JP2004098612A - インクジェットプリンタ - Google Patents

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JP2004098612A
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Osamu Murata
村田 修
Tetsushi Aoki
青木 哲志
Katsuichi Kawabata
川端 勝一
Takeshi Yamazaki
山崎 健
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Abstract

【課題】インクジェットプリンタにおいて、記録ヘッドの吸引除去作業時におけるインクの吐出量を節減するとともに、記録ヘッドの拭取作業時におけるノズル面・ブレードの損傷を阻止する。
【解決手段】インクを吐出する吐出口が設けられたノズル面3aを備える複数の記録ヘッド2と、各吐出口を覆うように各記録ヘッド2に装着される複数のキャップ部材13と、各キャップ部材13を介して各吐出口からインクを吸引する複数の吸引ポンプ16と、各ノズル面3aに付着したインクを拭き取る複数のブレード14と、を備えるインクジェットプリンタ1において、インク吐出可能な吐出口からのインク吸引量を、インク吐出不能となった吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定するように、各吸引ポンプ16によるインク吸引量を調整する吸引量調整手段を備える。
【選択図】       図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インクジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、紙等の記録媒体にインクを吐出し着弾させることにより所定の画像を記録するインクジェットプリンタが提案され、実用化されている。このインクジェットプリンタには、記録媒体上で往復移動可能な記録ヘッドが設けられており、往復移動する記録ヘッドの吐出口からインクを微小な液滴として記録媒体に向けて吐出することにより、記録媒体に画像を記録する。
【0003】
ところで、インクを吐出する記録ヘッドの吐出口にインクが固着したり、塵芥が付着したりすると、目詰まりが発生する場合がある。このような記録ヘッドの吐出口の目詰まりは、吐出不良や液滴量低下の原因となるため、所定のタイミングで記録ヘッドのクリーニング作業を行う必要がある。
【0004】
クリーニング作業としては、記録ヘッドの吐出口が設けられた一面(以下、「ノズル面」という)をキャップ部材で密閉するように覆い、このキャップ部材を介して吸引ポンプで吸引することにより、吐出口やノズル面に付着したごみをインクとともに吸引除去する作業(吸引除去作業)や、ノズル面に残留したインクを、弾性を有するブレードを用いて拭き取る作業(拭取作業)等がある。
【0005】
前記した吸引除去作業を実現させるために、従来のインクジェットプリンタには、キャップ部材又は記録ヘッドを上下動させてキャップ部材を各吐出口に対して相対的に近接・離隔移動させる「キャップ部材移動機構」が設けられている。従来のキャップ部材移動機構としては、全てのキャップ部材を同時に相対移動させるもの(例えば、特許文献1参照。)や、各キャップ部材を個別に相対移動させるもの等が提案されている。
【0006】
また、前記した拭取作業を実現させるために、従来のインクジェットプリンタには、ブレードをノズル面に対して近接・離隔移動させる「ブレード移動機構」が設けられている。従来のブレード移動機構としては、全てのブレードを同時に移動させるもの(例えば、特許文献1参照。)や、各ブレードを個別に移動させるもの等が提案されている。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−202453号公報(第3頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の吸引除去作業においては、全ての記録ヘッドにおいて同一量のインクを吸引していたため、無駄にインクを消費していた。すなわち、インク吐出不能となった吐出口のインク吐出能力を回復させるためには、比較的多量のインクを吸引することが必要であるが、このような比較的多量のインクを、インク吐出可能な吐出口からも吸引していたため、全体としてインクの吐出量がきわめて多かった。
【0009】
また、従来の拭取作業を、記録ヘッドのノズル面がインクで濡れていない状態で実施した場合には、記録ヘッドのノズル面やブレードを損傷させてしまうことがあった。
【0010】
なお、各キャップ部材を個別に相対移動させるキャップ部材移動機構や、各ブレードを個別に移動させるブレード移動機構は、その構成がきわめて複雑であるため、製造に手間及びコストがかかるという問題があった。
【0011】
本発明の課題は、インクジェットプリンタにおいて、記録ヘッドの吸引除去作業時におけるインクの吐出量を節減するとともに、記録ヘッドの拭取作業時におけるノズル面・ブレードの損傷を阻止することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
インクを吐出する吐出口が設けられたノズル面を備える複数の記録ヘッドと、各々の前記吐出口を覆うように各々の前記記録ヘッドに装着される複数のキャップ部材と、各々の前記キャップ部材を介して前記吐出口からインクを吸引する複数の吸引ポンプと、各々の前記ノズル面に付着したインクを拭き取る複数のブレードと、を備えるインクジェットプリンタにおいて、
インク吐出可能な前記吐出口からのインク吸引量を、インク吐出不能となった前記吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定するように、各々の前記吸引ポンプによるインク吸引量を調整する吸引量調整手段と、
各々の前記キャップ部材を、相対する前記吐出口に対して同時に相対移動させるキャップ部材移動手段と、
各々の前記ブレードを、相対する前記ノズル面に対して同時に相対移動させるブレード移動手段と、
を備えることを特徴とする。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、吸引量調整手段により、インク吐出可能な吐出口からのインク吸引量を、インク吐出不能となった吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定することができる。従って、インク吐出可能な吐出口からの無駄なインクの吐出を阻止することができる。この結果、全体としてインクの吐出量を節減することができる。
【0014】
また、請求項1記載の発明によれば、吸引量調整手段により、インク吐出不能となった吐出口と、インク吐出可能な吐出口と、の双方からインクを吸引することができるので、全ての記録ヘッドの吐出口をインクによって濡らすことができる。従って、拭取作業時における記録ヘッドのノズル面やブレードの損傷を阻止することができる。
【0015】
さらに、請求項1に記載の発明によれば、各々のキャップ部材を、相対する吐出口に対して同時に相対移動させるキャップ部材移動手段と、各々のブレードを、相対するノズル面に対して同時に相対移動させるブレード移動手段と、を備えるので、各キャップ部材を個別に移動させるための複雑な構成を有する高価なキャップ部材移動機構や、各ブレードを個別に移動させるための複雑な構成を有する高価なブレード移動機構を設ける必要がない。従って、製造上の手間やコストを節減することができる。
【0016】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のインクジェットプリンタにおいて、
前記吸引量調整手段は、
インク吐出不能となった前記吐出口からのインク吸引動作の開始時点を、インク吐出可能な前記吐出口からのインク吸引動作の開始時点よりも所定時間だけ前に設定するとともに、各々の前記吐出口からの単位時間当りのインク吸引量及びインク吸引動作の終了時点を同一に設定することを特徴とする。
【0017】
請求項2に記載の発明によれば、吸引量調整手段により、インク吐出不能となった吐出口からのインク吸引量を、インク吐出不能となった吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定しながら、全ての吐出口からのインク吸引動作の終了時点を一致させることができる。従って、吸引除去作業後の制御動作に迅速に移行することができ、クリーニング作業を円滑に行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を示す。以下は本発明の一実施形態であって本発明を限定するものではない。まず、図1から図3を参照して、本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンタ1の機械的な構成について説明する。
【0019】
図1は、インクジェットプリンタ1の主要な構成を示す概略図である。図2は、インクジェットプリンタ1のキャップ部材13に係る構成の側面図(図1の矢印IIの方向から見た図)である。図3は、インクジェットプリンタ1のブレード14に係る構成を示す斜視図である。
【0020】
本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1は、後述する制御部40(図4参照)の制御の下に、インクを液滴として紙等の記録媒体に向けて吐出し、この記録媒体にインクを浸透若しくは定着させて画像を記録するものである。インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、インク供給部30として、記録ヘッド2、ダンパ4、インク供給遮断弁5、中間タンク6、インク補給弁7及びインクタンク8を備える。本実施の形態においては、インクを4色用いる。インク供給部30は、各色に対応して、色数と同数備えられる。
【0021】
インクタンク8はインクを貯蔵している。インクはインクタンク8からインク流路24を介して中間タンク6へと供給され、さらに、中間タンク6からインク流路25を介してノズル3に供給される。
【0022】
インク補給弁7は、インクタンク8と中間タンク6を接続するインク流路23に配置され、供給されるインク量を調節する。インク供給遮断弁5とダンパ4は、中間タンク6とノズル3とを接続するインク流路24に配置される。インク供給遮断弁5は開閉可能な弁であり、インクの供給を遮断することができる(最後の一文を削除)。
【0023】
記録ヘッド2は、インク流路24に連通するインク供給路21と、このインク供給路21に接続されたフィルタ通過部22と、フィルタ通過部22に接続されたノズル3と、を備えている。ノズル3の先端の吐出口には、後述するメンテナンスユニット31の吸引ポンプ16による吸引力が作用し、所定量のインクが吸引される。また、ノズル3の吐出口が設けられたノズル面3aに付着したインクや塵芥は、後述するメンテナンスユニット31のブレード14によって拭き取られる。
【0024】
インクタンク8から供給され、インク流路24を介してインク供給路21に流入したインクは、フィルタ通過部22に供給され、フィルタ通過部22の内部に設けられたフィルタを通過した後、ノズル方向へと供給される。そしてインクはノズル3内に充填される。
【0025】
記録ヘッド2は、図2に示すように、4個並べられた状態でキャリッジ2aに搭載される。キャリッジ2aは、図示していないキャリッジレールに沿って主走査方向に移動する。なお、主走査方向とは、図1において紙面に対して垂直な方向であり、図2の矢印Fの方向である。なお、図1においては、キャリッジ2aの図示を省略している。
【0026】
キャリッジ2aは、キャリッジup/downモータ2b(図4参照)の駆動により、図1及び図2の矢印E方向に昇降移動する。かかるキャリッジup/downモータ2bは、後述する各キャップ部材13を、相対する各記録ヘッド2の吐出口に対して、同時に相対的に近接・離隔移動させるものである。すなわち、キャリッジup/downモータ2bは、本発明におけるキャップ部材移動手段である。キャリッジup/downモータ2bは、図4に示した制御部40のCPU41によって制御される。
【0027】
キャリッジ待避検知センサ10は、キャリッジ2aの待避位置を検知する位置に設けられている。キャリッジホーム検知センサ11は、キャリッジ2aのホームポジションを検知する位置に設けられている。キャリッジdown検知センサ12は、キャリッジ2aの移動範囲の下端を検知する位置に設けられている。キャリッジ2aの位置は、キャリッジ2aに設けられた遮光板9で各センサを遮光した状態でセンサ検知オンとして検知される。キャリッジ2aが上下に移動するので、厚い記録媒体にも対応可能である。
【0028】
また、インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、メンテナンスユニット31として、キャップ部材13、ブレード14、大気連通弁15及び吸引ポンプ16を備える。キャップ部材13には、吸引ポンプ16が接続される。キャップ部材13と吸引ポンプ16の間に、キャップ部材13の内部と大気とを連通し遮断する大気連通弁15が配置される。
【0029】
なお、本実施の形態におけるメンテナンスユニット31(キャップ部材13、ブレード14、大気連通弁15及び吸引ポンプ16)は、図2及び図3に示すように、各々の記録ヘッド2に対応させて4組設けられている。
【0030】
メンテナンスユニット31は、ワイプ移動モータ32(図4参照)により、図1及び図3の矢印G方向に移動可能とされる。かかるワイプ移動モータ32は、各ブレード14を、相対する各記録ヘッド2のノズル面3aに対して、同時に近接・離隔移動させるものである。すなわち、ワイプ移動モータ32は、本発明におけるブレード移動手段である。ワイプ移動モータ32は、図4に示した制御部40のCPU41によって制御される。
【0031】
ワイプ待避検知センサ18は、メンテナンスユニット31の待避位置を検知する位置に設けられている。ワイプホーム検知センサ19は、メンテナンスユニット31のホームポジション位置を検知する位置に設けられている。ワイプ完了検知センサ20は、ブレード14によるワイプの完了位置を検知する位置に設けられている。メンテナンスユニット31の位置は、メンテナンスユニット31に設けられた遮光板17で各センサを遮光した状態でセンサ検知オンとして検知される。
【0032】
また、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1には、各記録ヘッド2の吐出口がインク吐出不能な状態(以下、「ノズル欠」という)となっているか否かを検出するノズル欠検出センサ50(図4参照)が設けられている。ノズル欠検出センサ50によって、特定の記録ヘッド2にノズル欠が検出された場合には、制御部40のCPU41にその検出信号が伝送され、後述するクリーニング作業時の制御動作で使用される。
【0033】
記録ヘッド2の吐出口やノズル面3aに付着した塵芥をインクとともに吸引除去する「吸引除去作業」を行う際には、図1及び図2に示すように、記録ヘッド2がキャップ部材13上に配置される。そして、キャリッジ2aを下降させて、キャップ部材13がノズル面3aを覆うように、キャップ部材13を記録ヘッド2に装着させる。その後、吸引ポンプ16を作動させてノズル3内のインクを吸引する。吸引した廃インクは、図2に示した廃インクタンク25に溜められる。吸引終了後、キャリッジ2aを上昇させて、記録ヘッド2とキャップ部材13とを離隔させる。
【0034】
また、ブレード14を用いて、記録ヘッド2のノズル面3aに残留したインクを拭き取る「拭取作業」を行う際には、記録ヘッド2のノズル面3aがブレード14の上端の上方に位置するまでキャリッジ2aを上昇させる。そして、ブレード14を待避方向(図1において左方向)へ移動させた後、ブレード14の上端が記録ヘッド2のノズル面3aに接触する位置までキャリッジ2aを下降させる。次いで、ブレード14をワイプ方向(図1において右方向)へ移動させ、記録ヘッド2のノズル面3aに残留するインクや塵芥を拭き取る。
【0035】
次に、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1の電気的な構成について、図4を用いて説明する。図4は、インクジェットプリンタ1の制御部40に係る構成を説明するためのブロック図である。
【0036】
図4に示すように、制御部40は、CPU(Central Processing Unit)41、RAM(Random Access Memory)42、ROM(Read Only Memory)43、インターフェイス(以下、「I/F」という)44等から構成されている。
【0037】
CPU41は、ROM43に格納されている制御プログラムをRAM42内の作業領域に展開し、この制御プログラムに従った各種処理を実行するものである。RAM42は、入力された各種データ等を記憶する記憶領域や、CPU41による作業領域として機能するものである。ROM43は、インクジェットプリンタ1の各部の動作に関する各種制御プログラムや制御データなどを記憶するものである。
【0038】
CPU41には、I/F44を介して、キャリッジup/downモータ2b、キャリッジ待避検知センサ10、キャリッジホーム検知センサ11、キャリッジdown検知センサ12が電気的に接続されている。これらセンサによって検出された信号は、CPU41に伝送され、後述するクリーニング作業時の制御動作で使用される。
【0039】
また、CPU41には、I/F44を介して、ノズル欠検出センサ50、大気連通弁15及び各吸引ポンプ16が電気的に接続されている。ノズル欠検出センサ50でノズル欠が検出された場合には、その検出信号に基づいて、各吸引ポンプ16の動作が制御される。
【0040】
また、CPU41には、I/F44を介して、ワイプ待避検知センサ18、ワイプホーム検知センサ19、ワイプ完了検知センサ20及びワイプ移動モータ32が電気的に接続されている。これらセンサによって検出された信号は、CPU41に伝送され、後述するクリーニング作業時の制御動作で使用される。
【0041】
続いて、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1のクリーニング作業時における制御動作について、図5のタイミングチャートを用いて説明する。図5は、インクジェットプリンタ1のクリーニング作業時における制御動作を示すタイミングチャートである。なお、クリーニング作業は、記録ヘッド2のセットアップ動作を実行した後や、所定回数又は所定時間、画像を記録した後に実行される。
【0042】
図5に示されるタイミングチャートは、図の左から右に時の経過を表す。キャリッジup/downモータ2bは、キャリッジ2aを下方向に移動させるとき「down」、キャリッジ2aを上方向に移動させるとき「up」で表す。ワイプ移動モータ32は、メンテナンスユニット31を図1において左方向に移動させるとき「ワイプ待避」、メンテナンスユニット31を図1において右方向に移動させるとき「ワイプ行き」で表す。
【0043】
クリーニング作業開始前の状態においては、キャリッジ2aは、図1に示す位置にあり、キャリッジ待避検知センサ10及びキャリッジホーム検知センサ11が遮光板9で遮光されない状態(オフ)にあり、キャリッジdown検知センサ12が遮光板9で遮光された状態(オン)にある。そして、キャリッジup/downモータは停止した状態にある。
【0044】
また、クリーニング作業開始前の状態においては、メンテナンスユニット31は、図1に示す位置にあり、ワイプ待避検知センサ18が遮光板17で遮光されない状態(オフ)にあり、ワイプホーム検知センサ19及びワイプ完了検知センサ20が遮光板17で遮光された状態(オン)にある。そしてワイプ移動モータは停止した状態にある。また、大気連通弁15は閉じられ、吸引ポンプ16は作動していない状態にある。
【0045】
なお、CPU41は、インクジェットプリンタ1の電源を投入した時点でノズル欠検出センサ50を作動させて、記録ヘッド2にノズル欠が発生しているか否かを検出し、その検出結果をRAM42に記憶させておく。特定の記録ヘッド2にノズル欠が発生している旨の検出結果は、クリーニング作業の制御動作で使用される。
【0046】
図1に示した状態からクリーニング作業を開始する。CPU41は、まず、大気連通弁15を開動作(open)させる。そして、この大気連通弁15の開動作に同期させて、キャリッジup/downモータ2bを駆動させ、キャリッジ2aを下降させる(図5参照)。
【0047】
次いで、CPU41は、キャリッジdown検知センサ12が遮光板9で遮光されない状態(オフ)が検知されてキャリッジ2aが移動範囲の下限に位置した時点で、キャリッジup/downモータ2bの駆動を停止させ、大気連通弁15を閉動作(close)させる。この時点では、各キャップ部材13が、ノズル面3aを覆うように各記録ヘッド2に装着された状態にあるため、以下、この時点を「キャップ装着時点」という。
【0048】
次いで、CPU41は、キャップ装着時点からT経過後に、ノズル欠の発生した記録ヘッド2に装着されたキャップ部材13に接続された吸引ポンプ16を作動させて、インクの吸引を開始する。以下、キャップ装着時点からT経過後のインク吸引開始時点を「第1吸引開始時点」と称する。第1吸引開始時点からの吸引ポンプ16によるインク吸引動作は、記録ヘッド2の吐出口からインクを強制的に吐出させて、ノズル欠を解消するために行うものであるとともに、記録ヘッド2のノズル面3aをインクで濡らすために行うものである。
【0049】
また、CPU41は、キャップ装着時点からT経過後に、ノズル欠の発生していない記録ヘッド2に装着されたキャップ部材13に接続された吸引ポンプ16を作動させて、インクの吸引を開始する。以下、キャップ装着時点からT経過後のインク吸引開始時点を「第2吸引開始時点」と称する。第2吸引開始時点からの記録ポンプ16によるインク吸引動作は、記録ヘッド2のノズル面3aをインクで濡らすために行うものである。
【0050】
ここで、CPU41は、T及びTの関係を「T<T」と設定している(図5参照)。すなわち、第1吸引開始時点が、第2吸引開始時点よりもT(=T−T)だけ早くなるように設定されている。なお、全ての吸引ポンプ16の吸引力は同一の値に設定されている。このため、単位時間当りのインク吸引量は、全ての吸引ポンプ16で同一となる。
【0051】
その後、CPU41は、全ての吸引ポンプ16を作動させてインク吸引動作を続行させ、第2吸引開始時点からT経過後に、全ての吸引ポンプ16を一斉に停止させ、インク吸引動作を終了させる。
【0052】
このようなCPU41の制御により、ノズル欠が発生していない記録ヘッド2の吐出口からのインク吸引量を、ノズル欠が発生した記録ヘッド2の吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定することができる。すなわち、CPU41は、本発明における吸引量調整手段である。
【0053】
次いで、CPU41は、吸引を終了してからT経過後に、大気連通弁15を開動作させる。そして、大気連通弁15の開動作からT経過後に、キャリッジup/downモータ2bを駆動させてキャリッジ2aを上昇させ、記録ヘッド2とキャップ部材13とを離隔させる。
【0054】
次いで、CPU41は、キャリッジ待避検知センサ10が遮光板9で遮光された状態(オン)になった時点(以下、「ヘッド待避時点」という)に同期して、キャリッジup/downモータ2bを停止させ、大気連通弁15を閉動作させる。
【0055】
また、CPU41は、ヘッド待避時点で、全ての吸引ポンプ16を作動させ、空吸引を開始する。空吸引とは、キャップ部材13が記録ヘッド2のノズル面3aに装着されない状態で、キャップ部材13内のインクを排出する動作である。
【0056】
また、CPU41は、ヘッド待避時点で、ワイプ移動モータ32の駆動によりブレード14を図1において左方向に移動させる。ワイプ待避検知センサ18が遮光板17で遮光された状態(オン)になった時点で、ワイプ移動モータ32の駆動を停止させる。また、この時点で、キャリッジup/downモータ2bを駆動させ、キャリッジ2aを下降させる。
【0057】
次いで、CPU41は、キャリッジホーム検知センサ11が遮光板9で遮光されない状態(オフ)になった時点で、キャリッジup/downモータ2bを停止させる。同時に、ワイプ移動モータ32の駆動によりブレード14を図1において右方向に移動させ、記録ヘッド2のノズル面3aを拭き取らせる。そして、ワイプ完了検知センサ20が遮光板17で遮光されない状態(オフ)になった時点でワイプ移動モータ32を停止させる。
【0058】
次いで、CPU41は、ワイプ完了検知センサ20が遮光板17で遮光されない状態(オフ)になった時点からT経過後に、ワイプ移動モータ32の駆動によりブレード14を図1において左方向に移動させる。そして、CPU41は、ブレード14をホームポジションまで移動させ、ワイプホーム検知センサ19が遮光版17で遮光された状態(オン)になった時点で、ワイプ移動モータの駆動を停止させ、空吸引を終了させ、クリーニング作業の全工程を終了する。
【0059】
本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1によれば、吸引量調整手段であるCPU41により、ノズル欠が発生していない(すなわちインク吐出可能な)記録ヘッド2の吐出口からのインク吸引量を、ノズル欠が発生した(すなわちインク吐出不能となった)記録ヘッド2の吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定することができる。従って、ノズル欠が発生していない吐出口からの無駄なインクの吐出を阻止することができる。この結果、全体としてインクの吐出量を節減することができる。
【0060】
また、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1によれば、吸引量調整手段であるCPU41により、ノズル欠が発生した(すなわちインク吐出不能となった)記録ヘッド2の吐出口と、ノズル欠が発生していない(すなわちインク吐出可能な)記録ヘッド2の吐出口と、の双方からインクを吸引することができるので、全ての記録ヘッド2の吐出口をインクによって濡らすことができる。従って、拭取作業時における記録ヘッド2のノズル面3aやブレード14の損傷を阻止することができる。
【0061】
また、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1は、各キャップ部材13を、相対する各記録ヘッド2の吐出口に対して同時に相対移動させるキャップ部材移動手段であるキャリッジup/downモータ2bと、各ブレード14を、相対する各記録ヘッド2のノズル面3aに対して同時に相対移動させるブレード移動手段であるワイプ移動モータ32と、を備えている。このため、各キャップ部材13を個別に移動させるための複雑な構成を有する高価なキャップ部材移動機構や、各ブレード14を個別に移動させるための複雑な構成を有する高価なブレード移動機構を設ける必要がない。従って、製造上の手間やコストを節減することができる。
【0062】
また、本実施の形態に係るインクジェットプリンタ1においては、吸引量調整手段であるCPU41により、ノズル欠が発生した記録ヘッド2の吐出口からインク吸引を開始する時点(第1吸引開始時点)を、ノズル欠が発生していない記録ヘッド2の吐出口からインク吸引を開始する時点(第2吸引開始時点)よりも所定時間(T)だけ前に設定するとともに、各記録ヘッド2の吐出口からの単位時間当りのインク吸引量及びインク吸引動作の終了時点を同一に設定している(図5参照)。
【0063】
このため、ノズル欠が発生した記録ヘッド2の吐出口からのインク吸引量を、ノズル欠が発生していない記録ヘッド2の吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定しながら、全ての記録ヘッド2の吐出口からのインク吸引動作の終了時点を一致させることができる。従って、吸引除去作業後の制御動作(拭取動作や空吸引動作)に迅速に移行することができ、クリーニング動作を円滑に行うことができる。
【0064】
なお、以上の実施の形態においては、記録ヘッド2のノズル欠を検出する手段としてノズル欠検出センサ50を設け、制御部40のCPU41の制御によりノズル欠を自動的に検出することとしたが、記録ヘッド2から所定のチェック用記録紙へとインクを吐出させてチェックパターンを記録し、かかるチェックパターンに基づいて、作業者がノズル欠の発生した記録ヘッド2を指定してクリーニング作業を開始することもできる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、吸引量調整手段により、インク吐出可能な吐出口からのインク吸引量を、インク吐出不能となった吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定することができる。従って、インク吐出可能な吐出口からの無駄なインクの吐出を阻止することができる。この結果、全体としてインクの吐出量を節減することができる。
【0066】
また、請求項1記載の発明によれば、吸引量調整手段により、インク吐出不能となった吐出口と、インク吐出可能な吐出口と、の双方からインクを吸引することができるので、全ての吐出口をインクによって濡らすことができる。従って、拭取作業時における記録ヘッドのノズル面やブレードの損傷を阻止することができる。
【0067】
さらに、請求項1に記載の発明によれば、各キャップ部材を個別に移動させるための複雑な構成を有する高価なキャップ部材移動機構や、各ブレードを個別に移動させるための複雑な構成を有する高価なブレード移動機構を設ける必要がない。従って、製造上の手間やコストを節減することができる。
【0068】
請求項2に記載の発明によれば、吸引量調整手段により、インク吐出不能となった吐出口からのインク吸引量を、インク吐出不能となった吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定しながら、全ての吐出口からのインク吸引動作の終了時点を一致させることができる。従って、吸引除去作業後の制御動作に迅速に移行することができ、クリーニング動作を円滑に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンタの主要な構成を示す概略図である。
【図2】図1に示したインクジェットプリンタのメンテナンスユニットのキャップ部材に係る構成を示す側面図(図1の矢印IIの方向から見た図)である。
【図3】図1に示したインクジェットプリンタのメンテナンスユニットのブレードに係る構成を示す斜視図である。
【図4】図1に示したインクジェットプリンタの制御部に係る構成を説明するためのブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態に係るインクジェットプリンタによるクリーニング作業の制御動作を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1    インクジェットプリンタ
2    記録ヘッド
2a   キャリッジ
2b   キャリッジup/downモータ
3    ノズル
3a   ノズル面
4    ダンパ
5    インク供給遮断弁
6    中間タンク
7    インク補給弁
8    インクタンク
9    遮光板
10    キャリッジ待避検知センサ
11    キャリッジホーム検知センサ
12    キャリッジdown検知センサ
13    キャップ部材
14    ブレード
15    大気連通弁
16    吸引ポンプ
17    遮光板
18    ワイプ待避検知センサ
19    ワイプホーム検知センサ
20    ワイプ完了検知センサ
21    インク供給路
22    フィルタ通過部
23    インク流路
24    インク流路
25    廃インクタンク
30    インク供給部
31    メンテナンスユニット
32    ワイプ移動モータ
40    制御部
41    CPU
42    RAM
43    ROM
44    I/F
50    ノズル欠検出センサ

Claims (2)

  1. インクを吐出する吐出口が設けられたノズル面を備える複数の記録ヘッドと、各々の前記吐出口を覆うように各々の前記記録ヘッドに装着される複数のキャップ部材と、各々の前記キャップ部材を介して前記吐出口からインクを吸引する複数の吸引ポンプと、各々の前記ノズル面に付着したインクを拭き取る複数のブレードと、を備えるインクジェットプリンタにおいて、
    インク吐出可能な前記吐出口からのインク吸引量を、インク吐出不能となった前記吐出口からのインク吸引量よりも少量に設定するように、各々の前記吸引ポンプによるインク吸引量を調整する吸引量調整手段と、
    各々の前記キャップ部材を、相対する前記吐出口に対して同時に相対移動させるキャップ部材移動手段と、
    各々の前記ブレードを、相対する前記ノズル面に対して同時に相対移動させるブレード移動手段と、
    を備えることを特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 前記吸引量調整手段は、
    インク吐出不能となった前記吐出口からのインク吸引動作の開始時点を、インク吐出可能な前記吐出口からのインク吸引動作の開始時点よりも所定時間だけ前に設定するとともに、各々の前記吐出口からの単位時間当りのインク吸引量及びインク吸引動作の終了時点を同一に設定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
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