JP7038076B2 - 釣糸ガイド - Google Patents

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本発明は、釣竿に装着されて釣糸を案内する釣糸ガイドに関する。
従来、上記した釣糸ガイドは、釣糸を案内するガイドリングと、該ガイドリングを保持するフレームとを有しており、前記フレームが釣竿の外周面に固定される。このような釣糸ガイドには、糸止め等によって釣竿の表面に固定されるタイプ(固定ガイドとも称する)、及び、釣竿の表面に対して摺動し、所定の位置で固定できるようにしたタイプ(遊動ガイドとも称する)がある。
また、釣糸ガイドでは、糸絡みを容易に解除できるように、フレームそのものを屈曲させて傾斜させる(傾倒させる)場合があるが、フレームを傾斜させることによりガイドリングの口径が上下方向で小さくなるため、それを補うべく、ガイドリングを長円形に形成したものもある。しかしながら、このようにガイドリングを長円形にすると、フレームのリング取付孔に対してガイドリングを圧入保持させる際に幾つかの問題を伴うため、従来から様々な工夫がなされてきた。
例えば、特許文献1では、ガイドリングをフレームのリング取付孔に安定に嵌合させるべく、竿先側へ向けて傾倒したフレームの長円形のリング取付孔の内周縁の直線部分に突起を設け、長円形のガイドリングをリング取付孔に圧入した際に、ガイドリングが突起を略側方へ向けて押圧しながら左右の突起の間に収まるようにしている。この場合、突起が押圧されることにより、リング取付孔の幅が拡げられるため、フレームが僅かに変形してリング取付孔の長軸寸法が縮まり、リング取付孔の内周縁の長軸方向における両端部がガイドリングの外周面の長軸方向両端部に圧接するようになっている。
また、特許文献2では、圧入角度がずれた状態で長円形のガイドリングが長円形のリング保持部に内嵌される際にもたらされる不十分な嵌合強度及びガイドリングの損傷を来たさないように、リング取付孔の長円形の孔縁の複数の円弧部分で円弧径の中心点が一致するようにするとともに、これらの各同心円弧部分に圧入突起を形成している。これにより、圧入角度が若干ずれても、中心点からガイドリングの外周縁までの距離が同心円弧部分の部位で変わらないようにし、ガイドリングの外周縁がリング取付孔の凹部の底部に接触するまで嵌合バランスが崩れないようにしている。すなわち、ガイドリングが回転しても圧入荷重が変化しないようにしている。
特開平10-136840号公報 特開2007-274931号公報
しかしながら、特許文献1では、ガイドリングが突起の部分ではフレームと部分的に接合しているだけであるが、ガイドリングの長円形の長軸方向の円弧部分はその大部分がフレームと大きな接触面をもって接合しており、そのため、リング取付孔に対するガイドリングの圧入時にガイドリングが破損し易い。
一方、特許文献2では、ガイドリングが回転し易い嵌合形態となっているため、ガイドリングが回転すると、その長円形の釣糸導通孔が前後に位置されるガイドリング同士でずれる結果となり、それが釣糸の挿通抵抗となって、釣糸を前後でスムーズに案内できなくなる虞がある。また、ガイドリングの回転によってガイドリングが圧入突起以外の部位である孔縁に接触する場合もあることから、この孔縁の部位でフレーム強度を高める必要があり、そのため、この部位が厚肉化し、フレームの重量化を招く虞もある。
本発明は、上記した問題に基づいてなされたものであり、ガイドリングが圧入により破損し難く、ガイドリングの回転方向の位置が変化しない釣糸ガイドを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明は、釣糸を挿通して案内する長円形のガイドリングと、該ガイドリングを取り付けるための長円形のリング取付孔を有して釣竿に装着されるフレームとを備える釣糸ガイドであって、前記ガイドリングの外周面は、前記ガイドリングの中心に対して互いに略対称な位置に対を成して設けられる平面状の接触部の組を2つ有し、前記フレームの前記リング取付孔の内周面は、前記ガイドリングの前記接触部のそれぞれの位置と対応する位置に、前記接触部と面接触する平面状の被接触部を有することを特徴とする。
上記構成によれば、ガイドリングの4つの平面状の接触部とフレームの4つの平面状の被接触部とが面接触することによりガイドリングがフレームのリング取付孔に保持(4面接触保持)されるため、ガイドリングがフレームに対して部分的にのみ接触(接合)して回転することがない。すなわち、ガイドリングは、4つの面接触接合部位である接触部のみでしかフレームと接触せず且つ点接触ではなく面接触によって局部的に接触することもないため、リング取付孔に圧入されても破損し難いとともに、4つの面接触接合部位により方向が規定されつつ正しい位置で確実にリング取付孔内に組み込まれるようになるため、フレームに対するその回転方向の位置が変化しない。
なお、上記構成において、ガイドリングの4つの接触部以外の円弧状の外周面部位とフレームの4つの被接触部以外のリング取付孔の円弧状の内周面部位との間には、フレームに対するガイドリングの固定を確実ならしめる接着剤を充填するための隙間を確保することが望ましい。また、そのような隙間は、フレームに対するガイドリングの圧入時のガイドリングの変形を許容する遊度にもなり得る。また、ガイドリングは、その釣糸導通孔を形成する内周面の形状と外周面の形状とが略相似形であることが好ましく、その場合、外周面形状の中心及び内周面形状の中心は互いに一致していてもよく或いは一致していなくてもよい(偏心していてもよい)。
また、上記構成では、ガイドリングの接触部の第1の組がガイドリングの長円形の長軸方向に沿って位置され、接触部の第2の組がガイドリングの長円形の短軸方向に沿って位置され(したがって、被接触部もそのように位置され)てもよく、また、ガイドリングの対を成す接触部同士が互いに略平行な平面を有して(したがって、対を成す被接触部同士も互いに略平行な平面を有して)いてもよい。これらの配置形態によれば、フレームとガイドリングとの間で荷重バランスの良い良好な嵌め合いを実現できる。
また、上記構成において、フレームの被接触部は、リング取付孔の内側へ向けて突出することが好ましい。これによれば、リング取付孔に対するガイドリングの良好な圧入嵌合を確保できる。
また、上記構成において、ガイドリングは、その長円形の長軸方向に沿う部位の肉厚が短軸方向に沿う部位の肉厚よりも薄いことが好ましい。これによれば、ガイドリングの長軸方向の内面を大きくでき、長軸方向の強度を大きくできるため、衝撃に強いガイドリングを提供できる。ガイドリングの内側の釣糸導通孔の面積が大きければ大きいほど、ガイドリングの釣糸導通孔に挿通される釣糸の挿通抵抗を減らすことができ、ガイドリングの外面をより小さくすることによって釣竿のキャスト時又は保持時の風の影響を最小限にできることを考えると、ガイドリングの短軸方向に沿う部位の肉厚を長軸方向に沿う部位の肉厚よりも厚くすることは、ガイドリングの外形状を小さくする上で有利に働く。
また、上記構成において、ガイドリングの接触部の接触面積は、フレームの被接触部の接触面積よりも広いことが好ましい。これによれば、接触部と被接触部との間の接合にずれが生じたとしても、ガイドリングに局部的な圧入荷重が作用し難くなる。
本発明によれば、ガイドリングが圧入により破損し難く、ガイドリングの回転方向の位置が変化しない釣糸ガイドが得られる。
本発明の釣糸ガイドが釣竿に装着された状態を示す側面図である。 (a)は、本発明の第1の実施形態に係る釣糸ガイドの側断面図、(b)は、(a)の釣糸ガイドの平面図、(c)は、(a)の釣糸ガイドの側面図である。 (a)は、ガイドリング単体の断面図((b)のA-A線に沿う断面図)、(b)は、ガイドリングの平面図である。 (a)は、フレームのリング保持部のリング取付孔の部位の部分平面図、(b)は、フレームのリング取付孔にガイドリングを嵌め込んだ状態を示す部分平面図である。 (a)は、本発明の第2の実施形態に係る釣糸ガイドの部分平面図、(b)は、(a)の釣糸ガイドの側断面図、(c)は、(a)の釣糸ガイドの側面図である。
以下、本発明に係る釣糸ガイドの実施形態について、添付図面を参照しながら具体的に説明する。
図1~図4は本発明の第1の実施形態を示している。本実施形態の釣糸ガイド1は、遊動ガイドとして構成されており(後述する第2の実施形態のように固定ガイドとして構成されてもよい)、例えば、図1に示されるように、釣竿100の穂先竿杆100aの先端側に、複数個(図では3個)、竿杆方向に沿って装着することが可能となっている。穂先竿杆100aの先端には、トップガイド2が固定されており、穂先竿杆100aよりも基端側の2番竿杆100bの先端には、固定ガイド3が固着され、それぞれの釣糸ガイド(遊動ガイド)1は、トップガイド2と固定ガイド3との間で、軸方向に摺動し、任意の位置で固定できる(固定ガイドの場合には、所定位置に固着される)ようになっている。
なお、穂先竿杆(以下、単に竿杆という)100aの外側面は、基端側に移行するに連れて、次第に外径が大きくなるように形成されており、それにより、遊動ガイドの場合、摺動する釣糸ガイド1の竿杆取付部は、所定の位置で係止されるようになっている。また、釣竿100の竿杆100a,100bは、繊維強化合成樹脂によって形成されており、竿杆100aは、中空状に形成されていても良いし、中実状に形成されていても良い。
図2に示されるように、釣糸ガイド1は、釣糸を挿通して案内する長円形のガイドリング10と、ガイドリング10を取り付けるための長円形のリング取付孔13を有して釣竿に装着されるフレーム12とを備える。ガイドリング10は、セラミック(SiC)等の硬質な材料によって環状に形成されており、釣糸が挿通される釣糸挿通孔10aを有する。また、フレーム12は、強化繊維に合成樹脂が含浸されて成る繊維強化樹脂層を積層することによって形成されてもよく(例えば、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)や炭素繊維強化熱可塑性樹脂(CFRTP)などにより形成される)、リング取付孔13を有するリング保持部5と、竿杆表面から釣糸を離間させる支脚部7と、取付部9とを有する。取付部9には、竿杆に対してスライド可能で所定の位置に係止可能な固定筒部15が一体化されている。
この場合、固定筒部15は、竿杆に沿って摺動可能であり、竿杆が挿通される貫通孔15aを有する。また、取付部9は、固定筒部15と釣糸を竿杆の表面から離間させるように設けられる支脚部7との間に位置する部分であり、本実施形態では、固定筒部15を囲繞して、固定筒部15と一体化された構成(「一体化」とは、同時成形等によって一体化するもの、接着や溶着などによって個別の部材を一体化するものを含む)となっている。なお、取付部9については、支脚部7と共に同一の構成素材で一体化されて固定筒部15に取り付けられていてもよい。
リング保持部5は、竿杆表面に接触しないように釣糸が挿通される部分であり、全体として長円形の外形状(環状)に形成され、屈曲する支脚部7により、貫通孔15の中心軸線O3方向(前後方向)で傾斜(傾倒)されている。これにより、例えば糸絡みを容易に解除できるようになる。
図3に明確に示されるように、ガイドリング10の外周面は、ガイドリング10の中心Oに対して互いに略対称な位置に対を成して設けられる平面状の接触部の組20A,20A;20B,20Bを2つ有する。特に、本実施形態では、ガイドリング10の接触部の第1の組20A,20Aがガイドリング10の長円形の長軸O1の方向に沿って位置されるとともに、接触部の第2の組20B,20Bがガイドリング10の長円形の短軸O2の方向に沿って位置され、また、ガイドリング10の対を成す接触部20A,20A(20B,20B)同士が互いに略平行な平面を有している。なお、本実施形態において、ガイドリング10は、平面状の接触部を除きその内周面の形状と外周面の形状とが略相似形となっている。
一方、ガイドリング10が取り付けられるフレーム12のリング保持部5のリング取付孔13の内周面は、図4の(a)に明確に示されるように、ガイドリング10の接触部20A,20A,20B,20Bのそれぞれの位置と対応する位置に、これらの接触部20A,20A,20B,20Bと面接触する平面状の被接触部30A,30A,30B,30Bを有する。すなわち、リング取付孔13の内周面は、リング取付孔13の中心Oに対して互いに略対称な位置に対を成して設けられる平面状の被接触部の組30A,30A;30B,30Bを2つ有する。具体的には、被接触部の第1の組30A,30Aがリング取付孔13の長円形の長軸O1の方向に沿って位置されるとともに、被接触部の第2の組30B,30Bがリング取付孔13の長円形の短軸O2の方向に沿って位置され、また、対を成す被接触部30A,30A(30B,30B)同士が互いに略平行な平面を有している。なお、本実施形態において、被接触部30A,30A,30B,30Bは、リング取付孔13の内側へ向けて突出する突起として形成されている。
また、ガイドリング10は、図3に明確に示されるように、その長円形の長軸O1の方向に沿う部位の肉厚T1が短軸O2の方向に沿う部位の肉厚T2よりも薄く設定されている。また、ガイドリング10の接触部20A,20A,20B,20Bの接触面積は、フレーム12の被接触部30A,30A,30B,30Bの接触面積よりも広く設定されている。
このような構成のガイドリング10は、図2及び図4の(b)に示されるように、リング保持部5のリング取付孔13内に圧入によって組み付けられる。具体的には、ガイドリング10の接触部20A,20A,20B,20Bがそれぞれ対応するフレーム12の被接触部30A,30A,30B,30Bと接触するようにガイドリング10をリング取付孔13内に嵌め込むと、突起状の被接触部30A,30A,30B,30Bが接触部20A,20A,20B,20Bにより径方向外側に押圧されるように変形し、それにより、ガイドリング10がリング取付孔13内に所定の圧力で圧入嵌合される。また、この嵌合状態では、ガイドリング10の4つの接触部20A,20A,20B,20B以外の円弧状の外周面部位10bとフレーム12のリング保持部5の4つの被接触部30A,30A,30B,30B以外のリング取付孔13の円弧状の内周面部位5aとの間には隙間cが形成され、これらの隙間cには、フレーム12に対するガイドリング10の固定を確実ならしめる接着剤40が充填される。
このように、本実施形態の釣糸ガイド1によれば、ガイドリング10の4つの平面状の接触部20A,20A,20B,20Bとフレーム12の4つの平面状の被接触部30A,30A,30B,30Bとが面接触することによりガイドリング10がフレーム12のリング取付孔13に保持(4面接触保持)されるため、ガイドリング10がフレーム12に対して部分的にのみ接触(接合)して回転することがない。すなわち、ガイドリング10は、4つの面接触接合部位である接触部20A,20A,20B,20Bのみでしかフレーム12と接触せず且つ点接触ではなく面接触によって局部的に接触することもないため、本実施形態のようにリング取付孔13に圧入されても破損し難いとともに、4つの面接触接合部位により方向が規定されつつ正しい位置で確実にリング取付孔13内に組み込まれるようになるため、フレーム12に対するその回転方向の位置が変化しない。
また、本実施形態では、ガイドリング10の接触部の第1の組20A,20Aがガイドリング10の長円形の長軸O1の方向に沿って位置され、接触部の第2の組20B,20Bがガイドリング10の長円形の短軸O2の方向に沿って位置されるとともに、ガイドリング10の対を成す接触部20A,20A(20B,20B)同士が互いに略平行な平面を有している。そのため、フレーム12とガイドリング10との間で荷重バランスの良い良好な嵌め合いを実現できる。
また、本実施形態では、フレーム12の被接触部30A,30A,30B,30Bがリング取付孔13の内側へ向けて突出しているため、リング取付孔13に対するガイドリング10の良好な圧入嵌合を確保できる。
また、本実施形態において、ガイドリング10は、その長円形の長軸O1の方向に沿う部位の肉厚T1が短軸O2の方向に沿う部位の肉厚T2よりも薄くなっている。したがって、ガイドリング10の長軸方向の内面を大きくでき、長軸方向の強度を大きくできるため、衝撃に強いガイドリング10を提供できる。
更に、本実施形態では、ガイドリング10の接触部20A,20A,20B,20Bの接触面積がフレーム12の被接触部30A,30A,30B,30Bの接触面積よりも広くなっているため、接触部20A,20A,20B,20Bと被接触部30A,30A,30B,30Bとの間の接合にずれが生じたとしても、ガイドリング10に局部的な圧入荷重が作用し難くなる。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る釣糸ガイド1Aを示している。本実施形態の釣糸ガイド1Aは、竿杆に固着される固定ガイドとして構成されており、釣糸を挿通して案内する長円形のガイドリング10Aと、ガイドリング10Aを取り付けるための長円形のリング取付孔13を有するリング保持部5と、リング保持部5から延びて竿杆の外表面上に糸巻き等により固定される脚部19とを有する。この場合も、釣糸ガイド1Aは、脚部19からリング保持部5への移行部である屈曲部17の存在に起因して、前後方向に傾斜(傾倒)されている。
また、本実施形態の釣糸ガイド1Aにおいても、ガイドリング10Aの外周面は、ガイドリング10の中心Oに対して互いに略対称な位置に対を成して設けられる平面状の接触部の組20A,20A;20B,20Bを2つ有する。しかしながら、第1の実施形態とは異なり、これらの接触部20A,20A,20B,20Bは、ガイドリング10Aの長円形の長軸及び短軸の方向に沿って位置されておらず、対角的な位置に設けられている。すなわち、ガイドリング10Aの接触部の第1の組20A,20Aは、時計回りでほぼ135°の位置とほぼ+315°の位置とにそれぞれ設けられ、一方、接触部の第2の組20B,20Bは、時計回りでほぼ+45°の位置とほぼ+225°の位置とにそれぞれ設けられている。一方、ガイドリング10Aが取り付けられるフレーム12のリング保持部5のリング取付孔13の内周面にも、ガイドリング10Aの接触部20A,20A,20B,20Bのそれぞれの位置と対応する位置に、接触部20A,20A,20B,20Bと面接触する平面状の被接触部(突起)30A,30A,30B,30Bが設けられている。
また、本実施形態においても、ガイドリング10Aは、その釣糸挿通孔10aを形成する内周面の形状と外周面の形状とが平面状の接触部を除き略相似形であるが、外周面形状の中心Oと内周面形状の中心O’とが互いに一致していない(長軸O1の方向で偏心している)。そのため、ガイドリング10Aは、その長軸O1に沿う両側の部位で厚さが異なっている。なお、それ以外の構成は第1の実施形態と同じである。したがって、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
以上、添付図面に関連して本発明の実施形態を説明してきたが、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。例えば、釣糸ガイドの形状は前述した実施形態に限定されず、様々な形態を採用できる。また、接触部及び被接触部の数も4つ以上であれば、任意に設定でき、接触部及び被接触部の配置位置も任意に設定できる。
1,1A 釣糸ガイド
10 ガイドリング
12 フレーム
13 リング取付孔
20A,20A,20B,20B 接触部
30A,30A,30B,30B 被接触部

Claims (6)

  1. 釣糸を挿通して案内する長円形のガイドリングと、該ガイドリングを取り付けるための長円形のリング取付孔を有して釣竿に装着されるフレームとを備える釣糸ガイドであって、
    前記ガイドリングの外周面は、前記ガイドリングの中心に対して互いに略対称な位置に対を成して設けられる平面状の接触部の組を2つ有し、
    前記フレームの前記リング取付孔の内周面は、前記ガイドリングの前記接触部のそれぞれの位置と対応する位置に、前記接触部と面接触する平面状の被接触部を有することを特徴とする釣糸ガイド。
  2. 前記フレームの前記被接触部は、前記リング取付孔の内側へ向けて突出することを特徴とする請求項1に記載の釣糸ガイド。
  3. 前記ガイドリングの対を成す前記接触部同士が互いに略平行な平面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の釣糸ガイド。
  4. 前記ガイドリングの前記接触部の第1の組が前記ガイドリングの長円形の長軸方向に沿って位置され、前記接触部の第2の組が前記ガイドリングの長円形の短軸方向に沿って位置されることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の釣糸ガイド。
  5. 前記ガイドリングは、その長円形の長軸方向に沿う部位の肉厚が短軸方向に沿う部位の肉厚よりも薄いことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の釣糸ガイド。
  6. 前記ガイドリングの前記接触部の接触面積は、前記フレームの前記被接触部の接触面積よりも広いことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の釣糸ガイド。
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