JP2004019195A - 長尺座屈拘束ブレース - Google Patents

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Abstract

【課題】長尺な座屈拘束ブレースを、分割された部材を直列に連結して構成する際、その許容圧縮軸力・許容引張軸力を維持すること。
【解決手段】芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材4の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材8を設けてなる座屈拘束ブレース1と、座屈拘束材を持たない軸力部材2を直列に接続するにあたって、両者の間を座屈拘束ブレース1の座屈拘束材8と座屈拘束材を持たない軸力部材2を曲げに対して剛に、座屈拘束ブレース1の軸力芯材4と座屈拘束材を持たない軸力部材2を軸力に対して剛に接続する機能を持つ繋ぎ材12で接合することにより一体化して構成されることを特徴とする座屈拘束軸力材。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物等の鋼構造物に用いられるブレース材に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にブレース材は、柱と梁からなる軸組構造に斜めに張設され、両端が柱または梁に接合されることで軸組強度を高めるための部材として用いられる。このブレース材の耐震強度向上を狙って、鋼板または形鋼からなる芯材の両端部を除く周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成される座屈拘束材を芯材と座屈拘束部材の接触面を非付着状態として、芯材の軸変形によるエネルギーを吸収する座屈拘束ブレースが複数提案されている。(例、特開平10−280559号、特開平10−306498号、特開2000−144900号等)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
座屈拘束ブレースにおいては、大空間建築などの耐震要素として用いる場合、その長さが長尺となり、製作、運搬が困難となる。座屈拘束部材を有しないブレースにおいても、その長さが長尺となると、製作、運搬が困難となり、また、圧縮軸耐力が大きくするために断面積、剛性が大きくなり、その結果不経済な設計となることが多い。ブレース材の長さが長尺になるのを避けるためにブレースを分割して直列に接合した場合には、製作・運搬の問題は解決できるが、接合部の剛性評価・部材としての曲げ剛性評価・圧縮軸耐力の算定は難しく、最適の断面での設計が困難となり、その結果不経済な設計となることが多い。
【0004】
本発明は、従来のブレース材の持つ問題点を解決することを目的とする。
【0005】
【問題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本第1発明は、座屈拘束軸力材において、芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる座屈拘束ブレースと、座屈拘束材を持たない軸力部材を直列に接続するにあたって、両者の間を座屈拘束ブレースの座屈拘束材と軸力部材を曲げに対して剛に、座屈拘束ブレースの軸力芯材と軸力部材を軸力に対して剛に接続する機能を持つ繋ぎ材で接合することにより一体化して構成されることを特徴とする。
【0006】
本第2発明は、座屈拘束軸力材において、芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる座屈拘束ブレース同士を直列に接続するにあたって、両者の間を座屈拘束材同士を曲げに対して剛に、軸力芯材同士を軸力に対して剛に接続する機能を持つ繋ぎ材で接合することにより一体化して構成されることを特徴とする。
【0007】
本第3発明は、座屈拘束軸力材において、芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる第1の座屈拘束ブレースと、座屈拘束材を持たない軸力部材の一端部とを、前記第1の座屈拘束ブレースの座屈拘束材と軸力部材を曲げに対して剛に、前記第1の座屈拘束ブレースの軸力芯材と軸力部材を軸力に対して剛に接続する機能を持つ第1の繋ぎ材で直列に接合し、前記軸力部材の他端部と、芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる第2の座屈拘束ブレースとを、前記第2の座屈拘束ブレースの座屈拘束材と軸力部材の他端部とを曲げに対して剛に、前記第2の座屈拘束ブレースの軸力芯材と軸力部材の他端部とを軸力に対して剛に接続する機能を持つ第2の繋ぎ材で直列に接合し一体化して構成されることを特徴とする。
【0008】
本第4発明は、座屈拘束軸力材において、座屈拘束材を持たない第1の軸力部材と、芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる座屈拘束ブレースの一端部とを、前記座屈拘束ブレースの座屈拘束材と前記第1の軸力部材を曲げに対して剛に、前記座屈拘束ブレースの軸力芯材の一端部と第1の軸力部材とを軸力に対して剛に接続する機能を持つ第1の繋ぎ材で直列に接合し、前記座屈拘束ブレースの他端部と、座屈拘束材を持たない第2の軸力部材とを、前記座屈拘束ブレースの座屈拘束材と前記第2の軸力部材を曲げに対して剛に、前記座屈拘束ブレースの軸力芯材と第2の軸力部材を軸力に対して剛に接続する機能を持つ第2の繋ぎ材で直列に接合し一体化して構成されることを特徴とする。
【0009】
本第5発明は、本第1〜第4発明のいずれか1つの発明の座屈拘束軸力材において、繋ぎ材が、座屈拘束ブレースの軸力芯材の接合端部に形成された連結部と軸力部材の接合端部に形成された連結部とを連結部材により連結し、座屈拘束ブレースの座屈拘束材の接合端部の外周と軸力部材の接合端部の外周がカバー部材により連結する構成されることを特徴とする。
【0010】
本第6発明は、本第1〜第5発明のいずれか1つの発明の座屈拘束軸力材において、座屈拘束ブレースの軸力芯材の降伏軸力に対して、より過大な圧縮軸耐力を有する座屈拘束材を持たない軸力部材を組み合わせることで、座屈拘束された軸力芯材の降伏を先行させることを特徴とする。
【0011】
本第7発明は、本第1〜第6発明のいずれか1つの発明の座屈拘束軸力材において、座屈拘束ブレースの軸力芯材の座屈拘束材として鋼管及びその内部に充填されるコンクリートを用い、前記軸力芯材とコンクリートの間に、軸力芯材と座屈拘束材間の軸力伝達を防ぐ緩衝材が挿入されていることを特徴とする。
【0012】
本第8発明は、本第1〜第7発明のいずれか1つの発明の座屈拘束軸力材において、座屈拘束ブレースの軸力芯材としてH形鋼材または鋼板または鋼板によって組み立てられた断面十字断面の鋼材を用い、座屈拘束材として鋼管または鋼管を組み合わせた断面を用いることを特徴とする。
【0013】
本第9発明は、本第1〜第8発明のいずれか1つの発明の座屈拘束軸力材において、座屈拘束材を持たない軸力部材の接合端部の断面形状を、座屈拘束ブレースの座屈拘束材の断面形状と同じ断面形状とすることを特徴とする。
【0014】
【作用】
本発明の構成により、長尺ブレース部材を複数のブレース材に分割できるので、製作および輸送の簡便化を図ることができる。
また、直列に複数のブレース材を接合して構成される長尺ブレース部材は、少なくとも1つを座屈拘束部材を設けた座屈拘束ブレース材とすることにより、部材としての圧縮軸耐力・引張軸耐力が座屈拘束部材を設けた座屈拘束ブレース材と同等になるので、部材の剛性および耐力の調整が容易となり、部材の最適化を図ることができる。
さらに、座屈拘束材を設けた座屈拘束ブレース材と座屈拘束部材を持たない軸力材を接合して構成される長尺ブレース部材は、各々の長さおよび断面を変化させることによって、部材の軸剛性、座屈耐力を自由に調整することができる。
また、ブレース材の接合部は、軸力のみを伝達し、座屈に対しては、夫々のブレース材の接合端部外周間を連結するカバー部材が抵抗するため、ブレース材の接合部の曲げ剛性を考慮する必要がない。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図により説明する。
〈実施例1〉
図1は、座屈拘束材を設けた座屈拘束ブレース1と座屈拘束材を持たない軸力部材2を直列に繋ぎ材で接合して構成される本発明の実施例1の長尺座屈拘束ブレース3の斜視図である。この実施例の座屈拘束ブレース1は、鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材4の両端部に連結部5を形成し、軸力芯材4の両端連結部5を除く外周に緩衝材(アンボンド材)を取付け、軸力芯材4をその両端連結部5が突出するように鋼管6内に配置し、軸力芯材4と鋼管6との間隙に、コンクリート7とを充填固化させ、軸力芯材4とコンクリート7との接触面が非付着状態され、鋼管6とコンクリート7が座屈拘束材8を構成する。軸力部材2は、鋼管、形鋼等で構成され座屈拘束材を持たない。軸力部材2の両端部には連結部9を形成する。座屈拘束ブレース1の軸力芯材4の一方の連結部5と軸力部材2の一方の連結部9とを、連結部材10で連結する。この連結部材10による座屈拘束ブレース1と軸力部材2と接合部は、互いの軸力のみを伝達する。座屈拘束ブレース1の座屈拘束材8としての鋼管6の接合端部外周と軸力部材2の接合端部外周との間に2つに分割されたカバー部材11、11を配置し、溶接等の固着手段により接合する。カバー部材11による接合部は、曲げ応力に対して抵抗する。前記連結部材10とカバー部材11が本発明の繋ぎ材12を構成する。
【0016】
〈実施例2〉
図2は、座屈拘束材8を有する座屈拘束ブレース1同士を直列に繋ぎ材12で接合して構成される本発明の実施例2の長尺座屈拘束ブレース13の平面図である。この実施例2は、座屈拘束材8を有する一方の座屈拘束ブレース1の軸力芯材4の一端の連結部5と、座屈拘束材8を有する他方の座屈拘束ブレース1の軸力芯材4の一端の連結部5とを、連結部材10で連結する。この連結部材10による座屈拘束ブレース1と同士の接合部は、互いの軸力のみを伝達する。一方の座屈拘束ブレース1の座屈拘束材8としての鋼管6の接合端部外周と、他方の座屈拘束ブレース1の座屈拘束材8としての鋼管6の接合端部外周との間に2つに分割されたカバー部材11、11を配置し、溶接等の固着手段により接合する。カバー部材11による接合部は、曲げ応力に対して抵抗する。前記連結部材10とカバー部材11が本発明の繋ぎ材12を構成する。
【0017】
〈実施例3〉
図3は、座屈拘束材8を有する第1の座屈拘束ブレース1と、座屈拘束材を持たない軸力部材2と、座屈拘束材8を有する第2の座屈拘束ブレース1を直列に繋ぎ材12で接合して構成される本発明の実施例3の長尺座屈拘束ブレース14を示す平面図である。この実施例は、座屈拘束材8を有する第1の座屈拘束ブレース1の軸力芯材4の一端の連結部5と、軸力部材2の一方の連結部9とを連結部材10により連結し、この連結部材10による第1の座屈拘束ブレース1と軸力部材2の接合部は、互いの軸力のみを伝達する。第1の座屈拘束ブレース1の座屈拘束材8としての鋼管6の接合端部外周と軸力部材2の接合端部外周との間に2つに分割されたカバー部材11、11を配置し、溶接等の固着手段により接合する。カバー部材11による接合部は、曲げ応力に対して抵抗する。前記連結部材10とカバー部材11が本発明の繋ぎ材11を構成する。軸力部材2の他端の連結部9と、第2の座屈拘束ブレース1の軸力芯材4の連結部4とが連結部材10で連結され、この連結部材10による第2の座屈拘束ブレース1と軸力部材2の接合部は、互いの軸力のみを伝達する。第2の座屈拘束ブレース1の座屈拘束材8としての鋼管6の接合端部外周と軸力部材2の接合端部外周との間に2つに分割されたカバー部材11、11を配置し、溶接等の固着手段により接合する。カバー部材11による接合部は、曲げ応力に対して抵抗する。
【0018】
〈実施例4〉
図4は、座屈拘束材8を持たない第1の軸力部材2と、座屈拘束材8を有する座屈拘束ブレース2と、座屈拘束材8を持たない第2の軸力部材2を直列に繋ぎ材12で接合して構成される本発明の実施例4の長尺座屈拘束ブレース15を示す平面図である。この実施例は、第1の軸力部材2の連結部9と、座屈拘束材8を有する座屈拘束ブレース1の軸力芯材4の一端の連結部5を連結部材10で連結し、この連結部材10による第1の軸力部材2と座屈拘束ブレース1との接合部は、互いの軸力のみを伝達する。第1の軸力部材2の接合端部外周と座屈拘束ブレース1の鋼管6の接合端部外周との間に2つに分割されたカバー部材11、11を配置し、溶接等の固着手段により接合する。カバー部材11による接合部は、曲げ応力に対して抵抗する。座屈拘束ブレース1の軸力芯材4の他端の連結部5と、第2の軸力部材2の連結部9とが連結部材10で連結し、この連結部材10による第2の軸力部材2と座屈拘束ブレース1との接合部は、互いの軸力のみを伝達する。第2の軸力部材2の接合端部外周と座屈拘束ブレース1の鋼管6の接合端部外周との間に2つに分割されたカバー部材11、11を配置し、溶接等の固着手段により接合する。カバー部材11による接合部は、曲げ応力に対して抵抗する。
【0019】
本発明において使用される座屈拘束ブレース1の一例を、図5〜図7により説明する。図5〜図7に示される座屈拘束ブレース1は、帯状鋼板からなる軸力芯材4が、4角形断面の鋼管6に挿通され、かつ軸力芯材4の両端部における巾方向中央の両面に、軸力芯材4の端部の塑性座屈を防止するための鋼製リブプレート16が溶接により固着され、前記軸力芯材4とその軸力芯材4の長手方向の一端部に固定されたリブプレート16とにおける鋼管6内に位置する部分に、型枠剥離剤、オイルペイント、アスファルト等からなる付着防止膜17が塗布形成され、前記鋼管6にコンクリート7が充填され、そのコンクリート7と前記鋼管6とにより座屈拘束材8を構成し、さらに、軸力芯材4の両端部及びリブプレート16における鋼管6から突出した部分にボルト挿通孔を有する連結部5を構成したものである。また、座屈拘束ブレース1の他の例としては、特開平10−306498号公報、特開平10−280559号公報、特開2000−144900号公報、特開2002−88910号公報、特開平11−29978号公報、特開平11−36444号公報、特開2000−21320号公報等に開示されたものがある。
【0020】
本発明において使用する軸力部材2としては、断面円形又は矩形の鋼管、H形鋼等であるが、少なくとも座屈拘束ブレース1の接合端部の断面形状を、座屈拘束ブレース1の座屈拘束材8の断面形状と同じ断面形状とする。前記のように構成することにより、座屈拘束ブレース1と軸力部材2を連結する2つに分割されたカバー部材11による接合が容易になる。
【0021】
本発明において、座屈拘束ブレース1と軸力部材2を直列に接合して長尺座屈拘束ブレースとする際、座屈拘束ブレース1の軸力芯材4の降伏軸力に対して、軸力材2の圧縮軸耐力をより大きいものとすることにより、座屈拘束ブレース1の軸力芯材4の降伏を、軸力部材2よりも先行させるようにする。
【0022】
【発明の効果】
本発明の構成により、長尺ブレース部材を複数のブレース材に分割できるので、製作および輸送の簡便化を図ることができる。
また、直列に複数のブレース材を接合して構成される長尺ブレース部材は、少なくとも1つを座屈拘束部材を設けた座屈拘束ブレース材とすることにより、部材としての圧縮軸耐力・引張軸耐力が座屈拘束部材を設けた座屈拘束ブレース材と同等になるので、部材の剛性および耐力の調整が容易となり、部材の最適化を図ることができる。
さらに、座屈拘束材を設けた座屈拘束ブレース材と座屈拘束部材を持たない軸力材を接合して構成される長尺ブレース部材は、各々の長さおよび断面を変化させることによって、部材の軸剛性、座屈耐力を自由に調整することができる。
また、ブレース材の接合部は、軸力のみを伝達し、座屈に対しては、夫々のブレース材の接合端部外周間を連結するカバー部材が抵抗するため、ブレース材の接合部の曲げ剛性を考慮する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る長尺座屈拘束ブレースの斜視図
【図2】本発明の実施例2に係る長尺座屈拘束ブレースの平面図
【図3】本発明の実施例3に係る長尺座屈拘束ブレースの平面図
【図4】本発明の実施例4に係る長尺座屈拘束ブレースの平面図
【図5】本発明の座屈拘束ブレースの一例を示す断面図
【図6】図5のA―A断面図
【図7】図5のB―B断面図
【符号の説明】
1:座屈拘束ブレース
2:軸力部材
3:長尺座屈拘束ブレース
4:軸力芯材
5:連結部
6:鋼管
7:コンクリート
8:座屈拘束材
9:軸力部材の連結部
10:連結部材
11:カバー部材
12:繋ぎ材
13:長尺座屈拘束ブレース
14:長尺座屈拘束ブレース
15:長尺座屈拘束ブレース
16:鋼製リブプレート
17:変形吸収用弾性材

Claims (9)

  1. 芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる座屈拘束ブレースと、座屈拘束材を持たない軸力部材を直列に接続するにあたって、両者の間を座屈拘束ブレースの座屈拘束材と軸力部材を曲げに対して剛に、座屈拘束ブレースの軸力芯材と軸力部材を軸力に対して剛に接続する機能を持つ繋ぎ材で接合することにより一体化して構成されることを特徴とする座屈拘束軸力材。
  2. 芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる座屈拘束ブレース同士を直列に接続するにあたって、両者の間を座屈拘束材同士を曲げに対して剛に、軸力芯材同士を軸力に対して剛に接続するする機能を持つ繋ぎ材で接合することにより一体化して構成されることを特徴とする座屈拘束軸力材。
  3. 芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる第1の座屈拘束ブレースと、座屈拘束材を持たない軸力部材の一端部とを、前記第1の座屈拘束ブレースの座屈拘束材と前記軸力部材を曲げに対して剛に、前記第1の座屈拘束ブレースの軸力芯材と前記軸力部材を軸力に対して剛に接続する機能を持つ第1の繋ぎ材で直列に接合し、前記軸力部材の他端部と、芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる第2の座屈拘束ブレースとを、前記第2の座屈拘束ブレースの座屈拘束材と前記軸力部材の他端部とを曲げに対して剛に、前記第2の座屈拘束ブレースの軸力芯材と前記軸力部材の他端部とを軸力に対して剛に接続する機能を持つ第2の繋ぎ材で直列に接合し一体化して構成されることを特徴とする座屈拘束軸力材。
  4. 座屈拘束材を持たない第1の軸力部材と、芯となる鋼板または形鋼またはこれらを組み合わせてなる軸力芯材の周囲に鋼材またはコンクリートまたはこれらを組み合わせて形成する座屈拘束材を設けてなる座屈拘束ブレースの一端部とを、前記座屈拘束ブレースの座屈拘束材と前記第1の軸力部材を曲げに対して剛に、前記座屈拘束ブレースの軸力芯材の一端部と前記第1の軸力部材とを軸力に対して剛に接続する機能を持つ第1の繋ぎ材で直列に接合し、前記座屈拘束ブレースの他端部と、第2の軸力部材とを、前記座屈拘束ブレースの座屈拘束材と前記第2の軸力部材を曲げに対して剛に、前記座屈拘束ブレースの軸力芯材と前記第2の軸力部材を軸力に対して剛に接続する機能を持つ第2の繋ぎ材で直列に接合し一体化して構成されることを特徴とする座屈拘束軸力材。
  5. 繋ぎ材が、座屈拘束ブレースの軸力芯材の接合端部に形成された連結部と軸力部材の接合端部に形成された連結部とを連結部材により連結し、座屈拘束ブレースの座屈拘束材の接合端部の外周と軸力部材の接合端部の外周がカバー部材により連結する構成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の座屈拘束軸力材。
  6. 座屈拘束ブレースの軸力芯材の降伏軸力に対して、より過大な圧縮軸耐力を有する座屈拘束材を持たない軸力部材を組み合わせることで、座屈拘束された軸力芯材の降伏を先行させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の座屈拘束軸力材。
  7. 座屈拘束ブレースの軸力芯材の座屈拘束材として鋼管及びその内部に充填されるコンクリートを用い、前記軸力芯材とコンクリートの間に、軸力芯材と座屈拘束材間の軸力伝達を防ぐ緩衝材が挿入されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の座屈拘束軸力材。
  8. 座屈拘束ブレースの軸力芯材としてH形鋼材または鋼板または鋼板によって組み立てられた断面十字断面の鋼材を用い、座屈拘束材として鋼管または鋼管を組み合わせた断面を用いたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の座屈拘束軸力材。
  9. 座屈拘束材を持たない軸力部材の接合端部の断面形状を、座屈拘束ブレースの座屈拘束材の断面形状と同じ断面形状とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の座屈拘束軸力材。
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