JP2007314498A - 毛髪処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】損傷が激しく著しい収縮状態にある毛髪をスタイリングし易い状態に回復させるための毛髪処理方法を提供すること。
【解決手段】還元剤としてチオール化合物を配合した第1剤、及び酸化剤を配合した第2剤を使用する損傷毛に対する毛髪処理方法であって、次の(1)〜(6)の手順に従って行う毛髪処理方法を提供する。
(1)第1剤を損傷毛に塗布し、一定時間放置後、
(2)第1剤を水で洗い流すか、又はそのまま洗い流さずに、
(3)高温整髪用アイロンで処理し、
(4)次いで第2剤を損傷毛に塗布し、一定時間放置後、
(5)再び、高温整髪用アイロンで処理し、
(6)第2剤を洗い流す。
【選択図】なし

Description

本発明は、損傷が激しく著しい収縮状態にある毛髪をスタイリングし易い状態に回復させるための毛髪処理方法に関する。
ヘアスタイルの多様化とそれに伴う各種毛髪処理剤や理美容技術の進歩により、パーマネントウェーブや縮毛矯正(ストレートパーマ)又は染毛(ヘアダイ)等に起因する毛髪の損傷も以前よりは軽減されたことで、最近ではカールやウェーブ、カラーリングを繰り返して施術することが容易に行われるようになった。
ところが、繰り返し施術のうち限度を超えてしまい、カールやウェーブがかからなくなったり、断毛に至ることもしばしば見受けられる。このような状態の毛髪は還元や酸化の操作を繰り返すうちに毛髪内部の成分が流出したり、アミノ酸組成の変化(特にシスチン残基の減少やシステイン酸への変化)により強度も低下し、縮れ、光沢がなくなり、最後には折れたり切れたりしてしまうのである。一旦この様な状態になってしまうと通常のパーマネントウェーブやヘアダイを行ってしまうと良好な結果が得られないばかりか断毛に至ってしまうのである。
特許文献1ではこの様な状態を「ビビリ毛(過収縮毛)」と称して、可溶性有機溶媒ケイ素(シリコーン)、非イオン界面活性剤及び二価金属イオンを含有する組成物で直毛にする改善方法が提示されている。
また最近、各種チオール化合物の研究から特許文献2に示されるシステアミンを利用した毛髪処理剤が提示されている。システアミンは低いpHでも良好なウェーブを形成できるので損傷毛用のウェーブ剤として有効である。例えば特許文献3では各種の濃度とpHの組み合わせの毛髪処理剤が提示されている。また、特許文献4ではシステイン又はシステアミンを含有する第1剤(還元剤)のみによるケラチン物質のパーマ変形方法が提示されている。
以上のようにシステアミンは有効な還元剤であるが、従来の還元剤にない異様な臭気を放つため、施術者や消費者から敬遠されている。そこで、特許文献5に提示されている1−チオグリセロール(チオグリセリン)が臭気の発生が少ないチオール化合物として注目されている。特許文献6では1.2mol/L以下の各種チオール化合物と分子量が特定された蛋白質組成物を配合した毛髪処理剤が提示されている。
また一方では、特許文献7に示されるように還元剤を用いず、酸化剤(第2剤)のみで処理する方法や、特許文献8のように第1剤の後に高温整髪用処理具を用いる方法も提示されている。しかしながら以上の毛髪処理剤や毛髪処理方法は、強い還元力やロッドの使用時の張力により断毛を起こすか、逆に作用が緩和過ぎて処理がうまくいかず、いずれも満足のできる状態ではなかった。
特開2003−171242号公報 特開昭57−62217号公報 特開2005−330267号公報 特許第2554036号公報 特開昭57−165310号公報 特開2006−117635号公報 特開2004−196681号公報 特開2002−363042号公報 特開2000−256146号公報 特開2002−356410号公報
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、損傷が激しく著しい収縮状態にある毛髪をスタイリングし易い状態に回復させるための毛髪処理方法を提供することにある。
還元剤としてチオール化合物を配合した第1剤、及び酸化剤を配合した第2剤を使用する損傷毛に対する毛髪処理方法であって、次の(1)〜(6)の手順に従って行う毛髪処理方法を提供する。
(1)第1剤を損傷毛に塗布し、一定時間放置後、
(2)第1剤を水で洗い流すか、又はそのまま洗い流さずに、
(3)高温整髪用アイロンで処理し、
(4)次いで第2剤を損傷毛に塗布し、一定時間放置後、
(5)再び、高温整髪用アイロンで処理し、
(6)第2剤を洗い流す。
本発明による毛髪処理方法は、損傷が激しく著しい収縮状態にあって、従来のパーマネントウェーブやストレートパーマでは断毛を起こし、あるいは公知の毛髪処理方法では修復不可能な毛髪をスタイリングし易い状態に回復させることができる優れた毛髪処理方法である。
本発明に使用するチオール基(スルフヒドル基:−SH基)を含有する還元性化合物は、チオグリセリン(1−チオグリセロール)、システアミン及びその塩、チオグリコール酸及びその塩又は誘導体、システイン及びその塩又は誘導体から選ばれる1種又は2種以上である。
チオグリセリンの他、これらチオール化合物の具体例としては、システアミン塩酸塩、チオグリコール酸アンモニウム塩、チオグリコール酸モノエタノールアミン塩、グリセリルモノチオグリコレート、L−又はDL−システイン及びその塩酸塩、N−アセチルシステイン等が挙げられる。
これらのチオール化合物の主な分子量を以下に示す。
チオグリセリン :108.18
システアミン :77.17
チオグリコール酸 :92.12
L−システイン(フリーベース) :121.16
N−アセチルシステイン :163.19
これらチオール化合物のうちチオグリコール酸及びそのアンモニウム塩又はモノエタノールアミン塩、L−及びDL−システイン及びその塩酸塩又はN−アセチルシステインがパーマネントウェーブ剤の第1剤に使用されているが、現薬事法には配合量が規定され、これらの最少配合量は、それぞれチオグリコール酸として2.0重量%(≒0.217mol/kg)、システインとして3.0重量%(≒0.248mol/kg)となっている。すなわち、この配合量は毛髪変形のための最少量であるが、実際のパーマネントウェーブ剤やストレートパーマ剤は通常5.0重量%〜7.0重量%の還元剤を含むものが主流であり、アルカリ剤とともに長時間毛髪に作用すれば損傷の原因となる。
また、最近になって高温整髪用アイロンを使用するストレートパーマ剤が流行の兆しを見せているが、使用方法としては古くからあるアイロンパーマ(アイパー)同様、第1剤(還元剤)塗布後、一定時間放置した後、水洗し、タオルドライの後ハンドドライヤーの温風でほぼ完全に乾かした毛髪に60℃〜220℃のアイロンを押し当てるか、巻きつけながら移動して所望のスタイリングを形成する。この時毛髪の一ヶ所に長時間接触したり、温度が高くなりすぎたりすると損傷の原因となる。
従って、通常のパーマネントウェーブ剤やストレートパーマ剤を損傷が激しく著しい収縮状態にある毛髪に作用させると、さらに損傷を増大させるか、最悪の場合断毛に至ってしまう。さらに、損傷毛に対して加温操作、特に高温整髪用アイロンによる操作を行うことは、損傷に至った原因そのものであり、より損傷を招くと考えられていた。
そこで、特願2004−382227号に記載のこれらチオール化合物と高重合シリコーンを配合した毛髪化粧料を応用し、鋭意研究の結果、あえて高温整髪用アイロンを使用する方法を見出した。特に工程中に高温整髪用アイロンを2度使用することが、本発明の毛髪処理方法の特徴である。
本発明における第1剤のチオール化合物の配合量は、上述の通常のパーマネントウェーブ剤よりも低濃度で、0.05mol/kg以上、0.25mol/kg未満である。0.05mol/kg未満であると良好な効果が得られず、0.25mol/kg以上であると断毛を起こす虞がある。
また、第1剤のpHは6.0〜9.0の範囲で、好ましくは7.5〜8.5の範囲である。pHが6.0未満であると毛髪に作用しにくいので良好な効果が得られず、9.0を超えるとアルカリ剤の影響で断毛を起こす虞がある。
なお、チオール化合物のうちチオグリセリンとシステアミン及びその塩の場合、低いpHでも還元力を発揮するので損傷毛に危険なアルカリ剤の配合量を極力抑えることができるので好ましいが、システアミン及びその塩は特異な臭いを発生するため、チオグリセリンの方がより好適である。
一方、第2剤に配合する酸化剤としては、臭素酸塩、過炭酸塩及び過酸化物等が挙げられる。具体的には臭素酸塩(ブロム酸塩)としては臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム等があり、過炭酸塩としては過炭酸ナトリウム、過炭酸アンモニウム等があり、過酸化物としては過酸化水素水があり、いずれも市場で用意に入手できる。これらのうち反応性が中庸である臭素酸塩が効果と安全性の両面で好ましい。
本発明による毛髪処理方法に使用する第1剤及び第2剤にはそのいずれか一方、又は両方に以下に示す高重合シリコーンを配合すると、より効果が発揮できる。
本発明に用いる高重合シリコーンは、式(1)で表されるメチルポリシロキサン(別名:DIMETHICONE)で、25℃における粘度が1,000,000センチストークス(以下「cs」と表す。)以上を有する。
Figure 2007314498
この高重合シリコーンはその高粘性故に単体では取り扱いが面倒なため、市販のものは低粘度のシリコーンで希釈するか、更に界面活性剤によりエマルジョンの形態としているものが多い。単体のものの例としては信越化学工業社製のKF−96H−100万cs、低粘度シリコーンや環状シリコーンで希釈したものの例としては東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のBY11−014、BY11−031、BY11−003、エマルジョンの形態のものの例としては東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のBY22−019、BY22−050Aなどが挙げられる。
なお、式(1)で表される高重合シリコーンの粘度の上限は100億csを超えるが、現在の市販品では1億csまでのものが入手可能である。
これらの高重合シリコーンの配合量は0.01重量%〜3.0重量%が好ましく、さらに好ましくは0.05重量%〜2.0重量%である。0.01重量%より少ないと効果を発揮せず、3.0重量%より多く配合しても、効果はあまり変わらないので、不経済である。
本発明による毛髪処理方法に使用する第1剤及び第2剤には目的の効果が損なわれない範囲で通常の化粧料に用いられる任意の成分を配合することができる。例えば、溶剤、基剤、油剤、界面活性剤、保湿剤、防腐剤、pH調整剤、増粘剤、着色剤、着香剤、抗炎症剤、紫外線防止剤等が挙げられる。
なお、本発明で使用する高温整髪用アイロンは例えば特許文献9に記載の平型や、特許文献10に記載の丸型等いずれでもよいが、取り扱いの点で平型の方がより好ましい。また、使用時の温度は60℃〜180℃が好ましい。60℃未満であると、良好な効果が得られず、180℃を超えると断毛の虞がある。
次に実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、配合量は重量%とする。
まず以下の方法で「損傷が激しく著しい収縮状態」の毛髪を作成する。
1.アンモニア0.75%と過酸化水素4.0%を含む水溶液を50℃に加温し、これに毛束を30分間浸漬する。
2.次にこの毛束を取り出し、流水ですすいだ後、タオルドライ後ドライヤーで充分に乾かす。
3.チオグリコール酸アンモニウム塩(チオグリコール酸として50%含有)溶液20%とモノエタノールアミン(80%)液5%を含む水溶液を50℃に加温し、これに上記の毛束を30分間浸漬する。
4.毛束を溶液から取り出し、流水ですすいだ後、引っ張りながらドライヤーで乾燥する。
5.過酸化水素1.4%を含む水溶液に室温で5分間浸漬した後、流水ですすぐ。
6.タオルドライ後、ドライヤーで充分に乾かす。
次に、表3に記載の処理工程に従って処理した後、タオルドライ後、ドライヤーで乾燥して評価を行った。また、それぞれの第1剤及び第2剤の処方例を表1及び表2に示した。なお、毛束(川村かつら社製)は長さ約25cmのものを約5gずつに分けて使用した。
処方例における高重合シリコーン−Aとしては、信越化学工業社製のKF−96H−100万cs(粘度=100万cs)を、高重合シリコーン−Bとしては、東レ・ダウコーニング・シリコーン社製のBY11−014(粘度=2,000万cs:15%,粘度=20cs:85%)を用いた。
その他の成分については以下に示す。なお、「カルコール」、「NIKKOL」及び「TURPINAL」は登録商標である。
チオグリセリン(98%含有):旭化学工業社製
システアミン塩酸塩液(システアミンとして50%含有)
:オリエンタルケミカル社製
L−システイン(フリーベース):味の素社製
チオグリコール酸アンモニウム塩(チオグリコール酸として50%含有)
:佐々木化学社製
モノエタノールアミン(80%):佐々木化学社製
アンモニア水(25%):大盛化工社製
塩化セチルトリメチルアンモニウム(70%)(カチオン性界面活性剤)
:東邦化学工業「カチナールCTC−70ET」
セタノール(基剤):花王社製「カルコール6098」
グリセリン(保湿剤):ミヨシ油脂社製「日本薬局方 濃グリセリン」
ポリオキシエチレン(30)セチルエーテル(ノニオン性界面活性剤)
:日光ケミカルズ社製「NIKKOL BC−30TX」
ステアリン酸グリセリル(ノニオン性界面活性剤)
:日光ケミカルズ社製「NIKKOL MGS ASE」
メチルパラベン(防腐剤):クラリアント・ジャパン社製
プロピルパラベン(防腐剤):クラリアント・ジャパン社製
臭素酸ナトリウム:佐々木化学社製
過酸化水素水(35%):旭電化工業社製
ヒドロキシエタンジホスホン酸(60%)
:ソルーシア・ジャパン社製「TURPINAL SL」
リン酸水素二ナトリウム:米山化学工業社製
リン酸二水素ナトリウム:米山化学工業社製
リン酸(85%):ラサ工業社製
なお、高温整髪用アイロンはGMJ社製の「GM−42PRO」(平型)を用いた。また、毛髪処理の評価については以下の基準に基づき、官能試験で行った。
(毛髪の形状)
優:ほぼ直毛状態であった
良:わずかに縮毛状態が部分的に残るが目立たない
可:少し縮毛状態が残るがスタイリングに影響しない程度である
不可:ほとんど縮毛状態でかなり目立つか、施術前と変わらない
(毛髪表面の光沢)
優:健康毛並に施術前よりかなり向上した
良:健康毛には劣るが、施術前よりは向上した
可:施術前よりわずかに向上したか、ほぼ同じ
不可:施術前より劣った
(毛髪表面の滑らかさ)
優:健康毛並に施術前よりかなり向上した
良:健康毛には劣るが、施術前よりは向上した
可:施術前よりわずかに向上したか、ほぼ同じ
不可:施術前より劣った
(毛髪のハリ・コシ)
優:施術前よりかなり向上した
良:施術前より少し向上した
可:施術前よりわずかに向上したか、ほぼ同じ
不可:施術前より劣った
(施術中の臭い)
優:ほとんど不快臭がない
良:わずかに不快臭がある
可:不快臭があるが許容限度内である
不可:不快臭が許容限度を超えている
以下、表3に基づいて説明する。実施例1〜実施例6は本発明による第1剤、第2剤及び毛髪処理方法によるもので、いずれも良好な結果を得たが、チオール化合物としてシステアミンのみを配合した第1剤を使用した実施例2は施術中の臭いが他の実施例よりも良くなかった。
実施例3はチオール化合物としてL−システイン(フリーベース)のみを配合した第1剤を使用したもので、総合的に損傷状態の回復が他の実施例より若干劣った。また、高重合シリコーンが第1剤及び第2剤のいずれか一方しか配合されていない実施例3、実施例5及び実施例6は毛髪表面の光沢及び滑らかさが他の実施例より若干劣った。なお、チオグリセリンをチオール化合物として配合したものは総じて良好な結果を得た。
比較例1は処方例4の低pHタイプである処方例6の第1剤を用いたもので、毛髪の形状が改善されなかった。また、比較例2は逆にpHを高くしたタイプの第1剤(処方例7)を用いたもので、さらに毛髪のハリ・コシが悪化し、一部に断毛が発生した。
比較例3は実施例4に対して酸化剤を含まない第2剤(処方例11)を使用したもので、毛髪の形状が改善されなかった。
比較例4及び比較例5は実施例4に対して高温整髪用アイロン処理をどちらか一方しか行なわかった例で、いずれも良好な毛髪の形状が得られなかった。なお、比較例6及び比較例7は第1剤のみ又は第2剤のみによる処理で、これらも同様に良好な毛髪の形状が得られなかった。
なお、第1剤後の水洗については、実施した「有」の方が実施しなかった「無」より若干仕上がりが良かったものの大差はなく、「無」の方が時間短縮できるメリットがある。また、高温整髪用アイロンの温度については実施例の範囲で特に有意差は見られなかった。
以上のように実施例1〜実施例6に示す本発明による各毛髪処理方法は、損傷が激しく著しい収縮状態にあって、従来のパーマネントウェーブやストレートパーマでは断毛を起こし、あるいは公知の毛髪処理方法では修復不可能な毛髪に光沢と滑らかさを与え、さらにハリ・コシを改善して、スタイリングし易い状態に回復させることができる優れた毛髪処理方法であった。
Figure 2007314498
Figure 2007314498
Figure 2007314498

Claims (8)

  1. 還元剤としてチオール化合物を配合した第1剤、及び酸化剤を配合した第2剤を使用する損傷毛に対する毛髪処理方法であって、次の(1)〜(6)の手順に従って行う毛髪処理方法。
    (1)第1剤を損傷毛に塗布し、一定時間放置後、
    (2)第1剤を水で洗い流すか、又はそのまま洗い流さずに、
    (3)高温整髪用アイロンで処理し、
    (4)次いで第2剤を損傷毛に塗布し、一定時間放置後、
    (5)再び、高温整髪用アイロンで処理し、
    (6)第2剤を洗い流す
  2. チオール化合物がチオグリセリン、システアミン、システイン及びチオグリコール酸並びにこれらの塩又は誘導体から選ばれる1種又は2種以上からなる請求項1に記載の毛髪処理方法。
  3. 還元剤の配合量が0.05mol/kg以上、0.25mol/kg未満である請求項1又は請求項2に記載の毛髪処理方法。
  4. 第1剤のpHが6.0〜9.0の範囲である請求項1〜請求項3に記載の毛髪処理方法。
  5. 第1剤及び/又は第2剤が高重合シリコーンをさらに含む組成物である請求項1〜請求項4に記載の毛髪処理方法。
  6. 酸化剤が臭素酸塩である請求項1〜請求項5に記載の毛髪処理方法。
  7. 高温整髪用アイロンの処理温度が60〜180℃の範囲である請求項1〜請求項6に記載の毛髪処理方法。
  8. チオール化合物として少なくともチオグリセリンを含む第1剤からなる請求項1〜請求項7に記載の毛髪処理方法。
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