JP2004005576A - 情報処理装置、印刷処理方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、印刷処理方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】印刷指示及び印刷データのみを保持した印刷環境において、印刷指示に対して追加描画オブジェクト(付加情報)の印刷に関する指示を保持するように構成することで、追加描画オブジェクトのみの更新や、変更、或いは修正等を可能にする印刷システムを提供する。
【解決手段】対象ページの印刷データに追加描画オブジェクトを付加して印刷出力するにあたり、ジョブチケット生成手段114は、追加描画オブジェクトに関する情報及び印刷出力の指示情報に基づきジョブチケットを生成する。印刷出力手段120,130,140(x)は、ジョブチケット生成手段114で生成されたジョブチケットに基づき印刷出力を実行する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、加工や、表示、或いは印刷等の印刷指示(以下、「ジョブチケット」とも言う)に従って情報を印刷処理するにあたり、特に、印刷指示及び印刷データを保持した印刷環境における付加情報出力機能の制御のための印刷指示に従って情報を印刷処理する装置或いはシステムに用いられる、情報処理装置、印刷処理方法、それを実施するためのプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より例えば、ある印刷すべきデータ(印刷データ)を印刷出力する際に、オーバーレイ出力機能等の付加情報出力機能を用いて当該印刷出力するための制御方法としては、例えば、次のような方法(1)〜(4)が提案されている。
【0003】
(1)特開平2−135524号等に記載の制御方法では、オーバーレイ出力機能を有するプリンタにおいて、プリンタに対する制御コマンドに基づいて、オーバーレイ出力機能による印刷出力制御を行う。
【0004】
(2)特開平8−202863号等に記載の制御方法では、印刷データ(イメージデータ)を予め印刷装置(プリンタ)の内部メモリに登録しておき、オーバーレイを指示する指示データ及び個人データを印刷装置に対して送信し、印刷装置において、個人データと指示されたイメージデータを合成して印刷出力する。
【0005】
(3)特開平11−143668号等に記載の制御方法では、ホストコンピュータ上のプリンタドライバを介して、プリンタドライバの機能であるウォータマークやフォームオーバーレイ等の設定をマクロとしてホストコンピュータに登録し、必要なときに、当該マクロを実行することで、所望の印刷データをプリンタに対して送信する。
【0006】
(4)米国アドビ社のアプリケーションであるAcrobatでは、PDFの文書に対して、注釈(アノテーション)を付加することができ、印刷時に、文書に付加した注釈を印刷するかしないかを切り替えることが可能である。またPDFの文書に対して、ページ番号を付加することができる。
【0007】
また、近年、印刷すべき文書データ(印刷データ)に対する印刷指示をジョブチケットとして文書データとは別に用意し、印刷時にジョブチケットに記述された印刷指示に応じて、適宜印刷データを修正した印刷ジョブを生成し、印刷させる仕組みが提案されている。そして、ジョブチケットの記述内容を標準化することが推し進められ、現在、JDF準拠のジョブチケットには、印刷レイアウト(Nup)、印刷部数などの情報が記述されることになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述したような従来の制御方法(1)〜(4)では、次のような問題点(1)〜(4)があった。
【0009】
問題点(1):
特開平2−135524号等に記載の制御方法(1)、並びに特開平8−202863号等に記載の制御方法(2)では何れも、印刷装置がイメージデータをオーバーレイする機能(付加情報出力機能)を有し、その機能に対して印刷指示がなされ、当該印刷指示に従った処理が、その場限りの処理として実行されるので、例えば、ネットワーク上で保存された印刷データを再利用した印刷処理等が不可能であった。
【0010】
問題点(2):
特開平11−143668号等に記載の制御方法(3)では、ホストコンピュータ上のプリンタドライバを介して、当該プリンタドライバの機能であるウォータマークやフォームオーバーレイ等をマクロとして登録するので、そのマクロを、例えば、他のコンピュータやサーバ等に移すことが困難であった。また、例えば、ネットワーク上で保存された印刷データを再利用した印刷処理が不可能であった。さらに、マクロ登録の際には、プリンタドライバの設定を使用するので、例えば、ページ単位の制御が不可能であった。
【0011】
問題点(3):
制御方法(1)〜(3)に共通する問題点として、例えば、ネットワーク等を介して印刷指示及び印刷データをやり取りする際に、対象印刷データに対する付加情報を、予め当該印刷データに埋め込む必要があった、という問題点が挙げられる。
【0012】
問題点(4):
米国アドビ社のAcrobatでは、上述したように注釈(アノテーション)を文書に付加し、印刷時に注釈を印刷する/印刷しないを選択的に切り替えることが可能であるが、文書に付加した注釈すべてを印刷するか印刷しないかを切り替えるものであり、一部の注釈を印刷するが、一部の注釈を印刷しないというような切替を行うことができなかった。また、注釈を印刷するか印刷しないかの選択は、印刷時にユーザが印刷ダイアログを用いて指示するため、印刷の度に注釈を印刷するか印刷しないかを選択しなければならず、操作性が悪いという問題があった。
【0013】
尚、上記付加情報とは、例えば、アノテーションや、ウォータマーク、フォームオーバーレイ、或いはバリアブルデータ(ダイレクトメール等のように、印刷物のある特定の位置に顧客に合わせた印刷を行うためのデータ)等のデータを示す。以下、これを「追加描画オブジェクト」と言う。
【0014】
また、追加描画オブジェクトを印刷データに埋め込む場合、次のような問題点▲1▼〜▲4▼があった。
【0015】
▲1▼一旦印刷処理した印刷データ及び印刷指示を利用して再印刷処理を行う際に、当該印刷データに埋め込まれた追加描画オブジェクトのみに対して、更新や、変更、或いは修正等を行うことができなかった。
【0016】
▲2▼追加描画オブジェクトのみに対して、更新や、変更、或いは修正等を行おうとした場合、印刷データに対して追加描画オブジェクトの埋込処理を行ったアプリケーションが必要となり、さらに、そのアプリケーションが稼動するオペレーティングシステム(OS)等の制約により、印刷可能な環境(例えば、OS、プリンタ、及びディスプレイ等)が限定されてしまっていた。このため、例えば、携帯電話等から修正印刷指示を発行することが不可能であった。
【0017】
▲3▼印刷データ及び印刷指示のみを保存する場合、印刷データに対して追加描画オブジェクトを埋め込んだアプリケーションをも保存する必要が生じた。
【0018】
▲4▼印刷データが、例えば、数千ページに及ぶような大量の印刷物の場合、それぞれのページの印刷データについて、追加描画オブジェクトの一括的更新や、変更、或いは修正等を行うことが困難であった。
【0019】
そして、現在標準化されているジョブチケットの記述方法では、付加情報に対する指示が盛り込まれていないために、上述したように印刷データ自体に付加情報を埋め込む方法がとられている。しかしながら、印刷データに付加情報を埋め込む場合、埋め込まれた印刷データの原稿に付加情報を持たせているために、Acrobatアプリケーションのように印刷時に注釈を印刷するか印刷しないかの択一的な選択に限られてしまい、ユーザにとって使い勝手が悪いものとなってしまうという問題がある。
【0020】
そこで、本発明は、上記の欠点を除去するために成されたもので、印刷データおよび印刷データに対する印刷設定(ジョブチケット)を作成する印刷環境において、印刷設定に対して追加描画オブジェクト(付加情報)の印刷に関する指示を保持するように構成することで、追加描画オブジェクトのみの更新や、変更、或いは修正等を可能にする、情報処理装置、印刷処理方法、それを実施するためのプログラムを提供することを第一の目的とする。
【0021】
また、本発明は、印刷データに対する印刷指示(ジョブチケット)の全体設定に付加情報をつける指示を保持し、かつ、任意の単位毎に付加情報をつける指示を保持するように構成することで、追加描画オブジェクト(付加情報)を、文書全体に対して付加することを設定でき、更に、任意の単位(出力用紙/原稿ページ)に対して全体設定とは独立して追加描画オブジェクトを付加する/付加しないを設定可能な情報処理装置、印刷処理方法、それを実施するためのプログラムを提供することを第二の目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、印刷すべき文書データに追加描画オブジェクトを付加して印刷指示する情報処理装置であって、文書データに対する印刷設定を記述したジョブチケットを作成するジョブチケット作成手段と、前記文書データに対して付加する追加描画オブジェクトに関する設定を行う追加描画オブジェクト設定手段とを備え、前記ジョブチケット作成手段は、前記追加描画オブジェクト設定手段による追加描画オブジェクトに関する設定に応じて、前記ジョブチケットを編集するものであり、前記追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを示す印刷フラグを記述したジョブチケットを作成することを特徴としている。
【0023】
本発明の印刷処理方法は、印刷すべき文書データに追加描画オブジェクトを付加して印刷指示する情報処理装置における印刷処理方法であって、文書データに対する印刷設定を記述したジョブチケットを作成するジョブチケット作成工程と、前記文書データに対して付加する追加描画オブジェクトに関する設定を行う追加描画オブジェクト設定工程とを含み、前記ジョブチケット作成工程は、前記追加描画オブジェクト設定工程による追加描画オブジェクトに関する設定に応じて、前記ジョブチケットを編集するものであり、前記追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを示す印刷フラグを記述したジョブチケットを作成することを特徴としている。
【0024】
本発明の印刷処理プログラムは、印刷すべき文書データに追加描画オブジェクトを付加して印刷指示する情報処理装置における印刷処理方法を実行させるための印刷処理プログラムであって、文書データに対する印刷設定を記述したジョブチケットを作成するジョブチケット作成工程と、前記文書データに対して付加する追加描画オブジェクトに関する設定を行う追加描画オブジェクト設定工程とを含む印刷処理方法を前記情報処理装置に実行させ、前記ジョブチケット作成工程は、前記追加描画オブジェクト設定工程による追加描画オブジェクトに関する設定に応じて、前記ジョブチケットを編集するものであり、前記追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを示す印刷フラグを記述したジョブチケットを作成することを特徴としている。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
【0026】
[第1の実施の形態]
本発明は、例えば、図1に示すような印刷システムに適用される。
【0027】
<印刷システムの構成>
印刷システムは、上記図1に示すように、情報処理装置であるホストコンピュータ100(印刷データ編集装置110、印刷集中管理サーバ120、文書管理サーバ150)、印刷サーバ130、及び出力デバイス(印刷デバイス)140(x)が、ネットワーク等を介して互いに通信可能なように接続された構成としている。
【0028】
尚、上記図1では、説明の簡単のため、1つの出力デバイス140(x)のみを示しているが、これは複数の出力デバイス140(1),140(2),・・・の中の任意の出力デバイス140(x)に相当する。
【0029】
ホストコンピュータ100の印刷データ編集装置110は、印刷情報入力部111、追加描画オブジェクトグループ設定部112、追加描画オブジェクト印刷可否設定部113、及びジョブチケット作成部114を含んでいる。
【0030】
印刷情報入力部111は、印刷の原稿となる文書データ(以下、印刷データと呼ぶ)、当該原稿を構成する各ページの印刷データに対する追加描画オブジェクトとなる印刷データ、及び印刷データの加工や、表示、或いは印刷等の印刷指示を含む印刷情報等を入力する。
【0031】
印刷情報入力部111は、具体的には、PDF Writerのように、任意のアプリケーションで作成した文書を出力する場合に、出力先として指定される出力モジュールを含み、任意のアプリケーションが出力した描画内容(GDI関数)をOSの描画手段を介して受け取り(DDI関数)、PDFのような編集可能な文書フォーマットに変換する機能を備えている。
【0032】
よって、印刷情報入力部111からジョブチケット作成部114に渡される文書データは、後述する説明では印刷データと表記するが、本システムで編集可能なフォーマットの文書(例えばPDF)に相当するものであり、PDL(ページ記述言語)のような出力デバイスに依存するデータ形式のプリンタ制御コマンドとは違うものである。
【0033】
また、印刷情報入力部111は、入力される原稿の印刷データに対して、当該原稿を構成する各ページのページ順序を入れ替えたり、削除したりする編集機能を備えており、更には、当該原稿の印刷データを印刷する際の印刷設定(印刷レイアウト(Nup印刷、ポスター印刷)、印刷方法(片面印刷、両面印刷、製本印刷)、余白設定、フィニッシング設定(ステープル、中綴じ、パンチ)をユーザが設定する印刷設定機能を備えている。
【0034】
追加描画オブジェクトグループ設定部112は、印刷情報入力部が生成した各ページの印刷データに対してウォータマークや日付などの付加情報である描画オブジェクトを追加する場合に、印刷データに対する追加描画オブジェクトが、どのようなグループに属するかを設定するため構成である。
【0035】
追加描画オブジェクト印刷可否設定部113は、印刷データに追加された追加描画オブジェクトを、各ページ毎、或いは各グループ毎に追加描画オブジェクトを印刷するか否かを設定するための構成である。追加描画オブジェクトグループ設定部112と追加描画オブジェクト印刷可否設定部113とをまとめて、描画オブジェクト追加設定部115と呼ぶ。
【0036】
ジョブチケット作成部114は、印刷情報入力部111で入力された情報(印刷データに対する加工や、表示、或いは印刷等の印刷指示情報)、追加描画オブジェクトグループ設定部112により設定された情報(各ページの追加描画オブジェクトが、どのようなグループに属するかという情報)、及び追加描画オブジェクト印刷可否設定部113により設定された情報(各ページ毎、或いは各グループ毎に追加描画オブジェクトを印刷するか否かという情報)等に基づいて、文書データに対する印刷設定を記述したジョブチケットを作成する。
【0037】
ここで作成されるジョブチケットには、印刷情報入力部111の編集機能により編集された印刷データの各ページが、用紙のどこに配置されるかを示すレイアウト指定、追加描画オブジェクトの指定(リンク)、追加描画オブジェクトの属するグループ指定、各グループごとに追加描画オブジェクトを印刷するか否かを示す情報、印刷部数、フィニッシング指定などが記述されている。ジョブチケットは文書データ(印刷データ)とは独立して作成されるものである。詳細については、図7以降で後述する。
【0038】
ホストコンピュータ100の印刷集中管理サーバ120は、印刷情報制御部121及びジョブチケット編集部122を含んでいる。なお、印刷集中管理サーバ120の各構成は、ホストコンピュータ100とは別の装置上に設けてもよいが、ホストコンピュータ100内に備えていることが望ましい。
【0039】
印刷情報制御部121は、ジョブチケット作成部114で作成されたジョブチケットと、印刷データとの1セットの印刷情報に基づき、印刷動作を制御する。ジョブチケット編集部122は、ジョブチケット作成部114で作成されたジョブチケットによる指示の一部分或いは全部に対して、追記や変更等の編集を施す機能を備えている。
【0040】
印刷サーバ130は、出力部情報取得部131、印刷指示解釈部132、印刷情報加工部133、及び印刷情報送信部134を含んでいる。なお、印刷サーバ130は、ホストコンピュータ100と分けて説明しているが、印刷サーバ130の各構成をホストコンピュータ100に備えてもよい。
【0041】
出力部情報取得部131は、出力デバイス140(x)の動作状況や、その出力デバイスID等の情報を取得する機能を備えている。
印刷指示解釈部132は、ジョブチケット作成部114で作成されたジョブチケット、或いはジョブチケット編集部122で編集されたジョブチケットを解釈する機能を備えている。
【0042】
印刷情報加工部133は、印刷指示解釈部132の解釈結果に基づいて、印刷情報を加工して、その出力の準備を行う機能を備えている。印刷情報加工部133は、具体的には出力デバイス140(x)に対応するプリンタドライバに相当し、印刷指示解釈部132で解釈された結果に基づいて、ページ記述言語で記述された印刷ジョブを生成する。
印刷情報送信部134は、印刷情報加工部133による加工後の印刷ジョブを、プリンタ等の出力デバイス140(x)に対して送信する機能を備えている。
【0043】
出力デバイス140(x)は、印刷情報出力部141を含み、この印刷情報出力部141により印刷ジョブを出力イメージに変換し、記録紙上に画像として出力する。
【0044】
ホストコンピュータ100の文書管理サーバ150は、印刷情報保存管理部151及び印刷情報保存部152を含んでいる。なお、印刷集中管理サーバ120の各構成は、ホストコンピュータ100とは別の装置上に設けてもよいが、ホストコンピュータ100内に備えていることが望ましい。
【0045】
印刷情報保存管理部151は、印刷情報保存部152を管理する。印刷情報保存部152は、ジョブチケットと印刷データを1セットとする印刷情報を保存する。
【0046】
尚、本実施の形態では、その一例として、追加描画オブジェクトを“ウォータマーク”とし、出力デバイス140(x)をネットワーク上に接続されたプリンタとし、当該プリンタで印刷処理を実行するものとする。また、グループ一括印刷可か否かの設定をも可能であるものとする。
【0047】
<印刷システム100の動作>
図2〜図5は、印刷システムとしてのホストコンピュータ100及び印刷サーバ130の動作をフローチャートにより示したものである。
【0048】
ステップS201:図2参照
ホストコンピュータ100の印刷データ編集装置110において、印刷情報入力部111は、任意のアプリケーションから印刷すべき情報を入力し、フォーマット変換することで、印刷データ及び印刷指示を入力する。
印刷データとしては、例えば、PDF(PortableDocumentFormat)等に従ったデータを適用可能である。印刷指示としては、例えば、部数、用紙サイズ、各種フィニッシング、片面/両面、N−Up、拡大縮小、及び印刷ページ指定等の指示を適用可能である。
【0049】
ステップS202:
描画オブジェクト追加設定部115は、ユーザからの指定に応じて、追加描画オブジェクトを入力する。
具体的には例えば、追加描画オブジェクトとして、図6に示すような、「部外秘」のウォータマーク602及び「Confidential」のウォータマーク603を用いる。これらのウォータマーク602,603は、ページ毎の印刷データ601(ここでは1ページ〜11ページの印刷データ)と同様に、予め別の画像ファイルとして生成されており、印刷用画像データ毎の印刷領域毎に対して挿入されるものである。
【0050】
尚、ジョブチケットでは、ファイルへのリンクのみを保持するものとする。
【0051】
ステップS203:
追加描画オブジェクトグループ設定部112は、描画オブジェクト追加設定部115により入力された追加描画オブジェクトのグループ名を設定する。
【0052】
ステップS204:
追加描画オブジェク印刷可否設定部113は、追加描画オブジェクトグループ設定部112で設定された追加描画オブジェクトのグループ毎の印刷可否を設定する。
【0053】
尚、追加描画オブジェクトグループ設定部112により、追加描画オブジェクトのグループ名を変更することで、複数の追加描画オブジェクトを入力することが可能となる。
【0054】
ステップS205:
ジョブチケット作成部114は、印刷情報入力部111で入力された印刷指示(部数、用紙サイズ、ステープル、カラー印刷、片面/両面、N−Up、拡大縮小、及び印刷ページ指定等)と、描画オブジェクト追加設定部115から入力された追加描画オブジェクト(ウォータマーク、アノテーション、スタンプなど)に関する情報に基づいて、ジョブチケットを生成する。
【0055】
具体的には例えば、図3に示すように、先ず、ステップS301において、ジョブチケット作成部114は、印刷情報入力部111から入力されたN−Upや、拡大縮小、用紙サイズ、或いは片面/両面設定等のレイアウト関連の情報をジョブチケットにセット(レイアウト設定処理)する。
【0056】
そして、ステップS302において、ジョブチケット作成部114は、ジョブチケットに印刷部数のセットを行う(印刷部数設定処理)。そして、ステップS303において、ジョブチケット作成部114は、ジョブチケットに印刷ページ範囲をセットする(印刷ページ範囲指定処理)。そして、ステップS304において、ジョブチケット作成部114は、ジョブチケットにステープル情報をセットする(ステープル設定処理)。
【0057】
そして、ステップS305において、ジョブチケット作成部114は、ジョブチケットに描画オブジェクト追加設定部115から入力された追加描画オブジェクトに関する情報をセットする(追加描画オブジェクト関連情報設定処理)。
【0058】
図4は、上記ステップS305の追加描画オブジェクト関連情報設定処理を具体的に示したものである。
【0059】
上記ステップS305の追加描画オブジェクト関連情報設定処理では、先ず、ステップS401において、ジョブチケット作成部114は、例えば、図7に示すように、追加描画オブジェクトグループ設定部112により予め設定されたグループ名(“bugaihi−1”等)で、ジョブチケットの全体設定領域である<全体指示部>の下に<グループ指示部>を作成する。
【0060】
次に、ステップS402において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェク印刷可否設定部113により予め設定された追加描画オブジェクトのグループ毎の印刷可否に従って、グループ毎の追加描画オブジェクトの一括印刷をするか否かを判断する。一括印刷をしないと判断された場合は、ステップS404の処理を実行し、一括印刷をすると判断された場合は、ステップS403の処理を実行する。
【0061】
例えば、対象グループの追加描画オブジェクトを一括印刷する場合、ステップS403において、ジョブチケット作成部114は、上記図7に示すように、対象グループに対応する印刷フラグ(ジョブチケットの<グループ指示部>の印刷フラグ)に対して“True”をセットする。
【0062】
一方、対象グループの追加描画オブジェクトを全て印刷しない場合、ステップS404において、ジョブチケット作成部114は、上記図7に示すように、対象グループに対応する印刷フラグ(ジョブチケットの<グループ指示部>の印刷フラグ)に対して“False”をセットする。
【0063】
ステップS403又はステップS404の処理後、ステップS405において、ジョブチケット作成部114は、上記図7に示すように、ジョブチケットにより指定された印刷出力ページの<ページ単位指示部>(各印刷単位(章、シート、ページ)の設定領域に相当する)に対して、<追加オブジェクト指示部>を作成する。
【0064】
さらに、ステップS406において、ジョブチケット作成部114は、上記図7に示すように、ステップS401で用いられたグループ名を、ステップS405で作成された<追加描画オブジェクト指示部>に対してセットする。
これにより、対象グループと、その追加描画オブジェクトとを関連付けることができる。
【0065】
上述のようなステップS205のジョブチケット作成処理(図3および図4)の結果により、上記図7に示すようなジョブチケットが得られることになる。
【0066】
尚、上記図7は、XML方式に従って、追加描画オブジェクト関連情報のセット結果や印刷指示の一部を設定した場合のジョブチケットの一部分の一例を示したものであり、これに限られることはない。また、リンクには、それぞれファイル名のみを示している。
【0067】
図7に示すように、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェクトのグループ名と対象グループに対応する印刷フラグ(追加描画するかしないかを示すフラグ)とをジョブチケットの全体設定に書き込み、描画オブジェクト追加設定部115からの追加オブジェクト指示により対象となる印刷出力ページに追加描画オブジェクトのグループ名を書き込む。
【0068】
これにより、例えば、アノテーションのように、ホストコンピュータ100上のアプリケーション等で印刷データの原稿を表示する際にアノテーションを表示させるが、印刷時には、アノテーションを印刷させない場合には、上述したようなジョブチケットを作成すれば、ジョブチケットの全体指示に書き込まれている追加描画オブジェクトの対象グループに対応する印刷フラグを「False」(0または1などのようにしてもよいことは言うまでもない)として記載すれば、追加されているオブジェクトの印刷は行わないので、簡単にユーザが所望とする印刷結果を得ることが可能となる。
また、追加されている描画オブジェクトを印刷したい場合は、全体指示に書き込まれている対象グループの印刷フラグを「True」に変更するだけで実現できる。
【0069】
上記図7に示したような、ホストコンピュータ100(情報処理装置)の印刷データ編集装置110で生成されたジョブチケットは、印刷データ編集装置110に対するユーザからの印刷指示に応じて、印刷集中管理サーバ120に供給される。
【0070】
印刷集中管理サーバ120において、印刷情報制御部121は、ホストコンピュータ100から受け取ったジョブチケットに基づいて、次のステップS206からの処理を実行することで、印刷動作を制御する。
【0071】
ステップS206:
印刷情報制御部121は、印刷サーバ130に対して、プリンタ用印刷情報としてジョブチケット及び印刷データを送信する。
【0072】
ステップS207:
印刷サーバ130は、印刷集中管理サーバ120からのジョブチケット及び印刷データに基づいて、印刷処理を実行する。
【0073】
具体的には例えば、印刷サーバ130は、出力デバイス(プリンタ)毎に、図5に示すような処理を実行する。図5は、印刷サーバ130(S501〜S504、S506)と出力デバイス140(S505)における制御を説明するためのフローチャートである。
【0074】
すなわち、先ず、ステップS501において、印刷指示解釈部132は、印刷情報制御部121から印刷情報を受信する。そしてステップS502において、印刷指示解釈部132は、当該印刷情報に含まれるジョブチケットを解釈する。
【0075】
次に、ステップS503において、印刷情報加工部133(プリンタドライバに相当する)は、当該解釈結果に基づいて、上記印刷情報に含まれる印刷データの印刷用描画データへの変換及び加工処理を実行することで、印刷用描画データ及びプリンタ制御データのページ記述言語からなる印刷ジョブを生成する。
【0076】
このとき、上記図7に示されるように、<全体指示部>における<グループ指示>において、“bugaihi−1”のグループは、印刷フラグが”True”であるが、“bugaihi−2”のグループは、印刷フラグが“False”であるので、“bugaihi−2”の“confidential.pdf”に対応するウォータマーク603の印刷が抑制される。
【0077】
これにより、上記図7に示す、ウォータマーク603のグループ名“bugaihi−2”が設定された4ページ〜7ページの印刷用画像データについては、上記図6に示すように、4ページ目の印刷用画像データ604のようにウォータマーク603が反映されず、ウォータマーク602のグループ名”bugaihi−1”が設定された1ページ〜3ページの印刷用画像データに対してのみ、ウォータマーク602が反映されることになる。
【0078】
次に、ステップS504において、印刷情報送信部134は、ステップS503で得られた上記印刷用描画データ及びプリンタ制御データからなる印刷ジョブを出力デバイス140(x)に対して送信する。
【0079】
これにより、出力デバイス140(x)において、印刷情報出力部141は、上記印刷用描画データ及びプリンタ制御データに基づいて、出力デバイス140(x)であるプリンタによる印刷処理を実行することになる。ステップS505において、印刷サーバ130は、出力デバイス140(x)の印刷処理状況を監視する。
【0080】
そして、ステップS506において、印刷サーバ130において、出力部情報取得部131は、出力デバイス140(x)での印刷結果の情報を、印刷集中管理サーバ120の印刷情報制御部121に通知する。ここでいう印刷結果とは、印刷が正常に終了したことを示す印刷ログ情報に相当し、印刷範囲、印刷部数、ステープル、印刷デバイス情報等の情報を含んでいる。
【0081】
ステップS208〜ステップS210:
ステップS208において、ホストコンピュータ100の印刷集中管理サーバ120における印刷情報制御部121は、印刷サーバ130の出力部情報取得部131から通知された印刷結果情報を取得する。そして、ステップS209において、ジョブチケット編集部122は、印刷情報制御部121から渡された当該印刷結果情報をジョブチケットに対して追記する。
【0082】
そして、ステップS210において、印刷情報制御部121は、ジョブチケット編集部により追記されたジョブチケットを印刷データと共に印刷情報(印刷データ及びジョブチケットのセット)としてホストコンピュータ100の文書管理サーバ150の印刷情報保存部152に保存して、本処理を終了する。
【0083】
図8は、印刷結果にトラブルが無い場合のジョブチケットの一例を示したものである。このジョブチケットには、記録部に前述したような印刷ログ情報が記述されている。
【0084】
以上説明したように本第1の実施の形態によれば、印刷データの印刷設定を記述するジョブチケットの全体設定領域に、追加描画オブジェクトのリンク情報、グループ名、印刷フラグを記述し、各印刷単位(章、シート、ページ)の設定領域に、グループ名を記述することにより、複数の追加描画オブジェクトが文書に付加されている場合に、どの追加描画オブジェクトを印刷し、どの追加描画オブジェクトを印刷しないかを、全体設定領域の印刷フラグを書き換えるだけで済み、追加描画オブジェクトのみの更新や、変更、或いは修正等を可能になり、また、印刷の度に追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを選択する必要がなくなり、操作性が向上する効果が得られる。
【0085】
また、追加描画オブジェクトを付加すべき単位(例えばページ)毎に追加描画オブジェクトをつける指示(グループ名)をジョブチケットに保持するように構成したので、追加描画オブジェクト(付加情報)を、原稿ページに対して動的に付加することが可能となる。
【0086】
[第2の実施の形態]
前述したように、本第1の実施の形態では、ジョブチケットの全体設定領域に、追加描画オブジェクトのリンク情報、グループ名、印刷フラグを記述し、各印刷単位(章、シート、ページ)の設定領域に、グループ名を記述する仕組みについて説明した。
【0087】
本第2の実施の形態では、文書全体に対して追加描画オブジェクトを印刷するかしないかを設定し、かつ、論理ページ単位に例外設定として追加描画オブジェクトを印刷するかしないかを文書全体の設定とは独立して行うことを可能とし、それに応じてジョブチケットを作成する仕組みについて説明する。
【0088】
つまり、本第2の実施の形態では、上記図1に示した印刷システムにおいて、第1の実施の形態と同様に、追加描画オブジェクトとしてウォータマークを用い、出力デバイス140(x)をネットワーク上に接続されたプリンタとして、当該プリンタで印刷処理を実行するが、特に、グループ一括印刷ならびに各ページ毎に可か否かの設定を行うことになる。
【0089】
本実施の形態では、その一例として、文書全体に対して、グループ一括印刷の”印刷可”設定を行った後、2ページ及び5ページの印刷データに対しては、例外設定としてページ毎に“グループ一括印刷”を否定するための”否”を設定し、ウォータマークの印刷を抑制する場合について、説明する。
【0090】
以下、本実施の形態における印刷システムの動作について、上記図1〜図3及び図5と共に、図9及び図10を用いて説明する。
【0091】
ステップS201:図2参照
ホストコンピュータ100の印刷データ編集装置110において、印刷情報入力部111は、任意のアプリケーションから印刷すべき情報を入力し、フォーマット変換することで、印刷データ及び印刷指示を入力する。
【0092】
印刷データとしては、例えば、PDF(PortableDocumentFormat)等に従ったデータを適用可能である。印刷指示としては、例えば、部数、用紙サイズ、各種フィニッシング、片面/両面、N−Up、拡大縮小、及び印刷ページ指定等の指示を適用可能である。
【0093】
ステップS202:
描画オブジェクト追加設定部115は、ユーザからの指示に応じて、追加描画オブジェクトを入力する。
具体的には例えば、追加描画オブジェクトとして、図10に示すような、「部外秘」のウォータマーク1002及び「Confidential」のウォータマーク1003を用いる。これらのウォータマーク1002,1003は、ページ毎の印刷データ1001(ここでは1ページ〜11ページの印刷データ)と同様に、予め別の画像ファイルとして作成されており、印刷用画像データ毎の各印刷領域毎に対して挿入されるものである。
【0094】
尚、ジョブチケットでは、ファイルへのリンクのみを保持するものとする。
【0095】
ステップS203:
追加描画オブジェクトグループ設定部112は、描画オブジェクト追加設定部115により入力された追加描画オブジェクトのグループ名を設定する。
【0096】
ステップS204:
追加描画オブジェク印刷可否設定部113は、追加描画オブジェクトグループ設定部112で設定された追加描画オブジェクトのグループ毎及びページ毎の印刷可否を設定する。
【0097】
尚、追加描画オブジェクトグループ設定部112により、追加描画オブジェクトのグループ名を変更することで、複数の追加描画オブジェクトを入力することが可能となる。
【0098】
ステップS205:
ジョブチケット作成部114は、上記図3に示した処理を実行することで、印刷情報入力部111で入力された印刷指示(部数、用紙サイズ、ステープル、カラー印刷、片面/両面、N−Up、拡大縮小、及び印刷ページ指定等)と、描画オブジェクト追加設定部115から入力された追加描画オブジェクト(ウォータマーク、アノテーション、スタンプなど)に関する情報に基づいて、ジョブチケットを生成する。
【0099】
ここで、本実施の形態では、上記図3に示したステップS305の追加描画オブジェクト関連情報設定処理を、例えば、図9に示すような処理とする。
【0100】
先ず、ステップS901において、ジョブチケット作成部114は、例えば、図11に示すように、追加描画オブジェクトグループ設定部112により予め設定されたグループ名(“bugaihi−1”等)で、ジョブチケットの全体設定領域である<全体指示部>の下に<グループ指示部>を作成する。
【0101】
次に、ステップS904において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェク印刷可否設定部113により予め設定された追加描画オブジェクトのグループ毎の印刷可否に従って、グループ毎の追加描画オブジェクトの一括印刷をするか否かを判断する。一括印刷をしないと判断された場合は、ステップS904の処理を実行し、一括印刷をすると判断された場合は、ステップS903の処理を実行するべく移行する。
【0102】
例えば、対象グループの追加描画オブジェクトを一括印刷する場合、ステップS903において、ジョブチケット作成部114は、上記図11に示すように、対象グループに対応する印刷フラグ(ジョブチケットの<グループ指示部>の印刷フラグ)に対して“True”をセットする。
【0103】
一方、対象グループの追加描画オブジェクトを全て印刷しない場合、ステップS904において、ジョブチケット作成部113は、上記図11に示すように、対象グループに対応する印刷フラグ(ジョブチケットの<グループ指示部>の印刷フラグ)に対して“False”をセットする。
【0104】
ステップS903又はステップS904の処理後、ステップS905において、ジョブチケット作成部114は、上記図11に示すように、ジョブチケットにより指定された印刷出力ページの<ページ単位指示部>(各印刷単位(ここではページ)の設定領域に相当する)に対して、<追加オブジェクト指示部>を作成する。
【0105】
さらに、ステップS906において、ジョブチケット作成部114は、上記図11に示すように、ステップS901で用いられたグループ名を、ステップS905で作成された<追加描画オブジェクト指示部>に対してセットする。
これにより、対象グループと、その追加描画オブジェクトとを関連付けることができる。
【0106】
次に、ステップS907において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェク印刷可否設定部113により予め設定された追加描画オブジェクトのページ毎の印刷可否に従って、ページ毎に追加描画オブジェクトの印刷を行うか否かを判断する。ページ毎に追加描画オブジェクトの印刷を行わないと判断した場合は、ステップS908に処理を進め、ページ毎に追加描画オブジェクトの印刷を行うと判断した場合は、ステップS909に処理を進める。
【0107】
例えば、ページ単位の追加描画オブジェクトの印刷を抑制する場合、ステップS909において、ジョブチケット作成部114は、上記図11に示すように、ジョブチケットの<ページ単位指示部>の<追加オブジェクト指示部>(各印刷単位(ここではページ)の設定領域に相当する)の印刷フラグに“False”をセットする。
【0108】
一方、ページ単位の追加描画オブジェクトの印刷を抑制しない場合、ステップS908において、ジョブチケット作成部114は、上記図11に示すように、ジョブチケットの<ページ単位指示部>の<追加オブジェクト指示部>(各印刷単位(ここではページ)の設定領域に相当する)の印刷フラグに“True”をセットする。このステップS908とステップS909との処理を、各ページについて行うものとする。
【0109】
本実施の形態では、2ページと5ページの印刷データについて、追加描画オブジェクトの印刷を抑制するので、上記図11示すように、追加描画オブジェクトの印刷を抑制すべきページに対応するページ単位の設定領域の印刷フラグには、“False”がセットされ、追加描画オブジェクトの印刷を行うべきページに対応するページ単位の設定領域の印刷フラグには、“True”がセットされる。
【0110】
上述のようなステップS205のジョブチケット作成処理の結果により、上記図11に示すようなジョブチケットが得られることになる。
【0111】
尚、上記図11は、XML方式に従って、追加描画オブジェクト関連情報のセット結果や印刷指示の一部を設定した場合のジョブチケットの一部分の一例を示したものであり、これに限られることはない。また、リンクには、それぞれファイル名のみを示している。
【0112】
また、2章目のページに対しては、<コンテンツ情報>が2つずつセットされており、すなわち1物理ページ内に2論理ページが配置されている状態(2Up)がセットされている。
【0113】
具体的には、上記図10では、原稿(すなわち論理ページ)の4ページ〜11ページについて、印刷用画像データの2章目の1ページ目、(物理ページ4)には論理ページの4ページ及び5ページ、2章目の2ページ目、(物理ページ5)には論理ページの6ページ及び7ページ、2章目の3ページ目、(物理ページ6)には論理ページの8ページ及び9ページ、2章目の4ページ目、(物理ページ7)には論理ページの10ページ及び11ページがそれぞれ配置されている。
【0114】
なお、図11に示すように、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェクトのグループ名と対象グループに対応する印刷フラグ(追加描画するかしないかを示すフラグ)と追加描画オブジェクトのリンク情報とをジョブチケットの全体設定に書き込み、描画オブジェクト追加設定部115からの追加オブジェクト指示により対象となる印刷出力ページの所定単位設定領域(ここではページ設定領域)に追加描画オブジェクトのグループ名と印刷フラグを書き込む。
【0115】
これにより、例えば、アノテーションのように、ホストコンピュータ100上のアプリケーション等で印刷データの原稿を表示する際にアノテーションを表示させるが、印刷時には、アノテーションを印刷させない場合には、上述したようなジョブチケットを作成すれば、ジョブチケットの全体指示に書き込まれている追加描画オブジェクトの対象グループに対応する印刷フラグを「False」(0または1などのようにしてもよいことは言うまでもない)として記載すれば、追加されているオブジェクトの印刷は行わないので、簡単にユーザが所望とする印刷結果を得ることが可能となる。
【0116】
また、追加されている描画オブジェクトを文書全体に対して印刷したい場合は、全体指示に書き込まれている対象グループの印刷フラグを「True」に変更すればよく、所定単位毎に印刷したい単位を選択する場合は、所定単位(例えばページ単位)の設定領域の印刷フラグを「True」に変更すれば、所望とする印刷結果を得ることができる。
【0117】
上記図11に示したような、ホストコンピュータ100の印刷データ編集装置110(印刷データ編集部とも呼ぶ)で生成されたジョブチケットは、ホストコンピュータ100の印刷集中管理サーバ120(印刷管理部とも呼ぶ)に供給される。
【0118】
印刷集中管理サーバ120において、印刷情報制御部121は、印刷データ編集装置110のジョブチケット作成部114から受け取ったジョブチケットに基づいて、次のステップS206からの処理を実行することで、印刷動作を制御する。
【0119】
ステップS206:
印刷情報制御部121は、印刷サーバ130に対して、プリンタ用印刷情報としてジョブチケット及び印刷データを送信する。
【0120】
ステップS207:
印刷サーバ130は、印刷集中管理サーバ120からのジョブチケット及び印刷データに基づいて、上記図5に示したような印刷処理を実行する。
【0121】
すなわち、先ず、ステップS501において、印刷指示解釈部132は、印刷情報を受信する。そして、ステップS502において、印刷指示解釈部132は、当該印刷情報に含まれるジョブチケットを解釈する。
【0122】
次に、ステップS503において、印刷情報加工部133は、当該解釈結果に基づいて、上記印刷情報に含まれる印刷データの印刷用描画データへの変換及び加工処理を実行することで、印刷用描画データ及びプリンタ制御データを生成する。
【0123】
このとき、上記図11に示されるように、ジョブチケットの全体設定領域である<全体指示部>における<グループ指示>では、文書全体に対する一括印刷が指定されているため“bugaihi−1”及び“bugaihi−2”の各グループとも印刷フラグに“True”がセットされている。
【0124】
また、出力ページ(すなわち物理ページ)の2ページ及び5ページ(論理ページの6ページと7ページが配置されたページ)に該当する所定単位の設定領域である<ページ単位指示>における<追加オブジェクト指示>では、文書全体の指定に対する例外設定として印刷しないことが指定されているため印刷フラグに“False”がセットされている。
【0125】
このため、上記図10に示すように、物理ページの2ページ及び5ページの印刷データ1004,1005に対するウォータマーク1002,1003の印刷が抑制され、他のページに対して、ウォータマーク1002,1003が反映されることになる。
【0126】
次に、ステップS504において、印刷情報送信部134は、ステップS503で得られた上記印刷用描画データ及びプリンタ制御データを出力デバイス140(x)に対して送信する。
【0127】
これにより、出力デバイス140(x)において、印刷情報出力部141は、上記印刷用描画データ及びプリンタ制御データに基づいて、出力デバイス140(x)であるプリンタによる印刷処理を実行することになる。ステップS505において、印刷サーバ130は、出力デバイス140(x)の印刷処理状況を監視する。
【0128】
そして、ステップS506において、印刷サーバ130の出力部情報取得部131は、出力デバイス140(x)での印刷結果の情報を、印刷集中管理サーバ120の印刷情報制御部121に通知する。ここでいう印刷結果とは、印刷が正常に終了したことを示す印刷ログ情報に相当し、印刷範囲、印刷部数、ステープル、印刷デバイス情報等の情報を含んでいる。
【0129】
ステップS208〜ステップS210:
ステップS208において、ホストコンピュータ100の印刷集中管理サーバ120において、印刷情報制御部121は、印刷サーバ130から通知された印刷結果情報を取得する。そして、ステップS209において、印刷情報制御部121は、当該印刷結果情報をジョブチケット編集部122に渡し、ジョブチケット編集部122は、当該印刷結果情報をジョブチケットに対して追記する。
【0130】
そして、ステップS210において、印刷情報制御部121は、追記されたジョブチケットを印刷データと共に印刷情報(印刷データ及びジョブチケットのセット)として文書管理サーバ150の印刷情報保存部152に保存する。その後、本処理終了となる。
【0131】
図12は、印刷結果にトラブルが無い場合のジョブチケットの一例を示したものである。
【0132】
以上説明したように本第2の実施の形態によれば、印刷データの印刷設定を記述するジョブチケットの全体設定領域に、追加描画オブジェクトのリンク情報、グループ名、印刷フラグを記述し、各論理ページ単位の設定領域に、グループ名と印刷フラグとを記述することにより、追加描画オブジェクトが文書に付加されている場合に追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを、全体設定領域の印刷フラグを書き換えることで実現し、更に、各ページで文書全体に対する追加描画オブジェクトの印刷設定に従わず、論理ページ単位に追加描画オブジェクトを例外設定として更に印刷するかを設定できるようにした。
【0133】
これにより、文書全体に対する追加描画オブジェクトの印刷可否とは独立に論理ページ単位に追加描画オブジェクトの印刷可否を切り替えることが可能となり、ユーザにとって、追加描画オブジェクトの表現の自由度が向上するという効果が得られる。
【0134】
[第3の実施の形態]
上記第2の実施の形態では、文書全体に対する追加描画オブジェクトの印刷するか印刷しないかを設定し、かつ、論理ページ単位に追加描画オブジェクトを例外設定として更に印刷するかを設定できるように、その全体設定と論理ページ単位の例外設定に基づいて、ジョブチケットを作成する仕組みについて説明した。
【0135】
本第3の実施の形態では、文書全体に対する追加描画オブジェクトの印刷するか印刷しないかを設定し、かつ、追加描画オブジェクトの配置対象領域が論理ページなのか物理ページなのかを切り替えできるように、その全体設定と論理ページ単位/物理ページ単位の配置対象領域に基づいて、ジョブチケットを作成する仕組みについて説明する。
【0136】
つまり、第3の実施の形態では、上記図1に示した印刷システムにおいて、追加描画オブジェクトとして論理ページアノテーション及び物理ページアノテーションという2種類の追加描画オブジェクトを用い、出力デバイス140(x)をネットワーク上に接続されたプリンタとして、当該プリンタで印刷処理を実行し、また、グループ一括印刷可であるか否かの設定をも行う仕組みについて説明する。
【0137】
以下、本実施の形態における印刷システムの動作について、上記図1〜図5と共に、図13及び図14を用いて説明する。
【0138】
ステップS201:図2参照
ホストコンピュータ100の印刷データ編集装置110において、印刷情報入力部111は、印刷情報として、印刷データ及び印刷指示を入力する。
【0139】
印刷データとしては、例えば、PDF(PortableDocumentFormat)等に従ったデータを適用可能である。印刷指示としては、例えば、部数、用紙サイズ、各種フィニッシング、片面/両面、N−Up、拡大縮小、及び印刷ページ指定等の指示を適用可能である。
【0140】
ステップS202:
ホストコンピュータ100の描画オブジェクト追加設定部115は、ユーザからの指示に応じて追加描画オブジェクトを入力する。
【0141】
具体的には例えば、追加描画オブジェクトとして、図14に示すような、物理ページアノテーション1302及び論理ページアノテーション1303を用いる。これらの物理ページアノテーション1302及び論理ページアノテーション1303は、ページ毎の印刷データ1301(ここでは1ページ〜11ページの印刷データ)と同様に、予め別の画像ファイルとして生成されている。
【0142】
物理ページアノテーション1302は、出力用紙に該当する物理ページ領域に対して「2001年11月6日」と挿入されるアノテーション(物理ページアノテーション)である。論理ページアノテーション1303は、原稿データに該当する論理ページ領域に「○○○○○」と挿入されるアノテーション(論理ページアノテーション)である。
【0143】
尚、ジョブチケットでは、ファイルへのリンクのみを保持するものとする。
【0144】
ステップS203:
追加描画オブジェクトグループ設定部112は、描画オブジェクト追加設定部115により入力された追加描画オブジェクトのグループ名及び配置対象領域を設定する。
【0145】
ステップS204:
追加描画オブジェク印刷可否設定部113は、追加描画オブジェクトグループ設定部112で設定された追加描画オブジェクトのグループ毎の印刷可否を設定する。
【0146】
尚、追加描画オブジェクトグループ設定部112により、追加描画オブジェクトのグループ名を変更することで、複数の追加描画オブジェクトを入力することが可能となる。
【0147】
ステップS205:
ジョブチケット作成部114は、印刷情報入力部111で入力された印刷指示(部数、用紙サイズ、ステープル、カラー印刷、片面/両面、N−Up、拡大縮小、及び印刷ページ指定等)、描画オブジェクト追加設定部115から入力された追加描画オブジェクトに関する情報に基づいて、ジョブチケットを生成する。
【0148】
具体的には例えば、上記図3に示したように、先ず、ステップS301において、ジョブチケット作成部114は、N−Upや、拡大縮小、用紙サイズ、或いは片面/両面設定等のレイアウト関連の情報をジョブチケットにセット(レイアウト設定処理)する。そして、ステップS302において、ジョブチケット作成部114は、印刷部数のセット(印刷部数設定処理)を行う。
【0149】
そして、ステップS303において、ジョブチケット作成部114は、印刷ページ範囲をジョブチケットにセット(印刷ページ範囲指定処理)する。そして、ステップS304において、ジョブチケット作成部114は、ステープル情報をジョブチケットにセット(ステープル設定処理)する。そして、ステップS305において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェクトに関する情報をセット(追加描画オブジェクト関連情報設定処理)する。
【0150】
ここで、本実施の形態では、上記ステップS305の追加描画オブジェクト関連情報設定処理を、図13のフローチャートに従った処理とする。
【0151】
すなわち、先ず、ステップS1201において、ジョブチケット作成部114は、例えば、図15に示すように、追加描画オブジェクトグループ設定部112により予め設定されたグループ名(“annotation−1”等)で、ジョブチケットの全体設定領域である<全体指示部>の下に<グループ指示部>を作成する。
【0152】
次に、ステップS1202において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェク印刷可否設定部113により予め設定された追加描画オブジェクトのグループ毎の印刷可否に従って、グループ毎の一括印刷をするかしないかを判断する。一括印刷をすると判断された場合は、ステップS1203に処理を進め、一括印刷しないと判断された場合はステップS1204に処理を進める。
【0153】
例えば、対象グループの追加描画オブジェクトを一括印刷する場合、ステップS1203において、ジョブチケット作成部114は、上記図15に示すように、対象グループに対応する印刷フラグ(ジョブチケットの<グループ指示部>の印刷フラグ)に対して“True”をセットする。
【0154】
一方、対象グループの追加描画オブジェクトを全て印刷しない場合、ステップS1204において、ジョブチケット作成部114は、上記図15に示すように、対象グループに対応する印刷フラグ(ジョブチケットの<グループ指示部>の印刷フラグ)に対して“False”をセットする。
【0155】
次に、ステップS1205において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェクトグループ設定部112により予め設定された配置対象領域に従って、追加描画オブジェクトの配置対象領域が物理ページであるか論理ページであるかを判断する。配置対象領域が物理ページであると判断された場合は、ステップS1206に処理を進め、配置対象領域が論理ページであると判断された場合は、ステップS1208に処理を進める。
【0156】
例えば、追加描画オブジェクトの配置対象領域が印刷出力用紙、つまり物理ページである場合、ステップS1206において、ジョブチケット作成部114は、上記図15に示すように、ジョブチケットの指定された出力ページの<ページ単位指示部>に対して物理ページ設定領域である<物理ページ用追加描画オブジェクト指示部>を作成する。
【0157】
そして、ステップS1207において、ジョブチケット作成部114は、ステップS1201で用いたグループ名を<物理ページ用追加描画オブジェクト指示部>にもセットする。これにより、対象グループと追加描画オブジェクトを関連付けることができる。
【0158】
一方、追加描画オブジェクトの配置対象領域が原稿領域、つまり論理ページである場合、ステップS1208において、ジョブチケット作成部114は、上記図15に示すように、ジョブチケットの指定された出力ページの<ページ単位指示部>に対して、論理ページ設定領域である<論理ページ用追加描画オブジェクト指示部>を作成する。
【0159】
このとき、ジョブチケット作成部114は、予めコンテンツ情報をジョブチケットにセットする際に、IDを割り振っておくことで、<論理ページ用追加描画オブジェクト指示部>に対しても、配置対象領域となったコンテンツ情報のIDをコンテンツIDとして保持することが可能となる。これにより、論理ページ用追加描画オブジェクトと配置対象領域となったコンテンツ情報を関連付けることができる。
【0160】
また、ステップS1209において、ジョブチケット作成部114は、ステップS1201で用いたグループ名を<論理ページ用追加描画オブジェクト指示部>にもセットする。これにより、対象グループと追加描画オブジェクトを関連付けることができる。
【0161】
上述のようなステップS205のジョブチケット作成処理の結果により、上記図15に示すようなジョブチケットが得られることになる。
【0162】
尚、上記図15は、XML方式に従って、追加描画オブジェクト関連情報のセット結果や印刷指示の一部を設定した場合のジョブチケットの一部分の一例を示したものであり、これに限られることはない。また、リンクには、それぞれファイル名のみを示している。
【0163】
また、2章目のページに対しては、<コンテンツ情報>が2つずつセットされており、すなわち1物理ページ内に2論理ページが配置されている状態(2UP)がセットされている。
【0164】
具体的には、上記図14では、原稿(すなわち論理ページ)の4ページ〜11ページについて、印刷用画像データの2章目の1ページ目(物理ページ4)には論理ページの4ページ及び5ページ、2章目の2ページ目(物理ページ5)には論理ページの6ページ及び7ページ、2章目の3ページ目(物理ページ6)には論理ページの8ページ及び9ページ、2章目の4ページ目(物理ページ7)には論理ページの10ページ及び11ページがそれぞれ配置されている。
【0165】
上記図15に示したような、ホストコンピュータ100の印刷データ編集装置110(印刷データ編集部)で生成されたジョブチケットは、印刷集中管理サーバ120(印刷集中管理部)に供給される。
印刷集中管理サーバ120において、印刷情報制御部121は、印刷データ編集装置110のジョブチケット作成部114から受け取ったジョブチケットに基づいて、次のステップS206からの処理を実行することで、印刷動作を制御する。
【0166】
ステップS206:
印刷情報制御部121は、印刷サーバ130に対して、プリンタ用印刷情報としてジョブチケット及び印刷データを送信する。
【0167】
ステップS207:
印刷サーバ130は、印刷集中管理サーバ120からのジョブチケット及び印刷データに基づいて、上記図5に示したような印刷処理を実行する。
【0168】
すなわち、先ず、ステップS501において、印刷指示解釈部132は、ホストコンピュータ100の印刷情報制御部121から印刷情報を受信する。そして、ステップS502において、印刷指示解釈部132は、当該印刷情報に含まれるジョブチケットを解釈する。
【0169】
次に、ステップS503において、プリンタドライバである印刷情報加工部133は、当該解釈結果に基づいて、上記印刷情報に含まれる印刷データの印刷用描画データへの変換及び加工処理を実行することで、印刷用描画データ及びプリンタ制御データを生成する。
【0170】
このとき、上記図15に示されるように、<全体指示部>における<グループ指示>では、“annotation−1”のグループの印刷フラグは“False”であるが、“annotation−2”のグループの印刷フラグは“True”であるため、「2001年11月6日」(hizuke.pdf)という物理ページアノテーションの印刷のみ抑制され、印刷用画像データには反映されないことになる。
【0171】
すなわち、この場合、上記図14に示すように、どこにも「2001年11月6日」の物理ページアノテーションが反映されない。また、「○○○○○」の論理ページアノテーションについては、全ての論理ページの印刷領域に対して反映される。
【0172】
次に、ステップS504において、印刷情報送信部134は、ステップS503で得られた上記印刷用描画データ及びプリンタ制御データを出力デバイス140(x)に対して送信する。
【0173】
これにより、出力デバイス140(x)において、印刷情報出力部141は、上記印刷用描画データ及びプリンタ制御データに基づいて、出力デバイス140(x)であるプリンタによる印刷処理を実行することになる。ステップS505において、印刷サーバ130は、出力デバイス140(x)の印刷処理状況を監視する。
【0174】
そして、ステップS506において、印刷サーバ130の出力部情報取得部131は、出力デバイス140(x)での印刷結果の情報を、印刷集中管理サーバ120の印刷情報制御部121に通知する。ここでいう印刷結果とは、印刷が正常に終了したことを示す印刷ログ情報に相当し、印刷範囲、印刷部数、ステープル、印刷デバイス情報等の情報を含んでいる。
【0175】
ステップS208〜ステップS210:
ステップS208において、印刷集中管理サーバ120において、印刷情報制御部121は、印刷サーバ130から通知された印刷結果情報を取得する。そして、ステップS209において、当該印刷結果情報をジョブチケット編集部122に渡し、ジョブチケット編集部122は、当該印刷結果情報をジョブチケットに対して追記する。
【0176】
そして、ステップS210において、これを印刷データと共に印刷情報(印刷データ及びジョブチケットのセット)として文書管理サーバ150の印刷情報保存部152に保存する(ステップS210)。その後、本処理終了となる。
【0177】
図16は、印刷結果にトラブルが無い場合のジョブチケットの一例を示したものである。
【0178】
以上説明したように本第3の実施の形態によれば、印刷データの印刷設定を記述するジョブチケットの全体設定領域に、追加描画オブジェクトのリンク情報、グループ名、印刷フラグを記述し、また、ジョブチケットに論理ページ単位の設定領域と物理ページ単位の設定領域とを設け、それぞれの設定領域に、グループ名を記述することにより、追加描画オブジェクトが文書に付加されている場合に追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを、全体設定領域の印刷フラグを書き換えることで実現し、更に、追加描画オブジェクトの配置対象領域を論理ページ単位または物理ページ単位に設定できるようにした。
【0179】
これにより、追加描画オブジェクトを文書に直接追記することなく、ジョブチケットに対する記述により追加描画オブジェクトを論理ページに配置することと物理ページに配置することを容易に実現でき、ユーザにとって、追加描画オブジェクトの表現の自由度が向上するという効果が得られる。
【0180】
[第4の実施の形態]
上述したように、第3の実施の形態では、文書全体に対する追加描画オブジェクトの印刷するかしないかを設定し、かつ、その追加描画オブジェクトが論理ページ単位または物理ページ単位のいずれに描画されるかを設定できるように、その全体設定と論理ページ単位または物理ページ単位の設定に基づいて、ジョブチケットを作成する仕組みについて説明した。
【0181】
本第4の実施の形態では、文書全体に対する追加描画オブジェクトの印刷するか印刷しないかを設定し、かつ、論理ページ単位または物理ページ単位に追加描画オブジェクトを例外設定として更に印刷するかを設定できるように、その全体設定と論理ページ単位の例外設定に基づいて、ジョブチケットを作成する仕組みについて説明する。
【0182】
上記図1に示した印刷システムにおいて、第3の実施の形態と同様に、追加描画オブジェクトとして論理ページアノテーション及び物理ページアノテーションの2種類の追加描画オブジェクトを用い、出力デバイス140(x)をネットワーク上に接続されたプリンタとして、当該プリンタで印刷処理を実行し、また、グループ一括印刷可であるか否かの設定をも行うが、物理ページの4ページ、及び論理ページの10ページ及び11ページについては、ページ毎に”グループ一括印刷”を否定するための“否”とする設定を行うことで、論理ページアノテーション及び物理ページアノテーションの印刷を抑制する。
【0183】
以下、本実施の形態における印刷システムの動作について、上記図1〜図5と共に、図17及び図18を用いて説明する。
【0184】
ステップS201:図2参照
ホストコンピュータ100の印刷データ編集装置110において、印刷情報入力部111は、印刷情報として、印刷データ及び印刷指示を入力する。
【0185】
印刷データとしては、例えば、PDF(PortableDocumentFormat)等に従ったデータを適用可能である。印刷指示としては、例えば、部数、用紙サイズ、各種フィニッシング、片面/両面、N−Up、拡大縮小、及び印刷ページ指定等の指示を適用可能である。
【0186】
ステップS202:
描画オブジェクト追加設定部115は、ユーザからの指示に応じて、追加描画オブジェクトを入力する。
【0187】
具体的には例えば、追加描画オブジェクトとして、図18に示すような、物理ページアノテーション1702及び論理ページアノテーション1703を用いる。
【0188】
これらの物理ページアノテーション1702及び論理ページアノテーション1703は、ページ毎の印刷データ1701(ここでは1ページ〜11ページの印刷データ)と同様に、予め別の画像ファイルとして生成されており、印刷用画像データ毎の印刷領域毎に対して挿入されるものである。
【0189】
物理ページアノテーション1702は、出力用紙に該当する物理ページ領域に対して「2001年11月6日」と挿入されるアノテーション(物理ページアノテーション)である。論理ページアノテーション1703は、原稿データに該当する論理ページ領域に「○○○○○」と挿入されるアノテーション(論理ページアノテーション)である。
【0190】
尚、ジョブチケットでは、ファイルへのリンクのみを保持するものとする。
【0191】
ステップS203:
追加描画オブジェクトグループ設定部112は、描画オブジェクト追加設定部115により入力された追加描画オブジェクトのグループ名及び配置対象領域を設定する。
【0192】
ステップS204:
追加描画オブジェク印刷可否設定部113は、追加描画オブジェクトグループ設定部112で設定された追加描画オブジェクトのグループ毎の印刷可否を設定する。
【0193】
尚、追加描画オブジェクトグループ設定部112により、追加描画オブジェクトのグループ名を変更することで、複数の追加描画オブジェクトを入力することが可能となる。
【0194】
ステップS205:
ジョブチケット作成部114は、印刷情報入力部111で入力された印刷指示(部数、用紙サイズ、ステープル、カラー印刷、片面/両面、N−Up、拡大縮小、及び印刷ページ指定等)、追加描画オブジェクトに関する情報に基づいて、ジョブチケットを生成する。
【0195】
具体的には例えば、上記図3に示したように、先ず、ステップS301において、ジョブチケット作成部114は、N−Upや、拡大縮小、用紙サイズ、或いは片面/両面設定等のレイアウト関連の情報をジョブチケットにセット(レイアウト設定処理)する。そして、ステップS302において、ジョブチケット作成部114は、ジョブチケットに印刷部数のセットを行う(印刷部数設定処理)。
【0196】
そして、ステップS303において、ジョブチケット作成部114は、ジョブチケットに印刷ページ範囲をセット(印刷ページ範囲指定処理)する。そして、ステップS304において、ジョブチケット作成部114は、ジョブチケットにステープル情報をセット(ステープル設定処理)する。
【0197】
そして、ステップS305において、ジョブチケット作成部114はジョブチケットに追加描画オブジェクトに関する情報をセット(追加描画オブジェクト関連情報設定処理)する。
【0198】
ここで、本実施の形態では、上記ステップS305の追加描画オブジェクト関連情報設定処理を、図17のフローチャートに従った処理とする。
【0199】
すなわち、先ず、ステップS1601において、ジョブチケット作成部114は、例えば、図19に示すように、追加描画オブジェクトグループ設定部112により予め設定されたグループ名(“annotation−1”等)で、ジョブチケットの全体設定領域である<全体指示部>の下に<グループ指示部>を作成する。
【0200】
次に、ステップS1602において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェク印刷可否設定部113により予め設定された追加描画オブジェクトのグループ毎の印刷可否に従って、グループ毎の一括印刷をするか一括印刷をしないかを判断する。一括印刷をすると判断された場合は、ステップS1603に処理を進め、一括印刷しないと判断された場合は、ステップS1604に処理を進める。
【0201】
例えば、対象グループの追加描画オブジェクトを一括印刷する場合、ステップS1603において、ジョブチケット作成部114は、上記図19に示すように、全体設定領域の対象グループに対応する印刷フラグ(ジョブチケットの<グループ指示部>の印刷フラグ)に対して“True”をセットする。
【0202】
一方、対象グループの追加描画オブジェクトを全て印刷しない場合、ステップS1604において、ジョブチケット作成部114は、上記図19に示すように、対象グループに対応する印刷フラグ(ジョブチケットの<グループ指示部>の印刷フラグ)に対して“False”をセットする。
【0203】
次に、ステップS1605において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェクトグループ設定部112により予め設定された配置対象領域に従って、追加描画オブジェクトの配置対象領域が物理ページであるか論理ページであるかを判断する。配置対象領域が物理ページであると判断された場合は、ステップS1606に処理を進め、配置対象領域が論理ページであると判断された場合は、ステップS1608に処理を進める。
【0204】
例えば、追加描画オブジェクトの配置対象領域が印刷出力用紙である場合、ステップS1606において、ジョブチケット作成部114は、上記図19に示すように、ジョブチケットの指定された出力ページの<ページ単位指示部>(ページ設定領域)に対して<物理ページ用追加描画オブジェクト指示部>を作成する。
【0205】
そして、ステップS1607において、ジョブチケット作成部114は、ステップS1601で用いたグループ名を<物理ページ用追加描画オブジェクト指示部>にもセットする。これにより、対象グループと追加描画オブジェクトを関連付けることができる。
その後、後述するステップS1610からの処理が実行される。
【0206】
一方、追加描画オブジェクトの配置対象領域が原稿領域である場合、ステップS1608において、ジョブチケット作成部114は、上記図19に示すように、ジョブチケットの指定された出力ページの<ページ単位指示部>(ページ設定領域)に対して、<論理ページ用追加描画オブジェクト指示部>を作成する。
【0207】
このとき、ジョブチケット作成部114は、予めコンテンツ情報をジョブチケットにセットする際に、IDを割り振っておくことで、<論理ページ用追加描画オブジェクト指示部>に対しても、配置対象領域となったコンテンツ情報のIDをコンテンツIDとして保持することが可能となる。これにより、論理ページ用追加描画オブジェクトと配置対象領域となったコンテンツ情報を関連付けることができる。
【0208】
また、ステップS1609において、ジョブチケット作成部114は、ステップS1601で用いたグループ名を<論理ページ用追加描画オブジェクト指示部>にもセットする。これにより、対象グループと追加描画オブジェクトを関連付けることができる。
その後、後述するステップS1613からの処理が実行される。
【0209】
ステップS1607の処理後(追加描画オブジェクトの配置対象領域が印刷出力用紙である場合の処理後、すなわち物理ページ用の処理後)、ステップS1610において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェク印刷可否設定部113により予め設定された追加描画オブジェクトのページ毎の印刷可否に従って、物理ページ毎の追加描画オブジェクトの印刷を行うか印刷を行わないかを判断する。
【0210】
物理ページ毎の追加描画オブジェクトの印刷を行うと判断された場合は、ステップS1612に処理を進め、物理ページ毎の追加描画オブジェクトの印刷を行わないと判断された場合は、ステップS1611に処理を進める。
【0211】
例えば、ページ単位の追加描画オブジェクトの印刷を抑制する場合、ステップS1612において、ジョブチケット作成部114は、上記図19に示すように、ジョブチケットのページ設定領域である<ページ単位指示部>の<物理ページ用追加描画オブジェクト指示部>の印刷フラグに対して“False”をセットする。
【0212】
一方、ページ単位の追加描画オブジェクトの印刷を抑制しない場合、ステップS1611において、ジョブチケット作成部114は、上記図19に示すように、ジョブチケットのページ設定領域である<ページ単位指示部>の<物理ページ用追加描画オブジェクト指示部>の印刷フラグに対して“True”をセットする。
【0213】
また、ステップS1609の処理後(追加描画オブジェクトの配置対象領域が原稿領域である場合の処理後、すなわち論理ページ用の処理後)、ステップS1613において、ジョブチケット作成部114は、追加描画オブジェク印刷可否設定部113により予め設定された追加描画オブジェクトのページ毎の印刷可否に従って、論理ページ毎の追加描画オブジェクトの印刷を行うか印刷を行わないかを判断する。
【0214】
論理ページ毎の追加描画オブジェクトの印刷を行うと判断された場合は、ステップS1615に処理を進め、論理ページ毎の追加描画オブジェクトの印刷を行わないと判断された場合は、ステップS1614に処理を進める。
【0215】
例えば、ページ単位の追加描画オブジェクトの印刷を抑制する場合、ステップS1615において、ジョブチケット作成部114は、上記図19に示すように、ジョブチケットのページ設定領域である<ページ単位指示部>の<論理ページ用追加描画オブジェクト指示部>の印刷フラグに対して“False”をセットする。
【0216】
一方、ページ単位の追加描画オブジェクトの印刷を抑制しない場合、ステップS1614において、ジョブチケット作成部114は、上記図19に示すように、ジョブチケットのページ設定領域である<ページ単位指示部>の<論理ページ用追加描画オブジェクト指示部>の印刷フラグに対して“True”をセットする。
【0217】
上述のようなステップS205のジョブチケット作成処理の結果により、上記図19に示すようなジョブチケットが得られることになる。
【0218】
本実施の形態では、物理ページの4ページ、及び論理ページの10ページ及び11ページを、ページ毎に各アノテーションの印刷を抑制するので、上記図19に示すように、物理ページの4ページに対する物理ページ用追加描画オブジェクトの印刷フラグ、及び論理ページの10ページ及び11ページの論理ページ用追加描画オブジェクトの印刷フラグに対しては、“False”がセットされ、他の印刷フラグには“True”がセットされる。
【0219】
尚、上記図19は、XML方式に従って、追加描画オブジェクト関連情報のセット結果や印刷指示の一部を設定した場合のジョブチケットの一部分の一例を示したものであり、これに限られることはない。また、リンクには、それぞれファイル名のみを示している。
【0220】
また、2章目のページに対しては、<コンテンツ情報>が2つずつセットされており、すなわち1物理ページ内に2論理ページが配置されている状態(2UP)がセットされている。
【0221】
具体的には、上記図14では、原稿(すなわち論理ページ)の4ページ〜11ページについて、印刷用画像データの2章目の1ページ目(物理ページ4)には論理ページの4ページ及び5ページ、2章目の2ページ目(物理ページ5)には論理ページの6ページ及び7ページ、2章目の3ページ目(物理ページ6)には論理ページの8ページ及び9ページ、2章目の4ページ目(物理ページ7)には論理ページの10ページ及び11ページがそれぞれ配置されている。
【0222】
上記図19に示したような、ホストコンピュータ100の印刷データ編集装置110(印刷データ編集部)で生成されたジョブチケットは、ホストコンピュータ100の印刷集中管理サーバ120(印刷集中管理部)に供給される。
【0223】
印刷集中管理サーバ120において、印刷情報制御部121は、印刷データ編集装置110のジョブチケット作成部114から受け取ったジョブチケットに基づいて、次のステップS206からの処理を実行することで、印刷動作を制御する。
【0224】
ステップS206:
印刷情報制御部121は、印刷サーバ130に対して、プリンタ用印刷情報としてジョブチケット及び印刷データを送信する。
【0225】
ステップS207:
印刷サーバ130は、印刷集中管理サーバ120からのジョブチケット及び印刷データに基づいて、上記図5に示したような印刷処理を実行する。
【0226】
すなわち、先ず、ステップS501において、印刷指示解釈部132は、印刷情報を受信する。そして、ステップS502において、印刷指示解釈部132は、当該印刷情報に含まれるジョブチケットを解釈する。
【0227】
次にステップS503において、プリンタドライバである印刷情報加工部133は、当該解釈結果に基づいて、上記印刷情報に含まれる印刷データの印刷用描画データへの変換及び加工処理を実行することで、印刷用描画データ及びプリンタ制御データを生成する。
【0228】
このとき、上記図19に示すように、<全体指示部>における<グループ指示>は、“annotation−1”及び“annotation−2”の各グループともに、印刷フラグが“True”であるが、物理ページの4ページと論理ページの10〜11ページが該当するページ設定領域である<ページ単位指示>における<追加オブジェクト指示>では、印刷フラグが“False”であるため、これらのページにおけるアノテーションの印刷のみ抑制され、印刷用画像データには反映されないことになる。
【0229】
すなわち、上記図18に示すように、物理ページの4ページ1704では、「2001年11月6日」(hizuke.pdf)という物理ページアノテーションの印刷が抑制され(図18の1704)、論理ページの10ページ及び11ページ1705では、「○○○○○」(○○○○○.pdf)という論理ページアノテーションの印刷が抑制され、それぞれ印刷用画像データには反映されない。
【0230】
次に、ステップS504において、印刷情報送信部134は、ステップS503で得られた上記印刷用描画データ及びプリンタ制御データを出力デバイス140(x)に対して送信する。
【0231】
これにより、出力デバイス140(x)において、印刷情報出力部141は、上記印刷用描画データ及びプリンタ制御データに基づいて、出力デバイス140(x)であるプリンタによる印刷処理を実行することになる。ステップS505において、印刷サーバ130は、出力デバイス140(x)の印刷処理状況を監視する。
【0232】
そして、ステップS506において、印刷サーバ130の出力部情報取得部131は、出力デバイス140(x)での印刷結果の情報を、印刷集中管理サーバ120の印刷情報制御部121に通知する(ステップS506)。ここでいう印刷結果とは、印刷が正常に終了したことを示す印刷ログ情報に相当し、印刷範囲、印刷部数、ステープル、印刷デバイス情報等の情報を含んでいる。
【0233】
ステップS208〜ステップS210:
ステップS208において、ホストコンピュータ100の印刷集中管理サーバ120の印刷情報制御部121は、印刷サーバ130から通知された印刷結果情報を取得する。そして、ステップS209において、印刷情報制御部121はジョブチケット編集部122に印刷結果情報を渡し、ジョブチケット編集部122は当該印刷結果情報をジョブチケットに対して追記する。
【0234】
そして、ステップS210において、印刷情報制御部121は、追記されたジョブチケットを印刷データと共に印刷情報(印刷データ及びジョブチケットのセット)として文書管理サーバ150の印刷情報保存部152に保存する。その後、本処理終了となる。
【0235】
図20は、印刷結果にトラブルが無い場合のジョブチケットの一例を示したものである。
【0236】
以上説明したように本第4の実施の形態によれば、印刷データの印刷設定を記述するジョブチケットの全体設定領域に、追加描画オブジェクトのリンク情報、グループ名、印刷フラグを記述し、また、ジョブチケットに論理ページ単位の設定領域と物理ページ単位の設定領域とを設け、それぞれの設定領域に、グループ名と印刷フラグとを記述することにより、追加描画オブジェクトが文書に付加されている場合に追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを、全体設定領域の印刷フラグを書き換えることで実現し、更に、追加描画オブジェクトの配置対象領域を論理ページ単位または物理ページ単位に設定できるようにし、更に、物理ページおよび論理ページそれぞれで文書全体に対する追加描画オブジェクトの印刷設定に従わず、物理ページ単位および論理ページ単位に追加描画オブジェクトを例外設定として更に印刷するかを設定できるようにした。
【0237】
これにより、追加描画オブジェクトを文書に直接追記することなく、ジョブチケットに対する記述により追加描画オブジェクトを論理ページに配置することと物理ページに配置することを容易に実現でき、また、文書全体に対する追加描画オブジェクトの印刷可否とは独立に物理ページ単位および論理ページ単位に追加描画オブジェクトの印刷可否を切り替えることが可能となり、ユーザにとって、追加描画オブジェクトの表現の自由度が向上するという効果が得られる。
【0238】
尚、本発明の目的は、第1〜第4の実施の形態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読みだして実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0239】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が第1〜第4の実施の形態の機能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体及び当該プログラムコードは本発明を構成することとなる。
【0240】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、ROM、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用いることができる。
【0241】
また、コンピュータが読みだしたプログラムコードを実行することにより、第1〜第4の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって本実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0242】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって第1〜第4の実施の形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0243】
図21は、上記コンピュータの機能2000を示したものである。
コンピュータ機能2000は、上記図21に示すように、CPU2001と、ROM2002と、RAM2003と、キーボード(KB)2009のキーボードコントローラ(KBC)2005と、表示部としてのCRTディスプレイ(CRT)2010のCRTコントローラ(CRTC)2006と、ハードディスク(HD)2011及びフレキシブルディスク(FD)2012のディスクコントローラ(DKC)2007と、ネットワーク2020との接続のためのネットワークインターフェースコントローラ(NIC)2008とが、システムバス2004を介して互いに通信可能に接続された構成としている。
【0244】
CPU2001は、ROM2002或いはHD2011に記憶されたソフトウェア、或いはFD2012より供給されるソフトウェアを実行することで、システムバス2004に接続された各構成部を総括的に制御する。
すなわち、CPU2001は、所定の処理シーケンスに従った処理プログラムを、ROM2002、或いはHD2011、或いはFD2012から読み出して実行することで、第1〜第4の実施の形態での動作を実現するための制御を行う。
【0245】
RAM2003は、CPU2001の主メモリ或いはワークエリア等として機能する。
KBC2005は、KB2009や図示していないポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。CRTC2006は、CRT2010の表示を制御する。
【0246】
DKC2007は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル、ネットワーク管理プログラム、及び本実施の形態における所定の処理プログラム等を記憶するHD2011及びFD2012とのアクセスを制御する。
NIC2008は、ネットワーク2020上の装置或いはシステムと双方向にデータをやりとりする。
【0247】
以上説明したように本実施の形態では、対象ページの印刷データに追加描画オブジェクトを付加して印刷出力するにあたり、追加描画オブジェクトに関する情報及び印刷出力の指示情報に基づいて、印刷出力で用いるジョブチケットを生成し、当該ジョブチケットに基づいて、対象ページの印刷データの印刷出力を実行するように構成した。
【0248】
ここでの追加描画オブジェクト(付加情報)とは、例えば、アノテーションや、ウォータマーク、フォームオーバーレイ、或いはバリアブルデータ(ダイレクトメール等のような、印刷物のある特定の位置に顧客にあわせた印刷を行うためのデータ)等のデータを示す。
上記の構成により、例えば、次のような効果(1)〜(7)を得ることができる。
【0249】
(1)ジョブチケットに対して印刷指示情報と共に追加描画オブジェクトに関する情報が含まれているので、このオブジェクトチケットを用いて印刷出力することで、オリジナルの印刷データを変更することなく、付加情報(追加描画オブジェクト)の印刷が可能となる。
【0250】
(2)印刷の目的や印刷物の配布対象等により、追加描画オブジェクトを付加したもの、或いは付加していないもの等のように、印刷内容を分けることが可能となる。
【0251】
(3)印刷データ及び印刷指示情報を利用して再印刷を行う際に、従来のように付加情報が印刷データに埋め込まれているわけではなく、印刷データに対応するオブジェクトチケットに付加情報が含まれているので、付加情報のみに対して、更新や、変更、或いは修正等の編集を行うことができる。
【0252】
(4)付加情報のみに対して編集を行おうとした場合に、従来のように、付加情報が印刷データに埋め込まれているわけではないので、印刷データに対して付加情報の埋込処理を行ったアプリケーションが不要であるため、印刷可能な環境(OSや、プリンタ、或いはディスプレイ等)が制限されることがなくなる。これにより、例えば、携帯電話等から修正印刷指示を出すこと等が可能となる。
【0253】
(5)従来のように付加情報が印刷データに埋め込まれているわけではなく、印刷データに対応するオブジェクトチケットに付加情報が含まれているので、印刷データ及び印刷指示情報のみを保存する場合に、付加情報の埋込処理を行ったアプリケーション等を同時に保存する必要がなくなる。
【0254】
(6)例えば、数千ページに及ぶような大量の印刷物の場合であっても、それらのページの印刷データに対して、付加情報の一括的な更新や、変更、或いは修正等の編集が容易になる。
(7)ネットワークにおける印刷の利便性が向上する。
【0255】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、印刷データの印刷設定を記述するジョブチケットの全体設定領域に、追加描画オブジェクトのグループ名を含むオブジェクト属性を記述し、所定単位の設定領域にグループ名を記述することにより、追加描画オブジェクトを文書に直接追記することなく、ジョブチケットに対する記述により追加描画オブジェクトを所定単位毎に配置することを容易に実現できる。
【0256】
また、ジョブチケットの全体設定領域に、追加描画オブジェクトの印刷フラグを含むオブジェクト属性を記述することで、追加描画オブジェクトが文書に付加されている場合に追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを、全体設定領域の印刷フラグを書き換えることで一括して実現でき、ジョブチケットに対する設定手段の処理が簡素化される。
【0257】
また、ジョブチケットの全体設定領域に、追加描画オブジェクトのグループ名と印刷フラグを含むオブジェクト属性を記述し、所定単位の設定領域にグループ名と印刷フラグとを記述することにより、所定単位毎に追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを文書全体に対する追加描画オブジェクトの設定とは独立して設定することが可能となり、ユーザにとって、追加描画オブジェクトの表現の自由度が向上する。
【0258】
また、所定単位の設定領域に、物理ページ設定領域と論理ページ設定領域とを設け、各設定領域に追加描画オブジェクトのグループ名を記述することにより、追加描画オブジェクトを論理ページに配置するか、物理ページに配置するかを簡単に設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した印刷システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記印刷システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】上記印刷システムの動作において、ジョブチケット作成処理を説明するためのフローチャートである。
【図4】上記ジョブチケット作成処理において、追加描画オブジェクト関連情報設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】上記印刷システムの動作において、印刷サーバの印刷処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】上記印刷システムにおいて、入力データと出力結果の一例を説明するための図である。
【図7】上記ジョブチケット作成処理で得られるジョブチケットの一例を説明するための図である。
【図8】上記印刷システムにおいて、処理結果にトラブルが無い場合の上記ジョブチケットの一例を説明するための図である。
【図9】第2の実施の形態の上記ジョブチケット作成処理において、追加描画オブジェクト関連情報設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図10】第2の実施の形態の上記印刷システムにおいて、入力データと出力結果の一例を説明するための図である。
【図11】第2の実施の形態の上記ジョブチケット作成処理で得られるジョブチケットの一例を説明するための図である。
【図12】第2の実施の形態の上記印刷システムにおいて、処理結果にトラブルが無い場合の上記ジョブチケットの一例を説明するための図である。
【図13】第3の実施の形態の上記ジョブチケット作成処理において、追加描画オブジェクト関連情報設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図14】第3の実施の形態の上記印刷システムにおいて、入力データと出力結果の一例を説明するための図である。
【図15】第3の実施の形態の上記ジョブチケット作成処理で得られるジョブチケットの一例を説明するための図である。
【図16】第3の実施の形態の上記印刷システムにおいて、処理結果にトラブルが無い場合の上記ジョブチケットの一例を説明するための図である。
【図17】第4の実施の形態の上記ジョブチケット作成処理において、追加描画オブジェクト関連情報設定処理を説明するためのフローチャートである。
【図18】第4の実施の形態の上記印刷システムにおいて、入力データと出力結果の一例を説明するための図である。
【図19】第4の実施の形態の上記ジョブチケット作成処理で得られるジョブチケットの一例を説明するための図である。
【図20】第4の実施の形態の上記印刷システムにおいて、処理結果にトラブルが無い場合の上記ジョブチケットの一例を説明するための図である。
【図21】上記印刷システムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラムをコンピュータ読出可能な記憶媒体から読み出して実行する当該コンピュータの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 印刷システム
110 ホストコンピュータ
111 印刷情報入力部
112 追加描画オブジェクトグループ設定部
113 追加描画オブジェクト印刷可否設定部
114 ジョブチケット作成部
120 印刷集中管理サーバ
121 印刷情報制御部
122 ジョブチケット編集部
130 印刷サーバ
131 出力部情報取得部
132 印刷指示解釈部
133 印刷情報加工部
134 印刷情報送信部
140(x) 出力デバイス(印刷デバイス)
141 印刷情報出力部
150 文書管理サーバ
151 印刷情報保存管理部
152 印刷情報保存部

Claims (15)

  1. 印刷すべき文書データに追加描画オブジェクトを付加して印刷指示する情報処理装置であって、
    文書データに対する印刷設定を記述したジョブチケットを作成するジョブチケット作成手段と、
    前記文書データに対して付加する追加描画オブジェクトに関する設定を行う追加描画オブジェクト設定手段とを備え、
    前記ジョブチケット作成手段は、前記追加描画オブジェクト設定手段による追加描画オブジェクトに関する設定に応じて、前記ジョブチケットを編集するものであり、前記追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを示す印刷フラグを記述したジョブチケットを作成することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記追加描画オブジェクト設定手段は、前記追加描画オブジェクトのグループ名を設定するものであり、
    前記ジョブチケット作成手段は、前記ジョブチケットの全体設定に、前記追加描画オブジェクト設定手段により設定された追加描画オブジェクトのグループ名及び印刷フラグを記述し、前記文書データの所定単位の設定領域に、前記追加描画オブジェクトのグループ名を記述することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 前記追加描画オブジェクト設定手段は、文書全体に対して前記追加描画オブジェクトを印刷するか否かを設定し、かつ、前記文書データの所定単位毎に対して例外設定として前記追加描画オブジェクトを印刷するか否かを独立して設定する印刷可否設定手段を備えており、
    前記印刷可否設定手段により文書データの所定単位毎に独立して追加描画オブジェクトを印刷するか否かの設定がなされている場合に、前記ジョブチケット作成手段は、前記文書データの所定単位の設定領域に前記印刷フラグを記述したジョブチケットを作成することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記文書データの所定単位は、出力用紙としての物理ページ単位または原稿としての論理ページ単位であることを特徴とする請求項3記載の情報処理装置。
  5. 前記追加描画オブジェクトは、ウォータマークまたはアノテーションであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 印刷すべき文書データに追加描画オブジェクトを付加して印刷指示する情報処理装置における印刷処理方法であって、
    文書データに対する印刷設定を記述したジョブチケットを作成するジョブチケット作成工程と、
    前記文書データに対して付加する追加描画オブジェクトに関する設定を行う追加描画オブジェクト設定工程とを含み、
    前記ジョブチケット作成工程は、前記追加描画オブジェクト設定工程による追加描画オブジェクトに関する設定に応じて、前記ジョブチケットを編集するものであり、前記追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを示す印刷フラグを記述したジョブチケットを作成することを特徴とする印刷処理方法。
  7. 前記追加描画オブジェクト設定工程は、前記追加描画オブジェクトのグループ名を設定するものであり、
    前記ジョブチケット作成工程は、前記ジョブチケットの全体設定に、前記追加描画オブジェクト設定工程により設定された追加描画オブジェクトのグループ名及び印刷フラグを記述し、前記文書データの所定単位の設定領域に、前記追加描画オブジェクトのグループ名を記述することを特徴とする請求項6記載の印刷処理方法。
  8. 前記追加描画オブジェクト設定工程は、文書全体に対して前記追加描画オブジェクトを印刷するか否かを設定し、かつ、前記文書データの所定単位毎に対して例外設定として前記追加描画オブジェクトを印刷するか否かを独立して設定する印刷可否設定工程を含んでおり、
    前記印刷可否設定工程により文書データの所定単位毎に独立して追加描画オブジェクトを印刷するか否かの設定がなされている場合に、前記ジョブチケット作成工程は、前記文書データの所定単位の設定領域に前記印刷フラグを記述したジョブチケットを作成することを特徴とする請求項6または7に記載の印刷処理方法。
  9. 前記文書データの所定単位は、出力用紙としての物理ページ単位または原稿としての論理ページ単位であることを特徴とする請求項8記載の印刷処理方法。
  10. 前記追加描画オブジェクトは、ウォータマークまたはアノテーションであることを特徴とする請求項6乃至9のいずれかに記載の印刷処理方法。
  11. 印刷すべき文書データに追加描画オブジェクトを付加して印刷指示する情報処理装置における印刷処理方法を実行させるための印刷処理プログラムであって、
    文書データに対する印刷設定を記述したジョブチケットを作成するジョブチケット作成工程と、
    前記文書データに対して付加する追加描画オブジェクトに関する設定を行う追加描画オブジェクト設定工程とを含む印刷処理方法を前記情報処理装置に実行させ、
    前記ジョブチケット作成工程は、前記追加描画オブジェクト設定工程による追加描画オブジェクトに関する設定に応じて、前記ジョブチケットを編集するものであり、前記追加描画オブジェクトを印刷するか印刷しないかを示す印刷フラグを記述したジョブチケットを作成することを特徴とする印刷処理プログラム。
  12. 前記追加描画オブジェクト設定工程は、前記追加描画オブジェクトのグループ名を設定するものであり、
    前記ジョブチケット作成工程は、前記ジョブチケットの全体設定に、前記追加描画オブジェクト設定工程により設定された追加描画オブジェクトのグループ名及び印刷フラグを記述し、前記文書データの所定単位の設定領域に、前記追加描画オブジェクトのグループ名を記述することを特徴とする請求項11記載の印刷処理プログラム。
  13. 前記追加描画オブジェクト設定工程は、文書全体に対して前記追加描画オブジェクトを印刷するか否かを設定し、かつ、前記文書データの所定単位毎に対して例外設定として前記追加描画オブジェクトを印刷するか否かを独立して設定する印刷可否設定工程を含んでおり、
    前記印刷可否設定工程により文書データの所定単位毎に独立して追加描画オブジェクトを印刷するか否かの設定がなされている場合に、前記ジョブチケット作成工程は、前記文書データの所定単位の設定領域に前記印刷フラグを記述したジョブチケットを作成することを特徴とする請求項11または12に記載の印刷処理プログラム。
  14. 前記文書データの所定単位は、出力用紙としての物理ページ単位または原稿としての論理ページ単位であることを特徴とする請求項13記載の印刷処理プログラム。
  15. 前記追加描画オブジェクトは、ウォータマークまたはアノテーションであることを特徴とする請求項11乃至14のいずれかに記載の印刷処理プログラム。
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