JP2004018008A - 液体用容器の注口具 - Google Patents

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向井 康雄
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Abstract

【課題】この発明は、仕切片に沿って通気孔と連通するパイプを一体に設けて、仕切片を補強すると共に、通気路を確保した脈動防止用の注口具に関する。
【解決手段】液体用容器の注口部に取り付けられる本体部と、該本体部に設けられて注口部の一部を頂壁部で覆うと共に他方を開放させて実質的な注出口となる開口部となし前記頂壁部に上端が連接し容器内部へ向かって延びる仕切片と、上記頂壁部に形成された通気孔とからなって液体用容器から吐出する液体の液跳ねを抑える注口具において、仕切片の一側に、前記通気孔と連通し、仕切片の延出方向に延びるパイプを一体に形成してなることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体用容器の注口部に取り付けられて、吐出される液体の液跳ねを抑える注口具の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、液体用容器の注口部から吐出される液体の液跳ねを抑える構造として、特許第3043284号、米国特許第5791529号を有している。
本出願人は、更に、液体用容器の注口部が短い筒状となる場合や、液体用容器の上部が傾斜面や山形になって注口部が形成されているような場合にも頂壁部の通気孔から外側へ飛び跳ねる液体の脈動を制御しうる注口具を開発し、本発明を完成するに至った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
この発明の主たる課題は、仕切片に沿って通気孔と連通するパイプを一体に設けて、仕切片を補強すると共に、通気路を確実に確保することができるようにした脈動防止用の注口具を提供することにある。
【0004】
【問題点を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1の発明では、
液体用容器の注口部に取り付けられる本体部と、該本体部に設けられて注口部の一部を覆う頂壁部と、該頂壁部の縁部から折れ曲がって下方へ延びる仕切片と、上記頂壁部に形成された通気孔とからなって、前記頂壁部で覆われない個所を実質的な注出口とし、液体用容器から吐出する液体の液跳ねを抑える注口具において、
仕切片の一側に、前記通気孔と連通し、仕切片の延出方向に延びるパイプを一体に形成してなる、という技術的手段を講じている。
また、請求項2の発明では、
前記液体用容器が、上部に傾斜壁面を有しており、該傾斜壁面に注口部が形成されている、という技術的手段を講じている。
請求項3の発明では、
前記パイプが、仕切片と同じ長さに設定されている、という技術的手段を講じている。
更に、請求項4の発明では、
パイプが、仕切片より長く延出している、という技術的手段を講じている。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の液体用容器の注口具の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1および図2に示す注口具1は、牛乳や酒、オイルや醤油などに用いる紙パックからなる液体用容器30の一方の傾斜壁面32に形成された注口部31に取り付けられた実施例を示す。
【0006】
この注口具1は、注口部31に取り付けられる略筒状の本体部2と、該本体部2の下端に設けられた大径の鍔部2Fと、前記本体部2に設けられた頂壁部3と、頂壁部3に形成された通気孔4と、頂壁部3に連接された仕切片5と、仕切片5に固着されたパイプ6とからなり、前記仕切片5で仕切られた開口部8が実質的な注出口となっている。
【0007】
即ち、図3に明瞭なように、前記容器30の注口部31は、傾斜壁面32に穿設された円形の開口からなっており、開口部8の上に本体部2が突出し、鍔部2Fが抜け止めとなるように注口具1を差し込んで装着している。
そして、鍔部2Fで注口部31の内壁面を覆うように傾斜壁面32に接着し、注口部31をシールする構成となっている。
シール構造は公知の構成が用いられる。
【0008】
注口具1の本体部2は、図示例の場合、筒体の上端よりやや下がった位置で開口を半円形状に覆う頂壁部3が形成されている。
この頂壁部3により、注口部31の一部(開口の略半分)が覆われ、注口部31の他部は開放されて開口部8と連通する。
【0009】
本実施例で頂壁部3は、注口部31の開口が断面円形であるので、その一部を略半円状に覆っており、塞がれなかった部分が開口部8となって実質的な注出口として機能する。
ここで、本体部2は断面が円形に限らず、楕円形や多角形など適宜形状であってもよい。
また、頂壁部3は、開口部面を塞いで注口部31の開口面積を狭めるものであればよく、その平面から見た形状は実施例に限定されない。
【0010】
頂壁部3は、本実施例の場合、水平面であって、その端面が直角に折れ曲がって仕切片5が形成されている。
前記頂壁部3には、図4に示すように通気孔4が穿設されている。
この通気孔4は、液体を開口部8から吐出する際に、容器30内の液圧差を無くすために容器30内へ空気を補給するものである。
この通気孔4には、通気孔4から液体が飛び跳ねないようガード片(図示せず)を設けてもよいが、本実施例ではガード片を設けない方が通気に優れる。
【0011】
次に、前記仕切片5の開口部8に面する一側に、上端が前記通気孔4と連通し、仕切片5の延出方向に延びるパイプ6が一体に形成されている。
図5(a)では、仕切片5とパイプ6とが一体に形成されており、図5(b)では仕切片5にパイプ6を一体に固着した場合を示している。
【0012】
図示例の場合に、このパイプ6は、仕切片5と同じ長さに設定されて、仕切片5のほぼ中央に固着されており、仕切片5を補強している。
これにより、仕切片5の厚みが薄くてもパイプ6が桟として機能し強度を高めている。
従って、液体の脈動の力が仕切片5にかかった場合にも、これを仕切片5で充分に受けることができる。
【0013】
また、パイプ6の長さは、容器の形状や構造に対応して最適の長さや太さに設定することができる。
図示例では、パイプ6は、仕切片5と同じ長さとしたが、図6にはパイプ6の長さを仕切片5より長く外方へ延出した場合の実施例を示す。
この仕切片5から延出したパイプ6の形状は、図示例では直線状としたが、湾曲したり、折れ曲がったりする公知形状のものとしてもよい。
【0014】
図7は、パイプ6の長さを仕切片5より短く設定した実施例を示す。
このように仕切片5が、液体の脈動に対して充分な強度を保てる範囲で、パイプ6の長さは自由に設定することができる。
【0015】
注口具1は、キャップを有することが好ましい。
キャップは注口具1にネジで螺着されるもの、あるいは着脱可能に嵌合するもの、またはヒンジを介して一体に設けられているものなどでもよい。
図3(a)に示した注口具1は、図1と同様の構成で、注口具1の本体部2にネジ(雄ネジ)16を刻設しておき、キャップCの内周壁にはこれに対応するネジ(雌ネジ)を刻設した構造からなっている。
これにより、キャップCを注口具1の本体部2にネジで止めることができる。
また、本体部2やキャップCにネジを設けずに、キャップCを本体部2に嵌着するだけの構造でもよい。
この際に、本体部とキャップとは楔作用で掛止める構造や、本体部に溝や凹部を周壁に沿って設け、キャップCの下端側に上記溝に係合する爪部を形成して、掛け止める構造としてもよい。
図3(b)は、キャップCを注口具1の一端部でヒンジ部などを介して取り付けており、注口具1を開閉自在とする構造となっている。
その他、キャップの取付構造については、適宜公知構成を用いることができる。
【0016】
次に、注口具1は、図2に示すように紙パック容器30の傾斜壁面32に形成される孔からなる注口部31に設けられる場合を例示したが、略筒状に突出する注口部31を有するPETボトルや箱形容器などに設ける場合であってもよい。
このような注口部31が筒状となっており、その注口部31に注口具1を取り付ける場合には、本体部2にその注口部31への取付手段を設ける。
【0017】
図8に一例を示すように、注口具1の本体部2は、大径の筒状からなる基台部11と、該基台部11上に突出する同心小径の筒状からなる突出口部15とを有しており、注口部31に取り付けるキャップ(図示せず)が取り付けられるように、突出口部15にネジ部16が刻設されている。
そして、基台部11の内壁面には、図示しないが前記ネジ部(雄ネジ部)16に対応するネジ部(雌ネジ部)が形成されており、注口部31の上部に形成された前記ネジ部と同一形状のネジ部(図示せず)に螺着しうるようになっている。
その他の構成は前記実施例と同様であるので、その説明を省略する。
【0018】
次に、図9に示す注口具1の本体部2は、注口部31の略半分に嵌着されるもので、該本体部2に設けられた頂壁部3と、頂壁部3に形成された通気孔4と、頂壁部3に連接された仕切片5と、仕切片5に固設されたパイプ6とからなっている。
【0019】
ここで本体部2は、その外周に沿って断面チャンネル状の溝2aを有しており、容器30の注口部31の上端縁部に嵌着するようになっている。
この場合は、注口具1の外側に開口部8が形成されるので、注口具1には開口部を形成する必要がない。
その他の構成は前記実施例の注口具の構成に準ずるので、同一構成には同一符号を付してその説明を省略する。
【0020】
その他、本体部の注口部への取付手段は特に限定されるものではない。
また、この注口具は、容器のキャップを外して、その代わりに取り付けられるものでも、あるいは予め容器に専用に取り付けられているものでもよい。
そして、本体部の内周面と頂壁部との間に形成される開口部(実質上の注口)は、イージーオープンな蓋でシールされたり、アルミニュームなどのシートでシールされていて、使用に際して開封されるものでもよい。
また、未使用時に、容器の注口部をシールなどで密封しておいてもよい。
その他要するにこの発明の要旨を変更しない範囲で種々設計変更しうること勿論である。
【0021】
【発明の効果】
本発明の液体用容器の注口具によれば、仕切片と通気孔によって、開口部から吐出される液体の液跳ねを防止することができスムーズに液体を吐出することができるだけでなく、通気孔から漏れる液体の吐出方向をも制御して、開口部からの吐出方向に沿わせることができるので、液跳ねの発生を可及的に防止することができる。
また、液体用容器が牛乳や酒などを収容する紙パックの場合には、紙パックの注口部となる開口に直接に注口具を取付け、また筒状の注口部が形成されている場合やボトルのように先端が小径の筒状に絞られた注口部が形成されている場合には該注口部に注口具を取り付けて使用に供するもので、容器に収容されている液体の圧力が高い場合でも、パイプによって通気性を確保することができる。
更に、このパイプは仕切片に固着されるので、仕切片の強度を高めるて、液体の脈動による力が仕切片にかかってもこれを充分に吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】液体用容器の注口具の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】紙パックに注口具を取り付けた状態を示す斜視図である。
【図3】注口具にキャップを取り付けた例を示すもので(a)はキャップをネジ止めするもの、(b)はヒンジを介してキャップを取り付けたものである。
【図4】注口具の平面図である。
【図5】注口具の底面図であって(a)は仕切片とパイプとが一体のもの、(b)は仕切片にパイプを固着したものである。
【図6】パイプが仕切片より長い場合の使用例を示す断面図である。
【図7】パイプが仕切片より短い場合の注口具の側面図である。
【図8】異なる実施例の注口具を示す斜視図である。
【図9】開口部を設けない注口具を示すもので(a)は平面図、(b)は断面図である。
【符号の説明】
1 注口具
2 本体部
3 頂壁部
4 通気孔
5 仕切片
6 パイプ
8 開口部
7 傾斜壁部
11 基台部
15 突出口部
16 ネジ部
30 液体用容器
31 注口部
32 傾斜壁面

Claims (4)

  1. 液体用容器の注口部に取り付けられる本体部と、該本体部に設けられて注口部の一部を覆う頂壁部と、該頂壁部の縁部から折れ曲がって下方へ延びる仕切片と、上記頂壁部に形成された通気孔とからなって、前記頂壁部で覆われない個所を実質的な注出口とし、液体用容器から吐出する液体の液跳ねを抑える注口具において、
    仕切片の一側に、前記通気孔と連通し、仕切片の延出方向に延びるパイプを一体に形成してなることを特徴とする液体用容器の注口具。
  2. 液体用容器が、上部に傾斜壁面を有しており、該傾斜壁面に注口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の液体用容器の注口具。
  3. パイプが、仕切片と同じ長さに設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の液体用容器の注口具。
  4. パイプが、仕切片より長く延出していることを特徴とする請求項1または2に記載の液体用容器の注口具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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