JP2003534931A - 食品スライス装置 - Google Patents

食品スライス装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は食品をスライスする装置に関する。この装置によれば、切断刃（４）及び切断端部（３）が切断間隙を形成し、各動作の間、切断端部（３）の能動的あるいは受動的移動によって、最小の切断間隙、特にゼロ値である切断間隙を形成するための手段がとられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハム、ソーセージ、チーズなどの食品をスライスし、回転する態様
で駆動されてかつ／または軌道周回態様で円運動を行って切断面が食品供給装置
の食品支持面に垂直に延在する切断刃を含み、前記切断刃における食品支持面の
端部が切断刃と共に切断ギャップを形成する切断端部によって形成される装置に
関する。
【０００２】
【発明の背景】
かかる装置にはなめらかで傷のない切断面が要求され、通常スライサーと呼ば
れて、高速切断速度で、高速動作速度ででも、特に切断がより難しい食品を用い
ても機能する。 特に切断の質は、与えられた食品各々に対する支持面と切断刃自体の軸に関し
て回転するのみならず軌道周回態様で円運動する切断刃との間に形成される切断
ギャップの質及び/または精度に影響される。
【０００３】 実際、切断ギャップの質及び／または精度は、特に切断刃の深さの相違によっ
て低下し、切断刃の深さの相違は食品によって起こり、理想の場合にはゼロであ
る所望の切断ギャップサイズで、所望の切断ギャップサイズに関して生じるずれ
という結果に容易になり得る。
【０００４】
【発明の概要】
本発明の目的は、切断の質を損なう所望の切断ギャップとのかかる差が排除さ
れて使用される刃各々と無関係にかつ動作状態各々とは無関係に、最適で一定の
切断ギャップが保証され得る方法で、最初に名前をあげた種類の装置を設計する
ことである。
【０００５】 本発明に基づき、この目的を、切断端部が切断面に垂直に移動可能に支持され
て接合部に弾性的に付勢され、かつ、切断端部が当該付勢力の反対側の各刃の進
路で少なくとも刃に接し、特に付勢力に抗して（または反対に）わずかにそれる
ように、接合部が配され切断端部がなされることで満足させる。 切断端部は、切断刃と共に切断ギャップを形成し、本設計によると、その基本
位置から必要最低限量だけ移動される。この移動の大きさは１０分の数ミリメー
トルの範囲内である。
【０００６】 この接続における切断刃と切断端部との間の問題を解消するために、切断端部
は切断刃の差込領域に少なくとも１つのガイド面を有するように設計されて、切
断刃が切断端部のわずかに傾いた面部分に接する状態になることを保証し、それ
によって干渉摩擦及び望ましくない摩耗が実質的に排除される。 本発明によるさらなる有利な実施例及び特徴は従属請求項に列挙され、図面を
参照して実施例においても説明される。
【０００７】
【発明の実施の形態】
機械の筐体１０に配置された食品供給ユニット１は食品支持面２を含み、それ
に沿って各場合にスライスされるべき食品が切断刃４と食品支持面２の前端との
間に形成される切断ギャップの方向に移動させられる。示した実施例においては
、食品支持面２は、図２に示すように、同時に切断されるべき３つの食品に対す
る互いに隣り合うよう配置された３つのレシーバを有する。
【０００８】 食品支持面２の前端は、図１に示したように、切断端部３によって形成され、
適当なプラスチックの材質でできていることが望ましい。 切断端部３は切断面または切断刃４の周回軌道上に垂直に食品支持装置１上で
移動可能に支持される。この目的のために食品供給装置１には適当なガイド面７
が備えられる。様々な切断刃４の２つの軌道９は例えば図２に示される。
【０００９】 接合部６で切断面の方向における切断端部３の可動性が留められて、切断端部
３が最大で１０分の数ミリメートルだけ切断刃４の切断軌道上に飛び出し得るこ
とが保証される。切断端部３は切断面の方向に付勢されていて、実際少なくとも
１つのスプリング要素５によるものである。 切断端部３が、各切断、即ち切断刃４との各連携でスプリングの付勢力に抗し
てわずかに移動され得るということを保証するために、切断端部３はわずかに傾
いたガイド面８とナイフの差込み領域で適合する。実際、わずかに傾いた、短い
ガイド面８は、最上層点が例えば約１ｍｍまで切断端部の前面に対して引っ込め
られ、その後垂直方向へ１つになる。
【００１０】 前記したガイド面を与えるために必要な切断端部２の前面の範囲のわずかな面
取りによって切断品質が低下せず、装置全体の安全な操作と同時に一定の切断ギ
ャップを完全に保証することが可能になるのは、切断ギャップを、切断刃と切断
刃面に垂直に移動可能に支持される切断端部との連携によって各切断で形成し、
実質的にゼロ値に維持するからである。
【００１１】 切断刃によって切断面に垂直に弾性的な付勢力に抗して移動させられるという
上記した切断端部３の受動的機能の代わりに、本発明の別の実施例に基づいて、
能動的に制御される切断端部も与えられ得る。かかる切断端部の制御は刃の運動
に依存し、かつ任意には、刃の特性に依存しても起こる。圧電要素または他の動
作部材が、例えば、ミリメートルの範囲の短いパスを越える切断端部の十分に早
くて短い運動を保証し、切断端部の運動に対する駆動部として例えば考えられる
。
【図面の簡単な説明】
【図１】 切断刃と連携する食品供給ユニットの部分断面図を概略で示す。
【図２】 図１に基づく構成の前面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ，ＴＲ)，ＯＡ(ＢＦ ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＧＷ， ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，Ｇ Ｍ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＭＺ，ＳＤ，ＳＬ，ＳＺ，ＴＺ ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ， ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＥ，ＡＧ，ＡＬ，ＡＭ， ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，Ｂ Ｚ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＯ，ＣＲ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ ，ＤＫ，ＤＭ，ＤＺ，ＥＥ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＤ， ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＨＲ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＮ，Ｉ Ｓ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＡ，ＭＤ，ＭＧ， ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＭＺ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，Ｐ Ｔ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＴＺ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ， ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＡ，ＺＷ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ハム、ソーセージ、チーズなどの食品をスライスする装置であっ
    て、切断刃（４）を含み、前記切断刃は回転する態様で駆動されてかつ／または
    軌道周回態様で円運動を行い、その切断面は食品供給装置（１）の食品支持面（
    ２）に垂直に延在し、前記切断刃における食品支持面（２）の端部が前記切断刃
    （４）と共に切断ギャップを形成する切断端部（３）によって形成され、 前記切断端部（３）は前記切断面に垂直に移動可能に支持されて接合部（６）
    に対して付勢され、 前記切断端部（３）は当該付勢力に抗して各刃の進路で前記切断刃（４）と少
    なくとも接し、特に前記付勢力に対してわずかにそれるように、前記接合部（６
    ）が位置しかつ前記切断端部（３）がなされている、 ことを特徴とする装置。
  2. 【請求項２】 各刃の進路で生ずる前記切断端部（３）の前記付勢力が１ミリメ
    ートルの何分の１かであることを特徴とする請求項１記載の装置。
  3. 【請求項３】 前記切断端部（３）が、ブロックフォームや例えばばね要素（５
    ）でできている少なくとも１つの弾力性を有する要素によって付勢力下に置かれ
    ることを特徴とする請求項１または２記載の装置。
  4. 【請求項４】 前記切断端部が前記切断刃（４）と連携する少なくとも１つのガ
    イド面（８）を有することを特徴とする請求項１乃至３のいずれかに記載の装置
    。
  5. 【請求項５】 前記切断端部（３）が望ましくはプラスチックまたはスチール素
    材でできていることを特徴とする先行請求項のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項６】 前記切断端部（３）がそのガイド（７）上に約２〜３ｍｍの範囲
    で完全な移動の軌道を有することを特徴とする先行請求項のいずれかに記載の装
    置。
  7. 【請求項７】 ハム、ソーセージ、チーズなどの食品をスライスする装置であっ
    て、切断刃を含み、前期切断刃が回転する態様で駆動され、かつ／または軌道周
    回態様で円運動を行い、切断面が食品供給装置（１）の食品支持面（２）に垂直
    に延在し、前記切断刃における食品支持面（２）の端部が前記切断刃（４）と共
    に切断ギャップを形成する切断端部（３）によって形成され、 前記切断端部（３）が前記切断面に垂直に移動可能に支持されて、前記切断刃
    の前記移動及び／または寸法的特長に基づいて制御される能動的に作動する装置
    に接続され、各刃の進路で、前記切断刃と前記切断端部とがサイズを前もって設
    定でき特にゼロ値である切断ギャップを形成することを特徴とする装置。
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