JP7485843B1 - 座屈拘束ブレース - Google Patents
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Abstract
Description
ちなみに、特許文献1の座屈拘束ブレースでは、拘束部材と主芯材との間に充填材が充填されており、主芯材と副芯材とを接合する溶接部が充填材と干渉することを抑えるために、溶接部と充填材との間に緩衝部材が配置されている。これにより、例えば、主芯材に圧縮力が付加されることで溶接部が変位した際には、緩衝部材が変形することで、溶接部の変位を吸収する。このことで、溶接部と充填材とが干渉することを抑えている。
しかしながら、発明者らの検討の結果、座屈拘束ブレースの軸力を主芯材と副芯材とで分担する場合、主芯材から副芯材への応力伝達には、主芯材の長手方向に沿って直線状に延在する溶接部のうち、特に内方側の部分が支配的に寄与していることが判明した。そのため従来のように、溶接部が全長に亘って同じ太さとなっていると、溶接作業の無駄や溶接金属の無駄が存在するという課題がある。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る座屈拘束ブレースを説明する。座屈拘束ブレースは、例えば、建物における柱と梁とからなる構造物を補強するために用いられる。
図1は、実施形態に係る座屈拘束ブレース1の側面図である。
図2は、実施形態に係る座屈拘束ブレース1の平面図である。
図3は、図1に示すIII-III部の断面図である。
図4は、図1に示すIV-IV部の断面図である。
図5は、図1に示すV-V部の断面図である。
図6は、座屈拘束ブレース1における、主芯材10と副芯材20との溶接部Wに付加されるせん断力の分布図である。
図7は、図1に示す溶接部W周辺の拡大図の第1例である。
図8は、図1に示す溶接部W周辺の拡大図の第2例である。
座屈拘束ブレース1は、図1~図5に示すように、主芯材10と、副芯材20と、拘束部材30と、充填材40と、アンボンド材50と、を備える。
狭幅部11は、主芯材10の長手方向の中央を含む部分に位置し、且つ、主芯材10の長手方向に直交する断面の形状が一定である。本実施形態において、狭幅部11は、図3に示すように、断面矩形状の板状である。あるいはこれに限らず、狭幅部11は、円柱状や角筒状等その他の形状であってもよい。
板状部分12は、主芯材10の長手方向の両端に位置する板状の部分である。板状部分12は、狭幅部11よりも板幅が広い。狭幅部11が円柱状等である場合、板状部分12の板幅は、少なくとも、狭幅部11の、板状部分12の板幅方向に沿う方向の寸法よりも大きい。本実施形態では、板状部分12は、狭幅部11よりも長手方向に短い。本実施形態では板状部分12は幅長さが一定であるが、端部に向かうにつれて幅長さが段階的に長くなる形状であってもよい。
副芯材20は、図1及び図2に示すように、主芯材10の長手方向に沿う姿勢で、且つ、板状部分12の板面に直交する姿勢で配置される。主芯材10の長手方向に沿う姿勢とは、副芯材20の長手方向が、主芯材10の長手方向に沿う姿勢であることをいう。このように副芯材20が主芯材10に配置されることで、主芯材10の両端部を補強し、主芯材10における長手方向で副芯材20が配置された部分が板厚方向に折れ曲がることを防ぐ。
本実施形態において、副芯材20と主芯材10の板状部分12とは、溶接により接合される。副芯材20と主芯材10の板状部分12との溶接の詳細については後述する。
本実施形態において、主芯材10における板状部分12の板厚、及び、副芯材20の板厚は、例えば、ノギスにより測定されることが好ましい。
拘束部材30の端部から充填材40が漏れ出ることを防止するために、拘束部材30の両端開口は不図示の蓋により塞がれている。
本実施形態において、副芯材20と主芯材10の板状部分12とは、溶接により接合される。このとき、図1及び図2に示すように、副芯材20と板状部分12との溶接部Wは、直線状溶接線W1と、回し溶接線W2と、を含む。
直線状溶接線W1は、主芯材10における板状部分12と、副芯材20と、の交線に沿って延在する。すなわち、直線状溶接線W1は、図1及び図2に示すように、主芯材10の板厚方向の一方の側と他方の側、及び、副芯材20の板厚方向の一方の側と他方の側、にそれぞれ形成される。このとき、それぞれの直線状溶接線W1の太さは、それぞれ、主芯材10又は副芯材20を基準として対称となるように形成されることが好ましい。なお、本実施形態において、直線状溶接線W1の太さとは、直線状溶接線W1の断面積であって、図4又は図5に示すような、主芯材10の長手方向に直交する断面の断面積をいう。
直線状溶接線W1の主芯材10における脚長S1とは、図4又は図5に示すように、主芯材10の板状部分12の板幅方向において、直線状溶接線W1が主芯材10に接している領域の寸法である。
直線状溶接線W1の副芯材20における脚長S2とは、図4又は図5に示すように、副芯材20の板幅方向において、直線状溶接線W1が副芯材20に接している領域の寸法である。
すなわち、図4又は図5に示すように、主芯材10の板状部分12と副芯材20との接合部の、主芯材10の長手方向に直交する断面において、直線状溶接線W1の断面形状は、二等辺三角形である。これにより、主芯材10から副芯材20へ応力伝達の経路を、主芯材10と副芯材20との交線を基準として対称にすることができる。
内方側部分W1iは、直線状溶接線W1のうち、主芯材10の長手方向の内方側に位置する部分である。
外方側部分W1oは、直線状溶接線W1のうち、内方側部分W1iよりも主芯材10の長手方向の外方側に位置する部分である。
つまり、直線状溶接線W1において、図5に示す外方側部分W1oは、図4に示す内方側部分W1iよりも細く形成されている。すなわち、図4及び図5に示すように、主芯材10の長手方向に直交する断面視において、外方側部分W1oの断面積は、内方側部分W1iの断面積よりも小さい。このことで、内方側部分W1iにおいて十分な接合強度としつつ、外方側部分W1oにおいて溶接金属を削減することができる。
以下、直線状溶接線W1の太さが、内方側部分W1iから外方側部分W1oにかけて変化する態様について、2例説明する。
直線状溶接線W1の太さは、例えば、図7に示すように、主芯材10の長手方向の内方側から外方側にかけて段階的に細くなるように変化する。この場合、直線状溶接線W1のうち、内方側部分W1iと外方側部分W1oの境界には段差が生じる。このとき、内方側部分W1iと外方側部分W1oの境界で応力集中が発生することを抑える為、図7に示すように、内方側部分W1iと外方側部分W1oとの境界には、外周面が球状である球状部Wsが形成されることが好ましい。
本例に係る直線状溶接線W1の形状は、例えば、溶接によって直線状溶接線W1を形成する際の、溶接パス数や溶接の層数を変化させることにより形成することが好ましい。
直線状溶接線W1の太さは、例えば、図8に示すように、主芯材10の長手方向の内方側から外方側にかけて連続的に細くなるように変化してもよい。この場合、直線状溶接線W1のうち、内方側部分W1iと外方側部分W1oの境界は、目視不可の状態となる。
本実施形態において、直線状溶接線W1における内方側部分W1iの最大脚長は、外方側部分W1oの最小脚長の1.5倍以上であることが好ましい。
本例に係る直線状溶接線W1の形状は、例えば、溶接によって直線状溶接線W1を形成する際の、溶接の速度(具体的には、溶融電極の先端の移動速度)を変化させることによって形成することが好ましい。
本実施形態において、図7及び図8に示すように、内方側部分W1iの長さL1は、例えば、座屈拘束ブレース1において想定される最大の軸力が付加された場合に、内方側部分W1iに加えて外方側部分W1oによってもせん断力を負担することができるように設定されることが好ましい。換言すれば、内方側部分W1iの長さL1は、例えば、図6に示すせん断力分布曲線Sfのピーク点が、主芯材10の長手方向の外方側に訛るように設定されることが好ましい。
すなわち、本実施形態において、図7及び図8に示すように、主芯材10の長手方向における、直線状溶接線W1の内方側部分W1iの長さL1は、副芯材20の長さL2の40%以下とすることが好ましい。なお、本実施形態において、内方側部分W1iの長さL1とは、後述する回し溶接線W2と内方側部分W1iとの連結部から、内方側部分W1iと外方側部分W1oとの境界までの距離をいう。これにより、主芯材10から副芯材20への応力伝達に寄与する程度が比較的大きい内方側部分W1iの長さL1を十分に確保しつつ、溶接作業に要する時間や溶接金属の量を適切に削減することができる。
本実施形態において、内方側部分W1iの長さL1は、例えば、直定規により測定されることが好ましい。
本実施形態において、直線状溶接線W1における外方側部分W1oの脚長Soは、例えば、6mm程度である。直線状溶接線W1における内方側部分W1iの脚長Siは、例えば、9~20mm程度である。より具体的には、直線状溶接線W1における外方側部分W1oのうち、最も脚長Soが短い部分の脚長Soは、例えば、6mm程度である。直線状溶接線W1における内方側部分W1iのうち、最も脚長Siが長い部分の脚長Siは、例えば、9~20mm程度である。
すなわち、本実施形態において、直線状溶接線W1の内方側部分W1iの脚長Siは、外方側部分W1oの脚長Soの1.5倍以上である。これにより、内方側部分W1iの接合強度をより確保しやすくすることができる。
本実施形態において、脚長So及び脚長Siは、例えば、直定規により測定されることが好ましい。
主芯材10の長手方向において、図7又は図8に示すように、直線状溶接線W1の外方側部分W1oの端部である外方側端部W1oeと、主芯材10の端縁とは、離間していてもよい。換言すれば、直線状溶接線W1は、主芯材10の端縁において形成されていなくてもよい。すなわち、主芯材10の長手方向の端部において、主芯材10と副芯材20とは溶接されていなくてもよい。これにより、主芯材10と副芯材20とを溶接する際の溶接作業に要する時間及び溶接金属を、より削減することができる。
ここで、例えば、主芯材10の板状部分12及び副芯材20の板厚が30mm以上であると、板状部分12と副芯材20との接合強度が十分に確保できなくなることがある。そこで、主芯材10の板状部分12及び副芯材20の板厚が30mm以上である場合には、図4に示すように、直線状溶接線W1の内方側部分W1iにおいて、開先Bを設けることが好ましい。これにより、板厚が大きい場合であっても、内方側部分W1iにおいて十分に接合強度を確保することができる。
回し溶接線W2は、図1、図7又は図8に示すように、副芯材20の端部であって、主芯材10の長手方向の内方側の端部の周囲に位置する。本実施形態において、回し溶接線W2は、溶接部Wのうち、副芯材20における主芯材10の長手方向の内方側の端部と、副芯材20の板厚方向の一方の側及び他方の側と、に沿って、U字状に形成される部分である。すなわち、本実施形態において、副芯材20における主芯材10の長手方向の内方側の端部と、副芯材20の板厚方向の一方の側及び他方の側のそれぞれとの境界部は、回し溶接により溶接される。回し溶接線W2の、主芯材10の長手方向に沿う部分の長さL3は、例えば、主芯材10の板状部分12及び副芯材20の板厚の長さ程度である。
回し溶接線W2は、主芯材10と副芯材20との接合強度を確保するために、例えば、完全溶け込み溶接により形成されることが好ましい。
本実施形態において、直線状溶接線W1は、回し溶接線W2に連続して形成される。すなわち、回し溶接線W2と直線状溶接線W1との端部同士は、互いに連続している。したがって、主芯材10と副芯材20とが溶接された後の状態において、回し溶接線W2と直線状溶接線W1との境界は目視不可の状態となる。このように、回し溶接線W2と直線状溶接線W1とを連続して形成することで、回し溶接線W2と直線状溶接線W1との境界付近に付加されるせん断力を、回し溶接線W2と直線状溶接線W1とで協働して負担することができる。
上述の態様からなる溶接部Wによって、主芯材10と副芯材20とが溶接される。
例えば、接続部Cはボルト孔であると説明したが、これに限らない。すなわち、主芯材10の板状部分12及び副芯材20に備えられる接続部Cとは、構造物側の部材に突き合わせ溶接される部分であってもよい。あるいは、主芯材10の板状部分12及び副芯材20に備えられる接続部Cとは、構造物側の部材にピン接合されるために形成された貫通孔であってもよい。
また、直線状溶接線W1の太さが段階的に変化する場合、直線状溶接線W1の太さが変化する部分の段差は、複数設けられていてもよい。
また、直線状溶接線W1における外方側端部W1oe及びその周辺を含む領域のうち主芯材10の長手方向の一部において、当該領域より主芯材10の長手方向で内方側に隣接する部分よりも太くてもよい。
また、副芯材20は板状部分12の板面に直交する姿勢で配置されると説明したが、これに限らない。すなわち、副芯材20と板状部分12とは、互いに略直交するように配置されてもよい。略直交とは、副芯材20と板状部分12との交差角が、85度~95度の範囲であることをいう。
すなわち、本実施形態に係る座屈拘束ブレースによれば、直線状溶接線は、主芯材の長手方向に沿う荷重が付加された場合に、直線状溶接線に作用するせん断力の分布に応じた形状となっている。例えば、直線状溶接線のうち、主芯材から副芯材への応力伝達に寄与する程度が比較的大きい部分を太くすることで、当該部分の接合強度を確保して、主芯材から副芯材に適切に応力を伝達させることができる。直線状溶接線のうち、主芯材から副芯材への応力伝達に寄与する程度が比較的小さい部分を細くすることで、当該部分の溶接作業に要する時間や、当該部分に用いられる溶接金属の量を削減することができる。したがって、座屈拘束ブレースの生産性を向上させることができる。
そこで、外方側部分は、内方側部分よりも細く形成されている。換言すれば、内方側部分は、外方側部分よりも太く形成されている。これにより、内方側部分の接合強度を確保して、主芯材から副芯材に適切に応力を伝達させることができる。また、外方側部分を細く形成することで、外方側部分の溶接作業に要する時間や、外方側部分に用いられる溶接金属の量を削減することができる。したがって、座屈拘束ブレースの生産性を向上させることができる。
そこで、副芯材の、主芯材の長手方向における内方側の端部は、塑性化部と幅変化部との境界よりも外側に位置する。このような配置とすることで、前述の原因により塑性化部から幅変化部にかけての応力伝達が適切に行われにくくなることを抑えることができる。よって、主芯材の塑性化部から幅変化部にかけて適切に応力を伝達させることができる。
10 主芯材
10P 塑性化部
11 狭幅部
12 板状部分
13 幅変化部
13T テーパ面
20 副芯材
30 拘束部材
40 充填材
50 アンボンド材
A 角度
B 開先
C 接続部
S1、S2、Si、So 脚長
W 溶接部
W1 直線状溶接線
W1i 内方側部分
W1o 外方側部分
W1oe 外方側端部
W2 回し溶接線
Ws 球状部
Claims (10)
- 長尺状の主芯材と、
前記主芯材の長手方向の両端に配置される副芯材であって、前記主芯材の長手方向に沿う姿勢で、且つ、前記主芯材の長手方向の両端に位置する板状部分の板面に直交する姿勢で配置される、長尺状かつ板状の副芯材と、
前記主芯材の面外変形を規制する拘束部材と、
を備えた座屈拘束ブレースであって、
前記主芯材における前記板状部分と、前記副芯材と、の交線に沿って延在する直線状溶接線を備え、
前記直線状溶接線は、前記主芯材の長手方向に沿う荷重が付加された場合に、前記直線状溶接線に作用するせん断力の分布に応じた形状となっており、
前記直線状溶接線の太さは、前記主芯材の長手方向の内方側から外方側にかけて連続的に細くなるように変化する、
ことを特徴とする座屈拘束ブレース。 - 前記主芯材の長手方向において、前記直線状溶接線の前記外方側の端部である外方側端部と、前記主芯材の端縁とは、離間している、
ことを特徴とする請求項1に記載の座屈拘束ブレース。 - 前記直線状溶接線は、
前記主芯材の長手方向の内方側に位置する内方側部分と、
前記内方側部分よりも、前記主芯材の長手方向の外方側に位置する外方側部分と、
を含み、
前記主芯材の長手方向において、前記直線状溶接線の前記内方側部分の長さは、前記副芯材の長さの40%以下である、
ことを特徴とする請求項1に記載の座屈拘束ブレース。 - 前記直線状溶接線は、
前記主芯材の長手方向の内方側に位置する内方側部分と、
前記内方側部分よりも、前記主芯材の長手方向の外方側に位置する外方側部分と、を含み、
前記直線状溶接線の前記内方側部分の脚長は、前記外方側部分の脚長の1.5倍以上である、
ことを特徴とする請求項1に記載の座屈拘束ブレース。 - 長尺状の主芯材と、
前記主芯材の長手方向の両端に配置される副芯材であって、前記主芯材の長手方向に沿う姿勢で、且つ、前記主芯材の長手方向の両端に位置する板状部分の板面に直交する姿勢で配置される、長尺状かつ板状の副芯材と、
前記主芯材の面外変形を規制する拘束部材と、
を備えた座屈拘束ブレースであって、
前記主芯材における前記板状部分と、前記副芯材と、の交線に沿って延在する直線状溶接線を備え、
前記直線状溶接線は、前記主芯材の長手方向に沿う荷重が付加された場合に、前記直線状溶接線に作用するせん断力の分布に応じた形状となっており、
前記直線状溶接線は、
前記主芯材の長手方向の内方側に位置する内方側部分と、
前記内方側部分よりも、前記主芯材の長手方向の外方側に位置する外方側部分と、を含み、
前記外方側部分は、前記内方側部分よりも細く形成されており、
前記内方側部分には、開先が設けられており、
前記外方側部分には、開先が設けられていない、
ことを特徴とする座屈拘束ブレース。 - 前記直線状溶接線の太さは、前記内方側部分から前記外方側部分にかけて連続的に細くなるように変化する、
ことを特徴とする請求項5に記載の座屈拘束ブレース。 - 長尺状の主芯材と、
前記主芯材の長手方向の両端に配置される副芯材であって、前記主芯材の長手方向に沿う姿勢で、且つ、前記主芯材の長手方向の両端に位置する板状部分の板面に直交する姿勢で配置される、長尺状かつ板状の副芯材と、
前記主芯材の面外変形を規制する拘束部材と、
を備えた座屈拘束ブレースであって、
前記主芯材における前記板状部分と、前記副芯材と、の交線に沿って延在する直線状溶接線を備え、
前記直線状溶接線は、前記主芯材の長手方向に沿う荷重が付加された場合に、前記直線状溶接線に作用するせん断力の分布に応じた形状となっており、
前記主芯材における前記板状部分の板厚と、前記副芯材の板厚とは、同じであり、
前記主芯材の長手方向において、前記直線状溶接線の前記副芯材における脚長と前記主芯材における脚長とが同じである、
ことを特徴とする座屈拘束ブレース。 - 前記副芯材の端部であって、前記主芯材の長手方向の内方側の端部の周囲に位置する回し溶接線を更に備え、
前記直線状溶接線は、前記回し溶接線に連続して形成される、
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。 - 前記主芯材は、
長手方向の全長において板状であり、
前記主芯材の長手方向の中央を含む範囲に位置し、且つ、前記主芯材の長手方向に直交する断面の形状が一定である塑性化部と、
前記主芯材の長手方向において前記塑性化部の両側に連続して形成され、且つ、板幅が、前記主芯材の長手方向の内方側から外方側にかけて大きくなるように変化する板状の幅変化部と、
を備え、
前記副芯材の、前記主芯材の長手方向における内方側の端部は、前記塑性化部と前記幅変化部との境界よりも外側に位置する、
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。 - 前記主芯材及び前記副芯材は、前記主芯材の長手方向における外方側の端部に、前記座屈拘束ブレースの設置対象である構造物に接続される接続部を備える、
ことを特徴とする請求項1~7のいずれか一項に記載の座屈拘束ブレース。
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JP2004019195A (ja) | 2002-06-14 | 2004-01-22 | Nippon Steel Corp | 長尺座屈拘束ブレース |
JP7253665B1 (ja) | 2022-12-23 | 2023-04-06 | 日鉄エンジニアリング株式会社 | 座屈拘束ブレース |
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