JP2003528056A - 勃起性機能障害の治療のためのホスホジエステラーゼ5の阻害物質としてのピリド[3,2−e]−ピラジノンの使用 - Google Patents
勃起性機能障害の治療のためのホスホジエステラーゼ5の阻害物質としてのピリド[3,2−e]−ピラジノンの使用Info
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- C07D471/00—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00
- C07D471/12—Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, at least one ring being a six-membered ring with one nitrogen atom, not provided for by groups C07D451/00 - C07D463/00 in which the condensed system contains three hetero rings
- C07D471/14—Ortho-condensed systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/33—Heterocyclic compounds
- A61K31/395—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins
- A61K31/495—Heterocyclic compounds having nitrogen as a ring hetero atom, e.g. guanethidine or rifamycins having six-membered rings with two or more nitrogen atoms as the only ring heteroatoms, e.g. piperazine or tetrazines
- A61K31/4985—Pyrazines or piperazines ortho- or peri-condensed with heterocyclic ring systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P15/00—Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives
- A61P15/10—Drugs for genital or sexual disorders; Contraceptives for impotence
Abstract
(57)【要約】
本発明は式1
【化1】
Description
【0001】
技術分野
本発明は式1のピリド[3,2−e]−ピラジノンを勃起性機能障害(インポ
テンツ)の治療のための作用物質としての使用並びに該化合物を含有する薬学的
製剤に関する。
テンツ)の治療のための作用物質としての使用並びに該化合物を含有する薬学的
製剤に関する。
【0002】
【化3】
【0003】
従来技術
ヒトのインポテンツは勃起の消失および/または射精の停止による性交の能力
の欠如として定義することができる。勃起が強度および期間に関して性交に不十
分である場合は勃起性機能障害である。
の欠如として定義することができる。勃起が強度および期間に関して性交に不十
分である場合は勃起性機能障害である。
【0004】
男性人口の約10%が勃起障害を有している。40〜70才の男性はその内の
約52%が特に該当する。世界中で何百万もの男性が(ドイツだけでも約750
万)、多くの場合基質性の原因であり、稀には精神的原因である、この疾患に罹
っている。勃起性機能障害は、老齢化した男性、特に他の慢性的疾患、例えば高
血圧、アテローム性動脈硬化症および糖尿病がある場合、に広がった問題である
。
約52%が特に該当する。世界中で何百万もの男性が(ドイツだけでも約750
万)、多くの場合基質性の原因であり、稀には精神的原因である、この疾患に罹
っている。勃起性機能障害は、老齢化した男性、特に他の慢性的疾患、例えば高
血圧、アテローム性動脈硬化症および糖尿病がある場合、に広がった問題である
。
【0005】
種々の作用物質が勃起を誘発することができるにもかかわらず、これらの作用
物質は直接ペニスに注射するか(空洞内、i.c)または尿管中に投与する(尿
管内)ことによって作用する。薬学的治療のこの形は、10年以上も前から提供
可能であり、血管活性物質、例えばパパベリン、フェノキシベンズアミン、フェ
ントールアミン、モキシシリト(Moxisylyt)およびプロスタグランジンE1(
PGE1)のi.c−注射も包含している。しかしながら、これらの物質のi.c
−適用は重い副作用、例えば持続勃起、疼痛またはペニス繊維症をしばしば伴う
。PGE1は尿管内、およびニトログリセリン並びにミノキシジル(Minoxidil
)は経皮(ペニスの)適用することができる。しかしながら、このことは男性に
おいても相手の女性においても副作用を惹起することがある。
物質は直接ペニスに注射するか(空洞内、i.c)または尿管中に投与する(尿
管内)ことによって作用する。薬学的治療のこの形は、10年以上も前から提供
可能であり、血管活性物質、例えばパパベリン、フェノキシベンズアミン、フェ
ントールアミン、モキシシリト(Moxisylyt)およびプロスタグランジンE1(
PGE1)のi.c−注射も包含している。しかしながら、これらの物質のi.c
−適用は重い副作用、例えば持続勃起、疼痛またはペニス繊維症をしばしば伴う
。PGE1は尿管内、およびニトログリセリン並びにミノキシジル(Minoxidil
)は経皮(ペニスの)適用することができる。しかしながら、このことは男性に
おいても相手の女性においても副作用を惹起することがある。
【0006】
薬学的な治療に対して選択的に、人工補正器の移植による外科的な処置がある
。この治療の形は予想される術後合併症(感染、血流障害)のためにほとんど患
者から受け入れられない。
。この治療の形は予想される術後合併症(感染、血流障害)のためにほとんど患
者から受け入れられない。
【0007】
勃起性機能障害の治療における打開は米国およびヨーロッパのPfizer社による
シルデナフィル(Sildenafil : Viagra(R))の導入である。シルデナフィル
は経口適用において有効なホスホジエステラーゼ5−(PDE5)阻害物質であ
り、これは直接勃起を惹起するのではなく、性的刺激によりペニス中で遊離され
る窒素酸化物(NO)の効果を強化する。NOはその“第2のメッセンジャー”
cGMPと同様に海綿体(Corpus cavernosum)中の血管拡張に作用し、増加し
た血液が流入することができ、これは勃起に作用する。
シルデナフィル(Sildenafil : Viagra(R))の導入である。シルデナフィル
は経口適用において有効なホスホジエステラーゼ5−(PDE5)阻害物質であ
り、これは直接勃起を惹起するのではなく、性的刺激によりペニス中で遊離され
る窒素酸化物(NO)の効果を強化する。NOはその“第2のメッセンジャー”
cGMPと同様に海綿体(Corpus cavernosum)中の血管拡張に作用し、増加し
た血液が流入することができ、これは勃起に作用する。
【0008】
ホスホジエステラーゼ(PDE)は、従来10の異なるイソ酵素に分類するこ
とのできるイソ酵素系統群に属する。PDE−酵素は、多くの細胞中の“第2メ
ッセンジャー”として存在する環状グアノシン−3′,5′−モノリン酸(cG
MP)もしくは環状アデノシン−3′,5′−モノリン酸(cAMP)を加水分
解により切断する。ホスホジエステラーゼ5(PDE5)はヒト海綿体の組織中
でcGMP−特異的でありかつ支配的である。
とのできるイソ酵素系統群に属する。PDE−酵素は、多くの細胞中の“第2メ
ッセンジャー”として存在する環状グアノシン−3′,5′−モノリン酸(cG
MP)もしくは環状アデノシン−3′,5′−モノリン酸(cAMP)を加水分
解により切断する。ホスホジエステラーゼ5(PDE5)はヒト海綿体の組織中
でcGMP−特異的でありかつ支配的である。
【0009】
ヒト海綿体中のPDE5の抑制はNOにより誘発された細胞内cGMP−濃度
上昇に導く。海綿体の平滑筋の弛緩はこれと関連しており、その結果勃起が生じ
る。
上昇に導く。海綿体の平滑筋の弛緩はこれと関連しており、その結果勃起が生じ
る。
【0010】
こうして、DPE5の阻害物質は勃起性機能障害の症状のための治療薬として
好適である。
好適である。
【0011】
ヨーロッパ特許0400583号明細書は一般式
【0012】
【化4】
【0013】
[式中、7位または8位に関するAは窒素原子またはCHを表し、BおよびDは
窒素原子またはCHもしくは置換炭素原子を表し、基R、R1、R2は水素また
は種々の有機置換基を表す]のイミダゾキノキサリンに関する。この化合物に関
しては血管拡張作用が記載されている。
窒素原子またはCHもしくは置換炭素原子を表し、基R、R1、R2は水素また
は種々の有機置換基を表す]のイミダゾキノキサリンに関する。この化合物に関
しては血管拡張作用が記載されている。
【0014】
D.D.Davey等(J. Med. Chem. 34 (1991), 2671-2677)は種々のイミダゾ[1,
2−a]−キノキサリノンの他に式
2−a]−キノキサリノンの他に式
【0015】
【化5】
【0016】
の2種のイミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]ピラジノンを記載してお
り、一方は式中のR1=HおよびR2=C2H5であり、他方のものはR1=2
−メチルイミダゾロ−およびR2=CH3である。両方の化合物はプラスの変力
作用を有するPDE3阻害物質として特徴付けられている。
り、一方は式中のR1=HおよびR2=C2H5であり、他方のものはR1=2
−メチルイミダゾロ−およびR2=CH3である。両方の化合物はプラスの変力
作用を有するPDE3阻害物質として特徴付けられている。
【0017】
特許出願WO93/20077は一般式
【0018】
【化6】
【0019】
[式中、Aは環中に窒素原子2または3個を有する5員−ヘテロ環を表し、R1
はNO2またはCF3であってよく、Xは4個までの鎖構成員を有する1部窒素
原子を有する種々の連鎖を表す]のイミダゾキノキサリノンに関する。この化合
物は向精神作用並びに抗虚血性作用を有するグルタミン酸−レセプターアンタゴ
ニストとして記載されている。
原子を有する種々の連鎖を表す]のイミダゾキノキサリノンに関する。この化合
物は向精神作用並びに抗虚血性作用を有するグルタミン酸−レセプターアンタゴ
ニストとして記載されている。
【0020】
特許出願DE19902082号明細書は式
【0021】
【化7】
【0022】
のイミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノンを記載しており、
これはPDE5の阻害物質である。5位が非置換であるこの化合物に関しては、
勃起性機能障害の治療のための治療薬としての使用が請求されている。特許出願
DE19961302号明細書によれば、これらの化合物の幾つかはPDE3お
よびPDE5の二重の阻害物質である。この化合物に関しては種々の心臓および
循環系疾患における治療薬としての使用も請求されている。
これはPDE5の阻害物質である。5位が非置換であるこの化合物に関しては、
勃起性機能障害の治療のための治療薬としての使用が請求されている。特許出願
DE19961302号明細書によれば、これらの化合物の幾つかはPDE3お
よびPDE5の二重の阻害物質である。この化合物に関しては種々の心臓および
循環系疾患における治療薬としての使用も請求されている。
【0023】
特許DE19510965中には式
【0024】
【化8】
【0025】
のピリド[3,2−e]−ピラジノンが請求されている。これにはイミダゾ[1,
5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノンも属する。この請求された物質群
に関しては抗喘息性および抗アレルギー性特性が記載されている。
5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノンも属する。この請求された物質群
に関しては抗喘息性および抗アレルギー性特性が記載されている。
【0026】
本発明に関する記載
本発明は式1
【0027】
【化9】
【0028】
[式中、R1、R2、R4は同一または異なっていてよく、直鎖または分枝鎖で
あってよい−C1〜C4−アルキル基を表し、 R3は−CH2−Aを表し、かつ Aは − シクロヘキシル基、 − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子6〜10個を有するモノまたはビシ
クロ芳香族炭化水素、または − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子3〜10個およびヘテロ原子、有利
にはN、SまたはO、1〜4個を有するモノまたはビシクロ複素芳香族炭化水素
を表してよい]のピリド[3,2−e]−ピラジノンに関する。
あってよい−C1〜C4−アルキル基を表し、 R3は−CH2−Aを表し、かつ Aは − シクロヘキシル基、 − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子6〜10個を有するモノまたはビシ
クロ芳香族炭化水素、または − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子3〜10個およびヘテロ原子、有利
にはN、SまたはO、1〜4個を有するモノまたはビシクロ複素芳香族炭化水素
を表してよい]のピリド[3,2−e]−ピラジノンに関する。
【0029】
本発明の主要な構成部分は、式1の本発明による化合物が、勃起性機能障害の
処置のための治療薬としての本発明の使用のための主な構造的前提条件として9
位に窒素原子を有しているということである。
処置のための治療薬としての本発明の使用のための主な構造的前提条件として9
位に窒素原子を有しているということである。
【0030】
本発明は式1の化合物の生理学的に認容性の塩にも関し、この塩は無機または
有機酸で塩基を中和することによりもしくは無機または有機塩基で酸を中和する
ことにより、もしくは三級アミンを四級アミン塩に四級化することにより獲得す
ることができる。本発明による式1の化合物は、すでに従来技術において記載し
た、特許DE19510965号明細書から公知である。そこにはピリド[3,
2−e]−ピラジノンがPDE4およびPDE5の二重阻害物質として特徴付け
られており、これにより抗喘息剤もしくは抗アレルギー薬として記載された使用
も根拠づけられている。
有機酸で塩基を中和することによりもしくは無機または有機塩基で酸を中和する
ことにより、もしくは三級アミンを四級アミン塩に四級化することにより獲得す
ることができる。本発明による式1の化合物は、すでに従来技術において記載し
た、特許DE19510965号明細書から公知である。そこにはピリド[3,
2−e]−ピラジノンがPDE4およびPDE5の二重阻害物質として特徴付け
られており、これにより抗喘息剤もしくは抗アレルギー薬として記載された使用
も根拠づけられている。
【0031】
式中Aがシクロヘキシル基を表し、R1、R2およびR4が記載された意味を
有する式1の化合物は新規である。
有する式1の化合物は新規である。
【0032】
本発明による式1の化合物は、PDE5に対するその阻害作用により特に際立
っている、ということを特徴とする。式1の本発明の化合物は、この作用原理に
より、勃起性機能障害の処置のための治療薬として使用するために特に好適であ
る。
っている、ということを特徴とする。式1の本発明の化合物は、この作用原理に
より、勃起性機能障害の処置のための治療薬として使用するために特に好適であ
る。
【0033】
本発明による化合物の特別な利点は、この化合物がヒトの組織において高い選
択性でcGMP濃度に影響を与えるが、cAMP濃度に対しては影響を与えない
ということである。このことは心臓のヒト組織に関してもまたはペニスのヒト組
織に関しても示された。この選択性で心臓−循環副作用の危険を最少にすること
ができる。cGMP選択性に関しては本発明による化合物は標準的な治療薬であ
るシルデナフィルに対して優れている。
択性でcGMP濃度に影響を与えるが、cAMP濃度に対しては影響を与えない
ということである。このことは心臓のヒト組織に関してもまたはペニスのヒト組
織に関しても示された。この選択性で心臓−循環副作用の危険を最少にすること
ができる。cGMP選択性に関しては本発明による化合物は標準的な治療薬であ
るシルデナフィルに対して優れている。
【0034】
本発明による式1の化合物は全身性、例えば静脈内、筋内、皮下で適用しても
、または経口、バッカルまたは舌下で適用してもよい。局所適用、例えば吸入ま
たは鼻腔内でも同様に可能である。
、または経口、バッカルまたは舌下で適用してもよい。局所適用、例えば吸入ま
たは鼻腔内でも同様に可能である。
【0035】
性交の前に該化合物5〜200mgを経口適用することは、有利な治療法であ
る。
る。
【0036】
常用の生理学的に認容性の担体および/または希釈剤もしくは助剤と共に、本
発明による式1の化合物1種以上を含有する医薬品およびこの医薬品の製法は同
様に本発明の構成部分である。
発明による式1の化合物1種以上を含有する医薬品およびこの医薬品の製法は同
様に本発明の構成部分である。
【0037】
本発明による式1の化合物および本発明による式1の化合物を含有する医薬品
は単独で、または相互に組み合わせて使用することもできる。
は単独で、または相互に組み合わせて使用することもできる。
【0038】
雄の哺乳動物の勃起性機能障害の予防および治療のための獣医学的治療薬とし
て本発明による化合物を使用することができる、ということは更に本発明の構成
部分である。該化合物の投与、適用法および製薬学的賦形は種の違いおよび獣医
学的プラクシスの必要に応じて行われる。
て本発明による化合物を使用することができる、ということは更に本発明の構成
部分である。該化合物の投与、適用法および製薬学的賦形は種の違いおよび獣医
学的プラクシスの必要に応じて行われる。
【0039】
実施例
勃起性機能障害の治療のための本発明による作用物質として使用することので
きる式1の化合物のうちの、以下の例を実施する:
きる式1の化合物のうちの、以下の例を実施する:
【0040】
【化10】
【0041】
【表1】
【0042】
本発明による化合物はホスホジエステラーゼ5の強力な阻害物質である。その
治療能力はインビトロで、例えばラットの繊維芽細胞中の細胞内cGMP濃度へ
のNOの作用の強化、ヒト組織中のcAMP濃度およびcGMP濃度への影響の
選択性、およびヒト海綿体の弛緩により証明される。
治療能力はインビトロで、例えばラットの繊維芽細胞中の細胞内cGMP濃度へ
のNOの作用の強化、ヒト組織中のcAMP濃度およびcGMP濃度への影響の
選択性、およびヒト海綿体の弛緩により証明される。
【0043】
ホスホジエステラーゼ5の阻害
PDE5活性をヒト血小板からの酵素プレパラート中で測定する。ヒト血液は
クエン酸で抗凝固した。室温で20分間700×gで行う遠心分離により、上澄
み中の血小板の多い血漿を赤血球および白血球から分離する。血小板を超音波に
より溶解させ、PDE5アッセイに使用する。ホスホジエステラーゼ−活性を、
Thompson等により記載された方法により、いくらか変更して測定した。(Thomps
on, W.J. ; Appleman, M.M., Assey of cyclic nucleotide phosphodiesterase
and resolution of multiple molecular forms of the enzyme. Adv. Cycl. Nuc
l. Res. 1979, 10, 69-92)。反応混合物は50mM Tris−HCl(pH7
.4)、5mM MgCl2、可変の濃度の阻害物質、酵素プレパラート並びに個
々のイソ酵素PDE5を把握するために必要なその他の成分(以下参照)を含有
する。基質0.5μM[3H]−cGMP(約6000CPM/テスト)の添加
により、反応を開始する。最終体積は100mlである。テスト物質をDMSO
中の菌株溶液として添加する。反応混合物中のDMSO濃度は1%v/vである
。このDMSO濃度においてはPDE5活性は影響を受けない。基質添加による
反応の開始後、試料を37℃に30分間インキュベートする。テスト管を110
℃に2分間加熱することにより反応を中止する。この試料を更に10分間氷中に
保持した。5′−ヌクレオチダーゼ(1mg/ml、ガラガラヘビ属adamanteus
からのヘビ毒懸濁液から)30μlの添加後に、37℃で10分間インキュベー
トを行う。試料を氷上で中止し、ダウエックス−水−エタノール(1+1+1)
からなる混合物400μlを添加し、十分に混合し、再び氷上で15分間インキ
ュベートする。反応容器を20分間3000×gで遠心分離する。上澄みの分割
量200μlを直接シンチレーション容器に移す。シンチレーター3mlの添加
後、試料をベータカウンター中で測定する。PDE5の測定の際に、それぞれ非
特異的な酵素活性をIBMX100μMの存在下に測定し、テスト値から差し引
く。
クエン酸で抗凝固した。室温で20分間700×gで行う遠心分離により、上澄
み中の血小板の多い血漿を赤血球および白血球から分離する。血小板を超音波に
より溶解させ、PDE5アッセイに使用する。ホスホジエステラーゼ−活性を、
Thompson等により記載された方法により、いくらか変更して測定した。(Thomps
on, W.J. ; Appleman, M.M., Assey of cyclic nucleotide phosphodiesterase
and resolution of multiple molecular forms of the enzyme. Adv. Cycl. Nuc
l. Res. 1979, 10, 69-92)。反応混合物は50mM Tris−HCl(pH7
.4)、5mM MgCl2、可変の濃度の阻害物質、酵素プレパラート並びに個
々のイソ酵素PDE5を把握するために必要なその他の成分(以下参照)を含有
する。基質0.5μM[3H]−cGMP(約6000CPM/テスト)の添加
により、反応を開始する。最終体積は100mlである。テスト物質をDMSO
中の菌株溶液として添加する。反応混合物中のDMSO濃度は1%v/vである
。このDMSO濃度においてはPDE5活性は影響を受けない。基質添加による
反応の開始後、試料を37℃に30分間インキュベートする。テスト管を110
℃に2分間加熱することにより反応を中止する。この試料を更に10分間氷中に
保持した。5′−ヌクレオチダーゼ(1mg/ml、ガラガラヘビ属adamanteus
からのヘビ毒懸濁液から)30μlの添加後に、37℃で10分間インキュベー
トを行う。試料を氷上で中止し、ダウエックス−水−エタノール(1+1+1)
からなる混合物400μlを添加し、十分に混合し、再び氷上で15分間インキ
ュベートする。反応容器を20分間3000×gで遠心分離する。上澄みの分割
量200μlを直接シンチレーション容器に移す。シンチレーター3mlの添加
後、試料をベータカウンター中で測定する。PDE5の測定の際に、それぞれ非
特異的な酵素活性をIBMX100μMの存在下に測定し、テスト値から差し引
く。
【0044】
本発明による化合物に関してはホスホジエステラーゼ5の阻害に関して、10 - 9
〜10- 6Mの範囲でIC50−値を測定した。選択した実施例に関して以下
の値が測定された。
の値が測定された。
【0045】
【表2】
【0046】
繊維芽細胞中のNO−生産の誘発(ラット)
NOの細胞内cGMP濃度へのNOの作用の影響を調べるために、ラットの胎
児肺−繊維芽細胞(Rat fetal lung fibroblast cells (RFL-6))は好適な培地
を形成する(Ishii等、1991)。基礎となる機構は海綿体中の平滑な血管筋肉へ
の伝達可能性である。
児肺−繊維芽細胞(Rat fetal lung fibroblast cells (RFL-6))は好適な培地
を形成する(Ishii等、1991)。基礎となる機構は海綿体中の平滑な血管筋肉へ
の伝達可能性である。
【0047】
本発明による化合物は、濃度に依存して、NOドナーであるS−ニトロソ−N
−アセチル−D,L−ペニシラミンにより誘発された細胞内cGMP濃度の上昇
を強化する。
−アセチル−D,L−ペニシラミンにより誘発された細胞内cGMP濃度の上昇
を強化する。
【0048】
こうして、化合物13は例えば0.10μモル/lの濃度で明らかに細胞内c
GMP濃度の上昇を誘発する。化合物13の作用効果は非特異的なPDE−阻害
物質である3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX)の使用により達
せられたより1000倍強力である。
GMP濃度の上昇を誘発する。化合物13の作用効果は非特異的なPDE−阻害
物質である3−イソブチル−1−メチルキサンチン(IBMX)の使用により達
せられたより1000倍強力である。
【0049】
ヒト組織中のcAMP濃度およびcGMP濃度への影響
PDE5阻害物質のcAMP濃度への影響に比較して、cGMP濃度への影響
の選択性は物質の可能な副作用、特に心臓循環系に関しての副作用に関する示唆
を与える。ヒト心房およびヒト海綿体の帯状切片を濃度1.0μモル/lのテス
ト化合物と10分間インキュベートする。プレパラートを液体窒素で凍結し、生
じた環状ヌクレオチドの濃度を測定する。
の選択性は物質の可能な副作用、特に心臓循環系に関しての副作用に関する示唆
を与える。ヒト心房およびヒト海綿体の帯状切片を濃度1.0μモル/lのテス
ト化合物と10分間インキュベートする。プレパラートを液体窒素で凍結し、生
じた環状ヌクレオチドの濃度を測定する。
【0050】
本発明による化合物は両方の組織中でcGMP濃度に選択的に影響を与える。
例えば、化合物11によりヒト心房組織においてcGMP濃度は247%上昇し
、これに対しcAMP濃度は僅かに11%上昇する。ヒト海綿体組織においては
化合物11によりcGMP濃度は214%上昇し、これに対してcAMP濃度は
80%のみ上昇する。この選択性に関しては本発明による化合物は標準的な治療
薬シルデナフィルより優れている。シルデナフィルによりヒト心房組織において
cGMP濃度は147%上昇し、同時にcAMP濃度は240%上昇する。ヒト
海綿体組織においてはシルデナフィルによりcGMP濃度は僅かに15%上昇し
、これに対してcAMP濃度は238%上昇する。
例えば、化合物11によりヒト心房組織においてcGMP濃度は247%上昇し
、これに対しcAMP濃度は僅かに11%上昇する。ヒト海綿体組織においては
化合物11によりcGMP濃度は214%上昇し、これに対してcAMP濃度は
80%のみ上昇する。この選択性に関しては本発明による化合物は標準的な治療
薬シルデナフィルより優れている。シルデナフィルによりヒト心房組織において
cGMP濃度は147%上昇し、同時にcAMP濃度は240%上昇する。ヒト
海綿体組織においてはシルデナフィルによりcGMP濃度は僅かに15%上昇し
、これに対してcAMP濃度は238%上昇する。
【0051】
インビトロでのヒト海綿体の弛緩
ヒト海綿体の帯状切片を器官浴中でノルアドレナリンで前収縮する。テスト化
合物に関して、濃度に依存する弛緩作用を調べた。本発明による化合物は濃度に
応じて、ノルアドレナリンで前収縮した海綿体帯状切片に弛緩的に作用する。こ
うして、例えば化合物13に関して0.15μモル/lのEC50−値が判明し
た。
合物に関して、濃度に依存する弛緩作用を調べた。本発明による化合物は濃度に
応じて、ノルアドレナリンで前収縮した海綿体帯状切片に弛緩的に作用する。こ
うして、例えば化合物13に関して0.15μモル/lのEC50−値が判明し
た。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成14年3月20日(2002.3.20)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】
[式中、R1、R2、R4は同一または異なっていてよく、直鎖または分枝鎖で
あってよい−C1〜C4−アルキル基を表し、 R3は−CH2−Aを表し、かつ Aはシクロヘキシル基を表す]のイミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]
−ピラジノン。
あってよい−C1〜C4−アルキル基を表し、 R3は−CH2−Aを表し、かつ Aはシクロヘキシル基を表す]のイミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]
−ピラジノン。
【化2】
[式中、R1、R2、R4は同一または異なっていてよく、直鎖または分枝鎖で
あってよい−C1〜C4−アルキル基を表し、 R3は−CH2−Aを表し、かつ Aは − シクロヘキシル基、 − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子6〜10個を有するモノまたはビシ
クロ芳香族炭化水素、または − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子3〜10個およびヘテロ原子、有利
にはN、SまたはO、1〜4個を有するモノまたはビシクロ複素芳香族炭化水素
を表す]のイミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノンの使用。
あってよい−C1〜C4−アルキル基を表し、 R3は−CH2−Aを表し、かつ Aは − シクロヘキシル基、 − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子6〜10個を有するモノまたはビシ
クロ芳香族炭化水素、または − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子3〜10個およびヘテロ原子、有利
にはN、SまたはO、1〜4個を有するモノまたはビシクロ複素芳香族炭化水素
を表す]のイミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノンの使用。
【請求項10】 勃起性機能障害の治療の際の、cGMP濃度への選択的影 響のための請求項2から4、8および9のいずれか1項記載の使用
。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY,
DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I
T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),EA(AM
,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM)
,AU,BG,BR,BY,CN,CZ,EE,GE,
HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KG,K
R,KZ,LT,LV,MK,MX,NO,NZ,PL
,RO,RU,SG,SI,SK,TR,UA,UZ,
YU,ZA
(72)発明者 シュテファン スツェレニュイ
ドイツ連邦共和国 シュヴァイク ヘンデ
ルシュトラーセ 32
(72)発明者 トーマス クローンバッハ
ドイツ連邦共和国 ラーデボイル エルプ
シュトラーセ 3ベー
Fターム(参考) 4C065 AA04 BB06 CC06 DD04 EE03
HH01 JJ03 KK02 LL04 PP04
4C086 AA01 AA02 AA03 CB05 MA01
MA04 ZA81
Claims (9)
- 【請求項1】 式1 【化1】 [式中、R1、R2、R4は同一または異なっていてよく、直鎖または分枝鎖で
あってよい−C1〜C4−アルキル基を表し、 R3は−CH2−Aを表し、かつ Aはシクロヘキシル基を表す]のイミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]
−ピラジノン。 - 【請求項2】 勃起性機能障害(インポテンツ)を治療するための医薬品を
製造するための治療有効物質としての、式1 【化2】 [式中、R1、R2、R4は同一または異なっていてよく、直鎖または分枝鎖で
あってよい−C1〜C4−アルキル基を表し、 R3は−CH2−Aを表し、かつ Aは − シクロヘキシル基、 − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子6〜10個を有するモノまたはビシ
クロ芳香族炭化水素、または − −F、−Cl、−Br、−NO2、−OH、−OCH3、−CH3または−
CN1つ以上で置換されていてよい炭素原子3〜10個およびヘテロ原子、有利
にはN、SまたはO、1〜4個を有するモノまたはビシクロ複素芳香族炭化水素
を表す]のイミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノンの使用。 - 【請求項3】 塩基の無機または有機酸での中和を、もしくは酸の無機また
は有機塩基での中和を、もしくは三級アミンの四級アンモニウム塩への四級化を
特徴とする、請求項2記載の式1の化合物の生理学的に認容性の塩の、勃起性機
能障害(インポテンツ)を治療するための医薬品を製造するための治療有効物質
としての使用。 - 【請求項4】 請求項1から3までのいずれか1項記載の式1による化合物
のうちの、特に以下の化合物: 5−シクロヘキシル−1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−イミダゾ[1,
5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−ベンジル−1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−イミダゾ[1,5−a
]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−ベンジル−8−エトキシ−1−エチル−3−メチル−イミダゾ[1,5−a
]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−ベンジル−8−エトキシ−1,3−ジエチル−イミダゾ[1,5−a]−ピリ
ド[3,2−e]−ピラジノン; 1−エチル−5−(2−フルオロベンジル)−8−メトキシ−3−メチル−イミ
ダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−(2−クロロベンジル)−1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−イミダ
ゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 1−エチル−8−メトキシ−5−(4−メトキシベンジル)−3−メチル−イミ
ダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 1−エチル−5−(4−フルオロベンジル)−8−メトキシ−3−メチル−イミ
ダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−(4−クロロベンジル)−1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−イミダ
ゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−(2,6−ジクロロベンジル)−1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−
イミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−(2−クロロ−6−フルオロベンジル)−1−エチル−8−メトキシ−3−
メチル−イミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−(2,6−ジフルオロベンジル)−1−エチル−8−メトキシ−3−メチル
−イミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−5−(2,3,6−トリフルオロベンジ
ル)−イミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−(2−クロロ−6−フルオロベンジル)−8−メトキシ−3−メチル−1−
プロピル−イミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−(2,6−ジフルオロベンジル)−8−メトキシ−3−メチル−1−プロピ
ル−イミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 8−メトキシ−3−メチル−1−プロピル−5−(2,3,6−トリフルオロベン
ジル)−イミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 5−[(3,5−ジメチルイソキサゾール−4−イル)−メチル]−1−エチル
−8−メトキシ−3−メチル−イミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−
ピラジノン; 1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−5−(4−ピリジルメチル)−イミダ
ゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン; 1−エチル−8−メトキシ−3−メチル−5−(4−ピリジルメチル)−イミダ
ゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノン−塩酸塩; 5−[(2,6−ジクロロピリジ−4−イル)−メチル]−1−エチル−8−メ
トキシ−3−メチル−イミダゾ[1,5−a]−ピリド[3,2−e]−ピラジノ
ン のうちの1つの化合物。 - 【請求項5】 慣用の生理学的に認容性の担体および/または希釈剤もしく
は助剤と共に、請求項1から4までのいずれか1項記載の化合物を1種以上含有
する医薬品。 - 【請求項6】 請求項1から4までのいずれか1項記載の化合物1種以上を
慣用の薬学的担持物質および/または希釈剤もしくはその他の助剤と共に薬学的
製剤に加工するかまたは治療に適用可能な形にすることを特徴とする、請求項5
記載の医薬品の製法。 - 【請求項7】 請求項1から4に記載の一般式1の化合物および/または請
求項5および6記載の薬学的製剤の、単独でまたは相互に組み合わせて、または
担持物質および/または希釈剤もしくはその他の助剤と組み合わせての使用。 - 【請求項8】 請求項5記載の勃起性機能障害(インポテンツ)の治療のた
めの医薬品、特に有利には経口、腸管外、バッカル、静脈内、筋内、皮下、吸入
、鼻腔内または舌下適用による治療のための医薬品、の製造のための治療有効物
質としての請求項1から4までのいずれか1項記載の化合物の使用。 - 【請求項9】 雄の哺乳動物における勃起性機能障害の予防および治療のた
めの獣医学的治療薬としての請求項1から4までのいずれか1項記載の化合物の
使用。
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