JP6074269B2 - メガネフレームのツル構造 - Google Patents

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本発明はメガネフレームのフロント部両サイドに取付けられて、弾力性を備えたツル構造に関するものである。
メガネにはフロント部の両側にツルを備えていて、該ツルは蝶番などの継手を介して折畳むことが出来る。すなわち、メガネを顔に掛ける場合に両ツルを開き、顔から外した場合には両ツルは折畳んで閉じられる。そして、顔にかけた状態ではツルが顔側面及び後頭部に適度な押圧力が作用するように弾力性を備えている。その為に、ツルは弾性に優れた材質が用いられている。
近年のメガネフレームは軽くてバネ性に優れた材質が好まれる為に、この要求を満たす材質としてチタン材が多用されている。ツルを連結する継手は折畳む場合に該ツルが旋回出来るように機能するが、ツルが開いた状態で停止するようになっている。しかし、ツルが開いた状態から外側へ僅かに押し開くことが出来るバネ蝶番と称される継手も多用されている。
特開2002−207198に係る「メガネフレームのツル継手構造」はバネ蝶番の1形態であり、ヨロイ先端には軸受けを備えると共に軸受けの軸穴には円形ツバを形成した軸を回転可能に嵌め、そして軸にはツルを連結して軸穴から外側に貫通したスライド溝に沿ってツルは開閉することが出来、スライド溝を形成するガイド片の一部にはツルが挿通する大きさの切欠き部を有し、そして軸部の外周面には押圧部を当接してバネ力を付勢した構造となっている。従って、ツルは開いた状態から外側へ僅かに押し開くことが出来、顔側面及び後頭部に適度な押圧力が作用することで、顔に掛けたメガネは位置ズレすることなく安定することが出来る。しかし構造が複雑になり、コストは必然的に高く成ってしまうと共に、継手部が大きくなりツル全体の外観を損なう虞がある。
一方、特許第4900743号に係る「テンプル」は、レンズ部に対する枢着部と耳当て部との間に弾圧部を有するメガネ用のテンプルであって、該弾圧部が複数の線状アーチ部を備えており、これら複数の線状アーチ部が互いに間隔を置いて並んで配設されている。すなわち、継手となる枢着部は一般的な蝶番が用いられているが、テンプル(ツル)の一部に弾性に優れた弾圧部を備えている。
しかし、該弾圧部は複数の線状アーチ部で構成され、その為に弾圧部の外観は特別に目立つ部位となり、ツル全体としての外観が損なわれることもある。
特開2002−207198に係る「メガネフレームのツル継手構造」 特許第4900743号に係る「テンプル」
このように、従来のツル構造には上記のごとき問題がある。本発明が解決しようとする課題はこれら問題点であり、ツル全体の外観を損なうことなく、しかも弾性に優れたツル構造を提供する。
本発明に係るツル構造は、該ツルの一部に弾性部を備えている。すなわち、ツルの継手側には基部側ブロックを設け、先端側には先端側ブロックを設けており、基部側ブロックと先端側ブロックとの間を弾性に優れたワイヤーにて連結し、このワイヤーには1個又は複数の中間ブロックを取付け、これら各中間ブロックはワイヤーを被覆している。そして、基部側ブロック及び先端側ブロックと中間ブロックの間、及び各中間ブロック間にはボールを介在し、基部側ブロックと中間ブロック、先端側ブリックと中間ブロック、及び各中間ブロックの間隔が一定になるように規制している。
ここで、基部側ブロックの端面、先端側ブロックの端面、及び中間ブロックの両端面にはボールの一部が係合する為の凹部が形成され、ワイヤーが湾曲する際には該ボールは係合した凹部内で回転することが出来る。そして、ワイヤーは1本であったり、2本であったり、又はそれ以上とすることが出来、各ブロック間のボールの個数はバランスをもって介在する。すなわち、ワイヤーが1本の場合には、該ワイヤーを間にして上下位置に、またワイヤーが2本の場合には両ワイヤーの間にボールを介在する。
本発明のツル構造では、ツルの一部に弾性部を有している為に、該ツルは撓み変形し易く、その為にメガネを顔に掛けた場合にツルは顔側面及び後頭部に適度な押圧力が付勢される。すなわち、弾性部を構成しているワイヤーは湾曲することが出来る。従って、メガネを顔に掛けた場合にツルは顔側面及び後頭部に適度な押圧力が作用してメガネは位置ズレすることなく安定する。
そして、ワイヤーには中間ブロックを取付けていることで外観上はワイヤーを被覆し、その為にツルの撓み変形がワイヤーに基づくものと分かりにくく、各中間ブロックがその向きを変えてツルが湾曲しているような外観を呈する。ワイヤーに取付けた各中間ブロックはワイヤーの湾曲と共にその向きを変化するが、各ブロック間の空間(間隙)を調整することで弾性部の湾曲度を規制することが出来、ひいてはツルの撓み量を規制することが出来る。
各ブロックの間隙を小さくすることで、小さい湾曲にてブロックの両縁が当接してツルの撓みは規制され、逆に各ブロックの間隙を大きくするならば、ツルの撓みは大きくなる。
本発明のツル構造を備えたメガネフレーム。 本発明のツル構造の外観図を示している。 本発明のツル構造の実施例を示す概略図。 ツル構造を構成する中間ブロックの具体例。 ツル構造を構成する基部側ブロックの具体例。 ツルの弾性部が湾曲した状態。 本発明のツル構造の他の実施例を示す概略図。
図1は本発明のツル構造を備えたメガネフレームを示す実施例である。同図の1はフロント部、2はツルを表し、フロント部1の両側にはツル2,2が蝶番3,3を介して連結し、その為に、ツル2,2は折畳むことが出来る。フロント部1はレンズが嵌る両リム4,4が連結部材5にて左右対称を成して連結され、フロント部1の両側には概略L形をしたヨロイ6,6がロウ付けされている。
上記ツル2,2は該ヨロイ6,6と蝶番3,3を介して繋がれ、該蝶番3,3を介して折畳むことが出来、しかもツル2,2は開いた状態から外方向へ撓み変形することが出来る構造としている。図2は本発明のツル構造を表している実施例であり、ツル2は基部側ブロック7、2個の中間ブロック8,8、先端側ブロック9、本体アーム10、そしてモダン(図示なし)で構成している。
上記基部側ブロック7はヨロイ6と蝶番3を介して連結し、該基部側ブロック7と先端側ブロック9とは図示していないワイヤーにて連結している。そして、先端側ブロック9から本体アーム10が連続して延び、本体アーム10の先端部にはモダン(耳掛け)が挿着されている。上記中間ブロック8,8には細い穴が貫通し、この穴にワイヤーが挿通することで中間ブロック8,8が取付けられている。
中間ブロック8,8は所定の間隙を有し、また基部側ブロック7と中間ブロック8との間、及び中間ブロック8と先端側ブロック9との間にも間隙を形成している。そして、これら各間隙の大きさは等しく設定され、その為に基部側ブロック7と中間ブロック8、両中間ブロック8,8の間、そして中間ブロック8と先端側ブロック9との間にはボールが介在している。
ここで、図2では中間ブロック8の個数を2個としているが、限定はしない。基部側ブロック7と先端側ブロック9との間は細いワイヤーにて連結されている為に、該ワイヤーは湾曲することが出来る。従ってツル2は撓み変形可能である。ワイヤーには中間ブロック8,8が取付けられているが、ワイヤーの湾曲を妨げるものではなく、その為に、中間ブロック8,8の間、基部側ブロック7と中間ブロック8との間、及び中間ブロック8と先端側ブロック9との間に間隙12,12・・・を形成している。
図3は本発明のツル構造を表している概略図である。基部側ブロック7と本体アーム10が連続して延びている先端側ブロック9とは所定の間隔をおいた2本のワイヤー11,11にて連結され、この2本のワイヤー11,11には2個の中間ブロック8,8が取付けられている。
そして、基部側ブロック7と中間ブロック8、両中間ブロック8,8、そして中間ブロック8と先端側ブロック9との間に形成している間隙12,12・・・を一定にする為にこれら間隙12,12・・・にはボール13,13・・・が介在している。
中間ブロック8,8が存在しない場合であれば、2本のワイヤー11,11が表面化するが、中間ブロック8,8はワイヤー11,11を被覆し、その為に本発明のツル2は該ワイヤー11,11が見え難く、基部側ブロック7から先端側ブロック9まで連続した形状であるように見える。すなわち、基部側ブロック7と先端側ブロック9とが2本のワイヤー11,11にて連結していることが分かりにくく、一般的はツル本体が湾曲しているような外観を呈する。
ツル2の一部に形成する弾性部は上記ワイヤー11,11と、該ワイヤー11,11に取付けた中間ブロック8,8にて構成している。
図4は中間ブロック8を示している。中間ブロック8は直方体をなし、2本の穴14,14は両端面15,15から貫通して設けられ、そして、両端面15,15には滑らかな曲面で構成している凹部16,16を形成している。凹部16,16は両端面15,15の中心に設けられ、穴14,14は凹部16を中心として上下対称位置に設けられている。上記ボール13はこの滑らかな曲面をした凹部16に係合する。
図5は基部側ブロック7を表している実施例である。端面17の中央にはボール13が係合するように滑らか寝曲面を形成した凹部18が形成され、該凹部18を中心として上下位置には穴19,19が設けられている。先端側ブロック9の端面にも基部側ブロック端面17の場合と同じように凹部と穴が形成されている。2本のワイヤー11,11の両先端部は穴19,19・・・に嵌合してカシメられ、該穴19,19・・・から外れないように固定される。勿論、ワイヤー11,11の両先端部の固定方法はカシメに限定するものではなく、溶接などにて固定することも出来る。
図6はツル2が外側へ湾曲している状態を表している。このように、ワイヤー11,11に中間ブロック8,8を取付けて構成した弾性部を有すツル2は滑らかに湾曲することが出来る。各ブロックの間にはボール13,13・・・が介在していることで、中間ブロック8,8はワイヤー11,11の湾曲に追従してその向きを変えることが出来る。
図6に示す状態では、さらに外側へ湾曲してツル2は撓むことが出来るが、各ブロック間に形成している間隙12,12・・・の大きさを調整することで弾性部の湾曲度を規制出来る構造としている。すなわち、間隙12,12・・・を小さくするならば、僅かに湾曲したところで各ブロック同士が接してしまう。逆に間隙12,12・・・を大きくするならば湾曲度を大きくすることが出来る。
図7は本発明のツル構造を示す他の実施例である。基本的な構造は前記図3に示すツル構造と同じであるが、該実施例に示すツル構造では、ワイヤーが1本で、ボール13,13・・・は該ワイヤー11を挟んで上下位置に介在した構造と成っている。すなわち、ワイヤー11は1本であるが、6個のボール13,13・・・を使用している。
1 フロント部
2 ツル
3 蝶番
4 リム
5 連結部材
6 ヨロイ
7 基部側ブロック
8 中間ブロック
9 先端側ブロック
10 本体アーム
11 ワイヤー
12 間隙
13 ボール
14 穴
15 端面
16 凹部
17 端面
18 凹部
19 穴

Claims (2)

  1. メガネのフロント部両側に折畳み出来るように取付けたツルの構造において、該ツルは継手と連結する基部側ブロックと本体アームが連続して延びる先端側ブロックとを2本のワイヤーにて連結し、該ワイヤーには1個又は複数個の中間ブロックを取付け、そして上記各ブロック間にはボールを介在し、ボールは各ブロックの端面に形成した凹部に一部を係合した構造とし、上記凹部はブロック端面の中央に設けると共に、該凹部を中心として上下対称位置にワイヤーが挿通する穴を形成したことを特徴とするメガネフレームのツル構造。
  2. 上記基部側ブロックと先端側ブロックとを1本のワイヤーにて連結し、ブロックの中央にワイヤーが挿通する穴を設けると共に、該穴を中心として上下対称位置にボールが係合する凹部を形成した請求項1記載のメガネフレームのツル構造。
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