下を補うために、かなり大きな押圧力をゴムローラーに与えて粘着テープを保護テープに貼り付けたり、あるいは強力な接着力を持つ粘着テープを保護テープに貼り付けたりすることが行なわれている。また、別の方法として、粘着テープを用いずに保護テープとウエハとの貼付界面付近に温水をノズル噴射し、保護テープの熱収縮性を利用して貼付界面に温水を浸透させ、ノズルからの噴射力によって保護テープを直接剥離する方法も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0010】
しかし、最近は、半導体チップの小型化に伴ってウエハの薄肉化が進み、裏面研削後のウエハの厚さは100μm前後にまで薄くなっている。そのため、ゴムローラーに大きな力を与えたり接着力の強い粘着テープを使用したりすると、半導体ウエハへのストレスが増加し保護テープ剥離後の工程でクラックが発生したり、また、次工程での洗浄に大きな工数を要したりするという問題がある。一方、粘着テープを用いない温水噴射による剥離方法は、ウエハへのストレスは少ないものの剥がした後の保護テープの処理などに工数がかさみ、効率的な方法ではない。
【0011】
【特許文献1】
特開平09−283471号公報(図3)
【特許文献2】
特開平11−345793号公報(図4)
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたもので、粘着テープ方式と温水噴射方式を組み合わせることによって、ウエハ裏面研削の際に発生する保護テープ表面へのゴミ付着が原因となって粘着テープの密着性が低下するという不具合を無くし、保護テープ剥離不良が生じないようにした保護テープ剥離方法及びその装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、半導体ウエハの裏面研削の際にあらかじめ半導体ウエハの表面を保護するために保護テープを貼付し、研削後、保護テープ上に粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離する保護テープの剥離方法において、前記保護テープ上に粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離する工程以前の工程で、保護テープが貼付された半導体ウエハの端面及び保護テープ表面を温純水洗浄し、この洗浄工程を経た後、保護テープ付半導体ウエハに粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離するようにしている。
【0014】
また、本発明において、前記洗浄工程は、保護テープ付半導体ウエハの端面方向から温純水を吹き付け、保護テープを上方向に押し上げて半導体ウエハとの接着界面に温純水を浸透させる工程と、次いで保護テープ表面に付着しているゴミを洗浄除去する工程とからなる。そして、前記粘着テープは、洗浄工程を経ない保護テープを剥離する時と比べて接着強度の弱いものが使用可能であり、また、前記保護テープと半導体ウエハとの接着界面に温純水を浸透させることにより保護テープと半導体ウエハとの粘着力を低下させるようにしている。
【0015】
また、本発明は、前記半導体ウエハの裏面研削の際にあらかじめ半導体ウエハの表面を保護するために保護テープを貼付し、研削後、保護テープ上に粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離する保護テープの剥離装置において、前記裏面研削後の保護テープ付半導体ウエハに対し温純水洗浄を行なうための洗浄室を設け、洗浄後の保護テープ付半導体ウエハに対し粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離するようにしている。
【0016】
また、本発明において、前記洗浄室は、裏面研削後の保護テープ付半導体ウエハの搬入口と洗浄後の搬出口を有し、搬入された保護テープ付半導体ウエハを吸着固定して回転するチャックテーブルと、保護テープ表面を擦る洗浄ブラシ及び保護テープ付半導体ウエハの端面に向けて温純水を吹き付ける洗浄ノズルを有する洗浄部上下機構とを備え、洗浄部上下機構を降下させてチャックテーブル上の保護テープ表面に洗浄ブラシを接触させ、チャックテーブルの回転と同時に洗浄ノズルから温純水を噴出させて保護テープ付半導体ウエハの洗浄を行なうようにし、また、前記保護テープ付半導体ウエハの洗浄終了後、洗浄部上下機構を上昇させ、チャックテーブルを洗浄時よりも高速で回転させて保護テープ付半導体ウエハの遠心乾燥を行なうようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について説明する。本発明の特徴は、まず、保護テープに粘着テープを接触させる以前の工程で洗浄室を設け、洗浄室においてチャックテーブルに固定されたウエハ端面に向けて温純水を噴射し、この温純水が保護テープ表面に流れ出すと同時に保護テープ表面に洗浄ブラシを接触させ、裏面研削時に付着したシリコンスラッジ等のゴミを保護テープ表面から洗い落し、また、ウエハ端面からはウエハ表面と保護テープとの接着面に温純水を浸透させてウエハと保護テープとの粘着力を低下させるようにしたことである。
【0018】
次いで、この温純水に浸漬された保護テープ付きウエハを保護テープ剥離機構部に搬送し、従来と同じ方法で粘着テープを保護テープに貼着し、粘着テープを巻き取ることによってウエハから保護テープを剥離するようにしている。
【0019】
このように、温純水によって保護テープ表面のゴミを洗浄除去して粘着テープの密着性を向上させ、同時に温純水の浸透によって保護テープとウエハとの粘着性を低下させるようにしたので、粘着テープによる保護テープの剥離を容易かつ確実に行なうことができる。ここで、保護テープとウエハとの間に温純水が浸透してゆく理由は、保護テープが温純水に浸漬されることによって接着剤が溶解し、また、テープ基材とウエハとの熱膨張差によって隙間が生じることによる。
【0020】
次に、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の保護テープ剥離装置の構成図である。図1に示すように、本発明の保護テープ剥離装置は、裏面研削が終了し保護テープ2が貼り付けられたままのウエハ1が収納された第1キャリアステーション5と、このウエハ1のオリフラ合わせを行なうオリフラアライメント部15との間に、保護テープ2が貼付されたウエハ1の洗浄を行なう洗浄室16を設けている。そして、第1キャリアステーション5から保護テープ2が貼付されたウエハ1を1枚ずつ搬送アーム9によって洗浄室16に送り込み、洗浄ノズルから温純水を噴射させて保護テープ2の表面の洗浄処理及び接着剤の軟化処理を行ない、処理後、直ちにオリフラアライメント部15に搬送し、オリフラ合わせ後、従来と同様の粘着テープを用いた保護テープ剥離機構部に搬送する。剥離機構部の構成及び剥離方法は、従来技術で説明したのと同様であるので説明は省略する。
【0021】
ここで、本発明に係る洗浄室の構造について、図2の構成図を用いて説明する。図2に示すように、洗浄室16はその内部に洗浄機構が設けられており、第1キャリアステーション5に収納され保護テープ2が貼付されたウエハ1が洗浄室16の筐体に開けられた搬入口20から搬入され、洗浄機構において洗浄された後、搬出口21から搬出される。搬入口20及び搬出口21には洗浄液飛散防止用のシャッター23が設けられ、筐体の底部には、洗浄済みの液を排出する排出口22が設けられている。また、ウエハの搬入及び搬出は搬送アーム9、10によって行なわれる。
【0022】
この洗浄室16内に設けられた洗浄機構は、搬入された保護テープ付のウエハ1を吸着固定するチャックテーブル17と洗浄部上下機構24を有し、チャックテーブル17はバキュームシャフト19を回転軸としてテーブル回転モーター18によって回転する構造となっている。また、洗浄部上下機構24には、保護テープ2の表面に接触する洗浄ブラシ25とウエハ1の端面に向けて温純水を噴射する洗浄ノズル26が取り付けられ、洗浄ノズル26はノズル押し下げシリンダー27及びノズルガイド28により垂直方向の上下動作が可能である。ノズルガイド28は洗浄室16の内壁に取り付けられている。
【0023】
次に、この洗浄機構の動作について、図2及び図3を用いて説明する。図3は図2のA部拡大図である。図2において、裏面研削時に発生したシリコンスラッジ等のゴミが保護テープ2の表面やウエハ端面に付着した状態のウエハ1が、搬送アーム9によって搬入口20から洗浄室16内に搬入される。搬入されたウエハ1は、保護テープ2を上にしてチャックテーブル17上に真空吸着により固定される。続いて洗浄部上下機構24が降下し、洗浄ブラシ25を保護テープ2の表面に接触させる。洗浄ブラシ25は、ウエハ1の半径にほぼ等しい長さに植毛された刷毛状構造である。同時に、洗浄ノズル26もノズル押し下げシリンダー27によって降下し、ノズルガイド28により位置決めされてチャックテーブル17の上面及びウエハ1の端面からわずか離れた所定距離の位置で停止する。また、洗浄ノズル26を水平方向に可動できる構造としておけば、ウエハ1の大きさに応じてウエハ端面からの距離を調整できる。
【0024】
その後、チャックテーブル17が低速回転(2〜10rpm)を開始すると同時に洗浄ノズル26から温純水(40〜60℃)が流れ始め、洗浄を開始する。まず、図3に示すように、洗浄ノズル26からの温純水29が、チャックテーブル17上に吹き付けられ、その後、ウエハ1と保護テープ2との接着面に至り、保護テープ2は上方へ押し上げられる。この押し上げられる力と前述したような浸透作用によって、温純水29はウエハ1の端面から保護テープ2との接着面に浸透して行き、保護テープ2はウエハ1との粘着力を低下させて行くことになる。この際、ウエハ1の回転によってウエハ1の端面全周にわたって均等に温純水29が吹き付けられるため、保護テープ2の接着面全体にわたって温純水29を浸透させることができる。さらに、温純水29は保護テープ2の表面に達し、保護テープ2の表面は回転によって洗浄ブラシ25で擦られ、付着しているシリコンスラッジ等が洗い流される。
【0025】
任意時間洗浄を行なった後、温純水の供給を停止し、洗浄部上下機構24を上昇させる。その後、チャックテーブル17を高速回転(500〜1000rpm)させ、ウエハ1の乾燥を行なう。乾燥後、保護テープ2の粘着力が低下した状態となったウエハ1を搬送アーム10によって搬出口21から洗浄室16外へ搬出し、オリフラアライメント部15を経て粘着テープを用いた保護テープ剥離機構部へと搬送する。
【0026】
保護テープ剥離機構部の構成は従来のものと同様であるが、ここで使用する粘着テープは従来のものよりも粘着力の弱いテープでも使用することができるようになったことで、保護テープの剥離を容易かつ確実に行なうことができる。
【0027】
【発明の効果】
本発明によれば、保護テープ剥離工程以前の工程において、保護テープ表面及びウエハ端面を温純水で洗浄することによって保護テープとウエハとの接着力を低下させることができ、同時に保護テープ表面のシリコンスラッジ等を除去することによって粘着テープとの密着性を向上させることができるようになったので、保護テープ剥離時には、従来よりも粘着力の低い粘着テープを用いて保護テープを剥離することが可能となった。
【0028】
その結果、従来、強力な粘着テープによって生じていたウエハへのストレスが軽減され、研削厚さがより薄くなったウエハに対しても保護テープの剥離が可能となり、また、粘着テープを貼り付けるときにゴムローラーに大きな力を加える必要も無くなった。
【0029】
さらに、裏面研削時に発生していたシリコンスラッジ等が保護テープ剥離以前に除去されたことによって、次工程でのウエハ洗浄時間の短縮又は洗浄工程の省略が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の保護テープ剥離装置における一実施の形態を示す構成図である。
【図2】本発明の保護テープ剥離装置の一部を構成する洗浄室の構成図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】従来の保護テープ剥離装置を示す構成図である。
【図5】図4の要部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1  ウエハ
2  保護テープ
3  粘着テープ
4  ゴムローラー
5  第1キャリアステーション
6  第2キャリアステーション
7  粘着テープ巻取リール
8  粘着テープロール
9、10  搬送アーム
11  チャックテーブル
12  バキュームシャフト
13  カム板
14  シリンダー
15  オリフラアライメント部
16  洗浄室
17  チャックテーブル
18  テーブル回転モーター
19  バキュームシャフト
20  搬入口
21  搬出口
22  排出口
23  シャッター
24  洗浄部上下機構
25  洗浄ブラシ
26  洗浄ノズル
27  ノズル押し下げシリンダー
28  ノズルガイド
29  温純水

Claims (7)

  1. 半導体ウエハの裏面研削の際にあらかじめ半導体ウエハの表面を保護するために保護テープを貼付し、研削後、保護テープ上に粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離する保護テープの剥離方法において、前記保護テープ上に粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離する工程以前の工程で、保護テープが貼付された半導体ウエハの端面及び保護テープ表面を温純水洗浄し、この洗浄工程を経た後、保護テープ付半導体ウエハに粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離することを特徴とする保護テープの剥離方法。
  2. 前記洗浄工程は、保護テープ付半導体ウエハの端面方向から温純水を吹き付け、保護テープを上方向に押し上げて半導体ウエハとの接着界面に温純水を浸透させる工程と、次いで保護テープ表面に付着しているゴミを洗浄除去する工程とからなることを特徴とする請求項1記載の保護テープの剥離方法。
  3. 前記粘着テープは、洗浄工程を経由しない保護テープを剥離する時と比べて接着強度の弱いものが使用可能であることを特徴とする請求項1記載の保護テープの剥離方法。
  4. 前記保護テープと半導体ウエハとの接着界面に温純水を浸透させることにより保護テープと半導体ウエハとの粘着力を低下させることを特徴とする請求項2記載の保護テープの剥離方法。
  5. 前記半導体ウエハの裏面研削の際にあらかじめ半導体ウエハの表面を保護するために保護テープを貼付し、研削後、保護テープ上に粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離する保護テープの剥離装置において、前記裏面研削後の保護テープ付半導体ウエハに対し温純水洗浄を行なうための洗浄室を設け、温純水洗浄後の保護テープ付半導体ウエハに対し粘着テープを貼り付けて保護テープを剥離することを特徴とする保護テープの剥離装置。
  6. 前記洗浄室は、裏面研削後の保護テープ付半導体ウエハの搬入口と洗浄後の搬出口を有し、搬入された保護テープ付半導体ウエハを吸着固定して回転するチャックテーブルと、保護テープ表面を擦る洗浄ブラシ及び保護テープ付半導体ウエハの端面に向けて温純水を吹き付ける洗浄ノズルを有する洗浄部上下機構とを備え、洗浄部上下機構を降下させてチャックテーブル上の保護テープ表面に洗浄ブラシを接触させ、チャックテーブルの回転と同時に洗浄ノズルから温純水を噴出させて保護テープ付半導体ウエハの洗浄を行なうことを特徴とする請求項5記載の保護テープの剥離装置。
  7. 前記保護テープ付半導体ウエハの洗浄終了後、洗浄部上下機構を上昇させ、チャックテーブルを洗浄時よりも高速で回転させて保護テープ付半導体ウエハの遠心乾燥を行なうことを特徴とする請求項5記載の保護テープの剥離装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015015421A (ja) * 2013-07-08 2015-01-22 株式会社ディスコ ウエーハの加工方法
JP2015026769A (ja) * 2013-07-29 2015-02-05 株式会社ディスコ 研削装置
CN111681978A (zh) * 2020-08-12 2020-09-18 山东元旭光电股份有限公司 一种晶圆清洗装置
CN111739828A (zh) * 2020-08-12 2020-10-02 山东元旭光电股份有限公司 一种晶圆自动刷片机

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