JP2004024080A - 釣糸ガイドおよび釣竿 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の目的は保持枠より後方に延びた複数本の支脚によって釣糸をガイドリングに誘導するときの釣糸の傷付きや磨耗を防止し、釣糸を円滑に案内できる釣糸ガイドを提供することにある。
【解決手段】本発明は保持枠12と支脚13と足部16とを板状材から一体に形成し、少なくとも前記保持枠12の後方端のエッジ外周部分を曲面状又は面取り状に形成した釣糸ガイド。
【選択図】 図3
【解決手段】本発明は保持枠12と支脚13と足部16とを板状材から一体に形成し、少なくとも前記保持枠12の後方端のエッジ外周部分を曲面状又は面取り状に形成した釣糸ガイド。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は釣竿に取り付けたリールから繰り出した釣糸を案内する釣糸ガイド及びこの釣糸ガイドを備えた釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
釣竿を振り、釣の仕掛けを投擲する際にリールから繰り出した釣糸を案内する釣糸ガイドには図14及び図15に示す形式の釣糸ガイド1と図16に示す形式の釣糸ガイド2があった(特開平11−225628号公報を参照)。いずれの形式の釣糸ガイド1,2にあっても保持枠3でガイドリング4を保持し、保持枠3から下向き竿元方向に向かって延びる左右一対の支脚5を設け、この支脚5の先端に足部6を形成し、足部6を釣竿に取り付けるようにしている。そして、リールから繰り出して蛇行したり弛んだりしながら進む釣糸を左右の支脚5によりガイドリング4に向けて誘導する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の釣糸ガイドは保持枠3と支脚5と足部6は数ミリ程度の薄い厚さの一枚の板状金属材をプレスで打ち抜き、切り出した板部材を各部形状に合わせて曲げ成形する。図14及び図15に示す形式の釣糸ガイド1はガイドリング4の保持力を高め、保持枠3の張り出し高さを抑えるため、保持枠3に相当する部分に絞り加工を施し、円筒状の保持枠3を形成する。一方、図16に示す形式の釣糸ガイド2の保持枠3はプレスで打ち抜いた板材のままである。後者形式の保持枠3にあっては製作は容易であるが、ガイドリング4の保持力が低く、又、保持枠3の高さが増すという欠点があった。
【0004】
前者形式の釣糸ガイド1にあっては保持枠3の後端から左右一対の支脚5を下側後方に向かって延ばすため、筒状に形成した保持枠3の後端部の加工は難しい。又、薄い厚さの板材端縁の角が比較的鋭いエッジとなって露出していたため、リールから繰り出された釣糸をガイドリング4に導く際に釣糸が保持枠3の後端の比較的鋭いエッジ部分に触れて擦れ、釣糸が傷付き易く、又、繰り返し接触すると、釣糸が摩耗し、糸切れし易いことが判明した。
【0005】
図16に示す釣糸ガイド2にあっては保持枠3の部分が金属製板材をプレス加工により打ち抜いたまま用いるため、保持枠3には数ミリ程度の薄い厚さの板状のエッジ部が形成され、この場合にも、釣糸をガイドリングに導く際にその保持枠3後端の比較的鋭いエッジに釣糸が接触し、擦れて釣糸が傷付き易く、又、釣糸が繰り返し接触すると、摩耗し、糸切れし易いという前記同様の欠点があった。
【0006】
従来の釣糸ガイド1,2の左右の支脚5はいずれも板状金属材から打ち抜くため、板状になる。このため、支脚5には数ミリ程度の薄い厚さのエッジ部が形成されてしまう。従って、この支脚5によって釣糸をガイドリングに導くとき、釣糸がその比較的鋭いエッジ部に接触し、釣糸が擦れて傷付き易く、又、繰り返し接触すると、釣糸が摩耗し、糸切れし易いという欠点があった。
【0007】
以上の如く、従来の釣糸ガイドにあってはガイドリング周辺の保持枠や支脚が板状材をプレスによって形成するため、通常最も頻繁に釣糸が接触する部分であるにも拘わらず、比較的鋭いエッジ部分が露出して残る形態になっており、このエッジ部分に釣糸が触れ、擦れて釣糸が傷付き易く、繰り返し接触すると、釣糸が摩耗したり、糸切れし易いという難点があった。
【0008】
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、保持枠より後方に延びた複数本の支脚によって釣糸をガイドリングに誘導する際の釣糸の傷付きや磨耗を極力防止し、且つ釣糸を円滑に案内できる釣糸ガイド、及びその釣糸ガイドを装着した釣竿を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記保持枠の後方端のエッジ外周部分を曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイドである。
【0010】
請求項2に係る発明は、前記保持枠の後方端エッジ外周部分を前記保持枠の前方端エッジ外周部分よりも大きい曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の釣糸ガイドである。
【0011】
請求項3に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記保持枠は前記板状材を絞り加工して前記板状材の厚さよりも前後軸心方向の幅が広い筒状のガイドリング保持部を形成し、前記保持枠の後方端のエッジ外周部分を曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイドである。
【0012】
請求項4に係る発明は、前記支脚は前記保持枠の前方端から延び出て後方へ曲がり後方下側に向かって延長する板状部分を前後方向中心軸に対し外方に広がる向きに湾曲したことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の釣糸ガイドである。
【0013】
請求項5に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記支脚の板状部分を内側縁部が外側縁部よりも後方に位置するように捻り、その後方板面で後方外向きのガイド面を形成し、該ガイド面の少なくとも一方の縁部における後方エッジ部に前方エッジ部より大きい曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイドである。
【0014】
請求項6に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記支脚の板状部分の外側に位置する縁部における後方エッジ部を前方エッジ部より大きい曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイドである。
【0015】
請求項7に係る発明は、前記釣糸ガイドを竿管に取り付けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の釣竿である。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1で示すように本実施形態の釣糸ガイド10は釣糸を挿通ガイドするガイドリング11と、このガイドリング11を保持した保持枠(保持フレーム)12と、2本の後側支脚13と、1本の前側支脚14を備える。2本の後側支脚13は図2に示した釣竿15に取り付ける後足部16に合流して一体化する。前側支脚14はその先端部に前記釣竿15に取り付ける前足部17を形成する。
【0017】
保持枠12と後側支脚13と前側支脚14と後足部16と前足部17は一枚の板材を打ち抜き、切り出した部材の所定部位を適宜曲げ加工するなどにより一体に連続した枠体として構成する。この素材としての板材には例えばステンレス鋼、チタン合金や繊維強化金属等の金属又はその他の材料のものを用いるとよい。
【0018】
前記ガイドリング11は前記保持枠12の材料よりも耐磨耗性に富む材料で作られている。この材料としては通常シリコンカーバイト(SiC)を用いる。しかし、アルミナオキサイド、セラミックス、タングステンカーバイト又は金属等でもよい。又、ガイドリング11の部材表面をダイヤモンドコーティング等で被覆してもよい。
【0019】
次に、釣糸ガイド10の各部について説明する。まず、前記保持枠12は板材を打ち抜いて切り出した対応部分を図3に示すように絞り筒状のガイドリング保持部を形成する。保持枠12の幅(筒部長さ)wはガイドリング11の幅よりも狭い。保持枠12の幅wはガイドリング11を保持する力を高めるため、そのガイドリング11の幅の70%以上が好ましい。通常2.0mm〜3.0mmの範囲内が適当である。保持枠12の後端から中にガイドリング11の後端が入り込まないように設定し、一般的にはガイドリング11の後端が保持枠12の後端から僅かにはみ出す程度が好ましい(図9参照)。
【0020】
又、前記保持枠12の幅wは素材の板厚よりも長い。このため、ガイドリング11を固定する保持力が保持枠12を筒状に絞り加工しない場合に比べて高まる。板材(素材)の板厚はガイドリング11のサイズや後側支脚13等の他部分の形態も考慮して決めるべきであって通常は0.5mm〜1.5mmの範囲で選択する。特に0.7mm〜1.3mmの範囲が好ましい。
【0021】
そして、図8及び図9に示すように、前記ガイドリング11は保持枠12にその外周面部を圧入して固定し、さらには接着剤19により保持枠12に固定する。保持枠12はプレスで打ち抜いて切り出した板材部分を絞り加工により筒状に形成するのでガイドリング11の嵌込代や接着代を確保できると同時に保持枠12の外径が大きく嵩張らない。
【0022】
図9に示すように、前記保持枠12の後端外周エッジ部分には全周にわたり曲面状の丸み部21を形成する。但し、この丸み部21は保持枠12の上側部、例えば上部半円周部にのみ形成してもよい。この丸み部21を形成することにより前記保持枠12の後方外周部分は曲面状になり、鋭い角のないエッジ外周部とすることができる。
【0023】
図9に示すように、保持枠12後端の丸み部21の内周端はガイドリング11の丸みのある外周面に達している。そして、ガイドリング11の丸みのある後端部分11aは保持枠12の丸み部21の内周端、つまり保持枠12の後端から後方へ突き出している。もっとも、保持枠12の後端をガイドリング11の後端に一致させ、或いは保持枠12内にガイドリング11の後端を入り込ませてもよい。保持枠12内にガイドリング11の後端を入り込ませた場合には保持枠12の後端内側にも丸み部を形成することが好ましい。一般的には前記保持枠12の後端の丸み部21をガイドリング11後端の丸み部に連続させるようにする。
【0024】
又、図10に示すように、保持枠12の後端外周に丸み部21を施す際、その丸み部21の内端付近部分を曲げ加工し、その曲げた部分22をガイドリング11の丸みのある外周面に密に当てるように変形させてもよい。
【0025】
尚、前記保持枠12の前方端にも丸み部を付けてもよいが、釣糸は触れないので、保持枠12の前方端には丸める等の絞り加工を施さず、そのままの形態であってもよい。
【0026】
図1に示すように、各後側支脚13の部分も板状の素材を帯状に打ち抜いて形成する。そして、各後側支脚13の部分は前記絞り加工を施した保持枠12の前端縁から前方に向かって突き出した直後に側方へ折り曲げて後方へ向きを変え、後方下側に位置した前足部17に向かって延長する。
【0027】
図4に示すように、保持枠12から後側支脚13が延び出る位置は保持枠12の中心Oを通る水平線Lの位置よりも低く、その水平線Lから後側支脚13が突き出す位置までの中心角θ1は45°の範囲内にあることが好ましい。
【0028】
又、図2に示すように、後側支脚13は保持枠12の前端縁から前方に突き出した直後の位置に第1折曲げ部24を形成して延出する向きを前方から後方へ変える。さらに図4〜図8に示すように後側支脚13は釣糸ガイド10の前後方向中心軸に対し左右外方へ広がる向きに丸く曲円状に湾曲しながら傾斜して後方へ延長する。そして、図8に示すように、後側支脚13の中間領域部分25は外方へ広がって丸く膨む状態で後方下方へ傾斜しながら延び、第2折曲げ部26を経て後足部16に合流して一体になる。
【0029】
図2に示すように、後側支脚13の下側後方への傾斜角度θ2は、30°〜70°の範囲にする。好しくは35°〜55°である。後側支脚13を保持枠12の略真下方向へ延ばすと釣糸を案内できない。又、傾斜角度θ2を70°より大きくすると、後側支脚13が長くなり過ぎて釣糸ガイド10の重量が増し、好ましくない。
【0030】
後足部16には割り溝又は割れ目27を形成してある。このため、後足部16は釣竿15の外周面にその外径の大小に拘わらず密着適合し易くなっている。又、割れ目27を広げて隙間を形成するようにしてもよく、この場合には釣竿15に対する取付け安定性が増す。
【0031】
図8に示すように、後側支脚13が外方へ広がって最も膨らんだ場所での左右幅(内径)は保持枠12の外径よりも大きい。通常は後側支脚13が保持枠12の外周位置より離間する距離dを1mm以上とし、後側支脚13が保持枠12の外周位置よりも外側に位置するように左右幅(内径)を設定する。2本の後側支脚13はその枠内に空間28を形成する。
【0032】
このように後側支脚13が保持枠12の外周位置よりも外側まで丸く膨らんで位置するため、その丸い膨らみによりガイドリング11から離れた位置・方向に後側支脚13を配置することになるので、リールから送られた釣糸を大きく捉え、糸の当りを軽減し、かつ後側支脚13からガイドリング11へ釣糸を誘導し易くなる。従って、後側支脚13に対する糸当りを緩和し、釣糸が後側支脚13への絡み付きを防止できる。
【0033】
又、図11に示すように、各支脚13はその内端部分それぞれが外端部分よりも前方(竿先側)に退いて位置するように捻ってある。そして支脚13の板状部分の外側に位置する縁部における後方エッジ部に前方エッジ部より大きい曲面部31又は面取り部を形成する。支脚13の板状部分の外側に位置する縁部における前方エッジ部又は支脚13の板状部分の内側に位置する縁部のエッジ部に曲面部又は面取り部を形成してもよい。
【0034】
このような曲面状又は面取り状に形成する部位は特に釣糸が当る後側支脚13のエッジ部分に施すとよい。このようにエッジ部分を曲面状又は面取り状に形成すれば、この部分に釣糸が接触しても、釣糸を円滑に案内できると共に、釣糸の傷付きや摩耗を防止出来る。
【0035】
図13は前記保持枠12の後端外周エッジ部、又は支脚13の側縁エッジ部に形成する曲面状又は面取り状部分の断面形状の例を示す。図13(a)は保持枠12又は支脚13のエッジ部分を曲面状に形成した曲面部31の例である。又、図13(b)は面取り状に形成した面取り部32の例である。
【0036】
図13(a)に示す曲面部31の例ではその曲面部31の半径Rを板素材の板厚をtとするとき、(1/2)t以上とすることが好ましい。又、半径Rは(1/2)t〜tの範囲が好ましいが、それ以上に大きくてもよいし、それ以下であってもよい。図13(b)に示す面取り部32の例ではその面取り部32の面幅寸法Cを0.5mm以上とするとよい。より好ましくは0.7mm〜1.2mm程度がよい。板素材の板厚tとの関係では、板厚tの40%〜80%の範囲で曲面状又は面取り状に形成するとよい。勿論、面取り部32の面幅寸法Cはその寸法に限らない。
【0037】
又、図13(b)に示すように面取り部32の縁に小さな曲面状又は面取り状の角落とし部33を連続して形成するようにしてもよい。
このような形状に加工する方法としては例えばバレル加工がある。
【0038】
以上のように本発明は、釣糸が当る部材のエッジ部を、丸み部21や面取り部32の他、多角形の組み合わせや波形状の組み合わせ等により全体として実質的に曲面状に形成するものであってもよい。要は基本的に曲面状になって釣糸を円滑に案内でき、糸の傷付きを防止できる形状であればよい。
【0039】
図12に示す釣糸ガイドの例では、保持枠12の板部材に絞り加工を施さない板状のまま用い、また、左右の各支脚13は後方(竿元側)から見ていずれもその内端縁部分が後方へ盛り上げるように張り出し、支脚13の後側板面で後方外向きの釣糸ガイド面を形成するようにした形式である。
【0040】
この形式の保持枠12にもその後端外周エッジ部分にその全周にわたり曲面状の丸み部21等を形成する。また、支脚13の釣糸が当る後方外周エッジ部分を曲面状又は面取り状に形成する。前記ガイド面の少なくとも一方の縁部、特に外側の後方エッジ部を前方エッジ部より大きい曲面状又は面取り状のものとする。
【0041】
図12に示す釣糸ガイドでも図13(a)(b)に基づいて提示した曲面部31の半径R又は面取り部32の面幅寸法Cを引用できる。特に、絞り加工を施さない保持枠12の軸方向長さ(幅)wは0.5mm〜1.5mm又は0.5mm〜1.4mmの範囲であり、好ましくは0.7〜1.3mmの範囲とする。又、保持枠12の厚さtを0.5mm〜1.5mm又は0.5mm〜1.4mmの範囲で、好ましくは0.7〜1.3mmの範囲とする。以上の設定により絞り加工を施さない保持枠12の強度を確保しつつ保持枠12のコンパクト化と軽量化ができる。又、釣糸の傷付きを防止し、円滑に糸案内できる。又、図12の左右支脚13のガイド面は前記左右支脚間中央寄りの内端側に位置する面部分が後方に位置し、外端側に位置する面部分が前方に位置するように傾斜する捻りを加えてある。
【0042】
尚、ここでは図1に示すように、後側支脚13を外側方へ広げて膨らむ湾曲形状としたが、左右一対の後側支脚13を直線的に略逆ハの字状又は略V字状に配置するようにしたものでもよい。又、足部が2つの両足タイプの釣糸ガイドの例だけではなく、図11に示すように保持枠12から前方に延びる前支脚を省略した片足タイプのものであってもよい。
【0043】
又、支脚の数を3本に限らず、4本以上にしてもよい。さらに、左右に分離した2本の後側支脚間の孔空間に上下に延びる第3の支脚を配設したり、左右の後側支脚を左右又は斜めに延びるアーム等で連結したり、2本の後側支脚間の孔空間内において保持枠と支脚を連結するアームを配設したりするようにしてもよい。ガイドリングは保持枠に対し直接に固定することが軽量化する上では好ましいが、ガイドリングの固定力を高めるため、合成樹脂部材等を介在させて固定してもよいし、接着剤を組み合わせて固定するようにしてもよい。ガイドリングの形状は円形のものに限らず、半円形等であってもよい。前述した実施形態のものを任意に組み合わせ、又は省略したものでもよい。
【0044】
又、左右の後側支脚13を前後方向中心軸に対し外方に広がる向きに湾曲してあったが、左右の各後側支脚13の捻りを逆にして後方(竿元側)から見ていずれもその外端部分を前方に退いて位置させ、内端部分を後方に張り出させて各後側支脚13の後側板面を斜め外方に向けるように傾斜させ、その後側板面を釣糸のガイド面とするようにしてもよい。この場合には内端部外端部ともそのエッジ部分を曲面状又は面取り状に形成するとよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、釣糸の当る保持枠の後方側の少なくとも上側エッジ部分や支脚の縁部を曲面状又は面取り状に形成したので、従来のように、部材のエッジ角部が鋭い形状になることがないので、釣糸はその曲面状や面取り状の部分に接触するので、円滑に糸案内できると共に、釣糸の傷付きや摩耗を防止できる。又、釣糸が大きく蛇行したり弛んだりしても複数の支脚で糸絡みを防止し、円滑に糸案内できる。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、保持枠の前方外周エッジは特別形を変えないので保持枠全体としての強度低下を最小限に押えて保持枠の強度を維持できる。又、保持枠の後方側の上側エッジ部分は曲面状又は面取り状に形成したので、リールから繰り出した釣糸を円滑に案内できると共に、釣糸の傷付きや摩耗を防止出来る。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、保持枠は前後軸心方向に絞り加工して板材の厚さより幅の広いガイドリング保持部分を形成し、支脚が延びる後方側の外側エッジ部分を前方側エッジ部分よりも大きい曲面状又は面取り状に形成したので、保持枠の外径を板の厚さ程度の外径に小さく規制でき、しかもこの外側エッジ部分が曲面状又は面取り状にしたので、釣糸の接触をより少なく、円滑に案内できると共に、釣糸の傷付きや摩耗を防止出来る。又、釣糸が大きく蛇行したり弛んだりしても複数の支脚で糸絡みを防止し、円滑に糸案内できる。
【0048】
請求項4に係る発明によれば、前記保持枠の前方端から延び出して後方へ曲がり後方下側に向かって延長する板状部分を前後方向中心軸に対し外方に広がる向きに湾曲したので、支脚に釣糸が接触することを低減でき、より一層釣糸を円滑に案内できる。
【0049】
請求項5及び請求項6に係る発明によれば、支脚の後方側エッジ部分を曲面状又は面取り状に形成したので、この部分に釣糸が接触しても、釣糸を円滑に案内できる。又、釣糸が大きく蛇行したり弛んだりしても複数の支脚で糸絡みを防止し、円滑に糸案内できる。
【0050】
請求項7に係る発明によれば、釣糸の傷付きや摩耗を防止出来る前記釣糸ガイドの特長を生かした釣竿を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの斜視図。
【図2】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの左側面図。
【図3】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの縦断面図。
【図4】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドを後方側から見た図。
【図5】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドを前方側から見た図。
【図6】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの平面図。
【図7】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの下面図。
【図8】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの縦断面図。
【図9】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドにおけるガイドリングと保持枠の結合部を拡大して示す断面図。
【図10】本発明の実施形態に係る他の釣糸ガイドにおけるガイドリングと保持枠の結合部を拡大して示す断面図。
【図11】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの前側支脚の横断面図。
【図12】本発明の実施形態に係る他の釣糸ガイドの縦断面図。
【図13】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの保持枠又は後側支脚の後方端部外周の形状を示す断面図。
【図14】従来の釣糸ガイドの平面図。
【図15】従来の釣糸ガイドの左側面図。
【図16】従来の釣糸ガイドの縦断面図。
【符号の説明】
10…釣糸ガイド
11…ガイドリング
11a…後端部分
12…保持枠
13…後側支脚
14…前側支脚14
15…釣竿
16…足部
19…接着剤
21…丸み部
25…中間部分
31…曲面部
32…面取り部
【発明の属する技術分野】
本発明は釣竿に取り付けたリールから繰り出した釣糸を案内する釣糸ガイド及びこの釣糸ガイドを備えた釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
釣竿を振り、釣の仕掛けを投擲する際にリールから繰り出した釣糸を案内する釣糸ガイドには図14及び図15に示す形式の釣糸ガイド1と図16に示す形式の釣糸ガイド2があった(特開平11−225628号公報を参照)。いずれの形式の釣糸ガイド1,2にあっても保持枠3でガイドリング4を保持し、保持枠3から下向き竿元方向に向かって延びる左右一対の支脚5を設け、この支脚5の先端に足部6を形成し、足部6を釣竿に取り付けるようにしている。そして、リールから繰り出して蛇行したり弛んだりしながら進む釣糸を左右の支脚5によりガイドリング4に向けて誘導する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の釣糸ガイドは保持枠3と支脚5と足部6は数ミリ程度の薄い厚さの一枚の板状金属材をプレスで打ち抜き、切り出した板部材を各部形状に合わせて曲げ成形する。図14及び図15に示す形式の釣糸ガイド1はガイドリング4の保持力を高め、保持枠3の張り出し高さを抑えるため、保持枠3に相当する部分に絞り加工を施し、円筒状の保持枠3を形成する。一方、図16に示す形式の釣糸ガイド2の保持枠3はプレスで打ち抜いた板材のままである。後者形式の保持枠3にあっては製作は容易であるが、ガイドリング4の保持力が低く、又、保持枠3の高さが増すという欠点があった。
【0004】
前者形式の釣糸ガイド1にあっては保持枠3の後端から左右一対の支脚5を下側後方に向かって延ばすため、筒状に形成した保持枠3の後端部の加工は難しい。又、薄い厚さの板材端縁の角が比較的鋭いエッジとなって露出していたため、リールから繰り出された釣糸をガイドリング4に導く際に釣糸が保持枠3の後端の比較的鋭いエッジ部分に触れて擦れ、釣糸が傷付き易く、又、繰り返し接触すると、釣糸が摩耗し、糸切れし易いことが判明した。
【0005】
図16に示す釣糸ガイド2にあっては保持枠3の部分が金属製板材をプレス加工により打ち抜いたまま用いるため、保持枠3には数ミリ程度の薄い厚さの板状のエッジ部が形成され、この場合にも、釣糸をガイドリングに導く際にその保持枠3後端の比較的鋭いエッジに釣糸が接触し、擦れて釣糸が傷付き易く、又、釣糸が繰り返し接触すると、摩耗し、糸切れし易いという前記同様の欠点があった。
【0006】
従来の釣糸ガイド1,2の左右の支脚5はいずれも板状金属材から打ち抜くため、板状になる。このため、支脚5には数ミリ程度の薄い厚さのエッジ部が形成されてしまう。従って、この支脚5によって釣糸をガイドリングに導くとき、釣糸がその比較的鋭いエッジ部に接触し、釣糸が擦れて傷付き易く、又、繰り返し接触すると、釣糸が摩耗し、糸切れし易いという欠点があった。
【0007】
以上の如く、従来の釣糸ガイドにあってはガイドリング周辺の保持枠や支脚が板状材をプレスによって形成するため、通常最も頻繁に釣糸が接触する部分であるにも拘わらず、比較的鋭いエッジ部分が露出して残る形態になっており、このエッジ部分に釣糸が触れ、擦れて釣糸が傷付き易く、繰り返し接触すると、釣糸が摩耗したり、糸切れし易いという難点があった。
【0008】
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目的とするところは、保持枠より後方に延びた複数本の支脚によって釣糸をガイドリングに誘導する際の釣糸の傷付きや磨耗を極力防止し、且つ釣糸を円滑に案内できる釣糸ガイド、及びその釣糸ガイドを装着した釣竿を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記保持枠の後方端のエッジ外周部分を曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイドである。
【0010】
請求項2に係る発明は、前記保持枠の後方端エッジ外周部分を前記保持枠の前方端エッジ外周部分よりも大きい曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の釣糸ガイドである。
【0011】
請求項3に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記保持枠は前記板状材を絞り加工して前記板状材の厚さよりも前後軸心方向の幅が広い筒状のガイドリング保持部を形成し、前記保持枠の後方端のエッジ外周部分を曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイドである。
【0012】
請求項4に係る発明は、前記支脚は前記保持枠の前方端から延び出て後方へ曲がり後方下側に向かって延長する板状部分を前後方向中心軸に対し外方に広がる向きに湾曲したことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の釣糸ガイドである。
【0013】
請求項5に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記支脚の板状部分を内側縁部が外側縁部よりも後方に位置するように捻り、その後方板面で後方外向きのガイド面を形成し、該ガイド面の少なくとも一方の縁部における後方エッジ部に前方エッジ部より大きい曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイドである。
【0014】
請求項6に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記支脚の板状部分の外側に位置する縁部における後方エッジ部を前方エッジ部より大きい曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイドである。
【0015】
請求項7に係る発明は、前記釣糸ガイドを竿管に取り付けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の釣竿である。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1で示すように本実施形態の釣糸ガイド10は釣糸を挿通ガイドするガイドリング11と、このガイドリング11を保持した保持枠(保持フレーム)12と、2本の後側支脚13と、1本の前側支脚14を備える。2本の後側支脚13は図2に示した釣竿15に取り付ける後足部16に合流して一体化する。前側支脚14はその先端部に前記釣竿15に取り付ける前足部17を形成する。
【0017】
保持枠12と後側支脚13と前側支脚14と後足部16と前足部17は一枚の板材を打ち抜き、切り出した部材の所定部位を適宜曲げ加工するなどにより一体に連続した枠体として構成する。この素材としての板材には例えばステンレス鋼、チタン合金や繊維強化金属等の金属又はその他の材料のものを用いるとよい。
【0018】
前記ガイドリング11は前記保持枠12の材料よりも耐磨耗性に富む材料で作られている。この材料としては通常シリコンカーバイト(SiC)を用いる。しかし、アルミナオキサイド、セラミックス、タングステンカーバイト又は金属等でもよい。又、ガイドリング11の部材表面をダイヤモンドコーティング等で被覆してもよい。
【0019】
次に、釣糸ガイド10の各部について説明する。まず、前記保持枠12は板材を打ち抜いて切り出した対応部分を図3に示すように絞り筒状のガイドリング保持部を形成する。保持枠12の幅(筒部長さ)wはガイドリング11の幅よりも狭い。保持枠12の幅wはガイドリング11を保持する力を高めるため、そのガイドリング11の幅の70%以上が好ましい。通常2.0mm〜3.0mmの範囲内が適当である。保持枠12の後端から中にガイドリング11の後端が入り込まないように設定し、一般的にはガイドリング11の後端が保持枠12の後端から僅かにはみ出す程度が好ましい(図9参照)。
【0020】
又、前記保持枠12の幅wは素材の板厚よりも長い。このため、ガイドリング11を固定する保持力が保持枠12を筒状に絞り加工しない場合に比べて高まる。板材(素材)の板厚はガイドリング11のサイズや後側支脚13等の他部分の形態も考慮して決めるべきであって通常は0.5mm〜1.5mmの範囲で選択する。特に0.7mm〜1.3mmの範囲が好ましい。
【0021】
そして、図8及び図9に示すように、前記ガイドリング11は保持枠12にその外周面部を圧入して固定し、さらには接着剤19により保持枠12に固定する。保持枠12はプレスで打ち抜いて切り出した板材部分を絞り加工により筒状に形成するのでガイドリング11の嵌込代や接着代を確保できると同時に保持枠12の外径が大きく嵩張らない。
【0022】
図9に示すように、前記保持枠12の後端外周エッジ部分には全周にわたり曲面状の丸み部21を形成する。但し、この丸み部21は保持枠12の上側部、例えば上部半円周部にのみ形成してもよい。この丸み部21を形成することにより前記保持枠12の後方外周部分は曲面状になり、鋭い角のないエッジ外周部とすることができる。
【0023】
図9に示すように、保持枠12後端の丸み部21の内周端はガイドリング11の丸みのある外周面に達している。そして、ガイドリング11の丸みのある後端部分11aは保持枠12の丸み部21の内周端、つまり保持枠12の後端から後方へ突き出している。もっとも、保持枠12の後端をガイドリング11の後端に一致させ、或いは保持枠12内にガイドリング11の後端を入り込ませてもよい。保持枠12内にガイドリング11の後端を入り込ませた場合には保持枠12の後端内側にも丸み部を形成することが好ましい。一般的には前記保持枠12の後端の丸み部21をガイドリング11後端の丸み部に連続させるようにする。
【0024】
又、図10に示すように、保持枠12の後端外周に丸み部21を施す際、その丸み部21の内端付近部分を曲げ加工し、その曲げた部分22をガイドリング11の丸みのある外周面に密に当てるように変形させてもよい。
【0025】
尚、前記保持枠12の前方端にも丸み部を付けてもよいが、釣糸は触れないので、保持枠12の前方端には丸める等の絞り加工を施さず、そのままの形態であってもよい。
【0026】
図1に示すように、各後側支脚13の部分も板状の素材を帯状に打ち抜いて形成する。そして、各後側支脚13の部分は前記絞り加工を施した保持枠12の前端縁から前方に向かって突き出した直後に側方へ折り曲げて後方へ向きを変え、後方下側に位置した前足部17に向かって延長する。
【0027】
図4に示すように、保持枠12から後側支脚13が延び出る位置は保持枠12の中心Oを通る水平線Lの位置よりも低く、その水平線Lから後側支脚13が突き出す位置までの中心角θ1は45°の範囲内にあることが好ましい。
【0028】
又、図2に示すように、後側支脚13は保持枠12の前端縁から前方に突き出した直後の位置に第1折曲げ部24を形成して延出する向きを前方から後方へ変える。さらに図4〜図8に示すように後側支脚13は釣糸ガイド10の前後方向中心軸に対し左右外方へ広がる向きに丸く曲円状に湾曲しながら傾斜して後方へ延長する。そして、図8に示すように、後側支脚13の中間領域部分25は外方へ広がって丸く膨む状態で後方下方へ傾斜しながら延び、第2折曲げ部26を経て後足部16に合流して一体になる。
【0029】
図2に示すように、後側支脚13の下側後方への傾斜角度θ2は、30°〜70°の範囲にする。好しくは35°〜55°である。後側支脚13を保持枠12の略真下方向へ延ばすと釣糸を案内できない。又、傾斜角度θ2を70°より大きくすると、後側支脚13が長くなり過ぎて釣糸ガイド10の重量が増し、好ましくない。
【0030】
後足部16には割り溝又は割れ目27を形成してある。このため、後足部16は釣竿15の外周面にその外径の大小に拘わらず密着適合し易くなっている。又、割れ目27を広げて隙間を形成するようにしてもよく、この場合には釣竿15に対する取付け安定性が増す。
【0031】
図8に示すように、後側支脚13が外方へ広がって最も膨らんだ場所での左右幅(内径)は保持枠12の外径よりも大きい。通常は後側支脚13が保持枠12の外周位置より離間する距離dを1mm以上とし、後側支脚13が保持枠12の外周位置よりも外側に位置するように左右幅(内径)を設定する。2本の後側支脚13はその枠内に空間28を形成する。
【0032】
このように後側支脚13が保持枠12の外周位置よりも外側まで丸く膨らんで位置するため、その丸い膨らみによりガイドリング11から離れた位置・方向に後側支脚13を配置することになるので、リールから送られた釣糸を大きく捉え、糸の当りを軽減し、かつ後側支脚13からガイドリング11へ釣糸を誘導し易くなる。従って、後側支脚13に対する糸当りを緩和し、釣糸が後側支脚13への絡み付きを防止できる。
【0033】
又、図11に示すように、各支脚13はその内端部分それぞれが外端部分よりも前方(竿先側)に退いて位置するように捻ってある。そして支脚13の板状部分の外側に位置する縁部における後方エッジ部に前方エッジ部より大きい曲面部31又は面取り部を形成する。支脚13の板状部分の外側に位置する縁部における前方エッジ部又は支脚13の板状部分の内側に位置する縁部のエッジ部に曲面部又は面取り部を形成してもよい。
【0034】
このような曲面状又は面取り状に形成する部位は特に釣糸が当る後側支脚13のエッジ部分に施すとよい。このようにエッジ部分を曲面状又は面取り状に形成すれば、この部分に釣糸が接触しても、釣糸を円滑に案内できると共に、釣糸の傷付きや摩耗を防止出来る。
【0035】
図13は前記保持枠12の後端外周エッジ部、又は支脚13の側縁エッジ部に形成する曲面状又は面取り状部分の断面形状の例を示す。図13(a)は保持枠12又は支脚13のエッジ部分を曲面状に形成した曲面部31の例である。又、図13(b)は面取り状に形成した面取り部32の例である。
【0036】
図13(a)に示す曲面部31の例ではその曲面部31の半径Rを板素材の板厚をtとするとき、(1/2)t以上とすることが好ましい。又、半径Rは(1/2)t〜tの範囲が好ましいが、それ以上に大きくてもよいし、それ以下であってもよい。図13(b)に示す面取り部32の例ではその面取り部32の面幅寸法Cを0.5mm以上とするとよい。より好ましくは0.7mm〜1.2mm程度がよい。板素材の板厚tとの関係では、板厚tの40%〜80%の範囲で曲面状又は面取り状に形成するとよい。勿論、面取り部32の面幅寸法Cはその寸法に限らない。
【0037】
又、図13(b)に示すように面取り部32の縁に小さな曲面状又は面取り状の角落とし部33を連続して形成するようにしてもよい。
このような形状に加工する方法としては例えばバレル加工がある。
【0038】
以上のように本発明は、釣糸が当る部材のエッジ部を、丸み部21や面取り部32の他、多角形の組み合わせや波形状の組み合わせ等により全体として実質的に曲面状に形成するものであってもよい。要は基本的に曲面状になって釣糸を円滑に案内でき、糸の傷付きを防止できる形状であればよい。
【0039】
図12に示す釣糸ガイドの例では、保持枠12の板部材に絞り加工を施さない板状のまま用い、また、左右の各支脚13は後方(竿元側)から見ていずれもその内端縁部分が後方へ盛り上げるように張り出し、支脚13の後側板面で後方外向きの釣糸ガイド面を形成するようにした形式である。
【0040】
この形式の保持枠12にもその後端外周エッジ部分にその全周にわたり曲面状の丸み部21等を形成する。また、支脚13の釣糸が当る後方外周エッジ部分を曲面状又は面取り状に形成する。前記ガイド面の少なくとも一方の縁部、特に外側の後方エッジ部を前方エッジ部より大きい曲面状又は面取り状のものとする。
【0041】
図12に示す釣糸ガイドでも図13(a)(b)に基づいて提示した曲面部31の半径R又は面取り部32の面幅寸法Cを引用できる。特に、絞り加工を施さない保持枠12の軸方向長さ(幅)wは0.5mm〜1.5mm又は0.5mm〜1.4mmの範囲であり、好ましくは0.7〜1.3mmの範囲とする。又、保持枠12の厚さtを0.5mm〜1.5mm又は0.5mm〜1.4mmの範囲で、好ましくは0.7〜1.3mmの範囲とする。以上の設定により絞り加工を施さない保持枠12の強度を確保しつつ保持枠12のコンパクト化と軽量化ができる。又、釣糸の傷付きを防止し、円滑に糸案内できる。又、図12の左右支脚13のガイド面は前記左右支脚間中央寄りの内端側に位置する面部分が後方に位置し、外端側に位置する面部分が前方に位置するように傾斜する捻りを加えてある。
【0042】
尚、ここでは図1に示すように、後側支脚13を外側方へ広げて膨らむ湾曲形状としたが、左右一対の後側支脚13を直線的に略逆ハの字状又は略V字状に配置するようにしたものでもよい。又、足部が2つの両足タイプの釣糸ガイドの例だけではなく、図11に示すように保持枠12から前方に延びる前支脚を省略した片足タイプのものであってもよい。
【0043】
又、支脚の数を3本に限らず、4本以上にしてもよい。さらに、左右に分離した2本の後側支脚間の孔空間に上下に延びる第3の支脚を配設したり、左右の後側支脚を左右又は斜めに延びるアーム等で連結したり、2本の後側支脚間の孔空間内において保持枠と支脚を連結するアームを配設したりするようにしてもよい。ガイドリングは保持枠に対し直接に固定することが軽量化する上では好ましいが、ガイドリングの固定力を高めるため、合成樹脂部材等を介在させて固定してもよいし、接着剤を組み合わせて固定するようにしてもよい。ガイドリングの形状は円形のものに限らず、半円形等であってもよい。前述した実施形態のものを任意に組み合わせ、又は省略したものでもよい。
【0044】
又、左右の後側支脚13を前後方向中心軸に対し外方に広がる向きに湾曲してあったが、左右の各後側支脚13の捻りを逆にして後方(竿元側)から見ていずれもその外端部分を前方に退いて位置させ、内端部分を後方に張り出させて各後側支脚13の後側板面を斜め外方に向けるように傾斜させ、その後側板面を釣糸のガイド面とするようにしてもよい。この場合には内端部外端部ともそのエッジ部分を曲面状又は面取り状に形成するとよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、釣糸の当る保持枠の後方側の少なくとも上側エッジ部分や支脚の縁部を曲面状又は面取り状に形成したので、従来のように、部材のエッジ角部が鋭い形状になることがないので、釣糸はその曲面状や面取り状の部分に接触するので、円滑に糸案内できると共に、釣糸の傷付きや摩耗を防止できる。又、釣糸が大きく蛇行したり弛んだりしても複数の支脚で糸絡みを防止し、円滑に糸案内できる。
【0046】
請求項2に係る発明によれば、保持枠の前方外周エッジは特別形を変えないので保持枠全体としての強度低下を最小限に押えて保持枠の強度を維持できる。又、保持枠の後方側の上側エッジ部分は曲面状又は面取り状に形成したので、リールから繰り出した釣糸を円滑に案内できると共に、釣糸の傷付きや摩耗を防止出来る。
【0047】
請求項3に係る発明によれば、保持枠は前後軸心方向に絞り加工して板材の厚さより幅の広いガイドリング保持部分を形成し、支脚が延びる後方側の外側エッジ部分を前方側エッジ部分よりも大きい曲面状又は面取り状に形成したので、保持枠の外径を板の厚さ程度の外径に小さく規制でき、しかもこの外側エッジ部分が曲面状又は面取り状にしたので、釣糸の接触をより少なく、円滑に案内できると共に、釣糸の傷付きや摩耗を防止出来る。又、釣糸が大きく蛇行したり弛んだりしても複数の支脚で糸絡みを防止し、円滑に糸案内できる。
【0048】
請求項4に係る発明によれば、前記保持枠の前方端から延び出して後方へ曲がり後方下側に向かって延長する板状部分を前後方向中心軸に対し外方に広がる向きに湾曲したので、支脚に釣糸が接触することを低減でき、より一層釣糸を円滑に案内できる。
【0049】
請求項5及び請求項6に係る発明によれば、支脚の後方側エッジ部分を曲面状又は面取り状に形成したので、この部分に釣糸が接触しても、釣糸を円滑に案内できる。又、釣糸が大きく蛇行したり弛んだりしても複数の支脚で糸絡みを防止し、円滑に糸案内できる。
【0050】
請求項7に係る発明によれば、釣糸の傷付きや摩耗を防止出来る前記釣糸ガイドの特長を生かした釣竿を提供出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの斜視図。
【図2】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの左側面図。
【図3】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの縦断面図。
【図4】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドを後方側から見た図。
【図5】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドを前方側から見た図。
【図6】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの平面図。
【図7】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの下面図。
【図8】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの縦断面図。
【図9】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドにおけるガイドリングと保持枠の結合部を拡大して示す断面図。
【図10】本発明の実施形態に係る他の釣糸ガイドにおけるガイドリングと保持枠の結合部を拡大して示す断面図。
【図11】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの前側支脚の横断面図。
【図12】本発明の実施形態に係る他の釣糸ガイドの縦断面図。
【図13】本発明の実施形態に係る釣糸ガイドの保持枠又は後側支脚の後方端部外周の形状を示す断面図。
【図14】従来の釣糸ガイドの平面図。
【図15】従来の釣糸ガイドの左側面図。
【図16】従来の釣糸ガイドの縦断面図。
【符号の説明】
10…釣糸ガイド
11…ガイドリング
11a…後端部分
12…保持枠
13…後側支脚
14…前側支脚14
15…釣竿
16…足部
19…接着剤
21…丸み部
25…中間部分
31…曲面部
32…面取り部
Claims (7)
- ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記保持枠の後方端のエッジ外周部分を曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイド。
- 前記保持枠の後方端エッジ外周部分を前記保持枠の前方端エッジ外周部分よりも大きい曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の釣糸ガイド。
- ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記保持枠は前記板状材を絞り加工して前記板状材の厚さよりも前後軸心方向の幅が広い筒状のガイドリング保持部を形成し、前記保持枠の後方端のエッジ外周部分を曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイド。
- 前記支脚は前記保持枠の前方端から延び出て後方へ曲がり後方下側に向かって延長する板状部分を前後方向中心軸に対し外方に広がる向きに湾曲したことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の釣糸ガイド。
- ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記支脚の板状部分をその内側縁部が外側縁部よりも後方に位置するように捻り、その後方板面で後方外向きのガイド面を形成し、該ガイド面の少なくとも一方の縁部における後方エッジ部に前方エッジ部より大きい曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイド。
- ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方へ延びる複数の支脚と、該支脚と接続した足部とを有し、前記保持枠と前記支脚と前記足部とを板状材から一体形成し、前記支脚の板状部分の外側に位置する縁部における後方エッジ部を前方エッジ部より大きい曲面状又は面取り状に形成したことを特徴とする釣糸ガイド。
- 前記釣糸ガイドを竿管に取り付けたことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の釣竿。
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