JP2004071993A - ハロゲンフリーノイズ抑制シート - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は、難燃性を具備したハロゲンフリーのノイズ抑制シートにおいて薄型化をさせるために高い磁気特性を有するノイズ抑制シートを提供することである。
【解決手段】ニトリルゴムのマトリックス中に軟磁性金属粉末とハロゲンフリー難燃剤とを分散させてなるハロゲンフリーノイズ抑制シートである。
本発明では、ニトリルゴムを100重量部とするとき、軟磁性金属粉末を500重量部以上、ハロゲンフリー難燃剤として水酸化アルミニウムもしくは水酸化マグネシウムの1種または2種を80〜180重量部、赤リンを5〜20重量部含有することが好ましい。
【選択図】 図1
【解決手段】ニトリルゴムのマトリックス中に軟磁性金属粉末とハロゲンフリー難燃剤とを分散させてなるハロゲンフリーノイズ抑制シートである。
本発明では、ニトリルゴムを100重量部とするとき、軟磁性金属粉末を500重量部以上、ハロゲンフリー難燃剤として水酸化アルミニウムもしくは水酸化マグネシウムの1種または2種を80〜180重量部、赤リンを5〜20重量部含有することが好ましい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器等に使用されるノイズ抑制シートであって、焼却処理をする際にダイオキシンを発生しないハロゲンフリーノイズ抑制シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器において外部からの電磁波によるノイズ干渉および電子機器内部で発生するノイズ同士の干渉を抑制するために種々のノイズ対策が行われている。その中で特に軟磁性金属粉末を樹脂中に含有させたフレキシブルなノイズ抑制シートが汎用的であることから多く使用されている。軟磁性金属粉末としては高周波での特性が良好であることからFe−Al−Si、Fe−Cr−Al、Fe−Siさらにはアモルファス材料やナノ結晶材料等の粒状粉末および扁平粉末が使用されている状況にある。
【0003】
このようなフレキシブル性を有したノイズ抑制シートにおいては、高い磁気特性が必要であるが、これに加えて発熱を生じやすい電子部品内部にも使用されるために難燃性も必須とされる。従来、フレキシブル性を有したノイズ抑制シートにおける難燃性対策としては塩素、臭素等のハロゲンを含有した樹脂またはゴムをマトリックスとして使用する、もしくはハロゲンを含有した難燃剤を含有させることで行っていた。しかしながら、昨今、環境に対してやさしい材料が要求されていることから、ハロゲンフリーで難燃化させたフレキシブルなノイズ抑制シートが要求されている。
【0004】
そこで特開2001−308583号公報にはアクリルゴムに軟磁性金属粉末およびハロゲンフリー難燃剤を含有させたノイズ抑制シートが提案されており、これは水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、赤リンを添加するほかにカーボン粉末、エチレン−酢酸ビニル共重合体を添加してハロゲンフリーでありながら、難燃性を向上させたという点で優れたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開2001−308583号公報に記載のノイズ抑制シートは、ハロゲンフリーであり、かつ難燃性を有するという点では有利である。しかしながら、アクリルゴム自体の加工性が悪いために軟磁性金属粉末を十分に分散させることが困難である。また、アクリルゴムは耐金属腐食性が悪いために高温高湿環境試験後に金属粉末の磁性層が酸化のために低減する。以上のことからノイズ抑制シートにアクリルゴムを使用する場合にはアクリルゴム自体の特性により磁気特性を悪化させるという問題があった。現在、ノイズ抑制シートに対しては、ハロゲンフリーであることのほかに、電子機器の益々の小型化により更なる薄型化が求められる状況にある。そのためにはハロゲンフリーであるとともに難燃性も良好で、かつ高い磁気特性を有したノイズ抑制シートが求められている。
本発明の目的は、難燃性を具備したハロゲンフリーのノイズ抑制シートにおいて薄型化をさせるために高い磁気特性を有するノイズ抑制シートを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、難燃性を具備するハロゲンフリーのノイズ抑制シートにおいてゴム材料および難燃剤の種類、添加量について検討した結果、ニトリルゴムマトリックス中に軟磁性金属粉末を含有したノイズ抑制シートとすることで、難燃性を具備したハロゲンフリーノイズ抑制シートにおいて磁気特性を大きく改善できることを見いだし本発明に到達した。
【0007】
すなわち本発明はニトリルゴムのマトリックス中に軟磁性金属粉末とハロゲンフリー難燃剤とを分散させてなるハロゲンフリーノイズ抑制シートである。
本発明では、ニトリルゴムを100重量部とするとき、軟磁性金属粉末を500重量部以上、ハロゲンフリー難燃剤として水酸化アルミニウムもしくは水酸化マグネシウムの1種または2種を80〜180重量部、赤リンを5〜20重量部含有することが好ましい。
また、軟磁性金属粉末はナノ結晶材料であることが好ましい。
また、ハロゲンフリー可塑剤を10〜120重量部含有することが好ましい。さらに、Sパラメータ法による1GHzにおける複素透磁率の虚数項値が6以上であることが好ましい。
【0008】
なお、本発明において「重量部」とは、マトリックスとなるニトリルゴムの重量を100として算出する、他の含有物の重量比率である。
【0009】
【発明の実施の形態】
上述したように、本発明の重要な特徴は難燃性を示すハロゲンフリーノイズ抑制シートにおいてニトリルゴムを使用し、ハロゲンフリー難燃剤を添加する構成を採用したことにある。
電子部品に使用されるノイズ抑制シートを製造する場合にはマトリックスとなるゴムと軟磁性金属粉末を混練した後に圧延によってシート化し、さらにその後に加硫させてフレキシブルなシートとする。ニトリルゴムは、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム等と同様に非常に加工性に優れ、軟磁性金属粉末等との混練に際しても非常に分散性よく混練することが可能である。また、溶解度指数が9.6とゴム材料としては高いことから金属粉末との濡れ性も良好であり、金属粉末を多く充填することが可能となる。
【0010】
さらにニトリルゴムは耐金属腐食性が良好であり、ゴム内部においての金属粉末の腐食進展性が少ないために軟磁性金属粉末において磁性層の低減が少なく、高い磁気特性を保持できる利点も有している。
【0011】
例えば、温度85℃、湿度85%の環境に500時間放置(高温高湿環境試験)した場合も、ニトリルゴムを用いたノイズ抑制シートでは、放置前後においてSパラメータ法による1GHzにおける複素透磁率の虚数項値の低下は8%以下を達成することができる。
このように、ニトリルゴムを用いたノイズ抑制シートは酸化による磁性層の低減を抑制できるために磁気特性の劣化が少なくなり、磁性材料としてより好ましい特性を示す。
【0012】
以上に述べたようにニトリルゴムは溶解度指数が9.6とゴム材料としては高いことから金属粉末を多く充填でき、さらに耐金属腐食性に優れるが、その一方でニトリルゴムのみでは難燃性が十分とは言え無い。そこで、本発明では、ハロゲンフリー難燃剤を添加することで難燃性を補う。ハロゲンフリー難燃剤としては水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、赤リン等がある。これらをニトリルゴムと組み合わせることで、ノイズ抑制シートを電気機器等へ適用する際に必要な難燃性を付与することができる。
【0013】
本発明では、軟磁性金属粉末の含有量はノイズ抑制シートの磁気特性を高めるためにゴム100重量部に対して500重量部以上含有させることが好ましい。より好ましくはゴム100重量部に対して800重量部以上含有させると良い。この含有割合であれば、軟磁性金属粉末を添加させた場合においてもニトリルゴムは加工性に優れることからシート内部の分散性をよくすることが可能となる。
【0014】
ハロゲンフリーの難燃剤としては水酸化アルミニウムもしくは水酸化マグネシウムの1種または2種を使用することが好ましい。添加量としては難燃性を保つためにゴム100重量部に対して80重量部以上含有させることが好ましいが、あまり多く添加すると軟磁性金属粉末の添加量が少なくなり、磁気特性が低下することから180重量部以下の添加とすることが好ましい。難燃性、磁気特性の双方を兼ねるには、ゴム100重量部に対して1種または2種を100〜150重量部添加することが好ましい。
【0015】
赤リンは難燃性を向上させる効果の高い難燃剤であり、ゴム100重量部に対して5重量部以上含有させることが好ましい。但し、20重量部含有させると、軟磁性金属粉末を十分に添加することが困難となるので20重量部以下とすることが好ましい。難燃性、磁気特性の双方を兼ね備えるためには10〜15重量部添加することが好ましい。
また、ニトリルゴムでは上記の様な難燃剤の粉末を多量に添加した場合でも加工性が良好であることから、シート中に均一に分散することが可能となり、難燃性の向上にも効果がある。
【0016】
軟磁性金属粉末としては高い透磁率、磁束密度を有するナノ結晶材料が好ましい。ナノ結晶材料とは粒径が10〜100nmの結晶粒が組織の50%以上を占める金属材料であり、ナノ結晶を形成可能な金属材料としては、Fe−Cu−Si−Nb−B、Fe−Co−Cu−Si−Nb−BおよびFe−Zr−Cu−B等があげられる。これらの金属材料は溶湯を急冷して非晶質合金を作製した後に、結晶化のための熱処理を施すことにより粒径が10〜100nmの結晶粒を有するナノ結晶材料とすることができる。より具体的にはFe−1Cu−13.5Si−3Nb−9B等の組成を有した材料があげられる。これらは、例えば、特開平01−79342号公報に開示されている。
【0017】
ナノ結晶材料からなる軟磁性金属は軟磁気特性に優れる一方で、他のCo基アモルファス材料等の軟磁性金属と比べて耐環境性に劣るため、酸化により実質的に磁性層が低減して、磁気特性の劣化を生じやすい。これに対してニトリルゴムは、既述のように耐金属腐食性(耐環境性)が良好であり、ゴム内部においての金属粉末の腐食進展性が低い。よって、ナノ結晶組織を有する軟磁性金属粉末と、ニトリルゴムとを組み合わせるとにより、優れた磁気特性と耐環境性とを兼備したノイズ抑制シートとすることが出来る。
上記の軟磁性金属粉末はさらに磁気特性を向上させるためにはボールミルまたはアトリッションミル等にて扁平化させるとより好ましい。
【0018】
ニトリルゴムは加工性が良好であるために多量の軟磁性金属粉末をゴム中に均一に分散できるが、あまりに多量の場合には加工性が低下し、均一分散が困難になってくる。より多量に軟磁性金属粉末をゴム中により多く添加し、かつ均一に分散するにはハロゲンフリーの可塑剤を添加することが好ましい。ハロゲンフリーの可塑剤としては難燃効果も兼ね備えているハロゲンフリーのリン酸エステルが特に好ましい。より具体的には、トリアリル系リン酸エステル(味の素製“レフォス65”)があげられる。添加量はゴム100重量部に対して10重量部以上添加することが好ましいが、多く添加するとゴム強度が低くなって使用に耐えうる十分な強度が無くなる場合があるので、120重量部以下とすることが好ましい。磁気特性およびゴム強度の双方を兼ね備えるためには20〜80重量部の添加量とすることがより好ましい。
【0019】
以上に述べた、ニトリルゴムを使用して水酸化アルミニウムもしくは水酸化マグネシウムの1種または2種と赤リンを添加し、そこに軟磁性金属粉末を高い充填量で添加したフレキシブルなノイズ抑制シートは、Sパラメータ法による1GHzにおける複素透磁率の虚数項値において6以上を達成することができる。さらには水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、赤リン、ハロゲンフリー可塑剤、軟磁性金属粉末の添加量をより適正化することによりSパラメータ法による1GHzにおける複素透磁率の虚数項を7以上とすることが可能である。
【0020】
図1は、上記の本発明におけるハロゲンフリーノイズ抑制シートの一例を示す断面模式図である。図1において、軟磁性金属粉末1、水酸化アルミニウム2、赤リン3は、加工性に優れるニトリルゴム(マトリックス)4中で、凝集を抑制して均一に分散させることが可能である。
【0021】
【実施例】
Fe−1Cu−12.5Si−3Nb−1Cr−12B(at%)合金の溶湯を水噴霧し、平均粒径20μmの粉末を得た。これをアトライタにて扁平化処理し、平均粒径が40μmのフレーク粉末を製造した。その後、550℃で2h、N2雰囲気中で熱処理を行うことによりナノ結晶材料からなる偏平形状の軟磁性金属粉末を作製した。
上記の軟磁性金属粉末を、マトリックスとしてニトリルゴム(NBR)を用いて、表2に示すNo.1〜5の配合にて混練した。No.1〜5の配合の混錬体をそれぞれロール圧延した後に減圧プレスにて180℃の条件にてシート化するとともに架橋して、厚さ0.5mmのノイズ抑制シートを作製した。これらのノイズ抑制シートについて難燃性、磁気特性、耐環境性(耐金属腐食性)を評価した。
【0022】
難燃性は、UL94に準拠した方法に基づいて評価を行った。
具体的にUL94に準拠した方法とは、垂直に支持した短冊状の試験片の下端にバーナー炎をあてて10秒間保ち、その後バーナー炎を試験片から離す。炎が消えれば直ちにバーナー炎を更に10秒間あてる。その際の燃焼状態を表1に記載の基準に対照させて、難燃性を評価する方法である。
【0023】
【表1】
【0024】
磁気特性は、外径7mm、内径3mmの円柱に加工したシートを、ヒューレットパッカード製ネットワークアナライザー8720Dを用い、Sパラメータ法に従って、1GHzにおける複素透磁率の虚数項値を求めて評価を行った。
耐環境性は、温度85℃、湿度85%の環境にノイズ抑制シートを500時間放置し、その前後で上記の1GHzにおける複素透磁率の虚数項値を比較して評価を行った。
【0025】
比較の為、マトリックスとしてアクリルゴム(ACM)を用いる以外は、本発明例のNo.1と同様にして作製したノイズ抑制シート(No.6)についても同様の評価を行った。
【0026】
【表2】
【0027】
評価結果を表2に併せて示す。No.1〜5においてV0相当を示すとともに磁気特性は複素透磁率の虚数項値が6以上でノイズ抑制シートとして良好な特性であることを示した。また、85℃、85%にて500時間保管した後における複素透磁率の虚数項値の劣化は、いずれも8%以下を示した。
【0028】
一方、アクリルゴムをマトリックスとして用いた比較例であるNo.6のノイズ抑制シートでは、難燃性ではV0相当を示すものの、磁気特性はニトリルゴムのマトリックス中に同量の軟磁性金属粉末を混錬している本発明例であるNo.1と比べて低い値となっている。No.6と比べてNo.1で優れた磁気特性となっているのは、ニトリルゴムはアクリルゴムに比べて加工性に優れる為、混錬を行う際にNo.1ではNo.6と比べて軟磁性金属粉末が凝集することなく、十分に分散が行われているためと考えられる。
【0029】
また、耐環境性についてもNo.1と比べてNo.6は明らかに劣っている。No.1において耐環境性に優れる結果となったのは、ニトリルゴムはアクリルゴムに比べて耐金属腐食性に優れるためと考えられる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品等に使用されるハロゲンフリーのノイズ抑制シートにおいて難燃性、磁気特性を飛躍的に改善することができるためにノイズ抑制シートを薄型化することが可能となり、環境に対応した小型電子部品のノイズ対策にとって欠くことのできない技術となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハロゲンフリーノイズ抑制シートの一例を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1.軟磁性金属粉末、2.水酸化アルミニウム、3.赤リン、4.ニトリルゴム(マトリックス)
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器等に使用されるノイズ抑制シートであって、焼却処理をする際にダイオキシンを発生しないハロゲンフリーノイズ抑制シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器において外部からの電磁波によるノイズ干渉および電子機器内部で発生するノイズ同士の干渉を抑制するために種々のノイズ対策が行われている。その中で特に軟磁性金属粉末を樹脂中に含有させたフレキシブルなノイズ抑制シートが汎用的であることから多く使用されている。軟磁性金属粉末としては高周波での特性が良好であることからFe−Al−Si、Fe−Cr−Al、Fe−Siさらにはアモルファス材料やナノ結晶材料等の粒状粉末および扁平粉末が使用されている状況にある。
【0003】
このようなフレキシブル性を有したノイズ抑制シートにおいては、高い磁気特性が必要であるが、これに加えて発熱を生じやすい電子部品内部にも使用されるために難燃性も必須とされる。従来、フレキシブル性を有したノイズ抑制シートにおける難燃性対策としては塩素、臭素等のハロゲンを含有した樹脂またはゴムをマトリックスとして使用する、もしくはハロゲンを含有した難燃剤を含有させることで行っていた。しかしながら、昨今、環境に対してやさしい材料が要求されていることから、ハロゲンフリーで難燃化させたフレキシブルなノイズ抑制シートが要求されている。
【0004】
そこで特開2001−308583号公報にはアクリルゴムに軟磁性金属粉末およびハロゲンフリー難燃剤を含有させたノイズ抑制シートが提案されており、これは水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、赤リンを添加するほかにカーボン粉末、エチレン−酢酸ビニル共重合体を添加してハロゲンフリーでありながら、難燃性を向上させたという点で優れたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特開2001−308583号公報に記載のノイズ抑制シートは、ハロゲンフリーであり、かつ難燃性を有するという点では有利である。しかしながら、アクリルゴム自体の加工性が悪いために軟磁性金属粉末を十分に分散させることが困難である。また、アクリルゴムは耐金属腐食性が悪いために高温高湿環境試験後に金属粉末の磁性層が酸化のために低減する。以上のことからノイズ抑制シートにアクリルゴムを使用する場合にはアクリルゴム自体の特性により磁気特性を悪化させるという問題があった。現在、ノイズ抑制シートに対しては、ハロゲンフリーであることのほかに、電子機器の益々の小型化により更なる薄型化が求められる状況にある。そのためにはハロゲンフリーであるとともに難燃性も良好で、かつ高い磁気特性を有したノイズ抑制シートが求められている。
本発明の目的は、難燃性を具備したハロゲンフリーのノイズ抑制シートにおいて薄型化をさせるために高い磁気特性を有するノイズ抑制シートを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、難燃性を具備するハロゲンフリーのノイズ抑制シートにおいてゴム材料および難燃剤の種類、添加量について検討した結果、ニトリルゴムマトリックス中に軟磁性金属粉末を含有したノイズ抑制シートとすることで、難燃性を具備したハロゲンフリーノイズ抑制シートにおいて磁気特性を大きく改善できることを見いだし本発明に到達した。
【0007】
すなわち本発明はニトリルゴムのマトリックス中に軟磁性金属粉末とハロゲンフリー難燃剤とを分散させてなるハロゲンフリーノイズ抑制シートである。
本発明では、ニトリルゴムを100重量部とするとき、軟磁性金属粉末を500重量部以上、ハロゲンフリー難燃剤として水酸化アルミニウムもしくは水酸化マグネシウムの1種または2種を80〜180重量部、赤リンを5〜20重量部含有することが好ましい。
また、軟磁性金属粉末はナノ結晶材料であることが好ましい。
また、ハロゲンフリー可塑剤を10〜120重量部含有することが好ましい。さらに、Sパラメータ法による1GHzにおける複素透磁率の虚数項値が6以上であることが好ましい。
【0008】
なお、本発明において「重量部」とは、マトリックスとなるニトリルゴムの重量を100として算出する、他の含有物の重量比率である。
【0009】
【発明の実施の形態】
上述したように、本発明の重要な特徴は難燃性を示すハロゲンフリーノイズ抑制シートにおいてニトリルゴムを使用し、ハロゲンフリー難燃剤を添加する構成を採用したことにある。
電子部品に使用されるノイズ抑制シートを製造する場合にはマトリックスとなるゴムと軟磁性金属粉末を混練した後に圧延によってシート化し、さらにその後に加硫させてフレキシブルなシートとする。ニトリルゴムは、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム等と同様に非常に加工性に優れ、軟磁性金属粉末等との混練に際しても非常に分散性よく混練することが可能である。また、溶解度指数が9.6とゴム材料としては高いことから金属粉末との濡れ性も良好であり、金属粉末を多く充填することが可能となる。
【0010】
さらにニトリルゴムは耐金属腐食性が良好であり、ゴム内部においての金属粉末の腐食進展性が少ないために軟磁性金属粉末において磁性層の低減が少なく、高い磁気特性を保持できる利点も有している。
【0011】
例えば、温度85℃、湿度85%の環境に500時間放置(高温高湿環境試験)した場合も、ニトリルゴムを用いたノイズ抑制シートでは、放置前後においてSパラメータ法による1GHzにおける複素透磁率の虚数項値の低下は8%以下を達成することができる。
このように、ニトリルゴムを用いたノイズ抑制シートは酸化による磁性層の低減を抑制できるために磁気特性の劣化が少なくなり、磁性材料としてより好ましい特性を示す。
【0012】
以上に述べたようにニトリルゴムは溶解度指数が9.6とゴム材料としては高いことから金属粉末を多く充填でき、さらに耐金属腐食性に優れるが、その一方でニトリルゴムのみでは難燃性が十分とは言え無い。そこで、本発明では、ハロゲンフリー難燃剤を添加することで難燃性を補う。ハロゲンフリー難燃剤としては水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、赤リン等がある。これらをニトリルゴムと組み合わせることで、ノイズ抑制シートを電気機器等へ適用する際に必要な難燃性を付与することができる。
【0013】
本発明では、軟磁性金属粉末の含有量はノイズ抑制シートの磁気特性を高めるためにゴム100重量部に対して500重量部以上含有させることが好ましい。より好ましくはゴム100重量部に対して800重量部以上含有させると良い。この含有割合であれば、軟磁性金属粉末を添加させた場合においてもニトリルゴムは加工性に優れることからシート内部の分散性をよくすることが可能となる。
【0014】
ハロゲンフリーの難燃剤としては水酸化アルミニウムもしくは水酸化マグネシウムの1種または2種を使用することが好ましい。添加量としては難燃性を保つためにゴム100重量部に対して80重量部以上含有させることが好ましいが、あまり多く添加すると軟磁性金属粉末の添加量が少なくなり、磁気特性が低下することから180重量部以下の添加とすることが好ましい。難燃性、磁気特性の双方を兼ねるには、ゴム100重量部に対して1種または2種を100〜150重量部添加することが好ましい。
【0015】
赤リンは難燃性を向上させる効果の高い難燃剤であり、ゴム100重量部に対して5重量部以上含有させることが好ましい。但し、20重量部含有させると、軟磁性金属粉末を十分に添加することが困難となるので20重量部以下とすることが好ましい。難燃性、磁気特性の双方を兼ね備えるためには10〜15重量部添加することが好ましい。
また、ニトリルゴムでは上記の様な難燃剤の粉末を多量に添加した場合でも加工性が良好であることから、シート中に均一に分散することが可能となり、難燃性の向上にも効果がある。
【0016】
軟磁性金属粉末としては高い透磁率、磁束密度を有するナノ結晶材料が好ましい。ナノ結晶材料とは粒径が10〜100nmの結晶粒が組織の50%以上を占める金属材料であり、ナノ結晶を形成可能な金属材料としては、Fe−Cu−Si−Nb−B、Fe−Co−Cu−Si−Nb−BおよびFe−Zr−Cu−B等があげられる。これらの金属材料は溶湯を急冷して非晶質合金を作製した後に、結晶化のための熱処理を施すことにより粒径が10〜100nmの結晶粒を有するナノ結晶材料とすることができる。より具体的にはFe−1Cu−13.5Si−3Nb−9B等の組成を有した材料があげられる。これらは、例えば、特開平01−79342号公報に開示されている。
【0017】
ナノ結晶材料からなる軟磁性金属は軟磁気特性に優れる一方で、他のCo基アモルファス材料等の軟磁性金属と比べて耐環境性に劣るため、酸化により実質的に磁性層が低減して、磁気特性の劣化を生じやすい。これに対してニトリルゴムは、既述のように耐金属腐食性(耐環境性)が良好であり、ゴム内部においての金属粉末の腐食進展性が低い。よって、ナノ結晶組織を有する軟磁性金属粉末と、ニトリルゴムとを組み合わせるとにより、優れた磁気特性と耐環境性とを兼備したノイズ抑制シートとすることが出来る。
上記の軟磁性金属粉末はさらに磁気特性を向上させるためにはボールミルまたはアトリッションミル等にて扁平化させるとより好ましい。
【0018】
ニトリルゴムは加工性が良好であるために多量の軟磁性金属粉末をゴム中に均一に分散できるが、あまりに多量の場合には加工性が低下し、均一分散が困難になってくる。より多量に軟磁性金属粉末をゴム中により多く添加し、かつ均一に分散するにはハロゲンフリーの可塑剤を添加することが好ましい。ハロゲンフリーの可塑剤としては難燃効果も兼ね備えているハロゲンフリーのリン酸エステルが特に好ましい。より具体的には、トリアリル系リン酸エステル(味の素製“レフォス65”)があげられる。添加量はゴム100重量部に対して10重量部以上添加することが好ましいが、多く添加するとゴム強度が低くなって使用に耐えうる十分な強度が無くなる場合があるので、120重量部以下とすることが好ましい。磁気特性およびゴム強度の双方を兼ね備えるためには20〜80重量部の添加量とすることがより好ましい。
【0019】
以上に述べた、ニトリルゴムを使用して水酸化アルミニウムもしくは水酸化マグネシウムの1種または2種と赤リンを添加し、そこに軟磁性金属粉末を高い充填量で添加したフレキシブルなノイズ抑制シートは、Sパラメータ法による1GHzにおける複素透磁率の虚数項値において6以上を達成することができる。さらには水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、赤リン、ハロゲンフリー可塑剤、軟磁性金属粉末の添加量をより適正化することによりSパラメータ法による1GHzにおける複素透磁率の虚数項を7以上とすることが可能である。
【0020】
図1は、上記の本発明におけるハロゲンフリーノイズ抑制シートの一例を示す断面模式図である。図1において、軟磁性金属粉末1、水酸化アルミニウム2、赤リン3は、加工性に優れるニトリルゴム(マトリックス)4中で、凝集を抑制して均一に分散させることが可能である。
【0021】
【実施例】
Fe−1Cu−12.5Si−3Nb−1Cr−12B(at%)合金の溶湯を水噴霧し、平均粒径20μmの粉末を得た。これをアトライタにて扁平化処理し、平均粒径が40μmのフレーク粉末を製造した。その後、550℃で2h、N2雰囲気中で熱処理を行うことによりナノ結晶材料からなる偏平形状の軟磁性金属粉末を作製した。
上記の軟磁性金属粉末を、マトリックスとしてニトリルゴム(NBR)を用いて、表2に示すNo.1〜5の配合にて混練した。No.1〜5の配合の混錬体をそれぞれロール圧延した後に減圧プレスにて180℃の条件にてシート化するとともに架橋して、厚さ0.5mmのノイズ抑制シートを作製した。これらのノイズ抑制シートについて難燃性、磁気特性、耐環境性(耐金属腐食性)を評価した。
【0022】
難燃性は、UL94に準拠した方法に基づいて評価を行った。
具体的にUL94に準拠した方法とは、垂直に支持した短冊状の試験片の下端にバーナー炎をあてて10秒間保ち、その後バーナー炎を試験片から離す。炎が消えれば直ちにバーナー炎を更に10秒間あてる。その際の燃焼状態を表1に記載の基準に対照させて、難燃性を評価する方法である。
【0023】
【表1】
【0024】
磁気特性は、外径7mm、内径3mmの円柱に加工したシートを、ヒューレットパッカード製ネットワークアナライザー8720Dを用い、Sパラメータ法に従って、1GHzにおける複素透磁率の虚数項値を求めて評価を行った。
耐環境性は、温度85℃、湿度85%の環境にノイズ抑制シートを500時間放置し、その前後で上記の1GHzにおける複素透磁率の虚数項値を比較して評価を行った。
【0025】
比較の為、マトリックスとしてアクリルゴム(ACM)を用いる以外は、本発明例のNo.1と同様にして作製したノイズ抑制シート(No.6)についても同様の評価を行った。
【0026】
【表2】
【0027】
評価結果を表2に併せて示す。No.1〜5においてV0相当を示すとともに磁気特性は複素透磁率の虚数項値が6以上でノイズ抑制シートとして良好な特性であることを示した。また、85℃、85%にて500時間保管した後における複素透磁率の虚数項値の劣化は、いずれも8%以下を示した。
【0028】
一方、アクリルゴムをマトリックスとして用いた比較例であるNo.6のノイズ抑制シートでは、難燃性ではV0相当を示すものの、磁気特性はニトリルゴムのマトリックス中に同量の軟磁性金属粉末を混錬している本発明例であるNo.1と比べて低い値となっている。No.6と比べてNo.1で優れた磁気特性となっているのは、ニトリルゴムはアクリルゴムに比べて加工性に優れる為、混錬を行う際にNo.1ではNo.6と比べて軟磁性金属粉末が凝集することなく、十分に分散が行われているためと考えられる。
【0029】
また、耐環境性についてもNo.1と比べてNo.6は明らかに劣っている。No.1において耐環境性に優れる結果となったのは、ニトリルゴムはアクリルゴムに比べて耐金属腐食性に優れるためと考えられる。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、電子部品等に使用されるハロゲンフリーのノイズ抑制シートにおいて難燃性、磁気特性を飛躍的に改善することができるためにノイズ抑制シートを薄型化することが可能となり、環境に対応した小型電子部品のノイズ対策にとって欠くことのできない技術となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハロゲンフリーノイズ抑制シートの一例を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1.軟磁性金属粉末、2.水酸化アルミニウム、3.赤リン、4.ニトリルゴム(マトリックス)
Claims (5)
- ニトリルゴムのマトリックス中に軟磁性金属粉末とハロゲンフリー難燃剤とを分散させてなることを特徴とするハロゲンフリーノイズ抑制シート。
- ニトリルゴムを100重量部とするとき、軟磁性金属粉末を500重量部以上、ハロゲンフリー難燃剤として水酸化アルミニウムもしくは水酸化マグネシウムの1種または2種を80〜180重量部、赤リンを5〜20重量部含有することを特徴とする請求項1に記載のハロゲンフリーノイズ抑制シート。
- 軟磁性金属粉末はナノ結晶材料であることを特徴とする請求項1または2に記載のハロゲンフリーノイズ抑制シート。
- ハロゲンフリー可塑剤を10〜120重量部含有することを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のハロゲンフリーノイズ抑制シート。
- Sパラメータ法による1GHzにおける複素透磁率の虚数項値が6以上であることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載のハロゲンフリーノイズ抑制シート。
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