JPH055973Y2 - - Google Patents

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JPH055973Y2
JPH055973Y2 JP7202387U JP7202387U JPH055973Y2 JP H055973 Y2 JPH055973 Y2 JP H055973Y2 JP 7202387 U JP7202387 U JP 7202387U JP 7202387 U JP7202387 U JP 7202387U JP H055973 Y2 JPH055973 Y2 JP H055973Y2
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aerosol device
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aerosol
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は反動自転タイプのエアゾール装置に関
する。さらに詳しくは、エアゾール内容物の噴射
動作の反作用により、その載置面上で回転するこ
とができるエアゾール装置に関する。
[従来の技術] 従来、エアゾール容器を使用して殺虫剤、消臭
剤、殺菌剤あるいは消毒剤などを、室内などで多
量にかつ均一に噴霧しようとするばあい、手でエ
アゾール容器を持つて移動しながらエアゾール内
容物を噴射するようにしている。しかしながらこ
のような方法によるばあいには、噴霧作業が終わ
るまで手でエアゾールを噴射させ続けなければな
らないので、煩雑であるとともに噴射ミストを使
用者が高濃度で吸入するために不快さが伴なつた
り、ばあいによつては有害であるなどといつた問
題がある。
かかる問題を解消するため、たとえば第9図に
示されるごとき反動自転タイプのエアゾール装置
が提案されている。
そのエアゾール装置50は、缶体の上端に缶体
軸心に対してほぼ接線方向に噴口51が向いた噴
射ノズル52を備えており、缶体の下端部を吊紐
53に吊下げて用いるものであり、噴口51から
エアゾール内容物が噴射されたときに、その反動
でエアゾール装置50が自転し、それによりエゾ
ール内容物を広範囲に噴射しうるようにしたもの
である。
[考案が解決しようとする問題点] ところが前記従来のエアゾール装置では、いち
いち紐で吊下げなければならないので面倒であ
り、しかも紐を天井などに取りつけられない場所
では、使用することができないか、別途紐を吊下
げるためのスタンドなどを準備しなければならな
いので、使用する場所が限られるなどの不都合が
ある。
本考案はかかる事情に鑑み、特別の準備を必要
とせず、どのような場所でも簡単に用いることが
できる反動自転タイプのエアゾール装置を提供す
ることを目的としている。
[問題点を解決するための手段] 本考案の反動自転タイプのエアゾール装置は、
内容物の噴射動作の反作用により、その載置面上
で回転するように構成されたエアゾール装置であ
つて、その底面が外側に突出する緩やかな曲面を
呈しており、該曲面の曲率中心よりも充分に低い
位置にその重心を有することを特徴としている。
[作用] エアゾール装置をテーブルや床面などの平滑で
平坦な平面上に載置すると、外側に突出する緩や
かな曲面を呈する底面のほぼ中心部だけが前記平
面と接触する状態となる。しかもエアゾール装置
の重心が前記曲面の曲率中心よりも充分に低い位
置にあるため、起き上がり小法子の原理で、一定
範囲内における揺動を許しつつ、その正立姿勢を
安定に維持しうる。
かかる状態でエアゾール装置に噴射動作を行な
わせると、底面と平面との接触部位を中心とし
て、噴射の反作用に基づく回転を始め、内容物を
室内中に拡散噴霧することができる。
本考案のエアゾール装置においては、正立姿勢
への復元性を高めるため、重心はできるだけ低く
するのが好ましい。たとえば内容物がない状態
で、底面の中心部の上方で、底面の直径の0.3〜
1.5倍程度の高さに重心を設定しておくのが好ま
しい。
[実施例] つぎに、図面を参照しながら本考案のエアゾー
ル装置を説明する。
第1図は本考案のエアゾール装置の一実施例を
示す一部断面側面図、第2図は第1図に示すエア
ゾール装置の斜視図、第3図は本考案のエアゾー
ル装置の他の実施例を示す断面図、第4図は第3
図に示すエアゾール装置の押ボタンを示す斜視
図、第5〜8図は本考案のエアゾール装置と組み
合わせて用いられるキヤツプの例を示す断面図で
ある。
第1図に示されるエアゾール装置は本体1とキ
ヤツプ2とから構成されている。本体1は通常の
エアゾール装置の常識からいえば、きわめて高さ
の低い有底筒状の胴部3の上端に固着された通常
の形状のドーム4と、ドーム4の上端に一体にか
しめ付けられたバルブ5とを有している。バルブ
5のステム6には、押ボタン7が嵌着されてい
る。さらに前記ドーム4と押ボタン7の周辺を覆
うように第2図に示すような円錐台状のカバー8
が設けられている。
カバー8の下端には、ドーム4と胴部3との巻
き締め部9と嵌合される係止突起10が形成され
ており、第2図に示すようにカバー8の上端の開
口部11からは押ボタン7の表面が外部に露出し
ている。押ボタン7の前端にはカバー8の前記開
口部11の前端とヒンジ部12で係合しており、
後端にはカバー8の係合部13と係合しうる突起
14が設けられている。係合部13と突起14と
は、押ボタン7を押し込んでバルブ5を開いたと
きに、その状態を維持するロツク機構を構成して
いる。
なお、第2図に示すように、押ボタン7の前端
の上方にはエアゾール装置の接線方向で、いくら
か上を向いた噴口15が形成されている。噴口1
5は前記ステム6と連通している。
前記胴部3の底板16は下方に突出しており、
それにより底板16の表面、すなわち底面17は
外方に突出する緩やかな球面状に形成されてい
る。
胴部3の高さが低いことに基づき、本体1の重
心Gもきわめて低く、内容物が噴出された後で
も、前記球面18の中心Pよりも充分に低くされ
ている。
前記キヤツプ2の上面18は平坦で滑らかにさ
れており、上面18の周縁部分にはいくらか高い
環状突起19が形成されている。
叙上のごとく構成されるエアゾール装置は、第
1図の二点鎖線で示されるように床面20が平滑
なばあいはその上に直接載置して用いることもで
きるが、以下に説明するように床面21上にキヤ
ツプ2を載置し、キヤツプ2の上に本体1を載置
して使用するのが好ましい。
前記のごとくエアゾール装置をセツトした後
に、押ボタン7を押し込んで突起14を係合部1
8に係合させると、エアゾール装置は第2図に示
されるように矢印R方向に内容物を噴射しながら
その反作用でくるくると矢印S方向の回転を始め
る。
キヤツプ2の上面18は比較的硬く、しかも平
滑であるため、本体1の底面17との摩擦が少な
いうえ、実質的に点接触であるのできわめてスム
ーズな回転作用がえられる。
回転中に本体1の位置がずれていくばあいで
も、底面17の周辺部分がキヤツプ2の環状突起
19と接触して再び本体1はキヤツプ2の中心部
に押し戻される。したがつて本体1の移動可能な
領域はキヤツプ2の上面18の範囲に制限され
る。それにより本体1が勝手に移動して部屋の隅
などに入り込むなどの不具合が回避される。なお
本体1を縁高の比較的大きい丸盆(図示されてい
ない)などに載置して使用するときは、本体1が
自転を続けながら丸盆の縁に沿つて移動するの
で、室内中に広範囲に噴霧を行なうことができ
る。
第3〜4図は本考案のエアゾール装置の他の実
施例を示している。このものはドーム4とバルブ
5のマウンテイングキヤツプ22との巻き締め部
23を利用して、その内周に円筒状の支持部24
を嵌着している。支持部24と一体に形成されて
いる押ボタン25は舌片状のヒンジ26を介して
支持部24と傾倒自在に連結されており、第1〜
2図の押ボタン7と同じように、押ボタン25の
突起14と支持部24の係止部13とがロツク機
構を構成している。
なお第3〜4図において26は金属管からなる
ノズルである。また前記マウンテイングキヤツプ
22にはバルブ本体27、パツキング28、ステ
ム29、スプリング30などからなるバルブ5が
固着されており、バルブ本体27の下端にはデイ
ツプチユーブ31が嵌着されている。
本考案のエアゾール装置の用いられる胴部3は
通常は一体の金属缶から構成されるが、円筒状の
側壁と底板とを別個に製造し、それらを組みつけ
ることによつても形成しうる。
またいずれの胴部を製造するばあいでも、その
底板が下方に突出していると胴部の姿勢が確定し
ないので機械的な搬送や位置決めが不便である。
そのため第3図の二点鎖線で示すように、製造途
中においては底板16を内向きに湾曲させてお
き、内容物および噴射剤を充填するときに生ずる
内圧によつて、はじめて外方に突出するよう成形
するのが好ましい。なおかかる成形も塑性変形で
あるので、エアゾール装置の使用により内圧が減
じても元に戻ることはない。
第5〜8図は種々の形状のキヤツプを示してい
る。
第5図および第6図のキヤツプ2a,2bは、
いずれも下端に係止突起10を有している。これ
らのキヤツプ2a,2bは第1〜2図に示す本体
1のように、胴部3の上端の巻き締め部9に前記
係止突起10を弾性的に係着させるものである。
一方、第7図および第8図に示すキヤツプ2
c,2dは、天板32の内面側に突出する円筒状
の係止部材33を有しており、係止部材33の下
端の内周に形成した係止突起10により、たとえ
ば第3図に示すドーム4とマウンテイングキヤツ
プ22の巻き締め部23の外周に嵌着させるもの
である。
第1〜4図に示すエアゾール装置はいずれも噴
口が1個ずつであるが、中心軸に関して軸対称の
位置および向きに複数個のノズルを設けるとき
は、本体を傾けようとする噴出の反作用同士がた
がいに打消し合い、本体が傾かずに安定して回転
する利点がある。
[考案の効果] 本考案の反動自動タイプのエアゾール装置は、
従来の紐吊り式のものに比して取り扱いがきわめ
て簡単であり、しかも使用場所が制限されないと
いう利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のエアゾール装置の一実施例を
示す一部断面側面図、第2図は第1図に示すエア
ゾール装置の斜視図、第3図は本考案のエアゾー
ル装置の他の実施例を示す断面図、第4図は第3
図に示すエアゾール装置の押ボタンを示す斜視
図、第5〜8図は本考案のエアゾール装置と組み
合わせて用いられるキヤツプの例を示す断面図、
第9図は従来の反動自転タイプのエアゾール装置
の一例を示す斜視図である。 図面の主要符号、1……本体、15……噴口、
17……底面、G……重心、P……曲率中心、2
0,21……床面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 内容物の噴射動作の反作用により、その載置
    面上で回転するように構成されたエアゾール装
    置であつて、 その底面が外側に突出する緩やかな曲面を呈
    しており、該曲面の曲率中心よりも充分に低い
    位置にその重心を有する反動自転タイプのエア
    ゾール装置。 2 内容物がない状態における前記重心の位置が
    底面の中心部の上方で、実質的に底面の直径の
    0.3〜1.5倍の高さにある実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のエアゾール装置。
JP7202387U 1987-05-14 1987-05-14 Expired - Lifetime JPH055973Y2 (ja)

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JP7202387U JPH055973Y2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14

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JP7202387U JPH055973Y2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14

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JPS63181467U JPS63181467U (ja) 1988-11-22
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JP7202387U Expired - Lifetime JPH055973Y2 (ja) 1987-05-14 1987-05-14

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JP4766731B2 (ja) * 2000-06-19 2011-09-07 株式会社ダイゾー エアゾール装置および噴射方法

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JPS63181467U (ja) 1988-11-22

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