JPH0627554Y2 - 容 器 - Google Patents

容 器

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JPH0627554Y2
JPH0627554Y2 JP11086790U JP11086790U JPH0627554Y2 JP H0627554 Y2 JPH0627554 Y2 JP H0627554Y2 JP 11086790 U JP11086790 U JP 11086790U JP 11086790 U JP11086790 U JP 11086790U JP H0627554 Y2 JPH0627554 Y2 JP H0627554Y2
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JP
Japan
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lid
spout
top plate
pouring
container
Prior art date
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JP11086790U
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JPH0468832U (ja
Inventor
潔 竹内
穂積 平原
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication of JPH0468832U publication Critical patent/JPH0468832U/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、容器本体の天板部に、底面に注出口を有する
蓋体を装着した容器に関するものであり、特に使用目的
によって注出する量が異なる調理油等を収納する円筒状
の金属罐を主体とする容器として好適な、即ち少量から
多量にわたり所望の量を注出するのに好適な容器に関す
るものである。
〔従来の技術〕
金属罐の天板部に、注出口を有する蓋体を装着した容器
に関する従来の技術としては、実公昭56−34607
号公報、実公昭62−1093号公報に記載のもの等が
知られている。
上記公報に記載されている従来の技術について説明する
と、実公昭56−34607号公報には、罐体の天板部
の孔に上方から嵌挿部を圧入した液体缶用注出具が記載
されている。
また、実公昭62−1093号公報には、缶体の上縁部
に取付けるための筒状周壁が形成された主蓋を備える液
体缶用注出キャップが記載されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記の従来の技術は以下のような課題を
有していた。
即ち、実公昭56−34607号公報に記載の液体缶用
注出具は、嵌挿部が罐体の天板部の下方に垂設されるよ
うに天板部の孔(開口部)に係合されているため、注出
時に嵌挿部が壁となり、一部の液体が注出されぬまま金
属罐内に残留してしまい、全ての液体を注出口から注出
することができない。
また、実公昭62−1093号公報に記載の液体缶用注
出キャップは、液体缶の天板部に注出孔及び空気孔(開
口部)を穿設した後、注出孔及び空気孔の位置に合わせ
て注出キャップ(蓋体)を取り付けるようになしてあ
り、もし蓋体の位置あわせが不適用であると、液体を安
定した状態で注出口から注出することができない。
従って、本考案の目的は、蓋体を、位置合わせせずに罐
の天板部に係合しても、液体を安定した状態て注出で
き、且つ罐内に収納されている液体を残すことなく注出
できる容器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、容器本体の円形の天板部に、底面に注出口を
有する蓋体を装着した容器において、上記蓋体は、上記
注出口が形成された底板を有し上記天板部に嵌着される
嵌着体を備えており、上記嵌着体の内側には頸部が形成
され、該頸部の内側に上記底板が設けられており、上記
蓋体の上記頸部が上記天板部の中央に形成された円形の
開口部に係合されると共に、上記蓋体の底面における注
出側底面が、上記頸部の下端縁に位置し且つ上記開口部
の開口縁に位置するようになしてあることを特徴とする
容器を提供することにより、上記目的を達成したもので
ある。
〔作用〕
本考案の容器によれば、液体の注出時には、蓋体の注出
側を下にするようにして容器本体を傾けると、液体は注
出口から注出され、また、容器本体の液体が残り少なく
なってきたときには、注出口を更に下に向けると、天板
付近にある液体は、注出側底面へ移動し、注出口へ導か
れて注出される。
〔実施例〕
以下に、添付図面を参照し乍ら、本考案の好ましい実施
例を詳細に説明する。
第1図乃至第3図に示すように、容器1は調理油等の液
体が収納された容器本体としての金属罐2と、該罐2の
天板(天板部)4を覆うように装着した蓋体3とから構
成されている。
罐2は、第5図及び第6図に示すように、円筒形に形成
されており、罐2の天板4は、円形形状に形成されてい
る。そして、第4図に示すように、天板4の略中央に
は、円形の開口4bが形成されている。
蓋体3は、第1図乃至第3図に示すように、注出口6が
形成された底板5を有し、罐2の天板4に嵌着される嵌
着体7と、嵌着体7に一体に形成され注出口6に蓋をす
るキャップ8とから構成されている。
嵌着体7には、天板4の巻締部9を全周に亘って嵌合す
る嵌合片10が設けられており、この嵌合片10により
蓋体3が天板4上に嵌着されるようになっている。
嵌合片10には、ここから嵌着体7の同心円内側で斜め
上方に向けて起立する頸部11が環状に形成されてお
り、その頂部にはキャプ8の係止片12(後述する)に
係合してキャップ8が閉じる係合片14が頸部11の周
囲に亘って突設されている。
頸部11の同心円内側には底板5が設けられており、こ
の底板5の略中央に上述した注出口6が開口されてい
る。また、注出口6の開口周縁部からは罐2内の液体注
出を案内する注出筒16が立設されている。
この注出筒16の上端の注出開孔17は傾斜しており、
第1図中、高い側の部分17aと低い側の部分17bと
が形成されている。注出筒16の高い側の部分17aは
注ぎ側として罐内の液体を注ぐ時に下側にし、低い側の
部分17bを上側にして注ぐものである。
また、底板5には低い側の部分17b側に注出口6に連
続するドレイン孔13が形成されており、液戻りスリッ
ト及び空気孔として作用するようになっている。
底板5は、傾斜して設けられており、上述の注ぎ側の部
分5a(注出開孔17の高い側の部分17aの側)の底
面が天板4の開口部4bの縁(開口縁)4aに位置する
ように、水準を同じくして位置され、注ぎ側と反対側の
部分5b(注出開孔17の低い側の部分17bの側)が
天板4より罐2内に没するように配置されている。
天板4より罐2内に没する頸部11の部分19は、罐2
内に没しない頸部11の部分20に比べ薄く形成されて
おり、嵌合片10が罐2の巻締部9に嵌合すると同時
に、罐2内に没する頸部11の部分19と天板4の開口
縁4aとを嵌合するようになしてある。
一方、キャップ8は起立した注出筒16を覆うように、
帽子状に形成されており、その一端部(注ぎ側と反対側
の端部)において、嵌着体7に一体に連結されている。
また、キャップ8の注ぎ側の外側には、キャップ8を嵌
着体7から外すための突片21が設けられ、キャップ8
の注ぎ側の内側には係合片14に係合する係止片12が
設けられている。
一方、第5図に罐2の開口前の状態を示すが、罐2に
は、その天板4の略中央にいわゆるプルタブ24が配設
されている。
このプルタブ24は、一般に用いられているものであ
り、開口縁4aに沿って切り欠き25が形成されてい
る。そして、リング27を引き上げることによって、リ
ングの他端側が天板4の中央部4Cを押し下げ、更に引
き上げて天板4の中央部4Cを切り欠き25に沿って取
り外すようになっている。
次に、本実施例の動作について説明する。
まず、第5図に示す罐2のプルタブ24を引いて、第4
図に示すように、天板4に開口4bを形成する。
次に、蓋体3を罐2に装着する際には、蓋体3を罐2の
天板4を覆うように被せ、これを押し下げるようにし
て、嵌合片10を罐2の巻締部9に嵌着させる。
この際、天板4は円形形状であり、天板4に形成される
開口4bも円形であるから、蓋体3の装着の際には、装
着方向に関係しない。従って、注ぎ側を気にすることも
なく蓋体3を罐2へ装着することができる。
同時に、蓋体3の傾斜した底板5は、天板4から罐2の
内側には入り込み、天板4より罐2内に没する頸部11
の部分19と、天板4の開口縁4aとを係合させる。こ
れにより第1図及び第2図に示すように、罐2に蓋体3
が装着される。
蓋体3の装着後、罐2内の液体を注ぐときには、突片2
1に指をひっかけて引き上げ、キャップ8を開ける。
次に、罐2を傾けて注出筒16から罐2内の液体を注ぎ
出す。
このとき、注口開孔17の高い側の部分17aを下側に
し、低い側の部分17bを上側にする。換言すると、空
気孔としてのドレイン孔13が上側になる。
そして、所定量を注ぎ終わったところで、罐2の傾きを
元に戻し、第1図に示すように、注出筒16を上にむけ
る。このとき、注出開孔17からたれた雫は注出筒16
の外側を伝わって底板5に落下し、底板5の傾斜に沿っ
てドレイン穴13へ落下して、罐2内に戻される。
一方、罐2内の液体残量が少なくなってきたときには、
注出状態において、底板5の注ぎ側の部分5aが、天板
4の開口縁4aの近傍に配置されているから、従来のよ
うに蓋体3の底部が壁となることはないので、罐2内の
液体は、天板4から底板5の注ぎ側の部分板5aに移動
し、注出口6から注出筒16へとスムーズに移動する。
従って、罐2内の液体を残すことなく、注ぎ出すことが
できる。
本考案は、上述した実施例に限定されることなく、本考
案の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能である。
例えば、蓋体3のキャップ8は別体としても、またはな
くともよい。
また、注出筒16は必ずしも必要でなく注出口6の開口
から直接注ぐ構成であってもよい。
更に、蓋体3の装着場所は罐2の巻締部9に限らず天板
4に装着するものであってもよい。
〔考案の効果〕
本考案の容器によれば、蓋体を位置合わせせずに罐の天
板に係合しても、液体を安定した状態で注出でき、且つ
罐内に収納されている液体を残すことなく注出できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の容器の主要部を示した断面図、第2
図は第1図に示す容器の一部断面図、第3図はキャップ
を開いた蓋体の平面図、第4図は天板を開口した罐の平
面図、第5図は開口前の罐の天板の平面図、第6図は第
5図に示す罐の断面図である。 1;容器、2;罐(容器本体) 3;蓋体、4;天板(天板部) 4a;開口縁(開口部の縁) 5;底板 6;注出口 11;頸部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の円形の天板部に、底面に注出口
    を有する蓋体を装着した容器において、 上記蓋体は、上記注出口が形成された底板を有し上記天
    板部に嵌着される嵌着体を備えており、 上記嵌着体の内側には頸部が形成され、該頸部の内側に
    上記底板が設けられており、 上記蓋体の上記頸部が上記天板部の中央に形成された円
    形の開口部に係合されると共に、上記蓋体の底面におけ
    る注出側底面が、上記頸部の下端縁に位置し且つ上記開
    口部の開口縁に位置するようになしてあることを特徴と
    する容器。
  2. 【請求項2】上記蓋体の底面には、注出口とドレン孔と
    が連続して形成されている、請求項(1)記載の容器。
  3. 【請求項3】上記注出口の注出側周囲に、樋状の注出筒
    が立設されている、請求項(2)記載の容器。
JP11086790U 1990-10-23 1990-10-23 容 器 Expired - Lifetime JPH0627554Y2 (ja)

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JP11086790U JPH0627554Y2 (ja) 1990-10-23 1990-10-23 容 器

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JP11086790U JPH0627554Y2 (ja) 1990-10-23 1990-10-23 容 器

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Publication Number Publication Date
JPH0468832U JPH0468832U (ja) 1992-06-18
JPH0627554Y2 true JPH0627554Y2 (ja) 1994-07-27

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JP4984541B2 (ja) * 2006-01-19 2012-07-25 東洋製罐株式会社 注出容器及びその詰替用の袋状容器
JP5551503B2 (ja) * 2009-07-29 2014-07-16 株式会社吉野工業所 注出容器
RU2635293C2 (ru) * 2012-11-10 2017-11-09 Крафт Фудс Груп Брэндс Ллк Контейнер со съемной мерной крышкой

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