JP3796668B2 - キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は瓶等の容器の口部に装着して用いるキャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来容器の口部に装着して用いるキャップは各種のものが市場に提供されている。その一例を挙げれば、図3に示すようなスナップヒンジ形式のキャップがある。このようなキャップは一般に合成樹脂により形成され、容器に装着する本体5にヒンジ6を介して蓋体9が形成されている。そして前記本体5は筒部1及び該筒部1の上端部2に一体に設けられた上壁3、該上壁3に注筒4が設けられてあり、かつ該上壁3で前記注筒4の内側に、裂溝18により裂取部19が形成されている。20はプルリング等の裂取部材である。但し図示は省略するが、前記裂溝18により裂取部19が形成されずに、該注筒4の内側はすでに通口が形成されていて、注筒4上端面に、アルミ箔を貼付した合成樹脂皮膜により閉止されている形式もある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来のキャップは次のような難点を有している。それは前記キャップを図示しない容器に装着して前記裂取部19を裂取り、そこに通口をあけ、次に前記容器を傾け、前記容器の内容液等を注筒4から注出した際に、注筒4から垂れた垂れ液が前記筒部1上端部2上等に垂れ、ここに付着する。そしてその付着液上に前記蓋体9が、前記ヒンジ6のスナップショット作用により付勢されて閉止させられる。そうすると前記の付着していた垂れ液は衝撃されて飛散し、使用者の衣服等を汚損する場合がある。
この発明はこのような問題を解決するためになされたもので、その目的は容器の内容液等を注出する注筒を有し、かつヒンジにより蓋体を一体に形成したキャップにおいて、前記のように筒部1の上端部2の上に付着した垂れ液が、ヒンジで閉止させられる蓋体9によって飛散するのを防止することのできる、キャップを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するこの発明について述べると、それは、
容器の口部外周に装着する合成樹脂製の筒部1の上端部2に一体に設けられた上壁3;該上壁3に注筒4を立設して形成された前記口部に取付ける本体5;該本体5にヒンジ6を介して設けられた、頂壁7及び蓋筒部8を有する蓋体9;前記筒部1の上面10に、縦断面視において底部が少なくとも前記筒部1の厚み11の内側に入って形成された、前記注筒4から垂れる垂れ液を収容する収容溝12;前記蓋体9の閉止状態において、前記収容溝12を閉止する前記蓋筒部8の下端面13;該下端面13に設けられた、前記閉止状態において前記収容溝12内に、前記収容溝12の内側側壁14との間に間隔15を隔たせて挿入される突条16;から成るキャップであって;前記突条16は、該突条16の外側に該突条16に連続して下向きに開口する凹条17を有することを特徴とするキャップ、である。
【0005】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態について述べると、それは次の通りである。
容器の口部外周に装着する合成樹脂製の筒部1の上端部2に一体に設けられた上壁3;該上壁3に注筒4を立設して形成された前記口部に取付ける本体5;該本体5にヒンジ6を介して設けられた、頂壁7及び蓋筒部8を有する蓋体9;前記筒部1の上面10に、縦断面視において底部が少なくとも前記筒部1の厚み11の内側に入って形成された、前記注筒4から垂れる垂れ液を収容する収容溝12;前記蓋体9の閉止状態において、前記収容溝12を閉止する前記蓋筒部8の下端面13;該下端面13に設けられた、前記閉止状態において前記収容溝12内に、前記収容溝12の内側側壁14との間に間隔15を隔たせて挿入される突条16;から成るキャップであって;前記突条16は、該突条16の外側に該突条16に連続して下向きに開口する凹条17を有することを特徴とするキャップ、である。
【0006】
この発明は前記のように構成されたことにより、注筒4から液体を注出する操作の際に、注筒4から垂れた垂れ液は筒部1の上面10に形成された収容溝12に収容することができる。しかもこの場合該収容溝12は、縦断面視において少なくとも底部が筒部1の厚み11の内側に入って形成されたことにより、かつ上壁3だけに形成されたものではないため、比較的深い溝を形成することができる。又、本体5の強度に大きな影響を与えないですむことにより、打栓の際の衝撃に対して破損の恐れをなくすことができる。従って蓋体9がヒンジのスナップ動作により付勢されて閉止してもその衝撃による前記垂れ液の飛散を防止することができる。しかもその際に蓋体7の蓋筒部8の下端面13の前記突条16が収容溝12に挿入された際に、収容溝12の内側側壁14との間に間隙15が形成されるから、収容溝12内の垂れ液は少なくとも一部は前記間隙15に位置させられて保持されるため、突条6の、半径方向外方に位置する垂れ液はその分少なくなるため、外方に向う垂れ液は減少させられ、飛散の抑制に役立たせることができる。このような効果の綜合により本体5外への飛散を防止することができる。
【0007】
又、前記突条16の外側に下向きに開口する凹条17を形成したものは、収容溝12内にあって蓋体9閉止の際に突条16によって半径方向外方に向わせられた垂れ液は前記凹条17中に入り、同凹条17内に収容され、かつそこで止められるため外部への飛散を防止することができる。
【0008】
【実施例】
図1及び図2において、5は合成樹脂、一例としてポリエチレンにより形成されたキャップの本体であり、容器の口部の外周に装着する筒部1と、その上端部2に一体に設けられた上壁3を有している。そして該上壁3に注筒4が設けられている。18は前記上壁3の、注筒4内側に形成された無端状の裂溝であり、同裂溝18の内側に裂取部19が形成されている。20はプルリング等の裂取部材であり、最初の使用に際して、この裂取部材20を上方に引っ張り、裂取部19を裂き取り、そこに通口を形成して図示しない容器の内容液等を注出するようになっている。但し、この部分は前記従来例に述べたように予め通口が形成されていて、前記注筒4上端にアルミ箔を貼付した合成樹脂皮膜が設けられてあり、それによって前記通口を閉止している形式のものでもよく、この発明ではそれらの両方を含むものである。
【0009】
次に9は蓋体であり、頂壁7と蓋筒部8から成り、ヒンジ6を介して前記本体5に一体的に設けられている。なお前記ヒンジ6は所謂スナップショットタイプのヒンジであり、蓋体9の開閉の際に、その回動の途中に思案点があり、その思案点を通過すると、回動方向に付勢されて回動するようになっている。
次に12は前記筒部1の上面10に縦断面視において、底部が少なくとも前記筒部1の厚み11の内側に入って収容溝12が形成されている。この収容溝12は前記注筒4から液体を注出した際に、該注筒4から垂れた垂れ液が収容されるようになっている。そして該収容溝12は筒部1の上面10に全周に亘って形成されていてもよく、又は間欠的に形成されていてもよく、又はヒンジ6の反対側の弧状部分のみに形成されていてもよい。そしてその断面はV字状、半円形状、U字状、逆台形状等であってもよい。
【0010】
13は前記蓋筒部8の下端面であり、該下端面13によって蓋体9の閉止の際に前記収容溝12に蓋をするため、同収容溝12の内部に収容された垂れ液は、飛散するのを防止できる。
又、それに加えて突条6が収容溝12内に入り、収容溝12の内側側壁14との間に間隙15を形成するため、同間隙15に垂れ液の一部が保持されるから、外方に移動する垂れ液は少くなり、その分垂れ液の移動は抑制される。
又、前記突条16外側に該突条16に連続して下向きに閉口する凹条17が設けられてあり、このように形成されたものは前記突条16が収容溝12中に入った場合、収容溝12中の垂れ液の一部は半径方向外側へ移動させられるが、このような液体は前記凹条17に入り、かつそこに止められる結果、蓋体9の外部に飛散するのを防止することができる。
【0011】
なお図中21は蓋筒部8下部の係止部、22は前記上壁3上に設けられた係合部で、蓋体9閉止の際に前記係止部21と係合するようになっている。
このキャップの使用の際はまず図示しない容器に装着し、裂取部材20を上方に引っ張り、裂溝18を裂切って裂取部19を裂切り、そこに通口を形成して前記容器内の液体商品等を取り出す。この際注筒4から垂れる垂れ液は、前記収容溝12内に収容される。
【0012】
次に蓋体9を閉止する。この場合収容溝12中の垂れ液は、収容溝12に入ったままその上を蓋筒部8の下端面13により閉止されるから、前記従来例に述べたような本体5外への飛び散りをなくすことができる。しかも収容12溝中のたれ液の一部は突条16により半径方向内方に留めておくことができるため、一層飛散の抑制に役立つ、又、前記収容溝12は、図1に示すように、その半径方向の外方及び内方とも、前記蓋筒部8の下面によって閉止されており、このため収容溝12中の液体が飛散する恐れをほぼ完全になくすことができる。
【0013】
【発明の効果】
請求項1の発明は前記のように構成されたことにより、注筒4から液体を注出する操作の際に注筒4から垂れた垂れ液は筒部1の上面10に形成された収容溝12に収容することができる。
従って蓋体9をヒンジ6のスナップ作用により付勢して閉止しても、前記従来例のように蓋体9の蓋筒部8の下面の衝撃により飛散するのを防止することができる。しかもこの場合前記収容溝12は縦断面視において、少なくともその底部が筒部1の厚み11の内側に入って形成されたことにより、収容溝12は比較的深く形成できるから、一層衝撃による飛散の恐れをなくすことができる。かつ又同様な理由により、底部が上壁3に形成されたものではないので、本体5の強度に大きな影響を与えないですむため、打栓の際の衝撃に対し破損の恐れをなくすことができる。
更に前記突条16が、収容溝12中の垂れ液の一部を収容溝12の内側側壁14との間の間隙15に位置させることにより、一層前記飛散の恐れをなくすことができる。
【0014】
又、この発明は、前記のように構成されたことにより、蓋体9の閉止の衝撃により収容溝12中の垂れ液の一部が半径方向外方に力を受けても、それは前記凹条17に入り、そこに、とどまるため外部への飛散を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示し、図2に示すキャップの部分の拡大詳細図である。
【図2】この発明の実施例を示し、キャップの部分断面図である。
【図3】従来のキャップの部分断面図である。
【符号の説明】
1 筒部
2 上端部
3 上壁
4 注筒
5 本体
6 ヒンジ
7 頂壁
8 蓋筒部
10 上面
11 厚み
12 収容溝
13 下端面
14 内側側壁
15 間隙
16 突条
17 凹条

Claims (1)

  1. 容器の口部外周に装着する合成樹脂製の筒部(1)の上端部(2)に一体に設けられた上壁(3);該上壁(3)に注筒(4)を立設して形成された前記口部に取付ける本体(5);該本体(5)にヒンジ(6)を介して設けられた、頂壁(7)及び蓋筒部(8)を有する蓋体(9);前記筒部(1)の上面(10)に、縦断面視において底部が少なくとも前記筒部1の厚み(11)の内側に入って形成された、前記注筒(4)から垂れる垂れ液を収容する収容溝(12);前記蓋体(9)の閉止状態において、前記収容溝(12)を閉止する前記蓋筒部(8)の下端面(13);該下端面(13)に設けられた、前記閉止状態において前記収容溝(12)内に、前記収容溝(12)の内側側壁(14)との間に間隔(15)を隔たせて挿入される突条(16);から成るキャップであって;
    前記突条(16)は、該突条(16)の外側に該突条(16)に連続して下向きに開口する凹条(17)を有することを特徴とするキャップ。
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