JP2021124650A - 眼鏡のリム - Google Patents

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【課題】 薄板状のリムでもあっても切断部分を無くすことができ、簡単な構成でリムに弾性を持たせつつ、簡単にレンズをリムに挿入することができ、かつ、落下等の衝撃によってもレンズがリムから脱落しにくい眼鏡のリムを提供する。【解決手段】 板状部材から形成され、レンズ周縁に形成された凹部と嵌合して前記レンズを保持する眼鏡のリムにおいて、少なくとも一部に幅広部1aを形成し、幅広部1aに周縁の内側から外側に延びるスリット3と周縁の外側から内側に延びるスリット3とを互い違いに配置して形成した。スリット3は智2の近傍に形成するとよい。【選択図】 図1

Description

本発明は、板状部材から形成され、レンズ周縁に形成された凹部と嵌合して前記レンズを保持する眼鏡のリムに関し、特に、枠状のリムの一部を切断することなくレンズをリム内に挿入することができ、かつ、落下等の衝撃がリムに作用してもレンズからリムが脱落しにくい眼鏡のリムに関する。
レンズの外周をリムで囲堯して保持するいわゆる「フルリム」タイプの眼鏡のリムにおいては、レンズを前記リム内に挿入するために前記リムの一部を切断しているのが一般的である。
ところで、このようなフルリムタイプのリムにおいては、リムの軽量化のために0.5mm〜1mm程度の薄い金属板を打ち抜いて形成された板状のものが知られている(例えば特許文献1参照)。
図3はこのような板状のリムの一例に係り、(a)はリムの正面図、(b)はリムの右側面図、(c)はレンズの凹溝にリムを嵌め込んだ状態を示す部分拡大断面図である。
なお、図示のリムは左右のレンズのうちの左目用のレンズを保持するものであるが、右目用のレンズを保持するリムもその構成は左目用と対称である以外同じであるため、図示及び詳細な説明は省略する。
(a)に示すように、枠状に形成されたリム11の一方の側部(図3(a)の右側の側部)には、図示しないテンプルを折り畳み自在に連結するための智12が設けられる。そして、レンズLを枠状のリム11内に挿入できるようにするために、智12及びリム11を横断方向に切断し、この切断部分11aでリム11を開くことができるようにしている。上下に分断された智12は、「割り智」又「はブロー智」と称される。レンズLの外周縁には、その全周に亘って凹溝Laが形成され、(c)に示すようにリム11内に挿入されたレンズLの凹溝Laにリム11が嵌め込まれることで、レンズLがリム11に保持される。さらに、レンズLをリム11内に挿入した後に、智12にボルトを螺入したり鑞付けしたりするなどして切断部分11aが開かないようにして、レンズLをリム11内に固定する。
しかし、このような薄板状のリム11においては、智12をリム11に取り付けた後でリム11を智12とともに切断するので、切断しにくく切断位置がズレやすいという問題がある。また、レンズLを挿入する際に切断部分11aでリム11を上下に開こうとしても、薄板であることから前後方向(図3(b)(c)において紙面の左右方向)にリム11が撓もうとする。このことはリム11の肉厚が小さくなるほどの顕著になる。そのため、レンズLをリム11に嵌め込む作業が困難になったり、リム11が曲がってしまうなどの問題がある。
登録実用新案3000690号公報 特開2001−154156号公報 特開2017−37143号公報
このような問題を解決するための方法として切断部11aを無くすことが考えられる。割り智又はブロー智を無くした眼鏡のリムは種々のものが提案されており、例えば特許文献2や特許文献3に記載するようなものを挙げることができる。これら文献に記載の眼鏡のリムでは、線材で形成されたリムの一部にコイルばねを形成することで、切断部分を形成しなくてもリムを上下に撓ませてレンズをリム内に嵌め込めるようにしている。
しかし、特許文献2,3に記載のリムはいずれも線材で形成されているため、リムの一部にコイルばねなどの弾性部を形成することは比較的容易であるものの、本発明のリムのような薄板状のリムではコイルばねの構成をそのまま適用することはできない。
また、特許文献2,3に記載のリムは、落下時の衝撃などによってコイルばねが容易に変形して、レンズがリムから脱落しやすいという問題もある。
そこで本発明は、薄板状のリムでもあっても切断部分を無くすことができ、簡単な構成でリムに弾性を持たせつつ、簡単にレンズをリムに挿入することができ、かつ、落下等の衝撃によってもレンズがリムから脱落しにくい眼鏡のリムの提供を目的とする。
上記課題を解決するために本発明の眼鏡のリムは、請求項1に記載するように、板状部材から形成され、レンズ周縁に形成された凹部と嵌合して前記レンズを保持する眼鏡のリムにおいて、少なくとも一部を幅広部として形成し、前記幅広部の両側縁から互い違いに幅方向に延びる複数のスリットを形成する構成とした。
このようにすることで、レンズをリム内に挿入する際に、内側からリムを押し拡げる方向に負荷を作用させれば、スリットが弾性変形してリムの内周長が延び、レンズの挿入が可能な余裕が生じる。
請求項2に記載するように、前記スリットは智の近傍に形成するとよい。智の近傍にスリットを形成することで、落下等の衝撃によってテンプル及び智を介してリムに負荷が作用しても、スリットを弾性変形しにくくすることができる。なお、請求項3に記載するように、前記スリットは前記リムの幅方向の1/2を超える位置まで延ばすとよい。
本発明の眼鏡のリムは、切断部分を形成しなくてもリム内にレンズを挿入することが可能になる。薄板状のリムの上下方向に力を加えると、リムは複数のスリット部分で弾性変形し、レンズをリム内に挿入しやすくなる。リムには切断部分が形成されていないので、前後方向への変形が抑制されるとともに、前後方向への変形よりも先にスリット部分が弾性変形するので、レンズ挿入の際にリムが変形するという不具合の発生を抑制できる。
また、リム内にレンズを挿入してしまえば、リムがレンズの凹溝に嵌り込み、凹溝によってリムの前後方向の変形が規制されること、落下等の衝撃によってもスリットが変形しにくいことから、レンズの脱落抑制効果の高いリムを得ることができる。
本発明の眼鏡のリムの好適な実施形態について、図を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の眼鏡のリムの一実施形態にかかり、その正面図、(b)は(a)のII-II断面図である。なお、図示のリムは左右のレンズのうちの左目用のレンズを保持するものであるが、右目用のレンズを保持するリムもその構成は左目用と対称である以外同じであるため、図示及び詳細な説明は省略する。
リム1の側部には智2が設けられるが、智2を設ける部分が他よりも幅広の幅広部1aとして形成されている。
この幅広部1aには、リム1の内側と外側から交互に複数のスリット3が形成される。この実施形態では、内側から外側に向けてリム1の幅方向に三本のスリット3が形成され、この三本のスリットの間に外側から内側に向けて前記幅方向に二本のスリット3が形成されているが、スリット3の本数はこれに限られない。
スリット3の長さは、リム1の材質や断面形状、肉厚などによるが、レンズLを挿入しやすく、かつ、落下等の衝撃によってリム1が変形したりレンズLが脱落したりしないものを選択する。幅広部1aの中心を越える位置まで延ばすことで、内側から外側に延びるスリット3と外側から内側に延びるスリット3とがリム1の中央で交互になるようにするとよい。
幅広部1aの幅及びスリット3の長さとしては、例えば、板厚0.6mmのチタン材又はステンレス材を打ち抜いて、図1(b)に示すような断面六角形状のリム1を形成する場合において、リム1の幅t=0.5mm〜0.6mmの場合、幅広部1aの幅taはその4倍〜6倍(2.0mm〜3.6mm)以上を目安とする。そして、この幅広部1aに、レンズLをリム1内に挿入できるだけの弾性変形を可能にし、かつ、落下等の衝撃によって容易にレンズLが脱落しないような長さ(1.5mm〜2.8mm程度)のスリット3を、内側と外側のそれぞれから少なくとも一本ずつ形成する。これを基準として、リム1の板厚や材質、断面形状などに応じて種々実験や計算を行い、最適な寸法の幅広部1aとスリット3を選択する。本明細書において「幅広部」とは、上記の条件を満たすスリット3を形成できるだけの十分な幅taを有する部分という意味であって、図示するようなリム1の一部に幅広部1aが形成されている場合に限らず、リム1の全体を「幅広部」として形成してもよい。
また、この幅広部1a及びスリット3は、眼鏡のデザインとしても機能するので、幅広部1aの形状及びスリット3の長さ,形状(直線状に限られない)及び本数は、眼鏡のデザイン性も考慮して決定する。
上記構成のスリット3の作用を、図2を参照しつつ説明する。
図2は、図1のI部の部分拡大図で、(a)は負荷を作用させる前のスリットの状態を、(b)は負荷を作用させた後のスリットの状態を示している。
図1に示すように、リム1の内側のほぼ中央から上下方向(白矢印の方向)に負荷Pを作用させると、幅広部1aには時計回り方向に曲げ力Mが作用して、(b)に示すように内側のスリット3は拡幅し、外側のスリット3は縮幅する。
これにより、リム1の内周が伸びて、レンズLを挿入できる余裕長が生じる。
このように、本発明のリム1においてスリット3は、負荷Pによって幅広部1aに作用する曲げ力Mにより内側のスリット3が拡開し外側のスリット3が縮径することで内周長が伸びるものであり、(a)に示す軸線Cに沿った上下方向に負荷が作用しても、スリット3はほとんど変形しない。
すなわち、例えば眼鏡を落下させるなどして、図示しないテンプルを介した衝撃が智2からリム1に伝達されても、この衝撃が軸線Cに沿った上下方向の負荷であれば、スリット3はほとんど変形せず、レンズLはリム1から脱落しない。
また、前記衝撃が智2を介した反時計回り方向の負荷であった場合も、スリット3は変形せず、レンズLはリム1から脱落しない。
前記衝撃が智2を介した時計回り方向の負荷であった場合は、スリット3を変形させる可能性があるが、レンズL挿入のために負荷Pを作用させる作用点と幅広部1aの中心軸線Cとの距離S(図1参照)に対して、智2と前記テンプルの連結部と中心軸線Cとの距離sが十分に小さいため、幅広部1aに作用する曲げ力が小さく、スリット3はほとんど変形しない。そのため、レンズLがリム1から脱落するという不都合は生じにくい。
以上から、本発明のリム1においては、レンズLを挿入しやすく、かつ、脱落しないものとすることができる。
本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記の説明により限定されるものではない。
例えば、スリット3を設ける位置は智の近傍に限らず、ブリッジの近傍であってもよいし、他の場所であってもよい。また、スリット3の形状は直線状に限らず部分円弧状又は蛇行状など、デザイン性を考慮して他の形状としてもよい。
図1(a)は、本発明の眼鏡のリムの一実施形態にかかり、その正面図、(b)は(a)のII-II断面図である。 図1のI部の部分拡大図で、(a)は負荷を作用させる前のスリットの状態を、(b)は負荷を作用させた後のスリットの状態を示している。 板状のリムの一例に係り、(a)はリムの正面図、(b)はリムの右側面図、(c)はレンズの凹溝にリムを嵌め込んだ状態を示す部分拡大断面図である。
1 リム
1a 幅広部
2 智
3 スリット
11 リム
11a 切断部分
12 智
L レンズ
La 凹溝
t リムの幅
ta 幅広部の幅

Claims (3)

  1. 板状部材から形成され、レンズ周縁に形成された凹部と嵌合して前記レンズを保持する眼鏡のリムにおいて、
    少なくとも一部に幅広部を形成し、前記幅広部に周縁の内側から外側に延びるスリットと周縁の外側から内側に延びるスリットとを互い違いに配置して形成したこと、
    を特徴とする眼鏡。
  2. 前記スリットを智の近傍に形成したことを特徴とする請求項1に記載の眼鏡のリム。
  3. 前記スリットが前記リムの幅方向に中心を超える位置まで延びていることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼鏡のリム。

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