JP2004017945A - 内装トリムのポケット構造 - Google Patents

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Osamu Yamasue
山末 修
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Abstract

【課題】ポケット部のレイアウト自由度が制限されない内装トリムのポケット構造を提供する。
【解決手段】ポケット部12を潰れ易くするため、ポケットカバー6からドアトリム2へ向けて形成された壁部8、9、10、11に、脆弱部8a、9a、10a、11aを設けた。
【選択図】    図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、内装トリムのポケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車における車体パネルの車内側には、ドアトリム、リヤサイドトリム、ラゲッジサイドトリム等の内装トリムが設けられている。これらの内装トリムには、雑誌や小物を収納するためのポケット部が形成される。
【0003】
ポケット部としては、内装トリムにポケット開口を形成して、その裏側からポケットカバーを取付けてポケット部を形成する構造と、内装トリムに対して表側からポケットカバーを取付けて上部開放型のポケット部を形成する構造がある。(類似技術として、特開平10−264729号公報参照)。
【0004】
ポケット部を形成するポケットカバーの端部には、ポケット部の奥行きをだすために内装トリム側へ向けた壁部が形成され、該壁部を内装トリムの裏面又は表面に突き当てた状態で取付けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のポケット部にあっては、ポケットカバーに形成された壁部が、内装トリムに対して突き当て状態になっているため、車両衝突時に乗員の体が車内側から当たっても、該壁部が車体パネルと乗員との間で突っ張った状態となり、ポケット部の壁部に相当する部分が容易に潰れない。そのため、従来は乗員保護性能の面から、車両衝突時に乗員が当たりそうな位置にはポケット部を設定することができず、ポケット部のレイアウト自由度が制限されていた。
【0006】
この発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、ポケット部のレイアウト自由度が制限されない内装トリムのポケット構造を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、車体の車内側に設置された内装トリムにポケット開口を設け、該内装トリムに対して車外側からポケットカバーを取付け、内装トリムとポケットカバーとの間でポケット部を形成した内装トリムのポケット構造であって、前記ポケットカバーのうち、ポケットカバーから内装トリム側へ向けて形成された壁部に、脆弱部を設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項1に記載の発明によれば、ポケットカバーを内装トリムの裏面側(車外側)から取付けるタイプのポケット部であっても、ポケットカバーの壁部に脆弱部を設けため、車内側から荷重が加わると、壁部が脆弱部から破断して、ポケット部の壁部に相当する部分が容易に潰れる。従って、ポケット部の壁部を、乗員が当たりそうな位置に設定しても、乗員保護性能の面からは問題なく、ポケット部のレイアウト自由度が制限されない。尚、以上及び以下において、「車体」とは、ドア等の開閉体も含む概念である。
【0009】
請求項2に記載の発明は、車体の車内側に設置された内装トリムに対して、車内側からポケットカバーを取付け、内装トリムとポケットカバーとの間で上部開放型のポケット部を形成した内装トリムのポケット構造であって、前記ポケットカバーのうち、ポケットカバーから内装トリム側へ向けて形成された壁部に、脆弱部を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、ポケットカバーを内装トリムの表面側(車内側)から取付けるタイプのポケット部であっても、前項同様に、ポケット部の壁部に相当する部分が容易に潰れるため、ポケット部の壁部を、乗員が当たりそうな位置に設定しても、乗員保護性能の面からは問題なく、ポケット部のレイアウト自由度が制限されない。
【0011】
請求項3に記載の発明は、壁部がポケットカバーの端部以外の部位から形成されたリブ状の壁部を含んでいることを特徴とする。
【0012】
請求項3に記載の発明によれば、ポケットカバーに形成されたリブ状の壁部にも、脆弱部が設けられるため、ポケット部が潰れ易いことに変わりない。また、ポケット部全体を単なる中空状態にしておくよりも、途中に破断し易いリブ状の壁部を設けることにより、車内側から加わる荷重をより確実に吸収することができる。
【0013】
請求項4に記載の発明は、脆弱部が壁部の車内外方向における途中部分に形成された溝部であることを特徴とする。
【0014】
請求項4に記載の発明によれば、脆弱部を壁部に形成した溝部としたため、簡単な構造で壁部を確実に破断させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図面に基づいて説明する。
【0016】
図1〜図3は、この発明の第1実施形態を示す図である。図1は、右側のドアを示すもので、ドア本体の車内側面を形成する金属製のインナパネル1には、車内側から樹脂製の「内装トリム」としてのドアトリム2が取付けられている。このドアトリム2には、上部に車内側に突出したアームレスト3が一体形成され、その下方には同じく車内側に突出した凸部4が一体形成されている。この凸部4は乗員の腰部に対応するドアの後方位置まで形成されている。
【0017】
この凸部4の上面にはポケット開口5が形成されている。そして、このドアトリム2の凸部4が形成された部分には、裏面側(車外側)からポケットカバー6が取付けられている。このポケットカバー6の周囲には係止片7が形成され、この係止片7がドアトリム2の裏面に形成された図示せぬボス部に対して熱溶着される。
【0018】
ポケットカバー6には、その端部に、ドアトリム2側に向いた幅広の底壁部8と、幅狭の底壁部9と、クランク状に曲折した後壁部10が形成されている。また、幅広の底壁部8と幅狭の底壁部9との間には、同じくドアトリム2側に向いたリブ状の壁部11が形成されている。そして、これらの各壁部8、9、10、11には、それぞれ車内外方向における中間位置で、前後方向に連続した「脆弱部」としての溝部8a、9a、10a、11aが形成されている。
【0019】
このような形状のポケットカバー6を、凸部4の裏面側から取付けることにより、ポケットカバー6と凸部4との間に、上方にポケット開口5を有するポケット部12が形成される。このポケット部12は前方が凸部4の前面にて区画され、底面が底壁部8にて区画され、後面がリブ状の壁部11にて区画される。
【0020】
そして、車両が側面衝突を起こして、乗員の腰部がポケット部12の後部に車内側から当たると、その衝撃により、ポケットカバー6の底壁部8、9、後壁部10、リブ状の壁部11が、それぞれ溝部8a、9a、10a、11aから破断して、ポケット部12の後方が潰れる。ポケット部12が潰れることにより、衝撃を吸収して、乗員を保護することができる。このように、乗員の腰部に対応するような後方位置まで、ポケット部12を形成しても乗員保護性能の面で問題なく、ポケット部12のレイアウト自由度が向上する。
【0021】
また、ポケットカバー6の内側全体を、単なる中空状態にしておくよりも、途中に破断し易いリブ状の壁部11を設けたことにより、車内側から加わる荷重をより確実に吸収することができる。つまり、このようなリブ状の壁部11がないと、抵抗なくポケット部12が潰されるだけだが、リブ状の壁部11を設けたことにより、車内側から加わる荷重を十分に吸収しながらポケット部12を潰すことができる。
【0022】
図4〜図6は、この発明の第2実施形態を示す図である。尚、第1実施形態と共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0023】
この第2実施形態では、ドアトリム13に車内側からポケットカバー14を取付けて、上部開放型のポケット部15を形成したものである。このポケットカバー14の前方はスピーカ16と一体構造になっており、後方にはドアトリム2側に向いた後壁部17が形成され、底部には底壁部18が形成されている。そして、その底壁部18の若干上方には、ポケット部15の実質的な底面を形成するリブ状の壁部19が形成されている。これらの各壁部17、18、19には、先の第1実施形態同様に、溝部17a、18a、19aがそれぞれ形成されている。
【0024】
従って、車両の側面衝突時に乗員の腰部が、ポケット部15の後部に当たっても、ポケットカバー6の後壁部17、底壁部18、リブ状の壁部19が、それぞれ溝部17a、18a、19aから破断して、ポケット部15の後部が潰れるため、衝撃を吸収して、乗員を保護することができる。
【0025】
尚、以上の実施形態では、「脆弱部」として溝部を例にしたが、これに限定されず、壁部が破断するようなものであればどのような構造でも良い。例えば、壁部の途中に切欠を形成しても良いし、壁部の途中部分だけを低強度の材質で形成しても良い。また、「内装トリム」として、ドアに取付けられるドアトリム2、13を例にしたが、これに限定されない。
【0026】
【発明の効果】
この発明によれば、ポケットカバーを内装トリムの裏面側から取付けるタイプのポケット部であっても、或いは表面側から取付けるタイプのポケット部であっても、ポケットカバーの壁部に脆弱部を設けため、車内側から荷重が加わると、壁部が脆弱部から破断して、ポケット部の壁部に相当する部分が容易に潰れる。従って、ポケット部の壁部を、乗員が当たりそうな位置に設定しても、乗員保護性能の面からは問題なく、ポケット部のレイアウト自由度が制限されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施形態を示すドアの斜視図。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図。
【図3】図1のポケットカバーを示す斜視図。
【図4】この発明の第2実施形態を示すドアの斜視図。
【図5】図4のポケット部の後方を示す拡大斜視図。
【図6】図4中矢示SB−SB線に沿う断面図。
【符号の説明】
2、13 ドアトリム(内装トリム)
5 ポケット開口
6、14 ポケットカバー
8、9、18 底壁部
10、17 後壁部
11、19 リブ状の壁部
12、15 ポケット部

Claims (4)

  1. 車体の車内側に設置された内装トリムにポケット開口を設け、該内装トリムに対して車外側からポケットカバーを取付け、内装トリムとポケットカバーとの間でポケット部を形成した内装トリムのポケット構造であって、
    前記ポケットカバーのうち、ポケットカバーから内装トリム側へ向けて形成された壁部に、脆弱部を設けたことを特徴とする内装トリムのポケット構造。
  2. 車体の車内側に設置された内装トリムに対して、車内側からポケットカバーを取付け、内装トリムとポケットカバーとの間で上部開放型のポケット部を形成した内装トリムのポケット構造であって、
    前記ポケットカバーのうち、ポケットカバーから内装トリム側へ向けて形成された壁部に、脆弱部を設けたことを特徴とする内装トリムのポケット構造。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の内装トリムのポケット構造であって、
    壁部が、ポケットカバーの端部以外の部位から形成されたリブ状の壁部を含んでいることを特徴とする内装トリムのポケット構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の内装トリムのポケット構造であって、
    脆弱部が、壁部の車内外方向における途中部分に形成された溝部であることを特徴とする内装トリムのポケット構造。
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