JP2004002280A - 金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造方法 - Google Patents

金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】金属ギ酸塩/ギ酸混合物を工業的規模で安価に製造する方法を提供する。
【解決手段】以下の工程:(a)少なくとも1種の金属水酸化物と一酸化炭素(CO)またはCO含有気体を、水溶液中に触媒の存在下で反応させて、対応の金属ギ酸塩を得る工程;
(b)蒸留によって水及び触媒を分離する工程;(c)ギ酸を添加する工程;(d)適宜、工程(a)〜(c)により得られた金属ギ酸塩/ギ酸混合物の温度をその貯蔵温度に調節する工程;を含み、工程(a)において、金属水酸化物がアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の水酸化物であり、そして工程(b)の前の適当な時期に工程(c)を行うことが可能である金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造方法。
【選択図】 なし

Description

【0001】
本発明は、金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造方法に関し、この金属ギ酸塩は、金属水酸化物と一酸化炭素を触媒の存在下で反応させることにより得られる。アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属、特にナトリウム(Na)、カリウム(K)および/またはカルシウム(Ca)の水酸化物を出発物質とする。
【0002】
金属ギ酸塩/ギ酸混合物は、例えば、肥料及び動物の飼料添加剤として極めて重要である。動物の飼料添加剤として用いる場合、金属ギ酸塩はギ酸と反応可能であり、その際にギ酸の二塩を形成するため、その後に混合物からギ酸が殆んど放出されないということに注意を払う必要がある。更にギ酸カリウムそれ自体は、石油分野の化合物(循環泥水)として使用される。
【0003】
従来技術において、金属水酸化物及び一酸化炭素から金属ギ酸塩を製造する方法は既に知られている。
【0004】
A. F. Hollemann, N. Wiberg, Lehrbuch der anorganischen Chemie[Textbookof Inorganic Chemistry], Walter de Gruyter Verlag Berlin New York, 1985, 第91版−第100版, 722頁によると、ギ酸ナトリウムは、一酸化炭素を水酸化ナトリウム溶液に150〜170℃の温度及び3〜4バール(3.0×10〜4.0×10Pa)の圧力条件下で導入することによって製造される場合がある。同じ教科書の947頁によると、ギ酸カリウムは、230℃及び30バール(3.0×10Pa)の条件下、硫酸カリウムと生石灰の水溶液で一酸化炭素を作用させることにより製造される。
【0005】
US4157246のコークスを製造する方法において、水溶性アルカリ金属ギ酸塩の形成物を使用して、用いられるアルカリ金属含有触媒からカリウム及びセシウム等のアルカリ金属を回収する。このために、アルカリ金属含有触媒残留物を、水及びカルシウム化合物および/またはマグネシウム化合物、例えば水酸化カルシウムまたは水酸化マグネシウムで処理し;一酸化炭素を導入し、その際にアルカリ金属の硫酸塩を添加しても良く;そして混合物を、水溶性のアルカリ金属ギ酸塩を形成する約140〜390℃の温度で反応させる。アルカリ金属硫酸塩を添加する場合、これらは水酸化カルシウムと反応して、硫酸カルシウムを形成する。硫酸カルシウムは反応溶液から沈殿するため、これは、反応平衡を生成物側にシフトさせる。
【0006】
US3262973では、水を含んでいても良いアルコール溶液中で、アルカリ金属の水酸化物及び水酸化アンモニウム、更に一酸化炭素を出発材料としてアルカリ金属のギ酸塩及びギ酸アンモニウムを製造する方法を開示している。使用されるアルコールは、例えば、C〜Cアルカノール、シクロヘキサノール、フルフリルアルコール及びベンジルアルコールである。純粋な一酸化炭素を用いることも、または一酸化炭素を含むガス混合物を使用することも可能であるので、この方法を、ガス混合物からのCOの除去に用いることも可能である。アルカリ金属の水酸化物及び水酸化アンモニウムと対照的に、アルカリ金属のギ酸塩及びギ酸アンモニウムはアルコール溶液に不溶性であるという理由から、アルカリ金属のギ酸塩またはギ酸アンモニウムの沈殿が形成するが、この沈殿は、デカント、ろ過または遠心分離により、再循環可能な母液から分離可能である。この方法は、バッチ式または連続的に行われ得る。反応温度は、広範囲にて変更可能である。一般に、大気圧下で、温度は0℃〜使用されるアルコールの沸点である。温度は10〜30℃の範囲が好ましい。この実施例において、8〜10質量%濃度のNaOHまたはKOHのエタノール溶液の反応が記載されている。
【0007】
ギ酸塩/ギ酸混合物の製造方法は、文献において既に公知でもある。WO96/35657の方法によると、カリウムの水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩もしくはギ酸塩、ナトリウムの水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩もしくはギ酸塩、セシウムの水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩もしくはギ酸塩、ギ酸アンモニウムまたはアンモニアを、0〜50%の水を含むギ酸と共に40〜100℃で混合し、冷却し、ろ過し、乾燥し、そしてこの方法において、最終的に、対応のギ酸二塩を形成する。しかしながら、金属の水酸化物、炭酸塩または炭酸水素塩の場合に、それぞれ1モルのギ酸を金属塩からの適当なギ酸塩の製造に使用するため、この方法は比較的高価になる。
【0008】
しかるに、本発明は、金属ギ酸塩(metal formate)がアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属のギ酸塩、特にNa、Kおよび/またはCaのギ酸塩である金属ギ酸塩/ギ酸混合物を工業的規模で安価に製造可能な方法を提供することを目的とする。
【0009】
本発明者等は、上記目的が以下の工程:
(a)少なくとも1種の金属水酸化物と一酸化炭素(CO)またはCO含有気体を、水溶液中に触媒の存在下で反応させて、対応の金属ギ酸塩を得る工程;
(b)蒸留によって水及び触媒を分離する工程;
(c)ギ酸を添加する工程;
(d)適宜、工程(a)〜(c)により得られた金属ギ酸塩/ギ酸混合物の温度をその貯蔵温度に調節する工程;
を含み、
工程(a)において、金属水酸化物がアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の水酸化物であり、そして工程(b)の前の適当な時期に工程(c)を行うことが可能である金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造方法によって本発明に従い達成されることを見出した。
【0010】
本発明の方法により、金属ギ酸塩/ギ酸混合物を工業的規模で安価に製造可能になる。
【0011】
処理工程(a)〜(d)について、本明細書で更に詳細に説明する。
【0012】
[工程(a)]
アルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の水酸化物を、水溶液中、触媒の存在下でCO又はCO含有ガス(気体)と反応させて、20〜250℃、好ましくは30〜160℃、特に好ましくは90〜120℃の温度及び1〜50バール(10〜5.0×10Pa)、好ましくは3〜40バール(3.0×10〜4.0×10Pa)、特に好ましくは8〜20バール(8.0×10〜2.0×10Pa)の圧力条件下で対応する金属ギ酸塩を形成するのが一般的である。
【0013】
ギ酸塩を製造するその他の従来からの方法と比較して、金属水酸化物の濃度範囲を広くすることが可能であり、そして用いる圧力はより高圧となる傾向に、そして温度はより低温となる傾向にすることが可能である。物質移動によって反応が制限されるため、例えば混合ノズルを用い、殆んど完全に混合することによって、高い空時収量を達成する場合がある。
【0014】
反応は、連続的に及びバッチ式の両方で行われ得る。連続的な反応が好ましい。一般に、金属水酸化物を金属ギ酸塩に実質上定量的に転化する形態で反応が行われる。溶液中の金属水酸化物の割合を、例えば滴定により測定することによって、反応を終了させてもよい。反応溶液中における金属水酸化物の割合が0.1質量%未満、好ましくは0.04質量%未満、特に好ましくは0.01質量%未満となるまで反応を行うのが有効である。
【0015】
反応は、原則として、どのような種類の反応容器においても行われ得る。ガス導入装置を具備する撹拌器付タンク、泡鐘塔(泡鐘カラム)又はループ式反応器において行うのが好ましい。ループ式反応器又は泡鐘塔において反応を行うのが特に好ましく、ループ式反応器において反応を行うのが極めて好ましい。なぜなら、ここでは、金属水酸化物及び触媒を含む水溶液と導入されるCO又はCO含有ガス間の界面の面積が大きくなることに起因して、吸収率が高くなり、これにより反応速度も高くなるからである。
【0016】
金属水酸化物を水溶液で使用するのが一般的である。この金属水酸化物溶液の濃度は、25〜50質量%が一般的であり、45〜50質量%が好ましく、48.5〜50質量%が特に好ましい。この水溶液は、複数の金属水酸化物を含んでいても良い。一般に、使用される金属水酸化物溶液の純度に関して、特に要件はない。従って、工業銘柄の金属水酸化物溶液を使用するのが一般的である。これを、例えば、ナトリウムイオン及び炭酸塩イオン含有率0.1質量%未満、又は金属水酸化物に対してクロリドイオン及びスルフェートイオン含有率25mg/kg未満で汚染可能である。本発明の方法を、純粋な金属水酸化物溶液を用いて行っても良い。ナトリウム、カリウムおよび/またはカルシウムの水酸化物が好ましく、水酸化カリウムが特に好ましい。
【0017】
COを、個々の成分として用いるばかりでなく、他の気体との混合物として用いることも可能である。かかる他の気体は、反応条件下で不活性である気体、例えばN及び希ガスである。
【0018】
COを他の気体との混合物で使用する場合、気体混合物中のCOの割合は、5容量%以上、好ましくは10容量%以上、特に好ましくは25容量%以上、極めて好ましくは50容量%以上である。反応中のCOの分圧は、1〜60バール(10〜6.0×10Pa)が一般的であり、20〜55バール(2.0×10〜5.5×10Pa)が好ましく、40〜55バール(4.0×10〜5.5×10Pa)が特に好ましい。
【0019】
一般に、使用されるCO又はこれに対応するCO含有気体混合物の純度に関して、特に要件はない。そのため、反応は、純粋なCOばかりでなく、工業銘柄のCO又は対応のCO含有気体混合物を用いて行っても良い。純粋なCO又はCO含有率50容量%以上のCO含有気体混合物を使用するのが好ましく、純粋なCOを使用するのが特に好ましい。
【0020】
CO又はCO含有気体混合物を反応容器に頂部からだけでなく、下側から、いわゆる並流又は向流で給送可能である。COを直接金属水酸化物の配管又は触媒の配管に注入することも可能であり、そしてCOを介在的に給送する、いわゆる側流給送を介して給送することも可能である。
【0021】
触媒は、アルコール及びギ酸エステルから選択される少なくとも1種の触媒である。原則として、金属水酸化物が良好に溶解する全ての触媒が適当である。好適な触媒は、例えば、非分岐のC〜C飽和アルカノール、非分岐のC〜C不飽和アルカノール、分岐のC〜C飽和アルカノール及び分岐のC不飽和アルカノールならびにこれらのギ酸エステルである。アルコールをギ酸エステルとの混合物で触媒として用いる場合、このアルコールのギ酸エステルを使用するのが一般的である。非分岐のC〜C飽和アルカノール及び分岐のC〜C飽和アルカノールが好ましく、メタノールを使用するのが特に好ましい。この触媒は、反応溶液の合計に対して、2〜40質量%、好ましくは10〜25質量%、特に好ましくは15〜20質量%の濃度で使用するのが一般的である。
【0022】
更に、金属水酸化物及びCO又はCO含有気体混合物での場合のように、触媒の純度に関して特に要件はない。従って、工業銘柄のアルコールおよび/またはそのギ酸エステルを使用するのが一般的である。
【0023】
工程(a)により得られる金属ギ酸塩は、反応溶液中に、10〜90質量%、好ましくは30〜80質量%、特に好ましくは40〜70質量%の濃度で含まれるのが一般的である。
【0024】
この反応条件により、金属ギ酸塩は晶出しないか、又は沈殿しないことが保証されるため、反応混合物はこの反応の終わりまで溶液である。そうでなければ、これらが原因では引き起こされる沈殿物質及び配管の妨害により、高価で且つ時間浪費の生産停止をもたらす場合がある。これは、本発明の方法により回避される。
【0025】
[工程(b)]
金属ギ酸塩を回収するために、水及び触媒を反応溶液から除去する。水及び触媒は、工程(a)によって得られる反応溶液中において最も低い沸点を有しているため、これらを蒸留によって単に分離除去してもよく、その場合、蒸留をどのような設計の蒸留塔で行うことが可能であり、工程(a)終了後、反応混合物をこの蒸留塔に輸送する。2基以上の蒸留塔を使用することも可能である。この場合、蒸留塔を相互に連結する。
【0026】
水及び触媒を、共沸混合物として状況に応じて同時に分離するばかりでなく、連続的に分離してもよい。
【0027】
一実施形態において、触媒及び水を一緒に最初の蒸留塔の塔頂部から取り出し、そして別のカラムで更に分留する。金属ギ酸塩の溶融体を、最初の蒸留塔の塔底部を介して取り出す。
【0028】
別の実施形態において、触媒を蒸留塔の塔頂部から取り出し、水及び金属ギ酸塩を蒸留塔の塔底部を介して取り出し、そして別のカラムで相互に分離する。
【0029】
第3の変法において、分割壁カラム(dividing wall column)を使用する。ここでは、触媒、金属ギ酸塩及び水を単一の工程で相互に分離可能である。分割壁カラムを使用するのが好ましく、なぜなら特に対費用効果があるからである。
【0030】
3つの変法全てにおいて、金属ギ酸塩を、金属ギ酸塩の溶融体として蒸留塔の底部で形成する。金属ギ酸塩の溶融体の水含有率は、2質量%未満が一般的であり、0.5質量%未満が好ましく、0.1質量%未満が特に好ましい。
【0031】
触媒全て又は一部を、できる限り水溶液として、反応器に再循環するのが好ましい。水を全て又は一部を再利用して、金属水酸化物の溶液(水溶液)を調製するか、又は水を他の処理装置に供給可能である。
【0032】
蒸留は、0.2〜15バール(2.0×10〜1.5×10Pa)の圧力条件下で行われるのが一般的であり、1〜5(10〜5.0×10Pa)バールが好ましく、1〜3(10〜3.0×10Pa)バールが特に好ましい。蒸留温度は50〜250℃が一般的であり、60〜150℃が好ましく、90〜120℃が特に好ましい。
【0033】
[工程(c)]
大気圧下で、溶融体が100〜255℃、好ましくは120〜180℃、特に好ましくは140〜160℃の温度を有する蒸留塔の塔底で製造される金属ギ酸塩の溶融体を、その後、どのような設計の混合器に輸送し、適宜110〜120℃の温度、好ましくは115〜120℃の温度とし、そしてこの混合器において、8〜120℃、好ましくは50〜120℃、特に好ましくは90〜120℃、極めて好ましくは100〜120℃の温度条件でギ酸と混合する。温度の上限は、ギ酸の分解温度の120℃であり、下限は、ギ酸の融点の8℃である。混合操作中の圧力は、0.5〜10バール(5.0×10〜10Pa)が一般的であり、1〜5バール(10〜5.0×10Pa)が好ましく、1〜2バール(10〜2.0×10Pa)が特に好ましい。
【0034】
使用されるギ酸は、一般に、80〜99.9質量%、好ましくは94〜99.9質量%、特に好ましくは98〜99.9質量%の濃度の水溶液である。工業銘柄の純度で十分であり;しかしながら、純粋な(高濃度の)ギ酸(ギ酸の水溶液)を使用しても良い。
【0035】
ギ酸には腐食性があるため、混合器は、耐ギ酸材料から構成されている必要があり、例えばオーステナイト系のクロム−ニッケル鋼又は高合金ステンレススチールから構成されている。高合金ステンレススチールが好ましい。
【0036】
使用される混合器は、所望の種類の撹拌器付タンク、押出器又は静的混合器(static mixer)(熱交換装置を具備していても良い)であっても良く、その場合、混合は、反応混合ポンプ(reaction mixing pump)、混合ノズル又は流動床を用いて行われる。熱交換装置を具備していても良い静的混合器を使用するのが好ましい。
【0037】
ギ酸カリウムおよび/またはギ酸ナトリウムを使用する場合、混合操作は、WO96/35657に記載されている方法により行われ得る。
【0038】
金属ギ酸塩をギ酸と混合することにより、ギ酸の二塩を形成する。
【0039】
本発明の方法において、工程(c)は、工程(b)の前の適当な時期に行われても良い。しかしながら、順番は(a)、(b)、(c)とするのが好ましい。
【0040】
混合操作中のギ酸の濃度、温度及び圧力は、工程(c)が工程(b)の前又は後に行われても、これに無関係である。
【0041】
本発明の方法が工程(a)、(c)、(b)の順序で行われる場合、工程(a)後に反応器から取り出される反応溶液を混合器に、適宜、110〜120℃、好ましくは115〜120℃の温度条件で給送し、そして上述したいずれかの混合器においてギ酸と混合する。混合操作中の温度は8〜120℃が一般的であり、50〜120℃が好ましく、90〜120℃が特に好ましく、100〜120℃が極めて好ましい。圧力は0.5〜10バール(5.0×10〜10Pa)であり、1〜5バール(10〜5.0×10Pa)が好ましく、1〜2バール(10〜2.0×10Pa)が特に好ましい。
【0042】
その後、この反応混合物を分離装置に給送し、ここで水及び触媒、更にギ酸中に含まれる場合があるホルムアルデヒド等の低沸点不純物を蒸留除去する。全ての触媒又は触媒の一部を水溶液として反応器に再循環するのが好ましい。全ての水又は一部の水を、金属水酸化物溶液の製造に再利用しても良い。分離除去されるギ酸の不純物を排出する。
【0043】
その後、ギ酸はこの反応混合物に含まれるため、分離装置は、更に上述したいずれかの耐ギ酸材料を含むことが保証されなければならない。好適な分離装置は、任意の種類の蒸留塔である。しかしながら、2基以上の蒸留塔を使用することも可能である。この場合、蒸留塔を相互に連結する。特定の対費用効果がある分割壁カラムを使用するのが好ましい。
【0044】
[工程(d)]
工程(a)〜(c)により得られる金属ギ酸塩/ギ酸混合物の温度は貯蔵温度に調節される。本発明の目的のために、貯蔵温度は0〜40℃であり、20〜30℃が好ましく、20〜25℃が特に好ましい。好適な熱交換器は、従来から市販されている全ての熱交換器であり;例えば流動床を使用する。
【0045】
この方法で貯蔵温度にされた金属ギ酸塩/ギ酸混合物を、その後、貯蔵所に供給するか、又は固体状で、即ち、例えば結晶又は顆粒として処理する。
【0046】
乾燥は、この場合にWO96/35657に記載の手順で行われても良く、その場合、乾燥剤を金属ギ酸塩/ギ酸混合物に添加可能である。この混合物に、凝結防止剤を添加することも可能である。
【0047】
金属ギ酸塩/ギ酸混合物における残水含有率は0.5質量%未満とするのが一般的である。
【0048】
添付図面において、図1及び図2は、本発明の方法が好ましく行われるプラントを概略的に図示したものであり、即ち、
図1は、工程(c)が工程(b)後に行われる連続法に関して、金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造用プラントを概略的に示したものであり、
図2は、工程(c)が工程(b)前に行われる連続法に関して、金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造用プラントを概略的に示したものである。
【0049】
図1によるプラントにおいて、個々の処理工程を(a)、(b)そして(c)の順序で行う。CO又はCO含有ガス混合物を、導入口1を介して反応器7に、底部より向流にて通過させ、そして未反応COを反応器の頂部から取り出し、その全て又は一部を、配管10を経由して反応器7に再循環させる。給送管3を介して、触媒流を給送管2の金属水酸化物水溶液に添加し、そして反応器7に頂部から通過させる。反応は、20〜250℃の温度で行われるのが一般的であり、30〜160℃が好ましく、90〜120℃が特に好ましい。COの分圧は、1〜60バール(10〜6.0×10Pa)が一般的であり、20〜55バール(2.0×10〜5.5×10Pa)が好ましく、40〜55バール(4.0×10〜5.5×10Pa)が特に好ましい。使用される反応器7は、ループ式反応器が好ましい。
【0050】
反応溶液の一部を反応器7から連続的に取り出し、分離装置9に輸送する。使用される分離装置9が蒸留塔である場合、触媒を塔頂で取り出し、そしてその全て又は一部を反応器7に再循環させる。水を、流出管4(排出管4)を介して、分離装置9から取り出す。この流出管は、分割壁カラムから取り出される側流であるか、又は2基のカラムを相互に連結する場合に上側のカラムから取り出される塔底物である。価値ある金属ギ酸塩の生成物を、カラムの底部で溶融体として形成し、そしてそこから取り出して、混合器8に輸送する。給送管5を経由して、80質量%以上、好ましくは94質量%以上、特に好ましくは98質量%以上の濃度で、ギ酸が混合器8に連続的に添加される。価値ある生成物、即ち金属ギ酸塩/ギ酸混合物を、流出管6(排出管6)を介して、混合器8から取り出す。蒸留塔9において、温度は50〜220℃、好ましくは60〜150℃、特に好ましくは90〜120℃であり、圧力は0.2〜15バール(2.0×10〜1.5×10Pa)が一般的であり、好ましくは1〜5バール(10〜5.0×10Pa)、特に好ましくは1〜3バール(10〜3.0×10Pa)であるのに対し、混合器8における温度は8〜120℃、好ましくは50〜120℃、特に好ましくは90〜120℃、極めて好ましくは100〜120℃であり、圧力は0.5〜10バール(5.0×10〜10Pa)、好ましくは1〜5バール(10〜5.0×10Pa)、特に好ましくは1〜2バール(10〜2.0×10Pa)である。
【0051】
その後、金属ギ酸塩/ギ酸混合物を、熱交換器を経由して、0〜40℃、好ましくは20〜30℃、特に好ましくは20〜25℃の貯蔵温度にして、貯蔵所に供給するか、又は固体状で処理する(図示せず)。使用される熱交換器は、例えば流動床である。
【0052】
本発明の方法を図2のプラントにおいて行う場合、個々の処理工程を(a)、(c)そして(b)の順序で行う。CO又はCO含有ガス混合物を導入口1(入口1)を介して反応器7に底部より通過させ、そして未反応COを反応器の頂部から取り出し、その全て又は一部を、配管10を経由して反応器7に再循環させる。給送管3を介して触媒流に添加される金属水酸化物の水溶液を、給送管2を介して反応器7に頂部から給送する。使用される反応器7は、ループ式反応器が好ましい。反応中のCOの分圧は、1〜60バール(10〜6.0×10Pa)が一般的であり、20〜55バール(2.0×10〜5.5×10Pa)が好ましく、40〜55バール(4.0×10〜5.5×10Pa)が特に好ましい。反応器7における温度は、20〜250℃が一般的であり、30〜160℃が好ましく、90〜120℃が特に好ましく、そして圧力は、1〜50バール(10〜5.0×10Pa)、好ましくは3〜40バール(3.0×10〜4.0×10Pa)、特に好ましくは8〜20バール(10〜2.0×10Pa)である。反応溶液の一部を反応器7から連続的に取り出し、混合器8に輸送する。給送管5を介して、ギ酸を混合器8に通過させるが、その際、ギ酸は、80質量%以上、好ましくは94質量%以上、特に好ましくは98質量%以上の濃度の水溶液である。
【0053】
混合器8における混合操作中の温度は、8〜120℃が一般的であり、50〜120℃が好ましく、90〜120℃が特に好ましく、100〜120℃が極めて好ましく、圧力は0.5〜10バール(5.0×10〜10Pa)、好ましくは1〜5バール(10〜5.0×10Pa)、特に好ましくは1〜2バール(10〜2.0×10Pa)である。これにより得られた混合物を、耐ギ酸材料から構成されている蒸留塔9に連続的に輸送する。蒸留は、50〜140℃、好ましくは80〜120℃、特に好ましくは90〜120℃の温度で行われるのが一般的である。蒸留塔9における圧力は、0.2〜15バール(2.0×10〜1.5×10Pa)が一般的であり、1〜5バール(10〜5.0×10Pa)が好ましく、1〜3バール(10〜2.0×10Pa)が特に好ましい。触媒を蒸留塔の塔頂から連続的に取り出し、そしてその全て又は一部を反応器7に再循環させるのが好ましい。水を蒸留塔4の側流部から取り出し、そしてその全て又は一部を金属水酸化物の水溶液の調製に再利用するか、又はその全て又は一部を他の処理装置に給送する。所望の金属ギ酸塩/ギ酸混合物をカラムの底部で製造する。
【0054】
その後、この混合物を、熱交換器を介して、0〜40℃、好ましくは20〜30℃、特に好ましくは20〜25℃の貯蔵温度にし、そして貯蔵所に給送するか、又は固体状で処理する。使用される熱交換器は、例えば、流動床である。
【図面の簡単な説明】
【図1】工程(c)が工程(b)後に行われる連続法に関する金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造用プラントを概略的に示している。
【図2】工程(c)が工程(b)前に行われる連続法に関する金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造用プラントを概略的に示している。
【符号の説明】
1  COの導入口
2  金属水酸化物の水溶液用の給送管
3  触媒用の給送管
4  水用の流出管
5  ギ酸用の給送管
6  生成物用の流出管
7  反応器
8  混合器
9  分離装置
10 配管

Claims (11)

  1. 以下の工程:
    (a)少なくとも1種の金属水酸化物と一酸化炭素(CO)またはCO含有気体を、水溶液中に触媒の存在下で反応させて、対応の金属ギ酸塩を得る工程;
    (b)蒸留によって水及び触媒を分離する工程;
    (c)ギ酸を添加する工程;
    (d)適宜、工程(a)〜(c)により得られた金属ギ酸塩/ギ酸混合物の温度をその貯蔵温度に調節する工程;
    を含み、
    工程(a)において、金属水酸化物がアルカリ金属および/またはアルカリ土類金属の水酸化物であり、そして工程(b)の前の適当な時期に工程(c)を行うことが可能である金属ギ酸塩/ギ酸混合物の製造方法。
  2. 金属水酸化物がナトリウム、カリウムおよび/またはカルシウムの水酸化物である請求項1に記載の方法。
  3. 工程(a)における触媒がアルコール及びギ酸エステルから選択される少なくとも1種の触媒である請求項1または2に記載の方法。
  4. 触媒が非分岐のC〜Cアルカノール、分岐のC〜Cアルカノール及びこれらのギ酸エステルから選択される少なくとも1種の触媒である請求項3に記載の方法。
  5. 触媒がメタノールである請求項4に記載の方法。
  6. 工程(a)の反応が、気体導入装置を具備する撹拌器付タンク、泡鐘塔、またはループ式反応器において行われる請求項1〜5のいずれかに記載の方法。
  7. 工程(c)の添加を撹拌器付タンク、押出器または熱交換装置を具備していても良い混合器において行い、そしてこの混合操作は、反応混合ポンプ、混合ノズル、または流動床を用いて行われる請求項1〜6のいずれかに記載の方法。
  8. 工程(a)が20〜250℃の温度及び1〜50バール(10〜5.0×10Pa)の圧力条件下で行われる請求項1〜7のいずれかに記載の方法。
  9. 工程(b)が50〜220℃の温度及び0.2〜15バール(2.0×10〜1.5×10Pa)の圧力条件下で行われる請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
  10. 工程(c)が8〜120℃の温度及び0.5〜10バール(5.0×10Pa〜10Pa)の圧力条件下で行われる請求項1〜9のいずれかに記載の方法。
  11. 工程(d)における貯蔵温度が0〜40℃である請求項1〜10のいずれかに記載の方法。
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