JP2004002242A - 毛髪処理方法 - Google Patents

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Abstract

【解決手段】工程A又はBからなり、その一以上の時点で毛髪に形付けを行う毛髪処理方法。
工程A:還元剤を含む第1剤、酸化剤を含み緩衝能を有しpH1〜5の第2剤を順次毛髪に適用し、水洗し乾燥する(第1剤又は第2剤が有機酸(A)又はその塩を含む)。
工程B:還元剤を含む第1剤、緩衝能を有しpH1〜5の中間処理剤、酸化剤を含む第2剤を順次毛髪に適用し、水洗し乾燥する(第1剤又は中間処理剤が有機酸(A)又はその塩を含む)。
有機酸(A): 総C数3〜11の非芳香族性疎水基又は総C数4〜18の芳香族性疎水基と、スルホ基、硫酸エステル基等の酸基からなる化合物。
【効果】通常のストレートパーマ程度の簡便な操作で、極めて高い縮毛矯正効果が得られる。また、処理後、日常的なアフターケアにより、頭髪を損傷することなく矯正状態を回復又は持続できる。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、毛髪ケラチンの還元を伴う縮毛矯正方法、その矯正状態を維持あるいは回復する方法、及びそれらに用いるための組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
くせ毛や縮れ毛を直毛化するために、いくつかの縮毛矯正方法が美容院等で実施されている。その一つにストレートパーマと呼ばれる方法がある。これは毛髪ケラチン還元性物質を含むストレートパーマ第1剤組成物をくせ毛に塗布して直線状に固定し、所定時間放置後、水ですすぎ流し、酸化剤を含む第2剤組成物で処理する方法である。この方法は、比較的簡便であるという利点はあるが、矯正効果が弱く、また経日的にくせ毛の状態に早く戻りやすいという欠点がある。
【0003】
更に、アイロン縮毛矯正と呼ばれる方法もある。これは毛髪ケラチン還元性物質を含む第1剤組成物をくせ毛に塗布し、所定時間放置後、水ですすぎ流してから、160℃前後の高温アイロンによって毛髪を直線状とし、酸化剤を含む第2剤組成物で処理する方法である。この方法は上述のストレートパーマに比べれば、高い矯正効果と持続性を有するが、手間と時間がかかるものであり、また、毛量の少ない毛先部分にくせのうねりが残りやすいという問題もある。
【0004】
そして、いずれの方法によっても、縮毛矯正処理後の洗髪の繰り返し等により、くせ毛の状態への戻りがおきる。再矯正するためには、再びストレートパーマやアイロン縮毛矯正を行うこととなり、これらを繰り返すことで毛髪が深刻なダメージを受けてしまうという問題がある。
【0005】
また、直毛化に限らず、くせ毛や縮れ毛に種々のウェーブパーマを施す場合においても、縮毛矯正効果が十分でないと、毛髪の元々のくせや縮れがきちんと矯正されずに残ってしまい、ウェーブがきれいに整わず、美しくない仕上がりになってしまうという問題もある。
【0006】
以上のような問題を解決する方法として、酸性条件下でくせ毛矯正効果を有する特定の有機酸又はその塩を、毛髪に対する浸透促進効果を有する有機溶剤とともに使用することにより、毛髪を直毛化しようとする技術も提案されている(特開平8−92043号公報)。しかし、この方法は、ダメージがない点は優れているが、縮毛矯正効果の点では、従来のストレートパーマに必ずしも及ぶものではなかった。また、これとは別に、毛髪を還元処理後、pKaが5以下のカルボン酸基又はスルホン酸基を少なくとも一個有する化合物を含有し、pHが2〜5である組成物を適用し、その後酸化処理を行うという縮毛矯正方法が提案されている(特開平7−101840号公報)。しかし、この方法も、縮毛矯正効果は十分ではなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、これら従来の問題を解決し、非常に高い縮毛矯正効果と効果の持続性を有する毛髪処理方法を提供することを目的とする。また、当該毛髪処理方法の実施により付与された縮毛矯正効果の維持ならびに回復を、毛髪にダメージを与えることなく簡便に行う方法を提供することを目的とする。更には、これら毛髪処理方法において使用する組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、毛髪ケラチン還元性物質を含む第1剤組成物、及び酸化剤を含む第2剤組成物を用いるいわゆるパーマ処理の工程中において、毛髪内のジスルフィド結合の還元的開裂によって毛髪構造が弛緩している状態で、特定構造を有する有機酸を作用させ、pHを緩衝剤を用いて1〜5として毛髪内に多量に取り込ませると、従来のストレートパーマよりも高い縮毛矯正効果と効果の持続性が得られることを見出した。そして、この方法によれば、くしを通す等の簡単な形付け操作のみでも高い縮毛矯正効果が得られ、また、形付け操作として高温アイロン等の加温具を用いれば、更に高い縮毛矯正効果が得られることも見出した。更に、毛髪にウェーブを付与するために、形付け操作として毛髪をロッドに巻く等する場合では、くせや縮れの多い毛髪であってもそれを矯正しながらカールに形付けすることから、きれいに整ったカールを実現できることも見出した。
【0009】
また、本発明者らは、上記の方法で縮毛矯正された毛髪に、特定構造を有する有機酸又はその塩を含有し、緩衝能を有するpH1〜5の水性処理剤組成物を作用させることにより、毛髪にダメージを与えることのない、簡便な縮毛矯正効果の維持又は回復が可能であることも見出した。
【0010】
すなわち本発明は、工程(1−1)〜(1−4)からなり、そのいずれか一以上の工程中に毛髪に形付けを行い、その際必要に応じて加温具を用いる方法であって、第1剤及び第2剤の少なくとも一方が、有機酸(A)又はその塩を含むものである毛髪処理方法を提供するものである。
【0011】
工程:
(1−1)  毛髪ケラチン還元性物質を含む第1剤を毛髪に適用し1〜120分間放置後、
(1−2)  必要に応じて毛髪を水ですすぎ、
(1−3)  酸化剤を含み、緩衝能を有しpH1〜5である第2剤を毛髪に適用し1〜60分間放置後、
(1−4)  毛髪を水ですすぎ、乾燥する。
【0012】
有機酸(A): 総炭素数3〜11の非芳香族性疎水基又は総炭素数4〜18の芳香族性疎水基と、スルホ基、硫酸エステル基、スルフィノ基、スルフェノ基、ホスホノ基、リン酸エステル基及びホスフィニコ基から選ばれる酸基とからなる化合物。
【0013】
更に本発明は、工程(2−1)〜(2−5)からなり、そのいずれか一以上の工程中に毛髪に形付けを行い、その際必要に応じて加温具を用いる方法であって、第1剤及び中間処理剤の少なくとも一方が、有機酸(A)又はその塩を含むものである毛髪処理方法を提供するものである。
【0014】
工程:
(2−1)  毛髪ケラチン還元性物質を含む第1剤を毛髪に適用し1〜120分間放置後、
(2−2)  緩衝能を有しpH1〜5の中間処理剤を毛髪に適用し、
(2−3)  必要に応じて毛髪を水ですすぎ、
(2−4)  酸化剤を含む第2剤を毛髪に適用し1〜60分間放置後、
(2−5)  毛髪を水ですすぎ、乾燥する。
【0015】
更に本発明は、上記いずれかの毛髪処理方法に用いるための第1剤であって、上記の有機酸(A)又はその塩を0.1〜40重量%及び毛髪ケラチン還元性物質を0.1〜20重量%含有し、pHが5〜11である水性組成物を提供するものである。
【0016】
更に本発明は、上記いずれかの毛髪処理方法に用いるための第2剤であって、上記の有機酸(A)又はその塩を0.1〜40重量%、緩衝剤を1〜20重量%及び酸化剤を0.1〜20重量%含有し、pHが1〜5である水性組成物を提供するものである。
【0017】
更に本発明は、上記の毛髪処理方法に用いるための中間処理剤であって、上記の有機酸(A)又はその塩を0.1〜40重量%及び緩衝剤を1〜20重量%含有し、pHが1〜5である水性組成物を提供するものである。
【0018】
更に本発明は、上記いずれかの方法により処理された毛髪を、上記の有機酸(A)又はその塩を含み、緩衝能を有するpH1〜5の後処理剤を毛髪に適用し1〜120分間放置後、毛髪を水ですすぎ、乾燥する毛髪処理方法を提供するものである。
【0019】
更に本発明は、上記の毛髪処理方法に用いるための後処理剤であって、上記の有機酸(A)又はその塩を0.1〜40重量%及び緩衝剤を1〜20重量%含有し、pHが1〜5である水性組成物を提供するものである。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明で使用する有機酸(A)又はその塩において、総炭素数3〜11の非芳香族性疎水基としては、置換基を有していてもよい脂肪族炭化水素基、脂環式炭化水素基、非芳香族性複素環式基等が挙げられ、総炭素数4〜18の芳香族性疎水基としては、置換基を有していてもよい芳香族炭化水素基、複素環芳香族基等が挙げられる。これら疎水基の好ましいものとして、以下の基が挙げられる。
【0021】
脂肪族炭化水素基としては、総炭素数3〜11、特に総炭素数4〜10の、直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基、並びに当該炭素数範囲内で、これらの基に後述のアルコキシ基が置換した基が好ましい。
【0022】
脂環式炭化水素基としては、総炭素数3〜11、特に総炭素数5〜10の、飽和又は不飽和の脂環構造を少なくとも一部に有する炭化水素基、例えばシクロアルキル基、シクロアルケニル基、シクロアルカジエニル基、シクロアルカトリエニル基、シクロアルキニル基等、並びに当該炭素数範囲内で、これらの基に後述の脂肪族炭化水素基及び/又はアルコキシ基が置換した基、及び後述の脂肪族炭化水素基にこれらの基が置換した基が好ましい。
【0023】
また、非芳香族性複素環式基としては、総炭素数3〜11、特に総炭素数4〜10の、飽和又は不飽和の複素環構造を少なくとも一部に有する基、例えばピロリジル基、ピペリジル基、ピペリジノ基、モルフォリニル基、モルフォリノ基等、並びに当該炭素数範囲内で、これらの基に後述の脂肪族炭化水素基及び/又はアルコキシ基が置換した基、及び後述の脂肪族炭化水素基にこれらの基が置換した基が好ましい。
【0024】
芳香族炭化水素基としては、総炭素数4〜18、特に総炭素数6〜14の、芳香環を少なくとも一部に有する炭化水素基、例えばフェニル基、ナフチル基、アントリル基、ビフェニリル基、フェノキシフェニル基、ジフェニルメチル基、クミルフェニル基、インデニル基、フルオレニル基等、並びに当該炭素数範囲内で、これらの基に後述の炭化水素基及び/又はアルコキシ基が置換した基、及び後述の炭化水素基にこれらの基が置換した基が好ましい。
【0025】
複素環芳香族基としては、総炭素数4〜18の、複素環を少なくとも一部に有する基、例えばフリル基、ピロリル基、チオフェニル基、キノリル基、イソキノリル基、特に総炭素数6〜14の、複素環を少なくとも一部に有する基、例えばキノリル基、イソキノリル基等、並びに当該炭素数範囲内で、これらの基に後述の炭化水素基及び/又はアルコキシ基が置換した基、及び後述の炭化水素基にこれらの基が置換した基が好ましい。
【0026】
上に挙げた各疎水基において、それぞれの総炭素数の範囲内で、例示した基に置換してもよい炭化水素基、及び例示した基が置換してもよい炭化水素基としては、1〜3価の炭素数1〜10の炭化水素基、特に炭素数1〜8の、直鎖又は分岐鎖の、飽和又は不飽和の脂肪族炭化水素基、及び炭素数5〜8の飽和又は不飽和の脂環式炭化水素基が挙げられる。また上に挙げた各疎水基において、それぞれの総炭素数の範囲内で、例示した基に置換してもよいアルコキシ基としては、炭素数1〜10、特に炭素数1〜8の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ基が挙げられる。これら炭化水素基とアルコキシ基は、例示した基に複数個置換してもよい。
【0027】
有機酸(A)又はその塩は、スルホ基〔−SOH〕、硫酸エステル基〔−OSOH〕、スルフィノ基〔−SOH〕、スルフェノ基〔−S−OH〕、ホスホノ基〔−P(=O)(OH)〕、リン酸エステル基〔−OP(=O)(OH),−Hn+13n+1〕及びホスフィニコ基〔=P(=O)OH〕から選ばれる酸基(一部又は全部が塩を形成してもよい)を、好ましくは1個又は2個、特に好ましくは1個有するが、この酸基としては、スルホ基、硫酸エステル基、ホスホノ基及びリン酸エステル基が好ましく、更にはスルホ基及び硫酸エステル基、特にスルホ基が好ましい。また、有機酸(A)又はその塩は、アミノ基、ヒドロキシ基を合わせて0〜2個有してもよいが、縮毛矯正効果の点からは、これらの親水性置換基を有しないことが好ましい。有機酸(A)の塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩等が挙げられる。有機酸(A)又はその塩の好ましい具体例としては、以下に示す化合物が挙げられる。
【0028】
脂肪族又は脂環式炭化水素基とスルホ基を有する有機酸(A)又はその塩として、ヘキサンスルホン酸、ヘプタンスルホン酸、オクタンスルホン酸、ノナンスルホン酸等の直鎖アルカンスルホン酸とそれらの塩;ヘキセンスルホン酸、ヘプテンスルホン酸、オクテンスルホン酸、ノネンスルホン酸等の直鎖アルケンスルホン酸とそれらの塩;シクロヘキサンスルホン酸、シクロヘキセンスルホン酸等の炭素数6〜8の脂環式飽和又は不飽和炭化水素スルホン酸とそれらの塩;ジメチルブタンスルホン酸、エチルブタンスルホン酸、メチルペンタンスルホン酸、トリメチルペンタンスルホン酸、エチルヘキサンスルホン酸、トリメチルヘキサンスルホン酸、ジメチルヘプタンスルホン酸、ジメチルオクタンスルホン酸等の炭素数6〜10の分岐アルカンスルホン酸とそれらの塩;メチルペンチンスルホン酸、トリメチルペンテンスルホン酸等の炭素数6〜10の分岐アルケン又はアルキンスルホン酸とそれらの塩;メチルシクロヘキサンスルホン酸、ジメチルシクロヘキサンスルホン酸、エチルシクロヘキサンスルホン酸、tert−ブチルシクロヘキサンスルホン酸、ジペンテンスルホン酸、ジメチルオクタジエンスルホン酸、ジメチルオクタトリエンスルホン酸、カンファースルホン酸等の炭素数6〜11の置換基を有する脂環式炭化水素スルホン酸とそれらの塩が挙げられる。
【0029】
芳香族炭化水素基とスルホ基を有する有機酸(A)又はその塩として、トルエンスルホン酸、ブチルトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、スチレンスルホン酸、メチルスチレンスルホン酸、ブチルスチレンスルホン酸、クメンスルホン酸、メチルクメンスルホン酸、キメンスルホン酸、トリメチルベンゼンスルホン酸、エチルベンゼンスルホン酸、フェニルエタンスルホン酸、ジエチルベンゼンスルホン酸、プロピル又はイソプロピルベンゼンスルホン酸、フェニルプロパンスルホン酸、ジイソプロペニルベンゼンスルホン酸、ジビニルベンゼンスルホン酸、ブチル−、イソブチル−、tert−ブチル−又はsec−ブチルベンゼンスルホン酸、メチルブチルベンゼンスルホン酸、ジ−tert−ブチルベンゼンスルホン酸等のベンゼン骨格を有するスルホン酸とそれらの塩;ナフタレンスルホン酸、ナフタレンジスルホン酸、メチルナフタレンスルホン酸、ジメチルナフタレンスルホン酸、エチルナフタレンスルホン酸、プロピル又はイソプロピルナフタレンスルホン酸、ブチル−、イソブチル−、tert−ブチル、又はsec−ブチルナフタレンスルホン酸等のナフタレン骨格を有するスルホン酸とそれらの塩;その他、ビフェニルスルホン酸、フェノキシベンゼンスルホン酸、エトキシベンゼンスルホン酸、フェノキシエタンスルホン酸、ジフェニルメタンスルホン酸、アントラセンスルホン酸、インデンスルホン酸、フルオレンスルホン酸とそれらの塩が挙げられる。
【0030】
複素環式基とスルホ基を有する有機酸(A)又はその塩として、キノリンスルホン酸、イソキノリンスルホン酸、メチルキノリンスルホン酸とそれらの塩が挙げられる。
【0031】
またその他の好ましい有機酸(A)又はその塩として、上記のスルホン酸と同じ疎水基を有する硫酸エステル、ホスホン酸、リン酸エステルとそれらの塩も挙げられる。有機酸(A)又はその塩は、2種以上を併用することもできる。
【0032】
前述の工程(1−1)〜(1−4)からなる毛髪処理方法においては、第1剤及び第2剤の少なくとも一方が、有機酸(A)又はその塩を含有すればよいが、これら両者が有機酸(A)又はその塩を含むことが好ましい。また、前述の工程(2−1)〜(2−5)からなる毛髪処理方法においては、第1剤及び中間処理剤の少なくとも一方が、有機酸(A)又はその塩を含有すればよいが、これら両者が有機酸(A)又はその塩を含むことが好ましく、また、第2剤も有機酸(A)又はその塩を含むことがより好ましい。
【0033】
これら第1剤、中間処理剤及び第2剤が有機酸(A)又はその塩を含有する場合、その含有量は各処理剤中0.1〜40重量%が好ましく、更には1〜30重量%、特に2〜20重量%が好ましい。
【0034】
本発明において、緩衝能を有するとは、25℃において組成物の10重量%水溶液のpHを、初期の値から1上昇させるのに要する塩基の濃度を尺度として、次式により求められる値B(以下、B値と呼ぶ)が、0.001グラム当量/L以上であることをいう。
【0035】
B=|dC/dpH|
〔式中、Cは塩基のイオン濃度(グラム当量/L)を示す。〕
【0036】
測定方法: 組成物10グラムをとり、水を加えて100mLとし、この時のpHを測定し、次いでこれに1N水酸化ナトリウム水溶液を加えて、pHが1上昇するのに要する1N水酸化ナトリウム水溶液の量(x mL)を測定し、B=x×10/1000グラム当量/L によって算出する。
【0037】
水性組成物がpH1〜5で緩衝能を有するためには、緩衝剤として、例えば、25℃における酸解離定数pKaが1〜5である有機又は無機酸(複数のpKaを持つ場合は、少なくとも一つのpKa)を含有し、好ましくはそれらの塩も含有することが挙げられる。これらの酸としては、例えば、クエン酸、乳酸、リンゴ酸、酒石酸、グリコール酸、コハク酸、安息香酸、ピロリドンカルボン酸等のカルボン酸及びリン酸等が挙げられ、これらの塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩及びアンモニウム塩等が挙げられる。水性組成物が緩衝能を有することで、縮毛矯正効果を高めることができる。これは、酸性条件下で毛髪内のイオン結合が切断されて生成したカチオンサイトに、アニオン化した有機酸(A)又はその塩がイオン結合的に吸着固定化される際に、pHをより低い値にする方が有利であり、緩衝能を有することでpHを低い値に保持することができるためと考えられる。
【0038】
本発明で使用される第1剤は、毛髪ケラチン還元性物質を含有する。毛髪ケラチン還元性物質としては、例えば、チオグリコール酸、チオ乳酸、チオグリセロール、グリセリルモノチオグリコレート及びこれらのアンモニウム塩、ナトリウム塩等の塩又は誘導体、システイン、システイン塩酸塩、N−アセチルシステイン、亜硫酸塩及び亜硫酸水素塩が挙げられる。これらの毛髪ケラチン還元性物質は、2種以上を併用することもでき、その含有量は第1剤中0.1〜20重量%が好ましく、更には1〜10重量%、特に2〜8重量%が好ましい。
【0039】
還元力を調整するために、上記の毛髪ケラチン還元性チオール化合物のジチオ化合物であるジチオジグリコール酸、ジチオジ乳酸又はこれらの塩等を添加することもできる。
【0040】
第1剤のpHは5〜11であるのが好ましく、更には6〜10、特に7〜9.6に調整されるのが好ましい。
【0041】
本発明で使用される中間処理剤は、緩衝能を有するものであり、すなわちB値は0.001グラム当量/L以上であるが、0.01グラム当量/L以上、特に0.01〜0.2グラム当量/Lが好ましい。中間処理剤は、緩衝剤を1〜20重量%含有するのが好ましい。また、pHは1〜5であり、1〜4、更に1〜3.5、特に2.5〜3.5が好ましい。
【0042】
また、中間処理剤は、毛髪上で第1剤と混合した場合にpHが1〜5となったことを施術者が確認することができるように、例えば、メチルイエロー、メチルオレンジ、メチルレッド、ブロモフェノールブルー等のpH指示薬を含有していてもよい。
【0043】
なお、中間処理剤の特殊な形態として、例えば、適当量の固体の酸(クエン酸等)を第1剤の毛髪への適用中に第1剤と混合し、pHを1〜5とすることや、固体の酸を徐溶性のコート剤でコートし、その適当量を第1剤の毛髪への適用直前又は適用中に第1剤と混合し、ある時間が経過した段階でpHが1〜5になるようにすること等も考えられる。コート剤としては、例えば、ポリエチレングリコール等の水溶性高分子、石膏膜、フッ化カルシウム等の疎水性物質、固体の油脂剤や界面活性剤等が使用できる。
【0044】
本発明で使用される第2剤は、酸化剤を含有する。酸化剤としては、例えば、臭素酸ナトリウム、過ホウ素酸ナトリウム、過酸化水素等が挙げられ、特に過酸化水素が好ましい。これらの酸化剤は、2種以上を併用することもでき、その含有量は第2剤中0.1〜20重量%であることが好ましい。
【0045】
工程(1−1)〜(1−4)からなる方法における第2剤は、緩衝能を有するものであり、すなわちB値は0.001グラム当量/L以上であるが、0.01グラム当量/L以上、特に0.01〜0.2グラム当量/Lが好ましい。この第2剤は、緩衝剤を1〜20重量%含有するのが好ましい。また、pHは1〜5であり、1〜4、更に1〜3.5、特に2.5〜3.5が好ましい。
【0046】
一方、工程(2−1)〜(2−5)からなる毛髪処理方法では、中間処理剤が緩衝能を有しpH1〜5であるため、第2剤は必ずしも緩衝能を有しpH1〜5であるものでなくてもよいが、緩衝能を有しpH1〜5であることが好ましい。この第2剤が緩衝能を有する場合、緩衝剤を1〜20重量%含有するのが好ましい。
【0047】
これら第1剤、中間処理剤及び第2剤は、有機酸(A)又はその塩の毛髪内への浸透を助けるために有機溶剤を含有することが好ましい。好ましい有機溶剤としては、一般式(i)、(ii)、(iii)、(iv)及び(v)のいずれかで表されるものが挙げられる。
【0048】
【化1】
Figure 2004002242
【0049】
〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖のアルキル基又は炭素数1〜4の直鎖若しくは分岐鎖のアルコキシ基を示し、Wは単結合、メチレン基、又は炭素数2〜4の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、Yは炭素数2〜4の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、nは0〜3の整数を示す。〕
【0050】
【化2】
Figure 2004002242
【0051】
〔式中、Rは炭素数4〜7の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基を示し、Yは炭素数2〜4の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、mは0〜3の整数を示す。〕
【0052】
【化3】
Figure 2004002242
【0053】
〔式中、Rは炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。〕
【0054】
【化4】
Figure 2004002242
【0055】
〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示す。〕
【0056】
【化5】
Figure 2004002242
【0057】
〔式中、Rは水素原子、炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、kは1又は2の整数を示す。〕
【0058】
一般式(i)〜(v)において、R、R、R及びRで表される炭素数
1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキル基としては、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基が挙げられる。Rで表される炭素数1〜4の直鎖又は分岐鎖のアルコキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基等が挙げられる。Rで表される炭素数4〜7の直鎖、分岐鎖又は環状のアルキル基としては、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、イソブチル基、シクロペンチル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。また、X、Y及びYで表される炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基としては、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基等が挙げられる。
【0059】
有機溶剤(i)としては、例えば2−フェノキシエタノール、ベンジルアルコール、2−フェニルエタノール、2−ベンジルオキシエタノール等が、有機溶剤(ii)としては、例えばn−ブタノール、エチレングルコールモノn−ブチルエーテル、ジエチレングルコールモノn−ブチルエーテル等が、有機溶剤(iii)としてはN−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン等が、有機溶剤(iv)としては、炭酸エチレン、炭酸プロピレン等が、有機溶剤(v)としては、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、γ−カプロラクトン等が挙げられる。これらのうち、有機溶剤(i)、特にベンジルアルコール及び2−ベンジルオキシエタノールが好ましい。
【0060】
更に、エタノール、イソプロパノール等の低級アルカノール類、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン等のポリオール類、エチレングリコール又はジエチレングリコールのモノ低級アルキルエーテル等を加えることも好ましい。
【0061】
有機溶剤は2種以上を併用してもよく、その含有量は各処理剤中の1〜50重量%、更に3〜45重量%、特に5〜40重量%が好ましい。
【0062】
工程(1−1)では、第1剤の塗布量は、処理する毛髪に対して0.1〜4重量倍、特に0.5〜2.5重量倍が好ましい。第1剤による処理時間は、処理する毛髪のくせの強さ、太さや傷み具合に応じて、1〜120分の範囲で適宜調節される。この際、必要であれば加温してもよく、毛髪付近の温度が30〜55℃、特に35〜50℃になるようにするのが好ましい。
【0063】
工程(1−2)は、工程(1−1)で使用する第1剤が有機酸(A)又はその塩を含有するものである場合には行わず、有機酸(A)又はその塩を含有しないものである場合には行うことが好ましい。
【0064】
工程(1−3)では、第2剤の塗布量は、工程(1−2)を行った場合は、処理する毛髪に対して0.1〜3重量倍、特に0.5〜2.5重量倍が好ましい。また、工程(1−2)を行わなかった場合は、第1剤の塗布量に対して0.5〜20重量倍が好ましい。第2剤による処理時間は、第1剤の毛髪ケラチン還元力、処理時間、及び第2剤の酸化力等に応じて、1〜60分の範囲で適宜調節される。
【0065】
工程(1−4)では、まず毛髪上の水性処理剤をすすぎ流し、必要に応じてシャンプー、リンス等をした後、乾燥する。
【0066】
形付け操作は上記工程中いずれか一又は二以上に渉って行う。形付け操作自体は従来のパーマ(ストレート、ウェーブ、アイロン)と同様にして行うことができる。更に、直毛化の場合には、第1剤や第2剤が毛髪に付着している時にブラシ等で毛髪を直線的に整えておくという簡単な操作でも十分な縮毛矯正効果が得られる。また、加温具(アイロン)を用いる場合、工程(1−4)において水性処理剤をすすぎ流した後にアイロン処理することでも高い縮毛矯正効果が得られる。
【0067】
形付け操作にアイロンを使用する場合、アイロンの温度は70〜180℃、特に140〜180℃に設定することが好ましい。この際、毛髪保護成分等を含有する処理剤等を適宜用いることができる。アイロンを使用することにより、更に高い縮毛矯正効果を得ることができる。
【0068】
工程(2−1)では、第1剤の塗布量は、処理する毛髪に対して0.1〜4重量倍、特に0.5〜2.5重量倍が好ましい。第1剤による処理時間は、処理する毛髪のくせの強さ、太さや傷み具合に応じて、1〜120分の範囲で適宜調節される。この際、必要であれば加温してもよく、毛髪付近の温度が30〜55℃、特に35〜50℃になるようにするのが好ましい。
【0069】
工程(2−2)では、中間処理剤を第1剤で処理した毛髪に適用する。第1剤が有機酸(A)又はその塩を含有する場合、中間処理剤の塗布量は、第1剤のpH及び中間処理剤のpH、緩衝能等に応じて適宜調節されるが、アルカリ水溶液である第1剤に対して、これと混合後のpHが1〜5、好ましくは2〜4、更に好ましくは2.5〜3.8となる量の中間処理剤が塗布される。中間処理剤の塗布量は、第1剤の塗布量に対して1〜50重量倍、特に2〜10重量倍が好ましい。中間処理剤による処理時間は、処理する毛髪のくせの強さ、太さや傷み具合に応じて、0.1〜60分の範囲で適宜調節される。この際、必要であれば加温してもよく、毛髪付近の温度が30〜55℃、特に35〜50℃になるようにするのが好ましい。また、第1剤が有機酸(A)又はその塩を含有しない場合、中間処理剤を毛髪に適用する前に第1剤をすすぎ流すことが好ましい。中間処理剤の塗布量は、処理する毛髪に対して0.1〜3重量倍、特に0.5〜2.5重量倍が好ましい。中間処理剤による処理時間は、処理する毛髪のくせの強さ、太さや傷み具合に応じて、1〜60分の範囲で適宜調節される。この際、必要であれば加温してもよく、毛髪付近の温度が30〜55℃、特に35〜50℃になるようにするのが好ましい。なお、有機酸(A)又はその塩を含有する第1剤及び中間処理剤で継続的に処理した毛髪を水ですすいだ後、更に有機酸(A)又はその塩を含む中間処理剤で処理することにより、矯正効果をより一層高めることができる。
【0070】
工程(2−3)でのすすぎは、残存する毛髪ケラチン還元性物質を含有する処理剤をすすぎ流すために行うことが好ましい。
【0071】
工程(2−4)では、第2剤の塗布量は、処理する毛髪に対して0.1〜3重量倍、特に0.5〜2.5重量倍が好ましい。第2剤による処理時間は、第1剤の毛髪ケラチン還元力、処理時間、及び第2剤の酸化力等に応じて、1〜60分の範囲で適宜調節される。
【0072】
工程(2−5)では、まず毛髪上の水性処理剤をすすぎ流し、必要に応じてシャンプー、リンス等をした後、乾燥する。
【0073】
形付け操作は、以上の工程中いずれか一又は二以上に渉って行う。形付け操作自体は従来のパーマ(ストレート、ウェーブ、アイロン)と同様にして行うことができる。更に、直毛化の場合には、第1剤、第2剤又は中間処理剤が毛髪に付着している時にブラシ等で毛髪を直線的に整えておくという簡単な操作でも十分な縮毛矯正効果が得られる。また、アイロンを用いる場合、工程(2−3)又は(2−5)において水性処理剤をすすぎ流した後にアイロン処理することでも高い縮毛矯正効果が得られる。
【0074】
形付け操作にアイロンを使用する場合、アイロンの温度は70〜180℃、特に140〜180℃に設定することが好ましい。この際、毛髪保護成分等を含有する処理剤等を適宜用いることができる。アイロンを使用することにより、更に高い縮毛矯正効果を得ることができる。
【0075】
以上の方法により処理された毛髪は、縮毛矯正効果の持続性にも優れている。一般的な毛髪の手入れ(シャンプー、リンス等)を日常的に繰り返した場合、この処理後と従来のストレートパーマ処理後との持続性の差は歴然としている。
【0076】
以上述べた方法により処理した後、数日〜数週間経過した毛髪に、有機酸(A)又はその塩を含み、緩衝能を有しpH1〜5である後処理剤を適用し、1〜120分間放置後、毛髪を水ですすぎ、乾燥する毛髪処理を施すと、縮毛矯正効果をより長期的に持続又は回復することができる。
【0077】
ここで使用される後処理剤は、緩衝能を有するものであり、B値は0.001グラム当量/L以上であるが、0.01グラム当量/L以上、特に0.01〜0.2グラム当量/Lが好ましい。後処理剤は、緩衝剤を1〜20重量%含有するのが好ましい。また、pHは1〜5であり、1〜4、更に1〜3.5、特に2.5〜3.5が好ましい。
【0078】
後処理剤における有機酸(A)又はその塩の含有量は、0.1〜40重量%が好ましく、更には1〜30重量%、特に2〜20重量%が好ましい。また、後処理剤は、有機酸(A)又はその塩の毛髪内への浸透を助けるために有機溶剤を含有することが好ましい。好ましい有機溶剤としては、先に示した一般式(i)、(ii)、(iii)、(iv)及び(v)のいずれかで表されるものが挙げられる。有機溶剤は2種以上を併用してもよく、その含有量は全組成中の1〜50重量%、更に3〜45重量%、特に5〜40重量%が好ましい。
【0079】
後処理剤は、もはや毛髪ケラチン還元性物質や酸化剤を含まなくてもよいので、上記処理によってこれらに起因する毛髪ダメージを被ることはない。また、シャンプー、リンス、プレシャンプートリートメント等の剤形とすることができるので、非常に簡便に使用することができる。後処理剤は毛髪が乾いた状態でも濡れた状態でも適用することができ、その塗布量は剤形等によって適宜調節されるが、処理する毛髪に対して0.1〜3重量倍、特に0.5〜2.5重量倍が好ましい。後処理剤による処理時間は、1〜120分の範囲で適宜調節される。この際、必要であれば加温してもよく、毛髪付近の温度が30〜55℃、特に35〜50℃になるようにするのが好ましい。
【0080】
本発明における第1剤、第2剤、中間処理剤及び後処理剤は、水を媒体とし、液状又は増粘剤を含有するジェル状であるのが好ましく、また前述の含有成分以外にも必要に応じて種々の香粧品原料を含むことができる。例えば、pH調整剤(アンモニア、モノエタノールアミン、2−プロパノールアミン、水酸化ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウム、乳酸、乳酸ナトリウム、リン酸等)、増粘剤(ヒドロキシエチルセルロース、キサンタンガム、ポリアクリル酸誘導体等)、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、半極性界面活性剤、油剤、シリコーン類、アニオン性ポリマー、カチオン性ポリマー、両性ポリマー、香料、着色剤、防腐剤、紫外線吸収剤、毛髪保護成分、感触向上剤、保湿剤、キレート剤、育毛成分等が挙げられる。
【0081】
【実施例】
実施例1及び比較例1
下記の第1剤、中間処理剤及び第2剤を調製し、後述の縮毛矯正処理及びその評価に用いた。
【0082】
Figure 2004002242
【0083】
第1剤Y〔 2−NSA 非配合〕
第1剤Xの組成において2−NSA非配合、精製水でバランス。
【0084】
Figure 2004002242
【0085】
Figure 2004002242
【0086】
Figure 2004002242
【0087】
第2剤Y〔 2−NSA 非配合〕
第2剤Xの組成において2−NSA非配合、精製水でバランス。
【0088】
〈処理及び評価の方法〉
日本人の強いくせ毛に、表1に記した比較例1及び実施例1−A〜Iの処理を施し、毛髪の乾燥後の外観から、下記基準に従い、矯正効果を評価した。
【0089】
(1)第1剤処理
第1剤は毛髪重量の1.5倍量を毛髪に塗布し、毛を直線形状に整えて30分放置した。ただし、塗布15分後に改めて指またはコームで毛を直線形状に整えた。
【0090】
(2)中間処理
実施例1−F〜Iにおいては、第1剤を水ですすぐことなく、第1剤使用量の5倍量の中間処理剤を毛髪に付与し、よく毛となじませてからすぐに水ですすぎ、タオルで水気を除いた。
実施例1−D、Eにおいては、第1剤を水ですすいでタオルで水気を除いた後に、毛髪重量の1.5倍の中間処理剤を毛髪に塗布し、毛を直線形状に整えて30分間の放置の後、水ですすいでタオルで水気を除いた。
実施例1−B、Cにおいては、第1剤を水ですすぐことなく、比較例1及び実施例1−Aにおいては、第1剤を水ですすいでタオルで水気を除き、いずれも中間処理を行わなかった。
【0091】
(3)第2剤処理
比較例1および実施例1−A,D〜Iにおいては、毛髪と等重量の第2剤を毛髪に塗布し、毛髪を直線形状に整えて15分間放置した後、水ですすぎ、乾燥させた。実施例1−B、Cにおいては、毛髪重量の1.5倍の第2剤を毛髪に塗布し、毛髪を直線形状に整えて15分間放置した後、水ですすぎ、乾燥させた。
【0092】
〈評価基準〉
5:ほぼ完全にストレート
4:比較例に比べて極めて高い矯正効果
3:比較例に比べてかなり高い矯正効果
2:比較例に比べてやや高い矯正効果
1:強いくせが残る(比較例)
【0093】
〈結果〉
この結果を表1に示す。
【0094】
【表1】
Figure 2004002242
【0095】
表1に示すように、2−NSAを還元、酸化過程のいずれかの時点で酸性条件下で作用させるすべての処理方法において、比較例1と比べて高い矯正効果が得られ、中でも第1剤に2−NSAを配合し、緩衝能の有る中間処理剤で処理を行った場合(実施例1−F〜I)に優れた矯正効果が得られ、更に、中間処理剤と第2剤のどちらか一方又は両方に2−NSAを配合した場合に、とりわけ優れた矯正効果が得られた(実施例1−G〜I)。
引き続き、実施例1−F〜Iの各条件で処理を行った毛髪に洗髪を7回繰り返したところ、若干のくせの戻りが確認された。これらの毛髪に、後処理剤として、上記中間処理剤Xと同一の組成物を毛髪重量の1.5倍量塗布し、室温で30分放置した後、すすぎ、乾燥させ、外観から矯正効果を評価したところ、すべての場合に、ほぼ実施例1−F〜Iでの処理直後の形状への回復が確認された。
【0096】
実施例2及び比較例2
実施例1で使用した第1剤Y、中間処理剤X及び第2剤Y、並びに下記中間処理剤Z及び第2剤Zを、後述の縮毛矯正処理及びその評価に用いた。
【0097】
中間処理剤Z〔 2−NSA 配合,緩衝能なし〕
以下に示す2−NSAを配合しているが緩衝能のない中間処理剤を調製した。これは特開平7−101840号公報の実施例3の中間処理剤組成にほぼ相当する。
Figure 2004002242
【0098】
第2剤Z〔臭素酸ナトリウム水溶液〕
6.0重量%臭素酸ナトリウム水溶液を調製した。これは、特開平7−101840号公報の実施例3の第2剤組成に相当する。
【0099】
〈処理及び評価の方法〉
日本人の強いくせ毛に、表2に記した比較例2及び実施例2の処理を施し、毛髪の乾燥後の外観から、矯正効果を評価した。
【0100】
【表2】
Figure 2004002242
【0101】
(1)第1剤処理
毛髪重量の1.5倍量の第1剤Yを毛髪に塗布し、毛を直線形状に整えて30分放置した。ただし、塗布15分後に改めて指またはコームで毛を直線形状に整えた。
【0102】
(2)中間処理
第1剤を水ですすいでタオルで水気を除いた後に、毛髪重量の1.5倍の中間処理剤を毛髪に塗布し、毛を直線形状に整えて50℃で15分間放置した後、水ですすいでタオルで水気を除いた。
【0103】
(3)第2剤処理
毛髪と等重量の第2剤を毛髪に塗布し、毛髪を直線形状に整えて15分間放置した後、水ですすぎ、乾燥させた。
【0104】
〈結果〉
特開平7−101840号公報の実施例3に記載された方法での処理(比較例2)に比較して、緩衝能のある中間処理剤を使用する本発明の方法での処理(実施例2)が高い矯正効果をはっきりと示した。
【0105】
実施例3及び比較例3
表3〜5に組成を示す種々の有機酸(A)を含有する第1剤、中間処理剤及び第2剤を調製した。各剤への有機酸(A)の配合量の合計は、0.39molである。
【0106】
化合物(A)の種類:
2−ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩(2−NSA)
オクタンスルホン酸ナトリウム塩(OSA)
2−エチルヘキシルスルホン酸ナトリウム塩(2−EHSA)
ブトキシプロパンスルホン酸ナトリウム塩(BOPSA)
キシレンスルホン酸ナトリウム塩(XSA)
クメンスルホン酸ナトリウム塩(CSA)
【0107】
【表3】
Figure 2004002242
【0108】
【表4】
Figure 2004002242
【0109】
【表5】
Figure 2004002242
【0110】
これらを用いて、表6に示す方法で日本人の強いくせ毛に矯正処理を施し、毛髪の乾燥後の外観から、実施例1と同様の基準に従い、くせ毛矯正効果を評価した。
【0111】
(1)第1剤処理
第1剤は毛髪重量の2倍を塗布し、毛を直線形状に整えて45分放置した。
【0112】
(2)中間処理
すべての実施例において、第1剤を水ですすぐことなく、第1剤使用量の7倍量の中間処理剤を毛髪に塗布し、よく毛となじませてからすぐに水ですすぎ、タオルで水気を除いた。
比較例においては、中間処理を行わず、第1剤を水ですすいでタオルで水気を除いた。
【0113】
(3)第2剤処理
毛髪重量の1.5倍の第2剤を毛髪に塗布し、毛髪を直線形状に整えて20分間放置した後、水ですすぎ、乾燥させた。
【0114】
〈結果〉
表6に結果を示す。比較例3を除くすべての実施例において、高い矯正効果を確認した。
【0115】
【表6】
Figure 2004002242
【0116】
実施例4及び比較例4
〈処理及び評価の方法〉
実施例1で調製した第1剤X及びY、中間処理剤Y、第2剤X及びYを用いて、ラテンアメリカ人及び黒人の強いくせ毛に、実施例1−G及び比較例1と同様の方法で処理を施し、乾燥後の外観から、実施例1と同様の基準に従い、くせの矯正効果を評価した。
【0117】
(1)第1剤処理
ラテンアメリカ人毛には毛髪重量の2倍、黒人毛には毛髪重量の3倍の第1剤を塗布し、毛を直線形状に整えて30分放置した。ただし、どちらの場合も、塗布15分後に改めて指又はコームで毛を直線形状に整えた。
【0118】
(2)中間処理
実施例においては、第1剤を水ですすぐことなく、第1剤使用量の5倍量の中間処理剤を毛髪に付与し、よく毛となじませてからすぐに水ですすぎ、タオルで水気を除いた。
比較例においては、第1剤を水ですすいでタオルで水気を除き、中間処理を行わなかった。
【0119】
(3)第2剤処理
毛髪と等重量の第2剤を毛髪に塗布し、毛髪を直線形状に整えて15分間放置した後、水ですすぎ、乾燥させた。
【0120】
〈結果〉
ラテンアメリカ人毛、黒人毛の両方について、比較例ではほとんど矯正効果を認めなかった(評価=1)が、実施例では極めて高い矯正効果を得た(評価=4)。
【0121】
実施例5
〈処理及び評価の方法〉
実施例1で調製した第1剤X、中間処理剤Y、第2剤X及びYを用いて、ラテンアメリカ人の強いくせ毛に、表7に示す実施例1−G及び実施例5−A〜Dの処理を施し、乾燥後の外観からくせの矯正効果を評価した。
【0122】
【表7】
Figure 2004002242
【0123】
(1)第1剤処理
第1剤は毛髪重量の1.5倍量を毛髪に塗布し、毛を直線形状に整えて30分放置した。ただし、塗布15分後に改めて指またはコームで毛髪を直線形状に整えた。
【0124】
(2)中間処理及び高温アイロン処理
第1剤を水ですすぐことなく、第1剤使用量の5倍量の中間処理剤を毛髪に塗布し、よく毛髪となじませてから水ですすぎ、タオルで水気を除いた。実施例5−A、Bにおいては、毛をドライヤーで乾燥させ、更に定法に従った高温アイロン処理(170℃)を行った。
【0125】
(3)第2剤処理及び高温アイロン処理
毛髪と等重量の第2剤を毛髪に塗布し、毛髪を直線形状に整えて15分間放置した後、水ですすぎ、乾燥させた。実施例5−C、Dにおいては、更に定法に従った高温アイロン処理(170℃)を行った。
以上の処理が終了した時点で、毛髪を再度水で十分に濡らして乾かし、その状態での形状でくせ毛矯正効果を評価した。
【0126】
〈結果〉
実施例5−A〜Dの全ての場合について、実施例1−Gの結果を更に上回る矯正効果を得た。
【0127】
実施例6及び比較例5
下記の第1剤X’及びY’、中間処理剤Y’、第2剤X’及びY’を調製し、後述のパーマネントウェーブ処理及びその評価に用いた。
【0128】
Figure 2004002242
【0129】
第1剤Y OSA 非配合〕
第1剤X’の組成においてOSA非配合、精製水でバランス。
【0130】
Figure 2004002242
100.0
【0131】
Figure 2004002242
【0132】
第2剤Y’〔OSA非配合〕
第2剤X’の組成においてOSA非配合、精製水でバランス。
【0133】
〈処理及び評価の方法〉
日本人の強いくせ毛10本で毛束を作製し、直径10mmのガラスロッドに巻き付け、表8に示す処理を施し、外観からパーマのかかり具合を評価した。
【0134】
【表8】
Figure 2004002242
【0135】
(1)第1剤処理
実施例6及び比較例5の両方において、毛束と等重量の第1剤を塗布し、40℃で30分放置した。
【0136】
(2)中間処理
実施例6においては、第1剤を水ですすぐことなく、第1剤使用量の2倍量の中間処理剤を毛髪に付与し、1分間放置して水ですすぎ、タオルで水気を除いた。
比較例5においては、第1剤を水ですすいでタオルで水気を除いた。
【0137】
(3)第2剤処理
実施例6と比較例5の両方において、毛髪と等重量の第2剤を毛髪に塗布し、40℃で20分間放置した後、水ですすぎ、毛束をロッドから外して自然乾燥させた。
【0138】
〈結果〉
比較例5においては、毛のくせとパーマネントウェーブ処理によって付与されたカールが混ざった、乱れた毛束の形状になったが、実施例6においては、くせが矯正された上で、新しいカールが附与されるので、毛束の形状は、美しく整ったウェーブになった。
【0139】
【発明の効果】
本発明の毛髪処理方法によれば、通常のストレートパーマ程度の簡便な操作で、極めて高い縮毛矯正効果を得ることが可能である。また、当該縮毛矯正方法の実施後、家庭での日常的なアフターケアによって、頭髪を損傷することなく、矯正状態を持続し、又は縮毛状態が戻った頭髪の矯正状態を回復することが可能である。従って、従来直毛状態を維持するために必要であった、更なるストレートパーマ、アイロン等の処理による頭髪のダメージを回避することも可能となった。

Claims (8)

  1. 工程(1−1)〜(1−4)からなり、そのいずれか一以上の工程中に毛髪に形付けを行い、その際必要に応じて加温具を用いる方法であって、第1剤及び第2剤の少なくとも一方が、有機酸(A)又はその塩を含むものである毛髪処理方法。
    工程:
    (1−1)  毛髪ケラチン還元性物質を含む第1剤を毛髪に適用し1〜120分間放置後、
    (1−2)  必要に応じて毛髪を水ですすぎ、
    (1−3)  酸化剤を含み、緩衝能を有しpH1〜5である第2剤を毛髪に適用し1〜60分間放置後、
    (1−4)  毛髪を水ですすぎ、乾燥する。
    有機酸(A): 総炭素数3〜11の非芳香族性疎水基又は総炭素数4〜18の芳香族性疎水基と、スルホ基、硫酸エステル基、スルフィノ基、スルフェノ基、ホスホノ基、リン酸エステル基及びホスフィニコ基から選ばれる酸基とからなる化合物。
  2. 工程(2−1)〜(2−5)からなり、そのいずれか一以上の工程中に毛髪に形付けを行い、その際必要に応じて加温具を用いる方法であって、第1剤及び中間処理剤の少なくとも一方が、有機酸(A)又はその塩を含むものである毛髪処理方法。
    工程:
    (2−1)  毛髪ケラチン還元性物質を含む第1剤を毛髪に適用し1〜120分間放置後、
    (2−2)  緩衝能を有しpH1〜5である中間処理剤を毛髪に適用し、
    (2−3)  必要に応じて毛髪を水ですすぎ、
    (2−4)  酸化剤を含む第2剤を毛髪に適用し1〜60分間放置後、
    (2−5)  毛髪を水ですすぎ、乾燥する。
    有機酸(A): 総炭素数3〜11の非芳香族性疎水基又は総炭素数4〜18の芳香族性疎水基と、スルホ基、硫酸エステル基、スルフィノ基、スルフェノ基、ホスホノ基、リン酸エステル基及びホスフィニコ基から選ばれる酸基とからなる化合物。
  3. 第2剤が有機酸(A)又はその塩を含み、緩衝能を有しpH1〜5である請求項2記載の毛髪処理方法。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の方法により処理された毛髪に、有機酸(A)又はその塩を含み、緩衝能を有しpH1〜5である後処理剤を適用して1〜120分間放置後、毛髪を水ですすぎ、乾燥する毛髪処理方法。
  5. 請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪処理方法に用いるための第1剤であって、有機酸(A)又はその塩を0.1〜40重量%及び毛髪ケラチン還元性物質を0.1〜20重量%含有し、pHが5〜11である水性組成物。
  6. 請求項1〜3のいずれかに記載の毛髪処理方法に用いるための第2剤であって、有機酸(A)又はその塩を0.1〜40重量%、緩衝剤を1〜20重量%及び酸化剤を0.1〜20重量%含有し、pHが1〜5である水性組成物。
  7. 請求項2又は3記載の毛髪処理方法に用いるための中間処理剤であって、有機酸(A)又はその塩を0.1〜40重量%及び緩衝剤を1〜20重量%含有し、pHが1〜5である水性組成物。
  8. 請求項4記載の毛髪処理方法に用いるための後処理剤であって、有機酸(A)又はその塩を0.1〜40重量%及び緩衝剤を1〜20重量%含有し、pHが1〜5である水性組成物。
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