JP6619991B2 - 釣糸ガイド及び釣竿並びに鍛造ガイドフレーム - Google Patents

釣糸ガイド及び釣竿並びに鍛造ガイドフレーム Download PDF

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Description

本発明は、釣糸を案内するための釣糸ガイドと、それを備えた釣竿と、釣糸ガイドの鍛造ガイドフレームに関する。
釣糸を案内するための釣糸ガイドが釣竿の外側に装着された、いわゆる外ガイド方式の釣竿は、例えば磯竿等において多様されている。この釣糸ガイドには釣糸から大きな力が作用する。従って、釣糸ガイドには釣糸からの力に耐えうる強度が求められる。その一方、釣糸ガイドの重量は釣竿全体の重量に大きく影響を及ぼすことから軽量化も求められる。特に、先端に近い箇所に装着される釣糸ガイドには、穂先の感度や調子に対する影響が大きいことから、必要な強度を確保しつつも軽さが求められる。
強度を確保するためにはガイドリングを保持するためのガイドフレームを金属製とすることが有利である。そのため従来では、下記特許文献1のように金属板を打ち抜いてガイドフレームを形成していた。しかしながら、金属板を打ち抜いて形成されたガイドフレームでは、肉厚が一定であるため、強度を確保しつつ軽量化を図ることには限界がある。
また、ガイドリングが装着されるリング装着孔は、金属板を打ち抜いて形成されているため、その壁面の厚さは金属板の肉厚であり、ガイドフレームとガイドリングの外周面との接触部分は金属板の肉厚分のみとなる。そのため、リング装着孔にガイドリングを圧入しても、ガイドリングをガイドフレームによって強固に保持することは困難である。これに対して下記特許文献1においては、ガイドフレームの外縁部を前側に折り曲げて周壁を形成して、リング装着孔にガイドリングを圧入すると共に、周壁の内面にガイドリングを接着固定することによってガイドリングを保持する構成が提案されている。この構成では、接着面積については増大させることができるものの、ガイドリングの外周面とリング装着孔の壁面との接触面積については増加しておらず、ガイドリングを保持する保持力を向上させるためにはやはり金属板を厚肉のものとすることになり、全体の重量が大きくなる。即ち、軽量化を図りつつもガイドリングの保持力を向上させることには限界があった。
特開平9−131149号公報
それゆえに本発明は、必要な強度を確保しつつ更なる軽量化を図ることができ、しかも、ガイドリングを強固に保持することができる釣糸ガイド及び釣竿並びに鍛造ガイドフレームを提供することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る釣糸ガイドは、竿体の外側に装着固定される釣糸ガイドであって、釣糸を案内するためのガイドリングと、該ガイドリングを保持するための鍛造品のガイドフレームとを備え、該ガイドフレームは、竿体に取り付けるための前後方向に延びる取付部と、該取付部の前端から上側に立ち上がり、ガイドリングが装着されるリング装着孔が形成されたフレーム本体部とを備え、該フレーム本体部は、リング装着孔の周囲の部分であるリング保持部と、該リング保持部と取付部とを連結する連結部とを備え、リング装着孔の中心線を通る上下方向の切断面でガイドフレームを切断したときの中心縦断面視において、取付部の前側部分における上下方向の寸法よりも、リング保持部の最下部におけるリング装着孔の中心線の方向の寸法の方が大きいことを特徴とする。尚、リング保持部の最下部とは、リング保持部の全周のうち取付部に最も近い部分である。また、後述のリング保持部の最上部とは、リング保持部の全周のうち取付部から最も遠い部分である。また、前後方向とは竿体の中心線の方向であって、穂先側を前側とし、竿尻側を後側とする。上下方向は、竿体の径方向であって、フレーム本体部が取付部から離れていく側が上側であり、取付部に近づいていく側が下側である。
該構成の釣糸ガイドのガイドフレームは鍛造品であり、材料となる金属が鍛造によって叩かれてその強度が高くなるので、薄肉化が可能である。薄肉化してもガイドフレームの強度を十分に確保することができるので、軽量化が可能となる。また、鍛造であるため、ガイドフレームの肉厚に変化を持たせることが容易である。従って、相対的に大きな強度が必要な箇所については厚肉とし、相対的に小さな強度で足りる箇所については薄肉として、ガイドフレーム全体として強度を確保しつつ軽量化することができる。特に取付部を極力薄く形成することができるので、竿体の外周面に取付部を密着良く取り付けることができる。また、竿体の外面と取付部の上面との間の段差を小さくすることができ、その段差に釣糸が絡むことも防止できる。そして、ガイドフレームの中心縦断面視において、取付部の前側部分における上下方向の寸法、即ち厚さよりも、リング保持部の最下部におけるリング装着孔の中心線の方向の寸法の方が大きいので、取付部の厚さを薄く抑えて軽量化を図りつつ、ガイドリングの外周面とリング装着孔の壁面との接触面積を拡大することができ、ガイドリングを強固に保持できる。
特に、前記中心縦断面視において、取付部からリング保持部の最下部まで連続した断面形状となっていることが好ましい。連結部に貫通孔を形成して断面形状が不連続となった構成であってもよいが、連続した断面形状とすることにより、連結部における強度をより一層高めることができる。
また、フレーム本体部の左右両側部に、後側に突出すると共にリング保持部から取付部にかけて連続した補強壁部がそれぞれ形成されていることが好ましい。このようにフレーム本体部に補強壁部が形成されていると、フレーム本体部の強度がより一層向上する。特に、補強壁部がリング保持部から取付部にかけて連続して形成されていると、フレーム本体部の連結部における曲げ強度を向上させることができ、釣糸から釣糸ガイドに大きな力が作用した場合や、釣糸ガイドに外力が作用した場合等において、ガイドフレームが前後に曲がるように塑性変形したり、あるいは、破損したりすることが防止される。また、補強壁部が後側に突出していて左右両側部に形成されているので、ガイドフレームへの糸絡みも発生しにくくなる。
特に、リング保持部の全周のうちの所定箇所には、後側への延伸により、リング装着孔の中心線の方向の寸法が最下部よりも大きい局長部が左右一対形成され、該局長部と補強壁部が連続していることが好ましい。リング保持部に局長部が形成されているとリング保持部の強度が向上する。そして、その局長部と補強壁部とが連続していると、フレーム本体部の強度がより一層向上することになるうえに、糸絡みも更に発生しにくくなる。
また、連結部は、左右方向に切断した横断面視において、左右方向の中央部から左右両側に向けて肉厚が増加していることが好ましい。連結部を左右方向の全長に亘って即ち全幅に亘って厚肉に形成することも可能であるが、左右方向の中央部においては相対的に薄肉とし、その中央部の厚さに比して左右両側の厚さを厚くすると、軽量化を図りつつ連結部の強度を効率良く向上させることができる。
また、フレーム本体部の外縁部に、前側に向けて拡開していく傾斜面を備えていることが好ましく、糸絡みの発生を効果的に防止できる。
また、本発明に係る釣糸ガイドは、竿体の外側に装着固定される釣糸ガイドであって、釣糸を案内するためのガイドリングと、該ガイドリングを保持するための鍛造品のガイドフレームとを備え、該ガイドフレームは、竿体に取り付けるための前後方向に延びる取付部と、該取付部の前端から上側に立ち上がり、ガイドリングが装着されるリング装着孔が形成されたフレーム本体部とを備え、該フレーム本体部は、リング装着孔の周囲の部分であるリング保持部と、該リング保持部と取付部とを連結する連結部とを備え、リング装着孔の中心線を通る上下方向の切断面でガイドフレームを切断したときの中心縦断面視において、取付部からリング保持部の最下部にかけて肉厚が増加していることを特徴とする。
該構成の釣糸ガイドのガイドフレームは鍛造品であり、材料となる金属が鍛造によって叩かれてその強度が高くなるので、薄肉化が可能である。薄肉化してもガイドフレームの強度を十分に確保することができるので、軽量化が可能となる。また、鍛造であるため、ガイドフレームの肉厚に変化を持たせることが容易である。従って、相対的に大きな強度が必要な箇所については厚肉とし、相対的に小さな強度で足りる箇所については薄肉として、ガイドフレーム全体として強度を確保しつつ軽量化することができる。特に取付部を極力薄く形成することができるので、竿体の外周面に取付部を密着良く取り付けることができる。また、竿体の外周面と取付部の上面との間の段差を小さくすることができ、その段差に釣糸が絡むことも防止できる。そして、ガイドフレームの中心縦断面視において、取付部からリング保持部の最下部にかけて肉厚が増加しているので、取付部の肉厚を薄く抑えて軽量化を図りつつ、ガイドリングの外周面とリング装着孔の壁面との接触面積を拡大することができ、ガイドリングを強固に保持できる。
また、本発明に係る釣竿は、このような釣糸ガイドが、穂先側から数えて二番目の釣糸ガイド又は三番目の釣糸ガイドに使用されているものである。尚、穂先側から数えて一番目の釣糸ガイドは穂先の先端部に装着されているものであって、いわゆるトップガイドである。その次の二番目の釣糸ガイドや三番目の釣糸ガイドには、小型軽量化が特に要求され、また、糸絡みが発生しやすい箇所でもある。それらの釣糸ガイドに上述した構成の釣糸ガイドを使用することにより、釣竿の穂先部の調子や感度が良好なものとなり、糸絡みも防止できる。また、穂先部が軽量になるため、穂先部のブレも抑制できる。
また、本発明に係る釣糸ガイドの鍛造ガイドフレームは、竿体に取り付けるための前後方向に延びる取付部と、該取付部の前端から上側に立ち上がり、ガイドリングが装着されるリング装着孔が形成されたフレーム本体部とを備え、該フレーム本体部は、リング装着孔の周囲の部分であるリング保持部と、該リング保持部と取付部とを連結する連結部とを備え、リング装着孔の中心線を通る上下方向の切断面で切断したときの中心縦断面視において、取付部の前側部分における上下方向の寸法よりも、リング保持部の最下部におけるリング装着孔の中心線の方向の寸法の方が大きいことを特徴とする。
以上のように、ガイドフレームが鍛造品であるので、薄肉化しても十分に強度を確保することができるうえに、肉厚に変化を持たせることができ、従って、ガイドフレームを全体として軽量化しつつ強度を確保することができる。また、取付部を薄肉として軽量化を図る一方、リング保持部の最下部の寸法を大きくすることで、ガイドリングを強固に保持できて、ガイドリングのガイドフレームからの脱落を防止できる。
本発明の一実施形態における釣糸ガイドのガイドフレームを示す斜視図。 同ガイドフレームの平面図。 同ガイドフレームを後方から竿体の軸線方向に沿って見た背面図。 図3のA−A断面図。 同ガイドフレームの寸法関係を示すための図3のA−A端面図。 同ガイドフレームの要部を後方から竿体の軸線方向に沿って見た背面図。 図4のB−B断面図。 同釣糸ガイドの竿体への取付状態を示す図4に対応した断面図。 本発明の他の実施形態における釣糸ガイドのガイドフレームを示す図2に対応した平面図。 同ガイドフレームの図4に対応した断面図。
以下、本発明の一実施形態に係る釣糸ガイド1について図1〜図8を参酌しつつ説明する。本実施形態における釣糸ガイド1は、釣糸が挿通し、その釣糸を直接案内するためのガイドリング2と、該ガイドリング2を保持するための金属製のガイドフレーム3とを備えている。即ち、釣糸ガイド1は、ガイドリング2とガイドフレーム3という二つの部品から構成されている。図1〜図7には、釣糸ガイド1に使用されているガイドフレーム3を単独で示しており、図8には、釣糸ガイド1を竿体4に装着した状態を示している。尚、竿体4は、中空状であってもよいし、中実状であってもよい。
かかる釣糸ガイド1は、図8に示すように竿体4(釣竿)の所定位置の外周面に装着され固定される。尚、竿体4の軸線方向を前後方向と称すると共に、図中、竿先側(前側)を符号X1で示し、竿尻側(後側)を符号X2で示す。竿体4の軸線方向(前後方向)は竿体4の中心線の方向である。また、竿体4の軸線方向と直交する方向であって後述するリング装着孔10の中心線50を通る平面上の方向を上下方向とし、竿体4から離れる方向を上側として符号Z1で示し、竿体4に近づく方向を下側として符号Z2で示す。更に、図2のように上側から見た平面視において竿体4の軸線方向と直交する方向を左右方向とし、それを符号Yで示す。尚、ガイドフレーム3にガイドリング2を装着した状態において、リング装着孔10の中心線50はガイドリング2の中心線51と一致する。
<ガイドリング2>
ガイドリング2は、本実施形態において円形の環状であるが、楕円形や長円形等であってもよい。ガイドリング2は耐摩耗性に優れた、種々の硬質材料からなり、例えばSiC(シリコンカーバイト)に代表されるセラミックや、各種の金属材料が使用される。金属材料としては、例えばチタンが挙げられる。チタンとしてはチタン合金が好ましい。チタン合金は、α相とβ相が混在しているものであって、主としてα相であって一部にβ相が残留したニアα型(少量のβ安定化元素を添加したα合金)、α+β型、β型が好適である。特にβ型のチタン合金であることが好ましく、冷間加工性が良く、部材の強度も容易に確保できる。ニアα型としては、例えば、Ti−8Al−1Mo−1VやTi−6Al−2Nb−1Ta−0.8Mo等である。α+β型は、ニアα型よりも多量のβ相が残留しており、例えば、Ti−3Al−2.5VやTi−6Al−4V等である。β型は、準安定β型とも称されるものであって、α+β型に比してβ安定化元素が多く、α安定化元素が少ない。β型では、残留β相中に微細な粒でα相が分散して生成しており、従って、β型においてもその表面にはα相とβ相とがまだら模様となって存在している。β型としては、例えば、Ti−15V−3Cr−3Sn−3Alや、Ti−3Al−8V−6Cr−4Zr−4Moや、Ti−10V−2Fe−3Al等があるが、特に、冷間加工性に優れていることからTi−15V−3Cr−3Sn−3Alが好ましい。ガイドリング2は、釣糸が挿通する糸挿通孔を有しており、ガイドリング2の内周面を釣糸が摺動することで釣糸を直接案内する。
<ガイドフレーム3>
ガイドフレーム3は、ガイドリング2を装着するためのリング装着孔10を有している。該リング装着孔10にガイドリング2が挿入され、ガイドリング2の外周面がリング装着孔10の壁面で保持されると共に、ガイドリング2がガイドフレーム3に接着により固定されている。尚、ガイドリング2はリング装着孔10に例えば圧入により装着され、更には、接着剤によりガイドフレーム3に固定される。
ガイドフレーム3は、竿体4に取り付けるための取付部11と、該取付部11の前端から上側に立ち上がるフレーム本体部とを備えており、フレーム本体部はリング保持部12と連結部13とからなる。尚、本実施形態では、フレーム本体部が取付部11から前側且つ上側に向けて所定角度で斜め上方に立ち上がっているが、直角に立ち上がっていてもよい。ガイドフレーム3は、金属製であって鍛造により一体的に形成された一つの部材から構成されたものである。即ち、ガイドフレーム3は、鍛造品であって、鍛造ガイドフレーム3である。ガイドフレーム3の材質は、種々の金属であってよく、例えば、ステンレスやチタン(純チタンやチタン合金)を例示できる。特に、軽量化にはチタンが有利であって、チタン合金が好適である。特にβ型のチタン合金が好ましく、冷間加工性に優れていることからTi−15V−3Cr−3Sn−3Alが好ましい。
<取付部11>
取付部11は、前後方向に沿って長い形状であって、左右方向の寸法(幅)が小さい。従って、取付部11は、前後方向に沿って細長い形状である。また、取付部11は、左右方向の寸法に対して上下方向の寸法(厚さ)が小さい扁平形状となっている。図1及び図2のように、取付部11の左右両側縁部にはそれぞれ括れ部20が形成されている。該左右の括れ部20は互いに前後方向の位置が同じであって、括れ部20が形成された部分において取付部11の幅は局所的に狭くなっている。括れ部20は、取付部11の前側部分に形成されていることが好ましい。図8のようにガイドフレーム3は取付部11において巻糸5によって竿体4に取り付けられるが、括れ部20を設けることでガイドフレーム3の竿体4からの抜けが防止される。即ち、括れ部20は竿体4からの巻糸5の抜け止めとして機能する。尚、図2のように、フレーム本体部から取付部11の括れ部20にかけてガイドフレーム3の幅は徐々に狭くなっている。また、取付部11の幅は、括れ部20の後側から後端にかけて徐々に狭くなっている。尚、ガイドフレーム3の幅は、後述するリング保持部12の上下方向中央部から下側に向けて徐々に狭くなっていき、連結部13から取付部11へと徐々に狭くなっていく。
括れ部20よりも後側の取付部11の部分における左右両側部の上面には、左右方向外側に向けて徐々に下降する傾斜面21が形成されており、同様に下面にも左右方向外側に向けて徐々に上昇する傾斜面22が形成されており、従って、括れ部20よりも後側の取付部11の部分における左右両側部は、左右方向外側に向けて徐々に厚さが薄くなっている。尚、上面の傾斜面21と下面の傾斜面22は平面であってもよいし、外側が凸となる曲面であってもよい。また、取付部11の上面の後側部分には、後端に向けて徐々に下降していく傾斜面23が形成されており、該傾斜面23によって取付部11の後端から所定長さの領域は後側に向けて徐々に薄肉となっている。尚、傾斜面23によって後側に向けて徐々に薄肉となっていく部分の長さは、取付部11の全長の1/3以下であり、例えば0.5〜2mmである。
また、取付部11の下面には、上側が凸となるように左右方向に沿って湾曲した凹面部24が形成されている。取付部11の下面は竿体4に取り付けられる側の面である。図6は、取付部11のみを後側から表した図であるが、この図6のように、凹面部24は、竿体4の外周面の周方向の曲面に沿った形状とされることが好ましい。従って、凹面部24の曲率半径R(図6参照)は、例えば竿体4の外周面の曲率半径(竿体4の外径の1/2)とされることが好ましい。凹面部24は取付部11の全長に亘って形成されている。
<フレーム本体部>
フレーム本体部は、取付部11の前端から斜め上方に延びており、該フレーム本体部にリング装着孔10が形成されている。フレーム本体部は、リング装着孔10の周囲の部分であるリング保持部12と、該リング保持部12と取付部11とを連結する部分である連結部13とから構成されている。リング保持部12は、リング装着孔10の壁面でガイドリング2を保持する。リング装着孔10はガイドリング2の形状に対応して円形であって、その壁面にガイドリング2の外周面が当接する。リング装着孔10の壁面には、リング装着孔10の中心に向かって突出する微小凸部30を形成することが好ましい。該微小凸部30は、好ましくは周方向に間隔をあけて複数形成され、更に好ましくは周方向に等間隔で形成されて、本実施形態では、60度間隔で合計6箇所形成されている。微小凸部30の内側への突出量はガイドリング2の直径等によって種々設定されるが、例えば0.03〜0.1mmである。また、微小凸部30の突出形状も任意であるが、例えばその周方向の両端から中央部にかけて徐々に突出量が大きくなる形状とすることができ、例えば、微小凸部30の天面である内面を平面とすることで周方向の両端から中央部にかけて徐々に突出量を大きくすることができ、その製作も容易となる。微小凸部30の天面である内面を平面とする場合、微小凸部30を二個、四個、六個というように偶数個配置すると共に、180度対向した微小凸部30の内面同士が互いに平行した関係で対向することが好ましい。尚、微小凸部30は、ガイドリング2をリング装着孔10に圧入することによって押し潰されたり削られたりして変形する。
リング保持部12は、リング装着孔10の中心線50の方向の寸法が全周に亘って一定であってもよいが、全周のうちの所定箇所が局所的に大きくなっていてもよい。本実施形態では、リング保持部12の全周のうちの所定箇所に、リング装着孔10の中心線50の方向の寸法が他の部分よりも大きくなった局長部31が形成されている。該局長部31は、リング保持部12が後側に局所的に延伸されることによって形成されており、リング装着孔10の中心線50の方向の寸法が局長部31の上端31aから下側に向けて徐々に大きくなっていって最大部31bを経由してそこから下端31cに向けて徐々に小さくなっていく形状となっている。尚、リング装着孔10の中心線50の方向の寸法は、局長部31の上端31aから最大部31bまでは相対的に緩やかに変化している一方、局長部31の最大部31bから下端31cまでは相対的に急に変化している。局長部31の上端31aはリング装着孔10の中心線50よりも上側に位置することが好ましい。局長部31の最大部31bはリング装着孔10の中心線50よりも下側に位置している。局長部31は、左右一対形成されており、その左右の局長部31は互いに左右対称形状に形成され且つ配置されている。
このようにリング保持部12におけるリング装着孔10の中心線50の方向の寸法は、左右一対の局長部31において局所的に大きくなっており、左右一対の局長部31を除く他の部分においては一定となっている。図5のようにリング保持部12の最上部12aにおけるリング装着孔10の中心線50の方向の寸法T3は、リング保持部12の最下部12bにおけるリング装着孔10の中心線50の方向の寸法T2と同じであり、リング保持部12の最上部12aや最下部12bにおけるリング装着孔10の中心線50の方向の寸法T3,T2よりも局長部31におけるその寸法の方が大きい。リング保持部12のリング装着孔10の中心線50の方向の寸法は、リング保持部12の最下部12bにおけるリング装着孔10の中心線50の方向の寸法T2以上である。リング保持部12の後端面は、最上部12aや最下部12bにおいて基準面となっていて、左右一対の局長部31においてそれぞれ山部を構成すべく後側に突出している。尚、リング保持部12の最上部12aや最下部12bにおけるリング装着孔10の中心線50の方向の寸法T3,T2は、例えば0.5〜1mmである。
フレーム本体部の外縁部には前側に向けて拡開する傾斜面40が形成されている。リング保持部12においてはその最上部12aを中心として少なくとも180度の角度領域に亘って傾斜面40が形成されており、また、連結部13においてはその左右両側縁部に傾斜面40が形成されている。更に、その傾斜面40は取付部11の括れ部20まで達している。リング保持部12の外周面に前側に向けて拡開する傾斜面40が形成される一方、リング保持部12の内周面でもあるリング装着孔10の壁面は前後の面取り部を除いてリング装着孔10の中心線50の方向に沿って一定である。従って、リング保持部12の最上部12aにおける径方向の寸法は、前後の面取り部を除いて前側に向けて増大しており、リング保持部12の最上部12aにおける前側部分の径方向の寸法T4は、リング保持部12の最上部12aにおける後側部分の径方向の寸法T5よりも大きい。リング保持部12において径方向の寸法が前側に向けて増大している領域は、リング保持部12の全周のうち最上部12aを中心とした180度を越える角度領域である。
連結部13は、リング保持部12の下側所定角度領域と取付部11との間の部分を構成しているため、支持脚部と称することもできる。連結部13の幅は、取付部11に接近するにつれて狭くなっている。詳細には、連結部13の左右両側縁部は、リング保持部12の外周縁部から取付部11の左右両側縁部に向けて、左右方向の内側に括れることなく、リング保持部12の外周縁部の接線方向に沿って延びており、糸絡み防止に効果がある。連結部13の上面の左右方向の中央部には、横断面視V字状やU字状に凹んだ谷部41が形成されている。該谷部41は前後方向に沿って延びていて、リング保持部12の最下部12bから連結部13を経由して取付部11の前側部分まで達している。谷部41の後端の位置は括れ部20の位置よりも後側となっている。また、連結部13の幅が取付部11に向けて徐々に狭くなっていくことに対応して、谷部41の幅も取付部11に向けて徐々に狭くなっている。
一方、フレーム本体部の左右両側部には、後側に突出した補強壁部42がそれぞれ形成されており、該補強壁部42は、リング保持部12から取付部11にかけて突条ないしリブのように連続して延びている。従って、連結部13の左右両側部にも補強壁部42が存在していて、上述した谷部41は左右の補強壁部42の間に位置している。このように左右一対の補強壁部42とその間の谷部41とが形成されていることによって、連結部13は、左右方向に切断した横断面視において、肉厚は一定ではなく、図7のように左右方向の中央部から左右両側に向けて肉厚が増加している。尚、横断面視における連結部13の肉厚とは、横断面視において左右方向と直交する方向の肉厚である。連結部13は、横断面視において、左右方向の中央部に相対的に薄肉である薄肉部13aを備え、左右方向の両側部に相対的に厚肉である厚肉部13bを備えていて、薄肉部13aから左右の厚肉部13bにかけて徐々に肉厚が増加している。また、補強壁部42の上端はリング保持部12の局長部31とつながっており、リング保持部12の局長部31から補強壁部42へと連続して形成されている。具体的には、補強壁部42は局長部31の最大部31bとつながっていてそこから後側に向けて延びている。
図4及び図5は、リング装着孔10の中心線50を通る上下方向の切断面でガイドフレーム3を切断したときの中心縦断面図と端面図である。該中心縦断面は、ガイドフレーム3をその左右方向の中央で切断したときの断面でもある。この中心縦断面視において、ガイドフレーム3の肉厚は一定ではなく変化しており、具体的には、取付部11からリング保持部12の最下部12bにかけて肉厚が増加している。従って、取付部11の前側部分における厚さ(上下方向の寸法)よりも、リング保持部12の最下部12bにおけるリング装着孔10の中心線50の方向の寸法T2の方が大きくなっている。本実施形態では、図5のように、取付部11の前端における厚さT1(上下方向の寸法)よりも、リング保持部12の最下部12bにおけるリング装着孔10の中心線50の方向の寸法T2の方が大きくなっている。また、連結部13には貫通孔が形成されておらず、従って、中心縦断面視においても取付部11からリング保持部12の最下部12bまで連続した断面形状となっており、取付部11からリング保持部12の最下部12bにかけて肉厚は徐々に増加している。上述のように連結部13においてはその左右方向の中央部の肉厚が最も薄くなっているが、その左右方向の中央部において中心縦断面視では上側に向けて徐々に肉厚が増している。
尚、フレーム本体部は、図4及び図5のように、取付部11の前端から前側凸に湾曲しつつ上側に向かった後、直線的に斜め上方に延びており、連結部13は前後方向に湾曲しつつ上側に向かっている。また、上述の補強壁部42も連結部13と同様に前後方向に湾曲しながら取付部11からリング保持部12へと延びている。補強壁部42の突出量はリング保持部12から取付部11に向けて徐々に小さくなっていて取付部11の前側部分においてその突出量は0になっている。上述のように、補強壁部42によって連結部13の両側部には厚肉部13bが形成されているが、その厚肉部13bの肉厚も取付部11に向けて徐々に薄くなっていく。
以上のような釣糸ガイド1は、図8のように釣竿の竿体4の外周面に取り付けられる。特に、釣糸ガイド1は、釣竿の穂先部に取り付けられることが好ましく、釣竿の先端部に装着される釣糸ガイド1を一番目の釣糸ガイド1(トップガイド)としたとき、二番目や三番目の釣糸ガイド1に使用されることが好ましい。二番目の釣糸ガイド1や三番目の釣糸ガイド1にはトップガイドと同様に小型軽量化が特に要求され、また、糸絡みが発生しやすい箇所でもある。従って、二番目や三番目の釣糸ガイド1に本実施形態の釣糸ガイド1を使用することにより、釣竿の穂先部の調子や感度が良好なものとなり、小さなアタリに対しても敏感に反応する釣竿となり、糸絡みも防止できる。また、穂先部が軽量になるため、釣竿の持ち重り感も小さくなって、操作性が格段に向上するうえに、穂先部のブレも抑制でき、例えばシャープなキャストフィールも得られる。尚、四番目以降の釣糸ガイド1に使用してもよい。
竿体4への取付方法としては、例えば竿体4の上に釣糸ガイド1の取付部11を載置し、取付部11と竿体4とに亘って巻糸5を巻き付けて釣糸ガイド1を竿体4に緊縛する。詳細には、取付部11の直ぐ後側の竿体4の部分に所定回数巻回すると共に、取付部11の後端から括れ部20までの領域、あるいは、取付部11の後端から括れ部20を前側に越えた所定位置までの領域に亘って、巻糸5を巻き付けて釣糸ガイド1を竿体4に固定し、更に、接着性のある合成樹脂(接着剤)を巻糸5の巻き付け部分に塗布して固める。
本実施形態における釣糸ガイド1の取付部11は薄肉であるため、竿体4の外周面に取付部11を密着良く取り付けることができる。また、竿体4の外周面と取付部11の上面との間の段差が小さく、その段差によって釣糸が絡むということも防止できる。更に、取付部11の下面には全長に亘って凹面部24が形成されているので、竿体4の外周面に取付部11の下面が沿いやすく、従って、釣糸ガイド1の取付部11と竿体4の外周面との密着性がより一層良好になり、釣糸ガイド1を竿体4に安定に且つ強固に取り付けることができる。また、取付部11の上面の左右両側部に傾斜面21が形成されているので、巻糸5をスムーズに巻回できる。尚、取付部11の上面と下面の傾斜面21,22は軽量化にも効果がある。
そして、釣糸ガイド1のガイドフレーム3が鍛造品であって材料となる金属が鍛造によって叩かれていてその強度が高くなっているので、ガイドフレーム3を薄肉化しても十分な強度を確保することができ、特に取付部11を薄肉化できる。そして、ガイドフレーム3の肉厚に変化を持たせることができるので、相対的に大きな強度が必要な箇所については厚肉とし、相対的に小さな強度で足りる箇所については薄肉として、ガイドフレーム3を全体として軽量化しつつ強度を確保することができる。即ち、取付部11については薄肉とし、リング保持部12や連結部13については取付部11よりも厚肉として、軽量化しつつも強度を確保できる。
その一方、リング保持部12の最下部12bにおけるリング装着孔10の中心線50の方向の寸法T2を、取付部11の前側部分の厚さ(例えば前端の厚さT1)よりも大きくすることで、ガイドリング2の外周面とリング装着孔10の壁面との接触面積を増加させることができてガイドリング2を圧入によって強固に取り付けることができる。従って、接着剤に過度に頼ることなく、ガイドリング2のガイドフレーム3からの脱落を防止できる。また、リング装着孔10の壁面に微小凸部30が形成されているので、ガイドリング2を圧入によってより一層強固に装着できる。しかも、リング装着孔10の壁面の全周のうち微小凸部30が形成されていない部分、即ち、隣り合う微小凸部30間の部分を接着溜まりとすることができるので、ガイドリング2をガイドフレーム3に強固に接着固定できる。
また、リング保持部12に局長部31が左右一対形成されているので、リング保持部12の強度が向上すると共に、糸絡みも防止できる。特に、局長部31と補強壁部42が連続しているので、フレーム本体部の強度がより一層向上すると共に、糸絡みもより一層防止できる。更に、フレーム本体部の外縁部に前側に向けて拡開していく傾斜面40を備えていて、その傾斜面40がリング保持部12の外周縁部から連結部13の左右両側縁部へと連続的に延びているので、糸絡みの発生を効果的に防止できる。
一方、リング保持部12から取付部11にかけて補強壁部42が形成されているので、該補強壁部42がリブとして機能してフレーム本体部の強度が向上する。特に、連結部13における前後方向の曲げ強度を向上させることができ、釣糸から釣糸ガイド1に大きな力が作用した場合や、釣糸ガイド1に直接外力が作用した場合等において、ガイドフレーム3の前後方向の曲がりや破損を防止できる。また、補強壁部42が後側に突出していると共に左右両側部に形成されているので、糸絡みも防止できる。
また、連結部13は、横断面視において左右方向の中央部から左右両側に向けて肉厚が増加しているので、軽量化を図りつつも連結部13の強度を効率良く向上させることができる。即ち、連結部13を全幅に亘って均一に厚肉とするのではなく、部分的に厚肉とすることにより、特には、左右方向の中央部を薄肉としつつ左右方向の両側部を厚肉とすることにより、ガイドフレーム3の重量を抑制しつつ高い強度を確保することができる。しかも、左右方向の中央部から両側部へと徐々に肉厚が変化していることから、前後方向の力に対する強度のみならず左右方向の力や捻れに対しても大きな強度を確保できる。
一方、中心縦断面視において、取付部11からリング保持部12の最下部12bまで連続した断面形状となっていて連結部13に貫通孔が形成されていない構成となっているので、貫通孔のある不連続な断面形状に比して、連結部13における強度をより一層向上できる。また、中心縦断面視において、取付部11からリング保持部12の最下部12bにかけて肉厚が徐々に増加しているので、応力集中の発生を防止できて大きな強度を確保できる。
尚、本実施形態では、竿体4からの巻糸5の抜け止め用として、取付部11の左右両側縁部にそれぞれ括れ部20が形成されていたが、図9及び図10のように取付部11の上面に巻糸5の抜け止め用として凹部25を形成してもよい。該凹部25は取付部11の上面を左右方向に沿って横断するように形成されることが好ましい。
尚、連結部13に貫通孔が形成されていない構成であったが、貫通孔が形成された構成であってもよい。また、竿体4への取付状態においてガイドリング2が前側に傾斜した前傾姿勢となる構成であったが、直立姿勢となる構成であってもよく、即ち、ガイドリング2の中心線51が竿体4の中心線と平行になる構成であってもよい。
1 釣糸ガイド
2 ガイドリング
3 ガイドフレーム
4 竿体
5 巻糸
10 リング装着孔
11 取付部
12 リング保持部
12a 最上部
12b 最下部
13 連結部
13a 薄肉部
13b 厚肉部
20 括れ部
21 傾斜面
22 傾斜面
23 傾斜面
24 凹面部
25 凹部
30 微小凸部
31 局長部
31a 上端
31b 最大部
31c 下端
40 傾斜面
41 谷部
42 補強壁部
50 リング装着孔の中心線
51 ガイドリングの中心線

Claims (6)

  1. 竿体の外側に装着固定される釣糸ガイドであって、
    釣糸を案内するためのガイドリングと、該ガイドリングを保持するための鍛造品のガイドフレームとを備え、
    該ガイドフレームは、竿体に取り付けるための前後方向に延びる取付部と、該取付部の前端から上側に立ち上がり、ガイドリングが装着されるリング装着孔が形成されたフレーム本体部とを備え、該フレーム本体部は、リング装着孔の周囲の部分であるリング保持部と、該リング保持部と取付部とを連結する連結部とを備え、
    連結部は、左右方向に切断した横断面視において、左右方向の中央部から左右両側に向けて肉厚が増加しており、
    ガイドリングの中心線を通る上下方向の切断面でガイドフレームを切断したときの中心縦断面視において、取付部の前側部分からリング保持部の最下部にかけて連続した断面形状となっていると共に肉厚が増加している、
    ことを特徴とする釣糸ガイド。
  2. フレーム本体部の左右両側部に、後側に突出すると共にリング保持部から取付部にかけて連続した補強壁部がそれぞれ形成されている請求項記載の釣糸ガイド。
  3. リング保持部の全周のうちの所定箇所には、後側への延伸により、リング装着孔の中心線の方向の寸法が最下部よりも大きい局長部が左右一対形成され、該局長部と補強壁部が連続している請求項記載の釣糸ガイド。
  4. フレーム本体部の外縁部に、前側に向けて拡開していく傾斜面を備えている請求項1乃至の何れかに記載の釣糸ガイド。
  5. 請求項1乃至の何れかに記載の釣糸ガイドが、穂先側から数えて二番目の釣糸ガイド又は三番目の釣糸ガイドに使用されている釣竿。
  6. 竿体の外側に装着固定される釣糸ガイドの鍛造ガイドフレームであって、
    竿体に取り付けるための前後方向に延びる取付部と、該取付部の前端から上側に立ち上がり、ガイドリングが装着されるリング装着孔が形成されたフレーム本体部とを備え、該フレーム本体部は、リング装着孔の周囲の部分であるリング保持部と、該リング保持部と取付部とを連結する連結部とを備え、
    連結部は、左右方向に切断した横断面視において、左右方向の中央部から左右両側に向けて肉厚が増加しており、
    ガイドリングの中心線を通る上下方向の切断面でガイドフレームを切断したときの中心縦断面視において、取付部の前側部分からリング保持部の最下部にかけて連続した断面形状となっていると共に肉厚が増加している、
    ことを特徴とする釣糸ガイドの鍛造ガイドフレーム。
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