JP3044347B1 - 人参等の自動乱切り機 - Google Patents

人参等の自動乱切り機

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JP3044347B1
JP3044347B1 JP10347852A JP34785298A JP3044347B1 JP 3044347 B1 JP3044347 B1 JP 3044347B1 JP 10347852 A JP10347852 A JP 10347852A JP 34785298 A JP34785298 A JP 34785298A JP 3044347 B1 JP3044347 B1 JP 3044347B1
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cutting
ginseng
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Inventor
基七 五熊
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神戸ヤマリ株式会社
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 人参等の乱切りを自動機械化して乱切りの能
率を高め、かつ乱切りされた根菜類の目方を可及的均一
ならしめて乱切り根菜類の需要に対応させると共に、そ
の促進をはかる。 【解決手段】 人参等の被加工物Aを先細起立状態で保
持し、1/5〜1/2回動範囲で間歇的に回動可能な被
加工物保持部1と、該保持部を挟み、その一方の側に配
置され、水平方向に往復動するロッド15前端に取り付
けられたコ字状枠14の開口部に両開口部端間にわたり
薄刃12を亘着し、該薄刃12を被加工物起立方向に角
度を有して斜めに保持せしめた切断部11と、被加工物
保持部1を挟み前記切断部11の他方側に該切断部11
に対応して配設された防護用当板24とを備え、前記被
加工物保持部が被加工物Aの大きさに適合するため水平
方向に移動が可能であり、前記切断部11が切断の経過
に応じて上下方向及び横方向に移動が可能である構成で
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人参、大根、牛蒡、
蓮根など、各種根菜類の乱切りを人手によることなく機
械的に行う自動乱切り機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】人参、牛蒡、蓮根など、種々の根菜類を
乱切りすることは日常、広く行われており、各種料理類
に使用されているが、かかる乱切りは従来、人手のみに
頼って、乱切りしようとする根菜類を手で廻しながら庖
丁でカットするのが一般的な手法であり、機械的な乱切
りについては全く行われていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の如く
人手に頼るだけでは乱切りの能率が悪く、高価な料理に
使用する場合にはコスト的に許されるにしても、近時、
スーパー、デパートなどで大量に販売されている惣菜用
などでは生産面、コスト面ともに限界を有している。し
かも、人手による場合、乱切りした根菜類は目方、大き
さともに変動が多く、商品価値面でも難を有していた。
【0004】本発明は上述のような実状をふまえ、機械
的な乱切り手段を提供することにより乱切りの能率を高
め、かつ乱切りされた根菜類の目方を可及的均一ならし
めて乱切り根菜類の需要に対応させると共に、その促進
をはかることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、上記課題に適合
し、その目的を達成する本発明の特徴は、人参等の被加
工物を先細起立状態で保持し、1/5〜1/2回動範囲
で間歇的に回動可能な被加工物保持部と、該保持部を挟
み、その一方の側に配置され、水平方向に往復動するロ
ッド前端に取り付けられたコ字状枠の開口部に両開口端
間にわたり薄刃を亘着し、該薄刃を保持された被加工物
の中心軸線に対し角度を有して斜めに保持せしめた切断
部と、被加工物保持部を挟み前記切断部の他方側に該切
断部に対応して配設された防護用当板とを備え、前記被
加工物保持部が被加工物の大きさに適合するため水平方
向に移動が可能であり、前記切断部が切断の経過に応じ
て上下方向及び横方向に移動が可能である自動乱切り機
の構成にある。
【0006】ここで、本発明自動乱切り機は被加工物保
持部の中心軸線が被加工物と防護用当板との間隙を可及
的狭めるよう垂直線に対し防護用当板側に傾斜している
ことが好ましく、また、乱切りの切り口の変化に対応さ
せるようコ字状枠の開口端間に亘着された薄刃の被加工
中心軸線に対する傾斜角度を変更することも設計上、
好適である。
【0007】
【作用】本発明自動乱切り機は被加工物保持部に加工し
ようとする人参、牛蒡、蓮根などの根菜類をセットして
保持させ、これを間歇的に回動させつつ切断部の角度を
持たせた薄刃をシリンダにより先端を防護用当板に当て
るようにして水平方向に往復動させると、被加工物の回
動と、薄刃の往復動が相俟って角度のある薄刃で被加工
物は斜めに切断されて、いわゆる乱切りの根菜が得ら
れ、側方に置いた収納ケース内に落下収納される。
【0008】なお、切断にあたっては、被加工物上部の
先細部より順次下方の大径部へ切断部を移動させて行
い、このとき切断部は薄刃が被加工物に正しく対応する
ように下方へ移行しつつ横方向にも順次移動する。そし
て、被加工体上部は例えば2回の切断により被加工物の
全周が乱切りされた根菜に切断されるとしても、下方の
太い部分では4回あるいは5回の分割で順次分割切断さ
れることになり、全体として規定の目方、通常、8g±
1gの範囲に収まるように切断される。そして1つの根
菜の乱切りが終わると、次の被加工根菜を人手により保
持部に保持させ、再び機械作動を繰り返す。なお、切断
部の水平方向の切断操作と下方への移行、横方向への移
行のタイミングなどはコンピュータプログラムにより設
定されていて、自動的に行われる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、更に添付図面にもとづいて
本発明の具体的な態様を説明する。
【0010】図1は本発明自動乱切り機の全体を示す正
面図で、図において1は被加工根菜物(以下、説明のた
め人参等と略称する。)を保持する保持部の保持台であ
り、上面に人参等Aを保持するための複数の針が円周状
に植設されており、下部の固定枠2に保持された軸3に
連繋された支軸4の上部に連結されていて、テーブル5
下部で支持軸4に隣接して取り付けられたモータM1
に軸着されたプーリ6より前記支軸4に取着されたプー
リ7にタイミングベルト8を介して所要のタイミングで
回動を伝達することにより、前記保持台1を間歇的に回
動せしめている。
【0011】保持台1の人参等を保持する植設針は、人
参等を保持し得る手段であれば針植設に限らず、他の手
段をもって代えてもよい。また、保持台の前記回動は乱
切りする人参等の大きさによって適宜変更されるが、通
常、後述する切断部とのタイミングによって駆動され、
一般的には1回転に対し1/2回動〜/5回動づつ位の
間歇回動である。なお、保持台1を支持する支軸4及び
該支軸に連繋された軸3の取付固定枠2は図において
は人参等Aを後述する防護用当板に可及的接近して位置
させるため、基台9に対し防護用当板側に向かって傾斜
状態に配設されているが、必ずしも傾斜させることは必
須ではない。また、この場合、固定枠2の下部は人参等
Aの大きさに合わせて防護用当板との間隙を調整し得る
よう基台9に対しレール10により摺動し、若干の水平
方向に移動が可能となっている。
【0012】一方、上記保持台1の上部一側方には、人
参等Aを乱切りするための切断部11が配設されてい
る。切断部11は保持台1の上部で予め保持した人参等
Aを乱切りし易くするため、やゝ側方に配設された薄刃
12を含む刃物部と、該刃物部を保持する保持枠13と
によって形成されている。このうち、刃物部はコ字状枠
14の開口端にわたり前記薄刃12を亘設することによ
って構成され、前述の人参等Aが保持台1に保持されて
いるとき、図3に示すように該人参等Aの中心軸線に対
し薄刃12が斜めにあたるよう、角度αを有して後方の
シリンダー16により延びるロッド15の先端に装着さ
れ、シリンダー16による往復動によって前述した保持
台1の間歇回動に合わせて往復動がなされるようになっ
ている。
【0013】なお、図3において薄刃12を含むコ字状
枠14の人参等Aの中心軸線に対する傾斜角度αは通
常、30〜45°、好ましくは35〜40°位である。
この傾斜角度に応じて乱切り時の切り口の状態が決めら
れる。従って乱切りの切り口の状態に対応させて傾斜角
度を変更可能とすることが好ましい。そして、上記刃物
部をロッド先端に装着したシリンダー16は後部の取付
体17によって保持枠13に設けられた上下方向の縦ね
じ棒18と、取付体17で横方向に亘設された横ねじ棒
19に挿通されて保持されており、上下方向の縦ねじ棒
18は、下部に設置されちモータM軸のプーリ20よ
りねじ棒下部のプーリ21にタイミングベルト22を介
して伝達される回動駆動によって、一方、取付体17の
横ねじ棒19はモータMの軸に連結されて、その回動
駆動によって夫々、取付体17を上下方向、ならびに横
方向に摺動可能となしている。
【0014】この上下方向及び横方向の摺動は保持部1
に保持させた人参等Aを上部の先細部より下部の太い部
分に乱切りを進行させるに際し切断部の薄刃12の位置
を常に切断個所に対向させるようにすると共に、順次、
人参等Aの径が下部に従って太くなることから、当初の
薄刃12の位置の下降では人参等Aの中心軸線よりずれ
て薄刃12が人参等Aに対し適切な所定の切断が難しく
なるのに対応させるためである。従って、この切断部の
上下及び横方向の摺動は乱切りを確実に行わせる上に重
要である。図中、23は前記切断部11に対向してテー
ブル5に設けられた当接部であり、薄刃12の対向面に
は防護用当板24が取り付けられていて、薄刃が間欠的
に突出し、人参等Aを切断する際に衝突し得るようにな
っている。
【0015】この防護用当板24は適度の柔軟性、弾力
性を有することが薄刃12の損傷を防ぎ衝撃を緩和する
面より好ましく、合成樹脂板、合成ゴム板の如きものが
使用される。そして、当接部23の背後には、該当接体
23を補強するためのリブ25が配設されている。図
中、26は乱切りされた人参等を収容するケースであ
る。
【0016】かくして以上のような構成を有する本発明
乱切り機において、人参等Aを保持台1上に保持させ、
これを間歇的に回動させつつ、切断部11を上下及び横
方向に移動させて人参等Aの先細部より太い部分へ常に
適切な切断位置を維持して前記人参等Aの間歇回動に合
わせて薄刃12を間歇的に突出させて乱切りを行う。1
本の人参等の乱切りが終了すると、新たな人参等を再び
保持台1にセットし、次の乱切りを行う。
【0017】このようにして順次人参等の乱切りを行う
が、人参等の間歇回動と、切断部の上下摺動、横移動と
共に、その間歇的な刃物部の往復突出による切断のタイ
ミングを予め設定したプログラムにより制御することに
より、乱切りされた人参等の目方を略均一な目方、例え
ば8g±1g程度とすることができ、目方の統一化をは
かることができる。なお、本発明乱切り機による乱切り
は人参の乱切りに最も多く使用され、効果的であるが、
レンコン、牛蒡、大根を始め、各種根菜類に適用しても
充分、実効を有する。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上のように人参等の被加工物
を保持し、被加工物に間歇回動を与える保持部と、これ
に対向し、前記被加工物を乱切り切断する切断部と、被
加工物を挟み、前記切断部の反対側にある防護用当板か
らなり、被加工物を保持台上に保持し、所要の間歇回動
と、これに合わせて薄刃を間歇的に突出させて乱切りを
行うと共に、薄刃位置を順次乱切りの進行に合わせて上
下及び横方向に移行させ、適正位置に臨ましめるように
したものであり、従来、人手に頼り、経験を必要として
いた人参等の乱切りを、単に人参等をセットするだけで
切断は機械的、自動的に行われるので、別段、経験を必
要とすることなしに誰でも容易に乱切りを行うことがで
き、頗る効率的であると共に、従来の乱切りでは人手の
ため大きさに多くの不同があり、商品価値の面で見劣り
がしていたが、機械的に切断されるので大きさも平均化
し、商品価値を高める顕著な効果を有する。特に近時、
スーパー、デパート等において、市販する惣菜物が増加
するに伴い、生産面、形状面における乱切りの安定化に
極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動乱切り機の正面概要図であ
る。
【図2】同乱切り機の一部略示平面概要図である。
【図3】被加工物に対する薄刃の傾斜配置状況を示す説
明図である。
【符号の説明】
A 人参等 1 被加工物保持台(保持部) 11 切断部 12 薄刃 13 保持部 14 コ字状枠 15 ロッド 16 シリンダー 23 当接部 24 防護用当板

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】人参等の被加工物を先細起立状態で保持
    し、1/5〜1/2回動範囲で間歇的に回動可能な被加
    工物保持部と、該保持部を挟み、その一方側に配置さ
    れ、水平方向に往復動するロッド先端に取り付けられた
    コ字状枠の開口部に両開口端間にわたり薄刃を亘着し、
    該薄刃を保持された被加工物の中心軸線に対し角度を有
    して斜めに保持せしめた切断部と、被加工物保持部を挟
    み前記切断部の他方側に該切断部に対応して配置された
    防護用当板を備え、前記被加工物保持部は被加工物の大
    きさに適合するため水平方向に移動可能であり、前記切
    断部は切断の経過に応じて上下方向及び横方向に移動が
    可能であることを特徴とする人参等の自動乱切り機。
  2. 【請求項2】被加工物保持部の中心軸線が被加工物と防
    護用当板との間隙を可及的狭めるよう垂直線に対し防護
    用当板側に傾斜している請求項1記載の人参等の自動欄
    切り機。
  3. 【請求項3】コ字状枠の開口端間に亘着された薄刃の被
    加工物中心軸線に対する傾斜角度が変更可能である請求
    項1または2記載の人参等の自動乱切り機。
JP10347852A 1998-11-20 1998-11-20 人参等の自動乱切り機 Expired - Lifetime JP3044347B1 (ja)

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