JP6466075B2 - 分割型座屈拘束ブレースの接合構造 - Google Patents

分割型座屈拘束ブレースの接合構造 Download PDF

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この発明は、それぞれ芯材を拘束材で挟み付けた2本の座屈拘束ブレース分割体を直列に接合して1本の座屈拘束ブレースとする分割型座屈拘束ブレースの接合構造に関する。
従来の一般的な座屈拘束ブレースは、新築建物への取付を想定した一体の構造のものであった。ところが、座屈拘束ブレースを例えば建物内部の耐震改修に活用する場合には、耐震改修の箇所までクレーン等の重機を使わずエレベータなどで搬入できることが要求される。そのため、このような用途に適合する座屈拘束ブレースでは、運搬時の部材長さや重量の制約が大きい。
上記課題を解決するために、複数のブレース分割体を直列に接合して1本の座屈拘束ブレースを構成するようにしたものが提案されている(例えば特許文献1)。この場合、複数のブレース分割体に分割して座屈拘束ブレースを現場まで搬入できるので、運搬時の部材長さや重量の制約を達成できる。
特許第3875924号公報
しかし、上記提案例の分割型座屈拘束ブレースでは、各ブレース分割体の両端部を、拘束材よりも大きな断面寸法となる断面十字状の接合部とし、これらの接合部を躯体への接合や、ブレース分割体同士の接合に用いている。そのため、ブレース分割体同士の接合部の断面寸法が大きくなって、壁厚内等に配置するにつき、納まりが悪く、コストも高くなるという問題点がある。また、ブレース長さは物件ごとに異なるため、一品生産で設計・製造しなければならず、この点でもコスト高となるという問題点がある。
この発明の目的は、耐震改修等の用途に座屈拘束ブレースを用いる場合にも、運搬時の部材長さや重量の制約を達成でき、かつ納まり良く、コストも低減できる分割型座屈拘束ブレースの接合構造を提供することである。
この発明の他の目的は、種々の長さの分割型座屈拘束ブレースを簡単に製造可能とすることである。
この発明の分割型座屈拘束ブレースの接合構造は、それぞれ芯材を拘束材で挟み付けた2本の座屈拘束ブレース分割体が直列に接合されて1本の座屈拘束ブレースとなり、引っ張り力および圧縮力を負担する分割型座屈拘束ブレースの接合構造であって、
前記両座屈拘束ブレース分割体の互いの接合側の芯材の端部が、拘束材よりも突出した芯材接合側突出部となり、これら芯材接合側突出部の先端に、芯材軸芯方向に垂直な相互接合プレートが溶接され、前記両座屈拘束ブレース分割体の前記相互接合プレート同士が、直接にまたは間接的に、前記芯材軸方向の前記複数本のボルトを用いて引張接合でボルト接合される
この構成によると、2本の座屈拘束ブレース分割体を直列に接合して1本の座屈拘束ブレースとするため、耐震改修等の用途に座屈拘束ブレースを用いる場合にも、運搬時の部材長さや重量の制約を達成できる。2本の座屈拘束ブレース分割体の相互の接合については、両座屈拘束ブレース分割体の芯材接合側突出部の先端に、芯材軸心方向に垂直な相互プレートを溶接し、両座屈拘束ブレース分割体の相互接合プレート同士を、直接にまたは間接的に、芯材軸心方向のボルトを用いて引張接合形式でボルト接合しており、座屈拘束ブレースに加わる引張り力および圧縮力が、前記相互接合プレートを介して両側の座屈拘束ブレース分割体に伝達される。このような接合構造としたため、座屈拘束ブレース分割体の相互の接合部の断面形状が小さくて済み、そのため、壁厚内等に配置するにつき、納まりが良く、コストも低減できる。
また、この発明の分割型座屈拘束ブレースの接合構造は、前記両座屈拘束ブレース分割体の前記芯材接合側突出部に、前記相互接合プレートから離れた箇所で前記芯材軸芯方向に垂直な第1のリブプレートが設けられ、前記芯材接合側突出部にこの芯材接合側突出部に対して垂直で前記芯材軸心方向に沿う第2のリブプレートが、前記相互接合プレート、前記第1のリブプレート、および前記芯材接合側突出部に溶接して設けられる。
このように第1およびリブプレートを設けた場合、両座屈拘束ブレース分割体の接合部に、引張り力および圧縮力に対して、より一層優れた強度を持たせることができる。
この発明において、前記両座屈拘束ブレース分割体の前記相互接合プレートの間に長さ調整用部材が介在し、この長さ調整用部材は両端に、前記相互接合プレートに対面して接する対面プレートを有し、これら対面プレートと前記相互接合プレートとが、前記芯材軸芯方向の前記ボルトを用いて引張接合でボルト接合されても良い。
この構成の場合、長さ調整用部材の長さだけを調整することで、種々の長さの座屈拘束ブレースを簡単に製造することができ、低コストで様々な用途に対応できる。
この発明の分割型座屈拘束ブレースの接合構造は、それぞれ芯材を拘束材で挟み付けた2本の座屈拘束ブレース分割体が直列に接合されて1本の座屈拘束ブレースとなり、引っ張り力および圧縮力を負担する分割型座屈拘束ブレースの接合構造であって、
前記両座屈拘束ブレース分割体の互いの接合側の芯材の端部が、拘束材よりも突出した芯材接合側突出部となり、これら芯材接合側突出部の先端に、芯材軸芯方向に垂直な相互接合プレートが溶接され、前記両座屈拘束ブレース分割体の前記相互接合プレート同士が、直接にまたは間接的に、前記芯材軸方向の複数本のボルトを用いて引張接合でボルト接合され、前記両座屈拘束ブレース分割体の前記芯材接合側突出部に、前記相互接合プレートから離れた箇所で前記芯材軸芯方向に垂直な第1のリブプレートが設けられ、前記芯材接合側突出部にこの芯材接合側突出部に対して垂直で前記芯材軸心方向に沿う第2のリブプレートが、前記相互接合プレート、前記第1のリブプレート、および前記芯材接合側突出部に溶接して設けられたため、耐震改修等の用途に座屈拘束ブレースを用いる場合にも、運搬時の部材長さや重量の制約を達成でき、かつ納まりが良く、コストも低減できる。 前記両座屈拘束ブレース分割体の前記相互接合プレートの間に長さ調整用部材が介在し、この長さ調整用部材は両端に、前記相互接合プレートに対面して接する対面プレートを有し、これら対面プレートと前記相互接合プレートとが、前記芯材軸芯方向の前記複数本のボルトを用いて引張接合でボルト接合される場合は、種々の長さの座屈拘束ブレースを簡単に製造することができ、低コストで様々な用途に対応できる。
(A)はこの発明の第1の実施形態にかかる分割型座屈拘束ブレースの接合構造の正面図、(B)は同平面図である。 (A)は同接合構造における座屈拘束ブレース分割体の正面図、(B)は(A)におけるa−a矢視平面図、(C)は(A)におけるb−b矢視断面図である。 (A)は座屈拘束ブレース分割体における芯材の正面図、(B)は(A)におけるa−a矢視平面図、(C)は(A)におけるb−b矢視断面図、(D)は(A)におけるc−c矢視断面図である。 (A)はこの発明の他の実施形態にかかる分割型座屈拘束ブレースの接合構造の正面図、(B)は(A)におけるa−a矢視平面図、(C)は同接合構造に用いられる長さ調整用部材の正面図、(D)は同断面図である。 同接合構造における長さ調整用部材の最大長さを算定するための模式図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図3と共に説明する。この分割型座屈拘束ブレースの接合構造は、図2のように、平板状の芯材2を一対の拘束材3,3で挟み付けた2本の座屈拘束ブレース分割体1A,1Aのそれぞれを、図1のように直列に接合して1本の分割型座屈拘束ブレース1とする。座屈拘束ブレース分割体1Aは、図2(A),(B)に正面図および平面図で示すように、芯材2と、この芯材2の両面に沿って配置した一対の拘束材3,3とを有する。芯材2は、細長い帯状の平鋼板で、SN材(建築構造用圧延鋼材)やLY材(低降伏点鋼材)等の鉄鋼材料からなる。図2(A)のb−b矢視断面図を示す図2(C)のように、拘束材3は角パイプからなる。
前記一対の拘束材3,3の両側の幅面には、図2(C)のように、これら拘束材3,3に渡る幅方向接合材8が溶接して接合され、両側の幅方向接合材8,8間に芯材2が介在する。幅方向接合材8は、両拘束材3,3を合わせた幅よりも若干狭い幅であって、拘束材3の長手方向に延びる帯状板である。幅方向接合材8の長さは、拘束材3よりも若干短く、両端が拘束材3の端縁に達しない長さとされている。
芯材2の一端部は、座屈拘束ブレース分割体1Aの建物躯体(柱や梁等の鉄骨材)との継手となる躯体接合側突出部2aであり、前記拘束材3よりも突出させられている。この躯体接合側突出部2aは、芯材2の他の部分よりも幅広とし、この幅広とした躯体接合側突出部2aにおける幅方向の両端に補強リブ5が設けられている。躯体接合側突出部2aにおける、芯材長手方向の中央側に向く端縁の形状は、芯材2の中間部から次第に広がる円弧状の形状とされている。この躯体接合側突出部2aと前記補強リブ5には、それぞれ前記躯体と接合するボルト(図示せず)を挿通する複数のボルト孔11,12が設けられている。なお、前記幅方向接合材8における芯材2の躯体接合側突出部2a側に向く端部には、図2(B)のように、芯材2の躯体接合側突出部2aの一部が係合する切欠部8aが形成されている。
前記補強リブ5は、例えば短冊状の平板の鋼板からなり、その幅方向の中央に沿って芯材2の躯体接合側突出部2aの幅方向の端面を突き合わせ、躯体接合側突出部2aに溶接される。これら一対の補強リブ5と芯材2の躯体接合側突出部2aとで断面H形の形状をなす。芯材2の前記躯体接合側突出部2aにおける幅方向の両端の補強リブ5,5間には、前記一対の拘束材3,3を挟み込むようにして、鋼板からなる一対の補強プレート6が設けられている。これにより、拘束材3の端部が面外方向に開いて座屈拘束ブレースの端部が損傷することが防止される。
両座屈拘束ブレース分割体1Aの互いの接合側となる芯材2の他端部は、拘束材3よりも突出させた芯材接合側突出部2bとされている。拘束材3は、芯材2の前記躯体継手部2aおよび芯材接合側突出部2bを除く芯材2の略全体を覆うように配置されている。
前記両座屈拘束ブレース分割体1Aの芯材2の芯材接合側突出部2bの先端には、それぞれ芯材軸心方向に垂直な相互接合プレート7が溶接される。この座屈拘束ブレースの接合構造では、前記両座屈拘束ブレース分割体1Aの相互接合プレート同士7,7を、直接に、芯材軸心方向に向くボルト10を用いて引張接合形式でボルト接合することにより、1本の座屈拘束ブレース1が構成される。図3(A)のb−b矢視断面図を示す図3(C)のように、前記相互接合プレート7には、前記ボルト10を挿通する複数のボルト孔13が設けられている。
また、前記芯材接合側突出部2bには、前記相互接合プレート7から前記躯体接合側突出部2a側に離れた箇所(前記拘束材3の端部至近位置)の両面において、芯材軸心方向に垂直な第1のリブプレート14が溶接して設けられている。さらに、芯材接合側突出部2bの両面には、この芯材接合側突出部2bに対して垂直で芯材軸心方向に沿う第2のリブプレート15が設けられている。この第2のリブプレート15は、前記相互接合プレート7、第1のリブプレート14、および芯材接合側突出部2bの表面にそれぞれ溶接される。これにより、座屈拘束ブレース分割体1Aにおける芯材2の芯材接合側突出部2bは、前記相互接合プレート7と前記第1のリブプレート14との間での断面形状が、図3C)のように、十字状の形状をなす。なお、図3(D)は図3(A)におけるc−c矢視断面図を示す。
この構成の分割型座屈拘束ブレースの接合構造によると、2本の座屈拘束ブレース分割体1A,1Aを直列に接合して1本の座屈拘束ブレース1とするため、耐震改修等の用途に座屈拘束ブレースを用いる場合にも、運搬時の部材長さや重量の制約を達成できる。この場合に、両座屈拘束ブレース分割体1Aの相互接合プレート同士7,7を、直接に、芯材軸心方向に向くボルト10を用いて引張接合形式でボルト接合している。このように接合された分割型座屈拘束ブレース1では、これに加わる引張り力および圧縮力が、前記相互接合プレート7を介して両側の座屈拘束ブレース分割体1Aに伝達される。そのため、両座屈拘束ブレース分割体1Aの相互の接合部の断面寸法を大きくすることなく、必要な強度が得られ、壁幅内等に配置する場合に納まりが良く、コストも低減できる。
また、この実施形態では、座屈拘束ブレース分割体1Aの芯材接合側突出部2bに、前記相互接合プレート7から離れた箇所で芯材軸方向に垂直な第1のリブプレート14を設けると共に、芯材接合側突出部2bに芯材軸心方向に沿う第2のリブプレート15を配置し、これを前記相互接合プレート7、第1のリブプレート14、および芯材接合側突出部2bに溶接して設けている。そのため、両座屈拘束ブレース分割体1Aの接合部に、引張り力および圧縮力に対して、より一層優れた強度を持たせることができる。
図4および図5は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態では、先の実施形態の分割型座屈拘束ブレースの接合構造において、前記両座屈拘束ブレース分割体1Aの相互接合プレート7,7の間に、これら相互接合プレート7に対面して接する対面プレート17を両端に有する長さ調整用部材16を介在させ、これら対面プレート17と相互接合プレート7とを、芯材軸方向のボルト10を用いて引張接合形式でボルト接合している。
長さ調整用部材16は、前記両対面プレート17,17間に芯材2の芯材接合側突出部2bと同幅でこれに平行な芯材相当プレート18と、この芯材相当プレート18の両面に配置されて前記第2のリブプレート15と平行なリブプレート19とが設けられている。前記芯材相当プレート18は、その両端が両対面プレート17に突き合わされて溶接されている。前記リブプレート19は、前記両対面プレート17および芯材相当プレート18に溶接されている。これにより、長さ調整用部材16の断面形状は、図4(D)のように、座屈拘束ブレース分割体1Aにおける芯材2の芯材接合側突出部2bの、相互接合プレート7と第1のリブプレート14との間での断面形状(図3(C))と略同じ十字状の形状を成す。前記対面プレート17には、図4(D)のように、前記ボルト10を挿通する複数のボルト孔20が設けられている。
この実施形態では、上記のように、前記両座屈拘束ブレース分割体1Aの相互接合プレート7,7の間に、これら相互接合プレート7に対面して接する対面プレート17を両端に有する長さ調整用部材16を介在させ、これら対面プレート17と相互接合プレート7とをボルト接合している。そのため、長さ調整用部材16の長さだけを異なるものに交換するだけで、他の部材は全て各種の長さの分割型座屈拘束ブレース1において共通して使用できる。このように、種々の長さの分割型座屈拘束ブレース1を簡単に製造することができ、低コストで様々な用途に対応することができる。その他の構成および作用効果は先の実施形態の場合と同様である。図4(A)は両側の座屈拘束ブレース分割体1Aを接合してなる分割型座屈拘束ブレースの正面図、(B)は(A)のa−a矢視平面図を示し、図4(C)は長さ調整用部材の正面図、(B)は同断面図を示す。
なお、上記実施形態において、前記長さ調整用部材16が長すぎる場合、座屈拘束ブレースとしての変形性能を確保できない場合がある。そこで、前記変形性能を確保するために適正な長さ調整用部材16の長さを、例えば図5に示す使用例の場合において前記座屈拘束ブレース分割体1Aの各種パラメータから割り出すと、以下のようになる。前記座屈拘束ブレース分割体1Aの各種パラメータを以下のように設定する。
d:層間変位(既知数)
δ:軸方向変位(既知数)
φ:層間変形角(既知数)
l:柱スパン(既知数)
h:階高(既知数)
θ:ブレース角度(既知数)
Lc:節点間長さ(既知数)
Lf:端部の接合部長さ(既知数)
α:節点間長さに対する端部接合部以外の長さの割合(既知数)
Lp:塑性化部長さ(未知数)
Lm:十字接合部(長さ調整用部材16)の長さ(未知数)
ε:目標ひずみ(既知数)
軸変位δは以下の式で表される。
δ=l・d/Lc=dcos θ
層間変形角φは以下の式で表される。
φ=d/h
塑性化部長さLpは以下の式で表される。
Lp=αLc−Lm
芯材の軸方向変形δは芯材の目標変位ε・Lp以下とする。
δ≦ε・Lp
以上の式を整理すると、Lmの最大長さが以下の式で表される。
Lm≦(α−φ/2ε・sin2θ)Lc (∵h/Lc=sin θ)
事例として、以下の数値とした場合、
・節点間長さに対する端部接合部以外の長さが全長の半分(α=1/2)
・目標の層間変形角が1/50(φ=0.02)
・ブレースの伸び性能が3%(ε=0.03)
・ブレース角度45度(θ=π/4)
Lm≦(1/2−0.02/(2・0.003)・sin2・π/4)Lc=1/6Lc この結果から、十字接合部(長さ調整用部材16)は、節点間長さの1/6以下とすることで、ブレース材の要求性能を満足できる。
1…分割型座屈拘束ブレース
1A…座屈拘束ブレース分割体
2…芯材
2b…芯材接合側突出部
3…拘束材
7…相互接合プレート
10…ボルト
14…第1のリブプレート
15…第2のリブプレート
16…長さ調整用部材
17…対面プレート

Claims (2)

  1. それぞれ芯材を拘束材で挟み付けた2本の座屈拘束ブレース分割体が直列に接合されて1本の座屈拘束ブレースとなり、引っ張り力および圧縮力を負担する分割型座屈拘束ブレースの接合構造であって、
    前記両座屈拘束ブレース分割体の互いの接合側の芯材の端部が、拘束材よりも突出した芯材接合側突出部となり、これら芯材接合側突出部の先端に、芯材軸芯方向に垂直な相互接合プレートが溶接され、前記両座屈拘束ブレース分割体の前記相互接合プレート同士が、直接にまたは間接的に、前記芯材軸方向の複数本のボルトを用いて引張接合でボルト接合され、前記両座屈拘束ブレース分割体の前記芯材接合側突出部に、前記相互接合プレートから離れた箇所で前記芯材軸芯方向に垂直な第1のリブプレートが設けられ、前記芯材接合側突出部にこの芯材接合側突出部に対して垂直で前記芯材軸心方向に沿う第2のリブプレートが、前記相互接合プレート、前記第1のリブプレート、および前記芯材接合側突出部に溶接して設けられた分割型座屈拘束ブレースの接合構造。
  2. 請求項1に記載の分割型座屈拘束ブレースの接合構造において、前記両座屈拘束ブレース分割体の前記相互接合プレートの間に長さ調整用部材が介在し、この長さ調整用部材は両端に、前記相互接合プレートに対面して接する対面プレートを有し、これら対面プレートと前記相互接合プレートとが、前記芯材軸芯方向の前記複数本のボルトを用いて引張接合でボルト接合された分割型座屈拘束ブレースの接合構造。
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