JPH1163484A - 燃焼制御装置 - Google Patents

燃焼制御装置

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Publication number
JPH1163484A
JPH1163484A JP22328597A JP22328597A JPH1163484A JP H1163484 A JPH1163484 A JP H1163484A JP 22328597 A JP22328597 A JP 22328597A JP 22328597 A JP22328597 A JP 22328597A JP H1163484 A JPH1163484 A JP H1163484A
Authority
JP
Japan
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comparison
model
combustion control
microcomputer
determination unit
Prior art date
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Pending
Application number
JP22328597A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuya Shimobou
和也 下坊
Masahiro Takiguchi
昌宏 滝口
Masayuki Nanba
政之 難波
Akiko Atori
晶子 阿舎利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP22328597A priority Critical patent/JPH1163484A/ja
Publication of JPH1163484A publication Critical patent/JPH1163484A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 石油温風暖房機で、制御基板とマイクロコン
ピュータと不揮発性記憶手段の組み合わせを簡単な構成
で確実に行うことにより、安全で信頼性の高い燃焼制御
装置を提供することを目的としたものである。 【解決手段】 マイクロコンピュータ10と回路定数設
定部13と不揮発性記憶手段11に記憶または設定され
た複数の機種判別コードを第1比較判定部15および第
2比較判定部16で比較判定することにより機種判別を
行うことで、マイクロコンピュータ10と回路定数設定
部13と不揮発性記憶手段11の組み合わせの間違いを
解消するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石油温風暖房機など
に用いる燃焼制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の石油温風暖房機の燃焼制
御装置は、バーナ構成や暖房能力および各種付加機能の
違いなどで機種ごとに制御方式や燃焼に関するデータな
どが異なるものであり、この機種ごとに異なる仕様に対
応するように燃焼制御装置を備えようとした場合、多品
種の燃焼制御装置を準備しておく必要があった。このた
め従来は燃焼に関するデータと、その他の制御要素に分
類して前者は電気的に書き換え可能に記憶する不揮発性
記憶手段を用い、後者はマイクロコンピュータを用い
て、複数の機種に対応するデータ群を内蔵し、その組み
合わせにより機種に対応した燃焼制御装置を提供すると
いう方法が用いられていた。
【0003】その具体的構成は図6に示すように構成さ
れていた。すなわち、図6において、1はバーナ、燃料
を供給する電磁ポンプ、送風ファン等を含む燃焼部であ
り、2は機器の動作を制御する制御要素を内蔵したマイ
クロコンピュータで、複数の機種に対応できる制御要素
を内蔵している。3は燃焼に関するデータを電気的に書
き換え可能に記憶する不揮発性記憶手段で、複数の機種
に関するデータ群より構成している。4は前記マイクロ
コンピュータ2と、前記不揮発性記憶手段3のデータを
送受信するためのデータ通信手段であり、5は前記マイ
クロコンピュータ2に内蔵され、前記データ通信手段4
を介して不揮発性記憶手段3から得られた燃焼制御に関
するデータ群を基に燃焼制御の処理信号を出力する燃焼
制御処理手段であり、燃焼制御部を介して前記燃焼部1
を含む被制御部の燃焼制御を行う。6は前記マイクロコ
ンピュータの機種選択を行う第1機種選択手段であり、
7は前記不揮発性記憶手段の機種選択を行う第2機種選
択手段である。
【0004】上記構成において、その動作を説明する
と、まず、第1機種選択手段6と第2機種選択手段7
で、使用する機種に対応したマイクロコンピュータ2と
不揮発性記憶手段3の仕様を選択する。この仕様が選択
されると、マイクロコンピュータ2はデータ通信手段4
を介して不揮発性記憶手段3の燃焼に関するデータ群を
燃焼制御処理手段5に取り込む。そして、燃焼制御処理
手段5はこの取り込まれたデータ群を基に燃焼制御部に
燃焼制御処理信号を送り、燃焼部1を含む被制御部の燃
焼制御を行うようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の構成では、マイクロコンピュータと不揮発性記憶手
段に記憶されている複数の制御要素とデータ群を個々に
設けた機種選択手段により機種選択を行って組み合わせ
るという構成になっているため、どちらかの機種選択を
誤り、異なる機種の組み合わせになった場合、正規でな
い燃焼制御に関するデータで燃焼してしまうという課題
があった。
【0006】また、機種ごとにマイクロコンピュータと
不揮発性記憶手段を準備しておくというような方法にお
いては、その機種ごとにマイクロコンピュータの設計開
発を行わなければならないため、開発に時間と人員がか
かりコストアップにつながり、管理しなければならない
マイクロコンピュータおよび不揮発性記憶手段の数が多
くなって管理の負担が増大するという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、燃焼部を制御する燃焼制御部と、マイクロ
コンピュータと、燃焼に関するデータと機種判別コード
を記憶した電気的に書き換え可能な不揮発性記憶手段
と、制御回路上に設定され機種の設定を行う回路定数設
定部とを備え、前記マイクロコンピュータは前記不揮発
性記憶手段とのデータの送受信を行うデータ通信手段と
前記回路定数設定部で設定した機種判別コードを判定す
る回路定数判定手段と複数個の機種判別コードを記憶し
たROMと前記機種判別コードを比較する比較判定部A
および比較判定部Bとこの比較判定部AまたはBの比較
判定結果で作動する運転停止処理手段および燃焼制御処
理手段を内蔵し、前記比較判定部AはROM内に記憶し
た複数の機種判別コードと前記回路定数判定部で判定し
た機種判別コードを比較し、前記比較判定部Bは前記不
揮発性記憶手段に記憶した機種判別コードと前記比較判
定部Aの出力を比較するようにし、前記比較判定部Aお
よび比較判定部Bは比較判定結果が一致の場合、次ステ
ップに信号を供給し、不一致の場合、運転停止処理手段
に信号を供給するように構成して、機種判別を複数の機
種判別コードの比較判定結果により行うようにしてあ
る。
【0008】上記発明によれば、マイクロコンピュータ
と回路定数設定部と不揮発性記憶手段に記憶または設定
された複数の機種判別コードの比較判定を行い機種判別
を行うようにしているため、異なる機種の不揮発性記憶
手段が実装されることがなくなり燃焼制御に関するデー
タの確実性が向上し、石油暖房温風機の信頼性、安全性
が向上する。また、機種コードにより制御対象を判別で
きるため、1つのマイクロコンピュータを複数個の機種
に使えるので、設計開発の時間短縮、コスト削減ができ
る。また、不揮発性記憶手段にも機種判別コードが記憶
されているため、機種判別コードを読みとることで、ど
の機種の燃焼制御装置であるか判別が可能になり、管理
の負担が大巾に軽減されるものである。
【0009】また、上記不揮発性記憶手段としてEEP
ROMを用い、このEEPROMのスレーブアドレスの
設定を行う入力設定手段により上記回路定数設定部を構
成して機種判別コードを設定し、この機種判別コードと
上記マイクロコンピュータのROM内に予め記憶してあ
る複数のスレーブアドレスコード(機種判別コード)を
上記データ通信手段にて通信プロトコルが確立するまで
順次切り替えていき、通信プロトコルが確立したときの
スレーブアドレスコードを上記第1比較判定部の出力結
果とし、この出力結果と前記EEPROMに記憶した機
種判別コードにより第2比較判定部の出力結果を得るよ
うな構成としてある。
【0010】上記発明によれば、回路定数設定部として
EEPROMのスレーブアドレスを利用しているため新
たに回路定数設定部のための部品を追加する必要もない
ため、コストアップすることなく、第1の発明と同様の
燃焼制御に関するデータの信頼性、安全性が得られるも
のである。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1の燃焼制御装置は、燃焼
部を制御する燃焼制御部と、マイクロコンピュータと、
燃焼に関するデータと機種判別コードを記憶した電気的
に書き換え可能な不揮発性記憶手段と、制御回路上に設
定され機種の設定を行う回路定数設定部とを備え、前記
マイクロコンピュータは前記不揮発性記憶手段とのデー
タの送受信を行うデータ通信手段と前記回路定数設定部
で設定した機種判別コードを判定する回路定数判定手段
と複数個の機種判別コードを記憶したROMと前記機種
判別コードを比較する比較判定部Aおよび比較判定部B
とこの比較判定部AまたはBの比較判定結果で作動する
運転停止処理手段および燃焼制御処理手段を内蔵し、前
記比較判定部AはROM内に記憶した複数の機種判別コ
ードと前記回路定数判定部で判定した機種判別コードを
比較し、前記比較判定部Bは前記不揮発性記憶手段に記
憶した機種判別コードと前記比較判定部Aの出力を比較
するようにし、前記比較判定部Aおよび比較判定部Bは
比較判定結果が一致の場合、次ステップに信号を供給
し、不一致の場合、運転停止処理手段に信号を供給する
ように構成して、機種判別を複数の機種判別コードの比
較判定結果により行うようにしてある。
【0012】そして、マイクロコンピュータと回路定数
設定部と不揮発性記憶手段に記憶または設定された複数
の機種判別コードの比較判定を行うため、異なる機種の
不揮発性記憶手段が実装された状態で運転されることが
なくなり、燃焼制御に関するデータの信頼性、安全性を
向上することができ、かつ機種コードにより制御対象を
判別できるため、1つのマイクロコンピュータを複数個
の機種に使えるので、設計開発の時間短縮、コスト削減
ができる。また、不揮発性記憶手段にも機種判別コード
が記憶されているため、機種判別コードを読みとること
で、どの機種の燃焼制御装置であるか判別が可能にな
り、管理の負担を大巾に軽減することができる。
【0013】また、請求項2の燃焼制御装置は、不揮発
性記憶手段としてEEPROMを用い、このEEPRO
Mのスレーブアドレスの設定を行う入力設定手段により
上記回路定数設定部を構成して機種判別コードを設定
し、この機種判別コードと上記マイクロコンピュータの
ROM内に予め記憶してある複数のスレーブアドレスコ
ード(機種判別コード)を上記データ通信手段にて通信
プロトコルが確立するまで順次切り替えていき、通信プ
ロトコルが確立したときのスレーブアドレスコードを上
記比較判定部Aの出力結果とし、この出力結果と前記E
EPROMに記憶した機種判別コードにより比較判定部
Bの出力結果を得る構成としてある。
【0014】そして、回路定数設定部としてEEPRO
Mのスレーブアドレスを利用しているため新たに回路定
数設定部を設定するための部品を追加する必要もないた
め、コストアップすることなく信頼性、安全性の向上し
た燃焼制御装置を提供することができる。
【0015】また、請求項3の燃焼制御装置は、機種判
別動作を電源が入っている間、予め設定した周期で繰り
返し行うように構成してある。
【0016】そして、機種判別の比較判定を予め設定し
た周期で繰り返し行うため、運転中にマイクロコンピュ
ータあるいは回路定数設定部あるいは不揮発性記憶手段
に記憶または設定された機種判別コードが、故障して機
種判定結果が不一致になった場合にでも、運転停止処理
手段を実行できるため、より信頼性、安全性の向上した
燃焼制御装置を提供することができる。
【0017】また、請求項4の燃焼制御装置は、上記不
揮発性記憶手段は機種コードに対応した燃焼制御に関す
るデータ群を有し、上記比較判定部Bの出力結果に基づ
き選択された機種コードに対応したデータ群を上記デー
タ通信手段を介して燃焼制御処理手段に供給するように
構成してある。
【0018】そして、機種によりデータ群を分けて不揮
発性記憶手段に記憶されているため、1つのマイクロコ
ンピュータと1つの不揮発性記憶手段とで複数の機種に
利用できるためマイクロコンピュータの設計開発の時間
短縮、コスト削減ができ、かつ不揮発性記憶手段にも機
種判別コードが記憶されているため、機種判別コードを
読みとることで、どの機種の燃焼制御装置であるか判別
が可能になり、管理の負担を大巾に軽減することができ
る。
【0019】また、請求項5の燃焼制御装置は、比較判
定部Aまたは比較判定部Bのいずれかの出力が不一致出
力の場合、運転停止処理手段を介して全ての運転を停止
すると共に異常報知を行うように構成してある。
【0020】そして、機種判別コードが一致しなかった
場合は運転を停止し、異常報知するようにしているた
め、安全性を向上させると共に使い勝手の向上を図るこ
とができる。
【0021】また、請求項6の燃焼制御装置は、比較判
定部Aまたは比較判定部Bのいずれかの出力が不一致出
力ならば、前記マイクロコンピュータのROM内に予め
記憶された燃焼制御に関するデータの標準値にて前記運
転停止処理手段を介して全ての運転を停止する構成とし
てある。
【0022】そして、機種判別コードが不一致の場合、
不揮発性記憶手段に記憶されているデータの信頼性に左
右されることなく、特定の運転停止処理を行うようにし
ているため、安全性の向上を図ることができる。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基づいて説
明するが、従来例と同一部分は同一番号を附記して説明
を省略し、異なる部分の説明をする。
【0024】(実施例1)図1は本発明の実施例1の燃
焼制御装置のブロック図である。
【0025】10はマイクロコンピュータであり、11
は電気的に書き換え可能に記憶する不揮発性記憶手段で
あり、12はデータ通信手段であり、13は制御回路上
に設定された機種を判別するための回路定数設定部であ
り、14は前記回路定数設定部を前記マイクロコンピュ
ータ2で判定するための回路定数判定手段であり、15
は第1比較判定部で、16は第2比較判定部で、17は
機種判別コードを格納したROMで、前記15から17
はマイクロコンピュータ2に内蔵して構成してある。さ
らに、マイクロコンピュータ10は、機種コードに応じ
てどの制御処理を実行するかを判断する制御処理判断機
能がある。
【0026】図2は本発明の実施例1における燃焼制御
装置の動作を表すフローチャートである。上記構成にお
ける燃焼制御装置の動作を図1あるいは図2を用いて説
明する。
【0027】マイクロコンピュータ10は回路定数判定
手段14を介して制御回路上に設定された機種を判別す
るための回路定数設定部13の値を読み込む。これを機
種判別コードαとする。マイクロコンピュータ10は、
自身のROM17内に記憶されている複数個の機種判別
コードの内の1つを、第1比較判定部15に入力して一
致しているかどうかの判定を行う。第1比較判定部15
での判定の結果が一致していなければ、マイクロコンピ
ュータ10はROM17内に記憶されている機種判別コ
ードの内、比較判定に使用したコード以外を第1比較判
定部15に入力して、判定の結果が一致するまで前記の
判定を行う。マイクロコンピュータ10のROM17内
に記憶された機種判別コードの全てと比較判定しても一
致するコードがなかった場合、運転中ならば運転停止処
理手段7を実行して全ての運転を停止し、停止中ならば
以降は運転を開始しないようにする。第1比較判定部1
5での判定の結果が一致していれば、それを機種判別コ
ードβとする。次に、マイクロコンピュータ10はデー
タ通信手段12を介して不揮発性記憶手段11に記憶さ
れている機種判別コードγを読み込む。マイクロコンピ
ュータ10は、前記の機種判別コードβと機種判別コー
ドγを第2比較判定部16に入力して、一致しているか
どうかの判定を行う。第2比較判定部16での判定の結
果が不一致ならば、運転中ならば運転停止処理手段9を
実行し全ての運転を停止し、停止中ならば以降は運転を
開始しないようにする。第2比較判定部16での判定の
結果が一致していれば、それを機種コードとしてマイク
ロコンピュータ10は以降の燃焼制御処理手段8を実行
する。例えば、温風吹き出し口に取り付けられたパルス
モータ駆動の可動ルーバの有り無し、電磁ポンプの制御
の方法、送風ファンの制御方法といった制御対象の違
い、制御方法の違いを機種コードから制御処理判断機能
で判別して、運転制御処理手段にてその機種に対応した
燃焼制御処理を行う。また、上記一連の動作は電源が入
っている間、所定の周期で繰り返し行うようにしてい
る。
【0028】(実施例2)図3は本発明の実施例2の燃
焼制御装置のブロック図である。
【0029】実施例2は上記実施例1の不揮発性記憶手
段11としてEEPROM11aで構成したもので、前
記EEPROM11は複数のスレーブアドレスを有し、
設定用ポート13aの設定により任意のスレーブアドレ
スを設定することができる。そして、前記設定用ポート
13aは制御基板上でハード的に設定され、制御基板の
機種選択を行う手段として用いている。また、前記設定
用ポート13aとEEPROM11のスレーブアドレス
で機種を判別するための回路定数設定部13を構成して
いる。本実施例のようにスレーブアドレスを設定するポ
ートが3つある場合は制御基板の機種判別コードは「0
00」から「111」まで8機種の設定が可能となる。
本実施例は、図3に示すようにスレーブアドレスコード
を「011」に設定した場合について説明する。
【0030】まず、マイクロコンピュータ10は、スレ
ーブアドレスコードを「000」としてデータ通信手段
12を介してEEPROM11aとの通信を行おうとす
る。しかし、EEPROM11aに設定されているスレ
ーブアドレスコードは「011」であるため、通信プロ
トコルは確立されない。次に、マイクロコンピュータ1
0は、スレーブアドレスコードを「001」としてデー
タ通信手段12を介してEEPROM11aとの通信を
行おうとするが、上記同様にEEPROM11aに設定
されているスレーブアドレスコードは「011」である
ため一致せず、通信プロトコルは確立されない。同様
に、マイクロコンピュータ10は通信プロトコルが確立
されるまでスレーブアドレスコードを順次変更してい
く。本実施例では、スレーブアドレスコードを「01
1」にしたとき、EEPROM11aに設定されたスレ
ーブアドレスコード「011」と一致するため通信プロ
トコルが確立する。この時のスレーブアドレスコードを
第1比較判定部15からの出力結果である機種判別コー
ドβとする。この時、例えば、マイクロコンピュータ1
0に内蔵したROM17内に記憶されている機種判別コ
ードが「000」と「001」の2種類の場合、第1比
較判定部15の出力は不一致であるため、運転停止処理
手段7が実行される。
【0031】次に、マイクロコンピュータ10は通信プ
ロトコルが確立したときのスレーブアドレスコード(=
機種判別コードβ)にてデータ通信手段12を介してE
EPROM11aに記憶されている機種判別コードを読
み込む。この時の機種判別コードをγとする。マイクロ
コンピュータ10は、前記の機種判別コードβと機種判
別コードγを第2比較判定部16に入力して、一致して
いるかどうかの判定を行う。第2比較判定部16での判
定の結果が不一致で、かつ機器が運転中ならば運転停止
処理手段9を実行し全ての運転を停止し、停止中ならば
以降は運転を開始しないようにする。第2比較判定部1
6での判定の結果が一致していれば、それを機種コード
としてマイクロコンピュータ10は以降の燃焼制御処理
手段8を実行するようにしている。
【0032】(実施例3)図4は本発明の実施例3の燃
焼制御装置のブロック図である。
【0033】図4に示すように、不揮発性記憶手段11
は燃焼制御に関するデータを機種ごとにデータ群に区分
して記憶するように構成している。また、機種判別を複
数の機種判別コードの比較判定結果により行う構成につ
いては上記実施例1あるいは実施例2と同様なので省略
する。そして、マイクロコンピュータ10は機種判別処
理により機種判別コードが確定すると、データ通信手段
12によりその機種に対応したデータ群のみを不揮発性
記憶手段11から読み込み、燃焼制御処理手段8を実行
する。
【0034】また、不揮発性記憶手段11に記憶するデ
ータは、複数の機種で共通のデータについては共通デー
タ群としてどの機種判別コードの場合でも読み込むよう
に設定しておいてもよい。
【0035】(実施例4)図5は本発明の実施例4の燃
焼制御装置のブロック図である。
【0036】12は報知音を発生するためのブザーで、
13は運転状態などを表示する表示部である。例えば、
実施例1あるいは実施例2において、機種判別コードの
比較判定結果が不一致の場合、運転停止処理手段9に信
号を供給する。運転停止処理手段9は燃焼部1の運転を
停止するとともに、ブザー12にて使用者に警報音を発
して異常を報知し、かつ表示部13にてランプ表示によ
り使用者に異常を報知する。表示方法はLEDの点灯ま
たは点滅でも良く、また、予め設定された番号または記
号の点灯または点滅でも良い。
【0037】さらに、前記運転停止処理手段9は機種判
別コードの比較判定結果が不一致の場合、前記マイクロ
コンピュータ10内に予め記憶された特定の停止処理方
法で運転を停止することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1の燃焼制御装置に
よれば、マイクロコンピュータと回路定数設定部と不揮
発性記憶手段に記憶または設定された複数の機種判別コ
ードの比較判定を行うため、異なる機種の不揮発性記憶
手段が実装された状態で運転されたり、制御基板とマイ
クロコンピュータと不揮発性記憶手段の組み合わせを間
違えて実装するという状態がなくなるため、燃焼制御に
関するデータの信頼性、安全性を向上することができ、
かつ機種コードにより制御対象を判別できるため、1つ
のマイクロコンピュータを複数個の機種に使えるので、
設計開発の時間短縮、コスト削減ができる。また、不揮
発性記憶手段にも機種判別コードが記憶されているた
め、機種判別コードを読みとることで、どの機種の燃焼
制御装置であるか判別が可能になり、管理の負担を大巾
に軽減することができる。
【0039】また、請求項2の燃焼制御装置によれば、
回路定数設定部としてEEPROMのスレーブアドレス
とポート設定を利用している構成するようにしているた
め、新たに回路定数設定部を設定するための部品を追加
する必要もなく、部品点数の削減とコスト低減が図れ、
かつ信頼性、安全性の高い燃焼制御装置を提供すること
ができる。
【0040】またね請求項3の燃焼制御装置によれば、
機種判別動作は電源が入っている間、予め設定した周期
で繰り返し行うため、運転途中での機種判別コードの異
常等をいち早く検出できるので、より安全性の向上した
燃焼制御装置を提供することができる。
【0041】また、請求項4の燃焼制御装置によれば、
機種によりデータ群を分けて不揮発性記憶手段に記憶さ
れているため、1つのマイクロコンピュータと1つの不
揮発性記憶手段とで複数の機種に利用できるためマイク
ロコンピュータの設計開発の時間短縮、コスト削減がで
き、かつ不揮発性記憶手段にも機種判別コードが記憶さ
れているため、機種判別コードを読みとることで、どの
機種の燃焼制御装置であるか判別が可能になり、管理の
負担を大巾に軽減することができる。
【0042】また、請求項5の燃焼制御装置によれば、
機種判別コードが一致しなかった場合は運転を停止し、
異常報知するようにしているため、安全性を向上させる
と共に使い勝手の向上を図ることができる。
【0043】また、請求項6の燃焼制御装置によれば、
機種判別コードが不一致の場合、不揮発性記憶手段に記
憶されているデータの信頼性に左右されることなく、特
定の運転停止処理を行うようにしているため、安全性の
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における燃焼制御装置のブロ
ック図
【図2】同燃焼制御装置の動作を表すフローチャート
【図3】本発明の実施例2における燃焼制御装置のブロ
ック図
【図4】本発明の実施例3における燃焼制御装置のブロ
ック図
【図5】本発明の実施例4における燃焼制御装置のブロ
ック図
【図6】従来の石油温風暖房機の制御装置を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
1 燃焼部 8 燃焼制御処理手段 9 運転停止処理手段 10 マイクロコンピュータ 11 不揮発性記憶手段 11a EEPROM 12 データ通信手段 13 回路定数設定部 14 回路定数判定手段 15 第1比較判定部 16 第2比較判定部 17 ROM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿舎利 晶子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃焼部を制御する燃焼制御部と、マイク
    ロコンピュータと、燃焼に関するデータと機種判別コー
    ドを記憶した電気的に書き換え可能な不揮発性記憶手段
    と、制御回路上に設定され機種の設定を行う回路定数設
    定部とを備え、前記マイクロコンピュータは前記不揮発
    性記憶手段とのデータの送受信を行うデータ通信手段と
    前記回路定数設定部で設定した機種判別コードを判定す
    る回路定数判定手段と複数個の機種判別コードを記憶し
    たROMと前記機種判別コードを比較する第1比較判定
    部および第2比較判定部とこの第1比較判定部または第
    2比較部の比較判定結果で作動する運転停止処理手段お
    よび燃焼制御処理手段を内蔵し、前記第1比較判定部は
    ROM内に記憶した複数の機種判別コードと前記回路定
    数判定部で判定した機種判別コードを比較し、前記第2
    比較判定部は前記不揮発性記憶手段に記憶した機種判別
    コードと前記第1比較判定部の出力を比較するように
    し、前記第1比較判定部および第2比較判定部は比較判
    定結果が一致の場合、次ステップに信号を供給し、不一
    致の場合、運転停止処理手段に信号を供給するように構
    成して、機種判別を複数の機種判別コードの比較判定結
    果により行うようにした燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 上記不揮発性記憶手段としてEEPRO
    Mを用い、このEEPROMのスレーブアドレスの設定
    を行う入力設定手段により上記回路定数設定部を構成し
    て機種判別コードを設定し、この機種判別コードと上記
    マイクロコンピュータのROM内に予め記憶してある複
    数のスレーブアドレスコード(機種判別コード)を上記
    データ通信手段にて通信プロトコルが確立するまで順次
    切り替えていき、通信プロトコルが確立したときのスレ
    ーブアドレスコードを上記比較判定部Aの出力結果と
    し、この出力結果と前記EEPROMに記憶した機種判
    別コードにより第2比較判定部の出力結果を得るような
    構成とした請求項1記載の燃焼制御装置。
  3. 【請求項3】 上記構成による機種判別動作は電源が入
    っている間、予め設定した周期で繰り返し行うように構
    成した請求項1または2記載の燃焼制御装置。
  4. 【請求項4】 上記不揮発性記憶手段は機種コードに対
    応した燃焼制御に関するデータ群を有し、上記第2比較
    判定部の出力結果に基づき選択された機種コードに対応
    したデータ群を上記データ通信手段を介して燃焼制御処
    理手段に供給するように構成した請求項1または2記載
    の燃焼制御装置。
  5. 【請求項5】 上記第1比較判定部または第2比較判定
    部のいずれかの出力が不一致出力の場合、運転停止処理
    手段を介して全ての運転を停止すると共に異常報知を行
    うように構成した請求項1または2記載の燃焼制御装
    置。
  6. 【請求項6】 上記第1比較判定部または第2比較判定
    部のいずれかの出力が不一致出力ならば、前記マイクロ
    コンピュータのROM内に予め記憶された燃焼制御に関
    するデータの標準値にて前記運転停止処理手段を介して
    全ての運転を停止することを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれか1項記載の燃焼制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1333171C (zh) * 2002-07-29 2007-08-22 大金工业株式会社 压缩机
JP2010251164A (ja) * 2009-04-17 2010-11-04 Panasonic Corp 誘導加熱調理器

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