JPH10337211A - 還元工程のpH値を最初は高く、後に低くした毛髪のパーマネント加工法 - Google Patents

還元工程のpH値を最初は高く、後に低くした毛髪のパーマネント加工法

Info

Publication number
JPH10337211A
JPH10337211A JP10164352A JP16435298A JPH10337211A JP H10337211 A JPH10337211 A JP H10337211A JP 10164352 A JP10164352 A JP 10164352A JP 16435298 A JP16435298 A JP 16435298A JP H10337211 A JPH10337211 A JP H10337211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
weight
water
processing method
acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10164352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4197199B2 (ja
Inventor
Horst Buheitel
ブハイテル ホルスト
Herbert Dr Mager
マーガー ヘルベルト
Guenther Lang
ラング ギュンター
Jean-Luc Galley
ガレー ジャン‐リク
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Deutschland GmbH
Original Assignee
Wella GmbH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Wella GmbH filed Critical Wella GmbH
Publication of JPH10337211A publication Critical patent/JPH10337211A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4197199B2 publication Critical patent/JP4197199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/04Preparations for permanent waving or straightening the hair
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
    • A45DHAIRDRESSING OR SHAVING EQUIPMENT; EQUIPMENT FOR COSMETICS OR COSMETIC TREATMENTS, e.g. FOR MANICURING OR PEDICURING
    • A45D7/00Processes of waving, straightening or curling hair
    • A45D7/04Processes of waving, straightening or curling hair chemical
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/40Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing nitrogen
    • A61K8/44Aminocarboxylic acids or derivatives thereof, e.g. aminocarboxylic acids containing sulfur; Salts; Esters or N-acylated derivatives thereof
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/46Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing sulfur

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加工形態、カールの弾力性、艶、櫛通性など
がいずれも良好で、しかもアレルギー作用の恐れのない
毛髪のパーマネント加工法を提供する。 【解決手段】毛髪の還元処理を、まず、アルカリ性で短
時間、その後酸性で長時間実施することを特徴とする。
即ち、a)毛髪をカーラーに巻き、b)毛髪ケラチン還
元性物質を基本とするアルカリ性パーマネント加工剤を
付与し、c)室温にて7〜10分間 (加熱温度下では2な
いし6分間) 作用させ、d)そのまま、水で予め洗浄す
ることなく、d1)脂肪族有機酸、d2)毛髪保護及びヘア
コンディショニング成分、d3)水50重量パーセント以上
を含有するpH=2〜6.8の酸性水性中間洗浄液50〜20
00mlを用いて処理し、e)必要に応じて過剰の液体を拭
き取り、f)上記中間洗浄液を室温で10〜30分間 (加熱
温度下では5〜15分間) 作用させる (この時間は、工程
c)の二倍以上とし) 、g)必要に応じて水で洗浄し、
h)固定剤で処理し、i)固定剤を水又はシャンプーで
洗い流す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間洗浄液使用下
に、毛髪をまずアルカリ性領域において短時間、次いで
酸性領域において長時間還元処理するという、良好な保
護特性およびウェーブ特性を備えた、人毛を穏やかにパ
ーマネント加工するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】人毛のパーマネント加工においては、次
のような方法が一般的に採用されている。すなわち、ま
ず毛髪を洗浄し、タオルで水分を拭き取る。次いで毛髪
を幾分湿った状態のまま細分し、それぞれの束を円筒状
のカーラーに巻き上げる。次いでカーラーに巻いた状態
のまま毛髪にケラチン還元性物質を一個以上含有する溶
液を付与し、15ないし50℃の温度において約5ない
し40分間作用させた後、洗い流す。これに対する別の
方法として、還元作用溶液をカーラーに巻き上げる前に
毛髪に付与することもできる。これは前湿潤と呼ばれて
いる。還元作用溶液を作用させた後、溶液を温水で洗い
流し、カーラーに巻いた状態のまま毛髪の水分をタオル
で軽く拭き取った後、酸化剤水溶液で、好ましくは室温
において、1ないし15分間処理する。次いで同様に酸
化剤溶液を洗い流し、カーラーをはずす。必要に応じて
酸化剤による処理を繰り返し行う。酸化剤によって処理
し、洗浄した後に、耐久性あるウェーブの付与された毛
髪が得られる。
【0003】この場合加工は二段階において行われる。
すなわち第一段階において還元剤の作用によって毛髪の
シスチン−ジスルヒド架橋が切断され、続く第二段階に
おいて酸化剤の付与による固定ないしは中和処理によっ
てシスチンージスルヒド架橋が再結合される。
【0004】この場合に使用される代表的な還元剤はチ
オグリコール酸であり、これは遊離の酸の形態でも、ま
た塩の形態、特にアンモニウ塩の形態でも用いられてい
る。この場合この調合物のpH値は通常8ないし10の
アルカリ性の範囲にある。このチオグリコレート含有調
合物は、時間的に短い間隔で繰り返し使用した場合、毛
髪を非常に損傷する。別の毛髪ケラチン還元性物質とし
て、亜硫酸塩、チオ乳酸、3ーメルカプトピロピオン
酸、メルカプトカルボン酸エステルあるいはシステイン
も使用されている。
【0005】チオ化合物の作用によって加工された毛髪
は、酸化剤、特に過酸化水素を作用させることによって
固定ないしは中和される。
【0006】上に挙げた毛髪の加工法は広範に採用され
てはいるが、なお問題を残している。すなわち形態に関
してウェーブの弾力性および反発力に、また保護特性に
関して毛髪の感触および櫛通りになお改良の余地を残し
ている。
【0007】パーマネントウェーブ加工においては、所
望の形態に加工することと共に、できるだけ毛髪の損傷
を押さえることも重要な要件である。このためにケラチ
ン還元性物質としてチオグリコール酸モノグリセリンエ
ステル および/あるいはシステアミンが注目されてい
る。これらの物質は6.85ないし8.0という比較的
低いpH値において、毛髪の損傷を比較的小さく抑えな
がら、毛髪を加工することができるという特性を持って
いる。しかしこの特性は欠点と裏腹にある。すなわちチ
オグリコール酸のグリセリンエステルはアレルギー作用
を有し、他方システアミンを使用した場合毛髪に非常に
不快な臭気を残す。従ってシステアミンの使用には常に
抗議が返ってくる。
【0008】グリセリンエステルおよびシステアミン
は、毛髪の加工においては、非常に限定された範囲でし
か使用することができないために、とりあえずチオグリ
コール酸が、必要に応じてDL−システインないしはL
−システインおよびチオ乳酸と組み合わされて、使用さ
れているのが現状である。
【0009】チオグリコーール酸を使用する場合に、毛
髪の損傷を抑えるという目的で、約7.5という低いp
H値で作用し得るという調合物が最近市場に出ている。
しかしこの調合物は技術上の理由からAおよびBの二つ
の部分に分けて提供しなければならず、従って分けて包
装する必要がある。AおよびBは使用直前に混合され
る。従ってこれは分別包装のため、包装経費が高くつ
く。もちろん高価な特殊包装が必要である。
【0010】さらに、毛髪のパーマネント加工において
は、還元性溶液作用後水による洗浄工程において付随的
にケラチンが損傷されること、また毛髪が膨潤すること
が知られている。そして実際にこの損傷をできるだけ抑
えることが課題となっている。
【0011】EP−A−0443356には、相応の還
元性溶液を作用させたケラチン繊維を、還元性溶液作用
後、膨潤によって毛髪が損傷するのを避けるために、繊
維に対して不活性な物質、特にアルカリ金属塩あるいは
アルカリ土類金属塩の水溶液を用いて、洗浄するとい
う、ケラチン繊維のパーマネント加工法が記載されてい
る。
【0012】しかし現段階の技術水準におけるパーマネ
ント加工法においては、還元性パーマネント加工剤は毛
髪に対して必要な全加工時間経過後においても毛髪に強
く作用し、そのために、特にパーマネント加工を高頻度
で繰り返し行った場合、専門用語で「過巻縮」と呼ばれ
る、回復不能な状態まで毛髪の損傷が進むのが普通であ
る。これに伴ってカールは弾力性ないしは反発力がな
く、毛髪の摩擦強度が低下し、整髪し難く、さらに毛髪
の艶がなくなるという結果を招く。
【0013】保護特性を改善し得る可能性のある方法と
して、他には、毛髪の還元を完全に低pH値領域におい
て行うという方法がある(酸性ないしは中性ウェーブ加
工)。これによって、毛髪の損傷を招く恐れのあるペプ
チド結合の加水分解などの副反応を、抑えることができ
る。従って、使用できる状態において加工剤のpH値が
6.8ないし7.6の範囲にあるような、いわゆる「酸
性パーマネントウェーブ加工剤」を製出することによっ
て上記のような欠点を克服しようという試みが過去にお
いて成されている。この場合このpH値の範囲において
還元剤としてチオグリコール酸グリセリンエステルが使
用されている。しかし付随的に生じるアレルギー作用の
ためにこの化合物の使用は断念せざるを得ない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】そこで、毛髪のパーマ
ネント加工において、加工形態、カールの弾力性ないし
は反発力、さらには艶や櫛通りなどの毛髪の保護特性に
関して良好な結果をもたらすことのできる、いわゆる
「酸性パーマネントウェーブ加工」のような、しかしア
レルギー作用の恐れのない方法を提供することが課題と
なっている。
【0015】
【課題を解決するための手段】ところがここに驚くべき
ことに毛髪のパーマネント加工において、 a)毛髪をカーラーに巻き、 b)巻いた状態のまま毛髪に、毛髪ケラチン還元性物質
を基本とするアルカリ性パーマネント加工剤を付与し、 c)このパーマネント加工剤を室温において7ないし1
0分間、あるいは加熱温度下において2ないし6分間作
用させ、 d)巻いた状態のまま毛髪を、水で予め洗浄することな
く、 d1 )脂肪族有機酸、 d2 )毛髪保護およびヘアコンディショニング成分、 d3 )水50重量パーセント以上を含有するpH=2な
いし6.8の酸性水性中間洗浄液50ないし2000m
lを用いて、洗浄し、 e)必要に応じて巻いた状態の毛髪から過剰の液体を拭
き取り、 f)上記の中間洗浄液を室温において10ないし30分
間、あるいは加熱温度下において5ないし15分間作用
させ、この場合に、工程f)の作用時間を、同一温度で
は、工程c)の作用時間の二倍以上とし、 g)必要に応じて水で洗浄し、 h)カーラーをはずす前に および/あるいは はずし
た後に、毛髪を酸化剤を基本とする固定剤で処理し、 i)作用時間終了後、固定剤を水あるいはシャンプーを
用いて毛髪から洗い流すことを特徴とする加工法によっ
て上記の課題が解決され得ることが見出された。
【0016】本発明による加工法においては、まず毛髪
をシャンプーで洗浄し、水ですすぐ。次いでタオルで水
分を拭き取った後、毛髪を細分し、これらの束をそれぞ
れ直径5ないし30mm、好ましくは5ないし15mm
のカーラーに巻く。その後毛髪を、毛髪ケラチン還元性
物質を基本とするアルカリ性加工剤を加工に充分な量、
好ましくは60ないし120g用いて、処理する。
【0017】毛髪ケラチン還元性物質として、このよう
な目的に対して一般的に使用されている全ての物質が有
用である。特にチオグリコール酸、チオグリコール酸ア
ミド、チオ乳酸、3−メルカプト−プロピオン酸、シス
テイン、システアミン、アルキル−あるいはアシル−シ
ステアミン、あるいはこれらの化合物の塩が、単独であ
るいは互いに混合して、用いられる。ただし加工剤には
チオグリコール酸グリセリンエステルは含まれない。
【0018】パーマネント加工剤中に含有される毛髪ケ
ラチン還元性物質は、アルカリ性毛髪パーマネント加工
剤中に、好ましくは2ないし20重量パーセント、特に
好ましくは4ないし13重量パーセント、最も好ましく
は6ないし10重量パーセントの量において、用いられ
る。
【0019】上に挙げた毛髪ケラチン還元性物質あるい
はその他のそれ自体公知の還元剤と共に、加工剤には通
常アルカリ化剤が含有される。この使用量は毛髪ケラチ
ン還元性物質の種類および量に依存する。本パーマネン
ト加工剤は、アルカリ化剤ないしはpH値調整剤とし
て、特にアンモニア、苛性ソーダー、あるいは生理学上
問題のない水溶性有機塩基、たとえばジ−あるいはトリ
−エタノールアミンを含有する。好ましいアルカリ化剤
はアンモニアである。この場合毛髪ケラチン還元性物質
に応じて、pH値は7.1ないし11、好ましくは7.
5ないし9.5のアルカリ性の範囲に調整される。
【0020】本加工剤は水溶液あるいはエマルジョンの
形態においても、あるいは水性を基本とする粘稠液、特
にクリーム、ゲルあるいはペーストの形態おいても提供
することができる。
【0021】自明のことであるが本加工剤はこのような
加工剤において一般的に用いられている公知の添加物を
全て、たとえばベントナイト、脂肪酸、澱粉、ポリアク
リル酸およびその誘導体、セルロース誘導体、アルギン
酸塩、ワセリンあるいはパラフィン油のような増粘剤;
たとえば脂肪族アルコールスルヘート(又はサルフェー
ト)、脂肪族アルコールエーテルスルヘート、スルホン
酸アルキル、アルキルベンゼンスルヘート、第四級アン
モニウム塩、アルキルベタイン、オキシエチエル化アル
キルフェノール、脂肪酸アルカノールアミドあるいはオ
キシエチル化脂肪酸エステルのようなアニオン性、カチ
オン性、両性あるいは非イオン性界面活性剤から成る湿
潤剤ないしは乳化剤;たとえばポリエチレングリコール
エステルのような乳白剤;たとえばエタノール、プロパ
ノール、イソプロパノールあるいはグリセリンのような
アルコール;たとえばD−グルコースのような糖;溶
剤;安定剤;緩衝物質;香油;染料;並びに、たとえば
ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド(CTF
A Polyquaternium−6)、ポリジメチ
ル−アミノエチルメタクリレート(ジエチルスルヘート
で75%四級化、CTFA Polyquaterni
um−11)、CTFA Polyquaterniu
m−4、CTFA Polyquaternium−
5、CTFA Polyquaternium−7、C
TFA Polyquaternium−9、CTFA
Polyquaternium−10、CTFA P
olyquaternium−14、CTFA Pol
yquaternium−16あるいはCTFA Po
lyquaternium−22のようなカチオン性重
合物、ラノリン誘導体、コレステリン、パントテン酸あ
るいはベタインなどの毛髪保護およびヘアコンディショ
ニング成分を含有し得る。
【0022】上に挙げた成分はそれぞれその目的に対し
て一般的に用いられている量において使用される。たと
えば湿潤剤ないしは乳化剤は合計0.2ないし30重量
パーセント、アルコールは合計0.1ないし20重量パ
ーセント、乳白剤、香油および染料はそれぞれ0.01
ないし1重量パーセント、緩衝物質は合計0.1ないし
10重量パーセント、糖、溶剤、安定剤、並びに毛髪保
護成分ないしはヘアコンディショニング成分はそれぞれ
0.1ないし5重量パーセント使用される。また増粘剤
および溶剤は本加工剤中に合計0.5ないし20重量パ
ーセント含有され得る。
【0023】さらに本加工剤には、作用増進のために、
たとえばジプロピレングリコールモノメチルエーテル、
2−ピロリドンあるいはイミダゾリジン−2−オンのよ
うな、いわゆる膨潤剤ないしは浸透剤が1ないし30重
量パーセント、また毛髪の過巻縮を防ぐために、たとえ
ばジチオジグリコール酸、ジチオ乳酸、上に挙げた化合
物のジチオールあるいはこれらの塩などのジチオ化合物
が添加され得る。
【0024】毛髪のパーマネント加工には不十分な作用
時間−これは毛髪の性状、加工剤のpH値および加工能
力、並びに適用温度に応じて2ないし10分間(室温に
おいては7ないし10分間、加熱温度下においては2な
いし6分間)である−の経過後、水で予め洗浄すること
なく、巻いた状態のまま毛髪を、脂肪族有機酸、毛髪保
護成分ないしはヘアコンディショニング成分および少な
くとも50重量%の水を含有する、pH=2ないし6.
8の酸性水性中間洗浄液50ないし2000ml、好ま
しくは300ないし1000ml、特に好ましくは30
0ないし600mlで、洗浄ないしは処理する。この場
合酸性中間洗浄液は水を60ないし96重量%、特に8
0ないし95重量%含有することが好ましい。
【0025】ここで加熱温度とは、35ないし60℃、
好ましくは40ないし50℃の温度を意味する。
【0026】脂肪族有機酸として、特に生理学上問題、
たとえばクエン酸、酒石酸、乳酸、酢酸、グリオキシル
酸、マレイン酸およびフマール酸のような酸が有用であ
る。これらの酸は単独で、あるいは混合して使用される
が、水性中間洗浄液の量に応じて、0.05ないし3重
量%使用される。この場合pH値は2.5ないし4.5
の範囲に調整されることが好ましい。
【0027】毛髪保護およびヘアコンディショニング成
分は、 −脂質親和性第一相65ないし98重量%、 −両親媒性第二相2ないし35重量%、および −水0ないし5重量% を含有する毛髪保護ないしはヘアコンディショニング用
調合物から成ること、その場合に第一相が毛髪保護作用
ないしはヘアコンディショニング作用を有する脂質親和
性物質を一個以上含有し、第二相が、それぞれ2ないし
200個のエチレンオキシド基でオキシエチル化されて
いると同時に、それぞれ6ないし60個の炭素原子を有
する脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミンおよび脂肪
酸アミドから成る物質群の中から選択された両親媒性物
質を、一個以上含有すること、が好ましい。これに適応
する毛髪保護ないしはヘアコンディショニング成分は、
出願人によるWO−A 97/09028に記載されて
いる。
【0028】本酸性水性中間洗浄液は毛髪保護ないしは
ヘアコンディショニング成分として天然油あるいは合成
油65ないし98重量%とポリオキシエチル化された水
素添加ヒマシ油2ないし35重量%とから成る混合物を
含有し得る。
【0029】また毛髪保護ないしはヘアコンディショニ
ング成分としては、特に「複合油」の名称で示される下
記組成の混合物が好ましい。 複合油 ホホバ油 33.0重量% ヒマワリ油 32.0重量% アボカド油 31.0重量% エチレンオキサイド基40個によるオキシ 2.0重量% エチル化ヒマシ油 エチレンオキサイド基7個によるオキシ 1.0重量% エチル化ヒマシ油 酸化防止剤 0.1重量% 水 0.9重量% 100.0重量%
【0030】毛髪保護ないしはヘアコンディショニング
成分としては、他に、パーマネント加工剤の構成成分と
してすでに上に挙げたカチオン性重合物、あるいはラノ
リン、レシチン、グリセリン、アラントイン、ピュアセ
リン油、シリコン油、鯨蝋、羊毛蝋、パレフィン油、蜜
蝋、尿素、ベタイン、メルカプト基を含まない脂肪族ア
ミノ酸、低沸点イソパラフィン、蛋白質−脂肪酸縮合
物、ケラチン加水分解物、コレステリンあるいはパント
テン酸を使用することができる。これらは酸性水性中間
洗浄液中に単独で、あるいは互いに混合して、0.1な
いし5重量%含有され得る。
【0031】本発明による加工法の別の好ましい実施形
態においては、毛髪のパーマネント加工には不十分な作
用時間の経過後、水で予め洗浄することなく、巻いた状
態のまま毛髪を、脂肪族有機酸、毛髪保護成分ないしは
ヘアコンディショニング成分としてのベタイン および
/あるいは メルカプト基を含まない脂肪族アミノ酸、
並びに50重量%以上の水を含有する、pH=2ないし
6.8の酸性水性中間洗浄液50ないし2000ml、
好ましくは50ないし600ml、特に好ましくは60
ないし100mlで、処理する。
【0032】メルカプト基を含まない脂肪族アミノ酸と
しては、グリシン、アラニン、メチオニン、バリン、ロ
イシン、イソロイシン、グルタミン、セリン、チロシ
ン、スレオニンあるいはアスパラギンを、単独で、ある
いは互いに混合して、0.5ないし10重量%使用する
ことが好ましい。
【0033】本酸性水性中間洗浄液には、さらに、多価
金属、特にマグネシウム、カルシウムあるいはアルミニ
ウム、の塩、たとえばMgCl2 、AlCl3 あるいは
MgSO4 なども、0.5ないし5重量%含有され得
る。
【0034】酸性水性中間洗浄液は毛髪に対して、同一
温度において、アルカリ性毛髪加工剤の作用時間の少な
くとも二倍の長さ、作用させる。従って酸性水性中間洗
浄液の作用時間は、アルカリ性毛髪加工剤の適用温度お
よび作用時間に応じて、8ないし30分間、好ましくは
10ないし20分間である。
【0035】アルカリ性還元処理を室温において実施し
た場合に、酸性中間洗浄液処理を加熱温度下において、
アルカリ性加工剤処理と同じ作用時間実施することも可
能である。
【0036】この場合に加熱温度とは、35ないし60
℃、好ましくは40ないし50℃の温度を意味する。
【0037】本発明による加工法においては、アルカリ
性還元工程および酸性還元工程はそれぞれ40ないし5
0℃の加熱温度下に実施することが好ましい。この場合
アルカリ性還元工程における作用時間は6ないし8分間
であり、酸性還元工程における作用時間は12ないし2
0分間である。
【0038】ここで必要に応じて巻かれた状態のまま毛
髪から過剰の液体を拭き取る。酸性中間洗浄液による処
理後、必要に応じて、毛髪を水で洗う。その後、固定剤
の吸収に備えて、毛髪の水分を拭き取ることが好まし
い。
【0039】次いで毛髪を酸化後処理(「固定処理」)
する。酸化剤は毛髪の実質量に応じて、好ましくは80
ないし100g使用される。酸化後処理は毛髪をカーラ
ーに巻いた状態においても、またカーラーをはずした状
態においても、任意に行うことができる。この場合この
ような処理に適する後処理剤が使用される。たとえばこ
のような後処理に対して、臭素酸カリウムおよびナトリ
ウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素および過酸化水
素のような酸化剤が使用される。酸化剤の使用量は適用
時間(通常5ないし15分間)および適用温度によって
異なる。通常酸化剤は使用できる状態の水性後処理剤中
に0.5ないし10重量パーセント含有される。この酸
化後処理用薬剤には、自明のことであるが、他に、たと
えば湿潤剤、カチオン性重合物のような保護剤、弱酸、
緩衝物質あるいは過酸化安定剤などの添加剤が含有され
得る。この酸化後処理剤は水溶液、エマルジョンあるい
は水性を基本とする粘稠液の形態で、特にクリーム、ゲ
ルあるいはペーストの形態で提供される。上記の一般的
な添加剤は後処理剤中に0.1ないし10重量パーセン
ト含有されることが好ましい。
【0040】次にカーラーをはずす。必要な場合には、
カーラーをはずした後、もう一度毛髪を酸化後処理す
る。その後毛髪を水で洗い、必要に応じてウォーターウ
ェーブ処理し、最後に乾燥させる。
【0041】本発明による加工法を採用することによっ
て、毛髪の感触および櫛通りに関して良好な結果が得ら
れる。さらに驚くべきことに、カールの保持性、弾力性
および反発力が、従来の加工法の場合に比べて、一段と
高められることが確認された。
【0042】
【発明の実施の形態】次に実施例に基づいて本発明の対
象をさらに詳しく説明する。 実施例1 染色処理によって傷んだ、長さ15cmの毛髪をシャン
プーで洗浄し、タオルで水分を拭き取り、直径6ないし
8mmのカーラーに卷く。次いで卷いた状態のまま毛髪
に下記組成の、pH=8.0のアルカリ性パーマネント
ウェーブ加工剤を均一に付与する。 チオグリコール酸アンモニウム(70%) 15.2重量% 炭酸水素アンモニウム 3.5重量% アンモニア(25%) 1.0重量% ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド 0.8重量% 尿素 1.5重量% 水(完全脱塩) 78.0重量% 100.0重量%
【0043】赤外線照射装置を用いて40℃に加熱した
温度において8分間作用させ、次いで卷いた状態のまま
左側の頭髪を下記組成の、pH=2.6の酸性水性中間
洗浄液250mlで洗浄し、 乳酸 0.4重量% 硫酸マグネシウム 2.8重量% 前述の複合油 4.0重量% 水 92.8重量% 100.0重量% 同じく卷いた状態のまま右側の頭髪を水250mlで洗
浄する。
【0044】赤外線照射装置を用いて40℃に加熱した
温度において16分間作用させた後、卷いた状態のまま
両側の頭髪をそれぞれ多量の水で洗浄し、ナプキンで水
分を拭き取る。次いで毛髪を2.5%の過酸化水素水溶
液で酸化後処理する。カーラーをはずした後、毛髪をも
う一度水で洗い、乾燥させる。この処理の結果、酸性水
性中間洗浄液で処理した左側の頭髪が、右側の頭髪に比
べて、明らかに感触および湿った状態での櫛通りが改善
され、カールの弾力性および反発力が高められているこ
とが確認される。
【0045】実施例2 傷んでいない正常な、長さ15cmの毛髪をシャンプー
で洗浄し、タオルで水分を拭き取り、直径6ないし8m
mのカーラーに卷く。次いで卷いた状態のまま毛髪に下
記組成の、pH=8.6のアルカリ性パーマネントウェ
ーブ加工剤を均一に付与する。 チオグリコール酸アンモニウム(70%) 17.0重量% チオ乳酸アンモニウム(70%) 3.4重量% アンモニア(25%水溶液) 1.8重量% ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド 0.5重量% 尿素 3.0重量% 1、2−プロピレングリコール 1.5重量% 水 72.8重量% 100.0重量%
【0046】赤外線照射装置を用いて40℃に加熱した
温度において6分間作用させ、次いで卷いた状態のまま
左側の頭髪を下記組成の、pH=2.8の酸性水性中間
洗浄液250mlで洗浄し、 クエン酸 0.5重量% ケラチン加水分解物(四級化物) 0.5重量% セチルトリメチルアンモニウムクロライド 0.6重量% ジメチルカルボキシメチル−ココヤシ脂肪酸アミド 1.0重量% アンモニウムベタイン(Rewoteric AM B 14 ) 水 97.4重量% 100.0重量% 同じく卷いた状態のまま右側の頭髪を水250mlで洗
浄する。
【0047】20分間の作用時間を置いた後、毛髪を実
施例1と同様に処理する。この処理の結果、酸性水性中
間洗浄液で処理した左側の頭髪が、右側の頭髪に比べ
て、明らかに感触および湿った状態での櫛通りが改善さ
れ、カールの弾力性および反発力が高められていること
が確認される。
【0048】実施例3 染色された、長さ30cmの毛髪を一般的なシャンプー
で洗浄し、タオルで軽く水分を拭き取り、直径6ないし
8mmのカーラーに卷く。次いで卷いた状態のまま毛髪
全体に下記組成のウェーブ加工液80mlを付与する。 ウェーブ加工液: チオグリコール酸(純粋) 10.90重量% アンモニア(25%) 9.10重量% 炭酸水素アンモニウム 5.50重量% EO40モルによるエトキシル化ヒマシ油 0.40重量% 香料 0.05重量% ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド 1.00重量% (40%水溶液) ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタ 1.00重量% アクリレート−共重合物(19%水溶液) 水 72.05重量% 100.00重量% pH=8.1
【0049】上記のウェーブ加工液を、左半分の頭髪に
対しては室温において6分間、右半分の頭髪に対しては
室温において12分間、作用させる。その後下記組成の
中間洗浄液20mlと水40mlを混合し、この混合液
を30mlづつ二つの部分AおよびBに分ける。 エマルジョン状の中間洗浄液: セチルステアリルアルコール(50:50) 0.70重量% ラウリルアルコールポリグリコールエーテル 0.60重量% (2EO) ワセリン 0.70重量% PHB−メチルエステル 0.30重量% ナトリウム−セチルステアリルスルヘート 0.30重量% ベタイン 10.00重量% クエン酸(無水物) 1.00重量% 水 86.40重量% 100.00重量% pH=2.5
【0050】6分間の作用時間経過後、左側の頭髪に前
述の希薄中間洗浄液(A部分)30mlを付与し、その
まま20分間置いた後、温水で洗浄する。他方12分間
の作用時間経過後、右側の頭髪に前述の希薄中間洗浄液
(B部分)30mlを付与し、そのまま10分間置いた
後、温水で洗浄する。温水による洗浄後、両側の頭髪の
水分をタオルで拭き取り、それぞれを下記組成の固定剤
で固定処理する。 固定剤: o−燐酸(85%) 0.25重量% 過酸化水素(50%) 4.83重量% EO45モルによるエトキシル化ヒマシ油 0.40重量% 香料 0.05重量% ポリジメチルジアリルアンモニウムクロライド 1.00重量% (40%水溶液) ビニルピロリドン/ジメチルアミノエチルメタ 1.00重量% クリレート−共重合物(19%水溶液) 水 92.47重量% 100.00重量%
【0051】上記の処理工程順序に従って、6つのモデ
ルに対してそれぞれ8週間の間隔を置いて三回同様の処
理を行った。三回目の処理終了後、次のような差異が確
認された(右側に対して左側を比較)。 左側:固定処理後の湿った状態でのウェーブの弾力性
良好 左側:固定処理直後の湿った状態での櫛通り 良好 左側:乾燥状態の感触 良好、ざらつき ほとんどなし 左側:ウェーブの形態 均一、毛髪の状態 良好
【0052】実験の結果から、本発明による加工法を採
用することによって、同様の力強いウェーブを得ること
ができ、しかも毛髪の損傷がほとんどないことが明確に
示される。これは驚異的、実質的進歩であり、本発明の
目的にかなうものである。
【0053】実施例4 この実施例においては実施例3と同一の調合物を使用す
るが、処理工程順序が若干異なる。左側の頭髪に対して
も、右側の頭髪に対しても同様にウェーブ加工液を6分
間作用させる。その後左半分の頭髪に対して、カーラー
に卷いた状態のまま前述の希薄中間洗浄液(A部分)3
0mlを付与し、タオルで軽く水分を拭き取り、そのま
ま20分間置く。次いで温水で洗浄し、実施例3に記載
の固定剤を用いて固定処理する。他方右半分の頭髪に対
して、6分間の加工液作用後、希薄中間洗浄液(B部
分)を使用せずに、直ちに温水で洗浄する。温水による
洗浄後直ちに実施例3に記載の固定剤を用いて固定処理
する。実施例4の結果、右側の頭髪に比べて、左半分の
頭髪が毛根部から毛先にに至るまで一様に非常に良好な
状態に加工される。実施例4から、中間洗浄液を使用
し、作用中の加工剤/中間洗浄液−混合物のpH値が低
下した場合でも、毛髪のウェーブ加工が進行することが
明らかとなる。
【0054】実施例5 多孔性又は染色された状態にある、長さ30cmの毛髪
を、一般的なシャンプーで洗浄し、タオルで軽く水分を
拭き取り、カーラーに卷く。次いで卷いた状態のまま毛
髪に実施例3に記載のウェーブ加工液80mlを付与
し、室温において6分間作用させる。その後左側の頭髪
を温水500mlで洗浄し、他方、右側の頭髪を水40
0mlと実施例3に記載の中間洗浄液100mlから成
る混合液で同時間洗浄する。洗浄工程終了後、タオルで
軽く水分を拭き取り、そのまま20分間置く。その後実
施例3に記載の固定剤を用いて毛髪全体を一般的な方法
で固定処理する。左側および右側に対する処理工程はほ
ぼ等しいが、洗浄液の性状が異なる。それに応じて結果
に下記に示すような差異が認められる。ここに示されて
いる結果は固定剤による処理後の湿った状態の毛髪に対
するものである。 左側:毛髪の感触 明らかに不良 左側:湿った状態での櫛通り 明らかに不良 左側:ウェーブの均一性および弾力性 不良
【0055】この結果から、本発明による毛髪加工法を
採用することによって毛髪の損傷を著しく抑えることが
できることが確認される。さらに付け加えれば、乾燥後
の左側の毛髪の感触はざらつき、明らかに不良である。
この実施例の結果からも、この新規加工法を実際に有効
に利用し得ることが確証される。この場合に中間洗浄液
使用後に補助的に水によって洗浄することもできるし、
また水による洗浄工程を省略することもできる。
【0056】実施例6 実施例3に記載のエマルジョン状の中間洗浄液の代わり
に、下記組成の溶液形態の中間洗浄液を使用することも
できる。 中間洗浄液: グリシン 5.00重量% クエン酸(無水物) 1.00重量% ジメチルジアリルアンモニウムクロライド 2.00重量% (40%水溶液) ココヤシアルキルジメチルアンモニウム− 2.00重量% ベタイン(30%水溶液) PEG−7−グリセリルココエート 2.00重量% 水 88.00重量% 100.00重量%
【0057】実施例3に記載の中間洗浄液の代わりに実
施例6に記載の中間洗浄液を使用した場合にも、同様の
結果が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ギュンター ラング ドイツ連邦共和国、64354 ラインハイム、 アウフ デア ローテン エルデ 10 ベ ー (72)発明者 ジャン‐リク ガレー スイス国、1752 ヴィラー‐シュル‐グラ ン、シェミ ドュ ヴェルジェ 2

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】a)毛髪をカーラーに巻き、 b)巻いた状態のまま毛髪に毛髪ケラチン還元性物質を
    基本とするアルカリ性パーマネント加工剤を付与し、 c)このパーマネント加工剤を室温において7ないし1
    0分間、あるいは加熱温度下において2ないし6分間作
    用させ、 d)巻いた状態のまま毛髪を、水で予め洗浄することな
    く、 d1 )脂肪族有機酸、 d2 )毛髪保護およびヘアコンディショニング成分、 d3 )水50重量パーセント以上を含有するpH=2な
    いし6.8の酸性水性中間洗浄液50ないし2000m
    lを用いて、処理し、 e)必要に応じて巻いた状態の毛髪から過剰の液体を拭
    き取り、 f)上記中間洗浄液を室温において10ないし30分
    間、あるいは加熱温度下において5ないし15分間作用
    させ、この場合に、工程f)の作用時間を、同一温度で
    は、工程c)の作用時間の二倍以上とし、 g)必要に応じて水で洗浄し、 h)カーラーをはずす前に、および/あるいは、はずし
    た後に、毛髪を酸化剤を基本とする固定剤で処理し、 i)作用時間終了後、固定剤を水あるいはシャンプーを
    用いて毛髪から洗い流すことを特徴とする毛髪のパーマ
    ネント加工法。
  2. 【請求項2】 加熱温度が40ないし50℃であること
    を特徴とする、請求項1に記載の加工法。
  3. 【請求項3】 パーマネント加工剤を40ないし50℃
    の温度において6ないし8分間作用させることを特徴と
    する、請求項1あるいは2に記載の加工法
  4. 【請求項4】 毛髪ケラチン還元性物質としてチオグリ
    コール酸あるいはその塩を含有するパーマネント加工剤
    を使用することを特徴とする、請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載の加工法。
  5. 【請求項5】 水性中間洗浄液を40ないし50℃の温
    度において12ないし20分間作用させることを特徴と
    する、請求項1ないし4いずれか1項に記載の加工法。
  6. 【請求項6】 酸性水性中間洗浄液を300ないし60
    0ml使用することを特徴とする、請求項1ないし5の
    いずれか1項に記載の加工法
  7. 【請求項7】 上記水性中間洗浄液において脂肪酸とし
    て乳酸あるいはクエン酸を使用することを特徴とする、
    請求項1ないし6のいずれか1項に記載の加工法。
  8. 【請求項8】 酸性水性中間洗浄液が毛髪保護成分ない
    しはヘアコンディショニング成分としてメルカプト基を
    含まない脂肪族アミノ酸およびベタインの中から選択さ
    れる物質を一個以上含有することを特徴とする、請求項
    1ないし7のいずれか1項に記載の加工法。
  9. 【請求項9】 酸性水性中間洗浄液においてメルカプト
    基を含まないアミノ酸としてグリシン、アラニン、メチ
    オニン、ヒスチジン、バリン、ロイシン、イソロイシ
    ン、トリプトファン、クレアチニン、リシン、グルタミ
    ン、プロリン、セリン、チロシン、スレオニンおよびア
    スパラギンの中から選択されるアミノ酸を使用すること
    を特徴とする、請求項8に記載の加工法。
  10. 【請求項10】酸性水性中間洗浄液を50ないし600
    ml使用することを特徴とする、請求項8あるいは9に
    記載の加工法。
  11. 【請求項11】酸性水性中間洗浄液が毛髪保護成分ない
    しはヘアコンディショニング成分として、 −脂質親和性の第一相65ないし98重量%、 −両親媒性の第二相2ないし33重量%、および −水0ないし5重量% から成る毛髪保護用ないしはヘアコンディショニング用
    調合物を含有していること、その場合に第一相が毛髪保
    護作用ないしはヘアコンディショニング作用を有する脂
    質親和性物質を一個以上含有し、第二相が、それぞれ2
    ないし200個のエチレンオキサイド基でオキシエチル
    化されていると同時に、それぞれ6ないし60個の炭素
    原子を有する脂肪酸、脂肪酸エステル、脂肪酸アミンお
    よび脂肪酸アミドから成る物質群の中から選択される両
    親媒性物質を、一個以上含有することを特徴とする、請
    求項1ないし7のいずれか1項に記載の加工法。
  12. 【請求項12】酸性水性中間洗浄液が毛髪保護およびヘ
    アコンディショニング成分として天然あるいは合成油を
    65ないし98重量%およびポリオキシエチル化された
    水素添加ヒマシ油を2ないし35重量%含有することを
    特徴とする、請求項11に記載の加工法。
  13. 【請求項13】酸性水性中間洗浄液が毛髪保護およびヘ
    アコンディショニング成分として下記のものを含有する
    ことを特徴とする、請求項12に記載の加工法。 ホホバ油 33.0重量% ヒマワリ油 32.0重量% アボカド油 31.0重量% エチレンオキサイド基40個によるオキシ 2.0重量% エチル化ヒマシ油 エチレンオキサイド基7個によるオキシ 1.0重量% エチル化ヒマシ油 酸化防止剤 0.1重量% 水 0.9重量%
JP16435298A 1997-05-31 1998-05-27 還元工程のpH値を最初は高く、後に低くした毛髪のパーマネント加工法 Expired - Fee Related JP4197199B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19722860 1997-05-31
DE19722860.7 1997-05-31
DE19722861 1997-05-31
DE19722861.5 1997-05-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10337211A true JPH10337211A (ja) 1998-12-22
JP4197199B2 JP4197199B2 (ja) 2008-12-17

Family

ID=26037033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16435298A Expired - Fee Related JP4197199B2 (ja) 1997-05-31 1998-05-27 還元工程のpH値を最初は高く、後に低くした毛髪のパーマネント加工法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP0880916B1 (ja)
JP (1) JP4197199B2 (ja)
DE (1) DE59800919D1 (ja)
ES (1) ES2160997T3 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006541A1 (ja) * 2004-07-08 2006-01-19 Kao Corporation パーマネントウェーブ用又はストレートパーマ用還元性組成物
JP2013028553A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Bemeister Co Ltd 毛髪セット補充液およびそれを用いた毛髪セット方法
JP2013136619A (ja) * 2013-03-03 2013-07-11 Bemeister Co Ltd 毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE59810847D1 (de) * 1997-12-19 2004-04-01 Wella Ag Verfahren zur form- und volumengebung von humanhaaren
DE10114561A1 (de) 2001-03-24 2002-09-26 Wella Ag Verwendung von Mitteln enthaltend Kreatin, Kreatin und/oder deren Derivaten zur Verstärkung und Strukturverbesserung von keratinischen Fasern
FR2953712B1 (fr) * 2009-12-11 2012-12-14 Oreal Procede de traitement des fibres keratiniques mettant en oeuvre une composition cosmetique sous forme solide comprenant au moins un sel monovalent et au moins un acide organique
WO2012027369A2 (en) * 2010-08-23 2012-03-01 Diversapack Of California, Llc System and method for straightening or shaping hair

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4982749A (en) * 1988-06-01 1991-01-08 Miriam Collins-Palm Beach Laboratories Co. Method of recurling tightly curled hair
DE59100212D1 (de) * 1990-02-03 1993-09-02 Schwarzkopf Gmbh Hans Verfahren zur verformenden behandlung von keratinfasern sowie mittel zur durchfuehrung des verfahrens.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006006541A1 (ja) * 2004-07-08 2006-01-19 Kao Corporation パーマネントウェーブ用又はストレートパーマ用還元性組成物
JP2013028553A (ja) * 2011-07-28 2013-02-07 Bemeister Co Ltd 毛髪セット補充液およびそれを用いた毛髪セット方法
JP2013136619A (ja) * 2013-03-03 2013-07-11 Bemeister Co Ltd 毛髪セット補充液を用いた毛髪セット方法

Also Published As

Publication number Publication date
ES2160997T3 (es) 2001-11-16
DE59800919D1 (de) 2001-08-02
EP0880916A1 (de) 1998-12-02
EP0880916B1 (de) 2001-06-27
JP4197199B2 (ja) 2008-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6173717B1 (en) Hair shaping method using acidic aqueous intermediate rinse to prevent overcurling
US4859459A (en) Method of shaping human hair using dipropylene glycol monomethyl ether
JP3703738B2 (ja) 縮毛矯正方法
KR100190936B1 (ko) 염기성 아미노산 및 양이온성 중합체를 함유하는환원조성물
JP3862879B2 (ja) 多成分還元剤及びこの還元剤を用いて毛髪をパーマネント的に再造形する方法
EP0440547A1 (fr) Composition cosmétique réductrice pour la déformation permanente des cheveux à base d'un ester de l'acide thioglycolique et de N-acyl(C2-C4)cystéamine et son procédé de mise en oeuvre
CA2307758C (fr) Procede de deformation permanente des matieres keratiniques sans rincage intermediaire
KR100411960B1 (ko) 모발의 황 결합을 환원시키기위한 화합물을 갖는 분말형태의 1종 이상의 조성물을 함유하는 다성분 환원제 및케라틴 섬유의 영구 세팅 방법
US5989534A (en) Process for the permanent deformation of keratinous matter
US5570708A (en) Process for the permanent reshaping of keratinous material
US20050058618A1 (en) Skin, scalp and hair treatment compositions and methods
JPH0753337A (ja) 毛髪処理剤およびその使用方法
JPH01502982A (ja) 毛髪のパーマネント加工ないしは除毛用の薬剤
EP1752130A1 (en) Hair style control agent
US5554362A (en) Composition and process for the permanent shaping of hair
JP4197199B2 (ja) 還元工程のpH値を最初は高く、後に低くした毛髪のパーマネント加工法
US6103223A (en) Process and means for permanent hair-styling
JP3623381B2 (ja) 数種の成分を含む酸化剤および該酸化剤を使用して永続的に毛髪の形を変える方法
EP0356508A1 (en) Permanent wave process and compositions
JP2896533B2 (ja) 毛髪のパーマネント加工方法
JPH08143433A (ja) 毛髪のパーマネント加工剤
JP2528646B2 (ja) 毛髪変形用処理剤
JPH06192052A (ja) 毛髪のパーマネント加工法およびこの方法を実施するための薬剤
JPH07188157A (ja) 毛髪のパーマネント加工剤並びに新規毛髪ケラチン還元性システイングリセリンエステル
JP2703514B2 (ja) ケラチン物質の永続的変形処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080201

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080512

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080512

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080516

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20080701

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20080704

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080924

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080925

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111010

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121010

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131010

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees