JP2004025932A - 車両用操舵装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通常時において、反力用アクチュエータ20が遊星ギヤ機構6を介して操舵部材2に操作反力を付与する。操舵用アクチュエータ12が故障すると、反力用アクチュエータ20をオフし、遊星ギヤ機構6のうち反力用アクチュエータ20に連結している1要素18をプランジャ13によって回転不能に拘束する。操舵部材2の回転が、遊星ギヤ17を保持するキャリア16と太陽ギヤ15との伝達比でもってピニオンギヤ14に伝達されるマニュアル操舵が可能となる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、操舵部材の操作に基づいて転舵輪を転舵させる車両用操舵装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、ステアリングホイール等の操舵部材と転舵輪との間の機械的な連結を解き、操舵伝達系の一部を電気的な経路で構成する、いわゆるステア・バイ・ワイヤ・システム(単にSBWとも称する)の車両用操舵装置が提供されている。
例えば特開平1−233170号公報の装置では、ステアリングシャフトに設けたエンコーダによってステアリングホイールの操舵位置を検出し、車両の進行方向をヨーレイトジャイロによって検出する。そして、検出された操舵位置に基づく進行変化指示値と、ヨーレイトジャイロの検出結果に基づく実際の進行方向変化量との偏差がゼロになるように、転舵輪を転舵制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種のステア・バイ・ワイヤ・システムでは、例えば操舵用のアクチュエータとしての電動モータに断線等を生じたとき等に対するフェールセーフ対策が重要である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、いわゆるステア・バイ・ワイヤ・システムにおける故障発生時にも良好な操舵を達成することができる車両用操舵装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、操舵部材から転舵輪への操舵伝達系に介在し、操舵部材に連なる第1要素、転舵輪に連なる第2要素、並びに、第1及び第2要素を関連付ける第3要素を含む差動伝達機構と、転舵輪を転舵させるための操舵用アクチュエータと、差動伝達機構の第3要素に駆動伝達可能に連結され、操舵部材に操舵反力を与えるための反力用アクチュエータと、上記操舵用アクチュエータの異常発生時に、差動伝達機構の上記第3要素を回転不能に拘束する拘束手段とを備えることを特徴とするものである。
【0005】
本発明では、通常時は、反力用アクチュエータに適当なトルクを生じさせることで、差動伝達機構を介して操舵部材に適正な操舵反力を付与する。また、操舵用アクチュエータに異常が発生したときには、差動伝達機構の上記第3要素を回転不能に拘束することで、差動伝達機構の残りの2つの要素による伝達比でのマニュアル操舵を達成することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1において、上記差動伝達機構は、太陽部材、遊星部材及びリング部材を含む遊星伝達機構からなり、上記拘束手段は、上記第3要素を機械的又は電磁的に拘束可能であることを特徴とするものである。本発明では、操舵用アクチュエータの異常発生時に遊星伝達機構の第3要素を例えば機械的に拘束することで、太陽部材と遊星部材による伝達比でのマニュアル操舵を達成することができる。
【0006】
第3要素を機械的又は電磁的に拘束可能な拘束手段としては、例えば第3要素の周面を押圧することのできるソレノイドのその他の電磁式や油圧式のプランジャの他、電磁ブレーキ、パウダーブレーキを例示することができる。また、を反力用アクチュエータを停止することで、反力用アクチュエータ自身がリング部材を拘束する拘束手段として機能させることもできる。
請求項3記載の発明は、請求項1において、上記差動伝達機構は、太陽部材、遊星部材及びリング部材を含む遊星伝達機構からなり、上記第3要素と反力用アクチュエータとを駆動伝達可能に連結するための無端状のベルトが設けられ、上記拘束手段は上記ベルトの張り側部分及び弛み側部分を互いに近づけることのできる一対の軸を含むことを特徴とするものである。本発明では、ベルトの張り側と弛み側の張力を拮抗させて、ベルトの走行を止め、もって第3要素の回転を拘束することができる。第3要素以外の2つの部材による伝達比でのマニュアル操舵を達成することができる。
【0007】
請求項4記載の発明は、請求項1において、上記差動伝達機構は、太陽部材、遊星部材及びリング部材を含む遊星伝達機構からなり、上記第3要素の外周にセレーション部が形成され、上記拘束手段は、内周に上記第3要素のセレーション部に噛み合うことのできるセレーション部を有し、第3要素に対して軸方向に相対移動可能であって回動不能な環状の拘束部材を含むことを特徴とするものである。
【0008】
本発明では、操舵用アクチュエータの異常発生時に、回動不能な環状の拘束部材を遊星伝達機構の第3要素にセレーション結合させて、第3要素の回転を拘束することができる。これにより、第3要素以外の2つの部材による伝達比でのマニュアル操舵を達成することができる。
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一つにおいて、上記拘束手段を拘束状態に駆動するための駆動部と、上記操舵用アクチュエータの異常発生時に拘束手段によって回転を拘束される要素と拘束手段との回転数差が所定値以下になることを条件として駆動部によって拘束手段を拘束状態にする制御部とをさらに備えることを特徴とするものである。
【0009】
仮に、上記の回転数差が大きい段階でいきなり回転を拘束しようとすると、例えば拘束手段に過大な負荷がかかり損傷等のおそれがあるが、本発明では、操舵用アクチュエータの異常発生時に拘束手段の損傷等のおそれなくマニュアル操舵に移行することができる。
請求項6記載の発明は、請求項5において、上記制御部は、操舵用アクチュエータの異常発生時に拘束手段によって回転を拘束される要素と拘束手段との回転数差が所定値以下になるように反力用アクチュエータを駆動することを特徴とするものである。本発明では、操舵用アクチュエータの異常発生時に、拘束手段の損傷等のおそれなくしかも早期にマニュアル操舵に移行することができる。
【0010】
請求項7記載の発明は、操舵部材から転舵輪への操舵伝達系に介在し、操舵部材及び転舵輪の一方及び他方にそれぞれ連なる太陽部材及び遊星部材、並びにリング部材を含む遊星伝達機構と、転舵輪を転舵させるための操舵用アクチュエータと、太陽部材又は遊星部材の何れか一方に駆動伝達可能に連結され、操舵部材に操舵反力を与えるための反力用アクチュエータとを備え、上記リング部材は、回動不能であり且つ遊星部材に結合して遊星部材を拘束する拘束位置と非拘束位置との間に軸方向に移動可能であることを特徴とする。
【0011】
本発明では、通常時はリング部材と遊星部材の結合を断っておき、操舵用アクチュエータの異常発生時に回動不能なリング部材を遊星部材に結合させ、太陽部材と遊星部材による伝達比でのマニュアル操舵を達成することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を添付図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明の一実施の形態の車両用操舵装置の概略構成を示す模式図である。図1を参照して、本車両用操舵装置1は、例えばステアリングホイール等の操舵部材2に一体回転可能に連結される第1操舵軸3と、この第1操舵軸3と同軸上に設けられラックアンドピニオン機構等の舵取り機構4に連結される第2操舵軸5と、第1及び第2操舵軸3,5間の差動回転を許容するための差動伝達機構を構成する遊星伝達機構としての遊星ギヤ機構6とを備える。
【0013】
舵取り機構4は、車両の左右方向に延びて配置された転舵軸7と、この転舵軸7の両端にタイロッド8を介して結合され、転舵輪9を支持するナックルアーム10とを備える。転舵軸7はハウジング11により支承されて軸方向に摺動可能とされており、その途中部に、電動モータからなる操舵用アクチュエータ12が同軸的に組み込まれている。操舵用アクチュエータ12の駆動回転は、ボールねじ機構等の運動変換機構等によって転舵軸7の摺動に変換され、この転舵軸7の摺動により転舵輪9の転舵が達成される。
【0014】
本実施の形態の特徴とするところは、操舵装置1が、通常時は、操舵部材2から転舵輪9への操舵伝達系Aの途中部において機械的な連結が断たれたステア・バイ・ワイヤ・システムの電動パワーステアリングとして機能し、操舵用アクチュエータ12の故障発生時には、回動不能な拘束手段としてのプランジャ13によって、遊星ギヤ機構6の1要素である例えばリングギヤ18の回転を拘束することにより、操舵部材2と転舵輪9との間を機械的に連結して、残りの2要素である例えば太陽ギヤ15と遊星ギヤ17とのギヤ比でのマニュアルステアリングとして機能させる点にある。
【0015】
プランジャ13としては、ソレノイドその他の電磁式のプランジャや油圧式のプランジャを用いることができる。また、プランジャ13に代えて、パウダーブレーキ、ヒステリシスブレーキ、その他公知の電磁ブレーキを用いることができる。ただし、本実施の形態では、電磁式のプランジャ13を用いる場合に則して説明する。
転舵軸7の一部には、ラックギヤ7aが形成されており、このラックギヤ7aには、第2操舵軸5の端部に設けられて第2操舵軸5と一体回転するピニオンギヤ14が噛み合わされている。後述するように、操舵用アクチュエータ12の故障時に、操舵部材2の操作に応じて第2操舵軸5が回転駆動されると、この第2操舵軸5の回転がピニオンギヤ14及びラックギヤ7aにより、転舵軸7の摺動に変換され、転舵輪9の転舵が達成される。
【0016】
遊星ギヤ機構6は、第1操舵軸3の端部に一体回転可能に連結された入力側となる第1要素(太陽部材)としての太陽ギヤ15と、出力側となるキャリア16により回転自在に保持されて太陽ギヤ15と噛み合う第2要素(遊星部材)としての複数の遊星ギヤ17と、各遊星ギヤ17に噛み合う内歯18aを内周に持つリング部材としてのリングギヤ18とを含む。
リングギヤ18は外歯18bを形成することで例えばウォームホイールを構成している。この外歯18bは例えばウォームからなる駆動伝達ギヤ19を介して、操舵部材2に操作反力を与えるための反力用アクチュエータ20に駆動連結されている。この反力用アクチュエータ20は例えば電動モータからなり、そのケーシングは車体の適所に固定されている。
【0017】
電磁式のプランジャ13は、例えばステアリングコラム等の固定部材に固定される固定部22と、固定部22から伸縮してリングギヤ18の外周面に押圧可能な可動部23とを備える。固定部22は第1操舵軸3の回りに回動できないようになっている。プランジャ13は単一でも良いし、リングギヤ18と同心の円周上に並べて複数設けても良い。プランジャ13の可動部23は通常時は図1に示すように縮小され、リングギヤ18から離反している。
【0018】
操舵用アクチュエータ12に異常が発生したときに、プランジャ13は、例えば内蔵するソレノイドが励磁されることにより、可動部23を伸長させ、リングギヤ18に押圧して、リングギヤ18の回転を拘束する。その結果、操舵部材2の回転がピニオンギヤ13に太陽ギヤ15とキャリア16とのギヤ比で伝達され、本車両用操舵装置1をマニュアルステアリング状態にすることができる。
再び図1を参照して、操舵用アクチュエータ12、反力用アクチュエータ20及びプランジャ13はマイクロプロセッサ等を含む制御部Cにより制御されるようになっている。
【0019】
第1操舵軸3には操舵部材2による操舵角(操舵位置)を検出するための操舵位置センサとしての操舵角センサ24、及び操舵部材2から入力される操舵トルクを検出するためのトルクセンサ25が設けられている。これら操舵角センサ24及びトルクセンサ25からの検出信号が制御部Cに入力される。
また、転舵軸8には転舵軸7の軸方向位置に関連して転舵位置を検出するための転舵位置センサ26が設けられており、この転舵位置センサ26による検出信号も制御部Cに入力される。また、制御部Cには、車速を検出するための車速センサ27からの検出信号が入力されるようになっている。
【0020】
制御部Cは、上記各センサ類からの入力信号に基づいて、操舵用アクチュエータ12、反力用アクチュエータ20及びプランジャ13をそれぞれ駆動するための駆動部としての駆動回路28,29,30に制御信号を出力する。
図2は制御部Cにより実行される舵取り制御の処理について説明するためのフローチャートである。図2を参照して、制御部Cは操舵用アクチュエータ12が正常に動作しているか否かを監視している(ステップS1)。
【0021】
操舵用アクチュエータ12に異常が発生していない場合には(ステップS1でNO)、制御部Cが、電磁式のプランジャ13の励磁を解除しておき(ステップS2)、反力用アクチュエータ20によって例えば路面反力に応じた操作反力を操舵部材2に与えるためのトルクを発生させる(ステップS3)。
また、例えば車両の走行状況等に応じて操舵部材2の回転量と転舵輪9の転舵量との比(伝達比、ギヤ比)を設定し〔VGR(Variable Gear Ratio)機能〕、この設定した伝達比及び操舵部材2の操作量などに基づいて、操舵用アクチュエータ12の電圧指令値を設定し、その電圧指令値に応じた制御信号を駆動回路28に与えて、操舵用アクチュエータ12を駆動制御する(ステップS4)。
【0022】
これにより、操舵用アクチュエータ12から、操舵部材2の操作方向に応じた方向に転舵軸7を摺動させるためのトルクが出力され、車両の走行状況や操舵部材2の操作態様に応じた良好な操舵が達成される。なお、必ずしも、VGR機能を設定する必要はない。
こうして、操舵アクチュエータ12を駆動制御している間に、操舵アクチュエータ12に異常が発生すると(ステップS1でYES)、制御部Cは、駆動回路29に制御信号を出力し反力用アクチュエータ20をオフする(空回り可能な状態とする)と共に、駆動回路30に制御信号を出力し、それまで励磁を解除させていた電磁式のプランジャ13を励磁する(ステップS5,S6)。これにより、操舵部材2と舵取り機構4との間で、遊星ギヤ機構6を介する機械的な結合が達成され、マニュアルステアリングとして機能させることができる。
【0023】
以上のように、本実施の形態では、通常時はステア・バイ・ワイヤ・システムとして機能させ、反力用アクチュエータ20により適当な操舵反力を操舵部材2に与え、必要であればVGR機能を発揮させる。そして、操舵用アクチュエータ12の故障発生時には、遊星ギヤ機構6の1要素の回転を拘束する簡便な構造にて、操舵部材2と舵取り機構4とを遊星ギヤ機構6を介して機械的に結合させ、マニュアル操舵による良好な操舵を達成できる。
【0024】
次いで、図3及び図4は本発明の別の実施の形態を示している。図3を参照して、本実施の形態が図1の実施の形態と主に異なるのは、拘束手段としてのプランジャ13を廃止し、操舵用アクチュエータ12の異常発生時に反力用アクチュエータ20を停止して拘束手段として用いる点にある。プランジャ13の廃止に伴って、プランジャ13駆動用の駆動回路30も廃止されている。他の構成については、図1の実施の形態と同様であるので、図に同一符号を付してその説明を省略する。
【0025】
図4は制御部Cにより実行される舵取り制御の処理について説明するためのフローチャートである。図4を参照して、制御部Cは操舵用アクチュエータ12が正常に動作しているか否かを監視している(ステップT1)。
操舵用アクチュエータ12に異常が発生していない場合には(ステップT1でNO)、制御部Cが、反力用アクチュエータ20によって例えば路面反力に応じた操作反力を操舵部材2に与えるためのトルクを発生させる(ステップT2)。
【0026】
また、例えば車両の走行状況等に応じて操舵部材2の回転量と転舵輪9の転舵量との比(伝達比、ギヤ比)を設定し(VGR機能)、この設定した伝達比及び操舵部材2の操作量などに基づいて、操舵用アクチュエータ12の電圧指令値を設定し、その電圧指令値に応じた制御信号を駆動回路28に与えて、操舵用アクチュエータ12を駆動制御する(ステップT3)。
これにより、操舵用アクチュエータ12から、操舵部材2の操作方向に応じた方向に転舵軸7を摺動させるためのトルクが出力され、車両の走行状況や操舵部材2の操作態様に応じた良好な操舵が達成される。なお、必ずしも、VGR機能を設定する必要はない。
【0027】
こうして、操舵アクチュエータ12を駆動制御している間に、操舵アクチュエータ12に異常が発生すると(ステップT1でYES)、制御部Cは、駆動回路29に制御信号を出力し反力用アクチュエータ20を停止ロックさせることで、リングギヤ18の回転を拘束する(ステップT4)。これにより、操舵部材2と舵取り機構4との間で、遊星ギヤ機構6を介する機械的な結合が達成され、太陽ギヤ15とキャリア16とのギヤ比を持つマニュアルステアリングとして機能させることができる。
【0028】
次いで、図5は本発明の別の実施の形態の遊星伝達機構の要部を示している。図6は図5の拘束手段としての一対の軸33,34を支持する機構を示す概略断面図である。図5及び図6を参照して、本実施の形態では、リングギヤ18と反力用アクチュエータ20の間で無端状のベルト31を介してトルク伝達する。反力用アクチュエータ20は例えば電動モータからなり、その回転軸の同軸上に駆動伝達プーリ32を回転駆動する。ベルト31は駆動伝達プーリ32及びリングギヤ18の外周に巻き掛けられる。
【0029】
本実施の形態では、拘束手段として、ベルト31の張り側部分31a及び弛み側部分31bを互いに近づけることのできる一対の軸33,34を備える。各の軸33,34はベース35を有しており、各ベース35は支持体36の案内溝37にスライド自在に保持されている。これにより、一対の軸33,34は互いに遠近することができる。両ベース35,35間には、例えば圧縮コイルばね等の付勢部材38が介在しており、両軸33,34を互いに遠ざける方向に付勢する。また、各軸33,34はそれぞれ、伸縮可能な可動部41を有するソレノイド等の電磁式や油圧式のプランジャ39,40により案内溝37に沿って互いに近づく方向に駆動される。
【0030】
本実施の形態における制御の流れは、図2のフローチャートにおいて、プランジャ13に代えてプランジャ39,40を採用することで、同様の流れとなる。本実施の形態によれば、通常時はプランジャ39,40の励磁を解除しておくことで付勢部材38により一対の軸33,34をベルト31から離反させておく。
そして、操舵用アクチュエータ12の異常発生時には、プランジャ39,40を励磁してプランジャ39,40の可動部41を伸長させ、各軸33,34をベルト31に押し付ける。これにより、ベルトの張り側部分31aと弛み側部分31bの張力を高張力にて拮抗させて、ベルト31の走行を止め、もってリングギヤ18の回転を拘束することができる。太陽ギヤ15とキャリア16との伝達比でのマニュアル操舵を達成することができる。
【0031】
図7は本発明の別の実施の形態としての拘束手段の変更例を示している。図7を参照して、本実施の形態では、リングギヤ18の外周にセレーション部42が形成される。また、上記拘束手段として、内周にリングギヤ18のセレーション部42に噛み合うことのできるセレーション部43を有する環状の拘束部材44を設ける。拘束部材44は、リングギヤ18に対して軸方向に相対移動可能であって回動不能である。
【0032】
通常時の拘束部材44は例えば圧縮コイルばね等の付勢部材(図示せず)により付勢されて、リングギヤ18に対する結合を解除されている。操舵用アクチュエータの異常発生時には、例えば電磁式のプランジャ45により拘束部材44が軸方向に駆動されて、拘束部材44がリング部材18に嵌合してセレーション結合し、リングギヤ18の回転が拘束されることになる。
図8は本発明の別の実施の形態の車両用操舵装置の電気的構成の要部を示すブロック図である。図8を参照し、本実施の形態が図1の実施の形態と主に異なるのは下記である。すなわち、操舵用アクチュエータ12の異常発生時に回転を拘束される要素としてのリングギヤ5の回転数を検出するための回転数検出センサ46を設けており、この回転数検出センサ46からの信号を制御部Cに与えるようにしている。また、制御部Cでは回転数検出センサ46により検出される回転数差が所定値以下になってからプランジャ13を励磁してリングギヤ18に押し付けその回転を拘束する。
【0033】
図9のフローチャートに基づいて、制御部Cにより実行される舵取り制御の処理について説明する。制御部Cは操舵用アクチュエータ12が正常に動作しているか否かを監視している(ステップR1)。
操舵用アクチュエータ12に異常が発生していない場合には(ステップR1でNO)、制御部Cが、プランジャ13の励磁を解除してリングギヤ18の拘束を解除しておき(ステップR2)、反力用アクチュエータ20によって例えば路面反力に応じた操作反力を操舵部材2に与えるためのトルクを発生させる(ステップR3)。
【0034】
また、例えば車両の走行状況等に応じて操舵部材2の回転量と転舵輪9の転舵量との比(伝達比、ギヤ比)を設定し(VGR機能)、この設定した伝達比及び操舵部材2の操作量などに基づいて、操舵用アクチュエータ12の電圧指令値を設定し、その電圧指令値に応じた制御信号を駆動回路28に与えて、操舵用アクチュエータ12を駆動制御する(ステップR4)。
これにより、操舵用アクチュエータ12から、操舵部材2の操作方向に応じた方向に転舵軸7を摺動させるためのトルクが出力され、車両の走行状況や操舵部材2の操作態様に応じた良好な操舵が達成される。なお、必ずしも、VGR機能を設定する必要はない。
【0035】
こうして、操舵アクチュエータ12を駆動制御している間に、操舵アクチュエータ12に異常が発生すると(ステップR1でYES)、制御部Cは、駆動回路29に制御信号を出力し反力用アクチュエータ20をオフする(ステップR5)。
次いで、回転数検出センサ46からの信号に基づいて、リングギヤ18の回転数を演算し(ステップR6)、演算された回転数が所定値以下になることを条件として(ステップR7)、駆動回路30に制御信号を出力し、励磁された拘束手段としてのプランジャ13によりリングギヤ18の回転を拘束する(ステップR8)。これにより、太陽ギヤ15と遊星ギヤ17との伝達比でのマニュアルステアリングとして機能させることができる。
【0036】
仮に、リングギヤ18の回転数が大きい段階でいきなり回転を拘束しようとすると、拘束手段としての例えばプランジャ13に過大な負荷がかかり損傷等のおそれがあるが、本実施の形態では、操舵用アクチュエータ12の異常発生時に拘束部材としてのプランジャ13の損傷等のおそれなくマニュアル操舵に移行することができる。
次いで、図10は図9の実施の形態の制御の変更形態を示すフローチャートである。図10を参照して、制御部Cは操舵用アクチュエータ12が正常に動作しているか否かを監視している(ステップP1)。
【0037】
操舵用アクチュエータ12に異常が発生していない場合には(ステップP1でNO)、制御部Cが、プランジャ13を励磁解除しておき(ステップP2)、反力用アクチュエータ20によって例えば路面反力に応じた操作反力を操舵部材2に与えるためのトルクを発生させる(ステップP3)。
また、例えば車両の走行状況等に応じて操舵部材2の回転量と転舵輪9の転舵量との比(伝達比、ギヤ比)を設定し(VGR機能)、この設定した伝達比及び操舵部材2の操作量などに基づいて、操舵用アクチュエータ12の電圧指令値を設定し、その電圧指令値に応じた制御信号を駆動回路28に与えて、操舵用アクチュエータ12を駆動制御する(ステップP4)。
【0038】
これにより、操舵用アクチュエータ12から、操舵部材2の操作方向に応じた方向に転舵軸7を摺動させるためのトルクが出力され、車両の走行状況や操舵部材2の操作態様に応じた良好な操舵が達成される。なお、必ずしも、VGR機能を設定する必要はない。
こうして、操舵アクチュエータ12を駆動制御している間に、操舵アクチュエータ12に異常が発生すると(ステップP1でYES)、回転数検出センサ46からの信号に基づいて、回転を拘束される要素であるリングギヤ18の回転数を演算し(ステップP5)、演算された回転数が所定値を超える場合には(ステップP6でNO)、反力アクチュエータ12を上記の回転数を低減させる方向に駆動し(ステップP7)、回転数が所定値以下になること(ステップP6でYES)を条件として、制御部Cが駆動回路29に制御信号を出力し反力用アクチュエータ20をオフする(ステップP8)。
【0039】
次いで、駆動回路30に制御信号を出力し、励磁された拘束手段としてのプラジャ13によりリングギヤ18の回転を拘束させる(ステップP9)。これにより、操舵部材2と舵取り機構4との間で、遊星ギヤ機構6を介する機械的な結合が達成され、太陽ギヤ15とキャリア16の伝達比によるマニュアルステアリングとして機能させることができる。
本実施の形態によれば、操舵用アクチュエータ12の異常発生時に、拘束手段としてのプランジャ13の損傷等のおそれなく、しかも早期にマニュアル操舵に移行することができる。
【0040】
なお、図9及び図10の各実施の形態において、拘束手段として、図1のプランジャ13に代えて、図5の一対の軸33,34や、図7の環状の拘束部材44を用いることもできる。
次いで、図11は本発明の別の実施の形態を示している。図11を参照して、本実施では、リング部材としてのリングギヤ18が回動不能であり且つ軸方向移動可能である。リングギヤ18は軸方向移動により、遊星部材としての遊星ギヤ17に結合して遊星ギヤ17を拘束する拘束位置と結合を解除する非拘束位置とに変位する。47はリングギヤ18を軸方向に駆動するための例えば電磁式のプランジャ等の駆動部である。
【0041】
本実施の形態では、通常時はリングギヤ18と遊星ギヤ17の結合を断っておき、操舵用アクチュエータ12の異常発生時に回動不能なリングギヤ18を遊星ギヤ17に結合させ、太陽ギヤ15とキャリア16との伝達比でのマニュアル操舵を達成することができる。この実施の形態では、反力用アクチュエータ20を太陽ギヤ15又は遊星ギヤ17に駆動伝達可能に連結すればよい。
上記各実施の形態において、拘束手段は回転不能に固定されるものであっても良いし、通常は回転数をもって回転していて、操舵用アクチュエータの異常発生時に、瞬時に或いはある時差をもって回転不能となるものであっても良い。
【0042】
図9及び図10の実施の形態においては、拘束手段としてのプランジャ13が回動不能に固定されていたので、リングギヤ18の回転数を検出する回転数検出センサ46を用いたが、拘束手段が回転数を持つような場合には、拘束手段とこの拘束手段により拘束される部材との間の回転数差を検出する回転数差検出センサを用いることもできる。
また、上記各実施の形態において、操舵部材2に第1要素としての太陽ギヤ15が連なり、転舵輪9に第2要素としての遊星ギヤ17を支持するキャリア16が連なるようにしたが、これに限らず、操舵部材2に連なる第1要素、及び転舵輪9に連なる第2要素を、太陽ギヤ15、キャリア16及びリングギヤ18の中から何れか2つを選び、残りのギヤを第3要素として、該第3要素に反力用アクチュエータ20を駆動伝達可能に連結するようにすれば良い。
【0043】
その他、本発明は上記各実施の形態に限定されるものではなく、例えば、遊星ギヤ機構6に代えて、遊星ローラ機構を用いることが可能である。
なお、本発明においては、操舵用アクチュエータの異常発生時に差動伝達機構の第3要素を回転不能に拘束したが、運転者がマニュアル操舵を希望する場合に、例えば別途に設けられた操作手段による操作により差動伝達機構の第3要素を回転不能に拘束するようにしても良い。このようにすることにより、SBWを好まない運転者にとっても支障がなくなる。
【0044】
その他、本発明の特許請求の範囲で種々の変更を施すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の車両用操舵装置の概略構成を示す模式図である。
【図2】図1の車両用操舵装置の舵取り制御の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の別の実施の形態の車両用操舵装置の概略構成を示す模式図である。
【図4】図3の車両用操舵装置の舵取り制御の流れを示すフローチャートである。
【図5】図5A及び図5Bは本発明の別の実施の形態の拘束手段の動作を示す模式図である。
【図6】図5の拘束手段を支持する機構を示す概略断面図である。
【図7】本発明の別の実施の形態の車両用操舵装置の要部の模式的断面図である。
【図8】本発明のさらに別の実施の形態の車両用操舵装置の制御部の電気的構成を示すブロック図である。
【図9】図8の車両用操舵装置の舵取り制御の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明のさらに別の実施の形態の車両用操舵装置の舵取り制御の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明のさらに別の実施の形態の車両用操舵装置の要部の模式的断面図である。
【符号の説明】
1 車両用操舵装置
2 操舵部材
3 第1操舵軸
4 舵取り機構
5 第2操舵軸
6 遊星ギヤ機構(差動伝達機構)
7 転舵軸
7a ラックギヤ
9 転舵輪
A 操舵伝達系
12 操舵用アクチュエータ
13 プランジャ(拘束手段)
14 ピニオンギヤ
15 太陽ギヤ(第1要素)
16 キャリア(第2要素)
17 遊星ギヤ(第2要素)
18 リングギヤ(第3要素)
18a 内歯
18b 外歯
19 駆動伝達ギヤ
20 反力用アクチュエータ
C 制御部
24 操舵角センサ
25 トルクセンサ
26 転舵位置センサ
27 車速センサ
28,29 駆動回路
30 駆動回路(駆動部)
31 ベルト
32 駆動伝達プーリ
33,34 軸(拘束手段)
39,40 プランジャ(駆動部)
42,43 セレーション部
44 拘束部材(拘束手段)
45,47 プランジャ(駆動部)
46 回転数検出センサ
Claims (7)
- 操舵部材から転舵輪への操舵伝達系に介在し、操舵部材に連なる第1要素、転舵輪に連なる第2要素、並びに、第1及び第2要素を関連付ける第3要素を含む差動伝達機構と、
転舵輪を転舵させるための操舵用アクチュエータと、
差動伝達機構の第3要素に駆動伝達可能に連結され、操舵部材に操舵反力を与えるための反力用アクチュエータと、
上記操舵用アクチュエータの異常発生時に、上記第3要素を回転不能に拘束する拘束手段とを備えることを特徴とする車両用操舵装置。 - 請求項1において、上記差動伝達機構は、太陽部材、遊星部材及びリング部材を含む遊星伝達機構からなり、上記拘束手段は、上記第3要素を機械的又は電磁的に拘束可能であることを特徴とする車両用操舵装置。
- 請求項1において、上記差動伝達機構は、太陽部材、遊星部材及びリング部材を含む遊星伝達機構からなり、上記第3要素と反力用アクチュエータとを駆動伝達可能に連結するための無端状のベルトが設けられ、上記拘束手段は上記ベルトの張り側部分及び弛み側部分を互いに近づけることのできる一対の軸を含むことを特徴とする車両用操舵装置。
- 請求項1において、上記差動伝達機構は、太陽部材、遊星部材及びリング部材を含む遊星伝達機構からなり、上記第3要素の外周にセレーション部が形成され、上記拘束手段は、内周に上記第3要素のセレーション部に噛み合うことのできるセレーション部を有し、第3要素に対して軸方向に相対移動可能であって回動不能な環状の拘束部材を含むことを特徴とする車両用操舵装置。
- 請求項1乃至4の何れか一つにおいて、上記拘束手段を拘束状態に駆動するための駆動部と、上記操舵用アクチュエータの異常発生時に拘束手段によって回転を拘束される要素と拘束手段との回転数差が所定値以下になることを条件として駆動部によって拘束手段を拘束状態にする制御部とをさらに備えることを特徴とする車両用操舵装置。
- 請求項5において、上記制御部は、操舵用アクチュエータの異常発生時に拘束手段によって回転を拘束される要素と拘束手段との回転数差が所定値以下になるように反力用アクチュエータを駆動することを特徴とする車両用操舵装置。
- 操舵部材から転舵輪への操舵伝達系に介在し、操舵部材及び転舵輪の一方及び他方にそれぞれ連なる太陽部材及び遊星部材、並びにリング部材を含む遊星伝達機構と、
転舵輪を転舵させるための操舵用アクチュエータと、
太陽部材又は遊星部材の何れか一方に駆動伝達可能に連結され、操舵部材に操舵反力を与えるための反力用アクチュエータとを備え、
上記リング部材は、回動不能であり且つ遊星部材に結合して遊星部材を拘束する拘束位置と非拘束位置との間に軸方向に移動可能であることを特徴とする車両用操舵装置。
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