JP2004081675A - パチンコ機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の遊技に対する期待感を高めることができる、変化に富んだ遊技内容のパチンコ機を提供する。
【解決手段】始動入賞口9への遊技球の入賞に基づいて図柄の変動表示を開始する特別図柄表示領域6、デモ画面第1領域7、デモ画面第2領域8を設ける。特別図柄表示領域6には、乱数の抽選結果に対応するその変動表示動作の当たりハズレを決定する図柄を停止表示する。当たり図柄は複数種の組合せ(例えば、大当たりと小当たり)を設定しておく。大当たり図柄が抽選されたときに、その当たり図柄が特別図柄表示領域6に停止表示されることを報知する演出図柄をデモ画面第1領域7に停止表示する。小当たり図柄が抽選されたときに、その当たり図柄が特別図柄表示領域6に停止表示されることを報知する演出図柄をデモ画面第2領域8に停止表示する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、図柄の変動表示動作が行われるパチンコ機、特に、変動表示結果を遊技者に報知する図柄演出に特徴を有するパチンコ機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の図柄の変動表示動作を行なうパチンコ機としては、始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて、横一列に配置された複数の表示部(例えば、横一列に配置された3つの表示部)からなる可変表示器に、複数種の数字あるいは絵柄(以下、これらを図柄という)を所定時間だけ変動表示させ、予め定められた特定の図柄で停止表示すると(例えば、同じ図柄が3つ横一列に停止表示すると)、大当り状態が発生して大入賞口が開放状態となり、短時間で多くの賞球を得ることができ、遊技者にとって有利な遊技状態が発生するといったものが一般的である。そして、可変表示器の図柄変動においては、この大当たり状態が発生する前段階で、3つの変動図柄の内、2つが同じ図柄で停止表示された、いわゆるリーチ状態が発生する。このリーチ状態は、遊技者に対し、大当たりが高い確率で発生し得るということを報知する遊技状態であり、リーチ状態の発生は、遊技者の遊技意欲を左右する一つの要因となっている。
【0003】
ところが、このリーチ状態は、3つの変動図柄のうち、先に停止表示した2つの図柄のみによって決定されるものであり、リーチ状態から発生し得る大当り状態は、最後に停止表示する3つ目の図柄がリーチ状態を構成している図柄と同一の図柄で停止表示した場合に限られる。従って、大当りを発生させる表示図柄の態様としては単調なものであり、変化に富んだ表示態様を提供するといった点に関しては欠如するものであった。
【0004】
そこで、可変表示器に表示する大当り図柄の表示態様に変化を持たせ、遊技者の興趣を高める遊技機として、特開平9−276499には以下のようなものが開示されている。
遊技機の液晶表示盤に、複数の文字を可変表示可能な3桁の表示部を備えた大き目の画面からなる擬似図柄表示部と、同じく複数の文字を可変表示可能な3桁の表示部を備えた小さ目の画面からなる主図柄表示部とを設け、主図柄表示部の当たり外れ表示と、擬似図柄表示部の当たり外れ表示とを1対1に対応させ、擬似図柄表示部に主図柄表示部としての役割を与えて、遊技者が擬似図柄表示部を見て大当りかどうか等を判断させるというものである。
【0005】
擬似図柄表示部に1〜9までの文字をそれぞれ可変表示させ、例えば、擬似図柄の3桁の表示部に左から「1」、「3」、「5」の順序で図柄(文字)が停止表示されたとき、即ち、左の表示部に停止表示した文字よりも中の表示部に停止表示した文字の方が大きく、さらにこの中の表示部に停止表示した文字よりも右の表示部に停止表示した文字の方が大きいとき、それらの停止表示図柄は大当りの図柄配列に該当し、この大当り図柄に対応して主図柄表示部にも大当り図柄、例えば、「7」「7」「7」が停止表示され、大当り遊技状態が発生するといったものである。擬似図柄表示部には、左、右、中の順序で図柄が停止表示され、左の表示部に停止表示した文字よりも右の表示部に停止表示した文字の方が大きいときに、いわゆるリーチ状態が発生する。
【0006】
従って、遊技者にとっては、左の表示部に停止表示した文字と右の表示部に停止表示した文字との差が大きいほど大当り発生への期待感が高まる。つまり、左の表示部に「1」が停止表示され、右の表示部に「3」が停止表示された場合には、中の表示部に「2」が停止表示されたときに大当り図柄配列となるが、左の表示部に「1」が停止表示され、右の表示部に「5」が停止表示された場合には、中の表示部に「2」、「3」、「4」のいずれかが停止表示されたときに大当り図柄配列となり、遊技者にとっては後者のリーチ状態の方が大当り発生への期待感が高まるということになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、大当たり状態を発生させる図柄の組合せは、通常、複数組み設けられていることが多く、また、その図柄の違いによって遊技者に付与される遊技価値が相違していることも少なくない。従って、遊技者は当たり状態の発生を期待して遊技を行なうと共に、その当り態様がより多くの遊技価値を有しているものであることを期待する。
上述した主図柄表示部と擬似図柄表示部を備えた遊技機は、大当り図柄の表示態様に変化を持たせること、また、リーチ態様の違いにより大当りに対する期待感に変化をもたせることに関しては有効な手段であった。
【0008】
しかしながら、擬似図柄表示部に表示される図柄は、主図柄表示部に大当り図柄が停止表示されるか否かのみを判別するためのものであり、どのような大当り図柄が停止表示されるかということを認識できるものではない。従って、遊技価値の相違する複数組みの大当り態様が設定されていたとしても、擬似図柄表示部に表示された図柄の態様の違いからは、遊技価値(遊技者が獲得し得る賞球数)の異なる大当り態様の違いを判別することはできない。従って、擬似図柄表示部に大当り図柄配列が表示された場合、遊技者は、より大きな遊技価値を発生させる大当り図柄の組合せを期待するが、実際に主図柄表示部に表示される大当り図柄は、遊技価値の小さい図柄となることもあり、遊技者の期待感が裏切られるような結果も発生する。
【0009】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、大当り遊技に対する遊技者の期待感を高めるとともに、変化に富んだ遊技内容を有するパチンコ機の提供を目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係るパチンコ機の発明は、遊技領域に配設された始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて、前記遊技領域に設けられた表示画面の領域に演出図柄を変動表示させると共に、前記図柄の変動表示結果が当たりか否かを決定するいわゆる乱数の抽選を行ない、該抽選結果が当たりとなった場合に、遊技者にとって有利な遊技状態が発生し、前記遊技領域に配設された大入賞口が一定条件の下に複数回連続して開放状態となるパチンコ機において、前記大入賞口の連続開放回数が相違する複数の当たり態様を有し、前記抽選結果を表わす特別図柄が停止表示される特別図柄表示領域と、前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様が抽選されたときに、該当たり態様を表わす特別図柄が前記特別図柄表示領域に停止表示されることを、所定の第1演出図柄を変動表示及び停止表示して報知するデモ画面第1領域と、前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様以外の当たり態様が抽選されたときに、該当たり態様を表わす特別図柄が前記特別図柄表示領域に停止表示されることを、所定の第2演出図柄を変動表示及び停止表示して報知するデモ画面第2領域とを備えたことを特徴とするものである。
【0011】
三つの異なる図柄表示領域(特別図柄表示領域、デモ画面第1領域、デモ画面第2領域)を設け、それぞれの領域に独立して図柄の演出表示を行う。ここで、図柄とは、数字、文字の他、絵柄等も含む意味である。また、演出表示とは、図柄の変動表示、停止表示を意味し、変動表示には図柄が上下方向へ順に移動するような表示の他、キャラクタが登場して一つのストーリーを構成するような表示も含まれ、停止表示には変動図柄が一旦停止した後、再び変動を開始する、いわゆる仮停止表示も含む意味である。
【0012】
当たり状態を発生させる複数の図柄の組合せを設け、停止表示した当たり図柄の組合せの種類によって、大入賞口が連続して開放状態となる回数を変化させる。乱数の抽選結果を表わす図柄が表示される、即ち、始動入賞口への遊技球の入賞に基づく最終決定停止図柄が表示される特別図柄表示領域とは別に、該特別図柄表示領域に停止表示される最終図柄の態様を予告・報知するデモ画面第1領域、デモ画面第2領域を設ける。デモ画面第1領域、デモ画面第2領域に変動表示される図柄あるいは停止表示される図柄の態様により、遊技者に付与される当り遊技の遊技価値を認識することができる。
【0013】
また、請求項2に係るパチンコ機の発明は、請求項1に記載の発明において、前記デモ画面第1領域には、前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様以外の当たり態様が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選されたときに、前記所定の第1演出図柄と異なる演出図柄が変動表示及び停止表示され、前記デモ画面第2領域には、前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選されたときに、前記所定の第2演出図柄と異なる演出図柄が変動表示及び停止表示されることを特徴とするものである。
【0014】
デモ画面第1領域には、大入賞口の開放回数が一番多い当り態様(大当たり)が抽選されたとき、即ち、遊技者にとって一番有利な遊技内容が発生するときに、所定の第1演出図柄が表示され、大当り以外の当り態様(小当たり)が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選されたときに、第1演出図柄以外の演出図柄が表示される。一方、デモ画面第2領域には、小当たりが抽選されたときに、所定の第2演出図柄が表示され、大当たり及びハズレ態様が抽選されたときに、第2演出図柄以外の演出図柄が表示される。これにより、デモ画面第1領域及びデモ画面第2領域には、それぞれが予告・報知する当り態様以外のものが抽選されたときにも図柄の演出表示が行なわれ、変化に富んだ遊技内容にすることができるとともに、遊技者の興趣を高めることができる。
【0015】
また、請求項3に係るパチンコ機の発明は、請求項2に記載の発明において、前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様以外の当たり態様が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選されたときは、前記始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて各領域に変動表示されている図柄が、デモ画面第1領域、デモ画面第2領域、そして特別図柄表示領域の順序で停止表示されることを特徴とするものである。
【0016】
小当たりが抽選された場合には、小当たりを予告・報知するデモ画面第2領域の図柄よりも先に、小当たりを予告・報知しないデモ画面第1領域の図柄を停止表示させることにより、デモ画面第1領域に大当たりを予告・報知する図柄が表示されないときにも、遊技者は、デモ画面第2領域に停止表示される図柄によって小当たりの発生を期待できる。
【0017】
また、請求項4に係るパチンコ機の発明は、請求項2に記載の発明において、前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選されたときは、前記始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて各領域に変動表示されている図柄が、デモ画面第2領域、デモ画面第1領域、そして特別図柄表示領域の順序で停止表示されることを特徴とするものである。
【0018】
大当たりが抽選された場合には、大当たりを予告・報知するデモ画面第1領域の図柄よりも先に、大当たりを予告・報知しないデモ画面第2領域の図柄を停止表示させることにより、デモ画面第2領域に小当たりを予告・報知する図柄が表示されないときにも、遊技者は、デモ画面第1領域に停止表示される図柄によって大当たりの発生を期待できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るパチンコ機の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、パチンコ機の遊技盤1の一形態を示す正面図である。このパチンコ機の基本的な動作は、遊技球が所定の入賞口へ入賞することに基づいて、表示画面(表示領域ともいう)に表示されている図柄が所定時間変動表示を行ない、特定の図柄で停止表示すると大入賞口が開放して、短時間で多くの賞球を得ることができ、遊技者に有利な特別遊技状態(大当たり状態)が発生するという遊技内容のものである。
【0020】
図1に示すように、遊技盤1には、ハンドル(図示省略)操作によって打出された遊技球を誘導する略円弧状の外レール2a及び内レール2bが設けられ、この2つのレール2aと2bによって囲まれた部分が遊技領域3を形成している。遊技盤1(遊技領域3)のほぼ中央には可変表示装置5が設けられ、この可変表示装置5には、図柄の変動表示あるいは停止表示が行われる表示画面6及び7が設けられている。また、可変表示装置5の横(図において左側)には、別の可変表示装置が設けられ、同じように図柄の変動表示あるいは停止表示が行われる表示画面8が設けられている。即ち、本発明に係るパチンコ機には、表示領域3に三つの異なる表示画面6、7、8が設けられている(各表示画面の変動表示動作については後述する)。
【0021】
また、可変表示装置5の上部には、表示部材15(4個のLED)が設けられており、このLED15の点灯数により、表示画面6に図柄の変動表示が行なわれる保留回数が表示される。可変表示装置5の下方には、表示画面6の変動表示動作を開始させる(変動表示動作の開始条件となる)始動入賞口9が設けられ、始動入賞口9の下方には、表示画面6に予め定められた特定の図柄の組み合わせが停止表示したとき(大当り状態が発生したとき)に、継続して所定の時間だけ開放状態となる大入賞口10が設けられている。また、大入賞口10の内部には、V入賞ゾーン16が設けられており、大当たり発生中に大入賞口10に入賞した遊技球がこのV入賞ゾーン16を通過すると、一端、開放状態が終了し閉状態となった大入賞口10が再度開放状態となる。大入賞口10の左右両側には、一般入賞口11が設けられ、大入賞口10の下側には、はずれ球を回収するアウト口12が設けられている。また、可変表示装置5の左右両側には、遊技領域3を流下する遊技球の接触により、遊技球の流下する方向及び速度を変化させる風車13が設けられている。
【0022】
次に、表示画面6、7、8の変動表示動作について以下に説明する。
表示画面6は、左図柄表示領域6a、中図柄表示領域6b、右図柄表示領域6cとから構成され、始動入賞口9への遊技球の入賞に基づいて各表示領域6a〜6cに図柄の変動表示動作が開始される。表示画面6は、表示画面7とともに可変表示装置5に設けられているが、表示画面7に比較すると表示面積は小さく、また、比較的目立たない隅(図では左下隅)に設けられている。また、表示画面6の図柄と表示画面7の図柄とは別個独立に変動表示制御される。それぞれの表示領域6a〜6cには複数種の図柄、例えば、0〜9までの10種類の図柄が表示領域の上下方向に変動表示される。図柄の変動表示は、可変表示装置5を制御している制御回路(CPU)からの指示によって制御され、所定時間の変動表示動作後に停止表示される。
【0023】
始動入賞口9へ遊技球が入賞すると、予め用意された乱数の抽選が行なわれ、その遊技球の入賞に基づく変動表示動作の当たりハズレが決定される。抽選される数には、それぞれに対応して予め図柄が定められており、この抽選結果に対応した図柄の組合せが、表示画面6のそれぞれの表示領域6a〜6cに停止表示される。即ち、表示領域6a〜6cに停止表示される図柄は、その変動表示動作に対する乱数の抽選結果を表示する図柄(当たりハズレを決定する図柄)である。以下、表示領域6a〜6cに表示される当たりハズレ決定図柄を特別図柄といい、表示領域6a〜6cによって構成されている表示画面6を特別図柄表示領域6ともいう。
【0024】
特別図柄表示領域6に停止表示された図柄が、予め定められている特定の図柄の組合せになると当たり状態が発生する。この実施の形態では、複数種の特定図柄の組合せが定められており、特定図柄が停止表示すると大入賞口10が開放状態となり、遊技者にとって有利な遊技状態、即ち、当たり状態が発生する。具体的には、停止図柄が「3」「3」「3」、あるいは「7」「7」「7」になると当たり状態が発生するように設定されている。
【0025】
また、停止表示される特定図柄の種類によって遊技者に付与される遊技価値が相違している。当たり状態の発生中に遊技球がV入賞ゾーン16を通過すると、一旦、閉状態となった大入賞口10が再度開放状態になる。この大入賞口10の連続して開放状態となり得る回数が、停止表示された特定図柄の種類(当たり態様)によって相違している。当たり態様が「3」「3」「3」のときは、大入賞口10の最大連続開放回数が5回、「7」「7」「7」のときには15回と設定されている。以下、当たり態様が「3」「3」「3」のときを「小当たり」、「7」「7」「7」のときを「大当たり」ともいう。
【0026】
表示画面7は、左表示領域7a、中表示領域7b、右表示領域7cの三つの表示領域から構成されており、特別図柄表示領域6の図柄変動と同様に、始動入賞口9への遊技球の入賞に基づいて各表示領域7a〜7cに図柄の変動表示動作が開始される。表示画面7は、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄を予告・報知するための、いわば演出画面であり、可変表示装置5を制御している制御回路(CPU)からの指示によって制御され、所定時間の変動表示動作後に停止表示される。但し、特別図柄表示領域6の停止図柄を予告・報知する画面あるため、図柄の変動表示動作の開始は、特別図柄表示領域6の変動表示動作と略同時に開始されるが、図柄の変動表示動作の終了時点(図柄が停止表示される時期)は、特別図柄表示領域6の図柄の変動表示動作の終了時点よりも先に終了する。遊技者は、表示画面7に演出される(停止表示される)図柄を見て、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄(乱数の抽選結果)を認識することができる。
【0027】
以下、表示領域7a〜7cに表示される、特別図柄表示領域6の予告・報知図柄をデモ図柄ということにし、また、表示領域7a〜7cによって構成されている表示画面7をデモ画面第1領域7ともいう。
デモ画面第1領域7に変動表示及び停止表示される図柄は、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄を予告・報知するデモ図柄であり、大当りに対する遊技者の期待感を高めるための演出を行なうものである。従って、その期待感をより大きなものにするために、デモ図柄を表示するデモ画面第1領域7の表示面積はより大きく、また、可変表示装置5の目立つ位置に設けている。それぞれの表示領域7a〜7cには複数種の図柄、例えば、☆、△、□の3種類の図柄が表示領域の上下方向に変動表示される。図柄の変動表示は、可変表示装置5を制御している制御回路(CPU)からの指示によって制御され、所定時間の変動表示動作後に停止表示される。
【0028】
デモ画面第1領域7に停止表示される図柄は、始動入賞口9への遊技球の入賞に基づいて行なわれる乱数の抽選結果によって決定される。抽選される数に対応して予めデモ図柄(☆、△、□)の組合せが定められており、この対応した図柄の組合せが、デモ画面第1領域7のそれぞれの表示領域7a〜7cに停止表示される。
【0029】
言い替えれば、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄の組合せに対応して、デモ画面第1領域7に停止表示される図柄の組合せが予め定められている。この形態では、図2に示すように、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄の組合せ「7」「7」「7」に対応して、デモ画面第1領域7に停止表示される図柄の組合せ「☆」「☆」「☆」が定められており、デモ画面第1領域7の各表示領域7a〜7cに「☆」「☆」「☆」の図柄が停止表示されると、特別図柄表示領域6の各表示領域6a〜6cに「7」「7」「7」の図柄が停止表示され、大入賞口10が連続して最大15回開放状態となり得る「大当たり」が発生することを予告・報知するように設定されている。即ち、乱数の抽選により、大入賞口10の開放回数が一番多い当り態様(大当たり)が抽選されたときに、デモ画面第1領域7に所定の演出図柄(デモ図柄)を変動表示及び停止表示して、大当たりを表わす特別図柄の組合せが特別図柄表示領域6に停止表示されることを予告・報知している。
【0030】
また、デモ画面第1領域7の各表示領域7a〜7cに「☆」「☆」「☆」以外の図柄の組合せ(例えば、「△」「△」「□」、「□」「☆」「△」等)が停止表示された場合には、特別図柄表示領域6の各表示領域6a〜6cに「7」「7」「7」以外の図柄の組合せ(例えば、「9」「2」「5」、「8」「8」「8」、「3」「3」「3」等)が停止表示される。即ち、乱数の抽選により、大入賞口10の開放回数が一番多い当り態様以外の当たり態様(小当たり)が抽選されたとき、あるいはハズレの態様が抽選されたときは、大当たりが抽選されたときに表示される所定の演出図柄とは異なる演出図柄(デモ図柄)をデモ画面第1領域7に変動表示及び停止表示して、小当たりあるいはハズレを表わす特別図柄の組合せが特別図柄表示領域6に停止表示されることを予告・報知する。
【0031】
尚、デモ画面第1領域7に表示される図柄は、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄を演出するための図柄であり、上述したような形態に限定されるものではなく、遊技者の大当り発生に対する期待感を向上させることができるものであればいかなる演出図柄であってもよい。例えば、デモ画面第1領域7(表示領域7a〜7c)を一つの演出領域とし、所定のキャラクタ[例えば、ルパン三世のキャラクタであるルパン、不二子、次元、五右衛門等(これらの名称は登録商標である)]が登場する一つのストーリーを動画で表示する。表示されるストーリーにルパンのキャラクタが登場した場合には、特別図柄表示領域6に大当たり図柄が停止表示され、不二子、次元あるいは五右衛門のキャラクタが登場した場合には、特別図柄表示領域6に小当たり図柄あるいはハズレ図柄が停止表示されるような予告・報知としてもよい。
【0032】
表示画面8は、一つの表示領域8aによって構成されており、特別図柄表示領域6の図柄変動と同様に、始動入賞口9への遊技球の入賞に基づいて表示領域8aに図柄の変動表示動作が開始される。表示画面8は、デモ画面第1領域7と同様に、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄を予告・報知するための演出画面であり、可変表示装置5を制御している制御回路(CPU)からの指示によって制御され、所定時間の変動表示動作後に停止表示される。また、特別図柄表示領域6の停止図柄を予告・報知する画面であるため、図柄の変動表示動作は、特別図柄表示領域6の図柄の変動表示動作と略同時に開始されるが、図柄の変動表示動作の終了時点(図柄が停止表示される時期)は、特別図柄表示領域6の図柄の変動表示動作の終了時点よりも先に終了する。遊技者は、表示画面8に演出される(停止表示される)図柄を見て、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄(乱数の抽選結果)を認識することができる。
【0033】
以下、表示領域8aに表示される図柄(特別図柄表示領域6の予告・報知図柄)をデモ図柄といい、また、表示領域8aによって構成されている表示画面8をデモ画面第2領域8ともいう。
デモ画面第2領域8に変動表示及び停止表示される図柄は、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄を予告・報知するデモ図柄であり、当り状態の発生に対する遊技者の期待感を高めるための演出を行なうものである。従って、その期待感をより大きなものにするために、デモ図柄を表示するデモ画面第2領域8は、可変表示装置5とは別に設けている。表示領域8aには複数種の図柄、例えば、○、×の2種類の図柄が表示領域の上下方向に変動表示される。図柄の変動表示は、特別図柄表示領域6、デモ画面第1領域7と同様に、可変表示装置5を制御している制御回路(CPU)からの指示によって制御され、所定時間の変動表示動作後に停止表示される。
【0034】
デモ画面第2領域8に停止表示される図柄は、始動入賞口9への遊技球の入賞に基づいて行なわれる乱数の抽選結果によって決定される。抽選される数に対応して予めデモ図柄(○、×)が定められており、この対応した図柄がデモ画面第2領域8の表示領域8aに停止表示される。言い替えると、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄の組合せに対応して、デモ画面第2領域8に停止表示される図柄が予め定められている。
【0035】
この形態では、図3に示すように、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄の組合せ「3」「3」「3」に対応して、デモ画面第2領域8に停止表示される図柄「○」が定められており、デモ画面第2領域8の表示領域8aに「○」の図柄が停止表示されると、特別図柄表示領域6の各表示領域6a〜6cに「3」「3」「3」の図柄が停止表示され、大入賞口10が連続して最大5回開放状態となり得る「小当たり」が発生することを予告・報知するように設定されている。即ち、乱数の抽選により、大入賞口10の開放回数が一番多い当り態様(大当たり)以外の当たり態様(小当たり)が抽選されたとき、デモ画面第2領域8に所定の演出図柄(デモ図柄「○」)を変動表示及び停止表示して、大当たりを表わす特別図柄の組合せが特別図柄表示領域6に停止表示されることを予告・報知している。
【0036】
また、デモ画面第2領域8の表示領域8aに「×」の図柄が停止表示された場合には、特別図柄表示領域6の各表示領域6a〜6cに「3」「3」「3」以外の図柄の組合せ(例えば、「9」「2」「5」、「8」「8」「8」、「7」「7」「7」等)が停止表示される。即ち、乱数の抽選により、大入賞口10の開放回数が一番多い当り態様(大当たり)が抽選されたとき、あるいはハズレの態様が抽選されたときは、小当たりが抽選されたときに表示される所定の演出図柄とは異なる演出図柄(デモ図柄)をデモ画面第2領域8に変動表示及び停止表示して、大当たりあるいはハズレを表わす特別図柄の組合せが特別図柄表示領域6に停止表示されることを予告・報知する。
【0037】
尚、デモ画面第2領域8に表示される図柄も、特別図柄表示領域6に停止表示される図柄を演出するための図柄であり、上述したような形態に限定されるものではなく、デモ画面第1領域7に表示される図柄と同様に、遊技者の大当り発生に対する期待感を向上させることができるものであればいかなる演出図柄であってもよい。例えば、所定のキャラクタ(例えば、ルパン三世のキャラクタであるルパン、不二子、次元、五右衛門等)が登場する一つのストーリーを動画で表示するようにして、デモ画面第2領域8にルパンのキャラクタが登場するストーリーが表示された場合には、特別図柄表示領域6に小当たり図柄が停止表示され、不二子、次元あるいは五右衛門のキャラクタが登場するストーリーが表示された場合には、特別図柄表示領域6に大当たり図柄あるいはハズレ図柄が停止表示されるような予告・報知としてもよい。
【0038】
また、この実施例に示すパチンコ機では、特別図柄表示領域6に停止表示される当たり態様を「3」「3」「3」と「7」「7」「7」の二つの態様に特定し、デモ画面第1領域7とデモ画面第2領域8に、この当たり態様である「小当たり」と「大当たり」の予告・報知をの演出表示したが、この形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示すような形態であってもよい。特別図柄表示領域6に停止表示される当たり態様をさらに多く設け(「1」「1」「1」、「3」「3」「3」、「5」「5」「5」、「7」「7」「7」、「9」「9」「9」の五つの態様とし)、「1」「1」「1」、「3」「3」「3」を「小当たり」、「5」「5」「5」、「9」「9」「9」を「中当たり」、「7」「7」「7」を「大当たり」と設定する。
【0039】
そして、デモ画面第1領域7に「☆」「☆」「☆」のデモ図柄が停止表示された場合には、特別図柄表示領域6に「大当たり」の特別図柄が停止表示されることを予告・報知し、「☆」「☆」「☆」以外のデモ図柄が停止表示された場合には、特別図柄表示領域6に「大当たり」以外の特別図柄(「中当たり」、「小当たり」、あるいは「ハズレ」の特別図柄)が停止表示されることを予告・報知する。
【0040】
また、デモ画面第2領域8に変動表示及び停止表示される複数種の図柄を◎、○、×の三種類として、デモ画面第2領域8に「◎」「◎」「◎」のデモ図柄が停止表示された場合には、特別図柄表示領域6に「中当たり」の特別図柄が停止表示されることを予告・報知し、デモ画面第2領域8に「○」「○」「○」のデモ図柄が停止表示された場合には、特別図柄表示領域6に「小当たり」の特別図柄が停止表示されることを予告・報知し、デモ画面第2領域8に「×」「×」「×」のデモ図柄が停止表示された場合には、特別図柄表示領域6に「小当たり」「中当たり」以外の特別図柄(「大当たり」あるいは「ハズレ」の特別図柄)が停止表示されることを予告・報知する。
【0041】
さらに、この実施例に示すパチンコ機では、デモ図柄を表示するデモ画面第2領域8を可変表示装置5とは別に設けているが、この形態に限定されるものではなく、遊技者に容易に認識できるものであれば、特別図柄表示領域6、デモ画面第1領域7と同様に、可変表示装置5に設けてもよい。
【0042】
ところで、上述したように、デモ画面第1領域7、デモ画面第2領域8、および特別図柄表示領域6の図柄の変動表示および停止表示動作は、可変表示装置5を制御している制御回路(CPU)からの指示によって制御される。そして、デモ画面第1領域7、デモ画面第2領域8の図柄の変動表示動作は、特別図柄表示領域6の図柄の変動表示動作と略同時に開始され、特別図柄表示領域6の図柄よりも先に停止表示される。このデモ画面第1領域7、デモ画面第2領域8の図柄の変動表示動作が特別図柄表示領域6の図柄よりも先に停止表示されることにより、遊技者は、特別図柄表示領域6に当たり図柄が停止表示されることを認識し、大入賞口10が開放状態となってより多くの賞球を得ることへの期待感を抱く。
【0043】
そこで、遊技者の期待感を減少させないために、始動入賞口9への遊技球の入賞に基づいて行なわれた乱数の抽選結果により、図柄の停止表示されるタイミングを以下のように設定している。
乱数の抽選結果により特別図柄表示領域6に大当たり図柄(「7」「7」「7」の図柄)が停止表示される場合には、デモ画面第1領域7に停止表示される図柄(「☆」「☆」「☆」の図柄)によって大当たり状態の発生が予告・報知される。従って、この場合にはデモ画面第1領域7に変動表示されている図柄を、デモ画面第2領域8に変動表示されている図柄よりも後に停止表示させる。即ち、大入賞口10の開放回数が一番多い当り態様(「7」「7」「7」の図柄)が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選された場合は、各表示領域に変動表示されている図柄が、デモ画面第2領域8、デモ画面第1領域7、そして特別図柄表示領域6の順序で停止表示される。
【0044】
これに対して、乱数の抽選結果により特別図柄表示領域6に小当たり図柄(「3」「3」「3」の図柄)が停止表示される場合には、デモ画面第2領域8に停止表示される図柄(「○」「○」「○」の図柄)によって小当たり状態の発生が予告・報知される。従って、この場合にはデモ画面第2領域8に変動表示されている図柄を、デモ画面第1領域7に変動表示されている図柄よりも後に停止表示させる。即ち、大入賞口10の開放回数が一番多い当り態様以外の当たり態様(「3」「3」「3」の図柄)が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選された場合には、各領域に変動表示されている図柄が、デモ画面第1領域7、デモ画面第2領域8、そして特別図柄表示領域6の順序で停止表示される。
【0045】
乱数の抽選結果の違いによって、このような順序で各表示領域に変動表示されている図柄を停止させることにより、先に停止表示された一方のデモ画面領域の図柄だけでは当たり状態が発生するか否かは決定されないため、遊技者の注目はもう一方のデモ画面領域に図柄が停止表示されるまで表示画面に注がれ、大当たり発生に対する遊技者の期待感は向上する。
【0046】
次に、本発明に係るパチンコ機の遊技の処理動作の一形態について、図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
遊技者のハンドル操作によって遊技がスタートする(ステップ20)。遊技領域3に打出された遊技球が始動入賞口9に入賞すると、始動入賞口9内に設けられた検出スイッチによりその入賞が検出され、その旨が検出信号としてCPU、ROM、RAM等から構成される制御装置(図示省略)に送られる。CPUはこの検出信号に基づいて、表示画面を制御するための制御信号を特別図柄表示領域6、デモ画面第1領域7、およびデモ画面第2領域8に送信する。そして、この制御信号に基づいて、上記各表示領域に図柄の変動表示動作が始動開始される(ステップ21)。また、図柄の変動表示が開始されるのと略同時に、その変動表示結果(各表示領域に停止表示される図柄)が当りとなるか否かの乱数抽選が制御装置内において行なわれる。
【0047】
次に、ステップ22に進み、乱数抽選の結果が当りであるか否かの判別が行なわれる。抽選結果がハズレの場合には、抽選された数に対応するハズレ特別図柄およびハズレデモ図柄が、図柄データの格納されているROMから読み出される。そして、ステップ23に進み、デモ画面第1領域7において、図柄が所定時間だけ変動表示された後に、ハズレデモ図柄(例えば、上述した実施の形態における「△」「△」「□」の図柄)を停止表示させるハズレ演出が行なわれる。さらに、ステップ24に進み、デモ画面第2領域8において、デモ画面第1領域7と同様に図柄が所定時間だけ変動表示された後に、ハズレデモ図柄(例えば、上述した実施の形態における「×」の図柄)を停止表示させるハズレ演出が行なわれる。
【0048】
またさらに、ステップ25に進み、特別図柄表示領域6において、上記デモ画面と同様に図柄が所定時間だけ変動表示された後に、ハズレ特別図柄(例えば、上述した実施の形態における「9」「2」「5」の図柄)を停止表示させるハズレ演出が行なわれる。尚、抽選結果がハズレの場合には、ハズレデモ図柄の停止表示される順番は、デモ画面第1領域7、デモ画面第2領域8のいずれが先であってもよい。
【0049】
このように、デモ画面第1領域7およびデモ画面第2領域8にハズレデモ図柄を停止表示させることにより、特別図柄表示領域6に停止表示される特別図柄がハズレ特別図柄であることを遊技者に予告・報知する。
特別図柄表示領域6への図柄の停止表示によって、この始動入賞口9への遊技球の入賞に対する図柄の変動表示動作が終了し、ステップ20に戻って始動入賞口9への遊技球の入賞待ち状態となる。
【0050】
ステップ22において抽選結果が当たりの場合には、ステップ26に進み、その当たり態様(大入賞口10の最大連続開放回数)がどの当たり態様であるか、即ち、ラウンド抽選が5ラウンドであるか15ラウンドであるかの判別が行なわれる。ラウンド抽選が15ラウンドである場合には、抽選された数に対応する当たり特別図柄および大当たりデモ図柄が、図柄データの格納されているROMから読み出される。そして、ステップ27に進み、デモ画面第1領域7において、図柄が所定時間だけ変動表示された後に、大当たりデモ図柄(例えば、上述した実施の形態における「☆」「☆」「☆」の図柄)を停止表示させる大当たり演出が行なわれる。
【0051】
続いて、ステップ28に進み、特別図柄表示領域6において、上記デモ画面第1領域7と同様に図柄が所定時間だけ変動表示された後に、大当たり特別図柄(例えば、上述した実施の形態における「7」「7」「7」の図柄)を停止表示させる大当たり演出が行なわれる。
このように、デモ画面第1領域7に大当たりデモ図柄を停止表示させることにより、特別図柄表示領域6に停止表示される特別図柄が大当たり特別図柄であることを遊技者に予告・報知する。
【0052】
尚、ラウンド抽選が15ラウンドである場合、デモ図柄により演出される形態として、上記のステップ27による演出形態の他、例えば、抽選された数に対応する当たり特別図柄、大当たりデモ図柄およびハズレデモ図柄をROMから読み出しておき、ステップ29で、先ずデモ画面第1領域7において、ハズレデモ図柄を停止表示させ、次にステップ30で、デモ画面第2領域8において、ハズレデモ図柄を停止表示させ、さらにステップ27で、デモ画面第1領域7において、大当たりデモ図柄を停止表示させる大当たり演出としてもよい。
【0053】
ステップ26で、ラウンド抽選が5ラウンドである場合には、抽選された数に対応する当たり特別図柄、大当たりデモ図柄およびハズレデモ図柄が、図柄データの格納されているROMから読み出される。そして、ステップ31に進み、デモ画面第1領域7において、図柄が所定時間だけ変動表示された後に、ハズレデモ図柄(例えば、上述した実施の形態における「□」「☆」「△」の図柄)を停止表示させるハズレ演出が行なわれる。さらに、ステップ32に進み、デモ画面第2領域8において、デモ画面第1領域7と同様に図柄が所定時間だけ変動表示された後に、小当たりデモ図柄(例えば、上述した実施の形態における「○」の図柄)を停止表示させる小当たり演出が行なわれる。
【0054】
続いて、ステップ28に進み、特別図柄表示領域6において、上記デモ画面と同様に図柄が所定時間だけ変動表示された後に、小当たり特別図柄(例えば、上述した実施の形態における「3」「3」「3」の図柄)を停止表示させる小当たり演出が行なわれる。このように、デモ画面第2領域8に小当たりデモ図柄を停止表示させることにより、特別図柄表示領域6に停止表示される特別図柄が小当たり特別図柄であることを遊技者に予告・報知する。
【0055】
ステップ28において、特別図柄表示領域6に大当たり、小当たりの特別図柄が停止表示されると、ステップ33に進み、大当たり、小当たりの処理、即ち、所定時間だけ大入賞口10を開放状態とする処理が行なわれる。1ラウンドの当たり処理が終了するとステップ34に進み、その当たり状態が終了したか否かの判別が行なわれ、終了していない場合にはステップ33に戻り、再度大当たり、小当たりの処理が行なわれる。そして、それぞれの当たり態様に対応して付与された大入賞口10の最大連続開放回数まで、一定条件の下、当たり処理が繰返される。
【0056】
【発明の効果】
本願の請求項1および請求項2に係るパチンコ機によれば、大入賞口の開放回数が一番多い大当たり状態が発生することを認識できるだけでなく、大当たり以外の当たり(例えば、大入賞口の開放回数が少ない小当たり)状態が発生することを大当たりの発生と区別して容易に認識することができるので、大当たりが発生するものと期待していたときに小当たりが発生するときの遊技者のガッカリ感を防止することができる。従って、それぞれの当たり遊技に対する遊技者の期待感を高めることができるとともに、変化に富んだ遊技内容を有するパチンコ機を提供することができる。
【0057】
また、本願の請求項3および請求項4に係るパチンコ機によれば、先に停止表示された一方のデモ画面の図柄だけでは当たり状態が発生するか否かは決定されないため、もう一方のデモ画面の図柄が停止表示されるまで遊技者を遊技に集中させることができ、当たり発生に対する遊技者の期待感を向上させることができるとともに、変化に富んだ遊技内容を有するパチンコ機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る、パチンコ機の遊技盤の一形態を示す正面図である。
【図2】本発明に係る停止表示図柄の一形態を示す図であり、特別図柄表示領域に対するデモ画面第1領域の停止図柄を示している。
【図3】本発明に係る停止表示図柄の別の一形態を示す図であり、特別図柄表示領域に対するデモ画面第2領域の停止図柄を示している。
【図4】本発明に係る、パチンコ機の遊技の処理動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1  遊技盤
3  遊技領域
5  可変表示装置
6  特別図柄表示領域
7  デモ画面第1領域
8  デモ画面第2領域
9  始動入賞口
10 大入賞口

Claims (4)

  1. 遊技領域に配設された始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて、前記遊技領域に設けられた表示画面の領域に演出図柄を変動表示させると共に、前記図柄の変動表示結果が当たりか否かを決定するいわゆる乱数の抽選を行ない、該抽選結果が当たりとなった場合に、遊技者にとって有利な遊技状態が発生し、前記遊技領域に配設された大入賞口が一定条件の下に複数回連続して開放状態となるパチンコ機において、
    前記大入賞口の連続開放回数が相違する複数の当たり態様を有し、
    前記抽選結果を表わす特別図柄が停止表示される特別図柄表示領域と、
    前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様が抽選されたときに、該当たり態様を表わす特別図柄が前記特別図柄表示領域に停止表示されることを、所定の第1演出図柄を変動表示及び停止表示して報知するデモ画面第1領域と、
    前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様以外の当たり態様が抽選されたときに、該当たり態様を表わす特別図柄が前記特別図柄表示領域に停止表示されることを、所定の第2演出図柄を変動表示及び停止表示して報知するデモ画面第2領域とを備えたことを特徴とするパチンコ機。
  2. 前記デモ画面第1領域には、前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様以外の当たり態様が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選されたときに、前記所定の第1演出図柄と異なる演出図柄が変動表示及び停止表示され、前記デモ画面第2領域には、前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選されたときに、前記所定の第2演出図柄と異なる演出図柄が変動表示及び停止表示されることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。
  3. 前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様以外の当たり態様が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選されたときは、前記始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて各領域に変動表示されている図柄が、デモ画面第1領域、デモ画面第2領域、そして特別図柄表示領域の順序で停止表示されることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機。
  4. 前記大入賞口の開放回数が一番多い当り態様が抽選されたとき及びハズレ態様が抽選されたときは、前記始動入賞口への遊技球の入賞に基づいて各領域に変動表示されている図柄が、デモ画面第2領域、デモ画面第1領域、そして特別図柄表示領域の順序で停止表示されることを特徴とする請求項2に記載のパチンコ機。
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