JPH07155445A - パチンコ遊技機の表示制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 パチンコ遊技機の表示板に図柄表示のみでな
く、絵柄を変動して表示させ、絵柄の変動によりリーチ
後の図柄の決定を暗示させるようにする。 【構成】 表示板２０は、表示面に下寄りに配置された
変動図柄表示領域２１を設けており、変動図柄表示領域
は横方向に３個の表示部２１ａ〜２１ｃを設けている。
変動図柄表示領域の上部には絵柄表示領域２２が設けら
れている。表示部には、１５種類の図柄要素が１個づつ
表示される。遊戯球が第１種始動口１３に入賞すると、
駆動装置により各表示部における図柄要素のスクロール
が開始される。左図柄、中図柄が同一内容に確定し、い
わゆるスーパーリーチになると、変動図柄表示領域の大
きさが縮小し、かつ下側に移動する。そして、表示板の
残された部分が絵柄表示領域になり、ここに力士の取り
組みが変動絵柄として表示される。変動絵柄がリーチの
結果を暗示するように変動する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、パチンコ遊技機の表示
制御装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種のパチンコ遊技機の表示制
御装置は、例えば遊技盤に設けられた特別入賞口に遊技
球が入賞したときに、表示板の一部に設けた横方向に連
なる３つの部分からなる図柄要素表示領域に、複数種類
の数字又は記号からなる図柄要素の組を変動させて表示
し、その後、２個の図柄要素が同一状態で確定する所謂
リーチ状態になったときに、変動図柄表示部分以外の部
分に例えば相撲、サッカー等のスポーツの絵柄を変動さ
せて表示していた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記絵柄は、
変動はするものの、変動の内容が一様でありリーチの結
果とは無関係であった。即ち、リーチ後に大当たりが発
生するか外れになるかをなんら予告するものではなかっ
た。そのため、折角スポーツの絵柄を変動させても遊技
者にほとんど注目されること無く、表示効果が十分に発
揮されないという問題がある。本発明は、上記した問題
を解決しようとするもので、絵柄の変動内容にリーチ後
の行動結果を暗示させる内容を持たせ、変動絵柄の表示
効果を高めるようにしたパチンコ遊技機の表示制御装置
を提供することを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項１に係る発明の構成上の特徴は、パチン
コ遊技機の遊技盤の中央に設けられ、長方形の図柄要素
表示領域を有する表示板と、遊技盤に設けられた特別入
賞口に遊技球が入賞したときに、同図柄要素表示領域の
一部に複数種類の数字又は記号からなる図柄要素の組を
変動させて表示し、その後、各図柄要素を順次停止させ
て所定の図柄要素の組合せを確定させる変動図柄表示制
御手段と、図柄要素の組の内の最後の図柄要素を除いて
他の図柄要素が同一内容で確定し大当たり予備状態にな
ったときに、同図柄要素表示領域の他の部分に、スポー
ツ等の行動の結果の明らかな絵柄を変動させて表示し、
最後の図柄要素が他の図柄と同一内容に確定し大当たり
状態を表示したときに、絵柄を行動結果が明らかになる
状態に確定させる変動絵柄表示制御手段とを設けたこと
にある。

【０００５】また、上記請求項２に係る発明の構成上の
特徴は、請求項１に記載のパチンコ遊技機の表示制御装
置において、図柄要素の組が大当たり予備状態になった
ときに、変動図柄要素を表示する領域を縮小させ、絵柄
を変動させて表示する領域を相対的に拡大させる変動図
柄要素表示領域縮小制御手段を設けたことにある。

【０００６】また、上記請求項３に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項１または請求項２に記載のパチンコ
遊技機の表示制御装置において、図柄要素の組の大当た
り予備状態の発生の内の一部についてのみ、変動絵柄表
示制御手段により絵柄を変動表示させる変動絵柄限定表
示制御手段を設けたことにある。

【０００７】また、上記請求項４に係る発明の構成上の
特徴は、パチンコ遊技機の遊技盤の中央に設けられ、長
方形の図柄要素表示領域を有する表示板と、遊技盤に設
けられた特別入賞口に遊技球が入賞したときに、同図柄
要素表示領域の一部に複数種類の数字又は記号からなる
図柄要素の組を変動させて表示し、その後、各図柄要素
を順次停止させて所定の図柄要素の組合せを確定させる
変動図柄表示制御手段と、遊技盤に設けられた特別入賞
口に遊技球が入賞したときに、同図柄要素表示領域の他
の部分に、スポーツ等の行動の結果の明らかな絵柄を変
動させて表示し、図柄要素の組が全て同一内容に確定し
大当たり状態を表示したときに、絵柄を行動結果が明ら
かになる状態に確定させる変動絵柄表示制御手段とを設
けたことにある。

【０００８】

【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項１に
係る発明においては、遊技盤に設けられた特別入賞口に
遊技球が入賞したときに、同図柄要素表示領域の一部に
表示された図柄要素の組が順次確定して最後の図柄要素
を除いて他の図柄要素が同一内容で確定し大当たり予備
状態になったときに、同図柄要素表示領域の他の部分
に、スポーツ等の行動の結果の明らかな絵柄を変動表示
させた。そして、最後の図柄要素が他の図柄と同一内容
に確定し大当たり状態を表示したかまたは、異なった内
容に確定し外れ状態を表示したかに応じて、絵柄を行動
結果が明らかになる状態に確定させるようにした。その
ため、遊技者は絵柄の変動状態によっていわゆるリーチ
後の大当たりか外れ状態を予測することができる。した
がって、大当たり予備状態になったときに絵柄の変化に
遊技者の注意が集められることになるので、表示板の表
示効果が高められる。また、図柄要素の確定までの間の
絵柄表示に種々の変化を与えることができるので、大当
たり発生までの期待感が一層高められる。

【０００９】また、上記のように構成した請求項２に係
る発明においては、上記請求項１に記載の作用に加え、
大当たり予備状態になったときに、変動図柄要素表示領
域縮小制御手段によって変動図柄要素表示領域が縮小
し、変動絵柄を表示する領域が相対的に拡大する。その
結果、絵柄が大きな領域に表示されるので、大当たりか
外れかの判断を一層容易に行うことができる。

【００１０】また、上記のように構成した請求項３に係
る発明においては、上記請求項１または請求項２に記載
の作用に加え、図柄要素の組の大当たり予備状態の発生
の一部についてのみ絵柄の変動表示を行わせるようにし
たことにより、例えばスーパーリーチのように大当たり
の発生の高い状態を通常のリーチ状態と区別することが
できる。そのため、絵柄が変動した場合には、大当たり
までの期待感が一層高められる。

【００１１】また、上記のように構成した請求項４に係
る発明においては、特別入賞口に遊技球が入賞したとき
から、図柄要素の変動表示と同時にその他の表示領域に
スポーツ等の行動の結果の明らかな絵柄を変動表示させ
た。そのため、遊技者は、長時間変化に富んだ絵柄表示
を楽しむことが出来るので、表示板による表示効果が高
められる。

【００１２】

【実施例】以下、本発明の一実施例を図面により説明す
る。図１及び図２は、本発明に係るパチンコ遊技機を正
面図及び背面図により概略的に示したものである。この
パチンコ遊技機は、縦長の直方体形状の本体の前面に配
置された遊技盤１０と、遊技盤１０の中央に配置された
表示板２０と、遊技盤１０の下部に配置された遊技球を
貯留する貯留皿３０と、貯留皿３０から発射位置に供給
された遊技球を遊技領域内に発射供給する遊技球発射装
置４０と、賞品球を貯留皿３０に供給する賞品球供給装
置５０と、パチンコ遊技機及び表示板の動作を制御する
電気制御装置６０とを備えている。

【００１３】遊技盤１０は、下側から左側上部にかけ
て、遊技球を中央部の遊技領域に導く円弧状の遊技球通
過レール１１を設けている。遊技盤１０の遊技領域に
は、５個の入賞口１２と中央部に配置された３個の第１
種始動口１３が設けられている。各第１種始動口１３に
は、第１種始動口入賞検出スイッチ１４が設けられてお
り、遊技球がいずれかの第１種始動口１３に入球する
と、入賞結果が検出される。各入賞口１２及び第１種始
動口１３は、図２に示すように、遊技盤１０の裏面に設
けられた入賞球通路１５につながっており、入賞球通路
１５には入賞検出スイッチ１６が設けられている。そし
て、遊技球がいずれかの入賞口１２及び第１種始動口１
３に入球すると、入賞検出スイッチ１６により入賞球で
あることが確認され、この確認結果に基づいて賞品球供
給装置５０により入賞口１２及び第１種始動口１３に応
じた数の賞品球が貯留皿３０に供給される。

【００１４】表示板２０は、液晶表示形式の表示板であ
り、図３（ａ）に示すように、表示面には下寄りに配置
された左中右の３個の表示部２１ａ〜２１ｃからなる変
動図柄表示領域２１と、その上部に配置された絵柄表示
領域２２を設けている。各表示部２１ａ〜２１ｃには、
１〜１５の数字を表した１５種類の図柄要素Ｐ1 〜Ｐ15
のうち１つづつが表示され、第１種始動口１３に遊技球
が入賞したときに図柄要素が縦方向に連続的にスクロー
ルされて表示されるようになっている。そして、表示部
２１ａ，２１ｂが同一図柄要素で確定されたとき、図３
（ｂ）に示すように、リーチ状態になる。このときは、
絵柄表示領域２２には変動しない背景絵柄が表示され
る。ここで、リーチ状態になったときに、特定の確率で
いわゆるスーパーリーチ状態になる。スーパーリーチ状
態とは、その後の図柄確定時における大当たりの発生確
率が、通常のリーチ時より格段に高くなるように定めら
れている。そして、スーパーリーチ状態になると、図３
（ｃ）に示すように、変動図柄表示領域２１は縮小され
て下方に移動する。同時に、相対的に大きくなった絵柄
表示領域２２ａには、スポーツ例えば相撲の取り組みが
変動状態で表示される。そして、変動図柄表示領域２１
の図柄が確定したときに、図３（ｄ）に示すように、大
当たりまたは外れに対応して、絵柄表示領域２２の絵柄
の勝負が勝ちまたは負けが明確になるような過程を経て
確定するようになっている。なお、表示板として液晶タ
イプのものの他に、蛍光表示管等の類似の表示装置を用
いてもよい。

【００１５】貯留皿３０は、その底部が遊技球待機樋
（図示しない）になっており、遊技球待機樋の左位置の
前壁に賞品球供給口３１が開口されており、また右側が
遊技球を後述する発射位置に一個づつ供給する遊技球送
り装置（図示しない）につながっている。また、遊技球
送り装置は、上記遊技球通過レール１１に続いており、
遊技球通過レール１１の下端部と遊技球送り装置の境界
部には、図２に示すように、遊技球を遊技盤１０に発射
供給させる遊技球発射装置４０が設けられている。

【００１６】遊技球発射装置４０は、発射モータ４１
と、発射モータ４１の回転により間欠揺動する打球扞
（図示しない）と、発射モータ４１の作動を開始させる
と共にその回転数を調節する操作ハンドル４２とを備え
ている。遊技球送り装置により遊技球通過レール１１下
端の発射位置に供給された遊技球は、打球扞によって弾
発発射され、遊技球通過レール１１に沿って遊技盤１０
の中央に送られる。

【００１７】賞品球供給装置５０は、図２に示すよう
に、遊技機の裏面の上下方向の略中央の右端にて賞品球
供給樋５２に介装されている。賞品球供給装置５０は、
図示しない爪車の回転を賞品球供給ソレノイド５１の励
磁又は消磁により制御して遊技球を通過させ又は阻止す
る。賞品球供給樋５２の上端は、遊技機の裏面の上部に
設けられた遊技球タンク５３とタンクレール５４により
連結されており、また下端は賞品球供給口３１を介して
貯留皿３０に連結されている。

【００１８】つぎに、上記表示板の電気制御装置につい
て図４により説明する。電気制御装置６０は、ＲＯＭ，
ＣＰＵ，ＲＡＭ，確率カウンタ及びＩ／Ｏ等を有するマ
イクロコンピュータにより構成された制御回路６１を備
えている。制御回路６１は、図５に示すフローチャート
に対応した「表示板制御プログラム」を実行するもので
ある。制御回路６１の入力側には、上記第１種始動口入
賞検出スイッチ１４が接続されている。また、制御回路
６１の出力側には、表示板２０が駆動回路２０ａを介し
て接続されている。そして、表示板２０は駆動回路２０
ａの駆動により所定の変動図柄及び変動絵柄を表示す
る。

【００１９】つぎに、上記のように構成した実施例の動
作について説明する。電源スイッチ（図示しない）をオ
ンさせ、遊技者が貯留皿３０に遊技球を投入し操作ハン
ドル４２を操作することによりゲームが開始される。制
御回路６１は、図７に示す「表示板制御プログラム」の
実行をステップ７０にて開始し、ステップ７１にて各種
変数の初期化を行い、ステップ７２にて遊技球が第１種
始動口１３へ入球したか否かを判定する。遊技球が第１
種始動口１３へ入球し第１種始動口入賞検出スイッチ１
４から入賞信号が送られたときは、制御回路６１はステ
ップ７２にて「ＹＥＳ」との判定の下にプログラムをス
テップ７３に移行させ、駆動回路２０ａに変動図柄表示
信号及び絵柄表示信号を出力する。これを受けて駆動回
路２０ａは、表示板２０の図柄表示領域２１の図柄表示
を開始させると共に、絵柄表示領域２２に力士の固定し
た絵柄を表示させる。

【００２０】所定時間が経過すると、図柄表示領域の左
図柄及び中図柄が停止して図柄が確定する。これに応じ
て制御回路６１は、ステップ７４にて「ＹＥＳ」との判
定の下に、プログラムをステップ７５に移行させ、リー
チ状態の発生か否かを判定する。リーチ状態ではない場
合には、制御回路６１はステップ７５にて「ＮＯ」との
判定の下にプログラムをステップ７２に戻し、以下ステ
ップ７２〜７５を繰り返し実行する。表示板２０が、図
３（ｂ）に示すように、リーチ状態を示したときには、
制御回路６１はステップ７５にて「ＹＥＳ」との判定の
もとにプログラムをステップ７６に移行させ、スーパー
リーチ状態の発生か否かを判定する。通常はスーパーリ
ーチは発生しないので、制御回路６１はステップ７６に
て「ＮＯ」との判定の下にプログラムをステップ７７に
移行させ、右図柄の確定か否かを判定する。右図柄が確
定すると、制御回路６１はステップ７７にて「ＹＥＳ」
との判定のもとにプログラムをステップ７８に移行させ
大当たりが発生したか否かを判定する。通常は外れなの
で、制御回路６１はステップ７８にて「ＮＯ」との判定
の下にプログラムをステップ７２に戻して、以下ステッ
プ７２〜７８を繰り返し実行する。たまたま、大当たり
が発生したときは、制御回路６１はステップ７８にて
「ＹＥＳ」との判定のもとにプログラムをステップ７９
に移行させ、ステップ７９にて大当たり表示信号を出力
し所定の「大当たり表示ルーチン」を実行する。「大当
たり表示ルーチン」の実行が終了すると、プログラムは
ステップ７２に戻され、以下ステップ７２〜７８の処理
が繰り返される。

【００２１】上記ステップ７２〜７８の処理の繰り返し
中に、たまたまスーパーリーチ状態が発生すると、制御
回路６１はステップ７６にて「ＹＥＳ」との判定の下に
プログラムをステップ８０に移行させ、ステップ８０に
て図柄表示領域縮小信号を出力する。これに応じて、駆
動回路２０ａは、図３（ｃ）に示すように、図柄表示領
域２１を縮小させて画面下側に移動させると共に絵柄表
示領域２２を相対的に拡大させる。さらに、制御回路６
１はプログラムをステップ８１に移行させ、絵柄変動開
始信号を出力する。駆動回路２０ａはこれに応じて、絵
柄表示領域２２ａに相撲の取り組みの絵柄を変動して表
示させる（取り組み図は省略する）。この変動絵柄は、
右図柄２１ｃの確定による大当たり状態か外れ状態かの
発生に応じて、いずれかの発生を暗示させるように変動
する。そして、右図柄が確定したときは、制御回路６１
はステップ８２にて「ＹＥＳ」との判定の下にプログラ
ムをステップ８３に移行させ大当たりか否かを判定す
る。

【００２２】大当たりではない場合には、制御回路６１
はステップ８３にて「ＮＯ」との判定の下にプログラム
をステップ８４に移行させて、外れ信号を出力する。こ
れに応じて駆動回路２０ａは、絵柄表示領域２２に力士
が負けた場面を大きく表示する。そして、制御回路６１
はプログラムをステップ７２に戻し、以下ステップ７２
〜８４の処理を繰り返し行う。大当たりの場合には、制
御回路６１はステップ８３にて「ＹＥＳ」との判定の下
にプログラムをステップ８５に移行させて、大当たり信
号を出力する。これに応じて駆動回路２０ａは、絵柄表
示領域２２に力士が勝った場面を大きく表示する。さら
に、制御回路６１はステップ８６にて大当たりルーチン
を実行し、大当たりルーチン終了後に、プログラムをス
テップ７２に戻す。そして、ステップ７２以下の処理が
繰り返し行われる。

【００２３】以上に説明したように、上記実施例におい
ては、遊技球の入賞によっていわゆるスーパーリーチ状
態に至ったとき、図柄要素表示領域を縮小させて表示板
の下側に移行させ、相対的に拡大された絵柄表示領域に
勝敗の結果の明らかな相撲の取り組みの絵柄を変動させ
て表示するようにした。そして、絵柄の変動を、リーチ
の結果が大当たりか外れかに合わせて、結果を暗示させ
るようにさせた。このため、遊技者は、絵柄によってリ
ーチの勝敗を絵柄によって判断することが出来る。即
ち、スーパーリーチ後に絵柄を楽しみながら、図柄の変
動よりさらに興味を持って勝敗の結果を待つことが出
来、表示板の表示機能がバラエティに富み、表示効果が
高められる。なお、勝敗の決定までに逆転を繰り返し、
決定までの過程をさらにスリルに富ませたものに構成す
ることもできる。

【００２４】なお、上記実施例においては、スーパーリ
ーチ発生の場合にのみ、絵柄表示領域を拡げて勝敗を争
う絵柄を変動させて表示したが、これに限らず通常のリ
ーチ時にも絵柄変動表示を行ってもよい。また、図柄表
示領域を縮小させることなく、絵柄表示領域と並列に表
示させるようにしてもよい。さらに、第１種始動口に遊
技球が入賞したときから、図柄要素の変動表示と同時に
絵柄表示領域にスポーツ等の勝敗の結果の明らかな絵柄
を変動表示させてもよい。これにより、長時間絵柄の変
動を楽しむことが出来、表示板による表示効果を高める
ことが出来る。また、絵柄に関しては、上記実施例にお
いては相撲の取り組みについて説明しているが、その他
勝敗を明確に表示することができるスポーツ、例えばボ
クシング、サッカー、テニス等を表示させるようにして
もよい。さらに、絵柄については、スポーツ以外でも、
例えば綱渡り等の曲芸のように、実行した結果が成功か
失敗かが明らかになるようなものであってもよい。な
お、上記実施例においては、図柄が大当たりか否かに確
定した後に、絵柄が勝敗の結果が明らかな状態に確定さ
れるようになっているが、絵柄を図柄より先に確定させ
てもよく、また、絵柄と図柄とを同時に確定させてもよ
い。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を適用したパチンコ遊技機の
表面側を示す正面図である。

【図２】同パチンコ遊技機の裏面側を示す裏面図であ
る。

【図３】同パチンコ遊技機の表示板の図柄変動状態、リ
ーチ状態、スーパーリーチ状態及び大当たり状態を示す
説明図である。

【図４】同パチンコ遊技機の電気回路構成を示す回路図
である。

【図５】図４の制御回路により実行される表示制御プロ
グラムのフローチャートである。

【符号の説明】

１０；遊技領域、１１；遊技球通過レール、１２；入賞
口、１３；第１種始動口、１４；第１種始動口入賞検出
スイッチ、２０；表示板、２１；変動図柄表示領域、２
１ａ〜２１ｃ；表示部、２２；変動絵柄表示領域、６
０；電気制御装置、６１；制御回路。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 パチンコ遊技機の遊技盤の中央に設けら
   れ、長方形の図柄要素表示領域を有する表示板と、 前記遊技盤に設けられた特別入賞口に遊技球が入賞した
   ときに、前記図柄要素表示領域の一部に複数種類の数字
   又は記号からなる図柄要素の組を変動させて表示し、そ
   の後、各図柄要素を順次停止させて所定の図柄要素の組
   合せを確定させる変動図柄表示制御手段と、 前記図柄要素の組の内の最後の図柄要素を除いて他の図
   柄要素が同一内容で確定し大当たり予備状態になったと
   きに、同図柄要素表示領域の他の部分に、スポーツ等の
   行動の結果の明らかな絵柄を変動させて表示し、前記最
   後の図柄要素が他の図柄と同一内容に確定し大当たり状
   態を表示したときに、前記絵柄を行動結果が明らかにな
   る状態に確定させる変動絵柄表示制御手段とを設けたこ
   とを特徴とするパチンコ遊技機の表示制御装置。
2. 【請求項２】 前記請求項１に記載のパチンコ遊技機の
   表示制御装置において、 前記図柄要素の組が大当たり予備状態になったときに、
   前記変動図柄要素を表示する領域を縮小させ、前記変動
   絵柄を表示する領域を相対的に拡大させる変動図柄要素
   表示領域縮小制御手段を設けたことを特徴とするパチン
   コ遊技機の表示制御装置。
3. 【請求項３】 前記請求項１または請求項２に記載のパ
   チンコ遊技機の表示制御装置において、 前記図柄要素の組の大当たり予備状態の発生の内の一部
   についてのみ、前記変動絵柄表示制御手段により絵柄を
   変動表示させる変動絵柄限定表示制御手段を設けたこと
   を特徴とするパチンコ遊技機の表示制御装置。
4. 【請求項４】 パチンコ遊技機の遊技盤の中央に設けら
   れ、長方形の図柄要素表示領域を有する表示板と、 前記遊技盤に設けられた特別入賞口に遊技球が入賞した
   ときに、前記図柄要素表示領域の一部に複数種類の数字
   又は記号からなる図柄要素の組を変動させて表示し、そ
   の後、各図柄要素を順次停止させて所定の図柄要素の組
   合せを確定させる変動図柄表示制御手段と、 前記遊技盤に設けられた特別入賞口に遊技球が入賞した
   ときに、同図柄要素表示領域の他の部分に、スポーツ等
   の行動の結果の明らかな絵柄を変動させて表示し、前記
   図柄要素の組が全て同一内容に確定し大当たり状態を表
   示したときに、前記絵柄を行動結果が明らかになる状態
   に確定させる変動絵柄表示制御手段とを設けたことを特
   徴とするパチンコ遊技機の表示制御装置。