JP2003531479A - 加工物の並列加工装置 - Google Patents

加工物の並列加工装置

Info

Publication number
JP2003531479A
JP2003531479A JP2001576362A JP2001576362A JP2003531479A JP 2003531479 A JP2003531479 A JP 2003531479A JP 2001576362 A JP2001576362 A JP 2001576362A JP 2001576362 A JP2001576362 A JP 2001576362A JP 2003531479 A JP2003531479 A JP 2003531479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paddle
support
workpiece
work piece
end effector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001576362A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5483791B2 (ja
Inventor
ダニエル バッブス
ティモシー イウォルド
マシュー コーディー
ジェ キム
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asyst Technologies Inc
Original Assignee
Asyst Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asyst Technologies Inc filed Critical Asyst Technologies Inc
Publication of JP2003531479A publication Critical patent/JP2003531479A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5483791B2 publication Critical patent/JP5483791B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/16Programme controls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J18/00Arms
    • B25J18/02Arms extensible
    • B25J18/04Arms extensible rotatable
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/02Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type
    • B25J9/04Programme-controlled manipulators characterised by movement of the arms, e.g. cartesian coordinate type by rotating at least one arm, excluding the head movement itself, e.g. cylindrical coordinate type or polar coordinate type
    • B25J9/041Cylindrical coordinate type
    • B25J9/042Cylindrical coordinate type comprising an articulated arm
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L21/00Processes or apparatus adapted for the manufacture or treatment of semiconductor or solid state devices or of parts thereof
    • H01L21/67Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere
    • H01L21/677Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations
    • H01L21/67763Apparatus specially adapted for handling semiconductor or electric solid state devices during manufacture or treatment thereof; Apparatus specially adapted for handling wafers during manufacture or treatment of semiconductor or electric solid state devices or components ; Apparatus not specifically provided for elsewhere for conveying, e.g. between different workstations the wafers being stored in a carrier, involving loading and unloading
    • H01L21/67766Mechanical parts of transfer devices

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 加工物の並列加工が可能である複式パドルエンドエフェクターロボット(108)が開示されている。エンドエフェクター(108)は、遠位リンク(106)の端部に回転可能に連結された下パドル(250)と、下パドル(250)に回転可能に連結された上パドル(252)と、を含む。下パドルは、上パドルを下パドルに関して回転させることができるドライブアセンブリーを支持する。本発明の一実施形態では、複式パドルエンドエフェクターロボットはウェーハソーター内の一対のアライナ上で加工物の並列加工を行うためにウェーハソーター内で使用されるのがよい。このような実施形態では、ロボット(100)は、まず加工物カセット内の隣接した棚から1組の加工物を獲得するのがよい。エンドエフェクターのそれぞれのパドルは、カセットから引き下がった後、扇形に広がり、ウェーハをそれぞれのアライナのチャックに移送するのがよい。アライナでの加工物の加工が完了した後、扇形に広がったエンドエフェクターパドルは加工物を再び獲得し、上パドル(252)は下パドル(250)の真上に位置するホーム位置まで戻り、次いで、加工した加工物を元のカセット又は新たなカセットに戻す。このような加工物の並列加工は、在来のウェーハソーター装置よりも著しく多い処理量をもたらす。処理量は、それぞれのアライナに加工物の緩衝場所を設けることによってさらに改良されてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連した特許/出願の代表例) 本出願は、本発明の所有者に譲渡され且つ全体がここに援用されている下記の
特許/出願、すなわち、バッブスらによって2000年4月12日に出願され、
出願が現在係属中である「モジュラーソーター」と題する米国特許出願第09/
547,829号と、1999年11月30日に出願され、出願が現在係属中で
ある「ウェーハ配向及び読取機構」と題する米国特許第09/452,059号
に関する。
【0002】 (発明の背景) 発明の分野 本発明は、加工物移送仕分け装置に関し、特に、加工物の並列加工に作用する
ことのできる複式パドルエフェクターを有するロボットを含む移送仕分け装置に
関する。
【0003】 関連技術の説明 加工物取扱いロボットを半導体二次加工工程に導入することにより、半導体ウ
ェーハのような加工物を種々の加工ツール間及び又は加工物貯蔵箇所間に移動さ
せるための手動で初期の移送装置に比べて自動化が著しい進歩を示している。加
工物を第1位置から迅速且つ正確に獲得し、それをデカルト空間の異なるX、Y
及びZ座標を有する新たな位置に配送し、加工物の損傷の危険なしに加工物を置
くことができることが、在来の加工物取扱いロボットの重要な特徴である。
【0004】 このことを行うために、代表的なロボットは、ベースに垂直方向の軸線に沿っ
て移動可能に取り付けられた中央マストを含む。近位方向のアーム又はリンクが
マストの上端に回転可能に取り付けられ、遠位方向のアーム又はリンクが近位リ
ンクの反対側の端部に回転的に取付けられる。ウェーハ取扱いロボットは、遠位
方向のリンクに取り付けられた加工物支持用エンドエフェクターをさらに含む。
遠位及び近位リンクと同期動作が可能なエンドエフェクターは、遠位リンクに回
動可能に取り付けられている。さらに、在来、ベースに取り付けられる種々のモ
ータが、エンドエフェクターを3次元空間で制御可能に操作するように、中央マ
ストを移動させ、近位及び遠位リンクを回転させるために設けられている。
【0005】 加工物取扱いロボットは、集積回路をウェーハに形成するための加工ツールの
使用のほかに、例えばウェーハソーターのような単独の加工ツールに使用される
。ウェーハソーターは、例えば1つ又は2つ以上のウェーハをウェーハソータに
位置する種々のカセット間で移送するような二次加工装置の種々の目的に使用さ
れる。この加工中、多数のカセットからのウェーハを1つのカセットの中に組み
込むことができ、1つのカセットからのウェーハを多数のカセットの間で交互に
分配することができる。ウェーハを同じ注文でカセット間で移送することもでき
るし、或いは希望通りに注文し直すこともできる。ウェーハソーターの他の機能
はカセット内のウェーハの位置をマップすることと、カセット内のウェーハの誤
った位置決めを検出することである。
【0006】 さらに、ウェーハソーターはアライナを含むのがよい。在来のアライナはウェ
ーハを支持し、且つ回転させるためのチャックと、典型的には2つのカメラ、す
なわち、半径方向の振れ(すなわち、加工物がチャックの期待された中心位置か
ら外れる大きさ及び方向)を識別するためのカメラと、ウェーハの周囲に沿って
配置したノッチの位置を識別するためのカメラと、を有する。アライナは、典型
的には加工物を識別する光学文字読取(OCR)マークを読み取るための補助カ
メラを含む。在来のウェーハソーターでは、ウェーハはアライナのチャックに1
度に1つだけ移送され、次いでアライナーはウェーハを回転させて半径方向の振
れを決定し、ノッチの位置を識別し、OCRマークを読み取る。次いでウェーハ
は1度に1つだけウェーハカセットに戻される。加工物を1度に1つだけ加工物
カセットとアライナとの間で移送する在来のアライナ/ロボット装置は、時間当
たり約200〜250個程度の比較的少ない処理量を有する。この少ない処理量
は、指示マークの読取を必要とする各加工ステーションについてアライメント作
業を行わなければならず、且つこれらのステーションのぞれぞれのところで各個
々のウェーハについてアライメント作業を行わなければならないときに著しい。
【0007】 処理量を増やすために、別々の2組のロボットアーム又はリンクを有するロボ
ットを提供することが知られている。このような多アーム式ロボットはGeno
vらの米国特許第5,789,890号に開示されている。そこに開示されてい
るように、このようなロボットは典型的には、第1加工物をカセットから得て、
回り、次いで第2加工物を獲得することができるように互いにオフセットしたエ
ンドエフェクターを含む。このようなロボットはソーター内に著しい量の空間を
とり、その空間はソータを超清浄な空気で維持する費用により貴重である。さら
に、典型的な2アーム式ロボットは高価であり、複雑な制御を必要とする。
【0008】 (発明の概要) したがって、本発明の利点は処理時間を改善するために加工物の並列加工を行
うことができる加工物取扱いロボットを提供することである。
【0009】 本発明の他の利点は、在来の加工物取扱いロボットの比較的少ない変更で加工
物の並列加工を行うことである。
【0010】 本発明のさらなる利点は、複式又は単式のパドルロボットとして作動できる多
角的な加工物取扱いロボットを提供することである。
【0011】 本発明の他の利点は、ロボットがウェーハをアライナに移送し、ウェーハをア
ライナから移送する間はアライナが遊んでいないことである。
【0012】 さらに本発明のさらなる利点は、アライナが作業を行っている間はロボットが
遊んでいないことである。
【0013】 これら及び他の利点は、好ましい実施形態において、加工物の並列加工を行う
ことができる複式パドルエンドエフェクターロボットに関する本発明によって行
われる。ロボットは、好ましくは、ロボットベースに出入りするように垂直移動
の可能なマストと、マストに固定して取り付けられた近位リンクと、近位リンク
に回転可能に連結された遠位リンクと、を含む。ロボットはさらに、近位リンク
に回転可能に連結されたエンドエフェクターをさらに含み、エンドエフェクター
は互いに回転可能な一対の加工物支持パドルを含む。
【0014】 特に、エンドエフェクターは、遠位リンクの端部に回転可能に連結された下パ
ドルと、下パドルに回転可能に連結された上パドルと、を含む。下パドルは、上
パドルを下パドルに関して回転させることができるドライブアセンブリーを支持
する。上下パドルは、好ましくは、本発明によるロボットが作業しているカセッ
ト内の加工物のピッチに等しい距離互いに間隔を隔てている。
【0015】 かくして、上下パドルは1組の加工物を加工物カセット内の棚から同時に引き
出すことができる。
【0016】 本発明の一実施形態では、複式パドルエンドエフェクターロボットは、ソータ
ー内の一対のアライナで加工物の並列加工を行うためにウェーハソーター内で使
用される。このような実施形態では、ロボットはまず、1組の加工物を加工物カ
セット内の隣接した棚から獲得する。カセットから引っ込んだ後、エンドエフェ
クターのそれぞれのパドルは扇形に広がり、ウェーハをそれぞれのアライナのチ
ャックに移送する。アライナでの加工物の加工が完了した後、扇形に広がったエ
ンドエフェクターパドルは加工物を再び獲得し、上パドルは下パドルの真上に位
置するホーム位置まで戻り、次いで加工した加工物を元のカセット或いは新しい
カセットに戻す。この方法における加工物の並列加工は、在来のウェーハソータ
ー装置よりも著しく多い処理量をもたらす。処理量は、それぞれのアライナのと
ころに加工物用の緩衝場所を設けることによってさらに改善される。
【0017】 (詳細な説明) 今、一般に、加工物を加工物貯蔵場所と加工ツールとの間で並行に移送するた
めの加工物取扱いロボットに関係する図1乃至図14を参照して本発明を説明す
る。本発明によって搬送されるべき加工物は半導体ウェーハ、十字線、平らなパ
ネルディスプレイを含む種々の平面の平らな物体を含むことが理解される。本発
明による装置及びロボットは、例えば、集積回路をウェーハに形成するツール及
び、ウェーハソーターのような、ウェーハを識別し、再編成し、且つ移送するツ
ールを含む、ウェーハ二次加工装置内の種々の加工ツールと一緒に作動するのが
よい。本発明による装置及びロボットは、あらゆるあてはまる半導体製造装置材
料協会規格に従うことがさらに理解される。
【0018】 今、図1及び図2を参照すると、本発明に従って、ベース102と、近位リン
ク104と、遠位リンク106と、エンドエフェクター108と、を含む本発明
によるロボット100を示す。ベース102内のマスト116(図1にではなく
図2に示す)は垂直方向のZ軸線に沿う移動が可能で、ベース102に出入りし
、近位リンク、遠位リンク、及びエンドエフェクターはすべて、Z軸線と垂直な
X−Y平面のそれぞれの回転軸線を中心に回動可能である。このように、エンド
エフェクターはロボット100の付近で3次元空間で操作される。
【0019】 ベース102、リンク104,106並びにそれらの構成要素は、在来の設計
のものであってもよいことが理解される。一実施形態では、これらの構成要素(
エンドエフェクター108を含む)は、「加工物取扱いロボット」と題した米国特
許出願09/483,625号に記載されている。しかしながら、エンドエフェ
クター108を支持し、且つ操作するロボット構成要素の形態は、変形実施形態
では、変化してもよいことが理解される。
【0020】 図1及び図2を参照すると、ベース102は、ベース内の構成要素を囲み且つ
保護する円筒状のハウジング112(図2に部分的に示す)を含む。さらに、ベ
ース102は、ハウジング112の上部分と一致してこれに固定された上プレー
ト114を含む。上プレート114は中央孔115を含み、マスト116がこの
孔を貫いて延び且つ孔の中を移動する。マスト116は、好ましくは、外径約1
00mm、長さ20インチのステンレス鋼管で形成された中空円筒体であり、そ
して約0.08インチの厚さを有する。マスト116について上述した材料及び
寸法が変形実施形態では変わってもよいことが理解される。
【0021】 図2を参照すると、マストは、ショルダードライブ120(以下に説明する)
の回転部分に着座し、且つこれに固定され、ドライブ120は、ドライブ120
及びマスト116をZ軸線に沿って直線的に移動させるためのリニアドライブ1
22に支持される。特に、リニアドライブ122は、ショルダードライブ120
を支持するキャリッジ124と、キャリッジ124を垂直方向に移動させるため
のボールねじ126と、ボールねじ126を回転させるためのモータアセンブリ
ー128と、を含む。追加的に、一対のレール127がハウジング112内に取
り付けられ、キャリッジはローラー(図示せず)を介してレール127に移動可
能に取り付けられている。今、図2及び図3を参照すると、ショルダードライブ
120は、マスト116と、マストに固定して取り付けられている近位リンク1
04と、を回転させるために設けられている。好ましい実施形態では、ショルダ
ードライブ120は、ハーモニックドライブ減速装置138に結合されたブラシ
レスモータ137からなる。ハーモニックドライブ減速装置の内部ウェーブジェ
ネレーター139は、モータ137の出力軸143に結合されている。ハーモニ
ックドライブ減速装置138は、ほぼ140:1から変形実施形態においてほぼ
40:1に、最も好ましくは約50:1に変動する比でモータ137の角速度を
減じ、トルク出力を増大させることが考えられる。
【0022】 マスト116は、好ましい実施形態ではショルダードライブの最外部分である
、ハーモニックドライブ減速装置138の出力スプライン145に連結される。
ショルダードライブは、キャリッジ124とモータ137を収容する定置モータ
ーハウジング149との両方に固定して取りつけられた環状のアダプタープレー
ト147を介してキャリッジ124によって支持されている。好ましい実施形態
では、ハーモニックドライブ減速装置138の回転出力スプライン145は、出
力スプライン145を取り囲み、出力スプライン145とキャリッジ124との
間に取り付けられた大きなクロスローラー軸受(図示せず)によってキャリッジ
124内に回転支持されている。
【0023】 今、図4及び図5を参照すると、エルボドライブ150が、リンク104の取
付ハブ144の内部に取り付けられ、且つマスト116の内部の中へぶら下がる
。特に、モータ支持プレート152が、エルボドライブ150を取り付ける取付
ハブ144の底部分に取り付けられる。エルボドライブ150は、ショルダード
ライブ120と構造上及び作動上類似しており、上で論じた各々の付随した利点
を含む。特に、エルボドライブ150は、好ましくはハーモニックドライブ減速
装置156に結合されたブラシレスモータ154を含む。ハーモニックドライブ
減速装置の内部ウェーブジェネレーターは、モータ154の出力に結合されてい
る。ドライブ150の速度及びトルク減少は、変形実施形態では、約140:1
から約40:1に変化し、最も好ましくは約50:1であり、それによって、大
変力強く、滑らかで正確な出力回転を生ずる。
【0024】 ハーモニックドライブ減速装置156からの出力スプラインは、モータ支持プ
レート152の孔を貫いて上方に延びる駆動ボス161に固定されている。プー
リ162が駆動ボス161に固定されている。プーリ162がストラップ198
,200を介して遠位リンク106に結合されているので、エルボドライブ15
0によるプーリー162の回転によって望み通りに遠位リンク106を回転させ
る。
【0025】 近位及び遠位のリンクを互いに回転的に取り付けるための種々の形態が考えら
れることがわかる。図4及び図5を参照すると、好ましい実施形態では、近位リ
ンク104の取付ハブ146が、取付ハブ146の底に固定して取り付けられ且
つそこから上方に延びる環状のボス177を含むのがよい。下プーリー179が
、ボス177と下プーリー179との間に取り付けられた大きなクロスローラー
軸受184によってボス177のまわりに回転自在に取り付けられるのがよい。
下プーリー179は、遠位リンク106に固定して取り付けられているので、エ
ルボドライブ150による下プーリー179の回転によって遠位リンク106の
回転を生じさせる。クロスローラー軸受184は半径方向及び軸線方向の安定性
をもたらし、近位リンクに関して遠位リンクの回転軸線のいかなる傾きをも防止
する。好ましくは、環状シール186が、ガス或いは液体が外部環境から近位リ
ンクと遠位リンクとの間に侵入するのを防ぐように近位リンクと遠位リンクとの
間に設けられている。
【0026】 今、エルボドライブ150による遠位リンク106の回転を図4及び図5に関
して説明する。第1ストラップ198及び第2ストラップ200は、一端がエル
ボドライブ150のプーリー162に固定され、反対側の端が取付ハブ146の
下プーリー179のまわりに固定されている。それぞれのストラップ198,2
00は、重ならない異なる水平平面内にあり、且つプーリーがストラップをプー
リーのまわりから完全に巻きほどくことなくどちらの方向でも約160°回転す
ることができるように、それぞれのプーリー162,179のまわりに巻かれる
。プーリーがいずれの方向にも回転する角度は、その角度が180°にほぼ等し
いか又はそれ以下であれば、変形実施形態では、160°より大きくても少なく
てもよいことが理解される。さらに、好ましい実施形態では、ストラップは金属
であるけれども、変形実施形態では他の材料で作られてもよい。このような材料
は、ケブラー(登録商標)やナイロン(登録商標)のような合成ポリマーを含む
【0027】 プーリー162の第1方向の回転によって、例えばストラップ198の一方に
引張りが加えられて、下プーリー、その結果そのプーリーに固定された遠位リン
クが第1方向に回転する。このことが起こるとき、ストラップ200は緊張状態
のままであり、所望のリンク回転し過ぎを防ぎ、整定時間(すなわち、リンクの
振動が安定するのにかかる時間)を、たとえかかったとしても、最小にする。同
様に、駆動プーリーの反対方向の回転によって、例えばストラップ200に引張
りが加えられ、下プーリー及び遠位リンクが反対方向に回転する。このことが起
こるとき、再びストラップ198は緊張状態下にあり、所望のリンク回転し過ぎ
を防ぎ、整定時間を、たとえかかったとしても、最小にする。
【0028】 エンドエフェクター108は、近位リンクに取り付けられた端と反対側の遠位
リンク106の端に回転的に取り付けられる。遠位リンクの近位リンクへの回転
的に取付に関し、エンドエフェクター108を遠位リンク106に回転的に取り
付けるための種々の形態が考えられることが理解される。好ましい実施形態では
、以下に示すようなものは除き、エンドエフェクターは、遠位リンクが近位リン
クに回転的に取り付けられる方法とほぼ同じ方法で遠位リンクに回転的に取り付
けられる。遠位リンクを近位リンクに取り付けるための形態は、変形実施形態に
おいてエンドエフェクターを遠位リンクに取り付けるための形態と異なってもよ
いことが理解される。
【0029】 好ましい実施形態では、エンドエフェクター108は、遠位リンク106の取
付ハブ178に回転的に取付られたエンドエフェクター取付プレート206にエ
ンドエフェクター108を固定することによって、遠位リンクに回転的に取付ら
れるのがよい。プレート206を取付ハブ178に回転的に取付るために、遠位
リンク106の取付ハブ178は、取付ハブ178の下部に固定して取り付けら
れ且つそこから上方に延びる環状のボス207を含むのがよい。プーリー208
は、ボス207とプーリー208との間に取り付けられた大きなクロスローラー
軸受209によってボス207のまわりに回転的に取付られるのがよい。エンド
エフェクター取付プレートは、プーリー208と一緒に回転するようにプーリー
208の上面に固定して取り付けられる。好ましくは、環状シール210が遠位
リンク106とエンドエフェクター108との間に設けられ、外部環境からのガ
ス又は液体がこれらの構成部品の間に侵入するのを防ぎ、且つロボットの動作に
よって生じた粒子がロボットを取り囲む環境に漏れ出るのを防ぐ。
【0030】 トルクを遠位リンクからエンドエフェクターに伝達するために、上プーリー2
14が近位リンク104の取付ハブ146のボス177に固定して取り付けられ
、且つ遠位リンク106の取付ハブ176に位置するように上方に延びる。上プ
ーリーはボスと一緒に回転するように拘束され、このボスは近位リンクの遠位端
に固定して取り付けられる。
【0031】 エンドエフェクター取付プレート206とエンドエフェクター108を回転さ
せるために、第1及び第2スチールストラップ216,218は、一端が上プー
リー214に固定され、反対側の端がプーリー208のまわりに固定される。ス
トラップ216,218の端はプーリー214,208に固定され、上プーリー
214の遠位リンク106に対する回転時にストラップがすべるのを防ぐ(前に
指摘したように、プーリー214は近位リンク104に固定して取り付けられ、
プーリー214は近位リンク104の回転時に回転する。)。それぞれのストラ
ップ216,218は構造的に類似しており、上述したストラップ198,20
0と同様な方法で作動し、エンドエフェクター108は遠位リンク106の回転
時に回転する。
【0032】 前に指摘したように、エンドエフェクターを操作するための上述した構成部品
は、周知の構造のものでもよいし、変形実施形態では、種々の他の形態からなっ
てもよい。
【0033】 今、図6及び図7を参照すると、本発明にしたがって、エンドエフェクター1
08は下パドル250と、上パドル252と、を含み、パドルは互いに回転する
ことができる。下パドル250は、上述したような遠位リンクの回転時に取付プ
レート206と一緒に回転するように取付プレート206に固定して取り付けら
れる。ねじ249(1つのみ図示)が、パドル250をプレート206に固定す
るために、下パドルベース251の下面を貫き、プレート206の中に延びる。
下パドル250は、さらに、ベース251から延びる後部延長部253をさらに
含み、後述するように上パドルドライブアセンブリーを支持するための支持ポス
ト282がこの延長部に取り付けられる。
【0034】 さらに、下パドル250は、加工物を支持し且つ移送するための、ブラケット
261の上面に取り付けられたほぼ平面のブレード260を含む。ブレード26
0は、搬送中加工物をブレード260でしっかりと支持するためにブレード26
0の表面に低圧力を連通させるための真空口268を含むのがよい。真空源(図
示せず)からの真空ライン(図示せず)がロボットにねじ込まれ、且つブレード
260の上面に低圧力を発生させるために真空口268に結合されるのがよい。
【0035】 ブレード260は、ほぼ「U」形端部264を構成する一対のフィンガー26
2をさらに含む。下ブレード260のフィンガー262の形態と配向によって、
ブレードは、軸線が下パドル250の長手方向の主軸線とほぼ平行である軸線2
66に沿って移動しながら加工物を獲得する。さらに、フィンガー262により
、パドル250で支持される加工物の重心をパドル端部から内方に位置決めさせ
てから、真空口268を通して発生させた低い圧力が止まった場合に、加工物が
パドル250で定置的に支持されたままになる。
【0036】 カバープレート254が取付ねじ256及びジャッキねじ257によって下パ
ドルベース251に固定される。カバープレート254の平面は、各ジャッキね
じ257を回転させながら調整するのがよく、カバープレートの適当な平面が確
立されるとき、取付ねじ256はカバープレート254をベース251に固定す
るために所望な位置に締め付けられる。さらに、カバープレート254は、クロ
スローラー軸受269の定置部分が固定して取り付けられる開口部を含む。上パ
ドル252が軸受269の回転部分に固定して取り付けられ、かくして上パドル
252が下パドル250に関して回転することができる。水準ねじ257は、カ
バープレート254、軸受269、及び上パドル252の平面の調節によって上
下パドルが平行な水平平面内で回転するようにする。
【0037】 上パドル252が、加工物を支持し、且つ移送するための、ブラケット272
の下面に取り付けられたほぼ平らなブレード270を含む。ブレード270は、
移送中加工物をしっかりと支持するように低い圧力をブレード270の表面に連
通させるための真空口282を含むのがよい。上で論じた真空ラインは、軸受2
69を貫いて延びる真空取付具271に結合されるのがよく、結合手段(図示せ
ず)は、低い圧力をブレード270の表面に生じさせるように、低い圧力を真空
口282に連通させる。
【0038】 さらに、ブレード270は、ほぼ「C」形の端部278を互いに構成する第1
の細長いフィンガー274と、第2の短いフィンガー276と、を含む。ブレー
ド270のフィンガー274,276の形態及び配向により、ブレードは上パド
ル252の長手方向主軸線と実質的に平行ではない軸線280に沿って移動しな
がら加工物を獲得することができる。さらに、フィンガー274,276によっ
て、パドル252で支持された加工物の重心がパドルの端部から内方に位置し、
加工物は、真空口282を通して生じさせた低い圧力が止まった場合に、パドル
252上に定置的に支持されたままになる。
【0039】 加工物を支持するカセットは、予め定められた空間、又はピッチで加工物を互
いに支持する棚を含む。このピッチはSEMIによって定められ、使用されるカ
セットの大きさに応じて変わる。ブラケット261及び272は、好ましくはロ
ボット100が作動するカセット内の加工物のピッチに等しい上下支持部分26
0,270の間にスペースを構成する。かくして、以下により詳細に説明するよ
うに、上下パドルは一対の加工物を隣接した棚から加工物カセットに同時に抜き
取るのがよい。
【0040】 上で指摘したように、取付ポスト282がベース251の後部分253に固定
される。取付ポスト282が、開口部286に取り付けられた上パドルドライブ
アセンブリー284を支持するために設けられている。ドライブアセンブリー2
84は、開口部286に圧入されてもよいし、及び又はねじ又は他の締結具によ
って開口部286に固定されてもよい。取付ポスト282は、取付ポスト282
及びドライブ284が下パドル250と一緒に回転するように、ねじ288によ
って下パドル250に固定して取り付けられる。
【0041】 好ましい実施形態では、ドライブ284は上述したショルダードライブ120
及びエルボドライブ150と同一である。ドライブ284は、好ましくは、出力
スプライン290を含むハーモニックドライブに結合されたブラシレスモータを
含む。ドライブ284の速度及びトルクの減少は、変形実施形態では約140:
1から約40:1に変動し、最も好ましくは約50:1であり、出力スプライン
のたいへん力強く、滑らかで、且つ精密な出力回転を生ずる。
【0042】 出力スプライン290は、上パドル252に固定して取り付けられたクランプ
292に固定される。特に、出力スプライン290はクランプの開口部294に
嵌まるのがよく、一対のセットねじ296は、上パドル252をドライブ284
に固定するためにプレートを貫いてクランプに締め付けられるのがよい。電気コ
ネクター298によってコントローラーから適当な信号を受信するとき、ドライ
ブ284は上パドル252を下パドル250に関して広い動作範囲にわたって回
転させることができる。本発明の一実施形態では、上パドルは下パドルの真上の
位置から±145°だけ回転するのがよい。上パドルの下パドルに関する回転範
囲は、変形実施形態では上述した範囲よりも少なくても多くてもよいことが理解
される。
【0043】 好ましい実施形態では、取付ポスト282は在来の分解光センサーである光学
センサー300をさらに含む。上パドル252は、直線の縁303を有する半円
遮光板302をさらに含む。遮光板302は上パドル252に固定して取り付け
られ、且つこれと一緒に回転し、センサー300の送信機と受信機との間のスペ
ース内で送信機から受信機へ伝達される光線を遮断できるように回転する。
【0044】 上パドルの下パドルに関する回転中、センサーは下パドル上の上パドルの「ホ
ーム」位置、すなわち、上パドルが下パドルの真上に並ぶ位置の決定を可能にす
るように、遮光板302の直線の縁303を検出する。特に、コントローラーは
、光線が遮断されているかどうかに基づいて、上パドルを右回りに回転させるか
左回りに回転させるかを初めに決定することができる。例えば、上パドルが図6
に示す下パドルに関して右回りに回転した位置にある場合、光線は遮断され、コ
ントローラーに、上パドルが右回りに回転した位置にあり、上パドルをホーム位
置に位置決めするように上パドルは左回りの方向に回転しなければならないこと
を指示する。
【0045】 左回転中のある点では、遮光板302の直線の縁303はセンサー300の下
を通過し、次いで光線はセンサー受信機で受信される。逆に、例えば、上パドル
が図6に示す下パドルに関して左回りに回転した位置にある場合、光線は遮断さ
れず、コントローラーに上パドルが左回りに回転した位置にあり、上パドルをホ
ーム位置に位置決めするように上パドルは右回りの方向に回転しなければならな
いことを指示する。右回転中のある点では、遮光板302の直線の縁303はセ
ンサー300の下を通過し、光線はセンサー受信機で受信されるのを遮断される
【0046】 上述した装置によって、センサー300が(遮断されている状態から遮断され
ていない状態に進むか、その逆に進むかのいずれかの光線によって)状態を変化
させるとき、コントローラーは下パドル上の上パドルのホーム位置を識別するこ
とができる。このホーム位置は、センサー300が状態を変化させるときの上パ
ドルの位置であるか、センサー300が状態を変化させるときの上パドルの位置
からの既知のオフセットであるかのいずれかである。この既知のオフセットは、
センサー300が状態を変化させた後にドライブ284のモータを所定数のモー
タ回転数だけ駆動させることによって行われるのがよい。当業者によって明らか
なように、種々の他の周知のセンサー及び装置を、変形実施形態において下パド
ル250に関する上パドル252のホーム位置を指示する上述した装置に代用し
てもよい。
【0047】 さらに、プリント回路基板283を取付ポスト282の上面に取り付けるのが
よい。基板283は、ドライブ284とコントローラー108との間の電気接続
用の接合部を提供するための電気端末を含むのがよい。さらに、基板283はセ
ンサー300からの信号を制御し、及び又は伝達するのがよい。
【0048】 ドライブ284はカバー304内に収容され、カバー304は取付ポスト28
2の上面に取り付けられて、ドライブ284及びドライブ284によってカバー
304内に生じた粒子を隔離する。図示していないけれども、連続的な真空源が
、カバー304内の粒子が周囲環境に逃げ出すのを防ぐために、カバー304内
に低い圧力を生じさせるようにカバー304に接続されるのがよい。
【0049】 複式パドルエンドエフェクター108は、例えば図8乃至図12に示すウェー
ハソーター内でのような、加工物の並列加工を可能とする。図8はソーターの正
面斜視図であり、図9はソーターの一部分を明瞭にするために省略した背面斜視
図であり、図10乃至図12は異なる位置のロボット100を示すソーターの内
部の平面図である。本発明によるロボット100に加えて、ウェーハソーター3
50は、一対のアライナ352a,352bと、複数のロードポートアセンブリ
ー354(図9で省略)と、コントローラー356と、グラフィカルユーザーイ
ンターフェイス(GDI)357と、を含む。ウェーハソーター350は、ロボ
ット100が並列加工物加工を行うために使用される多くの可能な実施形態のう
ちの一つである。
【0050】 ロードポートアセンブリー354は、出願が本出願の所有者に譲渡され、ここ
にそっくりそのまま援用される、例えば「ロードポートオープナー」と題する米
国特許出願第08/730,643号に開示されているような在来の設計のもの
であるのがよい。アセンブリー354は、一般的には、SMIFポッド又はバー
カセットのようなコンテナを受け入れ、(コンテナが用意されるとき)カセット
をコンテナから分離し、加工物のロボットによる移送のためロボット100にカ
セットを与えるために設けられている。それぞれが1つ又は2つ以上のロードポ
ートアセンブリーを含むモジュール部分を、以前に援用された出願、「モジュー
ルソーター」と題する米国特許出願第 号に説明されているよう
に一緒に接合してもよいことが理解される。
【0051】 アライナ352a及び352bは在来の設計のものでもよいし、例えば以前に
援用された「ウェーハ配向及び読取機構」と題する米国特許出願第09/452
,59号(「‘059号出願」)に開示されているような緩衝場所を含んでもよ
い。アライナ352は、好ましくは互いに同一であるが、一般に加工物の中心及
び半径方向の振れを決定し、ノッチ又は他の基準マークの位置を加工物上に配置
し、次いで各加工物上に設けられたOCRマーク、或いは他の識別用マークを読
み取るために設けられている。アライナ352a,352bはそれぞれ、ベース
360内に回転的に取付られたチャック358a,358bを含む。一旦加工物
がチャック358に置かれると、チャックはそれぞれの加工物を回転させ、各加
工物のノッチの位置を識別し、各加工物の半径方向の振れを決定する。ノッチ位
置と半径方向の振れの両方を識別するための周知構造のセンサー362が、各ア
ライナに設けられている。一旦ノッチの位置が加工物で識別されると、加工物を
回転させてカメラがOCRマークを読み取ることができるようにOCRマークを
ビデオカメラ364の下に位置決めする。次いで、各加工物は、以下により詳細
に説明するようにエンドエフェクターによって中心で再び獲得され、元のカセッ
ト或いは新たなカセットに戻される。
【0052】 本発明の好ましい実施形態では、各アライナ352は、好ましくは、一般にア
ライナ及び装置の処理量を増大させるために加工物の衝撃を防ぐ緩衝パドル36
5a,365bをさらに含む。各アライナの緩衝パドル365は、第1加工物が
加工されている間、ロボットに第2加工物をアライナまで運ばせ、次いで第2加
工物が加工されている間、ロボットに第1加工物をアライナから遠くに運ばせる
。かくして、アライナは、ロボットが加工物をアライナに、又アライナから移送
する間遊んでおらず、ロボットはアライナが作業を行っている間遊んでいない。
アライナ352は変形実施形態において緩衝パドルを含まなくてもよいことが理
解される。
【0053】 特に図10乃至図12を参照すると、好ましい実施形態では、複式パドルエン
ドエフェクター108は以下のような並列加工物処理を可能にする。コントロー
ラー356は、適当な信号をロボットドライブに送信して、エンドエフェクター
108をロードポートアセンブリー354の加工物カセットの中へ誘導し、下パ
ドル250は第1加工物400aの下に位置決めされ、上パドルは加工物400
aのすぐ上の第2加工物400bの下に位置決めされる。次いで、マスト116
は上方に移動し、加工物400a,400bはカセット棚から持ち上げられ、パ
ドル250,252でそれぞれ支持される。次いで、加工物はエンドエフェクタ
ー108のカセットから同時に引き出される。
【0054】 2つの加工物をカセットから獲得した後、ロボット100は2つの加工物40
0a,400bをアライナ252に移送する。特に、エンドエフェクター108
は、パドル252をパドル250上のホーム位置にして下パドル250の軸線2
66が図10に示すようなチャック358aの中心に整列するまで回転する。そ
の後、ドライブ300は、上パドルの軸線280が図11に示すようなチャック
358bの中心を通るまで、下パドル250が静止したまま上パドル252を回
転させ、すなわち、上パドル252を扇形に広げる。この時点で、軸線266,
280は互いに平行又はほぼ平行である。本発明の一実施形態では、上パドル2
52は下パドルに関して約54°扇形に広がる。この角度は、チャック358a
,358bの間のスペースとパドル250,252の長さによって決定される。
それぞれのパドル250,252の間の扇形の角度は、チャック358間のスペ
ースの変化及び又はパドル250,252の長さの変化によって変わることが理
解される。
【0055】 その後、ロボットは、それぞれの加工物400a,400bが図12に示すよ
うにそれぞれのチャック258a,258b上に配置されるまで、エンドエフェ
クター108を軸線266,280に沿ってアライナ352に向かって前進させ
る。軸線266,288が互いに平行、且つエンドエフェクター108の移動方
向と平行であるから、パドル250の「U」形端部264とパドル252の「C
」形端部278の両方は、それぞれのチャック358を部分的に取り囲むまで、
アライナ352に向かって移動する。この相互連動は、パドル250,252と
チャック258a,258bの間の加工物の移送を容易にする。
【0056】 好ましい実施形態では、チャック358a,358bは、例えば、チャック3
58bがチャック358aよりもやや高い位置にあるように、異なる水平平面に
配置される。その水平平面間の間隔は、好ましくは、パドル250,252上の
加工物間の間隔よりもわずかに小さい。一旦、加工物400a,400bがチャ
ック358上に置かれたら、マスト116がハウジング112の中へ下がり、エ
ンドエフェクター108を降下させる。チャック358a,358bの平面間の
垂直方向の間隔がパドル間の間隔よりもわずかに小さいので、加工物400aは
、加工物400bが上パドル250からチャック358bに渡される前に、下パ
ドル252からチャック358aに渡される。
【0057】 チャック358a,358bは異なる高さに置かれているので、アライナが加
工物の中心を識別し、加工物上のOCRマークを識別した後、それぞれのパドル
250,252が両方の加工物を中心で再び獲得する。特に、両方の加工物の中
心を知ると、まず、コントローラー356は、パドル252が上方に移動し、加
工物400bを中心で再び獲得することができるように、エンドエフェクター1
08の位置を水平平面内で調節する。次に、加工物400bが上パドル252上
にあるとき、コントローラーは、パドル250が上方に移動し、加工物400a
を中心で再び獲得することができるように、エンドエフェクター108の位置を
水平平面内で再び調節する。変形実施形態では、チャック358a,358bの
水平平面間の間隔は、パドルの間隔よりも大きくてもよい。このような実施形態
では、まず加工物400b、次いで加工物400aがそれぞれのチャックの上に
落とされる。同様に、この変形実施形態では、まず加工物400a、次いで加工
物400bがそれぞれのチャックから中心で獲得される。
【0058】 回転し且つ移動するチャックを含むアライナを提供することが知られている。
このようなアライナでは、加工物の半径方向の振れが識別された後、チャックは
、アライナ自身が加工物をチャック上で心出しするように加工物が独立に支持さ
れながら移動する。このようなアライナは本発明による変形実施形態のロボット
と一緒に使用される。このような変形実施形態では、チャック358は、ウェー
ハが同時にチャックに置かれ、且つチャックから再び獲得されるように、上述し
たように異なる水平平面に、或いは同じ水平平面に配置されることが理解される
【0059】 アライナがOCRマークを識別し、パドル250,252が加工物400a,
400bを中心で再び獲得した後、上パドル252はホーム位置まで逆回転し、
加工物400a,400bは元のカセット又は新しいカセットまで戻される。
【0060】 上で指摘したように、アライナ352a,352bは、加工物がチャック35
8に着座される間、加工物を緩衝させるための緩衝パドル365a,365bを
含むのがよい。加工物を加工物カセットとアライナとの間で移送するためのこの
ような実施形態の操作は、米国特許出願第09/452,059号に記載されて
いる。しかしながら、米国特許出願第09/452,059号は、単一のエンド
エフェクターと単一のアライナとの間で1度に1つの加工物を移送することを説
明しているのに対し、本発明は、複式パドルエンドエフェクターと2つの別々の
アライナとの間で1度に2つの加工物を移送しながら、米国特許出願第09/4
52,059号に記載されたステップを行うことができる。
【0061】 このような実施形態では、一組目の加工物400a,400bを上述したよう
にチャック358a,358bにまず着座させる。次いで、これらの加工物をア
ライナ352によって加工し、すなわち、加工物を回転させて、それぞれの加工
物の半径方向の振れを決定し、且つ加工物上のOCRマークを識別する。最初の
組の加工物をチャック358に置いた後、エンドエフェクターは引っ込み、上パ
ドル252はそのホーム位置に戻り、ロボットは二組目の加工物400a,40
0bを加工物カセットから獲得する。次いで、エンドエフェクターは扇形に広が
り、二組目の加工物400a,400bを緩衝パドル365a,365b上に置
く。
【0062】 二組目の加工物が緩衝パドルに置かれるときまでに、チャック上の一組目の加
工物の加工を完了する。二組目の加工物を緩衝パドルに置いた後、エンドエフェ
クターは、引っ込み、下がり、再び前進して、一組目の加工物をチャック358
から中心で再び獲得する。次いで、エンドエフェクターは引っ込み、上パドル2
52はそのホーム位置に戻り、次いで、一組目の加工物が元のカセット又は新し
いカセットに戻される。上パドルがホーム位置にあるとき、三組目の加工物40
0a,400bがロボット100によってカセットから獲得される。エンドエフ
ェクターが三組目の加工物を獲得している間、緩衝パドル365は二組目の加工
物を加工用のチャックに降ろし、加工が完了したとき、緩衝パドル365は上方
に移動して、二組目の加工物をチャック358から持ち上げる。このことが完了
するとほぼ同時に、ロボットは三組目の加工物と一緒に戻り、加工物を加工のた
めにチャック358に置き、引っ込み、上方に移動し、再び前進し、二組目の加
工物を緩衝パドル365から中心で獲得する。次いで、エンドエフェクターは引
っ込み、上パドル252はホーム位置に戻り、二組目の加工物はカセットに戻さ
れる。上パドルがホーム位置にある状態で、四組目の加工物400a,400b
が獲得され、加工が再び始まる。
【0063】 複式パドルエンドエフェクターが一組の加工物をカセットから取り出し、2つ
の加工物を扇状に切り離し、次いでアライナ352に向かって移動することを上
で説明した。しかしながら、変形実施形態では、ソーター300の構成部品は、
エンドエフェクターが一対の加工物をカセットから取り出し、アライナ352の
一方の上に前進し、次いでパドル250,252の加工物を扇状に切り離すよう
に設けられていることが理解される。このような実施形態では、上パドル252
の端部のフィンガー274,276が上述したように、直線的に前進するかわり
に、一方のチャック258を中心に部分的に回転する。このように、フィンガー
274,276は、回転後、チャックに関して加工物の適切な位置決めを可能に
するように形成しなければならない。本実施形態により加工が完了した後、パド
ルは、加工物を緩衝パドル或いはチャックから獲得し、一緒に回転し、次いでア
ライナから遠ざかって加工物をカセットに戻す。
【0064】 図はアライナ352を互いに間隔を隔てているものとして示す。アライナは、
互いに近く交互に置かれ、その結果、アライナで支持された加工物は、少なくと
も加工物ノッチ及び各加工物のOCRマークが上から見えるほどに間隔を隔てて
互いにほぼ重なり合ってもよいことが理解される。このような実施形態は、米国
特許出願第09/452,059号に開示されている。複式パドルエンドエフェ
クター108は上述したような実施形態で作動するのがよいが、加工物を狭い間
隔のアライナに位置決めするように上で開示したよりも小さい角度に扇形に広が
ってもよい。
【0065】 複式パドルエンドエフェクター108と緩衝パドル365の両方を使用した上
述の工程では、2つの加工物は、これ以外の2つの加工物がアライナに、或いは
アライナから移動中、4つの加工物について作業が同時に起こっているように加
工されるのがよい。このような装置は、1時間当たり600個以上の加工物を加
工することができる。これは、在来の設計のロボット及びアライナ装置の処理量
の2倍以上である。上で指摘したように、本発明は、変形実施形態では緩衝パド
ル365なしに作動してもよいことが理解される。このような変形実施形態は、
さらに、在来のウェーハソーター装置の場合よりも著しく大きい処理量をもたら
す。
【0066】 ロボット100をソーター350内で操作するにあたって、コントローラー3
56は、ロボット100の動作を制御するために、いわゆる「パスプランニング
」アルゴリズムを使用するのがよい。特に、いくつかの従来技術のロボット制御
アルゴリズムは、まずロボットアームを所望な方向に回転させ、回転後、エンド
エフェクターをロボットの回転軸線から所望の位置まで直線ラインに沿って半径
方向に伸ばす。
【0067】 加工物400は(カセットの両側との接触を回避するために)加工物カセット
からまっすぐに取り出され、そして、加工物カセットの中へまっすぐに挿入され
なければならないので、直線ラインアルゴリズムを採用しているロボットを、ウ
ェーハをカセットの外に、或いはカセットの中へまっすぐに移送するために、カ
セットの真正面で移動させなければならない。このことを行うためにロボットを
水平ドライブトラックに取り付けることが知られている。
【0068】 しかしながら、ロボットがロードポートアセンブリーの真正面に置かれる場合
、包囲体の側面をロードポートアセンブリー単独の幅に要求される量よりも大き
い量外方に移動させなければならない。これは、ロボットリンク104,106
が動くのに十分なクリアランスを必要とし、その必要とされるクリアランスは、
ロードポートアセンブリー単独に必要とされるスペースよりも大きい。
【0069】 しかしながら、パスプランニングアルゴリズムの使用によって、ロボット10
0は、ロードポートアセンブリー354の真正面に置くことなく、X−Yデカル
ト平面内で、特にロードポートアセンブリー354の中へ及びその外にまっすぐ
移動することができる。このことは、ロボットの半径R(すなわち、ロボットの
回転軸線からのエンドエフェクターの距離)をロボットの角度θ(すなわち、基
準軸線に関するエンドエフェクターの回転位置)と一緒に調整することによって
行われる。特に、近位リンクが、エンドエフェクターが移動するのと同時に回転
するようにロボット運動を調整することによって、エンドエフェクターの端部を
、ロボットの回転軸線を通らない直線ラインで移動するように制御することがで
きる。
【0070】 さらに、加工物カセットをロボット100に向かって支持する支持プレートの
回動は、ロボットをカセットの真正面に位置決めする必要がなく、カセットとロ
ボットエンドエフェクターとの間での加工物の移送を容易にする。このようなカ
セット支持プレートの回動は当業者には周知である。しかしながら、変形実施形
態では、ロボット100は、エンドエフェクターの端部がロボットの中心から半
径に沿ってのみ移動する場合、直線ラインロボット移動アルゴリズムにより作動
してもよいことが理解される。
【0071】 ソーター350内でのロボット100の上述した使用は、本発明の多くの使用
法のうちの1つである。さらなる変形実施形態では、本発明は、加工物を2つ又
は3つ以上のカセットの間で、1度に1組の加工物を移送するようにソーター内
で使用されてもよい。この実施形態では、エンドエフェクター108は上述のよ
うに1組の加工物を抜き取るために第1のカセットの中へ伸びる。次いで、エン
ドエフェクターは第2のカセットに移動し、そのカセットの中に入り、下方に下
がり、2つの加工物を1組の隣接したカセット棚の上に置く。この実施形態では
、上パドル252は完全移送作業中、ホーム位置にとどまっているのがよい。
【0072】 さらに、本発明によるロボットは、ウェーハソーター以外のツールに使用され
てもよい。例えば、ロボット100はウェーハに集積回路を形成するための加工
ツール内、或いは加工ツールの正面に取り付けられるのがよい。この実施形態で
は、ロボット100は、加工ツールに装入されたカセットと、加工中ウェーハを
支持するための、加工ツール内のチャックとの間でウェーハを1度に1組移送す
るのがよい。
【0073】 上述のように、上パドルと下パドルとの間の間隔は、好ましくは、加工物をカ
セットから獲得し、ほぼ同時にカセットに逆移送するように、加工物カセット内
の加工物間のピッチと等しい。しかしながら、変形実施形態では、エンドエフェ
クター108の上パドル250と下パドル252との間の間隔は、カセット内の
棚同士のピッチよりもわずかに小さくてもよいことが理解される。この実施形態
によって、加工物を加工物カセットから獲得し、及び又は加工物を異なるときに
加工物カセットに逆移送する。この実施形態では、加工物獲得中、エンドエフェ
クターは、まず時間t1で上方に移動し加工物400aを下パドル250で獲得
し、その後時間t2で上パドル252が第2加工物400bを獲得する。
【0074】 同様に、この実施形態によって加工物を元に戻しているとき、エンドエフェク
ターは下方に移動し、時間t1で加工物400bを上パドル252から預かり、
その後時間t2で加工物400aを下パドル250から預かる。1度に2つの加
工物をエンドエフェクターとカセットとの間で移送させる以外に、この実施形態
により、2つの加工物をエンドエフェクターから2つの別々のカセットに、或い
は2つの別々のカセットからエンドエフェクターに移送することが可能である。
好ましい実施形態では、カセット内の加工物は、例えば当該技術で知られている
ようなロードポートアセンブリーによってマップされ、エンドエフェクター10
8及び又はそれで支持された加工物は、カセットの加工物とエンドエフェクター
108又はそれで支持された加工物との間の偶発的な接触を回避する。
【0075】 本発明のさらなる変形実施形態では、エンドエフェクター108は在来の加工
物取扱いロボットによって行われるように、単一の加工物をカセットから取り出
し、加工物をアライナ、他のカセット、又は他の指定部に移送するように使用さ
れるのがよい。本実施形態では、上パドル252は、ロボット100が加工物の
所望の搬送を行うために運動範囲を超えて回転するときに、上パドル252がじ
ゃまにならず、ぶつからない待機位置まで回転されるのがよい。例えば、半導体
ウェーハカセットは一般的に25個のウェーハを含む。最初の24個が1グルー
プ2つからなる12個のグループにして加工された後、25個目の最後のウェー
ハは、パドル252が待機位置まで回転した状態で、単一のパドル250によっ
てアクセスされるのがよい。この待機位置は、変形実施形態では、ロボット10
0が使用される装置の特定の形態に応じて変わり、そして、その待機位置は、ロ
ボットを装置内に形成する際に技術者によって経験的に決定されるのがよい。本
発明のこの特徴は、本発明が複式パドルエンドエフェクターとして作動するばか
りでなく、本発明が作動するのに、製造業者の特定の要求に応じて複式パドルか
単一のパドルのいずれかのエンドエフェクターにも順応できるという重要な利点
を提供している。
【0076】 これまで説明した実施形態では、エンドエフェクター108は互いに扇形に広
がることのできる一組のパドルを含む。しかしながら、さらなる変形実施形態で
は、エンドエフェクター108が3つのパドルを含んでもよいことが考えられる
【0077】 このような実施形態では、上述したパドル250のような、エンドエフェクタ
ーの定置パドルと、上述したパドル252のような、第1パドルに関して第1方
向に扇形に広がることのできる1つのパドルと、第1パドルに関して第1方向と
反対方向の第2方向に扇形に広がることのできる第3パドルと、がある。第3パ
ドルは上述した上下パドル250,252と同一であるのがよい。第2の独立ド
ライブシステムは、パドル252を回転させるための上述したドライブシステム
284以外に第3パドルを回転させるようにするのがよい。上述した2つのパド
ルの実施形態では、ドライブ284はパドル252の回転軸線と同軸である。3
つのパドルの実施形態では、2つの独立のドライブを回転軸線が同軸となるよう
に上下に取り付けてもよいし、ドライブを並べて取り付けて、ドライブからの出
力トルクをギヤーやベルト機構のようなトルク伝達装置によって個々のパドルに
伝達させてもよい。各パドルは、互いに所望の間隔を備えた3つのパドルのブレ
ードを位置決めするための上述したようなブラケットを含むのがよい。好ましい
実施形態ではこの間隔はウェーハカセットのウェーハ間のピッチ、或いはウェー
ハピッチよりもわずかに小さいピッチに等しいのがよい。3つのパドルを含む実
施形態は、カセット間、或いはカセットと3つのアライナ352のような3つの
別々の作業位置との間で一度に3個の加工物を移送するように作動するのがよい
【0078】 この実施形態では、1つ又は2つのいずれかのパドルが所定の移送作業中、上
述したような待機位置に移動されるのがよいことが考えられる。本発明のさらな
る変形実施形態では、エンドエフェクター108は、それぞれがエンドエフェク
ターに回転可能に取り付けられている2つのパドルを含む。このような実施形態
では、2つの独立したドライブを、3つのパドルを含む実施形態の上述したよう
なエンドエフェクター108に取り付けるのがよい。変形例として、それぞれの
パドルを独立に回転させるために単一のモーターを使用してもよい。この実施形
態は、例えば図13及び図14に示される。図13及び図14に示す実施形態に
よれば、パドル370,372は、各パドルの近位端(すなわち、加工物を支持
する端部と反対側のパドルの端部)の付近にそれぞれ形成された弓形のスロット
374,376を含むのがよい。スロット374,376は、好ましくは、回転
軸線から共通な半径rに沿って設けられ、そして、スロット374,376は、
スロット374の端部380に、又スロット376の端部382に位置するわず
かな重なり部分378でのみパドルを整合させたとき、遠近法で上から重なり合
うように互いに曲げられている。
【0079】 図13及び図14に示す実施形態は、上述したドライブアセンブリー284の
ようなドライブアセンブリーの出力スプラインに取り付けられたカム384をさ
らに含む。カムはドライブアセンブリー284及びカム384の回転軸線から半
径rのところに設けられた偏心ピン386を含む。偏心ピン386は下方に延び
、パドルが互いに整合するときに各スロット374,376及び重複部分378
に嵌まる。
【0080】 電流が第1方向のドライブアセンブリーのモータに流れるとき、出力スプライ
ンはカム384を第1方向、例えば右回りに回転させる。カム384の右回転時
に、偏心ピンはスロット374の端部380に係合してパドル370を右回りに
駆動する。しかしながら、カムの右回りの回転により偏心ピンがスロット376
内で単に自由に動き、パドル372は待機位置に留まる。一方、電流が第1方向
と反対の第2方向にドライブアセンブリーのモータに流れるとき、出力スプライ
ンはカム384を第2方向、例えば、上の例で左回りに回転させる。カム384
の左回転時に、偏心ピンはスロット376の端部382に係合してパドル372
を左回りに駆動する。しかしながら、カムの左回転により偏心ピンをスロット3
74内で単に自由に動かし、パドル370は待機位置に留まる。両方のパドルは
、カム384によって作動されないとき待機位置に留まるようにそれぞれのばね
(図示せず)によって付勢されるのがよい。さらに、パドルがばねの付勢力によ
り待機位置を通過して移動するのを防ぐためにそれぞれのパドルに係合する停止
体が設けられている。
【0081】 さらに、この実施形態により、どちらかのパドルは、一方のパドルが加工物に
アクセスするように使用されている間、待機位置に移動されてもよいという点で
、本発明によって行われる自由度が増す。かくして、下パドルの加工物にアクセ
スしたいが、上パドルを加工物カセットの中に挿入する場所がない場合、上パド
ルを待機位置まで回転させるのがよい。同様に、上パドルの加工物にアクセスし
たいが、下パドルを加工物カセットの中に挿入する場所がない場合、下パドルを
待機位置まで回転させるのがよい。
【0082】 さらに、多数の加工物を支持するための多数の叉を有するエンドエフェクター
を提供することが知られている。このようなエンドエフェクターは、特許権がP
RIオートメーション株式会社に譲渡され、この特許がそっくりそのまま援用さ
れた「直線ラインウェーハ移送装置」と題する米国特許第5,647,718号に
開示されている。本発明のさらなる変形実施形態では、2つのパドル形態や3つ
のパドル形態のいずれのパドルも、加工物を支持することができる複数の叉を含
む。各パドルの叉及び異なるパドルの隣接した叉は、好ましくはそれぞれが互い
に同じ量だけ間隔を隔てている。この間隔は、好ましくは、加工物カセット内の
加工物のピッチに等しいか、又は加工物のピッチよりもわずかに小さい。
【0083】 この実施形態によれば、エンドエフェクター108は複数の加工物をカセット
間で一度に移送するように作動するのがよい。組み合されたパドルの叉の数は、
カセット内の加工物スロットの数、例えば25個がよく、エンドエフェクターは
1つのカセットのすべての中身を(受け入れ用のカセットが、加工物を受け入れ
る位置で加工物がないようにするために、適当なマッピング作業が行われる)他
のカセットに移送できる。変形例として、複数の加工物を上述したようなカセッ
トから移送してもよく、次いでパドルは、複数の加工物のサブグループを2つ又
は3つの別々のカセット又は作業位置同士の間で移送するように扇形に広がる。
(2つ又は3つのパドル形態)のうちの1つのパドル又は(3つのパドル形態)
のうちの2つのパドルを、所定の移送作業中、上述したような待機位置に移動す
るのがよいことが理解される。
【0084】 本発明をここに詳細に説明してきたけれども、本発明はここに開示した実施形
態に限定されないことを理解すべきである。種々の変更、代用、及び修正が、添
付した特許請求の範囲によって記載され、且つ定められたような発明の精神又は
範囲から逸脱することなく当業者によってなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による複式パドルエンドエフェクターを含むロボットの斜視図である。
【図2】 ロボットのベースの斜視切取図である。
【図3】 ロボットマスト及びエルボドライブアセンブリーの横断面図である。
【図4】 回転ドライブアセンブリーが含まれるロボット近位リンク及び遠位リンクの正
面図である。
【図5】 回転ドライブアセンブリーが含まれる近位リンク及び遠位リンクの分解斜視図
である。
【図6】 本発明による複式パドルエンドエフェクターの拡大斜視図である。
【図7】 本発明による複式パドルエンドエフェクターの分解斜視図である。
【図8】 本発明によるロボットが使用されるウェーハソーターの正面斜視図である。
【図9】 図8に示すウェーハソーターの背面切取斜視図である。
【図10】 ソーターに位置決めされた加工物カセットから1組の加工物を取り出した本発
明によるロボットを示すウェーハソーターの平面図である。
【図11】 エンドエフェクターのパドルを外方に広げた場合の本発明によるロボットを含
むウェーハソーターの平面図である。
【図12】 加工物を1組の加工用アライナに配置のために前進させた場合の本発明による
ウェーハソーターの平面図である。
【図13】 本発明の変形実施形態による2つのパドルの平面図である。
【図14】 図13の実施形態に示すパドルの分解斜視図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B65G 49/07 B65G 49/07 D G (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),OA(BF ,BJ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW, ML,MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,G M,KE,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ, MD,RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM, AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,B Z,CA,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK ,DM,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE, GH,GM,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 コーディー マシュー アメリカ合衆国 テキサス州 78681 ラ ウンド ロック バー ハーバー コーヴ 6005 (72)発明者 キム ジェ アメリカ合衆国 テキサス州 78753 オ ースティン ゼラー レーン 12317 Fターム(参考) 3C007 AS24 BS15 CV07 CW07 DS08 ES17 KT01 5F031 CA02 CA07 DA08 EA14 FA01 FA09 FA11 FA12 FA14 GA04 GA08 GA24 GA35 GA43 GA46 GA47 GA49 HA32 HA53 HA59 JA04 JA05 JA15 JA17 JA21 JA28 JA29 JA35 JA38 JA50 KA06 KA11 KA14 KA20 LA11 LA12 LA13 LA14 NA18 PA03 【要約の続き】 り、次いで、加工した加工物を元のカセット又は新たな カセットに戻す。このような加工物の並列加工は、在来 のウェーハソーター装置よりも著しく多い処理量をもた らす。処理量は、それぞれのアライナに加工物の緩衝場 所を設けることによってさらに改良されてもよい。

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の加工物を同時に支持することができる加工物トランス
    ファロボットであって、 ベースと、 該ベースに関して回転可能な第1リンクと、 該第1リンクに関して回転可能な第2リンクと、 該第2リンクに関して回転可能なエンドエフェクターと、 を有し、該エンドエフェクターは複数の加工物のうちの第1加工物を支持するこ
    とができる第1パドルと、複数の加工物のうちの第2加工物を支持することがで
    きる第2パドルと、を含み、前記第1パドルは前記第2パドルに関して回転可能
    であることを特徴とする加工物トランスファロボット。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2パドルは共通の回転軸線を有する、請求項
    1に記載の加工物トランスファロボット。
  3. 【請求項3】 前記第1パドルは前記エンドエフェクターに固定して取り付
    けられ、前記第2パドルは回転可能である、請求項1に記載の加工物トランスフ
    ァロボット。
  4. 【請求項4】 前記第1パドルは回転可能であり、前記第2パドルは回転可
    能である、請求項1に記載の加工物トランスファロボット。
  5. 【請求項5】 前記第1パドル及び第2パドルのうちの少なくとも1つに関
    して回転可能な、前記エンドエフェクターに取り付けられた第3パドルをさらに
    有する、請求項1に記載の加工物トランスファロボット。
  6. 【請求項6】 複数の加工物を同時に支持することができる加工物トランス
    ファロボット用エンドエフェクターであって、 ベースを含む第1加工物支持パドルと、 前記ベースに回転可能に取り付けられた第2加工物支持パドルと、 前記ベースで支持され、前記第2加工物支持パドルを前記第1加工物支持パド
    ルに関して回転させるための、前記第2加工物支持パドルに固定された出力軸を
    含むドライブアセンブリーと、 を有するエンドエフェクター。
  7. 【請求項7】 前記ベースはカバープレートを含み、前記第2加工物支持パ
    ドルは前記カバープレートに回転可能に取り付けられている、請求項6に記載の
    加工物トランスファロボット用エンドエフェクター。
  8. 【請求項8】 前記カバープレートを前記ベースに固定するための締結具を
    さらに有し、該締結具は前記カバープレート及び前記第2加工物支持パドルの前
    記ベース及び前記第1加工物支持パドルに関する平面度を調節することができる
    、請求項7に記載の加工物トランスファロボット用エンドエフェクター。
  9. 【請求項9】 前記第1加工物支持パドルと前記第2加工物支持パドルとの
    間の間隔が、エンドエフェクターが第1及び第2加工物を獲得するカセットの第
    1加工物と第2加工物との間の間隔にほぼ等しい、請求項6に記載の加工物トラ
    ンスファロボット用エンドエフェクター。
  10. 【請求項10】 前記第2加工物支持パドルが前記第1加工物支持パドルの
    真上に整列するとき、前記ベースに関して固定して取り付けられた検出用センサ
    ーをさらに有する、請求項6に記載の加工物トランスファロボット用エンドエフ
    ェクター。
  11. 【請求項11】 前記第1加工物の搬送中、第1加工物を前記第1加工物支
    持台に固定するための、前記第1加工物支持台の表面に通じた低圧力をさらに有
    する、請求項6に記載の加工物トランスファロボット用エンドエフェクター。
  12. 【請求項12】 前記第2加工物の搬送中、第2加工物を前記第2加工物支
    持台に固定するための、前記第2加工物支持台の表面に通じた低圧力をさらに有
    する、請求項11に記載の加工物トランスファロボット用エンドエフェクター。
  13. 【請求項13】 前記ドライブアセンブリーは第1ドライブアセンブリーか
    らなり、さらに、前記エンドエフェクターは、前記第1加工物支持パドルを前記
    第2加工物支持パドルに関して回転させるための第2ドライブアセンブリーから
    なる、請求項6に記載の加工物トランスファロボット用エンドエフェクター。
  14. 【請求項14】 前記ドライブアセンブリーは前記第2加工物支持パドルを
    回転させることができる、請求項6に記載の加工物トランスファロボット用エン
    ドエフェクター。
  15. 【請求項15】 前記ドライブアセンブリーは、前記第1加工物支持パドル
    及び前記第2加工物支持パドルを回転させることができる、請求項6に記載の加
    工物トランスファロボット用エンドエフェクター。
  16. 【請求項16】 ロボットが加工物を1組の支持面と2組の支持面との間で
    移送することができ、エンドエフェクターが、 少なくとも第1加工物を1組の支持面のうちの1つの支持面と2組の支持面の
    うちの1つの支持面との間で移送するための少なくとも第1加工物支持パドルと
    、少なくとも第2加工物を1組の支持面のうちの1つの支持面と2組の支持面の
    うちの1つの支持面との間で移送するための少なくとも第2加工物支持パドルと
    、を有し、前記少なくとも第2加工物支持パドルは前記少なくとも第1加工物支
    持パドルに関して移動可能である、加工物トランスファロボット用のエンドエフ
    ェクターにおいて、 前記少なくとも第1支持パドル及び前記少なくとも第2支持パドルは、前記少
    なくとも第1加工物及び前記少なくとも第2加工物を前記1組の支持面からほぼ
    同時に移送可能である、加工物トランスファロボット用エンドエフェクター。
  17. 【請求項17】 ロボットが加工物を1組の支持面と2組の支持面との間で
    移送することができ、エンドエフェクターが 少なくとも第1加工物を1組の支持面のうちの1つの支持面と2組の支持面の
    うちの1つの支持面との間で移送するための少なくとも第1加工物支持パドルと
    、 少なくとも第2加工物を1組の支持面のうちの1つの支持面と前記2組の支持
    面のうちの1つの支持面との間で移送するための少なくとも第2加工物支持パド
    ルと、を有し、前記少なくとも第2加工物支持パドルは前記少なくとも第1加工
    物支持パドルに関して移動可能である、加工物トランスファロボット用エンドエ
    フェクターにおいて、 前記少なくとも第1支持パドル及び前記少なくとも第2支持パドルは、前記少
    なくとも第1加工物及び前記少なくとも第2加工物を前記2組の支持面にほぼ同
    時に移送可能である、加工物トランスファロボット用エンドエフェクター。
  18. 【請求項18】 前記少なくとも第1加工物支持パドル及び前記少なくとも
    第2加工物支持パドルは互いに扇形に広がることができる、請求項17に記載の
    加工物トランスファロボット用エンドエフェクター。
  19. 【請求項19】 互いに回転可能な第1及び第2加工物支持パドルを含む加
    工物トランスファロボットで加工物をコンテナと1組の加工物用支持面との間で
    移送する方法であって、 (a)第1加工物を第1支持パドルで獲得し、第1及び第2パドルをほぼ上下
    に整列させる工程と、 (b)第2加工物を第2支持パドルで獲得し、第1及び第2パドルをほぼ上下
    に整列させる工程と、 (c)第1及び第2支持パドルを互いに扇形に広げる工程と、 (d)第1加工物を第1支持面に移送する工程と、 (e)第2加工物を第2支持面に移送する工程と、 を有する方法。
  20. 【請求項20】 第1加工物を獲得する前記工程(a)と第2加工物を獲得
    する前記工程(b)はほぼ同時に行われる、請求項19に記載の加工物をコンテ
    ナと1組の加工物用支持面との間で移送する方法。
  21. 【請求項21】 第1及び第2支持パドルは、第2加工物を第2支持パドル
    で獲得する前記工程(b)と第2加工物を第2支持面に移送する前記工程(e)
    との間ほぼ上下に整列している、請求項19に記載の加工物をコンテナと1組の
    加工物用支持面との間で移送する方法。
  22. 【請求項22】 第1加工物を第1支持パドルで第1支持面から再び獲得し
    、第1及び第2支持パドルを互いに扇形に開く工程(f)と、第2加工物を第2
    支持パドルで第2支持面から再び獲得し、第1及び第2支持パドルを互いに扇形
    に開く工程(g)と、をさらに有する、請求項19に記載の加工物をコンテナと
    1組の加工物用支持面との間で移送する方法。
  23. 【請求項23】 第1加工物を第1支持パドルで再び獲得する前記工程(f
    )は、第2加工物を第2支持パドルで再び獲得する前記工程(g)と異なるとき
    に行われる、請求項22に記載の加工物をコンテナと1組の加工物用支持面との
    間で移送する方法。
  24. 【請求項24】 前記工程(f)で第1加工物を第1支持パドルの中心で再
    び獲得し、前記工程(g)で第2加工物を第2支持パドルの中心で再び獲得する
    、請求項22に記載の加工物をコンテナと1組の加工物用支持面との間で移送す
    る方法。
  25. 【請求項25】 第2加工物を第2支持パドルで再び獲得する前記工程(g
    )の後、第1及び第2支持パドルを第1及び第2支持パドルがほぼ上下に整列す
    るまで回転させる工程(h)をさらに有する、請求項22に記載の加工物をコン
    テナと1組の加工物用支持面との間で移送する方法。
  26. 【請求項26】 第1及び第2加工物支持パドルを含むエンドエフェクター
    で加工物を加工ツール内のコンテナと第1及び第2支持面との間で移送する工程
    を含み、第1支持面は第1緩衝場所を有し、第2支持面は第2緩衝場所を有する
    、加工物を加工するための方法であって、 (a)第1及び第2加工物を第1及び第2加工物支持パドルのコンテナから獲
    得し、第1及び第2加工物支持パドルをほぼ上下に整列させる工程と、 (b)第1及び第2加工物支持パドルの第1及び第2加工物を第1及び第2支
    持面に移送する工程と、 (c)前記第1及び第2加工物を加工する工程と、 (d)前記加工工程(c)中、第3及び第4加工物を第1及び第2加工物支持
    パドルのコンテナから獲得し、第1及び第2加工物支持パドルをほぼ上下に整列
    させる工程と、 (e)第1及び第2加工物支持パドルの第3及び第4加工物を第1及び第2緩
    衝場所に移送する工程と、 (f)第1及び第2加工物を第1及び第2支持面から前記第1及び第2加工物
    支持パドルで獲得する工程と、 (g)第3及び第4加工物を第1及び第2支持面に移送する工程と、 (h)第3及び第4加工物を加工する工程と、 (i)前記加工工程(h)中、第1及び第2加工物を第1及び第2加工物支持
    パドルのコンテナに再び移送する工程と、 を有する加工物を加工するための方法。
  27. 【請求項27】 前記加工工程(h)の後、前記第3及び第4加工物を前記
    第1及び第2緩衝場所に移送する工程(j)をさらに有する、請求項26に記載
    の加工物を加工するための方法。
  28. 【請求項28】 前記工程(a)で第1及び第2加工物を前記第1及び第2
    加工物支持パドルで獲得することをほぼ同時に行う、請求項26に記載の加工物
    を加工するための方法。
  29. 【請求項29】 前記工程(b)で第1及び第2加工物を第1及び第2支持
    台に移送することはほぼ同時に起こる、請求項26に記載の加工物を加工するた
    めの方法。
  30. 【請求項30】 前記工程(d)で第3及び第4加工物を前記第1及び第2
    加工物支持パドルで獲得することはほぼ同時に起こる、請求項26に記載の加工
    物を加工するための方法。
  31. 【請求項31】 前記工程(e)で第3及び第4加工物を第1及び第2緩衝
    場所に移送することはほぼ同時に起こる、請求項26に記載の加工物を加工する
    ための方法。
  32. 【請求項32】 前記工程(f)で第1及び第2加工物を前記第1及び第2
    加工物支持パドルで獲得することはほぼ同時に起こる、請求項26に記載の加工
    物を加工するための方法。
  33. 【請求項33】 前記工程(g)で第1及び第2加工物を前記第1及び第2
    加工物支持パドルに移送することはほぼ同時に起こる、請求項26に記載の加工
    物を加工するための方法。
JP2001576362A 2000-04-12 2001-04-10 加工物トランスファロボット、加工物トランスファロボット用エンドエフェクター、加工物を移送する方法、及び加工物を加工するための方法 Expired - Lifetime JP5483791B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/547,551 2000-04-12
US09/547,551 US6326755B1 (en) 2000-04-12 2000-04-12 System for parallel processing of workpieces
PCT/US2001/011824 WO2001079091A1 (en) 2000-04-12 2001-04-10 System for parallel processing of workpieces

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012197718A Division JP6306812B2 (ja) 2000-04-12 2012-09-07 加工物の並列加工装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003531479A true JP2003531479A (ja) 2003-10-21
JP5483791B2 JP5483791B2 (ja) 2014-05-07

Family

ID=24185103

Family Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001576362A Expired - Lifetime JP5483791B2 (ja) 2000-04-12 2001-04-10 加工物トランスファロボット、加工物トランスファロボット用エンドエフェクター、加工物を移送する方法、及び加工物を加工するための方法
JP2012197718A Expired - Lifetime JP6306812B2 (ja) 2000-04-12 2012-09-07 加工物の並列加工装置
JP2017224781A Expired - Lifetime JP6558780B2 (ja) 2000-04-12 2017-11-22 加工物の並列加工装置

Family Applications After (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012197718A Expired - Lifetime JP6306812B2 (ja) 2000-04-12 2012-09-07 加工物の並列加工装置
JP2017224781A Expired - Lifetime JP6558780B2 (ja) 2000-04-12 2017-11-22 加工物の並列加工装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US6326755B1 (ja)
EP (1) EP1272411A4 (ja)
JP (3) JP5483791B2 (ja)
KR (1) KR100570357B1 (ja)
CN (1) CN1225388C (ja)
AU (1) AU2001251541A1 (ja)
TW (1) TW508290B (ja)
WO (1) WO2001079091A1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081968A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 日本電産サンキョー株式会社 ロボットシステムおよびロボットシステムの制御方法
JP2017130515A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 株式会社ディスコ 搬送装置

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3437812B2 (ja) * 2000-02-07 2003-08-18 タツモ株式会社 基板搬送装置
US6520727B1 (en) * 2000-04-12 2003-02-18 Asyt Technologies, Inc. Modular sorter
US6962471B2 (en) * 2000-10-26 2005-11-08 Leica Microsystems Jena Gmbh Substrate conveying module and system made up of substrate conveying module and workstation
JP2002184834A (ja) * 2000-12-15 2002-06-28 Yaskawa Electric Corp 基板搬送用ロボット
US6918731B2 (en) 2001-07-02 2005-07-19 Brooks Automation, Incorporated Fast swap dual substrate transport for load lock
US7281741B2 (en) * 2001-07-13 2007-10-16 Semitool, Inc. End-effectors for handling microelectronic workpieces
US7334826B2 (en) * 2001-07-13 2008-02-26 Semitool, Inc. End-effectors for handling microelectronic wafers
JP2003170384A (ja) * 2001-12-04 2003-06-17 Rorze Corp 平板状物の搬送用スカラ型ロボットおよび平板状物の処理システム
US20070014656A1 (en) * 2002-07-11 2007-01-18 Harris Randy A End-effectors and associated control and guidance systems and methods
US20060043750A1 (en) * 2004-07-09 2006-03-02 Paul Wirth End-effectors for handling microfeature workpieces
SG125948A1 (en) * 2003-03-31 2006-10-30 Asml Netherlands Bv Supporting structure for use in a lithographic apparatus
US20070020080A1 (en) * 2004-07-09 2007-01-25 Paul Wirth Transfer devices and methods for handling microfeature workpieces within an environment of a processing machine
KR20080002818A (ko) * 2005-04-11 2008-01-04 니혼 덴산 산쿄 가부시키가이샤 다관절형 로보트
US8573919B2 (en) * 2005-07-11 2013-11-05 Brooks Automation, Inc. Substrate transport apparatus
US20090016853A1 (en) * 2007-07-09 2009-01-15 Woo Sik Yoo In-line wafer robotic processing system
CN101593715B (zh) * 2008-05-27 2011-05-18 旺硅科技股份有限公司 全自动进出料装置及其方法
DE102008033778A1 (de) * 2008-07-18 2010-01-21 Sensordrive Gmbh Gelenkarmroboter
KR101312821B1 (ko) * 2010-04-12 2013-09-27 삼익티에이치케이 주식회사 기판 이송 장치
TWI435074B (zh) * 2011-06-29 2014-04-21 Mpi Corp 光學檢測裝置與光學檢測方法
US11587813B2 (en) * 2013-12-17 2023-02-21 Brooks Automation Us, Llc Substrate transport apparatus
TWI595963B (zh) * 2015-08-18 2017-08-21 Machvision Inc Automatic feeding device
SG11201810085RA (en) * 2017-03-28 2018-12-28 Akribis Systems Pte Ltd High density manufacturing cell (hdmc) structure or the like
US10391640B1 (en) * 2018-09-11 2019-08-27 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Robot
US11139190B2 (en) 2019-04-23 2021-10-05 Applied Materials, Inc. Equipment front end modules including multiple aligners, assemblies, and methods
US11590659B2 (en) * 2019-07-02 2023-02-28 Intelligrated Headquarters, Llc Robotic sortation system
US11413744B2 (en) * 2020-03-03 2022-08-16 Applied Materials, Inc. Multi-turn drive assembly and systems and methods of use thereof
JP7474325B2 (ja) 2020-06-05 2024-04-24 ローツェ株式会社 ウエハ搬送装置、およびウエハ搬送方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536809A (ja) * 1991-07-31 1993-02-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体基板処理装置に於ける半導体基板搬送アーム
JPH07321178A (ja) * 1994-05-24 1995-12-08 Hitachi Ltd 搬送装置およびその搬送装置を有するマルチチャンバ装置
JPH09205127A (ja) * 1996-01-26 1997-08-05 Tokyo Electron Ltd 基板搬送方法、基板搬送装置及び処理システム
WO1999028951A2 (en) * 1997-11-28 1999-06-10 Mattson Technology, Inc. Systems and methods for low contamination, high throughput handling of workpieces for vacuum processing
JPH11163090A (ja) * 1997-12-02 1999-06-18 Mecs Corp 薄型ワークの搬送ロボット
JPH11284049A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Mecs Corp 薄型基板搬送ロボット

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4676002A (en) * 1984-06-25 1987-06-30 Slocum Alexander H Mechanisms to determine position and orientation in space
JPH07178689A (ja) * 1993-12-24 1995-07-18 Ricoh Co Ltd ロボットアームの位置ずれ測定方法およびその位置ずれ補正方法およびその位置ずれ補正システム
JP2552090B2 (ja) * 1994-05-31 1996-11-06 九州日本電気株式会社 ウェーハ受渡し機構
JP2609817B2 (ja) * 1994-07-29 1997-05-14 山形日本電気株式会社 半導体ウエハ移載装置
AU7361096A (en) * 1995-09-13 1997-04-01 Silicon Valley Group, Inc. Concentric dual elbow
JP3802119B2 (ja) * 1996-02-02 2006-07-26 株式会社安川電機 ウェハ搬送装置
JP3947761B2 (ja) * 1996-09-26 2007-07-25 株式会社日立国際電気 基板処理装置、基板搬送機および基板処理方法
JPH10321704A (ja) * 1997-05-19 1998-12-04 Kokusai Electric Co Ltd 基板移載機
US5920679A (en) * 1997-08-25 1999-07-06 The Research Foundation Of State University Of New York Apparatus and method for computer-aided low-harmonic trajectory planning for computer-controlled machinery
US6155768A (en) * 1998-01-30 2000-12-05 Kensington Laboratories, Inc. Multiple link robot arm system implemented with offset end effectors to provide extended reach and enhanced throughput
WO2003006216A1 (en) * 2001-07-13 2003-01-23 Brooks Automation, Inc. Substrate transport apparatus with multiple independent end effectors

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0536809A (ja) * 1991-07-31 1993-02-12 Mitsubishi Electric Corp 半導体基板処理装置に於ける半導体基板搬送アーム
JPH07321178A (ja) * 1994-05-24 1995-12-08 Hitachi Ltd 搬送装置およびその搬送装置を有するマルチチャンバ装置
JPH09205127A (ja) * 1996-01-26 1997-08-05 Tokyo Electron Ltd 基板搬送方法、基板搬送装置及び処理システム
WO1999028951A2 (en) * 1997-11-28 1999-06-10 Mattson Technology, Inc. Systems and methods for low contamination, high throughput handling of workpieces for vacuum processing
JPH11163090A (ja) * 1997-12-02 1999-06-18 Mecs Corp 薄型ワークの搬送ロボット
JPH11284049A (ja) * 1998-03-31 1999-10-15 Mecs Corp 薄型基板搬送ロボット

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016081968A (ja) * 2014-10-10 2016-05-16 日本電産サンキョー株式会社 ロボットシステムおよびロボットシステムの制御方法
JP2017130515A (ja) * 2016-01-19 2017-07-27 株式会社ディスコ 搬送装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2001079091A1 (en) 2001-10-25
KR100570357B1 (ko) 2006-04-12
EP1272411A1 (en) 2003-01-08
KR20030044908A (ko) 2003-06-09
JP5483791B2 (ja) 2014-05-07
CN1225388C (zh) 2005-11-02
TW508290B (en) 2002-11-01
JP6558780B2 (ja) 2019-08-14
CN1443132A (zh) 2003-09-17
JP2018029213A (ja) 2018-02-22
AU2001251541A1 (en) 2001-10-30
US6326755B1 (en) 2001-12-04
JP6306812B2 (ja) 2018-04-04
EP1272411A4 (en) 2003-07-02
JP2012235177A (ja) 2012-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6558780B2 (ja) 加工物の並列加工装置
US6729462B2 (en) Edge grip aligner with buffering capabilities
JP5795037B2 (ja) 複数のウェハを取り扱う能力を備えた受渡し機構
US6002840A (en) Substrate transport apparatus
JP5758628B2 (ja) 一体化されたウェハ受渡し機構
US6478532B1 (en) Wafer orienting and reading mechanism
JP2003533015A (ja) モジュールソーター
US6435807B1 (en) Integrated edge gripper
KR20040073598A (ko) 웨이퍼로부터 칩들을 제거하는 칩 제거 장치, 칩 배치시스템 및 방법
JP2002514001A (ja) 同軸駆動軸を備えた二重アーム装置
US6543513B1 (en) Wafer table for die bonding apparatus
WO1999064207A1 (en) Prealigner for substrates in a robotic system
WO1999052686A1 (en) Substrate prealigner
JP2003191144A (ja) ワーク反転装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100805

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100908

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20101105

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20101112

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110207

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110516

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110816

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110823

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111116

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121018

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20121023

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20121221

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130408

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130415

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131105

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131111

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20131225

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20140108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5483791

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term