JP2004060532A - 圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】可動スクロール(26)を固定スクロール(24)に押し付けるようにしたスクロール圧縮機(1) であって、固定スクロール(24)及び可動スクロール(26)の鏡面(24a,26a)間のスラスト軸受(28)に高圧油を供給し、スラスト荷重を低減するような構造を持つ圧縮機(1) において、ゴミ詰まりせずに上記高圧油の供給量を調整できるようにする。
【解決手段】可動スクロール(26)の鏡板(26a) 内部に、高圧油供給手段(55)からの油をスラスト軸受(28)に導入させるために設けた高圧油導入通路(60)内に、外周にスパイラル状通路(60a) を形成する流量制限部材(70)を挿入する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スクロール型圧縮機に関し、特に、その固定スクロール及び可動スクロールの鏡板間のスラスト軸受に高圧油を導入する高圧油導入通路の給油量を制限するための対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、冷凍サイクルで冷媒を圧縮する圧縮機の一例として、例えば、特開平5−312156号公報などに開示されているスクロール型の圧縮機が用いられている。スクロール型の圧縮機は、ケーシング内に、互いに噛合する渦巻き状のラップが突設された固定スクロールと可動スクロールとを有する圧縮機構を備えている。固定スクロールはケーシングに固定され、可動スクロールは駆動軸の偏心軸部に連結されている。そして、可動スクロールが固定スクロールに対して自転することなく公転のみを行うことで、両ラップ間に形成される圧縮室の容積を減少させてその内部で冷媒を圧縮するように構成されている。
【0003】
ところで、このようなスクロール型圧縮機においては、冷媒の圧縮により、可動スクロールに軸方向の力であるスラスト荷重とそれとは直交する横方向の力であるラジアル荷重とが作用する。このうちのスラスト荷重は固定スクロール及び可動スクロールの鏡板間のスラスト軸受に作用して、可動スクロールを固定スクロールから離反させようとするので、このスラスト荷重に対抗するように、例えば可動スクロールの鏡板背面側にシールリングで区画された高圧ガス室と高圧油供給手段からの高圧油が供給される高圧油作動空間(油室)とを設け、この油室での高圧油の圧力と高圧ガスの圧力とによる背圧により可動スクロールを固定スクロールに向かって押圧する押付力を作用させるようになされている。
【0004】
ここで、上記押付力が小さく、可動スクロールに作用する力の合力のベクトルがスラスト軸受の外周の外側を通る場合、いわゆる転覆モーメントの作用で可動スクロールが傾斜(転覆)し、冷媒が漏れて効率が低下するという問題が生じる。
【0005】
この問題に対処するために、可動スクロールにかかる背圧を所定以上の大きさにすることが行われている。この背圧による押付力はシールリングの寸法制約や転覆限界の設定によって決められるが、高速運転時には過剰な押付力となる場合がある。そこで、固定スクロール及び可動スクロール間のスラスト軸受に高圧油を導入して押付力を低減する構造が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、本来は、上記スラスト軸受には微小な隙間しか存在せず、そのことが高圧油の流動抵抗となっているが、上記提案のものでも、圧縮前と圧縮後との冷媒の圧力差が小さい低差圧運転時には、やはり、可動スクロールが転覆してしまうおそれがあり、この転覆が発生した場合には、スラスト軸受の油に対する流動抵抗がなくなって高圧油供給手段から大量の油が上記圧縮室内に流れ込むことがある。このような油の吸入により圧縮室が過熱されて圧縮機の性能が大幅に低下し、油の流量がさらに増えた場合には、圧縮室を区画するラップが破損するという問題が生じる。
【0007】
また、高圧油供給手段からスラスト軸受に流れ込む油量を調整することで圧縮室内のシール効果の向上と吸入加熱による性能悪化とのバランスを図る必要がある。
【0008】
そこで、高圧油導入通路にオリフィスのような絞り機構又はキャピラリーのような抵抗管を設けることにより、通過する油の流量を常に適量に制限することが考えられている。
【0009】
しかし、その場合、上記オリフィスを設けるときに、例えば直径0.6mm以下のものを複数個直列に高圧油導入通路に設けなければ十分な絞り効果を得ることができず、仮にそうしても油の中にゴミが混入されていると、容易にそのオリフィスが目詰まりしてしまうことになる。
【0010】
一方、上記キャピラリーを設けるときに、十分な絞り効果を得るのにキャピラリー自体の長さを長くすることが必要となり、その長さを生じさせるためにスペースを必要とし、かつその加工費も高いため、実現性が乏しい。
【0011】
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、高圧油導入通路が目詰まりすることなく、かつ低差圧運転時の可動スクロールの転覆時でも圧縮室に大量の油が流れ込まないようにする構造を設けることにより、圧縮機の性能を低下させることなく、スラスト軸受に安定して給油をすることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1の発明では、固定スクロール(24)と、この固定スクロール(24)に噛合する可動スクロール(26)とを備え、可動スクロール(26)を固定スクロール(24)に押し付けるようにした圧縮機において、高圧油供給手段(55)からの油を上記固定スクロール(24)及び可動スクロール(26)の鏡板(24a,26a)間のスラスト軸受(28)に吐出させる高圧油導入通路(60)を有し、この高圧油導入通路(60)には、外周にスパイラル状通路(60a) を形成する流量制限部材(70)が挿入されている構成とする。
【0013】
上記の構成によると、高圧油導入通路(60)に流量制限部材(70)が挿入されることで、その高圧油導入通路(60)の小さなスペースの中でもスパイラル状通路(60a) が形成され、このスパイラル状通路(60a) によって十分な通路長さを保つことができる。このため、通路の断面積を従来のオリフィスに比べて大きくしても十分な絞り効果が得られる。従って、高圧油の中にゴミが混入するような場合でも、通路が目詰まりするようなことはない。
【0014】
また、圧縮前と圧縮後との冷媒の圧力差が小さい低差圧運転時に可動スクロール(26)が転覆してスラスト軸受(28)での油に対する流動抵抗がなくなってしまうことがあっても、流量制限部材(70)のスパイラル状通路(60a) によって十分な絞り効果が得られているため、高圧油供給手段(55)から大量の油が圧縮室(40)内に流れ込むことはない。さらに、流量制限部材(70)としてスパイラル状通路(60a) のピッチの異なったものを用いることで、流動抵抗の仕様の変更に容易に対処でき、スラスト軸受(28)における機械損失を低減する適度な力で可動スクロール(26)を固定スクロール(24)から引き離す方向に押し返すことができる。
【0015】
よって、油が圧縮室(40)に吸入されることによる過熱で圧縮機(1) の性能が大幅に低下したり、圧縮室(40)を構成するラップ(24b,26b)が破損したりするようなことはない。
【0016】
請求項2の発明では、高圧油導入通路(60)が固定スクロール(24)又は可動スクロール(26)の鏡板(24a,26a)内部に設けられ、この鏡板(24a,26a)の外周面に、高圧油導入通路(60)と連通する挿入孔(64)が開口されており、流量制限部材(70)は、この挿入孔(64)から高圧油導入通路(60)にシールされた状態で挿入されて固定されている構成とする。
【0017】
上記の構成によると、流量制限部材(70)は鏡板(24a,26a)の外周面に開口する挿入孔(64)から高圧油導入通路(60)に挿入されて固定されているため、構造が簡単でコストが低い。また、流量制限部材(70)が挿入孔(64)からシールされて挿入されているため、高圧油が固定スクロール(24)又は可動スクロール(26)の鏡板(24a,26a)の外に漏れ出すことはない。従って、流量制限部材(70)の望ましい配置構造が具体的に容易に得られる。
【0018】
請求項3の発明では、流量制限部材(70)の基端部には挿入口(64)よりも大径の大径部(74)が設けられており、流量制限部材(70)は、流量制限部材(70)の大径部(74)と、挿入孔(64)の開口周縁の鏡板(24a,24b)外周面との間に介在された面シール(80)によりシールされている構成とする。また、請求項4の発明では、流量制限部材(70)は、流量制限部材(70)の基端部に設けられたシール材(81)でシールされている構成とする。さらに、請求項5の発明では、流量制限部材(70)は、流量制限部材(70)の基端部に挿入孔(64)に螺合するように設けられたPTネジ(管用テーパネジ)でシールされている構成とする。これら各発明の構成によると、上記シール構造の望ましい具体例が容易に得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
以下、本発明の実施形態1を図面に基づいて説明する。図3は本実施形態1に係る圧縮機(1) を示し、この圧縮機(1)は、冷媒が循環して冷凍サイクル運転動作を行う図外の冷媒回路に接続され、冷媒を圧縮するものである。この圧縮機(1)は縦長円筒状の密閉ドーム型のケーシング(10)を有する。このケーシング(10)は、上下方向に延びる軸線を有する円筒状の胴部であるケーシング本体(11)と、その上端部に気密状に溶接されて一体接合され、上方に突出した凸面を有する椀状の上壁部(12)と、ケーシング本体(11)の下端部に気密状に溶接されて一体接合され、下方に突出した凸面を有する椀状の底壁部(13)とで圧力容器に構成されており、その内部は空洞とされている。
【0020】
上記ケーシング(10)の内部には、冷媒を圧縮するスクロール圧縮機構(15)と、このスクロール圧縮機構(15)の下方に配置される駆動モータ(16)とが収容されている。このスクロール圧縮機構(15)と駆動モータ(16)とは、ケーシング(10)内を上下方向に延びるように配置される駆動軸(17)によって連結されている。そして、スクロール圧縮機構(15)と駆動モータ(16)との間には間隙空間(18)が形成されている。
【0021】
上記スクロール圧縮機構(15)は、上側に開放された略有底円筒状の収納部材であるハウジング(23)と、該ハウジング(23)の上面に密着して配置される固定スクロール(24)と、これら固定スクロール(24)及びハウジング(23)間に配置され、固定スクロール(24)に噛合する可動スクロール(26)とを備えている。ハウジング(23)はその外周面において周方向の全体に亘ってケーシング本体(11)に圧入固定されている。つまり、ケーシング本体(11)とハウジング(23)とは全周に亘って気密状に密着されている。そして、本実施形態1では、ケーシング(10)内がハウジング(23)下方の高圧空間(30)とハウジング(23)上方の低圧空間(29)とに区画されていて、圧縮機(1) はいわゆる高低圧ドーム型のものとされている。
【0022】
上記ハウジング(23)には、その上面中央を凹陥してなるハウジング凹部(31)と、下面中央から下方に延びるラジアル軸受部(32)とが形成されている。そして、ハウジング(23)には、このラジアル軸受部(32)の下端面とハウジング凹部(31)の底面との間を貫通するラジアル軸受孔(33)が設けられていて、このラジアル軸受孔(33)に上記駆動軸(17)の上端部がラジアル軸受(34)を介して回転可能に嵌入支持されている。
【0023】
上記ケーシング(10)の上壁部(12)には、冷媒回路の冷媒をスクロール圧縮機構(15)に導く吸入管(19)が、またケーシング本体(11)には、ケーシング(10)内の冷媒をケーシング(10)外に吐出させる吐出管(20)がそれぞれ気密状に貫通固定されている。上記吸入管(19)は上記低圧空間(29)を上下方向に延び、その内端部はスクロール圧縮機構(15)の固定スクロール(24)を貫通して、後述する圧縮室(40)に連通しており、この吸入管(19)により圧縮室(40)内に冷媒が吸入されるようになっている。
【0024】
上記駆動モータ(16)は、ケーシング(10)内壁面に固定された環状のステータ(51)と、このステータ(51)の内側に回転自在に構成されたロータ(52)とを備えた直流モータで構成され、上記ロータ(52)には、上記駆動軸(17)を介してスクロール圧縮機構(15)の可動スクロール(26)が駆動連結されている。
【0025】
上記駆動モータ(16)下方の下部空間は高圧に保たれており、その下端部に相当する底壁部(13)の内底部には油が貯留されている。上記駆動軸(17)内には、高圧油供給手段の一部としての給油路(55)が形成され、この給油路(55)は後述する可動スクロール(26)背面の油室(27)に連通しており、上記下部空間内のガス圧力により油の油面を加圧して高圧の油を生成し、この高圧の油を油室(27)に後述する第1空間(S1)との差圧を利用して汲み上げるように構成されている。この差圧により汲み上げられた油は、給油路(55)を通して後述するスクロール圧縮機構(15)の各摺動部分及び油室(27)へ供給される。
【0026】
上記固定スクロール(24)は、鏡板(24a) と、この鏡板(24a) の下面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ(24b) とで構成されている。一方、上記可動スクロール(26)は、鏡板(26a) と、この鏡板(26a) の上面に形成された渦巻き状(インボリュート状)のラップ(26b) とで構成されている。そして、上記固定スクロール(24)のラップ(24b) と可動スクロール(26)のラップ(26b) とは互いに噛合しており、このことにより固定スクロール(24)と可動スクロール(26)との間において、両ラップ(24b,26b)の接触部間が圧縮室(40)に形成されている。
【0027】
上記可動スクロール(26)は、オルダムリング(39)を介してハウジング(23)に支持され、その鏡板(26a) 下面の中心部には有底円筒状のボス部(26c) が突設されている。一方、上記駆動軸(17)の上端には偏心軸部(17a) が設けられ、この偏心軸部(17a) は上記可動スクロール(26)のボス部(26c) に回転可能に嵌入されている。さらに上記ハウジング(23)のラジアル軸受部(32)下側の駆動軸(17)には、可動スクロール(26)や偏心軸部(17a) 等と動的バランスを取るためのカウンタウェイト部(17b) が設けられており、カウンタウェイト部(17b) により重さのバランスを取りながら駆動軸(17)が回転することで、可動スクロール(26)を自転することなくハウジング(23)内で公転させるようになっている。そして、この可動スクロール(26)の公転に伴い、上記圧縮室(40)は、両ラップ(24b,26b)間の容積が中心に向かって収縮することで上記吸入管(19)より吸入された冷媒を圧縮するように構成されている。
【0028】
また、上記スクロール圧縮機構(15)には、固定スクロール(24)とハウジング(23)とに亘って、ガス通路(図示せず)が上記圧縮室(40)と間隙空間(18)とを接続するように形成されており、このガス通路により、圧縮室(40)で圧縮された冷媒を間隙空間(18)に流出させるようになっている。
【0029】
上記可動スクロール(26)の鏡板(26a)の背面側(下面側)には、上記可動スクロール(26)のボス部(26c) と上記駆動軸(17)の偏心軸部(17a) との間に、油室(27)が区画されており、この油室(27)に上記給油路(55)からの高圧油が供給されるようになっている。
【0030】
そして、上記ハウジング(23)のハウジング凹部(31)には、スプリング(42)によって可動スクロール(22)の鏡板(22a) の背面(下面)に圧接するシール部材(43)が設けられている。このシール部材(43)によって、ハウジング凹部(31)はシール部材(43)の外径側の第1空間(S1)と内径側の第2空間(S2)とに区画されている。
【0031】
上記第2空間(S2)には図示しない通路により高圧ガスが導入されて高圧に保たれており、この高圧ガスの圧力と上記油室(27)の高圧油の圧力との背圧により可動スクロール(26)を固定スクロール(24)に向かって押圧する軸方向の押付力を生じさせる。従って、この第2空間(S2)が可動スクロール(26)の鏡板(26a) の背面(下面)に押付力を作用させる高圧空間を構成する一方、第1空間(S1)は低圧空間を構成している。
【0032】
また、上記固定スクロール(24)及び可動スクロール(26)の鏡板(24a,26a)同士は外周面で互いに対向状態で摺接可能となっており、これらの摺接面間でスラスト軸受(28)が構成されている。
【0033】
図1にも示すように、上記可動スクロール(26)の鏡板(26a) 上面において、ラップ(26b) 外周側のスラスト軸受(28)をなす摺接面には環状の油溝(41)が形成されている。また、鏡板(26a) 内部には高圧油導入通路(60)が設けられている。この高圧油導入通路(60)は鏡板(26a) 内を半径方向に延び、その一端は上記油室(27)に連通し、他端は上記スラスト軸受(28)の摺接面の油溝(41)に開口しており、この高圧油導入通路(60)により給油路(55)からの油を油溝(41)に導入し、この油溝(41)からスラスト軸受(28)への油の吐出により可動スクロール(26)を固定スクロール(24)に向けて上記第2空間(S2)の高圧ガスの圧力と油室(27)の高圧油の圧力との背圧による押付力よりも小さい力で押し返すことにより、この押し返し力によりスラスト軸受(28)にかかる軸方向力を抑えて、スラスト軸受(28)における機械損失を低減するようになっている。
【0034】
そして、図1に拡大詳示するように、上記高圧油導入通路(60)は、鏡板(26a) 内を半径方向に延びる軸挿入部(62)と、一端が該軸挿入部(62)の鏡板中心側に連続し、他端が鏡板背面側に開口して上記可動スクロール(26)背面の油室(27)に連通する入口部(61)と、一端が上記軸挿入部(62)の鏡板外周側に連続し、他端が上記油溝(41)(スラスト軸受(28)の摺接面)に開口する出口部(63)とからなる。
【0035】
そして、上記高圧油導入通路(60)内には外周にスパイラル状通路(60a) を形成する流量制限部材(70)が挿入されている。すなわち、鏡板(26a) には挿入孔(64)が上記高圧油導入通路(60)の軸挿入部(62)を鏡板外周面側に延長するように連続して形成され、この挿入孔(64)の一端は軸挿入部(62)と連通し、他端は鏡板(26a) の外周面に開口している。この挿入孔(64)内周面の開口側近傍には雌ネジ(64a) が形成されており、この挿入孔(64)から流量制限部材(70)が挿入されて固定されている。
【0036】
図2に示すように、上記流量制限部材(70)は、高圧油導入通路(60)の軸挿入部(62)内に位置する先端側の本体(71)と、この本体(71)の基端側に連設され、上記出口部(63)に対応して配置される小径部(72)と、この小径部(72)の基端側に連設され、上記挿入孔(64)の雌ネジ(64a) に螺合するネジ部(73)と、このネジ部(73)の基端側に連続し、かつ鏡板(26a) の外側に位置し、挿入孔(64)よりも大径の大径部(74)とからなり、上記本体(71)の外周面には螺旋状に連続する断面台形状のスパイラル溝(71a) が設けられている。また、上記大径部(74)は円板状をしており、その外面には工具を係合するための工具係合部(74a) が設けられている。
【0037】
そして、図1に示すように、この流量制限部材(70)は、挿入孔(64)の開口から高圧油導入通路(60)に挿入された後、上記工具係合部(74a) への工具の係合により回転されて挿入孔(64)の雌ネジ(64a) にネジ部(73)を螺合することにより、鏡板(26a) に締結固定されている。このとき、大径部(74)の裏面と、挿入孔(64)の開口縁部の鏡板(26a) 外周面との間には、流量制限部材(70)を挿通する中心孔を有する円板状の面シール(80)が介在されており、この面シール(80)により流量制限部材(70)が挿入孔(64)の開口に対し液密状にシールされている。
【0038】
次に、この高低圧ドーム型圧縮機(1)の運転動作について説明する。駆動モータ(16)を駆動すると、ステータ(51)に対してロータ(52)が回転し、それによって駆動軸(17)が回転する。駆動軸(17)が回転すると、スクロール圧縮機構(15)の可動スクロール(26)が固定スクロール(24)に対して自転せずに公転のみ行う。このことにより、低圧の冷媒が吸入管(19)を通して圧縮室(40)の周縁側から圧縮室(40)に吸引され、この冷媒は圧縮室(40)の容積変化に伴って圧縮される。そして、この圧縮された冷媒は、高圧となって圧縮室(40)から吐出され、ガス通路を通して間隙空間(18)へと流出する。
【0039】
そして、間隙空間(18)の冷媒は、吐出管(20)に流入してケーシング(10)外に吐出され、ケーシング(10)外に吐出された冷媒は、冷媒回路を循環した後、再度吸入管(19)を通して圧縮機(1)に吸入されて圧縮され、このような冷媒の循環が繰り返される。
【0040】
一方、油の流れについて説明すると、ケーシング(10)における底壁部(13)の内底部に貯留された油が下部空間内のガス圧により加圧され、この高圧となった油は、低圧空間である第1空間(S1)との差圧により給油路(55)を通してスクロール圧縮機構(15)の各摺動部分及び油室(27)へ供給される。
【0041】
このとき、第2空間(S2)に導かれた高圧ガスの圧力と油室(27)での高圧油の圧力との背圧により可動スクロール(26)が固定スクロール(24)に向かって所定の押付力で押圧される。この押付力が圧縮室(40)での冷媒の圧縮により可動スクロール(26)に発生した軸方向の力であるスラスト荷重に対抗するものとなる。
【0042】
また、上記油室(27)の油の一部は、さらに、可動スクロール(26)の鏡板(26a) 内の高圧油導入通路(60)を介してスラスト軸受(28)の摺接面に開口する油溝(41)に供給され、この油溝(41)からの油の吐出により、可動スクロール(26)が固定スクロール(24)に上記第2空間(S2)の高圧ガスの圧力と油室(27)の高圧油の圧力との背圧による押付力よりも小さい力で押し返される。このことで、スラスト軸受(28)にかかる軸方向力を大きくしすぎないようにすることができ、スラスト軸受(28)で発生する機械損失を低減することができる。
【0043】
そのとき、上記高圧油導入通路(60)に流量制限部材(70)が挿入され、この流量制限部材(70)の外周面のスパイラル溝(71a) と高圧油導入通路(60)の軸挿入部(62)内周面との間にスパイラル状通路(60a) が形成されているので、このスパイラル状通路(60a) は小さい断面積であって、高圧油導入通路(60)の小さなスペース内でも十分な通路長さに保たれる。このため、スパイラル状通路(60a) の断面積を従来のオリフィスに比べて大きくしても十分な絞り効果が得られることとなり、高圧油の中にゴミが混入するような場合でも、通路が目詰まりするようなことはない。
【0044】
また、流量制限部材(70)のスパイラル状通路(60a) によって十分な絞り効果が得られているため、スクロール圧縮機構(15)による冷媒の圧縮前と圧縮後との圧力差が小さい圧縮機(1) の低差圧運転時に可動スクロール(26)が転覆してスラスト軸受(28)での油に対する流動抵抗がなくなってしまうことがあっても、油室(27)から大量の油が圧縮室(40)内に流れ込むことはない。
【0045】
従って、油が圧縮室(40)に吸入されることによる過熱で圧縮機(1) の性能が大幅に低下したり、圧縮室(40)を構成するラップ(24b,26b)が破損したりするようなこともない。
【0046】
また、流量制限部材(70)は鏡板(24a,26a)の外周面に開口する挿入孔(64)から高圧油導入通路(60)に挿入されて固定されているため、上記油の流量を制御する構造が低コストで得られる。
【0047】
さらに、流量制限部材(70)の基端部には大径部(74)が設けられ、この大径部(74)と挿入孔(64)の開口周縁の鏡板(24a,24b) 外周面との間に介在された面シール(80)により、流量制限部材(70)がシールされているため、高圧油の漏れを防止することができる。
【0048】
さらに、流量制限部材(70)としてスパイラル状通路(60a) のピッチの異なったものを用いることで、流動抵抗の仕様の変更に容易に対処することができ、スラスト軸受(28)における機械損失を低減する適度な力で可動スクロール(26)を固定スクロール(24)から引き離す方向に押し返すことができる。
【0049】
(実施形態2)
図4は本発明の実施形態2を示し(尚、以下の各実施形態では、図1〜図3と同じ部分については同じ符号を付してその詳細な説明を省略する)、流量制限部材(70)の挿入孔(64)とのシール構造を変えたものである。
【0050】
すなわち、この実施形態では、流量制限部材(70)の外周面と挿入孔(64)内周面との間は、流量制限部材(70)のネジ部(73)外周面に接着剤等よりなるシール材(81)を巻きかけて挿入孔(64)の雌ネジ(64a) に螺合することでシールされている(尚、同図において、シール材(81)は便宜上、ハッチングで示してある)。その他の構成は上記実施形態1と同様である。従って、この実施形態では、高圧油が可動スクロール(26)の鏡板(26a)の外に漏れ出すことはなく、上記実施形態1と同様にシール構造の望ましい別の具体例が得られる。
【0051】
(実施形態3)
図5は本発明の実施形態3を示し、流量制限部材(70)のネジ部(73)をPTネジ(管用テーパネジ)として、このPTネジを挿入孔(64)に螺合してシールしたものである。このPTネジはネジ部分がテーパ面を有しているため、耐密性が高く、高圧油が可動スクロール(26)の鏡板(26a)の外に漏れ出すことはない。
【0052】
尚、上記各実施形態では、ケーシング(10)内がハウジング(23)下方の高圧空間(30)とハウジング(23)上方の低圧空間(29)とに区画されている高低圧ドーム型の圧縮機(1)としたが、ハウジング(23)上方に一度圧縮室(40)で圧縮された冷媒を放出するようする高圧ドーム型の圧縮機でも本発明の効果が発揮される。
【0053】
また、上記各実施形態では、高圧油供給手段(55)として差圧を利用して油を供給しているが、遠心ポンプ、容積式ポンプ等を用いても本発明の効果が発揮される。
【0054】
また、上記各実施形態では、油溝(41)を可動スクロール(26)の鏡板(26a) に設けたが、この油溝を固定スクロールの鏡板に設けてもよい。
【0055】
さらに、上記各実施形態では、可動スクロール(26)の鏡板(26a) 内部に、油室(27)からスラスト軸受(28)に連通する高圧油導入通路(60)を設けたが、これに代えて、固定スクロール(24)の鏡板(24a) 又は可動スクロール(26)の鏡板(26a) においてスラスト軸受(28)の摺動面に油溝を形成し、ハウジング(23)内をそのラジアル軸受部(32)から固定スクロール(24)の鏡板(24a) 下面においてスラスト軸受(28)外側に当接する上面まで延びた後、固定スクロール(24)の鏡板(24a) 内を、上記ハウジング(23)上面に当接する下面からスラスト軸受(28)の摺接面に開口する油溝まで延びる高圧油導入通路を設けてもよい。
【0056】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明の圧縮機によると、高圧油供給手段からの油を固定スクロール及び可動スクロールの鏡板間のスラスト軸受に供給させるための高圧油導入通路に、外周にスパイラル状通路を形成する流量制限部材を挿入したことにより、高圧油の中にゴミが混入するような場合でも、通路が目詰まりするようなことはなく、また、油が圧縮室に吸入されることによる過熱で圧縮機の性能が大幅に低下したり、圧縮室を構成するラップが破損したりするようなことはない。
【0057】
請求項2の発明によると、高圧油導入通路が内部に設けられた固定スクロール又は可動スクロールの鏡板外周面の挿入孔から高圧油導入通路に、この挿入孔との間がシールされた状態で流量制限部材を挿入して固定したことにより、流量制限部材の望ましい配置構造が具体的に容易に得られる。
【0058】
請求項3の発明では、流量制限部材を、その基端部の大径部と、挿入孔の開口周縁の鏡板外周面との間に介在された面シールによりシールするようにした。請求項4の発明では、流量制限部材を流量制限部材の基端部に設けられたシール材でシールするようにした。請求項5の発明では、流量制限部材をその基端部に設けられたPTネジでシールするようにした。これらの発明によると、流量制限部材の望ましいシール構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】高圧油導入通路の周辺部を拡大して示す断面図である。
【図2】流量制限部材の全体構造を示す正面図である。
【図3】本発明の実施形態1に係る圧縮機の正面断面図である。
【図4】実施形態2の要部を示す拡大断面図である。
【図5】実施形態3に係る図4相当図である。
【符号の説明】
(1)   圧縮機
(24) 固定スクロール
(26) 可動スクロール
(24a,26a) 鏡板
(28) スラスト軸受
(55) 給油路(高圧油給油手段)
(60) 高圧油導入通路
(60a) スパイラル状通路
(64) 挿入孔
(70) 流量制限部材
(74) 大径部
(80) 面シール
(81) シール材

Claims (5)

  1. 固定スクロール(24)と、該固定スクロール(24)に噛合する可動スクロール(26)とを備え、該可動スクロール(26)を上記固定スクロール(24)に押し付けるようにした圧縮機において、
    上記高圧油供給手段(55)からの油を上記固定スクロール(24)及び可動スクロール(26)の鏡板(24a,26a)間のスラスト軸受(28)に吐出させる高圧油導入通路(60)を有し、
    上記高圧油導入通路(60)には、外周にスパイラル状通路(60a) を形成する流量制限部材(70)が挿入されていることを特徴とする圧縮機。
  2. 請求項1の圧縮機において、
    高圧油導入通路(60)は、固定スクロール(24)又は可動スクロール(26)の鏡板(24a,26a)内に設けられ、
    上記鏡板(24a,26a)の外周面に、上記高圧油導入通路(60)と連通する挿入孔(64)が開口されており、
    流量制限部材(70)は、上記挿入孔(64)から高圧油導入通路(60)にシールされた状態で挿入されて固定されていることを特徴とする圧縮機。
  3. 請求項2の圧縮機において、
    流量制限部材(70)の基端部には挿入孔(64)よりも大径の大径部(74)が設けられており、
    流量制限部材(70)は、流量制限部材(70)の大径部(74)と、挿入孔(64)の開口周縁の鏡板(24a,24b) 外周面との間に介在された面シール(80)によりシールされていることを特徴とする圧縮機。
  4. 請求項2の圧縮機において、
    流量制限部材(70)は、流量制限部材(70)の基端部に設けられたシール材(81)でシールされていることを特徴とする圧縮機。
  5. 請求項2の圧縮機において、
    流量制限部材(70)は、流量制限部材(70)の基端部に挿入孔(64)に螺合するように設けられたPTネジでシールされていることを特徴とする圧縮機。
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