JP2004050089A - エアゾール製品 - Google Patents

エアゾール製品 Download PDF

Info

Publication number
JP2004050089A
JP2004050089A JP2002212386A JP2002212386A JP2004050089A JP 2004050089 A JP2004050089 A JP 2004050089A JP 2002212386 A JP2002212386 A JP 2002212386A JP 2002212386 A JP2002212386 A JP 2002212386A JP 2004050089 A JP2004050089 A JP 2004050089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aerosol
valve
container
stem
product according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002212386A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4145090B2 (ja
Inventor
Masaki Takenouchi
竹之内 正基
Tomoyuki Takahashi
高橋 知之
Hiroyuki Fujimoto
藤本 浩之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daizo Corp
Original Assignee
Daizo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daizo Corp filed Critical Daizo Corp
Priority to JP2002212386A priority Critical patent/JP4145090B2/ja
Publication of JP2004050089A publication Critical patent/JP2004050089A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4145090B2 publication Critical patent/JP4145090B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/44Valves specially adapted therefor; Regulating devices
    • B65D83/46Tilt valves
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/16Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
    • B65D83/20Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means operated by manual action, e.g. button-type actuator or actuator caps
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/16Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means
    • B65D83/22Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant characterised by the actuating means with a mechanical means to disable actuation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D83/00Containers or packages with special means for dispensing contents
    • B65D83/14Containers or packages with special means for dispensing contents for delivery of liquid or semi-liquid contents by internal gaseous pressure, i.e. aerosol containers comprising propellant for a product delivered by a propellant
    • B65D83/32Dip-tubes

Abstract

【課題】操作が簡単で、かつ容易に内容物を噴射させることができるエアゾール製品を提供する。
【解決手段】容器本体および該容器本体の開口部に固着されるエアゾールバルブからなるエアゾール容器の内部に内容物が充填されているエアゾール製品であって、前記エアゾール容器を振ることにより生じる慣性力により、前記エアゾールバルブを開放させる開放手段を備えている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はエアゾール製品に関する。さらに詳しくは、エアゾール容器を振ることにより内容物(エアゾール組成物)を噴射することができるエアゾール製品に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
従来のエアゾール製品は、エアゾール容器のエアゾールバルブのステムに嵌着した噴射部材(ボタン、スパウトまたはトリガー)を指で操作して、内容物を噴射させるようにしている。このため、エアゾール容器の容器本体の大きさや噴射部材の形状、さらには使用者の手の大きさなどにより噴射操作がしにくいという問題がある。
【0003】
これに対し、指で噴射部材を操作せずにエアゾール容器を傾けるだけで内容物を噴射することができるエアゾール製品がある(実公平2−48062号公報参照)。該エアゾール製品は、噴射部材を操作する必要がないため、噴射操作が簡単であるが、容器が少しでも傾くと噴射するため誤って噴射させるおそれがある。また、エアゾール製品を保管するときは、該製品が転倒したり傾いたときに噴射しないようにストッパーを設ける必要がある。さらにエアゾール製品を傾けたとき噴射口も傾くため、該製品の軸線方向とは異なる方向に噴射して、所望の噴射部位に正確に噴射し難いという問題がある。
【0004】
本発明は、叙上の事情に鑑み、操作が簡単で、かつ容易に内容物を噴射させることができるエアゾール製品を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のエアゾール製品は、容器本体および該容器本体の開口部に固着されるエアゾールバルブからなるエアゾール容器の内部に内容物が充填されているエアゾール製品であって、前記エアゾール容器を振ることにより生じる慣性力により、前記エアゾールバルブを開放させる開放手段を備えてなることを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のエアゾール製品を説明する。
【0007】
実施の形態1
図1に示されるように、本発明の実施の形態1にかかわるエアゾール製品は、エアゾール容器1および該エアゾール容器1に装着される開放手段2から構成されている。
【0008】
前記エアゾール容器1は、本発明において、とくに限定されるものではなく、容器本体3が一重構造である一般的なエアゾール容器、容器本体3とその内部に収納される収縮可能な内部容器からなる二重構造エアゾール容器または容器本体3とその内面に摺動自在に設けられるピストンからなるピストン型エアゾール容器などから、内部に充填される内容物の種類により適宜選定することができる。この容器本体3としては、アルミニウム製容器、ブリキ製容器などの金属製容器またはポリエチレンテレフタレート(PET)やポリブチレンテレフタレート(PBT)などの樹脂製容器、ガラス製容器などの耐圧性容器などを用いることができる。
【0009】
また、本実施の形態1においては、前記容器本体3の開口部に固着されるエアゾールバルブ4には、ステム5を傾けるとバルブを開放するティルト方式のバルブが用いられている。たとえばこのエアゾールバルブ4としては、容器本体3の上端開口部に形成されるビード部にガスケットを介して取り付けられるマウンティングカップ6と該マウンティングカップ6の中央内部に支持される噴射バルブとからなるものを用いることができる。該噴射バルブは、ハウジングと、該ハウジング内に配設され、連通孔が形成された前記ステム5と、該ステム5を外方へ付勢するスプリングと、前記ステム5の外周に嵌装されるステムラバーとから構成されている。
【0010】
前記開放手段2としては、前記エアゾール容器1を振ることにより生じる慣性力により、前記エアゾールバルブ4の噴射バルブを開放させるものであれば、本発明では、とくに限定されるものではないが、前記容器本体3の軸方向に移動可能な移動部材と該移動部材に連動して作動する作動部材とから構成されるものを用いることができる。本実施の形態1においては、前記ステム5に嵌着され、外周に係合部9が形成されている作動部材である棒状の噴射部材8と該噴射部材8に外装される移動部材であるリング部材7とから構成されている。
【0011】
本実施の形態1では、図2に示されるように、容器本体3を手10で把持した状態で上下または左右に振ったときの慣性力により、リング部材7が移動して、噴射部材8の係合部9に衝突する。このときの衝突力で噴射部材8とともにステム5を傾斜させるため、バルブが開放されて内容物が噴射される。また、本実施の形態1では、図3に示されるように、容器本体3を手10で把持した状態で前後に振ったときも、前述と同様に慣性力により、リング部材7が移動して、噴射部材8の係合部9に衝突するため、このときの衝突力でステム5が傾斜し、バルブを開放させて内容物を噴射させることができる。本実施の形態1では、リング部材7に働く慣性力を利用しているため、リング部材7が軽い材質では、大きな慣性力を得ることができず、ジュラコンなどの高密度の樹脂や金属などの重い材質から作製するのが好ましい。また、本実施の形態1では、衝突力を強くするために、リング部材7と容器本体3とのあいだにスプリングなどの弾性体を設けることができる。
【0012】
なお、振る力が強すぎると、リング部材7が係合部9と衝突する力が強くなりすぎて噴射部材8がステム5から抜けるおそれがあるとともに、誤って指で噴射部材8を傾けて内容物を噴射させてしまうおそれがあるので、本実施の形態1では、開放手段2を覆うように、本体カバー11と該本体カバー11に固着される上部カバー12からなる保護カバー13をエアゾール容器1の頂部に嵌着している。また、かかる保護カバー13を嵌着させることにより、リング部材7が保護カバー13に案内されて、リング部材7の移動が容器本体3の軸線と同じ方向に制限されるため、ステム5の傾斜方向が一定となるとともに、噴射方向を一定にさせることもできる。また、エアゾール製品を傾けたり、横倒ししただけでは移動部材は移動しないため、誤って噴射してしまうことがない。
【0013】
また、本発明においては、エアゾールバルブの開放と閉鎖(ロック)を切り換えることができるように、開放動作を阻止する閉鎖手段を備えることもできる。たとえば本実施の形態1では、閉鎖手段として、図4〜5に示されるように、本体カバー11の下部位置に形成される支持孔15aと周方向スリット15bにそれぞれ一端が支持されるとともに、他端が突出し、中央部が噴射部材8の半周に巻き回される閉鎖レバー16が用いられている。また、この閉鎖レバー16には、屈曲させやすくするために屈曲部17が形成されている。図5に示す閉鎖レバー16の位置Aにおいては、半月状の中央部18が噴射部材8の外周位置に配置されているため、リング部材7が移動して、噴射部材8の係合部9に衝突しても、噴射部材8は傾斜することができない。このため、バルブは開放することができない。これに対し、前記閉鎖レバー16を図5に示されるように、Bの位置に移動させると、噴射部材8は傾斜可能になるので、リング部材7の慣性力により噴射部材8が傾斜してバルブを開放することができる。
【0014】
なお、前記閉鎖手段は閉鎖レバー16に限定されるものではなく、図6に示されるように、上部カバー12の内壁に形成される閉鎖突起19とすることもできる。図6における閉鎖突起19の位置では、リング部材7が移動して、噴射部材8の係合部9に衝突しても、噴射部材8は閉鎖突起19により拘束されているため、噴射部材8は傾斜することができない。これに対し、回転自在な保護カバー13を回転させて、閉鎖突起19による係合部9の拘束を解除すると、リング部材7の慣性力により噴射部材8は傾斜可能になり、バルブを開放することができる。
【0015】
また、前記閉鎖手段は、バルブの開放位置から閉鎖位置に切り換えることにより、バルブが開放され内容物が噴射されている状態を停止させる停止手段として用いることもできる。
【0016】
実施の形態2
つぎに本発明の実施の形態2を説明する。本実施の形態2は、エアゾール容器の内部に開放手段を設けるようにしている。この開放手段21としては、図7〜8に示されるように、前記移動部材がエアゾール容器22内部の底部23に配置されるリング部材24であり、前記作動部材が容器本体25に固着されるエアゾールバルブ26のハウジング27から該エアゾール容器25の底部23まで垂下される弁棒28であるものが用いられている。この弁棒28は、図8に示されるように、上端部に突起29が形成され、前記ハウジング27の孔27aを通し、ラバーパッキン30を介して支持されており、下端部の外周に係合部31が形成されている。また、前記突起29とステム32とのあいだに配設されるスプリング33の付勢力により、突起29がラバーパッキン30に押し付けられてエアゾールバルブ26は常時シールされている。なお、図7において、34は噴射部材であり、35は容器本体25を振ったときに噴射部材36がステム32から抜け飛ばないように装着した保護キャップである。また、図8において、36はマウンティングカップである。本実施の形態2では、衝突力を強くするために、リング部材24と底部23とのあいだにスプリングなどの弾性体を設けることもできる。
【0017】
本実施の形態2では、実施の形態1と同様に容器本体25を手で把持した状態で上下、左右または前後に振ったときの慣性力により、リング部材24が移動して、弁棒28の係合部31に衝突する。このときの衝突力で弁棒28が傾斜するため、前記突起29が傾きラバーパッキン30とのあいだに隙間が発生し、バルブが開放されて内容物が噴射される。また、本実施の形態2では、開放手段がエアゾール容器の内部に設けられているので、製品を振っても噴射部材の向きは変化せず、容器の軸線と同じ方向に内容物を噴射させることができる。
【0018】
なお、前記実施の形態1と同様に、本実施の形態2において用いられる閉鎖手段としては、図9に示されるように、前記ステム32の外周に固着され、一端を前記保護キャップ35の下部に、所定の範囲(たとえば90°)開口させた周方向スリット35aから突出させた閉鎖レバー37が用いられている。図8および図10(a)に示されるように、ステム32の下部外筒の側面には開口38が形成されており、リング部材24が移動して、弁棒28の係合部31に衝突すると、弁棒28の突起29は開口38内で傾斜できるため、バルブを開放させることができる。これに対し、前記閉鎖レバー37をたとえば90°回転させると、図10(b)に示されるように、ステム32がT方向に回転する。これにより、リング部材24が移動して、弁棒28の係合部31に衝突しても、弁棒28(突起29)はステム32の下部外筒の下端に拘束され、大きく傾くことができないため、バルブは開放することができない。なお、図10では、わかりやすくするために、閉鎖レバーおよびスプリングなどを省いている。
【0019】
実施の形態3
つぎに本発明の実施の形態3を説明する。前記実施の形態1は、ステムを傾斜させてバルブを開放させるようにしているが、本実施の形態3では、プッシュダウン方式のバルブのステムを押し下げてバルブを開放させるようにしている。本実施の形態3は、図11に示されるように、開放手段41として、前記作動部材がエアゾール容器42のエアゾールバルブのステム43に嵌着され、外周に環状の係合部44が形成される噴射部材45であり、前記移動部材が該噴射部材45の係合部44の上部に配置されるリング部材46であるものが用いられている。また、リング部材46が抜け出さないように、保持する保持キャップ47が前記エアゾール容器42の頂部に固着されている。
【0020】
本実施の形態3では、実施の形態1と同様に容器本体48を手で把持した状態で上下、左右または前後に振ったとき、リング部材46が上下に移動する。そして、リング部材46が上から下に移動したときの慣性力により、リング部材46が係合部44に衝突する。このときの衝突力で噴射部材45とともにステム43を押し下げるため、バルブが開放されて内容物が噴射される。なお、本実施の形態3では、噴射部材45を押し下げて噴射しているので、内容物は容器の軸線と同じ方向に噴射することができる。
【0021】
また、本実施の形態3では、衝突力を強くするために、リング部材46の上部にスプリングを配置することができるが、衝突力が強すぎすると、噴射部材45の係合部44が破損するおそれがあるため、リング部材46とエアゾール容器42とのあいだに緩衝用のスプリング49が設けられている。
【0022】
また、本実施の形態3も前記実施の形態1と同様に、エアゾールバルブの開放と閉鎖(ロック)を切り換えることができるように閉鎖手段を適宜設けることもできる。
【0023】
実施の形態4
つぎに本発明の実施の形態4を説明する。前記実施の形態2は、弁棒を傾斜させてバルブを開放させるようにしているが、本実施の形態4では、弁棒を押し上げてバルブを開放させるようにしている。本実施の形態4は、図12に示されるように、開放手段61として、前記移動部材がエアゾール容器22内部の底部23に配置されるリング部材62であり、前記作動部材が容器本体25に固着されるエアゾールバルブ26のハウジング27から該エアゾール容器22の底部23まで垂下される弁棒63であるものが用いられている。この弁棒63は、前記弁棒28とは係合部31に代えて環状の突起部64が形成されている点で異なっている。
【0024】
本実施の形態4では、実施の形態1と同様に容器本体25を手で把持した状態で上下、左右または前後に振ったときの慣性力により、リング部材62が移動して、弁棒63の係合部64に衝突する。このときの衝突力で弁棒63が押し上げられるため、前記突起29(図8参照)が浮き上がりラバーパッキン30(図8参照)とのあいだに隙間が発生し、バルブが開放されて内容物が噴射される。
【0025】
なお、本実施の形態4では、衝突力を強くするために、リング部材62と底部23とのあいだにスプリング65が設けられている。
【0026】
また、本実施の形態4も前記実施の形態2と同様に、エアゾールバルブの開放と閉鎖(ロック)を切り換えることができるように閉鎖手段を適宜設けることもできる。
【0027】
実施の形態5
つぎに本発明の実施の形態5を説明する。本実施の形態5における開放手段71としては、図13に示されるように、前記作動部材がエアゾール容器72のエアゾールバルブ73のステム74に連結して垂下される延長ステム部75であり、前記移動部材が該延長ステム部75に外装される円筒部材76であるものが用いられている。また、前記延長ステム部75の下端には、円筒部材76と衝突させるための突起77が固着されている。
【0028】
なお、本実施の形態5では、前記エアゾールバルブ73のハウジング78の下部に前記延長ステム部75に外装される外筒79を固着し、前記円筒部材76の上部位置および下部位置にそれぞれスプリング80a、80bを配置している。このスプリング80aは、円筒部材76の自重で突起77に係合してステム74を押し下げないようにするために配置されており、スプリング80bは、容器本体81を振ったときに慣性力とスプリングの復元力(弾性力)で円筒部材76を移動させて、強い衝突力が得られるように配置されている。図13において、82は、係止突起であり、83は係止キャップである。
【0029】
本実施の形態5では、実施の形態1と同様に容器本体81を手で把持した状態で上下、左右または前後に振ったときの慣性力により、円筒部材76が移動して、延長ステム部材75の突起77に衝突する。このときの衝突力で延長ステム部材75が押し下げられて、ステムラバー84によりシールされていたステム74の連通孔85が開口し、バルブが開放されて内容物が噴射される。
【0030】
また、本実施の形態5も前記実施の形態1と同様に、エアゾールバルブの開放と閉鎖(ロック)を切り換えることができるように閉鎖手段を適宜設けることもできる。
【0031】
実施の形態6
つぎに本発明の実施の形態6を説明する。これまでの実施の形態における開放手段は、移動部材と作動部材から構成されているが、本実施の形態6における開放手段は、図14に示されるように、エアゾール容器92のエアゾールバルブ93のステム94に噴射部材95を介して連結される重錘部96とされている。この重錘部96として、下部カバー97、上部カバー98および両カバー97、98とのあいだに組み込まれた重錘99からなるものが用いられている。
【0032】
本実施の形態6では、前記エアゾールバルブは、ティルト方式のバルブであって、図15に示されるように、容器本体100を手101で把持した状態で上下または左右に振ると、慣性力により、重錘部96を傾かせるとともに、ステム94を傾かせてバルブを開放し、内容物を噴射させるようにしている。
【0033】
なお、振る力が強すぎると、ステム94の支持部が破損するおそれがあるとともに、誤って指で重錘部96を傾けて内容物を噴射させてしまうおそれがあるので、本実施の形態6では、図14〜15に示されるように、重錘部96の下部に環状の爪などの係止部102を形成するとともに、該係止部102と係合する係合部103が形成される肩カバー104を前記エアゾール容器92の頂部に固着させるようにしている。また、かかる係止部102が係合部103に係合することにより、重錘部96の傾動角度が制限されるため、ステム94の傾斜方向が一定となり、噴射方向を所定の範囲内にさせることもできる。
【0034】
なお、前記実施の形態1と同様に、本実施の形態6において用いられる閉鎖手段としては、図16〜17に示されるように、重錘部96と肩カバー104とのあいだに挿入される閉鎖リング110とされている。この閉鎖リング110は、洗濯ばさみのように2つの半月部111がピン112に回動自在に支持されており、爪113をつまむと、半月部111が開くようにされている。図16に示されるように、閉鎖リング110が挿入されている状態では、重錘部96は傾斜できないので、バルブは開放することができない。これに対し、爪113を操作して、閉鎖リング110を取り除くと、重錘部96の慣性力により噴射部材95が傾斜してバルブを開放することができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したとおり、本発明によれば、慣性力を利用しているため、操作が簡単で、かつ容易に内容物を噴射させることができる。
【0036】
また、開放手段を容器の内部に設けることにより、噴射方向が容器の軸と同一線上になるため、噴射方向を認識しやすく、正確に噴射することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1にかかわるエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図2】図1のエアゾール製品の使用例を示す説明図である。
【図3】図1のエアゾール製品の他の使用例を示す説明図である。
【図4】実施の形態1において、閉鎖手段として閉鎖レバーを用いたエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図5】図4のI−I線断面図である。
【図6】他の閉鎖手段として閉鎖突起を用いたエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2にかかわるエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図8】図7のエアゾールバルブを示す拡大断面図である。
【図9】実施の形態2において、閉鎖手段として閉鎖レバーを用いたエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図10】図9の閉鎖レバーによるステムと弁棒との関係を説明する図である。
【図11】本発明の実施の形態3にかかわるエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図12】本発明の実施の形態4にかかわるエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図13】本発明の実施の形態5にかかわるエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図14】本発明の実施の形態6にかかわるエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図15】図14のエアゾール製品の使用例を示す説明図である。
【図16】実施の形態6において、閉鎖手段として閉鎖リングを用いたエアゾール製品を示す要部断面図である。
【図17】図16の閉鎖リングを示す平面図である。
【符号の説明】
1、22、42、72、92  エアゾール容器
2、21、41、61、71、91  開放手段
3、25、48、81、100  容器本体
4、26、73、93  エアゾールバルブ
5、32、43、74、94  ステム
6、36  マウンティングカップ
7、24、46、62  リング部材
8、34、45、95  噴射部材
9、44、31、82、103  係合部
10、101  手
11  本体カバー
12  上部カバー
13  保護カバー
15a 支持孔
15b、35a 周方向スリット
16、37  閉鎖レバー
17  屈曲部
18  中央部
19  閉鎖突起
23  底部
27、78  ハウジング
28、63  弁棒
29、77  突起
30  ラバーパッキン
33、49、65、80a、80b スプリング
35  保護キャップ
38  開口
47  保持キャップ
64  突起部
75  延長ステム部
76  円筒部材
79  外筒
82  係止突起
83  係止キャップ
84  ステムラバー
85  連通孔
96  重錘部
97  下部カバー
98  上部カバー
99  重錘
102  係止部
104  肩カバー
110  閉鎖リング
111  半月部
112  ピン
113  爪

Claims (10)

  1. 容器本体および該容器本体の開口部に固着されるエアゾールバルブからなるエアゾール容器の内部に内容物が充填されているエアゾール製品であって、前記エアゾール容器を振ることにより生じる慣性力により、前記エアゾールバルブを開放させる開放手段を備えてなるエアゾール製品。
  2. 前記開放手段が前記容器本体の軸方向に移動可能な移動部材と該移動部材に連動して作動する作動部材とからなる請求項1記載のエアゾール製品。
  3. 前記作動部材が前記エアゾールバルブのステムに嵌着され、外周に係合部が形成される噴射部材であり、前記移動部材が該噴射部材に外装されるリング部材である請求項2記載のエアゾール製品。
  4. 前記移動部材を容器本体の軸方向に移動可能となるように収納する保護カバーを備えている請求項3記載のエアゾール製品。
  5. 前記移動部材が前記エアゾール容器の内部に配置されるリング部材であるとともに、前記作動部材が前記エアゾールバルブのハウジングから該エアゾール容器の底部まで垂下され、外周に係合部が形成されている弁棒である請求項2記載のエアゾール製品。
  6. 前記作動部材が前記エアゾールバルブのステムに連結して垂下される延長ステム部であるとともに、前記移動部材が該延長ステム部に外装される円筒部材である請求項2記載のエアゾール製品。
  7. 前記エアゾールバルブのハウジングの下部に前記延長ステム部に外装される外筒が固着されるとともに、前記円筒部材の上部位置および下部位置にそれぞれスプリングが配置されてなる請求項6記載のエアゾール製品。
  8. 前記開放手段が前記エアゾールバルブのステムに連結される重錘部である請求項1記載のエアゾール製品。
  9. 前記重錘部の下部に係止部が形成されるとともに、該係止部と係合する係合部が形成される肩カバーが前記エアゾール容器の頂部に固着されてなる請求項8記載のエアゾール製品。
  10. 前記エアゾールバルブの開放動作を阻止する閉鎖手段を備えてなる請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9記載のエアゾール製品。
JP2002212386A 2002-07-22 2002-07-22 エアゾール製品 Expired - Fee Related JP4145090B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002212386A JP4145090B2 (ja) 2002-07-22 2002-07-22 エアゾール製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002212386A JP4145090B2 (ja) 2002-07-22 2002-07-22 エアゾール製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004050089A true JP2004050089A (ja) 2004-02-19
JP4145090B2 JP4145090B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=31935334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002212386A Expired - Fee Related JP4145090B2 (ja) 2002-07-22 2002-07-22 エアゾール製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4145090B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538325A (ja) * 2005-04-22 2008-10-23 ソシエテ ドゥ プロスペクティオン エ ディンベンティオン テクニク スピ ガス締結装置用燃焼ガスカートリッジ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008538325A (ja) * 2005-04-22 2008-10-23 ソシエテ ドゥ プロスペクティオン エ ディンベンティオン テクニク スピ ガス締結装置用燃焼ガスカートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
JP4145090B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2143661B1 (en) Aerosol actuator
US3460719A (en) Actuator cap for dispensers having rotate-to-lock captive button
US3754689A (en) Safety overcap for aerosol containers
EP2228319B1 (en) Aerosol cap with lock
JP2020533248A (ja) 小児抵抗性のエアロゾルアクチュエータ
JP2004050089A (ja) エアゾール製品
JP6486147B2 (ja) 吐出容器
JP4166542B2 (ja) 双頭液体噴出容器
JP5743869B2 (ja) 二重容器
JP3974006B2 (ja) エアゾール容器
JP4545567B2 (ja) エアゾール装置
JP4948072B2 (ja) 噴射部材およびそれを用いた噴射装置
JP2022077217A (ja) 吐出具
JP4043891B2 (ja) 噴出容器
JP7194966B2 (ja) 噴射ユニット、および、噴射容器
JP4344159B2 (ja) エアゾール製品
JPH055973Y2 (ja)
JP4829735B2 (ja) エアゾール容器の噴射装置
JPH08175558A (ja) 容器用ポンプ誤操作防止装置
JPH04106268U (ja) エアゾール容器
JP4550980B2 (ja) エアゾール容器の継続排出機構
JP2021014281A (ja) エアゾール容器用キャップ
JP2002179117A (ja) 誤動作防止機能付き容器用カバー
KR101922629B1 (ko) 잠금장치가 구비된 트리거식 분무장치
JP2022166604A (ja) 外装品とこの外装品を用いた吐出製品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080129

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080318

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080603

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140627

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees