JP2004006599A - 半導体装置の製造方法および半導体製造装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および半導体製造装置 Download PDF

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和田 栄司
Hiroshi Maki
牧 浩
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Abstract

【課題】熱圧着フィルム搬送用のコレットからの熱圧着フィルムのリリースが容易に行えるようにする。
【解決手段】熱圧着フィルム搬送用のコレット36の吸着面は、凸面36aと、凸面36aの頂部を外した側方部のテーパ面36bとから構成され、その吸着面に、フッ素樹脂コーティング、あるいはフッ素樹脂フィルムの貼り付けなどの表面処理部38が設けられている。また、吸引孔37は、凸面側方部に設けられている。かかる構成のコレット36を使用すれば、熱圧着フィルムの移載に際してリリースが容易に行われ、熱圧着フィルムの貼り付きが防止できる。
【選択図】  図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造技術に関し、特に、半導体装置の製造工程において、コレットにより搬送される熱圧着フィルムを接合材としてダイパッド上にダイボンディングする際の前記熱圧着フィルムの貼り付き防止技術に適用して有効なものである。
【0002】
【従来の技術】
以下に説明する技術は、本発明を研究、完成するに際し、本発明者によって検討されたものであり、その概要は次のとおりである。
【0003】
半導体装置の製造工程の一つとして、前工程で形成された半導体チップを、リードフレームあるいは基板のダイパッド上に移載して固定するダイボンディング工程がある。チップのダイパッド上への固定には、例えば、ダイパッド上にペースト状の接合用樹脂を吐出し、その上にチップを移載して圧着する樹脂接合法がある。
【0004】
しかし、かかる樹脂接合法では、チップの圧着時に接合用樹脂がチップ周囲にはみ出すなどの障害が発生する場合が見られる。そこで、かかる障害を回避する方法として、接合用樹脂を両面接着性の熱圧着フィルムに形成し、これを所定の大きさに切断してダイパッド上に供給し、このフィルムを介して熱圧着する方法が採用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記接合用樹脂フィルムを用いたダイボンディング技術においては、以下の課題があることを本発明者は見出した。
【0006】
すなわち、ダイパッド上に供給されるフィルムは、コレットに吸着された状態で搬送され、所定位置に搬送された後は、コレットの真空解除によりダイパッド上に押しつけるようにして載置される。
【0007】
しかし、かかるフィルムの載置に際しては、コレット表面にフィルムが貼り付いて、真空解除してもダイパッド上にフィルムが載置されない場合が発生する。
【0008】
そこで、フィルムリリース時のコレット表面へのフィルムの貼り付きを防止するため、フィルムがコレットでダイパッド上に押しつけられた際に、フィルムがダイパッド側に、コレット表面への貼り付き力より強く接着されるように、ダイパッドの温度を例えば、120℃などのような高温に予熱しておく方法が採用されている。
【0009】
しかし、ダイパッドをかかる高温に予め加熱しておくと、薄い樹脂成形品であるリードフレームなどのダイパッドでは、熱による歪みが発生し易く、かかる熱歪みは後作業で取り除くことが難しい。
【0010】
また、ダイパッドに発生した上記熱歪みは、ダイパッドとフィルムとの接着部における気泡(ボイドとも言う)の原因ともなる。例えば、ダイパッドの接着面側に波打ち状の熱歪みが発生した場合には、その上に載置された平坦なフィルムとの間には、波打ち状の熱歪み部分の谷部と平らなフィルム面との間に微小空隙が発生することとなる。
【0011】
かかる微小空隙を残した状態でフィルムがダイパッドに熱圧着されると、フィルムとダイパッドとは、波打ち状の熱歪み部分の山部分では接着されているものの、谷部分では接着されず微小空隙部分は気泡として残ることとなる。
【0012】
ダイボンディング工程の後は、それに続いて高温処理がなされるワイヤボンディング工程、モールド工程などが引き続いて設けられているため、いずれの工程でもダイパッドとフィルムとの接着部分は高温雰囲気に曝されることとなる。かかる高温雰囲気では、接着部分に残された気泡が急激に熱膨張して破裂し、チップ破損に至る場合もある。
【0013】
そこで、本発明者は、フィルムのダイパッド上への移載に際しては、気泡発生の原因となるダイパッドの熱歪みが発生しないように、ダイパッドの予熱を低温に抑えるべく、コレットに吸着させたフィルムのリリースを容易にする技術開発が必要と考えた。
【0014】
さらに、ダイパッドとフィルムとの接着部における気泡発生に関しては、本発明者は、次のような問題点があることも見出した。
【0015】
真空吸着によりコレットにフィルムを吸着する際には、フィルムの中央部を吸引吸着できるように、コレットの吸着面の中央に吸引孔が設けられている。しかし、かかる吸引孔によりフィルム面の中央部を吸着されたフィルムは、ダイパッド上に移載されても、それまで吸引されていた箇所が僅かながらお碗を伏せたような山状に変形して内側に空隙を内蔵した吸着痕が残り、その部分が平坦面に戻らない場合がある。
【0016】
かかる中央に閉じ込められた気泡は、フィルムを上方から押しつけて気泡内の空気を周辺に気散させようとしても、簡単には解消しない。しかし、かかる吸着痕が残っている状態で、フィルムをダイパッド上に熱圧着すると、フィルム中央の吸着痕部分では内部に気泡が閉じ込められた状態で熱圧着されることとなり、接着部中央に比較的に大きな気泡が残ることとなる。かかる気泡は、前記説明の如く、その後の高温雰囲気で破裂したりして製品不良の発生原因の一つとなる。
【0017】
そこで、本発明者は、フィルムのコレットによる吸着に際しては、ダイパッドとフィルムとの接着部の中央に発生する気泡の原因となる吸着痕が発生しないようにする吸着技術の開発も、併せて必要と考えた。
【0018】
本発明の目的は、熱圧着フィルムを搬送するコレットへのフィルムの貼り付きを防止することのできる技術を提供することにある。
【0019】
本発明の目的は、コレットにより搬送した熱圧着フィルムの圧着に際して、圧着部に気泡を発生させないようにする技術を提供することにある。
【0020】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0022】
すなわち、本発明では、コレットの熱圧着フィルムの吸着面には、フッ素樹脂コーティングあるいはフッ素樹脂フィルムの貼り込みなどの表面処理が施されている。そのため、コレットにより熱圧着フィルムを吸引して搬送する場合に、熱圧着フィルムのコレット表面への貼り付きが防止され、熱圧着フィルムのリリースを容易に行うことができる。
【0023】
例えば、熱圧着フィルムを接合材として、半導体チップとダイパッドとの接合を行うフィルムダイボンディング工程を有する半導体装置の製造方法に適用すれば、ダイパッド上へ搬送した熱圧着フィルムを、コレット表面への貼り付けを発生させることなく容易にリリースすることができるため、コレット表面への熱圧着フィルムの貼り付き防止のために行っていたダイパッドの予熱温度を低く抑えることができる。
【0024】
ダイパッドの予熱温度を低く抑えることができるため、ダイパッドの熱歪みの発生を未然に防止して、ダイパッドと熱圧着フィルムとの接着部における気泡の発生を防止することができる。
【0025】
また、ダイパッドと熱圧着フィルムとの接着部における気泡の発生防止に関しては、コレットの熱圧着フィルムの吸着面を凸面に形成しておき、凸面側方部に真空吸着用の吸引孔を設けておけば、ダイパッドと熱圧着フィルムとの接着部中央に発生する解消しにくい気泡の発生を未然に防止することができる。
【0026】
熱圧着フィルムの仮圧着を、ダイパッド等の被圧着側との間に形成される空隙が熱圧着フィルムの外側に通じるように行い、その後に、かかる空隙を押しつぶすようにして空隙内のエアを追い出しながら本圧着することにより圧着時の気泡残りを発生させないようにすることができる。あるいは、吸着面を多孔性吸着面に形成しておいても、気泡残りを発生させることなく熱圧着フィルムの圧着を行うことができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において、同一の機能を有する部材には同一の符号を付し、その繰り返しの説明を省略する。
【0028】
(実施の形態1)
図1は、本発明の半導体装置の製造方法で使用する半導体製造装置10を、フィルムボンダ10aに構成した場合の一例を模式的に示す要部平面図である。図2(a)は図1に示すフィルムボンダ10aの構成部であるフィルムセット部、仮付け部の構成を、(b)は圧着部の構成を、それぞれ詳細に示した説明図である。
【0029】
フィルムボンダ10aは、図1に示すように、ワークとしてパッケージ用の基板を搬送レール11上に供給するローダ12a、ローダリフタ12bを有している。
【0030】
搬送レール11に沿って、ローダ12aの側方には、ボンディングフィルムとしての熱圧着フィルムを供給するフィルムセット部13と、フィルムセット部13に相対して、供給された熱圧着フィルムを基板に仮付けする仮付け部14が設けられている。仮付け部14の側方には、基板に仮付けした熱圧着フィルムを本圧着する圧着部15が設けられている。
【0031】
圧着部15の側方には、熱圧着フィルムが本圧着された状態の基板を、ダイボンディング前に予熱するプリヒータ16が設けられている。プリヒータ16の側方にはウエハリフタ17が設けられ、ボンディングステージ側にはウエハリフタ17により取り出されたウエハを支持するウエハリングホルダ18が設けられている。
【0032】
ボンディングステージ側には、ウエハリングホルダ18に支持されたウエハから、個片化されたダイをピックアップして、プリヒータ16で予熱された基板上の熱圧着フィルム面にダイボンディングするボンディングユニット19が設けられている。ウエハリングホルダ18には、ダイのピックアップに際して、ピックアップするダイを、ダイシングされたウエハを貼り付けているウエハテープの下方から押し上げるダイ突上げ部21が設けられている。
【0033】
ボンディングユニット19の側方には、フィルムボンダによりダイがボンディングされた基板を、搬送レール11から取り上げ、次工程に搬送するために一時的に収納するためのアンローダ22が設けられている。
【0034】
かかる構成により、フィルムボンダ10aでは、供給された基板が搬送レール11に沿って搬送されていく間に、接着剤樹脂をフィルム状に形成した熱圧着フィルムのダイパッド上への圧着、熱圧着フィルム上へのダイボンディングが、順次自動的に行われるようになっている。
【0035】
なお、かかる構成のフィルムボンダの説明においては、基板にダイボンダする場合を例に挙げて説明しているが、基板の代わりにリードフレームを使用しても構わないことは言うまでもない。
【0036】
次に、上記フィルムボンダ10aの構成のうち、フィルムセット部13、仮付け部14、圧着部15の構成について、以下さらに詳細に説明する。
【0037】
フィルムセット部13と仮付け部14とは、図1、2(a)に示すように、相対に組み合わせて設けられている。フィルムセット部13側では、接着用樹脂を両面接着用のフィルム状に形成した熱圧着フィルムFが、リールに巻かれた状態で準備されている。
【0038】
リールに巻かれた熱圧着フィルムFは、テンションローラ31、フィルムガイド32、一対のフィルム送りローラ33を経由してカットステージ34に漸次送られるようになっている。熱圧着フィルムFは、ばね33aの付勢により所定圧力で一対のフィルム送りローラ33間に挟持され、カットステージ34に漸次送られる。
【0039】
カットステージ34では、熱圧着フィルムFの所定の送り量に合わせて、フィルムカッタ35が上下動して、所定寸法に熱圧着フィルムFが裁断される。熱圧着フィルムの裁断寸法は、基板Bのダイパッドに合わせた大きさである。
【0040】
仮付け部14には、図2(a)に示すように、カットステージ34で裁断された熱圧着フィルムFをピックアップして、搬送レール11上の仮付けステージまで搬送されてきた基板Bのダイパッド上に熱圧着フィルムFを仮付けするコレット36が装備されている。
【0041】
かかるコレット36による熱圧着フィルムFのピックアップ、ダイパッド上への熱圧着フィルムFの仮付けに際しては、図2(a)に示すように、フィルムセット部13に相対して設けられた仮付け部14が、搬送レール11側に向けて前後移動することによりピックアップ動作がなされるように構成されている。
【0042】
かかるコレット36は、その吸着面が凸状に形成され、図3(a)の断面図に示すように、凸面36aの頂部は仮付け時に基板B表面に平行に相対する相対面となるようになっている。凸面36aの頂部を外した側方部は、緩やかに斜め上方に向けたテーパ面36bに形成されている。
【0043】
熱圧着フィルムFを真空に吸引吸着する吸引孔37は、図3(a)、(b)に示すように、凸面36aの頂部を外した側方部のテーパ面36bに開口されている。さらに、コレット36の吸着面を構成する凸面36a、テーパ面36bの表面には、熱圧着フィルムFの貼り付きを防止する表面処理部38が設けられている。かかる表面処理部38は、例えば、フッ素樹脂コーティングによるコーティング層であってもよいし、あるいは、フッ素樹脂フィルムを貼り付けたフィルム層であっても構わない。
【0044】
また、吸引孔37を設ける凸面側方部は、図3(a)に示す場合には、コレット36の吸着面の両端側の2方向をテーパ状に形成する場合を示しているが、例えば、吸着面の周囲に設けるようにしても構わない。
【0045】
かかるコレット36により、カットステージ34からピックアップされた熱圧着フィルムFは、仮付け用のヒートステージ23により予め加熱しておいた基板Bのダイパッド上に位置合わせされ、その状態でコレット36の真空解除により吸引孔37により吸着されていた熱圧着フィルムFはダイパッド上に移載される。
【0046】
かかる移載に際しては、コレット36の吸着面には、上記の如き表面処理が施されているため、熱圧着フィルムFのリリースが容易に行われ、コレット36側に貼り付くという不具合が発生しない。
【0047】
特に、図3(a)に示すように、吸着面を凸状に構成して、その側方部に吸引孔37を設ける構成を採用することにより、熱圧着フィルムFと基板Bとの接合部の中央部に気泡を残さずに接合を行うことができる。
【0048】
このように熱圧着フィルムFの基板Bへの仮付けを行った後は、基板Bは仮付け部14の側方に設けた圧着部15に搬送され、図2(b)に示すように、圧着部15に装備した圧着ヘッド39の先端面を、仮付けされた熱圧着フィルムF面に押しつけて、仮接合部からの気泡の気散と本圧着を行う。
【0049】
熱圧着フィルムFのコレット搬送は、より詳細には、図4(a)に示すように、コレット36の凸面側方部に設けた吸引孔37で吸引吸着されて行われる。コレット搬送された熱圧着フィルムFは、その後、図4(b)に示すように、基板Bのダイパッド上に仮付けされる。仮付け状態では、吸引孔37に対応した吸着痕に基づく気泡aが残る場合がある。
【0050】
かかる仮付け後は、図2(b)、図4(c)に示すように、圧着ヘッド39により仮圧着面を本格的に押圧する。圧着ヘッド39の先端部は、図4(d)、(e)に示すように、上記熱圧着フィルムF面への押付けに際しては、押付け面がほぼ平らに弾性変形して、仮圧着部に存在している気泡aの空気が、熱圧着フィルムFの周囲から強制的に気散される。
【0051】
圧着ヘッド39は、上記のように押付け時にほぼ平らに弾性変形して潰れるように、例えば、軟質のゴムで形成しておけばよい。好ましくは、熱圧着フィルムFが着かないようにフッ素ゴムで形成しておけばよい。より好ましくは、その表面にフッ素樹脂コーティング、フッ素樹脂フィルムの貼付などの表面処理を行って、より確実に熱圧着フィルムFの貼り付きを防止しておけばよい。
【0052】
このようにして、熱圧着フィルムFの仮付け後、圧着ヘッド39を使用して本圧着することにより、図4(f)に示すように、気泡を残さずに熱圧着フィルムFを基板B上に本圧着することができる。
【0053】
上記本発明の構成では、図5(a)のコレット100に示すように、熱圧着フィルムFを吸着する吸引孔110を、基板面への移載時に基板面と平行に相対する吸着面100aに設けた場合に比べて、図5(b)に示すようなフイルム面中央に残る吸着痕120が形成されない。そのため、図5(c)に示すような、熱圧着フィルムFと基板面との接合部130に、押し潰しによっても解消し難い中央位置の気泡140が残らない。
【0054】
以上説明してきた構成のフィルムボンダ10aを用いて、半導体装置を製造する方法について説明する。なお、半導体装置としては、図6に示すような多段ボンディングされた構成の積層チップ型の構成を有する場合を例に挙げて説明する。
【0055】
図6に示す例示の積層チップは、上記説明のフィルムボンダ10aを用いて1段ダイボンダを行い、併せてそれに対応したワイヤボンディングを行う。その後、1段ダイボンダに2段ダイボンダを、別のフィルムボンダ10aを用いて行い、その後これに対応したにワイヤボンディングを行って製造されるものとする。
【0056】
すなわち、先ず、図1に示すフィルムボンダ10aの基板供給用カセット(図示せず)に、1段ダイボンダ用に基板Bを供給する。基板Bは、ローダ12a、ローダリフタ12bにより基板供給用カセットから一枚ずつ搬送レール11上に供給される。
【0057】
搬送レール11上に供給された基板Bは、図示しない搬送手段により、仮付け用のヒートステージ23まで搬送される。搬送手段としては、例えば、グリップ機構によるものでも、あるいはベルトコンベア方式でも、あるいは、基板Bの背後を押す方式などを適宜採用すればよい。
【0058】
併せて、フィルムセット部13では、フイルム幅を1段目の基板Bの幅に合わせた熱圧着フィルムFが、テンションローラ31、フィルムガイド32、フィルム送りローラ33を経由して、カットステージ34に漸次送り出され、1段目の基板Bのダイパッドに合わせた送り量で、フィルムカッタ35により切断される。
【0059】
切断された熱圧着フィルムFは、仮付け部14に装備されたコレット36により吸引吸着されて、カットステージ34からピックアップされ、仮付け用のヒートステージ23に搬送されている基板B上に移載される。移載に際しては、基板B上に設定したダイパッド上にコレット36を位置合わせして、その状態で、コレット36を鉛直下方に下降させ、ダイパッド上に熱圧着フィルムFが接触した時点で、真空解除を行い熱圧着フィルムFを基板のダイパッド領域にリリースする。
【0060】
かかる移載に際しては、コレット36の吸着面は、熱圧着フィルムFの貼り付きが起きないようにフッ素樹脂コーティング、あるいはフッ素樹脂フィルムの貼り付けが行われているので、上記リリースが容易に行われる。
【0061】
因みに、熱圧着フィルムFを、熱可塑性ポリイミド樹脂性の熱圧着フィルムに構成する場合には、ヒートステージの予備加熱温度を約100℃まで低く抑えることができる。本発明の上記構成のコレットを使用しない場合には、コレットからのリリースを確実に行うために、通常120℃の予熱温度で基板側をヒートステージで加熱しておく必要があり、熱圧着フィルムのリリースに1秒かかっていた。
【0062】
上記の如く、本発明の構成を採用することにより、基板などの予熱温度を少なくとも20℃は低減することができ、熱歪み発生を未然に防止することができる。
【0063】
また、本発明の構成を採用することにより、コレット36から熱圧着フィルムFのリリースが円滑に行われるため、コレット36によるダイパッド上への熱圧着フィルムのリリースには、0.1秒で十分に行えることが確認された。
【0064】
なお、上記コレット36による熱圧着フィルムFの仮付けに際してのヒートステージ23における予備加熱温度、およびリリース時間は、使用する熱圧着フィルムの材質により異なるものである。
【0065】
例えば、Ag含有接合樹脂ペースト材をフィルム状の熱圧着フィルムに構成した場合には、通常はヒートステージの予備加熱温度を少なくとも160℃に設定しておく必要がある。しかし、本発明の構成を採用することにより、ヒートステージの予備加熱温度を約120℃まで低く抑えることができ、基板などの予熱温度を少なくとも40℃は低減させて、熱歪み発生を未然に防止することができる。併せて、リリース時間も0.1秒から1秒以内に抑えることができる。
【0066】
さらに、かかる仮付けに際しては、図3(a)に示すように、コレット36の吸着面が凸状に形成され、その側方部に吸引孔37が設けられているため、吸引時における吸着痕が発生しても、それは仮付け部の中央側から比較的周辺側に寄った位置に形成されることとなる。
【0067】
かかる状態で仮付けされた基板Bは、圧着部15側の本圧着用のヒートステージ24に搬送される。圧着部15では、装備された圧着ヘッド39が、図2(b)、図4(c)〜(e)に示すように、所定圧力で、所定温度をかけた状態で熱圧着フィルムFを押付けて圧着する。かかる圧着に際しては、熱圧着フィルムFの周辺側に形成された気泡aなどは、その中の空気が周囲に押し出されて気散し、気泡aのない本圧着が行われる。
【0068】
基板Bのダイパッド上に熱圧着フィルムFが圧着された状態で、搬送レール11の途中に設けたプリヒータ16内を通過して、ボンディングステージ上に搬送される。
【0069】
一方、ウエハカセットからは、ウエハリフタ17によりウエハが引き出され、さらに引き出されたウエハが、ウエハリングホルダに供給される。かかるウエハリングホルダに供給されたウエハは、ウエハの裏面に貼り付けられたウエハテープがエキスパンドされて、既にダイシングされているダイが個片化される。
【0070】
ボンディングユニット19では、これに装備されたボンディングヘッド(図示せず)により、上記個片化されているダイ(半導体チップ)D1がピックアップされ、ダイボンダステージに搬送されている基板Bの熱圧着フィルムF上に載置され圧着される。このようにして製造された1段ダイボンダは、この状態でアンローダ22に格納され、次工程のワイヤボンディング工程に搬送される。
【0071】
ワイヤボンディング工程では、ダイD1上の電極パッドと基板B上のランドとが、Au線などのボンディングワイヤW1で接続される。その状態を、図6(a)に、1段ダイボンドとして示した。
【0072】
次に、このようにして製造された1段ダイボンダに、さらにダイボンダを行って積層型に構成する。ワイヤボンディングが終了した1段ダイボンドを、図1に示す構成の2段ダイボンド用のフィルムボンダ10aに供給する。すなわち、1段ダイボンダの上記製造の場合と同様に、カセットに供給された1段ダイボンダを、ローダ12a、ローダリフタ12bにより個別に搬送レール11上に供給する。
【0073】
搬送レール11上に供給された1段ダイボンダを、搬送手段により、仮付け用のヒートステージ23まで搬送する。
【0074】
併せて、フィルムセット部13では、1段ダイボンダを構成するダイD1のダイパッド幅に合わせた熱圧着フィルムFが、テンションローラ31、フィルムガイド32、フィルム送りローラ33を経由して、カットステージ34に漸次送り出され、ダイD1のダイパッドに合わせた送り量で、フィルムカッタ35により切断される。
【0075】
切断された熱圧着フィルムFは、仮付け部14に装備されたコレット36により吸引吸着されて、カットステージ34からピックアップされ、仮付け用のヒートステージ23に搬送されている1段ダイボンダのダイD1上に移載される。移載に際しては、ダイD1上に設定したダイパッド上にコレット36を位置合わせし、その状態で、コレット36を下方に下降させ、ダイパッド上に熱圧着フィルムFが接触した時点で、真空解除を行い熱圧着フィルムFをダイパッド領域に置く。
【0076】
コレット36の吸着面には、熱圧着フィルムFの貼り付きが起きないようにフッ素樹脂コーティング、あるいはフッ素樹脂フィルムの貼り付けが行われているので、リリースが容易に行われる。さらに、コレット36では、その凸状の吸着面の側方部に吸引孔37が設けられているため、吸引時における吸着痕が発生しても、それは仮付け部の周辺側に形成されるため、次工程の本圧着時に吸着痕に基づく気泡が容易に排除される。
【0077】
このようにして1段ダイボンダのダイD1上に熱圧着フィルムFが仮付けされた状態で、圧着部15側の本圧着用のヒートステージ24に送られる。圧着部15では、装備された圧着ヘッド39が、所定圧力、所定温度をかけた状態で熱圧着フィルムFを押付けて圧着する。圧着に際しては、熱圧着フィルムFの周辺に形成された気泡aなどは、その中の空気が周囲に押し出されて気散し、気泡aのない本圧着がなされる。
【0078】
1段ダイボンダのダイD1上に熱圧着フィルムFが熱圧着された状態で、搬送レール11の途中に設けたプリヒータ16内を通過して、ボンディングステージ上に搬送される。
【0079】
一方、ウエハリフタ17によりウエハカセットから引き出されたウエハが、ウエハリングホルダ18に供給されている。ウエハリングホルダ18に供給されたウエハは、ウエハ裏面を貼り付けたウエハテープがエキスパンドされ、すでにダイシングされたダイD2が個片化される。
【0080】
ボンディングユニット19では、これに装備したボンディングヘッド(図示せず)により、上記個片化されているダイD2がピックアップされ、ダイボンダステージに搬送されている1段ダイボンダのダイD1上の熱圧着フィルムF上に載置され圧着される。この状態で、アンローダ22に格納され、次工程のワイヤボンディング工程に移され、ダイD2の電極パッドと基板BのランドとがボンディングワイヤW2で、図6(b)に示すように、接続される。
【0081】
図6(b)に示すように基板B上にダイD1、D2が、それぞれ熱圧着フィルムFを接合材として積層され、ダイD1、D2がそれぞれボンディングワイヤW1、W2で基板Bに電気的に接続された積層状態で、その後樹脂封止が行われて半導体装置が製造されることとなる。
【0082】
以上の説明では、2段ダイボンディングする場合を例に挙げて説明したが、3段以上の多段ダイボンディングでも適用できることは言うまでもない。かかる多段ダイボンディングの場合には、一般的には、上段になる程ダイパッド領域は狭くなる構成であるため、ペースト状の接合材を使用する方法では、そのはみ出しが懸念されて使用し難いが、はみ出しの懸念がない熱圧着フィルムのリリースが円滑に行われるコレットを使用する本発明の半導体装置の製造方法は、かかる場合に特に有効に適用することができる。
【0083】
(実施の形態2)
前記実施の形態1で説明した構成のコレットは、フィルムダイボンディングにおける熱圧着フィルムFのリリースを良好にし、気泡残りのない圧着を実現することができるため、ペースト状の接合材を用いる場合とは異なり、はみ出しの懸念がなく、小サイズのダイボンディングに有効である。
【0084】
そこで、本発明者は、かかるコレットの小サイズのダイボンディングへの適用をより詳細に検討した。適用するダイを小サイズにするにしたがって、熱圧着フィルムも当然に小サイズ化し、これに合わせて前記実施の形態1で説明した構成のコレットも小型化してその対応を図った。
【0085】
かかる小サイズのフィルムダイボンディングへの適用の検討において、熱圧着フィルムのコレットの吸着面に吸着される長さ(以下、簡単に吸着長と言う)Lが、例えば、4mm以下のサイズになると、それまで発生していなかった圧着時の気泡残りが発生する場合があることが分かった。
【0086】
そこで、吸着長Lが4mmを越えるサイズの熱圧着フィルムの圧着過程と、4mm以下のサイズの熱圧着フィルムの圧着過程とにおける状況を観察した。その結果、コレットの吸引孔を設けるテーパ面が、コレットの小型化を進めるなかで、十分に確保できないことが原因の一つとして挙げられるのではないかと強く推察された。
【0087】
かかる点について、図7、8に基づいて詳細に説明する。図7(a)には、実施の形態1で説明したコレット36と同様の構成を有し、上記検討に際して使用されたコレット41を示した。コレット41は、コレット36と同様に、凸面41a、テーパ面41bを有し、テーパ面41bには吸引孔42が設けられた構成を有している。凸面41a、テーパ面41b両面には、フッ素樹脂コーティングなどの表面処理が施されて熱圧着フィルムFのリリースが行われ易いように構成されている。
【0088】
図7(b)には、かかる構成のコレット41に熱圧着フィルムFが吸着されている状態を模式的に示した。コレット41に吸着されている熱圧着フィルムFは、吸引孔42側では幾分吸引孔42内に引き込まれて、凹状の吸引痕43が形成されている。かかる状態で、熱圧着フィルムFは基板B上に移載されて仮圧着される。
【0089】
移載直後の仮圧着の状態を微視的に観察すると、図7(b)に示すように、コレット41の凸面41a側に保持されていた熱圧着フィルムFの凸面被保持部F1(F)は基板B上に設置されて付着した状態となっている。しかし、テーパ面41b側に保持されていたテーパ面被保持部F2(F)側では、全面が基板B面に接触することはなく、僅かながらでも基板B面に接触しない部分、すなわち非付着状態の部分が発生している。
【0090】
図中、熱圧着フィルムFの凸面被保持部F1(F)、テーパ面被保持部F2(F)の境界が分かり易いように、境界部に細線xを仮想線として入れて示している。
【0091】
このようにテーパ面被保持部F2の一部が基板B面に接触しない状態が発生することにより、テーパ面被保持部F2の吸引孔42内側に引き込まれて形成されていた吸引痕43に囲まれた空間が周囲に対して閉じ状態にされず、かかる空間の一部が外方に連通した状態で仮圧着されることとなる。
【0092】
この状態で、図7(c)に示すように、本圧着コレット44が下降して、熱圧着フィルムFを平らに押しつぶして本圧着する。本圧着の押圧に際しては、吸引痕43も押しつぶされることとなる。
【0093】
吸引痕43は、図7(c)に示すように、その空間の一部が外方に通じた状態であるため、押しつぶしに際しては、吸引痕43内のエアは外部に逃げて気散し、結果として図7(d)に示すように、気泡残りがない圧着が行われることとなる。すなわち、熱圧着フィルムFの吸着長Lが4mmより大きい(L>4mm)場合には、上記のように、気泡残りの問題がなく圧着が行われるのである。
【0094】
一方、かかる図7に示す構成のコレット41を、吸着長Lが4mm以下(L≦4mm)の場合、例えば4mm角以下のサイズの熱圧着フィルムFに適用すべく小型に構成した場合を、コレット51として図8(a)に示した。コレット51は、コレット41と同様に、凸面51a、テーパ面51b、吸引孔52を有し、凸面51a、テーパ面51b両面には、フッ素樹脂コーティングなどの表面処理が施されている。
【0095】
かかる構成のコレット51では、コレットサイズが小さくなる分、熱圧着フィルムFを吸着する吸着面が小さくなり、図8(a)に示すように、テーパ面51bが、図7(a)に示すコレット41のテーパ面41bとは異なり、十分に確保されなくなる。
【0096】
かかる状態で、テーパ面積を確保するためには、テーパ角を大きくすることが必要となるが、しかし、図8(a)に示す構成で、テーパ角を余り大きくすると熱圧着フィルムFの吸着性に支障が発生する。
【0097】
併せて、吸引孔52の開口面積は吸着力との関係から極端に小さくすることはできないため、全体として、吸引孔52の開口面積のテーパ面51bに占める割合が大きくなる。
【0098】
そのため、コレット51に吸着された状態の熱圧着フィルムFでは、図7(b)に示す場合とは異なり、テーパ面被保持部F2側に形成される吸引痕53の占める割合が大きくなる。
【0099】
この状態で、図8(b)、(c)に示すように、基板B上に熱圧着フィルムFを移載すると、上記の如く、テーパ面51bが十分に形成されていないので、テーパ面被保持部F2を、基板B面に接触させずに圧着時のエアを押し出す逃げを確保することができない。そのため、図7(c)に示す場合とは異なり、吸引痕53の周囲が基板B面に接触してしまい、すなわち、吸引痕53の周囲が閉じてしまい、結果としてエアが吸引痕53内に閉じ込められた状態となる。
【0100】
かかる状態で、図8(c)に示すように、本圧着コレット44で押しつぶして本圧着を行っても、図8(d)に示すように、押しつぶしに際し吸引痕53内からのエアを逃がすことができず気泡が残る。
【0101】
そこで、本発明者は、コレット51の吸着表面側に、仮圧着時に吸引痕53に囲まれる空間の一部が外方と連通するように非接着部を残すことができる構成を付加することを思いついた。
【0102】
かかる構成を付加すれば、コレット51において、仮圧着時に吸引痕53の周囲を基板B表面に接触させないようにして、かかる非接触部からエアを本圧着時に逃がすことができ、本圧着時の気泡残りを防ぐことができる。
【0103】
このように、吸着長L≦4mm以下の熱圧着フィルムFへの適用に際しては、吸着長L>4mmにおいて問題無く適用されたコレット41の構成を単に小型化しただけでは、圧着時の気泡残りの問題に十分に対処できないのである。
【0104】
そこで、コレット51の吸引孔52に、図9(a)に示すように、コレット51の側面に通じる通溝52aを設けた。通溝52aは、図9(b)のコレット表面の平面図に示すように、テーパ面51b上に吸引孔52の開口部に通じるように設けられている。図9(c)には、コレット51の側面の様子を示した。
【0105】
かかる通溝52aは、熱圧着フィルムFを吸引した状態で、図10に模式的に示すように、通溝52aの溝側に熱圧着フィルムFが引き込まれて、仮圧着時に吸引痕53に通じるエアの逃げ道が形成されるように設ける必要がある。
【0106】
そのため、溝断面が小さく細過ぎて、熱圧着フィルムFが実質的に引き込まれることなく仮圧着時に吸引痕53に通じるエアの逃げ道が形成できない構成では好ましくない。また、過剰に溝断面が大きく太い通溝52aでは、熱圧着フィルムFの吸引時の吸引力が落ちて、不十分な吸着状態となり好ましくない。
【0107】
比較のために、図9(d)、(e)に、通溝52を設けないこれまでの構成の側面図、平面図をそれぞれ示した。なお、図9(b)、(e)の平面図では、凸面51a、テーパ面51bの境を、一点鎖線の仮想線で示した。
【0108】
かかる構成のコレット51を用いる場合には、図11(a)に模式的に示すように、熱圧着フィルムFの周縁Cを、通溝52aが跨ぐように吸着位置を設定する必要がある。
【0109】
この状態で、本圧着を行うと、図11(b)に示すように、吸引痕53内のエアが本圧着コレット54による押しつぶしに際して、エアの逃げ道53aからエアが外側に押し出されながら圧着されて、図11(c)に示す気泡残りのない圧着が行われる。
【0110】
このように熱圧着フィルムに接触するコレット表面に、吸引孔52の開口部に通じる溝を通溝52aとして設けることにより、吸引長Lが4mm以下のサイズの小さな熱圧着フィルムでも気泡残りのない熱圧着を行うことができる。
【0111】
なお、かかる通溝52aの構成は、熱圧着フィルムFの吸引長Lが4mm以下の場合に適用される小型コレットにのみ限定されるものではなく、当然に、吸引長Lが4mmよりも大きいサイズの熱圧着フィルムFに適用する大型コレットにおいても有効に適用できるものである。
【0112】
すなわち、通溝52aの構成は、コレットサイズの大小にかかわらず有効に適用できるものであるが、特に、吸引長Lが4mm以下の、例えば、4mm角以下の小さい熱圧着フィルムFに適用してより有効なものと言える。熱圧着フィルムFの形状も、一般的には、正方形、長方形の形状が使用されるが、その他の形状であっても構わない。
【0113】
因みに、図12(a)には、図8(a)に示す通溝52aを設けない構成のコレット51を使用して、図11に示すと同様の大きさ(L≦4mm)の熱圧着フィルムFを基板B面に仮圧着した状態の平面図を示した。この場合には、図11(b)に示す場合とは異なり、吸引痕53にはエアの逃げ道53aが形成されず、既に仮圧着の状態で気泡残りが発生している。この状態は、その後の本圧着によっても解消せず、図12(b)に示すように、吸引痕53内にエアが閉じ込められた気泡が依然として残ることとなる。
【0114】
以上のように、通溝52aを設けたコレット51を使用することにより、熱圧着フィルムFの仮圧着を、ダイパッドや基板等の被圧着側との間に形成される空隙が熱圧着フィルムの外側に通じるように行い、その後に、かかる空隙を押しつぶすようにして空隙内のエアを追い出しながら本圧着することにより圧着時の気泡残りを発生させないようにして、半導体装置を製造することができる。
【0115】
そこで、通溝52a以外の構成であっても、熱圧着フィルムFの仮圧着を、ダイパッドや基板等の被圧着側との間に形成される空隙が熱圧着フィルムの外側に通じるように行うものであれば、気泡残りを発生させることなく熱圧着フィルムを圧着させる工程を有する半導体装置の製造方法に有効に適用することができる。
【0116】
例えば、上記説明の構成では、吸引孔52の開口部に通じる通溝52aを、開口部とは別に設ける場合を説明したが、吸引孔52の開口部をコレットの吸着面の周縁にかかるようにして、吸引孔52の開口部に通溝52aが一体に組み込まれる構成でも有効に使用することができる。
【0117】
すなわち、吸引孔52は、図13(a)、(b)に示すように、その開口部がコレット54の吸着面の縁に敢えてかかるように長孔に形成されている。そのため、かかるコレット54に吸着された熱圧着フィルムFでは、仮圧着時に、ダイパッドや基板等の被圧着側との間に形成される吸引痕としての空隙が熱圧着フィルムの外側に通じるように形成されるので、その後の本圧着コレットによる押しつぶしにより吸引痕内のエアが追い出されて気泡残りのない圧着を行うことができる。
【0118】
(実施の形態3)
前記実施の形態1、2に示す構成は、コレットに吸引された熱圧着フィルムに形成される吸引痕に関して、本圧着時に吸引痕内にエアが残存しないようにする構成を示した。すなわち、吸引痕からのエア排出機能をコレットに持たせることで、気泡残りの問題を解決する手段であった。
【0119】
しかし、熱圧着フィルムFは薄いため、吸引孔の開口部を大きく確保して、且つ吸引力を大きくする構成では、吸引痕が多かれ少なかれ発生していた。
【0120】
一方、本発明者は、気泡残りが吸引痕に基づき発生するものであるのなら、熱圧着フィルムの吸引時に吸引痕を発生させない方法はないかと考えた。問題点の捉え方の発想の転換を図った。
【0121】
これまでのコレットは、簡単な構成で必要な吸着力を確保するために、吸引孔の数を少なく維持して、その開口部を比較的に大きく確保する構成が採用されていた。
【0122】
そこで、本発明者は、吸着時に吸引痕ができる程には熱圧着フィルムが引き込まれない小開口面積の吸引孔を、コレットの吸着面に多数設けることを考えた。このようにコレット表面を構成しておけば、コレットに吸着された熱圧着フィルムでは、吸引痕が発生しないため、上記吸引痕に係る気泡残りの障害は発生しない。
【0123】
かかる構成のコレット61は、例えば、図14(a)に示すように、フィルタとして使用されるセラミックガラス等の多孔質体62aを多孔性吸着材62として、吸着材保持部材63に保持させた状態で、多孔性吸着材62の背面側を真空吸引することにより、多孔性吸着材62の表面で熱圧着フィルムFを吸着させるように構成しておけばよい。
【0124】
あるいは、図14(b)に示すように、微細な目を有した目皿62bを多孔性吸着材62として、吸着材保持部材63に保持させて、目皿62b表面を吸着面として構成し、目皿62b背面側から吸引するように構成しても構わない。
【0125】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0126】
例えば、上記説明では、仮付けコレットの吸着面を凸状に構成し、その吸着面にフッ素樹脂コーティングなどの表面処理を施す場合について説明したが、非凸状に構成した吸着面に上記表面処理を行っても構わない。かかる処理を施さない場合に比べて、熱圧着フィルムの貼り付け防止が図れ、容易にリリースすることができることは言うまでもない。
【0127】
通溝を設ける構成として、吸着面を凸状に構成した場合を例に挙げて説明したが、非凸状に構成した吸着面の構成に対しても、吸着面に対して設けた吸引孔開口部に通じる通溝を設けるようにしても有効である。
【0128】
熱圧着フィルムの貼り付き防止目的の表面処理としては、フッ素樹脂コーティング、フッ素樹脂フィルムの貼り付け処理を例に挙げて説明したが、熱圧着フィルムの貼り付きが防止できる処理であれば、その他の表面処理を採用しても構わない。
【0129】
前記説明では、半導体装置として積層型チップ構造を例に挙げて説明したが、本発明の適用は、非積層型チップ構造に適用できることは言うまでもない。
【0130】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0131】
すなわち、熱圧着フィルムの搬送に使用するコレットの吸着面に熱圧着フィルムの貼り付き防止処理が施されているため、熱圧着フィルムを移載するに際して、熱圧着フィルムのリリースが容易に行える。
【0132】
かかる構成をフィルムボンダに適用すれば、コレット搬送される熱圧着フィルムが移載される側の基板、あるいはリードフレーム側のヒートステージにおける予備加熱を低く抑えることができる。
【0133】
ヒートステージ側の予備加熱を低く抑えることができる分、基板、あるいはリードフレームの熱歪みの発生を防止して、熱歪みに起因する接合部の気泡発生を防止することができる。
【0134】
コレットの吸着面のテーパ面に吸引孔の開口部を設けたり、開口部に通じる通溝をコレットの吸着面に設けることにより、圧着時の気泡残りを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置の製造方法で使用する半導体製造装置をフィルムボンダに構成した場合の一例を示す要部平面図である。
【図2】(a)は図1に示すフィルムボンダを構成するフィルムセット部と仮付け部の構成を、(b)は圧着部の構成をそれぞれ示す説明図である。
【図3】(a)は熱圧着フィルムの搬送に使用するコレットの断面図であり、(b)はその吸着面を示す平面図である。
【図4】(a)〜(f)は、コレットによる熱圧着フィルムの搬送から、仮付け、本圧着に至るまでの状況を順に示す説明図である。
【図5】(a)〜(c)は、熱圧着フィルムの吸着用の吸引孔を、凸状に構成した吸着面の側方部に設けない場合の吸着痕に基づく気泡の発生状況を示す説明図である。
【図6】(a)は積層型チップの製造に際しての1段ダイボンダを、(b)は(a)に示す1段ダイボンダにダイを積層した2段ダイボンダの様子を示す説明図である。
【図7】(a)は4mmより大きな熱圧着フィルムに適用する実施の形態1の構成を有するコレットを示す正面図であり、(b)〜(d)は、(a)に示すコレットを使用した熱圧着フィルムの基板への熱圧着過程を示す説明図である。
【図8】(a)は4mm以下の小さな熱圧着フィルムに適用する実施の形態1の構成を有するコレットを示す正面図であり、(b)〜(d)は、(a)に示すコレットを使用した熱圧着フィルムの基板への熱圧着過程を示す説明図である。
【図9】(a)は通溝を設けた構成のコレットを示す正面図であり、(b)はコレットの吸着面側を見た平面図であり、(c)は側面図であり、(d)は通溝を設けない構成のコレットを示す正面図であり、(e)は(d)に示すコレットの吸着面側を見た平面図である。
【図10】熱圧着フィルムの通溝における吸着状態を示す要部側面図である。
【図11】(a)〜(c)は、通溝を設けた構成のコレットによる熱圧着フィルムの基板への熱圧着過程を示す説明図である。
【図12】(a)、(b)は、通溝を設けないコレットによる仮圧着時、本圧着時の状況を示す説明図である。
【図13】(a)は、通溝を吸引孔の開口部に兼用させた構成のコレットを示す正面図であり、(b)はそのコレットの吸着面を示す平面図である。
【図14】(a)、(b)は、それぞれ、多孔性吸着材を使用したコレットの変形例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
10  半導体製造装置
10a フィルムボンダ
11  搬送レール
12a ローダ
12b ローダリフタ
13  フィルムセット部
14  仮付け部
15  圧着部
16  プリヒータ
17  ウエハリフタ
18  ウエハリングホルダ
19  ボンディングユニット
21  ダイ突上げ部
22  アンローダ
23  ヒートステージ
24  ヒートステージ
31  テンションローラ
32  フィルムガイド
33  フィルム送りローラ
33a ばね
34  カットステージ
35  フィルムカッタ
36  コレット
36a 凸面
36b テーパ面
37  吸引孔
38  表面処理部
39  圧着ヘッド
41  コレット
41a 凸面
41b テーパ面
42  吸引孔
43  吸引痕
44  本圧着コレット
51  コレット
51a 凸面
51b テーパ面
52  吸引孔
52a 通溝
53  吸引痕
53a 逃げ道
54  コレット
61  コレット
62  多孔性吸着材
62a 多孔質体
62b 目皿
100 コレット
100a 吸着面
110 吸引孔
120 吸着痕
130 接合部
140 気泡
a   気泡
x   細線
B   基板
C   周縁
D1  ダイ
D2  ダイ
F   熱圧着フィルム
F1  凸面被保持部
F2  テーパ面被保持部
L   吸着長
W1  ボンディングワイヤ
W2  ボンディングワイヤ

Claims (10)

  1. 熱圧着フィルムをコレットにより搬送する工程を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記コレットの表面には、前記熱圧着フィルムの貼り付きを防止する表面処理が施されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 熱圧着フィルムをコレットにより搬送する工程を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記コレットの表面には、前記熱圧着フィルムの貼り付きを防止するフッ素樹脂コーティング処理、あるいは、フッ素樹脂フィルムの貼付がなされていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 熱圧着フィルムを接合材とするフィルムダイボンディング工程を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記熱圧着フィルムを搬送するコレットの前記熱圧着フィルムの吸着面は凸面に形成され、前記凸面の頂部を外した側方部に真空吸着用の吸引孔が設けられ、
    前記吸着面には、フッ素樹脂コーティング処理、あるいは、フッ素樹脂フィルムの貼付がなされていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 熱圧着フィルムを接合材とするフィルムダイボンディング工程を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記熱圧着フィルムを搬送するコレットの前記熱圧着フィルムの吸着面には、真空吸着用の吸引孔の開口部に通じる通溝が設けられていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 接合材としての熱圧着フィルムを、被圧着側に、仮圧着、本圧着の順で接合するフィルムダイボンディング工程を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記仮圧着に際しては、前記熱圧着フィルムと前記被圧着側との間に形成された空隙が前記熱圧着フィルムの外側に通じるように仮圧着を行い、
    前記本圧着に際しては、前記空隙を押しつぶすようにして気泡残りを発生させずに本圧着を行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  6. 熱圧着フィルムを接合材とするフィルムダイボンディング工程を有する半導体装置の製造方法であって、
    前記熱圧着フィルムを搬送するコレットの吸着面は、多孔性吸着面に形成されていることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 熱圧着フィルムをコレットにより搬送する機能を有する半導体製造装置であって、
    前記コレットの前記熱圧着フィルムの吸着面には、前記熱圧着フィルムの貼り付きを防止する表面処理が施されていることを特徴とする半導体製造装置。
  8. 熱圧着フィルムを接合材としてフィルムダイボンディングを行う半導体製造装置であって、
    前記熱圧着フィルムを搬送するコレットの前記熱圧着フィルムの吸着面は凸面に形成され、前記凸面の頂部を外した側方部に真空吸着用の吸引孔が設けられ、
    前記吸着面には、前記熱圧着フィルムの貼り付きを防止するフッ素樹脂コーティング処理、あるいは、フッ素樹脂フィルムの貼付がなされていることを特徴とする半導体製造装置。
  9. 熱圧着フィルムを接合材としてフィルムダイボンディングを行う半導体製造装置であって、
    前記熱圧着フィルムを搬送するコレットの前記熱圧着フィルムの吸着面は凸面に形成され、前記凸面の頂部を外した側方部には真空吸着用の吸引孔が設けられ、前記吸引孔には前記側方部に設けた溝が通じさせられ、
    前記吸着面には、前記熱圧着フィルムの貼り付きを防止するフッ素樹脂コーティング処理、あるいは、フッ素樹脂フィルムの貼付がなされていることを特徴とする半導体製造装置。
  10. 熱圧着フィルムを接合材としてフィルムダイボンディングを行う半導体製造装置であって、
    前記熱圧着フィルムを搬送するコレットの前記熱圧着フィルムの吸着面は、多孔性吸着面に形成されていることを特徴とする半導体製造装置。
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