JPH0545401Y2 - - Google Patents
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- JPH0545401Y2 JPH0545401Y2 JP8510591U JP8510591U JPH0545401Y2 JP H0545401 Y2 JPH0545401 Y2 JP H0545401Y2 JP 8510591 U JP8510591 U JP 8510591U JP 8510591 U JP8510591 U JP 8510591U JP H0545401 Y2 JPH0545401 Y2 JP H0545401Y2
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- Japan
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- aerosol
- injection nozzle
- aerosol device
- push button
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- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】 本考案はエアゾール装置
に関する。さらに詳しくは、エアゾール内容物を
広範囲に噴霧するのに適したエアゾール装置に関
する。
に関する。さらに詳しくは、エアゾール内容物を
広範囲に噴霧するのに適したエアゾール装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】 従来、エアゾール容器を使用し
て殺虫剤、消臭剤、殺菌剤あるいは消毒剤など
を、室内などで多量にかつ均一に噴霧しようとす
るばあい、手でエアゾール容器を持つて移動しな
がらエアゾール内容物を噴射するようにしてい
た。しかしながらこのような方法によるばあいに
は、噴射作業が終わるまで手でエアゾールを噴射
させ続けなければならないので、煩雑であるとと
もに噴射ミストを使用者が高濃度で吸入するため
に不快さが伴なつたり、ばあいによつては有害で
あるなどといつた問題があつた。
て殺虫剤、消臭剤、殺菌剤あるいは消毒剤など
を、室内などで多量にかつ均一に噴霧しようとす
るばあい、手でエアゾール容器を持つて移動しな
がらエアゾール内容物を噴射するようにしてい
た。しかしながらこのような方法によるばあいに
は、噴射作業が終わるまで手でエアゾールを噴射
させ続けなければならないので、煩雑であるとと
もに噴射ミストを使用者が高濃度で吸入するため
に不快さが伴なつたり、ばあいによつては有害で
あるなどといつた問題があつた。
【0003】 そこでかかる問題を解消するために、
図9に示されるごときエアゾール装置が提案され
ている。
図9に示されるごときエアゾール装置が提案され
ている。
【0004】 そのエアゾール装置50は、缶体の上
端に缶体軸心に対して接線方向に噴口51が向い
た噴射ノズル52を備えており、缶体の下端部を
吊紐53に吊下げて用いるもので、噴口51から
エアゾール内容物が噴射されたとき、その反動で
エアゾール装置50自体が回転し、それによりエ
アゾール内容物を広範囲に噴射しうるようにした
ものである。
端に缶体軸心に対して接線方向に噴口51が向い
た噴射ノズル52を備えており、缶体の下端部を
吊紐53に吊下げて用いるもので、噴口51から
エアゾール内容物が噴射されたとき、その反動で
エアゾール装置50自体が回転し、それによりエ
アゾール内容物を広範囲に噴射しうるようにした
ものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところが前記
従来のエアゾール装置では、 手で持つて使いたいばあいでも、使うことが
できない。
従来のエアゾール装置では、 手で持つて使いたいばあいでも、使うことが
できない。
【0006】 いちいち紐で吊下げなければならな
いので面倒である。
いので面倒である。
【0007】 紐を天井などに取りつけられない場
所では、使用することができないか、別途紐を吊
下げるためのスタンドなどを用意しなければなら
ないので不便である。
所では、使用することができないか、別途紐を吊
下げるためのスタンドなどを用意しなければなら
ないので不便である。
【0008】 上方からエアゾール装置を吊下げう
る場所でなければ使用できないので、使用する場
所が限られる。
る場所でなければ使用できないので、使用する場
所が限られる。
【0009】などの不都合がある。
【0010】 本考案はかかる事情に鑑み、特別の準
備を必要とせず、どのような場所でも使え、また
手で持つて使うこともできるエアゾール装置を提
供することを目的とする。
備を必要とせず、どのような場所でも使え、また
手で持つて使うこともできるエアゾール装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】 本考案では、エ
アゾール内容物の噴射動作の反作用で旋回する噴
射ノズルが設けられており、前記噴射ノズルが一
本のパイプから、回転中心に位置する軸心部分
と、該軸心部分から半径方向に延びるアーム部分
と、該アーム部分の先端で旋回軌跡の接線方向成
分とエアゾール装置の上方向成分とをもつ方向に
噴口が向けられた先端部分とに屈曲されて構成さ
れており、前記軸心部分の基部が押しボタン内部
において回転自在に保持されている。
アゾール内容物の噴射動作の反作用で旋回する噴
射ノズルが設けられており、前記噴射ノズルが一
本のパイプから、回転中心に位置する軸心部分
と、該軸心部分から半径方向に延びるアーム部分
と、該アーム部分の先端で旋回軌跡の接線方向成
分とエアゾール装置の上方向成分とをもつ方向に
噴口が向けられた先端部分とに屈曲されて構成さ
れており、前記軸心部分の基部が押しボタン内部
において回転自在に保持されている。
【0012】 本考案において、噴射ノズルの噴口
は、旋回軌跡の接線方向成分をもつように向けら
れるが、接線を基準にして多少外側へまたは内側
へ向けてもよい。またエアゾール装置の上方向成
分とはエアゾール装置の通常の使用姿勢において
上方を向く方向成分を意味する。
は、旋回軌跡の接線方向成分をもつように向けら
れるが、接線を基準にして多少外側へまたは内側
へ向けてもよい。またエアゾール装置の上方向成
分とはエアゾール装置の通常の使用姿勢において
上方を向く方向成分を意味する。
【0013】
【作用】 本考案においては、エアゾール内容物
を噴射させると、噴射動作の反作用によつて噴射
ノズルが旋回させられるので、エアゾール内容物
が、一定の広がりをもつ円状領域に拡散噴霧され
る。
を噴射させると、噴射動作の反作用によつて噴射
ノズルが旋回させられるので、エアゾール内容物
が、一定の広がりをもつ円状領域に拡散噴霧され
る。
【0014】 とくに噴射ノズルの噴口は接線方向を
向く成分を有しているので、エアゾール内容物の
噴射時の反動によつて噴射ノズルが旋回され、ま
た噴射ノズルの噴口が通常の使用姿勢で上方に向
いているばあいはエアゾール内容物が上方に向け
て旋回しなから噴射される。したがつて本考案に
おいては、エアゾール内容物がエアゾール装置の
上方空間に広く均一に噴射される。
向く成分を有しているので、エアゾール内容物の
噴射時の反動によつて噴射ノズルが旋回され、ま
た噴射ノズルの噴口が通常の使用姿勢で上方に向
いているばあいはエアゾール内容物が上方に向け
て旋回しなから噴射される。したがつて本考案に
おいては、エアゾール内容物がエアゾール装置の
上方空間に広く均一に噴射される。
【0015】 しかも、本考案においては回転するの
は噴射ノズルだけで、エアゾール容器などの本体
は従来のエアゾール装置と同様な構成をとりうる
ので、手で持つても噴射することができ、また天
井などから吊下げたりしなくとも任意の場所に置
いて使用することができる。とくに本考案では、
噴射ノズルが一本のパイプから構成されているの
で、製造が容易であるとともに、その基部が押し
ボタン内部で軸受などにより保持されるため、噴
射ノズルの回転がスムーズになり、耐久性も向上
する。
は噴射ノズルだけで、エアゾール容器などの本体
は従来のエアゾール装置と同様な構成をとりうる
ので、手で持つても噴射することができ、また天
井などから吊下げたりしなくとも任意の場所に置
いて使用することができる。とくに本考案では、
噴射ノズルが一本のパイプから構成されているの
で、製造が容易であるとともに、その基部が押し
ボタン内部で軸受などにより保持されるため、噴
射ノズルの回転がスムーズになり、耐久性も向上
する。
【0016】
【実施例】 つぎに本考案の実施例を説明する。
【0017】 図1は本考案の実施例1にかかわるエ
アゾール装置Aの斜視図、図2は噴射ノズルの取
付状態を示す押しボタンの縦断面図、図3は図2
における要部拡大断面図、図4〜6は噴射ノズル
の噴口の向きを示す部分平面図、図7〜8はエア
ゾール内容物の噴霧領域を示す説明図である。
アゾール装置Aの斜視図、図2は噴射ノズルの取
付状態を示す押しボタンの縦断面図、図3は図2
における要部拡大断面図、図4〜6は噴射ノズル
の噴口の向きを示す部分平面図、図7〜8はエア
ゾール内容物の噴霧領域を示す説明図である。
【0018】
実施例 1
図1〜2において、1はエアゾール容器、2はキ
ヤツプ、3は押しボタン、4は噴射ノズルであ
る。
ヤツプ、3は押しボタン、4は噴射ノズルであ
る。
【0019】 前記エアゾール容器1はアルミニウム
やブリキなどの金属製の圧力容器であり、内部に
は殺虫剤、殺菌剤、消毒剤、消臭剤などのエアゾ
ール内容物が噴射剤とともに入られるようになつ
ている。前記エアゾール容器1の上部にはマウン
テイングキヤツプ5によりバルブ(図示されてい
ない)が取りつけられており、そのバルブは具備
するステム6を押し込んだり、傾倒すれば開弁し
て充填されているエアゾール内容物を噴射しうる
ようになつている。
やブリキなどの金属製の圧力容器であり、内部に
は殺虫剤、殺菌剤、消毒剤、消臭剤などのエアゾ
ール内容物が噴射剤とともに入られるようになつ
ている。前記エアゾール容器1の上部にはマウン
テイングキヤツプ5によりバルブ(図示されてい
ない)が取りつけられており、そのバルブは具備
するステム6を押し込んだり、傾倒すれば開弁し
て充填されているエアゾール内容物を噴射しうる
ようになつている。
【0020】 前記キヤツプ2は短筒状の部材で、外
周壁の下端部内周に嵌合突起が形成され、それを
マウンテイングキヤツプ5の外周部に嵌合させ
て、エアゾール容器1の上端に固定されている。
周壁の下端部内周に嵌合突起が形成され、それを
マウンテイングキヤツプ5の外周部に嵌合させ
て、エアゾール容器1の上端に固定されている。
【0021】 押しボタン3はキヤツプ2に連結片7
で揺動自在に連結されており、自由端側では係合
突起8が形成されている。常態では押しボタン3
は、連結片7の弾力でヤツプ2の係合部9の上方
に位置しているが、指で押し下げれば自由端側が
下降して係合突起8が係合部9の下側へくるよう
に押し下げることができる。そのように係合突起
8が係合部9に係合するよう押し下げたばあい
は、指を離しても押し下げ状態を保つことができ
る。なお係合突起8の係合を外すばあいは、押し
ボタン3を少し強く押し上げればよい。押しボタ
ン3の中央部には嵌合部10が形成されており、
それに前記ステム6の上端が密閉状態でかつ抜け
出ないように嵌合されている。
で揺動自在に連結されており、自由端側では係合
突起8が形成されている。常態では押しボタン3
は、連結片7の弾力でヤツプ2の係合部9の上方
に位置しているが、指で押し下げれば自由端側が
下降して係合突起8が係合部9の下側へくるよう
に押し下げることができる。そのように係合突起
8が係合部9に係合するよう押し下げたばあい
は、指を離しても押し下げ状態を保つことができ
る。なお係合突起8の係合を外すばあいは、押し
ボタン3を少し強く押し上げればよい。押しボタ
ン3の中央部には嵌合部10が形成されており、
それに前記ステム6の上端が密閉状態でかつ抜け
出ないように嵌合されている。
【0022】 噴射ノズル4は押しボタン3に回転自
在に取りつけられている。噴射ノズル4は回転中
心に位置する軸心部分11と該軸心部分11から
半径方向に延びるアーム部分12と該アーム部分
12に連続する先端部13とからなり先端部13
の先端は噴口14となつている。本実施例では噴
射ノズル4は1本のパイプを折り曲げて構成され
ている。
在に取りつけられている。噴射ノズル4は回転中
心に位置する軸心部分11と該軸心部分11から
半径方向に延びるアーム部分12と該アーム部分
12に連続する先端部13とからなり先端部13
の先端は噴口14となつている。本実施例では噴
射ノズル4は1本のパイプを折り曲げて構成され
ている。
【0023】 図3に示されているように、噴射ノズ
ル4の軸心部分11は、嵌合部材10の内部に通
され、その底端が前記ステム6の上端開口面と向
い合つている。軸心部分11の下部には抜け止め
用の径大部16が形成され、その上方部位ではO
リング17により密閉状態にシールされている。
すなわち、回転する噴射ノズル4の基部が、押し
ボタン13内部に固定されたいわば軸受け(嵌合
部材10およびOリング17)により保持された
構造になつている。しかしてエアゾール容器1の
バルブが開弁するとステム6からエアゾール内容
物が噴出し噴射ノズル4へ供給される。また噴射
ノズル4はエアゾール内容物の供給を受けながら
回転することが可能となつている。
ル4の軸心部分11は、嵌合部材10の内部に通
され、その底端が前記ステム6の上端開口面と向
い合つている。軸心部分11の下部には抜け止め
用の径大部16が形成され、その上方部位ではO
リング17により密閉状態にシールされている。
すなわち、回転する噴射ノズル4の基部が、押し
ボタン13内部に固定されたいわば軸受け(嵌合
部材10およびOリング17)により保持された
構造になつている。しかしてエアゾール容器1の
バルブが開弁するとステム6からエアゾール内容
物が噴出し噴射ノズル4へ供給される。また噴射
ノズル4はエアゾール内容物の供給を受けながら
回転することが可能となつている。
【0024】 図4〜6に示されるように、先端部分
13は噴口14が噴射ノズル4が回転するときの
旋回軌跡に対する接線方向の成分をもつように曲
げられている。本考案においては、噴口14の向
きは必ずしも接線方向に完全に一致する必要はな
く、接線方向の成分を有する向きになつておれば
よい。たとえば図4に示される例では、先端部分
13は接線方向より5〜20度(図中θ1で示す)内
側に向いており、図5に示される例では5〜20度
(図中θ2で示す)外側に向いている。なお図6に
示された例では先端部分13が接線方向に一致す
るように曲げられている。本考案では、以上ごと
く噴口14が接線方向成分を有する方向に向いて
いることから、噴口14からエアゾール内容物が
噴射されるとき、その反動によつて噴射ノズル4
が矢印R方向に旋回するように動かされる。
13は噴口14が噴射ノズル4が回転するときの
旋回軌跡に対する接線方向の成分をもつように曲
げられている。本考案においては、噴口14の向
きは必ずしも接線方向に完全に一致する必要はな
く、接線方向の成分を有する向きになつておれば
よい。たとえば図4に示される例では、先端部分
13は接線方向より5〜20度(図中θ1で示す)内
側に向いており、図5に示される例では5〜20度
(図中θ2で示す)外側に向いている。なお図6に
示された例では先端部分13が接線方向に一致す
るように曲げられている。本考案では、以上ごと
く噴口14が接線方向成分を有する方向に向いて
いることから、噴口14からエアゾール内容物が
噴射されるとき、その反動によつて噴射ノズル4
が矢印R方向に旋回するように動かされる。
【0025】 また噴射ノズル4は、図2に示されて
いるように噴口14の向きがエアゾール装置の上
方すなわち上方向成分をもつように、先端部分1
3が曲げられている(なお本図は図4に示された
噴射ノズル4に対応する正面図として示されてい
る)。したがつて本考案における噴射ノズル4か
らエアゾール内容物が噴射されると、エアゾール
内容物が上方にも噴射される。
いるように噴口14の向きがエアゾール装置の上
方すなわち上方向成分をもつように、先端部分1
3が曲げられている(なお本図は図4に示された
噴射ノズル4に対応する正面図として示されてい
る)。したがつて本考案における噴射ノズル4か
らエアゾール内容物が噴射されると、エアゾール
内容物が上方にも噴射される。
【0026】 つぎに図4〜6に示された噴射ノズル
4を有するエアゾール装置の作用を説明する。
4を有するエアゾール装置の作用を説明する。
【0027】 押しボタン3を指で押し込み、その状
態を前記係合突起8と係合部9との係合で保持す
ると、バルブが継続的に開弁状態を維持し、エア
ゾール内容物がステム6から噴射ノズル4に供給
され、噴口14から外部へ噴射される。同時に噴
射ノズル4は噴射動作時の反動で矢印R方向へ旋
回し続ける。したがつて噴射ノズル4から噴射さ
れたエアゾール内容物は、旋回しながら上方に噴
射されるのでエアゾール装置の上方に広範囲にか
つ均一に噴霧される。
態を前記係合突起8と係合部9との係合で保持す
ると、バルブが継続的に開弁状態を維持し、エア
ゾール内容物がステム6から噴射ノズル4に供給
され、噴口14から外部へ噴射される。同時に噴
射ノズル4は噴射動作時の反動で矢印R方向へ旋
回し続ける。したがつて噴射ノズル4から噴射さ
れたエアゾール内容物は、旋回しながら上方に噴
射されるのでエアゾール装置の上方に広範囲にか
つ均一に噴霧される。
【0028】 なお噴霧操作は、押しボタン3を係合
突起8が係合部9に係合しない程度に指で押えな
がら手で持つて操作してもよいが、前記したごと
く係合突起8と係合部9とで押し下げ状態を保持
して噴霧操作するようにしてもよい。後者の噴霧
操作をするばあいは人が居なくても噴霧操作が行
えるので長時間噴霧するときとか、1回の噴霧で
エアゾール内容物を使いきつてしまうときに便利
である。
突起8が係合部9に係合しない程度に指で押えな
がら手で持つて操作してもよいが、前記したごと
く係合突起8と係合部9とで押し下げ状態を保持
して噴霧操作するようにしてもよい。後者の噴霧
操作をするばあいは人が居なくても噴霧操作が行
えるので長時間噴霧するときとか、1回の噴霧で
エアゾール内容物を使いきつてしまうときに便利
である。
【0029】 つぎに本実施例のエアゾール装置で噴
霧しうる噴霧領域を説明する。たとえば図4に示
される噴射ノズル4を用いたばあいは、噴口14
が上方内側を向いているので、図7に示されるご
とき鼓状にエアゾール内容物が噴射され、あわせ
て接線方向にもエアゾール内容物が噴射されるの
で、図7に実線で示す領域よりさらに外周に広か
つた領域にエアゾール内容物が噴霧される。また
図5に示される噴射ノズル4を用いたばあいは、
噴口14が上方外側を向いているので、図8に示
されるごとき円錐台状にエアゾール内容物が噴射
され、あわせて接線方向にもエアゾール内容物が
噴射されるので、図8に実線で示す領域よりさら
に外周に広がつた領域にエアゾール内容物が噴霧
される。
霧しうる噴霧領域を説明する。たとえば図4に示
される噴射ノズル4を用いたばあいは、噴口14
が上方内側を向いているので、図7に示されるご
とき鼓状にエアゾール内容物が噴射され、あわせ
て接線方向にもエアゾール内容物が噴射されるの
で、図7に実線で示す領域よりさらに外周に広か
つた領域にエアゾール内容物が噴霧される。また
図5に示される噴射ノズル4を用いたばあいは、
噴口14が上方外側を向いているので、図8に示
されるごとき円錐台状にエアゾール内容物が噴射
され、あわせて接線方向にもエアゾール内容物が
噴射されるので、図8に実線で示す領域よりさら
に外周に広がつた領域にエアゾール内容物が噴霧
される。
【0030】 このように本実施例のエアゾール装置
では、非常に広範囲な領域にエアゾール内容物を
噴霧することができる。
では、非常に広範囲な領域にエアゾール内容物を
噴霧することができる。
【0031】
実施例 2
実施例2のエアゾール装置Bを図9〜10に基づ
き説明する。
き説明する。
【0032】 本実施例では軸心部分である中心パイ
プ21が押しボタン3に回転自在に取りつけられ
ている。該中心パイプ21の下部は押しボタン3
に固定され、押しボタン3の内部でステム6と連
通されている。
プ21が押しボタン3に回転自在に取りつけられ
ている。該中心パイプ21の下部は押しボタン3
に固定され、押しボタン3の内部でステム6と連
通されている。
【0033】 アーム部分であるパイプは2本22,
23設けられており、それぞれのパイプ22,2
3は結合部材26からたがいに反対向きに延びて
おり、それぞれの先端で噴口24,25が形成さ
れている。
23設けられており、それぞれのパイプ22,2
3は結合部材26からたがいに反対向きに延びて
おり、それぞれの先端で噴口24,25が形成さ
れている。
【0034】 図10に示されているように、結合部
材26は内部に空間を有する円筒状の部材であ
り、壁部に前記パイプ22,23を固定してい
る。中央部は貫通されており中心パイプ21が通
されている。中心パイプ21には通孔27が穿孔
されており、その上下ではOリング28,29に
よつて密閉状態にシールされている。しかして、
結合部材26は中心パイプ21を中心に回転可能
になつており、かつ中心パイプ21からパイプ2
2,23にエアゾール内容物を分配することがで
きる。
材26は内部に空間を有する円筒状の部材であ
り、壁部に前記パイプ22,23を固定してい
る。中央部は貫通されており中心パイプ21が通
されている。中心パイプ21には通孔27が穿孔
されており、その上下ではOリング28,29に
よつて密閉状態にシールされている。しかして、
結合部材26は中心パイプ21を中心に回転可能
になつており、かつ中心パイプ21からパイプ2
2,23にエアゾール内容物を分配することがで
きる。
【0035】 本実施例では、2個ある噴口24,2
5からエアゾール内容物が噴射されると、その反
動によつて噴射ノズル4が旋回し、エアゾール内
容物をエアゾール装置の上方に広範囲で均等に噴
霧することができ、しかも噴口が2個設けられて
いるので回転が滑らかになるという利点が奏され
る。
5からエアゾール内容物が噴射されると、その反
動によつて噴射ノズル4が旋回し、エアゾール内
容物をエアゾール装置の上方に広範囲で均等に噴
霧することができ、しかも噴口が2個設けられて
いるので回転が滑らかになるという利点が奏され
る。
【0036】 以上に本考案の実施例を説明したが、
本考案はこれらの実施例に限られることなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更例を採用し
うる。
本考案はこれらの実施例に限られることなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更例を採用し
うる。
【0037】
【考案の効果】 本考案では、噴射ノズルが噴射
動作の反作用で回転し、回転しながらエアゾール
内容物を噴射するので、広範囲かつ均等にエアゾ
ール内容物を噴霧することができる。しかも、噴
射ノズル以外の部分、すなわちエアゾール容器や
押しボタンなどは通常のエアゾール装置と同様の
構成であるので、非常に使い勝手がよく、場所を
選ばずどのような場所でも使用することができ
る。さらに、噴射ノズルを一本のパイプから構成
しているので製造が容易であり、しかも回転がス
ムーズでかつ耐久性も向上する。
動作の反作用で回転し、回転しながらエアゾール
内容物を噴射するので、広範囲かつ均等にエアゾ
ール内容物を噴霧することができる。しかも、噴
射ノズル以外の部分、すなわちエアゾール容器や
押しボタンなどは通常のエアゾール装置と同様の
構成であるので、非常に使い勝手がよく、場所を
選ばずどのような場所でも使用することができ
る。さらに、噴射ノズルを一本のパイプから構成
しているので製造が容易であり、しかも回転がス
ムーズでかつ耐久性も向上する。
【図1】本考案の実施例1にかかわるエアゾール
装置の斜視図である。
装置の斜視図である。
【図2】噴射ノズルの取付状態を示す押しボタン
の縦断面図である。
の縦断面図である。
【図3】図2における要部拡大断面図である。
【図4】噴射ノズルの噴口の向きを示す部分平面
図である。
図である。
【図5】噴射ノズルの噴口の他の向きを示す部分
平面図である。
平面図である。
【図6】噴射ノズルの噴口のさらに他の向きを示
す部分平面図である。
す部分平面図である。
【図7】エアゾール内容物の噴霧領域を示す説明
図である。
図である。
【図8】エアゾール内容物の他の噴霧領域を示す
説明図である。
説明図である。
【図9】従来のエアゾール装置の斜視図である。
1……エアゾール容器
3……押しボタン
4……噴射ノズル
11……軸心部分
12……アーム部分
13……先端部分
14……噴口。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 エアゾール内容物の噴射動作の反作用で旋回
する噴射ノズルが設けられており、前記噴射ノズ
ルが一本のパイプから、回転中心に位置する軸心
部分と、該軸心部分から半径方向に延びるアーム
部分と、該アーム部分の先端で旋回軌跡の接線方
向成分とエアゾール装置の上方向成分とをもつ方
向に噴口が向けられた先端部分とに屈曲されて構
成されており、前記軸心部分の基部がその周囲を
押しボタン内部において回転自在に保持されてな
るエアゾール装置。 2 前記噴射ノズルが、1本のパイプを曲げて構
成されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載
のエアゾール装置。 3 前記噴射ノズルが、軸心部分が1本の中心パ
イプからなり、アーム部分が前記中心パイプの上
端でたがいに反対向きに延びる2本のパイプで構
成されてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載
のエアゾール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8510591U JPH0545401Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8510591U JPH0545401Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0499246U JPH0499246U (ja) | 1992-08-27 |
JPH0545401Y2 true JPH0545401Y2 (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=31816302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8510591U Expired - Lifetime JPH0545401Y2 (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0545401Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6193710B2 (ja) * | 2013-10-02 | 2017-09-06 | 株式会社丸一 | 噴霧容器の振動式噴口構造 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP8510591U patent/JPH0545401Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0499246U (ja) | 1992-08-27 |
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