JP2014001540A - 圧縮ブレースによる耐震補強構造および補強方法 - Google Patents

圧縮ブレースによる耐震補強構造および補強方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 部材の運搬性・施工性の構造、および無溶接による施工が可能な圧縮ブレースによる耐震補強構造および補強方法を提供する。
【解決手段】 この耐震補強構造は、既存建物を圧縮ブレースで補強する構造である。圧縮ブレース2A,2Bは、両端が既存建物の躯体に接続される芯材と、この芯材の両面に沿って配置されて芯材の座屈を拘束する拘束材とを有し、かつ芯材を拘束材で拘束されている部分で分割したブレースである。圧縮ブレース2A,2Bは、芯材が分割された部分で分割して2つのブレース分割体12とする。これら両ブレース分割体12,12の拘束材分割体同士を、両拘束材分割体の表面に跨がって設けられる添え継ぎ部材8で接合して一体化する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、圧縮ブレースを用いた建物の耐震補強構造および補強方法に関する。
従来、既設のRC造やSRC造の建物の耐震補強構造として、鉄骨枠付きブレースによるものが種々提案されている(例えば、特許文献1〜4)。しかし鉄骨枠付きであると、施工において、後施工アンカーを打設するときに、騒音,振動,粉塵が発生する。また、後施工アンカーに代えて、無収縮モルタルを充填するものもあるが、その充填,養生,型枠解体等の作業によって施工期間が長くなる。このような課題を解消したものとして、圧縮ブレースを用いるものが提案されている(特許文献5)。
上記提案例に係る圧縮ブレースを用いた建物の耐震補強構造は、両端が既存建物の躯体に接続される芯材と、この芯材の両面に沿って配置されて前記芯材の座屈を拘束する拘束材とを有する圧縮ブレースを用い、その芯材を、長さ方向に拘束材により拘束されている部分で一対の分割芯材に分割したものである。
この構成の耐震補強構造では、圧縮ブレースとして、その芯材が長さ方向の拘束材により拘束されている部分で分割された一対の分割芯材からなるものを用いているので、引張力の負担を無くすことができ、既存建物の躯体との接合を簡素化できる。これにより、簡易な施工で短い施工期間により耐震補強を行うことができ、施工に伴う騒音、振動、粉塵の問題も解消できる。
特開2000−257270号公報 特許第4016524号公報 特開平11−050691号公報 特開平10−115105号公報 特許第4917168号公報
既存建物への耐震補強では、「居ながら補強」と呼ばれる居住したままでの補強が求められている。「居ながら補強」を実現するには、施工時の粉塵・騒音を抑制することは勿論であるが、補強部材の運搬性・組立の簡便さ、現場での施工が無溶接であることが重要な要素となる。すなわち、補強部材が大きい場合、補強箇所までの運搬が困難となり、また既存建物での溶接施工は火災リスクが大きくなる。特許文献5に開示の耐震補強構造に補強部材として用いられる圧縮ブレースは、芯材が分割されているものの、拘束材が一体の部材であるため、部材が長く重くなり、これでは上記した要求を満たすことができない。
この発明の目的は、部材の運搬性・施工性の向上、および無溶接による施工が可能な圧縮ブレースによる耐震補強構造および補強方法を提供することである。
この発明の圧縮ブレースによる耐震補強構造は、既存建物をブレースで補強する構造であって、前記ブレースが、両端が前記既存建物の躯体に接続される芯材と、この芯材の両面に沿って配置されて前記芯材の座屈を拘束する拘束材とを有し、かつ前記芯材を拘束材で拘束されている部分で分割した圧縮ブレースであり、この圧縮ブレースの全体を、前記芯材が分割された部分で分割して2つのブレース分割体とすると共に、これら両ブレース分割体の拘束材分割体同士を、両拘束材分割体の表面に跨がって設けられる添え継ぎ部材で接合して一体の圧縮ブレースとしたことを特徴とする。なお、上記の「圧縮ブレースの全体を、前記芯材が分割された部分で分割して」とは、分割による施工,運搬の容易性が担保される範囲であれば、分割面で芯材と拘束材との端面間に多少の不揃いがあっても良い。
この構成によると、補強部材として用いる圧縮ブレースを、2つのブレース分割体から組み立てて一体化できるので、運搬・施工が容易となる。すなわち、例えば、補強部材の搬入経路が狭い場合や、エレベータなどにより搬入する場合でも、容易に搬入することができる。また、現場での溶接作業がないため、火災リスクを低減できる。
また、通常のブレースであれば引張力を負担するため接合部が煩雑となるが、補強部材として圧縮ブレースを用いていることから、両ブレース分割体の拘束材分割体同士の接合部も構造を簡素化することができ、施工性が向上する。圧縮ブレースによるため、従来の鉄骨枠付きブレースにおける上記の施工上等の問題が生じない。
この発明において、前記ブレース分割体の前記拘束材分割体の分割側端面にエンドプレートを設けるのが良い。
拘束材分割体の分割側端面にエンドプレートを設けることにより、圧縮ブレースの一体化において隣り合うブレース分割体のエンドプレート同士が互いに接して接合されることになり、モルタルやコンクリート面で接触させる場合と異なり、接触面の凹凸による隙間が生じ難く、拘束材同士の接合が確実なものとできる。
この発明において、前記添え継ぎ部材が、前記両拘束材分割体の芯材と平行な前後両表面にそれぞれ跨がって配置されボルトで固定される2枚のスプライスプレートであっても良い。スプライスプレートによると、簡単な構成で接合できる。
この発明において、前記添え継ぎ部材が、前記両拘束材分割体の芯材と平行な前後両表面から両側面にそれぞれ跨がって配置されボルトで固定される断面コ字形の2枚の鋼板であっても良い。
断面コ字状の2枚の鋼板で添え継ぎ部材を構成することにより、両拘束材分割体の全周に渡って添え継ぎ部材を配置できるので、接合強度を向上させることができる。
この発明において、前記添え継ぎ部材が、前記両拘束材分割体に跨がってこれらの表面を覆うさや管と、このさや管と前記拘束材分割体との間の空間に充填されるモルタルとでなるものとしても良い。
この構成例の場合、さや管の内部に充填したモルタルが、接合部の断面性能(断面二次モーメント)を向上させる効果をもたらす。このため、2つのブレース分割体を組み合わせて一体の圧縮ブレースとしても、接合部の断面性能を十分に確保できることから、圧縮ブレースの性能を発揮させることができる。
この場合に、前記さや管は、その両端に前記拘束材分割体の表面に達する蓋部を有し、一部にモルタル注入口が設けられていても良い。
この構成の場合、さや管の両端に蓋部を設けているので、モルタルの充填時に型枠が不要となり施工性が向上する。また、さや管の一部にモルタル注入口を設けているので、ここからモルタルを流し込むだけで容易にモルタルを充填でき、この点でも施工性が向上する。
また、この場合に、前記既存建物の躯体に圧縮ブレースを接続した状態で下側となる前記さや管の下側端部に、前記拘束材分割体の表面に対向するナットを設け、このナットに螺合させたボルトで拘束材分割体の表面を締め付けてさや管を拘束材分割体に固定するようにしても良い。
この構成の場合、さや管の下側端部に設けたナットにボルトを螺合させて拘束材分割体の表面を締付けるようにしているので、任意の位置でさや管を拘束材分割体の表面に固定することができ、施工時にさや管を保持する支保工が不要となり、施工性が向上する。
また、この場合に、前記さや管で覆われる前記両拘束材分割体の表面に帯筋となる鉄筋を溶接しても良い。
この構成例の場合、さや管で覆われる両拘束材分割体の表面に帯筋となる鉄筋を溶接しているので、両拘束材分割体の表面に添え継ぎ部材がより確実に結合されることになり、圧縮ブレースの一体化が確実なものとなる。
また、この場合に、前記さや管の内面に、主筋となる鉄筋を溶接しても良い。
この構成例の場合、さや管の内面に主筋となる鉄筋を予め溶接しているので、2つのブレース分割体が芯材の弱軸側にずれてはらみだそうとする場合でも、主筋となる鉄筋の存在により、添え継ぎ部材を構成するさや管とその内部に充填されるモルタルが一体となって挙動することで、前記はらみだしを効果的に抑制することができる。
この発明の圧縮ブレースによる耐震補強方法は、既存建物の躯体にブレースの両端を接続して既存建物を補強する方法であって、前記ブレースとして、両端が前記既存建物の躯体に接続される芯材と、この芯材の両面に沿って配置されて前記芯材の座屈を拘束する拘束材とを有し、かつ前記芯材を拘束材で拘束されている部分で分割した圧縮ブレースを用い、この圧縮ブレースの全体を、前記芯材が分割された部分で分割して2つのブレース分割体とすると共に、これら両ブレース分割体の拘束材分割体同士を、両拘束材分割体の表面に跨がって設けられる添え継ぎ部材で接合して一体の圧縮ブレースとすることを特徴とする。
この耐震補強方法によると、この発明の耐震補強構造につき前述したと同様に、部材の運搬性・施工性の構造、および無溶接による施工が可能となる。
この発明の圧縮ブレースによる耐震補強構造は、既存建物をブレースで補強する構造であって、前記ブレースが、両端が前記既存建物の躯体に接続される芯材と、この芯材の両面に沿って配置されて前記芯材の座屈を拘束する拘束材とを有し、かつ前記芯材を拘束材で拘束されている部分で分割した圧縮ブレースであり、この圧縮ブレースの全体を、前記芯材が分割された部分で分割して2つのブレース分割体とすると共に、これら両ブレース分割体の拘束材分割体同士を、両拘束材分割体の表面に跨がって設けられる添え継ぎ部材で接合して一体の圧縮ブレースとしたため、部材の運搬性・施工性の構造、および無溶接による施工が可能となる。
この発明の圧縮ブレースによる耐震補強方法は、既存建物の躯体にブレースの両端を接続して既存建物を補強する方法であって、前記ブレースとして、両端が前記既存建物の躯体に接続される芯材と、この芯材の両面に沿って配置されて前記芯材の座屈を拘束する拘束材とを有し、かつ前記芯材を拘束材で拘束されている部分で分割した圧縮ブレースを用い、この圧縮ブレースの全体を、前記芯材が分割された部分で分割して2つのブレース分割体とすると共に、これら両ブレース分割体の拘束材分割体同士を、両拘束材分割体の表面に跨がって設けられる添え継ぎ部材で接合して一体の圧縮ブレースとするため、部材の運搬性・施工性の構造、および無溶接による施工が可能となる。
この発明の第1の実施形態に係る耐震補強構造を用いた建物躯体の正面図、およびその耐震補強構造に用いる圧縮ブレースの分割体平面図である。 同耐震補強構造における圧縮ブレースの外観斜視図および断面図である。 図1におけるA部の拡大断面図である。 図1におけるB部の拡大断面図である。 図1におけるC部の拡大断面図である。 2つの圧縮ブレース分割体の接合部を示す平面図である。 (A)は同接合部のスプライスプレート固定前の状態を示す断面図、(B)は同接合部のスプライスプレート固定後の状態を示す断面図である。 2つの圧縮ブレース分割体の接合部の他の構成例を示す平面図である。 同接合部の断面図である。 同接合部の変形例を示す断面図である。 2つの圧縮ブレース分割体の接合部のさらに他の構成例を示す断面図である。 同接合部の変形例を示す断面図である。 同接合部により2つの圧縮ブレース分割体を接合する工程を示す説明図である。 (A)は2つの圧縮ブレース分割体の接合部のさらに他の構成例を示す平面図、(B)は同側面図である。 図14(B)におけるA部の拡大図である。 (A)は2つの圧縮ブレース分割体の接合部のさらに他の構成例を示す平面図、(B)は同側面図である。 図16(B)におけるA部の拡大図である。 (A)は2つの圧縮ブレース分割体の接合部のさらに他の構成例を示す平面図、(B)は同側面図である。 (A)は2つの圧縮ブレース分割体の接合部のさらに他の構成例を示す平面図、(B)は同側面図である。 (A)は2つの圧縮ブレース分割体の接合部のさらに他の構成例を示す平面図、(B)は同側面図である。 (A)は2つの圧縮ブレース分割体の接合部のさらに他の構成例を示す平面図、(B)は同側面図である。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図7と共に説明する。図1(A)は、この実施形態の耐震補強構造を適用した既存建物の躯体構造を示す部分正面図である。この実施形態の耐震補強構造は、既存建物を圧縮ブレース2A,2Bを用いて補強する構造である。同図に示すように、建物躯体は、隣り合う2本の柱20,20間に梁30が横架されていて、この梁30の下面に沿って、両側の柱20,20の間に上部鉄骨枠材1を設ける。この上部鉄骨枠材1の下方に、2本の圧縮ブレース2A,2Bを互いに逆V字状に配置する。すなわち、上部鉄骨枠材1の中間部と一方の柱20の下端との間に渡って第1の圧縮ブレース2Aを設け、上部鉄骨枠材1の中間部と他方の柱20の下端との間に渡って第2の圧縮ブレース2Bを設けている。建物躯体はRC造またはSRC造である。
上部鉄骨枠材1は、図1(A)のA部を拡大して示す図3、および図1(A)のB部の拡大断面図を示す図4のように例えばH形鋼からなり、そのウェブ1aが水平姿勢となるように配置され、両端にはエンドプレート1bが設けられている。柱20および梁30と、上部鉄骨枠材1との間にはモルタル22が充填され、図4のように上部鉄骨枠材1の両端のエンドプレート1bをボルト23およびナット(図示せず)で柱20に接合することにより、上部鉄骨枠材1が建物躯体に接合される。各ボルト23は、例えば梁30や柱20に後施工で設けられたホールインアンカー等のアンカーである。
第1および第2の圧縮ブレース2A,2Bの一端は、それぞれ連結部材3aを介して各柱20の下端に接合され、これら圧縮ブレース2A,2Bの他端はそれぞれ他の連結部材3aを介して上部鉄骨枠材1の中間部に接合される。
前記各圧縮ブレース2A,2Bは建物躯体に加わる水平力に抵抗する部材であって、図2に示すように、芯材3とこの芯材3の両面に沿って配置されて芯材3の座屈を拘束する一対の拘束材4,4とを有する。芯材3は、帯状の平鋼板であり、SN材(建築構造用圧延鋼材)や、LYP材(極低降伏点鋼材)等の降伏点の低い鉄鋼材料からなる。
拘束材4は、例えば芯材3に向けて開口する溝形鋼材5内にモルタルまたはコンクリート6を充填して構成される。芯材3と拘束材4との間には粘性弾性体からなるアンボンド材9が介在させてある。芯材3の両側面には、対向する一対の拘束材4,4の間の隙間を確保するスペーサ19が介在させてある。スペーサ19は、線状の鋼材またはゴム材等からなるが、省略しても良い。
芯材3の両端に、前記連結部材3aが設けられている。連結部材3aは板状の部材であり、芯材3に接合されたものであっても、芯材3に一体に形成されたものであっても良い。連結部材3aには、両面に長手方向に沿って補強リブ3aaが設けられ、補強リブ3aaは、拘束材4の溝形鋼材5の端部付近に設けられたスリット部から突出している。
両圧縮ブレース2A,2Bの両端の連結部材3aは、芯材3の両端に一体形成された板状部分であり、図3および、図1(A)のC部の拡大断面図を示す図5のように、各連結部材3aにはその端部にエンドプレート10,11が設けられている。エンドプレート10,11は、例えば直角に折れ曲がったL字状とされている。このL字状の曲げ角を2分する線の方向が、圧縮ブレース2A,2Bの長さ方向となる。エンドプレート10,11は、連結部材3aの両面側へ突出しているが、片面側のみに突出するものであっても良い。これらエンドプレート10,11には複数のボルト挿通孔が設けられている。
図5のように、柱20および梁30と、両圧縮ブレース2A,2Bの下端の連結部材3aとの間にはモルタル22が充填され、連結部材3aに設けられたエンドプレート10の縦片および横片を、ホールインアンカー等のボルト23とナット(図示せず)で柱20および梁30に接合することにより、両圧縮ブレース2A,2Bの下端が既存建物躯体に接続される。
図3のように、上部鉄骨枠材1の中間部には、ウェブ1aから垂直下方に突出する取付用鋼板24が設けられている。両圧縮ブレース2A,2Bの上端の連結部材3aに設けられたエンドプレート11の縦片および横片を、ボルト23で前記取付用鋼板24およひ上部鉄骨枠材1のウェブ1aに接合することにより、両圧縮ブレース2A,2Bの上端が上部鉄骨枠材1を介して既存建物躯体に接続される。両圧縮ブレース2A,2Bのエンドプレート11の縦片は、取付用鋼板24と共に重なり状態にボルト23で接合される。
前記圧縮ブレース2A,2Bは、その芯材3を拘束材4で拘束されている部分で分割した構造のものである。この圧縮ブレース2A,2Bは、その全体が、図2(A)のように前記芯材3が分割された部分で拘束材4を分割して2つのブレース分割体12,12とされる。すなわち、拘束材4、スペーサ19、およびアンボンド材9が分割され、拘束材4は2つの拘束材分割体4a,4aとされている。これら両ブレース分割体12,12の拘束材分割体4a,4a同士を、両拘束材分割体4a,4aの表面に跨がって設けられる添え継ぎ部材8で接合して一体の圧縮ブレース2A,2Bとされる。
各ブレース分割体12の分割側端部にはエンドプレート7が設けられる。エンドプレート7は鋼板からなり、溝形鋼材5の端部に溶接などで接合される。これらのエンドプレート7が突き合わさるように両ブレース分割体12を並べた状態で、両拘束材分割体4a,4aを添え継ぎ部材8で接合することにより、一体の圧縮ブレース2A,2Bが構成される。ここでは、前記添え継ぎ部材8として、両拘束材分割体4a,4aの芯材3と平行な前後両表面にそれぞれ跨がって配置されボルト14で固定される2枚のスプライスプレート13が用いられる。スプライスプレート13の板厚は、拘束材4として必要な断面性能(断面二次モーメント)が確保されるように設定される。図6はスプライスプレート13による接合部の平面図を示し、図7はスプライスプレート13を固定する前と、固定した後のブレース分割体12,12の断面図を示している。図7のように、各拘束材分割体4aの分割側端部におけ溝形鋼材5の裏面には袋ナット15が予め溶接されており、この袋ナット15に前記ボルト14を螺合させることで、各スプライスプレート13が両拘束材分割体4a,4aの表面にボルト14で締付け固定される。
このように、この圧縮ブレースによる耐震補強構造および補強方法によると、補強部材として用いる圧縮ブレース2A,2Bを、2つのブレース分割体12から組み立てて一体化できるので、運搬・施工が容易となる。すなわち、例えば、補強部材の搬入経路が狭い場合や、エレベータなどにより搬入する場合でも、容易に搬入することができる。また、現場での溶接作業がないため、火災リスクを低減できる。この場合の両ブレース分割体12の拘束材分割体4a,4a同士の接合は乾式接合であるため、施工性が向上する。
また、通常のブレースであれば引張力を負担するため接合部が煩雑となるが、補強部材として引張力を負担しない圧縮ブレース2A,2Bを用いていることから、ブレース分割体12の接合部も構造を簡素化することができ、例えば添え継ぎ部材8の固定に用いるボルト14の本数も低減できる。この点からも施工性が向上する。
図8ないし図10は、前記耐震補強構造に用いる圧縮ブレース2A,2Bの他の構成例を示している。この構成例では、前記添え継ぎ部材8を、断面コ字状の2枚の鋼板16,16で構成し、これらを両拘束材分割体4a,4aの表面にボルト14で固定している。すなわち、1枚の鋼板16は、両拘束材分割体4aの前側表面から両側面に渡って配置され、もう1枚の鋼板16は、両拘束材分割体4aの後側表面から両側面に渡って配置される。2枚の鋼板16は、それらのフランジ部16aが互いに重なるように配置される。このように、断面コ字状の2枚の鋼板16,16で添え継ぎ部材8を構成することにより、両拘束材分割体4a,4aの全周に渡って添え継ぎ部材8を配置できるので、接合強度をアップさせることができる。図9の例では、各鋼板16のフランジ部16aが、互いに重ならない部分で拘束材分割体4aの表面にボルト14で固定されている。これに対して、ブレース分割体12の側部幅寸法が広い図10の例では、各鋼板16のフランジ部16aが互いに重なる部分でも、拘束材分割体4aの表面にボルト14で固定されており、これによりボルト14の配置箇所を増やすことができる。その他の構成および作用効果は、図6および図7に示した構成例の場合と同様である。
図11ないし図13は、前記耐震補強構造に用いる圧縮ブレース2A,2Bのさらに他の構成例を示している。この構成例では、前記添え継ぎ部材8を、前記両拘束材分割体4a,4aに跨がってこれらの表面を覆うさや管17と、このさや管17と前記拘束材分割体4aとの間の空間に充填されるモルタル18とで構成している。図11は前記さや管17として角形鋼管を用いた場合を、図12は前記さや管17として丸形鋼管を用いた場合をそれぞれ示している。この場合、さや管17としては、ブレース分割体12への挿入が可能で、かつその内部へのモルタル18の充填作業に支障をきたさないサイズの鋼管を用いるのが望ましい。
この構成例の場合の圧縮ブレース2A,2Bの組立手順の一例を図13に示す。先ず、下側に位置するブレース分割体12の分割側端部にさや管17を挿入して仮固定する(図13(A))。次に、上側に位置するブレース分割体12のエンドプレート7を、下側のブレース分割体12のエンドプレート7に突き合わせる(図13(B))。この状態で、さや管17を両ブレース分割体12,12の突き合わせ位置にスライドさせ、さや管17の内部にモルタル18を充填する。この場合のモルタル18の充填量は少量であるが、図3ないし図5に示した既存建物への圧縮ブレース2A,2Bの接合でのモルタル22の充填作業と同時に行うことで、材料を効率良く使用することができ、無駄を最小限に抑えることができる。
この構成例の場合、さや管17の内部に充填したモルタル18が、接合部の断面性能(断面二次モーメント)を向上させる効果をもたらす。このため、2つのブレース分割体12,12を組み合わせて一体の圧縮ブレース2A,2Bとしても、接合部の断面性能を十分に確保できることから、圧縮ブレース2A,2Bの性能を発揮させることができる。
図14および図15は、前記耐震補強構造に用いる圧縮ブレース2A,2Bのさらに他の構成例を示している。この構成例では、前記添え継ぎ部材8をさや管17とモルタル18とで構成した図11〜図13に示した構成例において、前記さや管17の両端に、拘束材分割体4aの表面に達する蓋部17aを溶接により予め設け、既存建物の躯体に圧縮ブレース2A,2Bを接続した状態で上側となるさや管17の上部側の一部にモルタル注入口17bを設けている。また、既存建物の躯体に圧縮ブレース2A,2Bを接続した状態で下側となるさや管17の下側端部に、図14(B)のA部を拡大して示す図15のように、拘束材分割体4aの表面に対向するナット25をプレート26を介して溶接により予め設けておき、このナット25に螺合させたボルト27で拘束材分割体4aの表面を締付けることで、さや管17を拘束材分割体4aに固定するようにしている。その他の構成は、図11〜図13に示した構成例の場合と同様である。
この構成例の場合、さや管17の両端に蓋部17aを設けているので、モルタル18の充填時に型枠が不要となり施工性が向上する。また、さや管17の上部側の一部にモルタル注入口17bを設けているので、ここからモルタル18を流し込むだけで容易にモルタル18を充填でき、この点でも施工性が向上する。さらに、さや管17下側端部に設けたナット25にボルト27を螺合させて拘束材分割体4aの表面を締付けるようにしているので、任意の位置でさや管17を拘束材分割体4aの表面に固定することができ、施工時にさや管17を保持する支保工が不要となり、この点でも施工性が向上する。
図16および図17は、前記耐震補強構造に用いる圧縮ブレース2A,2Bのさらに他の構成例を示している。この構成例では、前記添え継ぎ部材8をさや管17とモルタル18とで構成した図14および図15に示した構成例において、前記さや管17の下側端部にボルト挿通用の孔を開けると共にその孔位置の内側に、図16(B)のA部を拡大して示す図17のように、拘束材分割体4aの表面に対向するナット25を溶接により予め設けておき、このナット25に螺合させたボルト27で拘束材分割体4aの表面を締付けることで、さや管17を拘束材分割体4aに固定するようにしている。その他の構成は、図14および図15に示した構成例の場合と同様である。
この構成の場合、図14および図15で示した構成例において必要であったナット25を保持するためのプレート26が不要で外観が良くなると共に、モルタル18を充填した後ではボルト27を取り外せないので、添え継ぎ部材8の固定が確実なものとなる。
図18は、前記耐震補強構造に用いる圧縮ブレース2A,2Bのさらに他の構成例を示している。この構成例では、前記添え継ぎ部材8をさや管17とモルタル18とで構成した図14および図15に示した構成例において、さや管17で覆われる両拘束材分割体4a,4aの分割側端部表面に、帯筋となる鉄筋28を予め溶接している。その他の構成は図14および図15に示した構成例の場合と同様である。
この構成例の場合、さや管17で覆われる両拘束材分割体4a,4aの分割側端部表面に帯筋となる鉄筋28を予め溶接しているので、両拘束材分割体4a,4aの表面に添え継ぎ部材8がより確実に結合されることになり、圧縮ブレース2A,2Bの一体化が確実なものとなる。
図19は、前記耐震補強構造に用いる圧縮ブレース2A,2Bのさらに他の構成例を示している。この構成例では、さや管17の下側端部の内側にナット25を溶接により予め設けた図16および図17の構成例において、さや管17で覆われる両拘束材分割体4a,4aの分割側端部表面に、帯筋となる鉄筋28を予め溶接したものである。その他の構成は図16および図17に示した構成例の場合と同様である。
この構成の場合、ナット25に螺合させるボルト27を、前記鉄筋28に引っかかる位置で締め付けることができ、これにより拘束材分割体4aに対してさや管17をより確実に固定できる。帯筋となる鉄筋28による両拘束材分割体4a,4aの表面への添え継ぎ部材8の結合効果は、図18の構成例の場合と同様である。
図20は、前記耐震補強構造に用いる圧縮ブレース2A,2Bのさらに他の構成例を示している。この構成例では、図18に示した構成例において、さや管17の内側における芯材3の弱軸側となる表面と対向する位置に、主筋となる鉄筋29を予め溶接したものである。その他の構成は図18の構成例の場合と同様である。
この構成例の場合、さや管17の内側における芯材3の弱軸側となる表面と対向する位置に主筋となる鉄筋29を予め溶接しているので、上下のブレース分割体12,12が芯材3の弱軸側にずれてはらみだそうとする場合でも、主筋となる鉄筋29の存在により、添え継ぎ部材8を構成するさや管17とその内部に充填されるモルタル18が一体となって挙動するので、前記はらみだしを効果的に抑制することができる。帯筋となる鉄筋28による両拘束材分割体4a,4aの表面への添え継ぎ部材8の結合効果は、図18の構成例の場合と同様である。
図21は、前記耐震補強構造に用いる圧縮ブレース2A,2Bのさらに他の構成例を示している。この構成例では、図19に示した構成例において、さや管17の内側における芯材3の弱軸側となる表面と対向する位置に、主筋となる鉄筋29を予め溶接したものである。その他の構成は図19の構成例の場合と同様である。
この構成例の場合でも、さや管17の内側における芯材3の弱軸側となる表面と対向する位置に主筋となる鉄筋29を予め溶接しているので、上下のブレース分割体12,12が芯材3の弱軸側にずれてはらみ出そうとする場合でも、主筋となる鉄筋29の存在により、添え継ぎ部材8を構成するさや管17とその内部に充填されるモルタル18が一体となって挙動するので、前記はらみ出しを効果的に抑制することができる。帯筋となる鉄筋28による両拘束材分割体4a,4aの表面への添え継ぎ部材8の結合効果は、図19の構成例の場合と同様である。
2A,2B…圧縮ブレース
3…芯材
4…拘束材
4a…拘束材分割体
7…エンドプレート
8…添え継ぎ部材
12…ブレース分割体
13…スプライスプレート
14…ボルト
15…袋ナット
16…鋼板
16a…フランジ部
17…さや管
17a…蓋部
17b…モルタル注入口
18…モルタル
25…ナット
27…ボルト
28…帯筋となる鉄筋
29…主筋となる鉄筋

Claims (10)

  1. 既存建物をブレースで補強する構造であって、前記ブレースが、両端が前記既存建物の躯体に接続される芯材と、この芯材の両面に沿って配置されて前記芯材の座屈を拘束する拘束材とを有し、かつ前記芯材を拘束材で拘束されている部分で分割した圧縮ブレースであり、この圧縮ブレースの全体を、前記芯材が分割された部分で分割して2つのブレース分割体とすると共に、これら両ブレース分割体の拘束材分割体同士を、両拘束材分割体の表面に跨がって設けられる添え継ぎ部材で接合して一体の圧縮ブレースとしたことを特徴とする圧縮ブレースによる耐震補強構造。
  2. 請求項1において、前記ブレース分割体の前記拘束材分割体の分割側端面にエンドプレートを設けた圧縮ブレースによる耐震補強構造。
  3. 請求項1または請求項2において、前記添え継ぎ部材が、前記両拘束材分割体の芯材と平行な前後両表面にそれぞれ跨がって配置されボルトで固定される2枚のスプライスプレートである圧縮ブレースによる耐震補強構造。
  4. 請求項1または請求項2において、前記添え継ぎ部材が、前記両拘束材分割体の芯材と平行な前後両表面から両側面にそれぞれ跨がって配置されボルトで固定される断面コ字形の2枚の鋼板である圧縮ブレースによる耐震補強構造。
  5. 請求項1または請求項2において,前記添え継ぎ部材が、前記両拘束材分割体に跨がってこれらの表面を覆うさや管と、このさや管と前記拘束材分割体との間の空間に充填されるモルタルとでなる圧縮ブレースによる耐震補強構造。
  6. 請求項5において、前記さや管は、その両端に前記拘束材分割体の表面に達する蓋部を有し、一部にモルタル注入口が設けられている圧縮ブレースによる耐震補強構造。
  7. 請求項6において、前記既存建物の躯体に圧縮ブレースを接続した状態で下側となる前記さや管の下側端部に、前記拘束材分割体の表面に対向するナットを設け、このナットに螺合させたボルトで拘束材分割体の表面を締め付けてさや管を拘束材分割体に固定するようにした圧縮ブレースによる耐震補強構造。
  8. 請求項5ないし請求項7のいずれか1項において、前記さや管で覆われる前記両拘束材分割体の表面に帯筋となる鉄筋を溶接した圧縮ブレースによる耐震補強構造。
  9. 請求項8において、前記さや管の内面に、主筋となる鉄筋を溶接した圧縮ブレースによる耐震補強構造。
  10. 既存建物の躯体にブレースの両端を接続して既存建物を補強する方法であって、前記ブレースとして、両端が前記既存建物の躯体に接続される芯材と、この芯材の両面に沿って配置されて前記芯材の座屈を拘束する拘束材とを有し、かつ前記芯材を拘束材で拘束されている部分で分割した圧縮ブレースを用い、この圧縮ブレースの全体を、前記芯材が分割された部分で分割して2つのブレース分割体とすると共に、これら両ブレース分割体の拘束材分割体同士を、両拘束材分割体の表面に跨がって設けられる添え継ぎ部材で接合して一体の圧縮ブレースとすることを特徴とする圧縮ブレースによる耐震補強方法。










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