JP2004107016A - エレベーター乗場出入口装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】火災時に熱膨張により発生する三方枠縦枠の表板の反りを、補強部材又は裏板による表板の拘束を緩和することで効果的に抑制し、防火シャッターの外れを防止して防火性能を向上させたエレベーター乗場出入口装置を提供する。
【解決手段】この発明のエレベーター乗場出入口装置は、三方枠縦枠2の意匠面を構成する表板4と、表板4の熱膨張時には結合部における表板4の水平方向の摺動を可能にした補強部材5と、レール溝12により案内され三方枠上枠3より降下される防火シャッター10とを備えている。また、この発明による別構成として、補強部材5は、表板4より大きい線膨張係数を有する材料により構成されている、あるいは、表板4両端部に架橋して端部が水平方向に対して段違いの位置でそれぞれ表板4両端部に回動可能に結合されている。また、裏板6は、表板4と隔離されて補強部材5に接合されている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、エレベーター乗場出入口装置、特にエレベーターの三方枠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図7は、従来の一般的なエレベーターの乗場側から見たエレベーターの乗場出入口装置の概略構成を示す図である。図7において、1はエレベーターの乗場ドア、2は左右に対向して配置された三方枠縦枠、3は三方枠上枠である。図8は、図7の三方枠縦枠の水平方向の断面図である。図8において、4は表板、5は補強部材である。表板4と補強部材5のそれぞれの端部間は溶接により固定されており、5aはその溶接固定部である。
【0003】
ここで、火災時の防火性能向上を目的に、三方枠に防火シャッターを設置する場合がある。図9は、従来の防火シャッターを備えたエレベーターにおける三方枠縦枠の水平方向の断面図である。図9において、10は防火シャッター、11はシャッターレール、12はレール溝である。表板4は奥行き方向で乗場側表板4aとエレベーターかご側表板4b(以下、単に表板4a、4bとも称する)とに分割されており、その分割部にレール溝12が設けられ、シャッターレール11が表板4a、4bの裏面に取付けられている。また、図8と同様に、表板4と補強部材5のそれぞれの端部間は溶接により固定されており、5aはその溶接固定部である。そして、防火シャッター10はレール溝12により案内され三方枠上枠3より降下されるように設置されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特公平7−42066号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように防火シャッターが備えられたエレベーターの三方枠において、火災時に三方枠に熱がかかると、熱膨張が生じる三方枠縦枠の表板を補強部材又は裏板が拘束している為、表板に反りが発生し、表板に設けられたシャッターレール溝の防火シャッター係合部が広がってしまう可能性があり、それにより防火シャッターが外れて防火性能を低下させてしまう恐れがあった。また、防火シャッターが備えられていないエレベーターの三方枠においても同様に、火災時に三方枠縦枠の表板に熱膨張による反りが発生し、火災後に表板を復旧する際の意匠面品取替え工程において、工数が掛かる原因となっていた。また、三方枠縦枠の製造時において、表板と補強部材とを結合する為の溶接の際に工作誤差により、表板が補強部材に引張られて応力が加わった状態で溶接されることで、表板の意匠面に歪が発生し、意匠的にも見栄えが悪くなってしまう恐れがあった。
【0006】
そこで、この発明は、このような従来の課題を解決するためになされたものであり、火災時に表板に熱膨張が発生した際の補強部材又は裏板による表板の拘束を緩和することで、表板の反りを効果的に抑制し、防火シャッターの外れを防止して防火性能を向上させたエレベーター乗場出入口装置を提供することを目的とするものである。また、防火シャッターが備えられていないエレベーターの三方枠においても、熱膨張による表板の反りを抑制し、火災後の表板復旧の際に意匠面品取替え工程を軽減させることを目的とする。更に、三方枠縦枠の製造時において、溶接の際に工作誤差によっても発生していた表板の歪を抑制することで、意匠的にも見栄えを向上させたエレベーター乗場出入口装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のエレベーター乗場出入口装置は、請求項1に記載のように、三方枠縦枠の意匠面を構成し水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、上記表板両端部に架橋して端部がそれぞれ上記表板両端部に結合され、上記表板の熱膨張時には上記結合部における上記表板の水平方向の摺動を可能にした補強部材とを備えたものである。
【0008】
また、この発明のエレベーター乗場出入口装置は、請求項2に記載のように、三方枠縦枠の意匠面を構成し水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、上記表板の材料の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料により構成され、上記表板両端部に架橋して端部がそれぞれ上記表板両端部に結合された補強部材とを備えたものである。
【0009】
また、この発明のエレベーター乗場出入口装置は、請求項3に記載のように、三方枠縦枠の意匠面を構成し水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、上記表板両端部に架橋して端部が水平方向に対して段違いの位置でそれぞれ上記表板両端部に回動可能に結合された補強部材とを備えたものである。
【0010】
また、この発明のエレベーター乗場出入口装置は、請求項4に記載のように、三方枠縦枠の意匠面を構成し上記三方枠縦枠の奥行き方向で分割されてその分割部にレール溝が設けられ、且つ水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、上記表板両端部に架橋して端部がそれぞれ上記表板両端部に結合され、上記表板の熱膨張時には上記結合部における上記表板の水平方向の摺動を可能にした補強部材と、上記レール溝により案内され三方枠上枠より降下される防火シャッターとを備えたものである。
【0011】
また、この発明のエレベーター乗場出入口装置は、請求項5に記載のように、三方枠縦枠の意匠面を構成し上記三方枠縦枠の奥行き方向で分割されてその分割部にレール溝が設けられ、且つ水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、上記表板の材料の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料により構成され、上記表板両端部に架橋して端部がそれぞれ上記表板両端部に結合された補強部材と、上記レール溝により案内され三方枠上枠より降下される防火シャッターとを備えたものである。
【0012】
また、この発明のエレベーター乗場出入口装置は、請求項6に記載のように、三方枠縦枠の意匠面を構成し上記三方枠縦枠の奥行き方向で分割されてその分割部にレール溝が設けられ、且つ水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、上記表板両端部に架橋して端部が水平方向に対して段違いの位置でそれぞれ上記表板両端部に回動可能に結合された補強部材と、上記レール溝により案内され三方枠上枠より降下される防火シャッターとを備えたものである。
【0013】
また、この発明のエレベーター乗場出入口装置は、請求項7に記載のように、上記表板とは隔離して上記補強部材に裏板が接合されたものである。
【0014】
また、この発明のエレベーター乗場出入口装置は、請求項8に記載のように、上記補強部材の材料の線膨張係数以上の線膨張係数を有する材料により構成され、上記表板とは隔離して上記補強部材に裏板が接合されたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
(以下に図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付してその説明を簡略化ないし省略する場合がある。)
実施の形態1.
図1は、本発明による乗場出入口装置の三方枠縦枠の水平方向の断面図である。エレベーターの乗場側から見たエレベーターの乗場出入口装置は、図7と同様に図示されるので図7を援用する。図7において、1はエレベーターの乗場ドア、2は左右に対向して配置された三方枠縦枠、3は三方枠上枠である。そして、図1において、2は水平方向の断面で示された片方の三方枠縦枠、4は表板、4aは乗場側表板、4bはエレベーターかご側表板(以下、単に表板4a、4bとも称する)であり、三方枠縦枠2の意匠面を構成する表板4は、三方枠縦枠2の奥行き方向で、乗場側表板4aとかご側表板4bとに分割されている。12はレール溝であり、表板4a、4bは、互いに隣接する分割部側の端部が三方枠縦枠2の内部側にL字状に曲げられてレール溝12が設けられている。また、表板4a、4bの他端部は、それぞれ背面内側に断面コ字状に曲げられている。11は表板4a、4bの連結と補強を兼ねたシャッターレールであり、図1のように表板4a、4bの裏面に取付けられている。10は防火シャッターであり、レール溝12により案内され三方枠上枠3(図7参照)より降下される。5は補強部材(繋ぎ板)であり、表板4a、4bの背面側のそれぞれの端部裏面に架橋されており、その端部がそれぞれ表板4a、4bの端部に結合されている。尚、補強部材5は、表板4a、4bの剛性を保つ目的で用いられ、通常は表板4a、4bの高さ方向に対して所定の間隔を置いて複数枚が、例えば3箇所に離間して取付けられる。
【0016】
図2は、本実施の形態1による三方枠縦枠2を意匠面背面側から見た部分側面図である。図2において、7は長穴、8はリベットである。表板4a、4bは、それぞれ補強部材5との結合部に水平方向に長い長穴7を有し、熱膨張時における表板4a、4bの結合部の水平方向の摺動が可能となるように、リベット8により補強部材5と結合されている。
【0017】
ここで、図3は、三方枠縦枠の熱膨張の状態を示す水平方向の断面図であり、(A)は比較の為に従来の三方枠縦枠の熱膨張時の反りの様子を示す図で、(B)は本発明により三方枠縦枠の熱膨張時の反りが抑制されている様子を示す図である。従来の例では、板4a、4bと補強部材5が溶接固定部5aにおいて固定されていた為、補強部材5により板4a、4bが拘束され、図3(A)のように表板4a、4bに反りが発生していた。しかし、本実施の形態1では、火災時に表板4a、4bが熱膨張した場合、リベット8がスライドすることによって、表板4a、4bと補強部材5との水平方向の拘束が緩和されている為、図3(B)のように表板4a、4bを全体的に均一に膨張させることができる。その為、レール溝12の広がりによる防火シャッター10の外れを防止し、防火性能を向上させることができる。また、以上により表板4a、4bの拘束が緩和され歪による変形が抑えられている為、火災後の表板の復旧を行う際に意匠面品取替えの工程を軽減させることができる。
【0018】
また、本発明により、補強部材5と表板4a、4bとの結合部の水平方向の摺動が可能となったので、三方枠縦枠の製造時においても、溶接時の工作誤差によっても発生していた表板の歪を抑制することで意匠性を向上させることもできる。
【0019】
次に、図4は、本発明による三方枠縦枠構造に裏板を追加した水平方向の断面図である。裏板は、三方枠縦枠の背面側に設けられ、昇降路壁と仕切る為の部材である。更に敷衍すると、通常、昇降路壁には耐火を目的としてモルタル(耐火材)が敷き詰められており、一方、三方枠縦枠についてはその内部にモルタルを詰める場合があるが、エレベーターの乗場出入口装置によっては、原価低減の目的で、三方枠縦枠のモルタルを省略することがある。その際に昇降路壁側のモルタルと三方枠縦枠を仕切る為に用いられる部材が裏板である。図4において、6は裏板であり、裏板6は水平方向の断面については図4のように補強部材5の外面に接合され、垂直方向においては通常は三方枠縦枠2と同等程度に長手に形成(図示省略)されている。従来、裏板は補強部材と同様に、溶接等により表板に固定されることが通常となっており、その為、火災時において、裏板も補強部材と同じく表板を拘束してしまい、表板に反りを発生させる一因となっていた。そこで、本実施の形態1のように、裏板6を表板4a、4bと隔離して補強部材5に取付けることで、表板4a、4bと補強部材5との水平方向の拘束の緩和により表板4a、4bの意匠面の反りが防止された効果を害することなく、裏板6を設けることができる。これにより、表板4a、4bの反りを助長することなく裏板6を設置することができるので、エレベーター設置時の要望によってモルタルの投入量の選択と、それに伴う原価低減が可能となる。
【0020】
以上は、防火シャッターを備えた三方枠についての一例を示したが、本発明は、図8のような防火シャッターを備えていない、つまり表板にレール溝が設けられていない三方枠についても、上記と同様の効果を奏する。
【0021】
実施の形態2.
次に、本発明による実施の形態2について説明する。図5は、本実施の形態2による三方枠縦枠を意匠面背面側から見た部分側面図である。図5において、補強部材5は、表板4a、4bの背面側のそれぞれの端部裏面に架橋されており、その端部がそれぞれ表板4a、4bの端部に溶接、又はリベットと接着剤との組み合わせ等により固定されている。
【0022】
補強部材5は、表板4a、4bの材料の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料により構成されている。ここで、火災時にエレベーターの乗場側から熱を受けた場合、意匠面である表板4a、4bの方が意匠面背面側の補強部材5より加熱され易く、温度が高い。そこで、上記のように補強部材5の線膨張係数を表板4a、4bの線膨張係数より大きくすることで、補強部材5の方が温度は低いが、表板4a、4bとの伸び量の差を小さくすることができる。その結果、熱膨張時の補強部材5による表板4a、4bの拘束が緩和されることで表板4a、4bの反りが抑制され、レール溝12の広がりによる防火シャッター10の外れを防止し、防火性能を向上させることができる。また、以上により表板4a、4bの拘束が緩和され歪による変形が抑えられている為、火災後の表板の復旧を行う際に意匠面品取替えの工程を軽減させることができる。
【0023】
次に、本実施の形態2において、裏板6が追加された例について説明する。
本実施の形態2における補強部材5が表板4a、4bの材料の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料により構成されている場合についても、図4のように裏板6を補強部材5の外面に接合することができる。この場合に、裏板6を表板4a、4bと隔離して補強部材5に接合し、且つ裏板6の線膨張係数を補強部材5の線膨張係数と同等以上とすることにより、実施の形態1の場合と同様に、表板4a、4bと補強部材5との水平方向の拘束の緩和により表板4a、4bの意匠面の反りが防止される効果を害することなく、裏板6を設けることができる。これにより、表板4a、4bの反りを助長することなく裏板6を設置することができるので、エレベーター設置時の要望によってモルタルの投入量の選択と、それに伴う原価低減が可能となる。
【0024】
以上は、防火シャッターを備えた三方枠についての一例を示したが、本発明は、図8のような防火シャッターを備えていない、つまり表板にレール溝が設けられていない三方枠についても、同様の効果を奏する。
【0025】
実施の形態3.
次に、本発明による実施の形態3について説明する。図6は、本実施の形態3による三方枠縦枠を意匠面背面側から見た部分側面図である。図6において、補強部材5は、表板4a、4bそれぞれの背面側端部の裏面に架橋されており、補強部材5の端部が水平方向に対して段違いの位置で表板4a、4bのそれぞれの両端部に回動可能に結合されている。また、シャッターレール11は、前述の図1のように表板4a、4bの裏面に取付けられている。更に説明を付け加えると、シャッターレール11の乗場側(表板4a側)の端部は溶接等で完全固定され、エレベーターかご側(表板4b側)の端部は上下方向に長い長穴が設けられ、表板4bの裏側にはスタッドボルトが溶接されている(図示省略)。つまり、表板4bは、シャッターレール11に対して上下方向の摺動を可能に取付けられている。
【0026】
ここで、火災時に表板4a、4bが熱膨張した際には、表板4a、4bの水平方向の熱膨張によって、表板4a、4bそれぞれの補強部材5との結合部には互いに水平方向に離れる向きに応力が加わる。また、補強部材5の両端部はそれぞれ回転可能な1箇所での結合である為、表板4a、4bは互いに上下方向に摺動が可能となっている。その結果、補強部材5はその両端部が水平方向に対して段違いの位置で表板4a、4bに結合されている為、補強部材5にモーメントが生じ、その両端部の表板4a、4bとの結合穴を結んだ線が水平に近づく方向(つまり、2つの表板4a、4bが離れる方向)に回転する。これにより、熱膨張時の表板4a、4bの水平方向への拘束が緩和され、反りの抑制が可能となる為、レール溝12の広がりによる防火シャッター10の外れを防止し、防火性能を向上させることができる。また、以上により表板4a、4bの拘束が緩和され歪による変形が抑えられている為、火災後の表板の復旧を行う際に意匠面品取替えの工程を軽減させることができる。
【0027】
以上は、防火シャッターを備えた三方枠についての一例を示したが、本発明は、図8のような防火シャッターを備えていない、つまり表板にレール溝が設けられていない三方枠についても、同様の効果を奏する。
【0028】
以上の実施の形態1から3に示した発明は、上記のように各例の単独実施によって、本発明が目的とする効果を得ることができるが、これらの各実施の形態で示した発明を組み合わせて実施すれば、更により一層効果的である。
【0029】
【発明の効果】
この発明は、以上説明したように構成されているので、防火シャッターを備えたエレベーター乗場出入口装置において、火災時に三方枠縦枠が熱膨張した場合でも、表板と補強部材5との水平方向の拘束が緩和されている為、表板の反りが抑制され、レール溝の広がりによる防火シャッターの外れを防止し、防火性能を向上させることができる。また、防火シャッターを備えていないエレベーター乗場出入口装置においても、火災後の表板の復旧を行う際に、表板の拘束が緩和され歪による変形が抑えられている為、意匠面品取替えの工程を軽減させることができる。また、三方枠縦枠の製造時において、溶接の際に工作誤差によっても発生していた表板の歪を抑制することで、意匠的にも見栄えを向上させることができる。また、表板の反りを助長することなく裏板を設置することができるので、エレベーター設置時の要望によってモルタルの投入量の選択と、それに伴う原価低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による乗場出入口装置の三方枠縦枠の水平方向の断面図である。
【図2】本実施の形態1による三方枠縦枠を意匠面背面側から見た側面図である。
【図3】三方枠縦枠の熱膨張の状態を示す水平方向の断面図である。
【図4】本発明による三方枠縦枠構造に裏板を追加した水平方向の断面図である。
【図5】本実施の形態2による三方枠縦枠を意匠面背面側から見た側面図である。
【図6】本実施の形態3による三方枠縦枠を意匠面背面側から見た側面図である。
【図7】従来の一般的なエレベーターの乗場側から見たエレベーターの乗場出入口装置の概略構成を示す図である。
【図8】図7の三方枠縦枠の水平方向の断面図である。
【図9】従来の防火シャッターを備えたエレベーターにおける三方枠縦枠の水平方向の断面図である。
【符号の説明】
1 乗場ドア、 2 三方枠上枠、 3 三方枠縦枠、 4 表板、 4a 乗場側表板、 4b かご側表板、 5 補強部材、 6 裏板、 7 長穴、 8 リベット、 10 防火シャッター、 11 シャッターレール、 12 レール溝。

Claims (8)

  1. 三方枠縦枠の意匠面を構成し水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、
    上記表板両端部に架橋して端部がそれぞれ上記表板両端部に結合され、上記表板の熱膨張時には上記結合部における上記表板の水平方向の摺動を可能にした補強部材とを備えたことを特徴とするエレベーター乗場出入口装置。
  2. 三方枠縦枠の意匠面を構成し水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、
    上記表板の材料の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料により構成され、上記表板両端部に架橋して端部がそれぞれ上記表板両端部に結合された補強部材とを備えたことを特徴とするエレベーター乗場出入口装置。
  3. 三方枠縦枠の意匠面を構成し水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、
    上記表板両端部に架橋して端部が水平方向に対して段違いの位置でそれぞれ上記表板両端部に回動可能に結合された補強部材とを備えたことを特徴とするエレベーター乗場出入口装置。
  4. 三方枠縦枠の意匠面を構成し上記三方枠縦枠の奥行き方向で分割されてその分割部にレール溝が設けられ、且つ水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、
    上記表板両端部に架橋して端部がそれぞれ上記表板両端部に結合され、上記表板の熱膨張時には上記結合部における上記表板の水平方向の摺動を可能にした補強部材と、
    上記レール溝により案内され三方枠上枠より降下される防火シャッターとを備えたことを特徴とするエレベーター乗場出入口装置。
  5. 三方枠縦枠の意匠面を構成し上記三方枠縦枠の奥行き方向で分割されてその分割部にレール溝が設けられ、且つ水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、
    上記表板の材料の線膨張係数より大きい線膨張係数を有する材料により構成され、上記表板両端部に架橋して端部がそれぞれ上記表板両端部に結合された補強部材と、
    上記レール溝により案内され三方枠上枠より降下される防火シャッターとを備えたことを特徴とするエレベーター乗場出入口装置。
  6. 三方枠縦枠の意匠面を構成し上記三方枠縦枠の奥行き方向で分割されてその分割部にレール溝が設けられ、且つ水平方向における両端部が背面側に断面コ字状に曲げられた表板と、
    上記表板両端部に架橋して端部が水平方向に対して段違いの位置でそれぞれ上記表板両端部に回動可能に結合された補強部材と、
    上記レール溝により案内され三方枠上枠より降下される防火シャッターとを備えたことを特徴とするエレベーター乗場出入口装置。
  7. 上記表板とは隔離して上記補強部材に裏板が接合されたことを特徴とする請求項1又は4に記載のエレベーター乗場出入口装置。
  8. 上記補強部材の材料の線膨張係数以上の線膨張係数を有する材料により構成され、上記表板とは隔離して上記補強部材に裏板が接合されたことを特徴とする請求項2又は5に記載のエレベーター乗場出入口装置。
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