JP2004024079A - 釣糸ガイド及び釣竿 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は釣糸をガイドリングに誘導する支脚のエッジ部分に釣糸が接触して傷付くことを防止しながらガイドリングに釣糸を円滑に案内できる釣糸ガイドを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明はガイドリング11を保持する保持枠12から下側後方に延び前記ガイドリング11に釣糸を案内する左右2本の支脚15を備えた釣糸ガイドにおいて、前記左右2本の支脚15は前記ガイドリング11に釣糸を案内するガイド面を形成し、該ガイド面は左右支脚の中央側に位置する面部分が後方に位置し、外端側に位置する面部分が前方に位置する傾斜面とした。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は釣竿に取り付けたリールから繰り出した釣糸を案内する釣糸ガイド及びその釣糸ガイドを備えた釣竿に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、釣竿を振り、釣の仕掛けを投擲する際にリールから繰り出した釣糸を案内する釣糸ガイドとしては図10又は図11に示す形式のものが知られている(実公平1−17173号公報を参照)。この形式の釣糸ガイドはガイドリング1を保持した保持枠2から下むき後方へ延びる2本の支脚3を形成し、支脚3の先端に釣竿取付け用の足部4を形成している。2本の支脚3はリング状の保持枠2の左右側辺部位から下側後方に位置する1本の足部4に向かってVの字状に延出する。
【0003】
又、図10で示す釣糸ガイドは足部4が1つの片足タイプであり、図11に示す釣糸ガイドはさらに前足部5を加えた両足タイプのものである。
【0004】
2本の支脚3は保持枠2の側部から斜め後方へ向けてVの字形に配置するが、この理由は、以下の通りである。つまり、リールから繰り出した釣糸は螺旋状又は左右に波打ちながら膨らみ蛇行して進む。釣糸ガイドはこのように膨らんだ釣糸をVの字形に配置した2本の支脚3でガイドリング1の中央へ誘導し、釣糸が釣糸ガイドの部材に絡み付くトラブルを防止する。V字形に配置した2本の支脚3は保持枠2と一体になって三角構造を構成し、釣糸ガイドの強度を高める。保持枠2から線状の足部4に向かって2本の支脚3を略直線的に配置するため、保持枠2から足部4までの距離が略最短となって釣糸ガイドの軽量化が図れる。保持枠2と支脚3と足部4とを板状の金属素材からプレスで一体に打ち抜き形成できる構造であるため、釣糸ガイドの製作が容易で安価な釣糸ガイドを提供できる。
【0005】
さらに、前記実公平1−17173号公報では、釣糸ガイドの保持枠2と支脚3と足部3を一枚の金属板から一体に打ち抜き曲げ形成する際において、両支脚3の板面が竿元側から見て両支脚3の間に位置する空間内に入り込む向きに支脚3の板材を捻り、その支脚3の板部表面を内側に向けた構造のものを提案している。そして、リールから繰り出した釣糸を一対の支脚3で掬い上げる恰好でガイドリングに導く。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、リールから繰り出した釣糸は螺旋状又は左右に振れながら大きく膨らみ蛇行して釣糸ガイドに向かって進んでくる。このため、釣糸は支脚3の外側から2本の支脚3に絡み付くように動き、釣糸は支脚3に外縁から巻き付くように接触する。各支脚3の縁にはエッジ(角部)が多かれ少なかれ形成されている。特に支脚3を金属製板材から打ち抜き形成した場合にはエッジ部が鋭くなる。釣糸はその支脚3に外側から接触するため、支脚3の外側端の鋭いエッジ部分に釣糸が強く接触して擦れる結果、釣糸が傷付き易いということが判明した。
【0007】
しかも、前述した実公平1−17173号公報での釣糸ガイドでは板材を内側に向けて捻って、支脚3を形成するため、その支脚3の外側エッジ部分がより鋭くなってしまう。この結果、釣糸は外側から支脚3に接触する際において、支脚3の外側端の鋭いエッジ部分に釣糸が強く接触して擦れ、特に釣糸が傷付き易いということが判明した。
【0008】
本発明は前記課題に着目してなされたもので、釣糸をガイドリングに誘導する支脚に釣糸が接触して傷付くことを極力防止し、且つガイドリングに向けて釣糸を円滑に案内でき、又、釣糸ガイドの製作が容易なものとすることを目的とする。又、本発明はこの釣糸ガイドの特長を生かした釣竿を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方に延び前記ガイドリングに釣糸を案内する左右2本の支脚と、該支脚の下端に接続すると共に釣竿に取り付ける足部とを備えた釣糸ガイドにおいて、前記左右2本の支脚はそれぞれ竿元側から繰り出した釣糸を受け前記ガイドリングに案内するガイド面を有し、該ガイド面は前記左右支脚間中央寄りの内端側に位置する面部分が後方に位置し、外端側に位置する面部分が前方に位置するように傾斜したものである。
請求項2に係る発明は、ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方に延びる左右2本の支脚と、該支脚と連続する足部とを板材から一体に形成し、前記左右の支脚における板材の後ろ側へ向く板面の左右支脚間中央寄りの内端側に位置する面部分が後方に位置し、前記板面の外端側に位置する面部分が前方に位置する向きに前記支脚の板材をねじり形成したことを特徴とする釣糸ガイドである。
請求項3に係る発明は、前記支脚のねじり形成した部分のねじり角度を前後方向軸に対して40度から75度の範囲に形成したことを特徴とする請求項2に記載の釣糸ガイドである。
請求項4に係る発明は、前記左右の支脚の下部を1本にまとめ、かつ、1本にまとめた前記支脚の下部に足部に至る折曲げ部を形成したことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の釣糸ガイドである。
請求項5に係る発明は、請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4の釣糸ガイドを竿管に取り付けてなることを特徴とする釣竿である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態に係る釣糸ガイドについて添付図面を参照して説明する。図1で示すように、釣糸ガイド10は釣糸を挿通ガイドするガイドリング11と、このガイドリング11を保持する保持枠(保持フレーム)12と、後述する釣竿13に取り付ける足部14と、この足部14と前記保持枠12を連結する2本の支脚15を有する。保持枠12と足部14と支脚15に対応した各部分は一体に連続した枠体である。
【0011】
この枠体は、例えば、ステンレス鋼、チタン合金や繊維強化金属等の金属又はその他の材料によって形成した一枚の板材(例えば厚さ0.5〜2.0mm)から一体のものをプレス機で打ち抜いて切り出し、切り出した部材の所定部位を曲げて作る。ガイドリング11は前記保持枠12よりも耐磨耗性に富む材料を用いて作る。このガイドリング11を形成する材料としては、通常、シリコンカーバイト(SiC)であるが、アルミナオキサイド、セラミックス、タングステンカーバイト又は金属等であってもよい。又、ガイドリング11の部材表面をダイヤモンドコーティング等で被覆してもよい。
【0012】
次に、釣糸ガイド10の各部について説明する。図2に示すように、2本の支脚15それぞれの上端部は環状の保持枠12の左右側部付近から延び出る。この支脚15が延び出る位置は保持枠12の中心位置よりも低く、保持枠12の中心を通る水平線に対し保持枠12の中心角が45°の範囲内にある。図2に示すように、2本の支脚15は一本の足部14に向かって僅かに外側へ湾曲するも略直線的に収束して下端部分が1本にまとまって一体になり、この一体部分が足部14に連続する。
【0013】
図2に示すように、左右一対の支脚15は略逆ハの字状又は略V字状に配置される。このような配置によって左右の支脚15は保持枠12の下部16と一体の三角枠構造を形成し、又その枠内には三角形等の空間を形成する孔17を作る。又、支脚15は略直線的である場合に限らず、外側又は内側に丸く湾曲する形態で配置するようにしてもよい。
【0014】
図3に示すように、右側方から釣糸ガイド10を見たとき、左右の支脚15は下部後方に位置する足部14に向かって傾斜しており、折曲げ部21を介して足部14に接続している。又、図2に示すように、左右の支脚15の下方部分は足部14に至る前から一本に合体しており、この一体となった下部22の下端付近によって前記折曲げ部21を形成している。つまり、左右の支脚15は一本の脚部になった下部22において前記折曲げ部21を形成する。このため、その折曲げ部21の容積が増し、強度向上が図れる。
【0015】
図2に示す、支脚15における下部22の高さhとしては、この折曲げ部21の強度や折曲げ加工性又は左右支脚15の配置上の関係を考慮すれば、3mm〜10mmの範囲内が好ましい。又、下部22の高さhは、支脚15を形成する板材の板厚の2〜5倍程度にすると良い。
【0016】
図4や図6で示すように、前記支脚15における下部22は上下に沿う中央部分が後方へ突き出すように湾曲して膨らみ、この湾曲した部分は下部22、折曲げ部21から足部14まで連なっている。又、図2や図4で示すように、足部14の底面は円筒状の釣竿13の外周に合わせた曲面状に形成する。足部14の上表面中央部分も上方へ膨らみ、前後方向全体にわたり足部14の横断面形状は中央部分が上方に湾曲する、三日月形状になっている。つまり、支脚15の下部22から折曲げ部21を経て足部14に至る領域にわたり、その横断面形状は同じ向きに湾曲するように三日月形状のものである。このように支脚15の下部22から折曲げ部21を経て足部14に続く部分の横断面形状が三日月状に形成であるため、この折曲げ部21の部分での変形阻止強度が高まり、支脚15は所定の形を維持する。
【0017】
さらに左右の支脚15が一体になった下部22の高さhを確保した前記構成と相俟って折曲げ部21の負荷に対する変形防止強度を一層高め、ガイドリング11の位置を安定させる。又、各部の強度を高めるので支脚15や足部14の部材の少量化・軽量化を図り易い。
【0018】
図3に示すように、支脚15の上端部23では折り曲げられ、保持枠12と連なっている。保持枠12の枠面位置は図3に示す垂直線24に一致させるか、垂直線24に対し前方(竿先側)に倒れる角度θで保持枠12を傾斜させてもよい。この保持枠12の傾斜角度θとしては、20°以下、特に5°〜20°の範囲が好ましい。その理由は、保持枠12を前方へ傾斜させた場合にはガイドリング11に向かう釣糸が前方に流れ易くなり、支脚15やガイドリング11に釣糸を絡みにくくするが、保持枠12の傾斜が倒れ過ぎると、ガイドリング11の案内口径が小さくなり、実質的な糸案内空間の減少を来たすためである。
【0019】
次に支脚15の構造について説明する。図3に示すように、各支脚15を横から見たとき、その支脚15の中央部付近が後方(竿元側)へ僅かに膨らむように支脚15の略全体が湾曲している。このように支脚15が湾曲しているため、支脚15に弾性が付与され、釣糸を投擲する際に釣糸から強い負荷をガイドリング11が受けても、これを緩衝することができる。このため、強い負荷が釣竿13まで伝わって釣竿13を回転させてしまう等の不都合を回避できる。
【0020】
図6に示すように、各支脚15は後方(竿元側)から見ていずれもその左右の支脚15間中央寄りに位置する内端部分が外端部分よりも後方へ盛り上げるように張り出すうように捻ってある。この左右の支脚15の捻り形態は線対称である。つまり、各支脚15の板材は外端部分がそれぞれの内端部分よりも前方(竿先側)に退いて位置し、各支脚15の板面15aは後方側(竿元側)に向く。そして、板面15aはそれぞれ逆向きの斜め後方の外側に向くように傾斜している。この外向きの板面15aが釣糸ガイド面となる。このガイド面は前記左右支脚間中央寄りの内端側に位置する面部分が後方に位置し、外端側に位置する面部分が前方に位置するように傾斜する。そして、リールから大きく膨らみ蛇行してきた釣糸を受けてガイドリング11に案内するようになっている。
【0021】
図6に示すように、釣糸ガイド10の前後方向の中心軸Lに対しての各支脚15の最も大きな捻り角度θ1は支脚15の中央付近で最も大きくなる。これは支脚15の下端付近では下部22や足部14によって捻り加工が制限され、又、支脚15の上端付近では保持枠12によって捻り加工が制限される一方、支脚15の中央付近ではその制限を受けないので、支脚15の中央付近での捻りを最も大きくできるからである。もっとも、支脚15の全長にわたり捻り角度θ1を極力均等に形成してもよい。又、足部14の領域を含め、捻りを加えることが好ましい。
【0022】
特に、支脚15の下部の捻り角度を上部側よりも大きくすると、釣糸の初期接触で面接触する可能性が高まり、釣糸の初期接触における衝撃を緩和し、その後はガイドリング11に向けて滑らかに誘導し、釣糸のガイド性能が高まる。
【0023】
次に、支脚15の捻りを最も大きな部分での捻り角度で見た場合、その捻り角度θ1は40°〜75°の範囲が好ましい。しかし、この捻り角度θ1をそれ以上又はそれ以下にしてもよい。ただし、捻り角度θ1を30°未満にすると、孔17側のエッジ部分が釣糸に当り易くなるので、30°以上にするとよい。又、捻り角度θ1が85°を越えると支脚15の外側エッジが釣糸に当るようになるため、85°以下にすることが好ましい。しかしながら、支脚15の外向きの板面15aにおける外側エッジ又は内側エッジに曲面取り又は面取り加工を施すと、それによる釣糸の傷付きを防止できるので、この場合には、上記の捻り角度の範囲を越えてもよい。
【0024】
図6では支脚15の部分が平板状のものであるため、捻り角度θ1は支脚15の板面15aの傾斜角θ2に一致する。しかし、図7に示すように、支脚15の外側端に前方に突き出すリブ26を一体に形成した場合にはリブ26の突出し先端で捻り角度θ1を定める。この場合は、捻り角度θ1に比べて板面15aの傾斜角θ2の方が大きくなる。
【0025】
上述したように支脚15の外向きの板面15aにおける外側エッジ又は内側エッジに曲面又は平面の面取り加工を施すが、図8で示すものは外側エッジ部分に曲面状の面取り部27を板面15aの領域に大きく入り込むように形成したものである。このような面取り部27を形成すれば、釣糸の流れが良好になる。しかも、釣糸の傷付きを防ぎ、糸切れを防止することができる。
【0026】
図9(a)に示すように、面取り部27の曲面の半径Rを板素材の板厚をtとするとき、(1/2)t以上とするとよい。また、半径Rは板厚t未満の範囲であることが好ましいが、それ以上であってもよいし、それ以下でもよい。又、図9(b)に示すように、平面で面取りする面取り部27の場合ではその面取り幅Cを0.5mm以上とするとよい。より好ましくは0.7mm〜1.2mm程度がよい。
【0027】
上述した釣糸ガイド10は竿元側に向けて釣竿13に取り付ける。このとき、釣糸ガイド10の足部14の下面を釣竿13の周面に当て、足部14を糸巻と収縮チューブや接着材等で糸止め固定する。足部14は中央部分が上方に湾曲する形状になっているため、釣竿13の周面に密着させることができる。
【0028】
そして、釣糸ガイド10を使用する場合について述べる。仕掛けの投擲時、釣竿13に装着したスピニングリールより繰り出した釣糸は螺旋状又は左右に振れながら蛇行し広がって進む。そしてガイドリング11の手前で、2本の支脚15に外側から接触し、ガイドリング11の方へ滑らかに誘導される。一般に釣糸は、螺旋状又は左右に振れながら釣糸ガイド10に向かって進んでくるため、最初に支脚15に外側から絡み付くように接触する。しかし、前記左右の支脚15の板面15aが外側に向くため、釣糸はその面によって案内され、支脚15に接触しても両外端側のエッジに強く擦れない。よって、釣糸の傷付きや糸切れを防止できる。しかも、それぞれ外側に向き傾斜した板面15aに極力面接触して案内されるため、ガイドリング11の方へ円滑に誘導できる。
【0029】
以上のように本実施形態によれば、釣糸が支脚15のエッジに強く擦れることが少なく、釣糸が傷付くことを防止できる。又、繰り返し投擲しても糸切れするが少なくなる。
【0030】
尚、前記実施形態では保持枠12と足部14と支脚15の各部分を板材からプレス機で打ち抜いて切り出し、支脚15を捻り、板面15aを傾斜させた構造であるため、その傾斜面は捻り湾曲を付加したものあっても実質的に平なものと見るべきものである。しかし、本発明は板材の中央を後方へ突き出す向きに曲げ変形して外向き傾斜面が曲面とさせたものでもよい。又、板材を捻ることなくガイド面全長を大きく湾曲する曲面としたものでもよい。
【0031】
前述した実施形態の釣糸ガイドでは足部が1つの片足タイプのものであったが、保持枠から前方に延びる支脚と足部を追加した両足タイプのものであってもよい。又、左右に分離した2本の支脚間の孔空間に上下に延びる第3の支脚を配設したり、左右の支脚を左右又は斜めに延びるアーム等で連結したり、2本の支脚間の孔空間内において保持枠と支脚を連結するアームを配設したりするようにしてもよい。ガイドリングは保持枠に対し直接に固定することが軽量化する上では好ましいが、ガイドリングの固定力を高めるため、合成樹脂部材等を介在させて固定してもよいし、接着剤を組み合わせて固定するようにしてもよい。ガイドリングの形状は円形のものに限らず、半円形等であってもよい。前述した実施形態のものを任意に組み合わせ、又は省略したものでもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、左右2本の支脚は、竿元側から繰り出した釣糸を前記ガイドリングに案内するガイド面をそれぞれ形成し、該各ガイド面は左右支脚間寄り内端側に位置する面部分が後方に位置し、外端側に位置する面部分が前方に位置するように傾斜させたから釣糸が接触して傷付くことを防止しながらガイドリングに釣糸を円滑に案内できると共に釣糸の傷付きや糸切れを防止できる。
【0033】
又、請求項2の発明によれば、保持枠と支脚と足部とを板状の部材で一体に形成したからそれらの部分を別体のものから加工するよりも製作し易く、かつ釣糸ガイドの軽量化と高強度化が図れる。
【0034】
又、請求項3の発明によれば、効果的に釣糸の傷付きや糸切れを防止できる。
【0035】
又、請求項4の発明によれば、支脚の下部を1本の支脚にし、かつ、足部に至る折曲げ部を1本化したので、ガイドに前後方向の負荷が作用しても、通常、最も破損しやすい位置である支脚の下部から折り曲げ部の破損を防止できる。しかも、支脚の上部は複数本の立脚に分割しているため、支脚部分がしなり易く、立脚下部への負荷の集中を緩和でき、強度の向上、安定化を図ることが出来る。
【0036】
さらに、請求項5の発明によれば、上記釣糸ガイドの特長を生かした釣竿を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの斜視図。
【図2】本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドを後方から見た図。
【図3】本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの右側面図。
【図4】本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの縦断面図。
【図5】本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの平面図。
【図6】本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの支脚部分を通る横断面図。
【図7】本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの変形例の支脚部分を通る横断面図。
【図8】本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの他の変形例の支脚部分を通る横断面図。
【図9】本発明の一実施形態に係る釣糸ガイドの前側支脚におけるエッジ部分の横断面図。
【図10】従来の釣糸ガイドの斜視図。
【図11】他の従来の釣糸ガイドの斜視図。
【符号の説明】
10…釣糸ガイド
11…ガイドリング
12…保持枠
13…釣竿
14…足部
15…支脚
16…下部
θ…傾斜角度

Claims (5)

  1. ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方に延び前記ガイドリングに釣糸を案内する左右2本の支脚と、該支脚の下端に接続すると共に釣竿に取り付ける足部とを備えた釣糸ガイドにおいて、
    前記左右2本の支脚はそれぞれ竿元側から繰り出した釣糸を受け前記ガイドリングに案内するガイド面を有し、該ガイド面は前記左右支脚間中央寄りの内端側に位置する面部分が後方に位置し、外端側に位置する面部分が前方に位置するように傾斜することを特徴とする釣糸ガイド。
  2. ガイドリングを保持した保持枠と、該保持枠から下側後方に延びる左右2本の支脚と、該支脚と連続する足部とを板材から一体に形成し、前記左右の支脚における板材の後ろ側へ向く板面の左右支脚間中央寄りの内端側に位置する面部分が後方に位置し、前記板面の外端側に位置する面部分が前方に位置する向きに前記支脚の板材をねじり形成したことを特徴とする釣糸ガイド。
  3. 前記支脚のねじり形成した部分のねじり角度を前後方向軸に対して40度から75度の範囲に形成したことを特徴とする請求項2に記載の釣糸ガイド。
  4. 前記左右の支脚の下部を1本にまとめ、かつ、1本にまとめた前記支脚の下部に足部に至る折曲げ部を形成したことを特徴とする請求項1、請求項2、又は請求項3に記載の釣糸ガイド。
  5. 請求項1、請求項2、請求項3、又は請求項4の釣糸ガイドを竿管に取り付けてなることを特徴とする釣竿。
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