JP2010138135A - 縮毛矯正方法 - Google Patents

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Hiroyuki Akamatsu
弘行 赤松
Shinji Hamada
信二 濱田
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Abstract


【課題】本発明は、くせ毛や縮れ毛に対してダメ−ジが少なく効果的にその毛髪を矯正し
、且つその効果がパ−マネント的に持続する、2剤式及び3剤式の縮毛矯正剤を用いた縮毛矯正方法に関する。
【解決手段】チオグリコ−ル酸アンモニウム等の還元剤を含有する第1剤と、還元剤の反応および浸透作用等を促進させるべくラウリルスルホ酢酸ナトリウム等のアニオン界面活性剤、ベンジルアルコ−ル等の化合物、およびpKaが2〜4であるリン酸(pKa=2
.12)等の酸を含有し、且つpHは3.0以下である第2剤とからなり、少なくとも次の(A)毛髪に第1剤を塗付し、毛髪が還元軟化した状態になるまで常温もしくは加温して放置する工程、(B)毛髪に付着した第1剤を水洗する工程、(C)毛髪に第2剤を塗付し、一定時間放置する工程、に従って毛髪の処理を行なう縮毛矯正方法である。
を要旨とするものである。
【選択図】なし

Description

本発明は、くせ毛や縮れ毛に対してダメ−ジが少なく効果的にその毛髪を矯正し、且つ
その効果がパ−マネント的に持続する、2剤式及び3剤式の縮毛矯正剤を用いた縮毛矯正
方法に関するものである。
従来の毛髪の縮毛矯正方法には、大きく分けて2つの方法がある。第1の方法は、還元
剤を含む第1剤を塗付し、毛髪ケラチンのジスルフィド結合を還元開裂してメルカプト基
を生成させ、毛髪を軟化する。つぎに、水洗後、真っ直ぐにした状態で酸化剤を含む第2
剤を塗付し、還元開裂で生成したメルカプト基を酸化し、新たにジスルフィド結合を生成
することにより縮毛を矯正するものである。
他の方法は、還元剤を含む第1剤を塗付し、毛髪ケラチンのジスルフィド結合を還元開
裂してメルカプト基を生成させ、毛髪を軟化する。つぎに水洗後、毛髪を乾燥し、高温整
髪用アイロンを用いて毛髪を処理した後、真っ直ぐにした状態で酸化剤を含む第2剤を塗
付し、還元開裂で生成したメルカプト基を酸化し、新たにジスルフィド結合を生成するこ
とにより縮毛を矯正するものである。
上記毛髪の縮毛矯正方法は、広く一般の美容技術者に普及した技術となっており、パ−
マ毛や軽度のくせ毛を真っ直ぐに矯正するのには十分である。
しかしながら、上記のような毛髪の縮毛矯正方法では、強いくせ毛や縮毛に対して処理
工程に長い時間を要し、且つその縮毛矯正効果は十分な結果を得ることができないばかり
でなく、さらに、過度のアルカリ膨潤や過度の還元軟化をさせながら高温整髪用アイロン
を用いて毛髪を処理するために毛髪への大きな負担を強いることになっている。このよう
な処理工程で施術を行っても縮毛矯正効果は十分なものではなく、仕上がりの結果には美
容技術者と顧客のいづれも満足させるものではなかった。
上記の問題点を解消する方法として、特許第3703738号公報記載の縮毛矯正方法
が開示されている。かかる縮毛矯正方法は、化合物(A):オクタンスルホン酸ナトリウ
ム塩、2−ナフタレンスルホン酸ナトリウム塩、ヘキサンスルホン酸ナトリウム塩、ヘプ
タンスルホン酸ナトリウム塩、ノナンスルホン酸ナトリウム塩、デカンスルホン酸ナトリ
ウム塩、オクチル硫酸ナトリウム塩、2−エチルヘキシル硫酸ナトリウム塩、デシル硫酸
ナトリウム塩、m−キシレンスルホン酸ナトリウム塩、p−トルエンスルホン酸ナトリウ
ム塩、p−スチレンスルホン酸ナトリウム塩、および1−ナフタレンスルホン酸ナトリウ
ム塩から選ばれる化合物を配合した第1剤、並びに少なくとも一方に化合物(A)を配合
した中間処理剤及び第2剤を用いて、(1)還元性物質を含む第1剤を毛髪に塗付し、
(2)必要時間の後に、第1剤を水で洗い流さずに、(3)酸性の中間処理剤にて頭髪付
着液のpHを5以下にし、(4)その後に、必要に応じて頭髪付着液を水で洗い流し、
(5)酸化性物質を含む第2剤を頭髪に塗付し、(6)必要時間の後に第2剤を洗い流す
、という縮毛矯正方法である。
ところで、上述の如く構成された縮毛矯正方法は、第1剤に化合物(A)が配合されて
いるから、この化合物(A)の毛髪内部への残留性を高めるために第1剤を水で洗い流さ
ない状態で酸性の処理剤を塗付するものである。このため、第1剤中のアルカリが毛髪上
に残存し、その残存したアルカリが中間処理剤の酸と緩衝作用を持ち、酸性の中間処理剤
が十分に作用できず、強い縮毛に対して十分な縮毛矯正効果を発揮できないという問題点
がある。また、第1剤と中間処理剤を頭髪上で混合するため仕上がりが不均一になりやす
いのみならず、第1剤を洗い流さない処理工程では毛髪内部だけでなく毛髪表面にも還元
剤が多量に残存するため、必要以上に還元軟化が進んで毛髪にダメ−ジを与える原因とな
る。さらに、第1剤を洗い流さない処理工程では頭皮表面にも還元剤が多量に残存するた
め、皮膚への刺激性が高くなり、実際の美容操作では高度な美容技術と熟練を要すると推
測される。
なお、特開2006−298822号公報には、少なくとも、還元剤がチオグリコ−ル
酸に換算して4.5質量%以下、およびジチオジグリコ−ル酸またはその塩が1質量%以
上配合され、さらにポリオキシエチレンアルキルエ−テルリン酸エステルまたはその塩、
及びポリオキシエチレンアルキルエ−テルリン酸エステル以外のリン酸エステルが配合さ
れてなり、pHが5以下である第1剤を用いて縮毛を矯正する技術が開示されている。
しかしながら、かかる方法は、還元剤を含む第1剤を酸性域で作用させるため、還元剤
の毛髪内への十分な浸透がなされず、強い縮毛に対して十分に満足のいく縮毛矯正効果を
得られないという問題点がある。
特許第3703738号公報 特開2006−298822号公報
本発明は、上述の如き従来の問題点を解決し、くせ毛や縮れ毛に対してダメ−ジが少な
く効果的にその毛髪を矯正し、且つ、その効果がパ−マネント的に持続する2剤式及び3
剤式の縮毛矯正剤を用いた縮毛矯正方法を提供することを目的とするものである。
上記の目的を達成するため、本発明の請求項1記載の発明は、還元剤を含有する第1剤
と、下記式(1)〜(7)
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
〔上記式(1)〜(7)中のR1および(3)のR2は、炭素数12〜18の直鎖又は
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金 属、アンモニウム、アルカノ−ルアミン、又は塩基性アミノ酸を示す。また、式 (5)中のnはエチレンオキサイドの平均付加モル数で1〜5の数を示す。〕
のアニオン界面活性剤から選ばれる1種または2種以上を1.0%以上と、下記式(8)
Figure 2010138135
〔上記式(8)中のXは、X1〜X4のいずれかを示す。
:OH
2:CH2OH
3:C24OH
4:CH2OC 2 4OH〕
から選ばれる1種または2種以上を1.0〜20.0%含有し、且つpKaが2〜4の酸から選ばれる1種または2種以上を0.5%以上含有し、且つpHが3.0以下の第2剤とからなり、少なくとも次の(A)〜(C)
(A)毛髪に第1剤を塗付し、毛髪が還元軟化した状態になるまで常温もしくは加温し
て放置する工程、
(B)毛髪に付着した第1剤を水洗する工程、
(C)毛髪に第2剤を塗付し、一定時間放置する工程、
の工程に従って毛髪の処理を行なう縮毛矯正方法、を要旨とするものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の第1剤、第2剤、及び酸化剤を含有する第3剤とからなり、請求項1記載の(A)〜(C)の工程の後に少なくとも
(D)毛髪に第3剤を塗付し放置する工程
を付加して毛髪の処理を行なう縮毛矯正方法、を要旨とするものである。
本発明は、従来の処理方法では十分な縮毛矯正効果が得られなかった強いくせ毛、縮毛
に対しても過度の膨潤や過度の還元軟化を必要とせず、高い縮毛矯正効果を奏するもので
ある。さらに、本発明は、毛髪内部に第1剤中の還元剤を毛髪内部に浸透させた後、十分
に水洗し毛髪表面の還元剤を取り除くことにより過剰量の還元剤が反応して過度の還元軟
化を引き起こさないため、ダメ−ジの少ない縮毛矯正効果を奏するのみならず、特にアイ
ロン処理の操作を必要としないので時間や手間をかけず、少ないダメ−ジで効果的な縮毛
の矯正が可能である。
本発明における第1剤組成物中に用いられる還元剤としては、L−システイン、DL−
システイン、L−システイン塩酸塩、DL−システイン塩酸塩、N−アセチル−L−シス
テイン、チオグリコ−ル酸、チオグリコ−ル酸アンモニウム、チオグリコ−ル酸モノエタ
ノ−ルアミン、チオグリセロ−ル、システアミン、チオ乳酸などが挙げられる。また、ア
ルカリ剤としては、モノエタノ−ルアミン、トリエタノ−ルアミン、アミノメチルプロパ
ノ−ル、モノイソプロパノ−ルアミン、ジイソプロパノ−ルアミン、L−アルギニン、炭
酸水素アンモニウム、アンモニア水、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムなどが挙げられ
、これらの1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。さらに、その他とし
て、本発明の効果を損なわない程度に添加剤として界面活性剤、キレ−ト剤、油剤、アミ
ノ酸類、ポリペプチド類、たんぱく質、保湿剤、有機溶媒、高分子化合物、シリコ−ン類
、増粘剤、pH調整剤、植物抽出液、紫外線吸収剤、タ−ル色素、香料などを適宜配合し
てもよい。
本発明の第2剤は、還元剤の反応および浸透作用等を促進させるべくアニオン界面活性
剤式(8)の化合物、およびpKaが2〜4の酸を含有し、且つpHは3.0以下である
本発明における第2剤組成物中に用いられるアニオン界面活性剤としては、ラウリルス
ルホ酢酸ナトリウム、テトラデセンスルホン酸ナトリウム、スルホコハク酸ジオクチルナ
トリウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸カリウム、ラウリル硫酸アンモニウム
、ラウリル硫酸モノエタノ−ルアミン、ラウリル硫酸ジエタノ−ルアミン、ラウリル硫酸
トリエタノ−ルアミン、ラリウル硫酸モノイソプロパノ−ルアミン、ラリウル硫酸トリイ
ソプロパノ−ルアミン、ミリスチル硫酸ナトリウム、セチル硫酸ナトリウム、ポリオキシ
エチレンアルキルエ−テル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル硫酸ア
ンモニウム、ポリオキシエチレンアルキルエ−テル硫酸カリウム、ポリオキシエチレンア
ルキルエ−テル硫酸トリエタノ−ルアミン、N−ココイルメチルタウリンカリウム、N−
ココイルメチルタウリンナトリウム、N−ラウロイルメチルタウリンナトリウム、N−ミ
リストイルメチルタウリンナトリウム、N−パルミトイルメチルタウリンナトリウム、N
−ステアロイルメチルタウリンナトリウム、ラウリルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ド
デシルベンゼンスルホン酸カリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウムなどが挙げ
られる。本発明において、第2剤中にアニオン界面活性剤を1.0%以上含有することが
好ましく、3.0%以上含有することがより好ましい。
本発明における第2剤組成物中に用いられるpKaが2〜4の酸としては、リン酸(p
Ka=2.12)、グリコ−ル酸(pKa=3.83)、リンゴ酸(pKa=3.42)
、乳酸(pKa=3.90)、クエン酸(pKa=3.07)、蟻酸(pKa=3.75
)、アスパラギン酸(pKa=3.77)、及び酒石酸(pKa=2.90)などが挙げ
られ、その1種または2種以上を0.5%以上含有することが好ましく、1.5%以上含
有することがより好ましい。
本発明において、第2剤のpHは3.0以下であることが好ましく、pHが2.5以下
であることがより好ましい。
本発明における第2剤組成物中に用いられる式(8)の成分としては、ベンジルアルコ
−ル、ベンジルオキシエタノ−ル、フェニルエチルアルコ−ル、シクロヘキサノ−ルなど
が挙げられる。本発明において、第2剤中に式(8)の成分から選ばれる1種または2種
以上を1.0〜20.0%含有することが好ましく、5〜10%含有することがより好ま
しい。1.0%以下では縮毛矯正効果が弱く、20.0%以上では縮毛矯正効果が低下す
る傾向がある。
その他の成分として、本発明の効果を損なわない程度に添加剤として界面活性剤、キレ
−ト剤、油剤、アミノ酸類、ポリペプチド類、タンパク質、保湿剤、有機溶媒、高分子化
合物、過酸化水素、シリコ−ン類、増粘剤、pH調整剤、植物抽出液、紫外線吸収剤、タ
−ル色素、香料などを適宜配合してもよい。
本発明における第3剤組成物に用いられる酸化剤としては、臭素酸カリウム、臭素酸ナ
トリウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化水素水などが挙げられる。また、その他の成分と
して、本発明の効果を損なわない程度に添加剤として界面活性剤、キレ−ト剤、油剤、ア
ミノ酸類、ポリペプチド類、たんぱく質、保湿剤、有機溶媒、高分子化合物、シリコ−ン
類、増粘剤、pH調整剤、植物抽出液、紫外線吸収剤、タ−ル色素、香料などを適宜配合
してもよい。
なお、本発明において、第2剤の処理は還元剤を含有する第1剤で処理し、十分に水洗
後実施することが最も効果的であり、酸化剤を含有する第3剤の後処理ではあまり効果が
無く、還元剤を含有する第1剤の前処理では縮毛矯正効果を低下させる傾向があり、また
、第1剤を水洗せずに塗付した場合には水洗したものより縮毛矯正効果が低下する傾向が
ある。
以下に、本発明の一実施例を示すが、本発明はかかる実施例に限定されるものではない
実施例1〜23、比較例1〜14
表1に示す組成により縮毛矯正用第1剤、表2〜表7に示す組成により縮毛矯正用第2
剤、表8で示す組成により縮毛矯正用第3剤を各々調製した。なお、配合量は重量%を示
す。
Figure 2010138135
Figure 2010138135
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Figure 2010138135
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次に、縮毛矯正処理にあたっては、同一人から採取した縮毛で長さ20cm、重さ1.
2gの毛髪束をあらかじめ2%ラウリル硫酸ナトリウム水溶液で洗浄後、一昼夜室温で風
乾したものを試験用毛髪束とした。そして、表9に示す方法により縮毛矯正処理を行い、
縮毛矯正効果を以下の基準で評価し、その結果を表10〜16に示す。
縮毛矯正効果の評価基準
◎:縮毛の矯正効果が強い。
○:縮毛の矯正効果がある。
△:縮毛の矯正効果が少し弱い。
×:縮毛の矯正効果が弱い
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
Figure 2010138135
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上記表10の結果より明らかなように、処理方法の比較を行なった結果、第1剤を塗付
して放置後、十分に水洗を行い、第2剤を塗付して放置、の順で毛髪に適用、もしくは、
第1剤を塗付して放置後、十分に水洗を行い、第2剤を塗付して放置した後、第3剤を塗
付して放置の順で適用されることが高い縮毛矯正効果を示すことがわかる。また、第1剤
を塗付して放置後、水洗せずに第2剤を毛髪に適用した場合には十分な縮毛矯正効果が得
られないことがわかる。
また、表11〜表13の結果より明らかな通り、酸の種類、濃度およびpHの影響につ
いて比較した結果、pKaが2〜4の酸を0.5%以上含有し、第2剤のpHを3.0以
下にすることで高い縮毛矯正効果が得られることがわかる。
さらに、表14及び表15の結果から明らかな通り、界面活性剤の種類および濃度につ
いて比較した結果、第2剤がアニオン界面活性剤を1.0%以上含有することで高い縮毛
矯正効果が得られることがわかる。なお、第2剤にノニオン界面活性剤、カチオン界面活
性剤、両性界面活性剤のいずれを含有しても十分な縮毛矯正効果が得られなかった。
さらに加えて、表16の結果から明らかな通り、第2剤がベンジルアルコ−ルを1.0
%〜20.0%含有することで高い縮毛矯正効果が得られることがわかる。

Claims (2)

  1. 還元剤を含有する第1剤と、下記式(1)〜(7)
    Figure 2010138135
    Figure 2010138135
    Figure 2010138135
    Figure 2010138135
    Figure 2010138135
    Figure 2010138135
    Figure 2010138135
    〔上記式(1)〜(7)中のR1および(3)のR2は、炭素数12〜18の直鎖又は分
    岐鎖のアルキル基又はアルケニル基を示し、Mはアルカリ金属、アルカリ土類金属、
    アンモニウム、アルカノ−ルアミン、又は塩基性アミノ酸を示す。また、式(5)中
    のnはエチレンオキサイドの平均付加モル数で1〜5の数を示す。〕
    のアニオン界面活性剤から選ばれる1種または2種以上を1.0%以上と、下記式(8)
    Figure 2010138135
    上記式(8)中のXは、X1〜X4のいずれかを示す。
    1:OH
    2:CH2OH
    3:C24OH
    4:CH2OC24OH〕
    から選ばれる1種または2種以上を1.0〜20.0%含有し、且つpKaが2〜4の酸
    から選ばれる1種または2種以上を0.5%以上含有し、且つpHが3.0以下の第2剤
    とからなり、少なくとも次の(A)〜(C)
    (A)毛髪に第1剤を塗付し、毛髪が還元軟化した状態になるまで常温もしくは加温
    して放置する工程、
    (B)毛髪に付着した第1剤を水洗する工程、
    (C)毛髪に第2剤を塗付し、一定時間放置する工程、
    の工程に従って毛髪の処理を行なう縮毛矯正方法。
  2. 請求項1記載の第1剤、第2剤、及び酸化剤を含有する第3剤とからなり、請求項1記
    載の(A)〜(C)の工程の後に少なくとも
    (D)毛髪に第3剤を塗付し放置する工程
    を付加して毛髪の処理を行なう縮毛矯正方法。
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