JP2004091418A - コラーゲンペプチド含有溶液、コラーゲンペプチド含有粉末、コラーゲンペプチド含有溶液の製造方法及びコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法 - Google Patents

コラーゲンペプチド含有溶液、コラーゲンペプチド含有粉末、コラーゲンペプチド含有溶液の製造方法及びコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】より安全な原料から製造され且つ商品価値の高いコラーゲンペプチド含有溶液を提供する。
【解決手段】魚のうろこ(硬質魚鱗)を脱灰した粗コラーゲンを、重曹などのアルカリ塩を溶解したアルカリ水溶液中で、2気圧弱程度の加圧雰囲気下で、適度に加水分解した。有機酸水を加えて中和し、スプレイドライにより脱水して粉末を得た。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コラーゲンペプチド含有溶液、コラーゲンペプチド含有粉末、コラーゲンペプチド含有溶液の製造方法及びコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法に関し、特に、より安全な原料から製造され且つ商品価値の高い、コラーゲンペプチド含有溶液、コラーゲンペプチド含有粉末、並びに、そのような安全なコラーゲンペプチドを高収率で得ることができるコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法及びコラーゲンペプチド粉末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
コラーゲンは、動物の皮膚、血管、腱、骨などに存在するタンパク質であり、生体を形作る支持体として重要なタンパク質である。
【0003】
加齢により、コラーゲンの新陳代謝が鈍くなると、シミ・シワなどの肌のトラブルや関節痛を生じたりする。
【0004】
このような問題を軽減するために、コラーゲンペプチドを含む化粧品を肌につけたり、コラーゲンペプチドを含む食品(例えば、機能性食品)を摂取するようなことが行なわれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、現在、コラーゲンペプチドの原料としては、牛や豚や鶏などの骨や皮が専ら用いられている。
【0006】
しかしながら、近時、狂牛病(BSE)等の問題から、顧客から、より安全な原料から生産されたコラーゲンペプチドを使用した商品を販売して欲しい、という要望がある。
【0007】
また、コラーゲンペプチドとして、保存・運搬の容易性や、化粧品や食品等への添加の容易性から最終形態が粉末のコラーゲンペプチドに対するニーズが高い。
【0008】
本発明は、以上のような問題を解決するためになされたものであって、より安全な原料から生産されたコラーゲンペプチドを含有するコラーゲンペプチド含有溶液、そのような溶液を粉末化した、コラーゲンペプチド含有粉末を提供すること並びにそのような安全な原料から高い収率で、コラーゲンペプチドを製造するコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法及びコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のコラーゲンペプチド含有溶液は、魚のうろこを脱灰した粗コラーゲンを、アルカリ塩を溶解したアルカリ水溶液中で、加圧雰囲気下で、適度に加水分解した。
【0010】
尚、アルカリ塩としては、例えば、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム(NaOH))等の強塩基を用いてもよく、重曹等の弱塩基を用いてもよいが、安全性等の観点からは、重曹を用いるのが好ましい。
【0011】
このコラーゲンペプチド含有溶液は、魚のうろこを原料としているので、牛の骨や皮を原料としたコラーゲンペプチドに比べ、消費者に対し、不安を与えない。
【0012】
請求項2に記載のコラーゲンペプチド含有溶液は、請求項1に記載のコラーゲンペプチド含有溶液で用いるアルカリ塩が、重曹(炭酸水素ナトリウム(NaHCO))である。
【0013】
アルカリ塩としては、苛性ソーダ等の強塩基であってもよい。しかしながら、苛性ソーダ等の強塩基は、水溶液中に少量添加するだけで、pH値が、アルカリ側に極端に傾く。
【0014】
このため、加水分解する際の溶液のpH値をpH9以上pH10以下の範囲に調整する場合、苛性ソーダ等の強塩基の場合、水溶液に対し、少量の使用しかできない。
【0015】
また、コラーゲンを加水分解し、コラーゲンペプチドを製造する際に、遊離アミノ酸が発生する。
【0016】
したがって、苛性ソーダ等の強塩基を使用した場合、加水分解中に、pH値が中和方向に変動し、加圧下での加水分解をする際に、この工程の途中で、密閉容器内に収容されている容器への苛性ソーダ等の強塩基を添加するという困難性を伴う。
【0017】
このような困難性を解決するためには、多量の塩基を加えてもpH値がアルカリ性に傾かず、溶液に多量の塩基を加えてもpH値をpH9以上pH10以下の範囲に調整でき、且つ、安全な塩基物質を用いるのが好ましい。
【0018】
この点、重曹は弱塩基であり、加水分解反応を一定条件下で持続的に行なうことができるという利点があり、また、食品添加物としても認められている物質であり、入手も容易であるので、好ましい。
【0019】
請求項3に記載のコラーゲンペプチド含有溶液は、請求項1又は請求項2に記載のコラーゲンペプチド含有溶液に有機酸が更に添加されている。
【0020】
有機酸は、エネルギー代謝に関わるものや抗酸化作用を持つものがあり、コラーゲンペプチド含有溶液のpH値の調整剤として好ましい。
【0021】
このような有機酸としては、例えば、アスコルビン酸、クエン酸、酢酸、リンゴ酸等を、その好ましい例として挙げることができる。
【0022】
請求項4に記載のコラーゲンペプチド含有溶液は、請求項1〜3のいずれかに記載のコラーゲンペプチド含有溶液の原料の、硬質魚鱗である。
【0023】
魚のうろことしては、種々の魚のうろこを用いることができるが、本発明では、コラーゲンを有する硬質魚鱗(例えば、タイ又はテラピア等)を用いることができる。
【0024】
請求項5に記載のコラーゲンペプチド含有粉末は、請求項1〜4に記載のコラーゲンペプチド含有溶液を、脱水し、粉末化した。
【0025】
このコラーゲンペプチド含有粉末は、魚のうろこを原料としているので、牛の骨や皮を原料としたコラーゲンペプチドに比べ、消費者に対し、不安を与えない。
【0026】
また、この発明では、最終形態を、粉末にしているので、長期間安定な保存ができ、運搬が容易で、且つ、他の材料への添加を容易に行なえる。
【0027】
また、このコラーゲンペプチド含有粉末は、ほとんど無臭で、白色又は淡黄色であるので、商品価値が高い。
【0028】
また、このコラーゲンペプチド含有粉末は、酵素処理を行なわなくても、分子量が15,000以下に低下させることが可能であるので、そのように低分子化した場合には、水に溶けやすく、消化吸収されやすい、という利点がある。
【0029】
請求項6に記載のコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法は、魚のうろこを脱灰し、粗コラーゲンを得る工程と、粗コラーゲンをアルカリ塩を溶解したアルカリ水溶液中で、加圧雰囲気下で、適度に加水分解する工程を備える。
【0030】
このコラーゲンペプチド含有溶液は、魚のうろこを原料としているので、牛の骨や皮を原料としたコラーゲンペプチドに比べ、消費者に対し、不安を与えない。
【0031】
請求項7に記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法は、請求項6に記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法が、粗コラーゲンを得る工程の後、粗コラーゲンを温風乾燥させる工程を更に備える。
【0032】
このコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法では、粗コラーゲンがゼラチン化することで、コラーゲンペプチドの収率を高くすることができる。
【0033】
請求項8に記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法は、請求項5〜7に記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法で用いる、アルカリ塩が、重曹である。
【0034】
請求項9に記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法は、請求項6〜8のいずれかに記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法の、粗コラーゲンをアルカリ塩を溶解したアルカリ水溶液中で、加圧雰囲気下で、適度に加水分解する工程の後、この工程で得られる溶液に、有機酸を更に添加した。
【0035】
有機酸は、体に良い酸であるので、コラーゲンペプチド含有溶液のpH値の調整剤として好ましい。
【0036】
請求項10に記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法は、請求項6〜9のいずれかに記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法で用いる、魚のうろこが、硬質魚鱗である。
【0037】
魚のうろことしては、種々の魚のうろこを用いることができるが、本発明では、硬質魚鱗(例えば、タイ又はテラピア等のうろこ)を原料として用いることができる、という利点がある。
【0038】
請求項11に記載のコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法は、請求項6〜10のいずれかに記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法により得られたコラーゲンペプチド含有溶液を脱水し、粉末化する工程を更に備える。
【0039】
請求項12に記載のコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法は、請求項11に記載のコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法の、コラーゲンペプチド含有溶液を粉末化する工程が、加水分解する工程により得られた溶液をスプレイドライする工程である。
【0040】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコラーゲンペプチド含有溶液及びコラーゲンペプチド含有粉末並びにコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法及びコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法の一例を図面を参照しながら更に詳しく説明する。
【0041】
【実施例】
図1は、本発明に係るコラーゲンペプチド含有溶液及びコラーゲンペプチド粉末の製造方法の一例を模式的に示す工程図である。
【0042】
まず、原料として、魚のうろこを準備する(S1を参照)。
【0043】
尚、本発明では、魚のうろこであればどのような種類の魚のうろこをも原料とすることができ、更には、硬質魚鱗(例えば、タイやテラピアのうろこ等)をも原料とすることができる。
【0044】
次に、魚のうろこに付着しているごみ等を除去するために、水で洗浄する(S2を参照)。
【0045】
次に、洗浄したうろこを、アルカリ水溶液中に浸漬し、うろこに付着しているタンパク質を除去する(S3を参照)。
【0046】
次に、水で洗浄し、アルカリ水溶液中に浸漬することで、魚のうろこに付着しているタンパク質を除去したうろこを、例えば、塩酸を用いて脱灰する(S4を参照)。
【0047】
その後、脱灰したうろこを、温風乾燥処理する(S5を参照)。
【0048】
この工程では、うろこのコラーゲン成分を概ねゼラチン化するようにする。
【0049】
次に、乾燥処理したうろこをアルカリ水溶液中に浸漬し、加圧下で、加熱し、加水分解する(S6を参照)。
【0050】
アルカリ水溶液の溶質として用いるアルカリ塩は、強塩基性のもの(例えば、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム))であっても弱塩基性のもの(例えば、重曹(炭酸水素ナトリウム))であってもよい。
【0051】
しかしながら、強アルカリ条件下での作業は、作業従事者にとって大変危険であり、本発明では、この加水分解を加圧下で行なうので、加圧釜の腐蝕も考えられる。
【0052】
このようなことを考えると、アルカリ水溶液のpH値は、pH9.0以上pH10.0以下の範囲にすることが好ましい。
【0053】
ここで、苛性ソーダ等の強アルカリ性化合物を用いて、アルカリ水溶液の溶質(薬品)の使用量を少量にすることができるが、うろこの完全な分解ができず、収率が低下する。
【0054】
このようなうろこの完全な分解ができなかった事例の加水分解処理後の溶液を調べたところ、溶液のpHが低下していることが判った。
【0055】
うろこを加水分解する際に、蛋白質の分解による遊離アミノ酸等の酸性物質の生成が起因するものと思われる。
【0056】
この問題を改善する方法を検討した結果、比較的高濃度(3重量/重量%以上、より好ましくは5重量/重量%)の弱アルカリ化合物(例えば、重曹)水溶液によりうろこの加圧化の加水分解処理をすれば、過度のpH上昇と急激なpH低下を防ぎ、うろこを完全分解することができることが、明らかになった。
【0057】
また、分解後に適当な酸により中和することで重曹は炭酸ガスと塩とに分解することができ、添加物の残量を大幅に減らすことができる。
【0058】
また、重曹は安全性に優れている。
【0059】
このようなことを考慮した場合は、加水分解する際のアルカリ水溶液は、重曹で調整するのが好ましい。
【0060】
次に、アルカリ水溶液中で、うろこを、加圧下で、加熱し、加水分解することにより得られた溶液(コラーゲンペプチド含有アルカリ水溶液)に、必要により、溶液(コラーゲンペプチド含有アルカリ水溶液)のpHを調整するために有機酸を添加する(S7を参照)。
【0061】
次に、必要により、有機酸を添加した、溶液(コラーゲンペプチド含有アルカリ水溶液)をスプレイドライすることで、所望のコラーゲンペプチド含有粉末を得る(S8及びS9を参照)。
【0062】
以下、実験例を示すが、下記の実験例は、本発明を説明するために用いるに過ぎず、本発明を限定するものではない。
(実験例1)
まず、原料の魚のうろことして、テラピアのうろこを用意した。
【0063】
次に、このうろこを水道水で洗浄し、うろこに付着しているごみ等を除去した。
【0064】
次に、洗浄したうろこを、アルカリ水溶液(この例では、10重量/重量%の重曹水溶液)中に浸漬し、テラピアのうろこに付着しているタンパク質を除去した。
【0065】
次に、うろこ20kg(乾燥重量)を容器(容量:75リットル)に収容した後、容器に水(50リットル)を入れた。その後、塩酸(12N−HCl)4リットルを容器に加え、室温下で、うろこの脱灰処理を行なった。尚、処理時間は、3時間であった。脱灰処理後に、容器内の水溶液をpH4.0以上pH4.9以下の範囲内に調整した。
【0066】
次に、脱灰処理後のうろこを温風乾燥処理した。温風乾燥条件は、温度は、105℃以上120℃以下(空気吹出口)の範囲で行い、乾燥時間は、24時間であった。
【0067】
次に、乾燥処理後のうろこ10kgを容器に収容し、100リットルの水を入れた後、容器重量を除く全重量の5重量%の重曹を添加し、容器内の水溶液のpHは、pH9以上pH10以下の範囲になるように調整した。
【0068】
次に、以上のようにして調整した、うろこ10kgを含むアルカリ性水溶液を収容した容器を加圧下(大気圧を超え2気圧以下程度の範囲)で、約4時間かけて加水分解した。
【0069】
次に、有機酸(この例では、クエン酸)を、上記うろこを加水分解した溶液に添加し、上記うろこを加水分解した溶液のpHをpH5.5以上pH7.5以下の範囲になるように調整した。
【0070】
次に、以上のようにしてpHを調整した水溶液を常法に従ってスプレイドライし、コラーゲンペプチドを含有する粉末(白色粉末)を得た。
【0071】
以上の工程により製造した粉末を分析した結果、粉末中には、コラーゲンペプチドが、80重量%以上含まれていた。
【0072】
また、有機酸として、アスコルビン酸を、上記うろこを加水分解した溶液に添加し、上記うろこを加水分解した溶液のpH値をpH5.5以上pH7.5以下の範囲になるように調整した場合には、白色の粉末が得られた。
(実験例2)
まず、原料の魚のうろことして、タイのうろこを用意した。
【0073】
次に、このうろこを水道水で洗浄し、うろこに付着しているごみ等を除去した。
【0074】
次に、洗浄したうろこを、アルカリ水溶液(この例では、10重量/重量%の重曹水溶液)中に浸漬し、タイのうろこに付着しているタンパク質を除去した。
【0075】
次に、うろこ20kg(乾燥重量)を容器(容量:75リットル)に収容した後、容器に水(50リットル)を入れた。その後、塩酸(12N−HCl)4リットルを容器に加え、室温下で、うろこの脱灰処理を行なった。尚、処理時間は、3時間であった。脱灰処理後に、容器内の水溶液をpH4.0以上pH4.9以下の範囲内に調整した。
【0076】
次に、脱灰処理後のうろこを温風乾燥処理した。温風乾燥条件は、温度は、105℃以上120℃以下(空気吹出口)の範囲で行い、乾燥時間は、24時間であった。
【0077】
次に、乾燥処理後のうろこ100gを容器に収容した複数個の試料を準備した。
【0078】
次に、以上のようにして準備した複数個の試料の各々に1重量/重量%重曹水溶液、2重量/重量%重曹水溶液、3重量/重量%重曹水溶液、4重量/重量%重曹水溶液、5重量/重量%重曹水溶液の各々を2リットルずつ入れ、複数個の試料の水溶液のpH値を、pH9以上pH10以下の範囲になるように調整した。
【0079】
次に、以上のようにして調整した、うろこ100gを含むアルカリ性水溶液を収容した試料を加圧下(大気圧を超え2気圧以下程度の範囲)で、約1時間かけて加水分解した。
【0080】
その結果、1重量/重量%重曹水溶液及び2重量/重量%重曹水溶液中で、加水分解処理をした試料には、残渣の発生が認められたが、3重量/重量%重曹水溶液、4重量/重量%重曹水溶液及び5重量/重量%重曹水溶液中で、加水分解処理をした試料には、残渣が発生せず、ほぼ100%のコラーゲンペプチドを抽出できた。
【0081】
尚、以上のようにして製造したコラーゲンペプチド含有溶液(複数の試料)は、いずれも黄褐色であった。
【0082】
次に、酸(この例では、塩酸)を、上記うろこを加水分解した溶液に添加し、上記うろこを加水分解した溶液のpHをpH5.5以上pH7.5以下の範囲になるように調整した。
【0083】
次に、以上のようにしてpHを調整した水溶液を常法に従ってスプレイドライし、コラーゲンペプチドを含有する粉末(白色粉末)を得た。
【0084】
以上の工程により製造した粉末を分析した結果、粉末中には、コラーゲンペプチドが、80重量%以上含まれていた。
【0085】
また、有機酸として、アスコルビン酸を、上記うろこを加水分解した溶液に添加し、上記うろこを加水分解した溶液のpH値をpH5.5以上pH7.5以下の範囲になるように調整した場合には、白色の粉末が得られた。
(実験例3)
以下に、祖コラーゲンを加水分解する工程において用いるアルカリ水溶液のpH調整に水酸化ナトリウム(NaOH)を用いた例を示す。
まず、原料の魚のうろことして、タイのうろこを用意した。
【0086】
次に、このうろこを水道水で洗浄し、うろこに付着しているごみ等を除去した。
【0087】
次に、洗浄したうろこを、アルカリ水溶液(この例では、10重量/重量%の重曹水溶液)中に浸漬し、タイのうろこに付着しているタンパク質を除去した。
【0088】
次に、うろこ20kg(乾燥重量)を容器(容量:75リットル)に収容した後、容器に水(50リットル)を入れた。その後、塩酸(12N−HCl)4リットルを容器に加え、室温下で、うろこの脱灰処理を行なった。尚、処理時間は、3時間であった。脱灰処理後に、容器内の水溶液をpH4.0以上pH4.9以下の範囲内に調整した。
【0089】
次に、脱灰処理後のうろこを温風乾燥処理した。温風乾燥条件は、温度は、105℃以上120℃以下(空気吹出口)の範囲で行い、乾燥時間は、24時間であった。
【0090】
次に、乾燥処理後のうろこ300gを容器に収容し、3リットルの水を入れた後、水酸化ナトリウム水溶液(2N−NaOH)を添加し、容器内の水溶液のpH値を、pH9以上pH10以下の範囲になるように調整した。
【0091】
次に、以上のようにして調整した、うろこ300gを含むアルカリ性水溶液を収容した試料を加圧下(大気圧を超え2気圧以下程度の範囲)で、約1時間かけて加水分解した。
【0092】
次に、加水分解後の容器内を溶液を観察した所、容器内には、残渣が発生しており、コラーゲンペプチドの完全な抽出はできていない、ということが判った。
【0093】
なお、この残渣を含む溶液に、更に、水酸化ナトリウム水溶液(2N−NaOH)を再度加え、pH値を、pH9以上pH10以下の範囲になるように調整し、その後、加圧下(大気圧を超え2気圧以下程度の範囲)で加水分解を行うという処理を数回繰り返すことで、コラーゲンペプチドの完全な抽出ができた。
【0094】
次に、酸(この例では、塩酸)を、上記うろこを加水分解した溶液に添加し、上記うろこを加水分解した溶液のpHをpH5.5以上pH7.5以下の範囲になるように調整した。
【0095】
次に、以上のようにしてpHを調整した水溶液を常法に従ってスプレイドライし、コラーゲンペプチドを含有する粉末(白色粉末)を得た。
【0096】
以上の工程により製造した粉末を分析した結果、粉末中には、コラーゲンペプチドが、80重量%以上含まれていた。
【0097】
(比較例)
図2は、比較例としてのコラーゲンペプチド粉末の製造方法の一例を模式的に示す工程図である。
【0098】
まず、原料の魚のうろことして、実験例と同じテラピアのうろこを実験例と同量用意した(S11を参照)。
【0099】
次に、このうろこを水道水で洗浄し、うろこに付着しているごみ等を除去した(S12を参照)。
【0100】
次に、うろこ20kg(乾燥重量)を容器(容量:75リットル)に収容した後、容器に水(50リットル)を入れた。その後、塩酸(12N−HCl)を容器に加え、容器内の水溶液をpH4.0以上pH4.9以下の範囲内に調整し、室温下で、うろこの脱灰処理を行なった。尚、処理時間は、3時間であった(S13を参照)。
【0101】
次に、容器を3時間加熱し、脱灰処理後のうろこからコラーゲンペプチドの熱水抽出を行なった(S14を参照)。
【0102】
次に、溶液中に沈殿している残渣(余剰蛋白質)を除去し、10重量%のコラーゲンペプチドを含有する水溶液(茶褐色の溶液)を得た(S15及びS16を参照)。
【0103】
尚、原料のうろこの量に対するコラーゲンペプチドの抽出量は、15%程度であった。
【0104】
また、原料のうろことしてタイのうろこを用い、上記と同様の方法により、10重量%のコラーゲンペプチドを含有する水溶液(うす茶褐色の溶液)を製造した所、原料のうろこの量に対するコラーゲンペプチドの抽出量は、やはり、15%程度であった。
【0105】
上記実施例により得られたコラーゲンペプチド含有粉末と上記比較例により得られたコラーゲンペプチド含有水溶液とを対比した場合、上記比較例により得られたコラーゲンペプチド含有水溶液には、魚由来の独特の臭いがしたのに対し、上記実施例により得られたコラーゲンペプチド含有粉末には、そのような独特の臭いが殆ど無い、ということが明らかになった。
【0106】
また、上記比較例により得られたコラーゲンペプチド含有水溶液は、茶褐色であったのに対し、上記実施例により得られたコラーゲンペプチド含有粉末は、白色又は淡黄色であるので、商品価値が高い。
【0107】
また、分子量について検討した所、上記比較例により得られたコラーゲンペプチド含有水溶液のコラーゲンペプチドの分子量分布が、30,000以下であったのに対し、上記実施例により得られたコラーゲンペプチド含有粉末のコラーゲンペプチドの分子量分布は、15,000以下に下げることができることが判った。
【0108】
また、上記比較例により得られたコラーゲンペプチド含有水溶液を10%コラーゲンペプチド含有水溶液とした場合のpHは、pH4.0以上pH4.9以下であったのに対し、上記実施例により得られたコラーゲンペプチド含有粉末のpHは、pH5.5以上pH7.5以下であった。
【0109】
また、上記実施例によって得られるコラーゲンペプチド含有粉末は、最終形態が粉末であるので、保存時における安定性や運搬性が、上記比較例により得られたコラーゲンペプチド含有水溶液に比べて優れている。
【0110】
また、上記実施例によって得られるコラーゲンペプチド含有粉末は、上記比較例により得られたコラーゲンペプチド含有水溶液に比べて、最終形態が粉末であるので、化粧品や機能性食品などの最終製品を製造する際の添加が、容易である、という利点を有している。
【0111】
また、上記実施例によって得られるコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法によれば、加圧下における加水分解の工程において、残渣を殆ど生じないので、コラーゲンペプチドを高収率で製造することができる。
【0112】
また、上記実施例によって得られるコラーゲンペプチド含有粉末は、原料が、魚のうろこであるので、牛の骨や皮を原料としたコラーゲンペプチドに比べ、消費者に対し、不安を与えないので、安全性の観点からは、商品価値が高い、といえる。
【0113】
また、上記実施例によって得られるコラーゲンペプチド含有粉末中に含まれるコラーゲンペプチドは、酵素処理を行なわなくても、分子量が15,000以下にすることができる、という利点がある。
【0114】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係るコラーゲンペプチド含有溶液及びコラーゲンペプチド含有粉末は、原料が魚のうろこであるので、牛の骨や皮を原料としたコラーゲンペプチドに比べ、消費者に対し、不安を与えないので、安全性の観点からは、商品価値が高い。
【0115】
また、本発明に係るコラーゲンペプチド含有粉末は、最終形態が粉末であるので、保存時における安定性や運搬性に優れている。
【0116】
また、本発明に係るコラーゲンペプチド含有粉末は、最終形態が粉末であるので、化粧品や機能性食品を製造する際の添加が容易である、という利点を有している。
【0117】
また、本発明に係るコラーゲンペプチド含有粉末は、ほとんど無臭で、白色又は淡黄色であるので、商品価値が高い。
【0118】
また、本発明に係るコラーゲンペプチド含有粉末は、酵素処理を行なわなくても、分子量の大部分を15,000以下にすることができる、という利点がある。
【0119】
また、本発明に係るコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法によれば、上記した商品価値の高いコラーゲンペプチド含有溶液を高収率で得ることができる。
【0120】
また、本発明に係るコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法によれば、上記した商品価値の高いコラーゲンペプチド含有粉末を高収率で得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法を模式的に示す工程図である。
【図2】比較例としてのコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法を模式的に示す工程図である。

Claims (12)

  1. 魚のうろこを脱灰した粗コラーゲンを、アルカリ塩を溶解したアルカリ水溶液中で、加圧雰囲気下で、適度に加水分解した、コラーゲンペプチド含有溶液。
  2. 前記アルカリ塩が、重曹である、請求項1又は請求項2に記載のコラーゲンペプチド含有溶液。
  3. 有機酸が更に添加されている、請求項1又は請求項2に記載のコラーゲンペプチド含有溶液。
  4. 前記魚のうろこが、硬質魚鱗である、請求項1〜3のいずれかに記載のコラーゲンペプチド含有溶液。
  5. 請求項1〜4に記載のコラーゲンペプチド含有溶液を、脱水し、粉末化した、コラーゲンペプチド含有粉末。
  6. 魚のうろこを脱灰し粗コラーゲンを得る工程と、前記粗コラーゲンをアルカリ塩を溶解したアルカリ水溶液中で、加圧雰囲気下で、適度に加水分解する工程とを備える、コラーゲンペプチド含有溶液。
  7. 前記粗コラーゲンを得る工程の後、前記粗コラーゲンを温風乾燥させる工程を更に備える、請求項6に記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法。
  8. 前記アルカリ塩が、重曹である、請求項5〜7に記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法。
  9. 前記粗コラーゲンをアルカリ塩を溶解したアルカリ水溶液中で、加圧雰囲気下で、適度に加水分解する工程の後、この工程で得られる溶液に、有機酸を更に添加した、請求項6〜8のいずれかに記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法。
  10. 前記魚のうろこが、硬質魚鱗である、請求項6〜9のいずれかに記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法。
  11. 請求項6〜10のいずれかに記載のコラーゲンペプチド含有溶液の製造方法により得られたコラーゲンペプチド含有溶液を脱水し、粉末化する工程を更に備える、コラーゲンペプチド含有粉末の製造方法。
  12. 前記コラーゲンペプチド含有溶液を粉末化する工程が、前記加水分解する工程により得られた溶液をスプレイドライする工程である、請求項11に記載のコラーゲンペプチド含有粉末の製造方法。
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