JP2003527069A - セファロスポリンのinvivo製造の改善 - Google Patents
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Abstract
Description
は、遺伝的に改変したホスト生物を用いるセファロスポリンの製造、そのように
改変したホスト生物、およびその中で使用するDNAに関する。さらに、本発明
は前記ホスト生物のリコンビナントDNAから発現される改変酵素に関する。
床使用歴をもつ。このグループの中で重要なものはペニシリン系およびセファロ
スポリン系である。これらの化合物は、それぞれ例えばペニシリウム・クリソゲ
ヌム(Penicillium chrysogenum)およびアクレモニウム・クリソゲヌム(Acremon
ium chrysogenum)のような糸状菌によって天然に産生される。 古典的菌株改造技術の結果として、P.クリソゲヌムおよびA.クリソゲヌム
の抗生物質産生レベルは、ここ数十年で劇的に増加した。ペニシリンおよびセフ
ァロスポリンを生じる生合成経路に関する情報の増加およびリコンビナントDN
A技術の到来によって、産生株改造およびこれらの化合物のin vivo誘導のため
の新規なツールが利用可能になった。
伝子がクローニングされた。これらは以下の文献で見出される:Ingolia & Quee
ner, Med. Res. Rev. 9:245-264(1989)(生合成経路と酵素について);Aharon
owitz, Cohen & Martin, Ann. Rev. Microbiol. 46:461-495(1992)(遺伝子のク
ローニングについて)。 P.クリソゲヌムのペニシリン生合成における最初の2つの工程は、3つのア
ミノ酸、(L−5−アミノ−5−カルボキシペンタン酸(L−α−アミノアジピ
ン酸)(A)、L−システイン(C)およびL−バリン(V)のトリペプチドL
LD−ACVへの縮合、それに続くこのペプチドの環状化からイソペニシリンN
の生成である。この化合物は典型的なβ−ラクタム構造を含んでいる。 第三の工程は、アシルトランスフェラーゼ酵素の作用によるL−5−アミノ−
5−カルボキシペンタン酸の親水性側鎖の疎水性側鎖による交換を伴う。アシル
トランスフェラーゼによって仲介される酵素的交換作用は、EP−A−0448
180号で記載されたように細胞小器官(ミクロボディー)の内部で発生する。
、いくつかのセファロスポリン(例えばセファレキシン)は、多数の化学的変換
によってペニシリンから製造されるからである。別の理由は、これまでのところ
はD−5−アミノ−5−カルボキシペンタノイル側鎖をもつセファロスポリンの
みが醗酵による変換に供することができるということである。この場合にはるか
に重要な出発物質であるセファロスポリンCはいずれのpHでも水への溶解性が
非常に高く、したがって手間がかかり高価なカラム技術を用いる長々とした費用
のかかる単離工程を必要とする。このようにして得られたセファロスポリンCは
、多数の化学的および酵素的変換によって治療に使用されるセファロスポリンに
変換されねばならない。
Gの拡張と誘導に至る複雑な化学的工程を必要とする。7−ADCAを製造する
ために必要な化学的工程の1つは、5員環ペニシリン環構造の6員環セファロス
ポリン環構造への拡張を必要とする(例えばUS4003894号を参照された
い)。この複雑な化学的処理工程は高価でもあり、環境に有害でもある。 結果として、そのような化学的プロセスを酵素反応、例えば酵素触媒反応、好
ましくはin vivoプロセスで置き換えることが渇望される。化学的拡張プロセス
を酵素的およびin vivoプロセスで置き換えるために不可欠なものは、セファロ
スポリン生合成経路における中心的酵素、デスアセトキシセファロスポリンCシ
ンセターゼ(DAOCS)(または"エクスパンダーゼ"と称される)である。
のエクスパンダーゼ酵素は、いくつかの事例でペニシリン環拡張を遂行すること
が判明した。P.クリソゲヌムに導入されたとき、文献に報告されたように(Ca
ntwell et al., Proc. R. Soc. Lond. B. 248:283-289(1992))、それはin vivo
でペニシリン環構造をセファロスポリン環構造に変換させることができる。エク
スパンダーゼ酵素は、その対応する遺伝子(cefE)と同様に、生化学的にも
機能的にも性状がよく調べられた(EP−A−0366354号)。cefE遺
伝子(EP−A−0341892号)、DNA配列およびcefEによるP.ク
リソゲヌムの形質転換実験もともに報告された。
ンス(Nocardia lactamdurans)(以前はストレプトミセス・ラクタムデュランス
(Streptomyces lactamdurans))および真菌のアクレモニウム・クリソゲヌム(
以前にはセファロスポリウム・アクレモニウム(Cephalosporium acremonium))
である。セファロスポリニウム由来のエクスパンダーゼは二機能性酵素で、エク
スパンダーゼ活性(環拡張)および3−ヒドロキシル化活性を有する。この酵素
の生化学的特性およびその遺伝子のDNA配列はともに報告されている(それぞ
れCortes et al., J. Gen. Microbiol. 133:3165-3174(1987); Coque et al.,
Mol. Gen. Genet. 236:453-458(1993))。
環ジヒドロチアジン環に拡張するので、本酵素は前記の化学的プロセスの環拡張
工程を代替する論理的候補物質であろう。残念なことに、この酵素はセファロス
ポリン生合成経路のペニシリンN中間体に作用するが、P.クリソゲヌムによっ
て産生される容易に入手できる安価な(ペニシリンVまたはペニシリンGのよう
な)ペニシリンとは作用しないかまたは比較的効率が悪い。ペニシリンNは市販
されておらず、さらに拡張されたときでも、そのD−5−アミノ−5−カルボキ
シペンタノイル側鎖はペニシリンアシラーゼで容易に除去することができない。
7−ADCA誘導体に拡張することができることが最近見出された。これらの側
鎖には、アジペート(5−カルボキシル−ペンタン酸)および種々の他の化合物
が含まれる。エクスパンダーゼのこの特性は、EP−A−0532341号で開
示されたように、ペニシリウム・クリソゲヌムでのアジポイル−7−ADCAの
in vivo製造のためのプロセスで利用された。ペニシリウム・クリソゲヌム株は
ストレプトミセス・クラブリゲルスのエクスパンダーゼで形質転換され、これら
の形質転換体にアジピン酸が供給されたときアジポイル−6−アミノペニシラン
酸(アジポイル−6−APA)が生成される。その後、アジポイル−6−APA
はアジポイル−7−ADCAに"拡張"される。種々の他の7−アシル化セファロ
スポリンの製造は、WO95/04148号およびWO95/04149で開示
されている。WO95/04148号およびWO95/04149では、3'−
カルボキシメチルチオプロピオン酸および3,3'−チオジプロピオン酸の培地
への添加は、エクスパンダーゼの基質であるペニシリンを生成し、それぞれ2−
(カルボキシエチルチオ)アセチル−7−ADCAおよび3−(カルボキシメチ
ルチオ)プロピオニル−7−ADCAを生じることが開示されている。
の基質であるペニシリンNの拡張と比較して、これらの新規なペニシリンの拡張
はより低い効率で生じる。この知見は、アジポイル−ペニシラン酸に対する活性
を改変することを目的とするエクスパンダーゼ改造の根拠であった。突然変異エ
クスパンダーゼの利用はWO98/02551号で開示された。
鎖による交換は、アシルトランスフェラーゼが局在するミクロボディーで発生す
る。ペニシリンの最適拡張のために、好ましいエクスパンダーゼの分布はしたが
ってミクロボディ−内であると考えられる。これは、エクスパンダーゼの基質が
ミクロボディーで産生されると考えられている事実に基づくだけでなく、ミクロ
ボディーでは、エクスパンダーゼがプロテアーゼによる分解からより保護され易
いはずであるという予想によるものである。これは、酵素の製造にP.クリソゲ
ヌムを使用することに起因する既知の欠点である(例えば以下の文献を参照され
たい:Theilgaard et al., "Purification and characterization ofδ-(L-α-a
minoadipyl)-L-cysteinyl-D-valine synthetase from Penicillium chrysogenum
", Biochem. J. 327:185-191(1997))。
180で提唱された。例えば7ページの最後から2つめのパラグラフでは、エピ
メラーゼおよび好ましくはその後のセファロスポリン生合成酵素(アクレモニウ
ム・クリソゲヌムのエクスパンダーゼ/ヒドロキシラーゼまたはストレプトミセ
ス種のエクスパンダーゼのようなもの)を局在させて、ペニシリウム・クリソゲ
ヌムでセファロスポリンまたは中間体の産生効率を改善することが提唱されてい
る。さらにまた、アシルトランスフェラーゼ(アシル−6−APAの側鎖の除去
に必要な酵素)のミクロボディー指向シグナルの除去はペニシリン産生を全体的
に破壊することが示されている。このことは、基質の分布だけが理由でないとし
ても少なくとも安定性の理由から、β−ラクタム産生に必要な酵素はミクロボデ
ィーに局在するはずであるということを強く示唆している。
ト細胞、並びに高収量のアシル化セファロスポリンのin vivo産生のためにその
ようなホスト細胞およびその培養を利用する改善方法を提供する。本発明にした
がえば、(ペルオキシゾームまたはミクロボディーでもしくはその中で主として
分布するのとは異なって)もっぱらホスト細胞のサイトゾルに局在するエクスパ
ンダーゼ活性を有する酵素を含むホスト細胞が提供される。
Aフラグメントを提供する。前記DNAフラグメントのペニシリウム・クリソゲ
ヌムホストでの発現後に、このエクスパンダーゼは前記ペニシリウムホストのサ
イトゾルでもっぱら見出される。改変エクスパンダーゼをコードするそのような
DNAフラグメントは、例えばノカルディア・ラクタムデュランス(Nocardia l
actamdurans)(以前はストレプトミセス・ラクタムデュランス)および真菌アク
レモニウム・クリソゲヌム(Acremonium chrysogenum)および他の関連(すなわ
ちセファロスポリン/セファマイシン産生)微生物で見出されるエクスパンダー
ゼをコードするDNAを改変することによって入手できる。
っぱら局在する改変エクスパンダーゼをコードする単離DNAフラグメントを提
供する。本発明の好ましい実施態様では、そのようなDNAフラグメントは、エ
クスパンダーゼをコードするストレプトミセス・クラブリゲルスのDNAから入
手できる。これを改変して、ホストのペニシリウム・クリソゲヌムで発現させた
場合このペニシリウムホストのサイトゾルでもっぱら見出されるエクスパンダー
ゼをコードするDNAフラグメントを得ることができる。
伝子組換え技術によるクローニングを含むが、好ましくは、前記エクスパンダー
ゼのミクロボディーまたはペルオキシゾーム指向シグナルをコードする配列の遺
伝子組換えによる改変を含む。改変は、エクスパンダーゼをコードする核酸配列
、好ましくは前記エクスパンダーゼのカルボキシ末端のアミノ酸配列をコードす
る配列のシングル変異またはマルチ変異(例えば欠失、挿入、または倒置)を含
むことができる。
は非糸状菌酵母で比較的よく研究されてきた。これらの生物では、ペルオキシゾ
ームまたはミクロボディーに向かう蛋白質は一般にC−末端の標的指向配列を含
む。そのアミノ酸配列は一般にS(セリン)K(リジン)L(ロイシン)である
か、より一般的にはS/C/A/−K/H/R−Lである。そのような標的指向
配列は、少なくとも同種系では蛋白質(例えば酵素)をミクロボディー(前記蛋
白質の最終的な存在場所である)へ輸送するために必要なシグナルを提供する。
たはミクロボディーへの蛋白質の指向は相対的にあまり研究されておらず、さら
に、酵母または真菌のような生物がホスト細胞として異種蛋白質の翻訳または場
合によってその発現に用いられる異種系での蛋白質の標的指向についてはほとん
ど判明していない。これは、特に異種蛋白質が原核生物(例えば細菌)に由来す
る場合の事例である。なぜならば、細菌はペルオキシゾームまたはミクロボディ
ーのような細胞小器官をもたず、したがって同種系のペルオキシゾーム指向シグ
ナルを利用しないからである。一般には、異種発現蛋白質または酵素がそのホス
トで十分に機能するためには、対応する標的指向シグナルは、相応の細胞内局在
場所を見つけるためにホストが用いるシグナルと少なくとも類似していなければ
ならないと考えられる。
リン−リジン−アラニン)を含み、この配列は、前記蛋白質が異種系の真核ホス
トで発現される場合、ペルオキシゾーム指向配列として機能するらしい。例えば
、S.クラブリゲルスエクスパンダーゼで形質転換されたペニシリウム・クリソ
ゲヌム株は(例えばEP0532341A1号で考察されたように)、対応する
エクスパンダーゼのペルオキシゾーム内の分布を示す。
えによってペニシリウム・クリソゲヌムで産生させたときもっぱらミクロボディ
ーに蓄積することが分かった。前記の3アミノ酸配列、Ser−Lys−Ala
は、明らかにペニシリウム・クリソゲヌムでミクロボディー指向シグナルとして
機能する。ただし、それは、酵母のミクロボディー指向シグナルのためのコンセ
ンサス配列とはいくぶん外れている。
べきシグナルと同様に)S.クラブリゲルスのエクスパンダーゼのカルボキシ末
端について操作したとき、またはセファロスポリン・アクレモニウムのエクスパ
ンダーゼ/ヒドロラーゼについての同様な操作に対して、付加された種々のカル
ボキシ末端アミノ酸配列に関係なくペルオキシゾーム内に局在する傾向には変化
は生じなかった。(Verbung et al., P.35, page 108, "7th Int. Symp. Gen. I
ndustr. Microorg. 26 June-1 July, 1994, Montreal Canada)。
記酵素を少なくとも優先的に異種ペニシリウム・クリソゲヌムホスト細胞のミク
ロボディー内に局在させる。しかしながら、本発明の実施態様の1つでは、本発
明は、ミクロボディー内の局在傾向を変化させホストのサイトゾルにもっぱら前
記エクスパンダーゼを局在させるエクスパンダーゼの効果的改変を提供する。
−末端ペルオキシゾーム指向シグナル(PTS)によって支配され、前記PTS
の改変(N−末端改変であれ、C−末端改変であれ)は、ミクロボディーにおけ
るそのような局在を実質的に妨げる。そのような改変の例は、カルボキシ末端ト
リペプチドX1−X2−X3をコードするヌクレオチド配列における改変で、例
えば式中、X1はセリン、システインおよびアラニンから成る群から選ばれる1
つのアミノ酸で、X2はリジン、ヒスチジンおよびアルギニンから成る群から選
ばれる1つのアミノ酸で、X3はロイシンまたはアラニンである。そのようなト
リペプチド配列はまたSKL様ペプチドと称され、このシグナルの基本的な配列
は、最初の小型のアミノ酸、二番目の塩基性残基およびC−末端部の大型の非極
性残基である。本発明は、SKL様トリペプチドをコードする前記フラグメント
が、実質的に前記エクスパンダーゼがミクロボディーに局在するのを実質的に妨
げ、したがって前記異種細胞での発現に際して、エクスパンダーゼをもっぱらホ
スト細胞のサイトゾルに局在させるように改変または選別されたエクスパンダー
ゼをコードするDNAフラグメントを提供する。
スのエクスパンダーゼをコードするDNAから得られ、このDNAは最初セリン
−リジン−アラニンのカルボキシ末端トリペプチドをコードするヌクレオチド配
列を含むが、エクスパンダーゼがその発現に際してホスト細胞のサイトゾルにも
っぱら局在するように改変される。そのような改変は、セリン−リジン−アラニ
ンをコードする配列をセリン−リジン−アスパラギン酸をコードする配列に改変
させるか、または最後の位置のアミノ酸を欠失させるかもしくは例えば別の非疎
水性残基によって置換させて、特に本発明のDNAフラグメントにより実施され
る。
位置のアミノ酸が欠失もしくは非陽性荷電残基によって置換された改変を含む。 また別の改変はトリペプチドの最初の位置の欠失を含み、これは、このように
して改変された蛋白質の異種ホストでの輸送を変化させ、使用する異種細胞のサ
イトゾルに前記蛋白質を優先的に局在させる。 さらに他の改変は、これら3つのアミノ酸またはこれらカルボキシ末端アミノ
酸をコードするコドンの組合せのいずれかの欠失または改変を含む。
ぺプチド配列SKAの、通常の組換えDNA技術を用いた意図的な改変(または
上記で説明したその機能的変種)は、異種発現酵素をミクロボディーよりもむし
ろホスト細胞のサイトゾルにもっぱら蓄積させることが一方で判明した。
発現されたとき前記ホストのサイトゾルにもっぱら局在するエクスパンダーゼの
ような酵素を含む微生物を発見することは今や可能である。上記の特定標的指向
配列から逸脱したC−末端配列をもつ特に蛋白質または酵素は、サイトゾル分布
について検査し、セファロスポリン産生の収量改善で今後使用するために選別す
るべき候補蛋白質であろう。個々の実施態様では、本発明は、ペニシリウム・ク
リソゲヌムホスト細胞での発現に際してサイトゾルにもっぱら局在し、それによ
ってミクロボディーでまたはミクロボディー内で該当する酵素を発現するホスト
細胞のセファロスポリン収量を改善するエクスパンダーゼをコードするヌクレオ
チド配列を提供する。
であるようである。本発明によって提供されるエクスパンダーゼは、ペニシリン
を(天然に存在しない側鎖をもつペニシリンでさえも(例えばEP972011
96.9号およびEP97201197.9号を参照されたい))対応する7−A
DCA誘導体に拡張することができる。
離DNAフラグメントを提供する。このフラグメントはさらに、真核ホスト細胞
で前記DNAを発現させるための調節領域を含む。種々の生物、例えば動物また
は植物または酵母または真菌起源の1つまたは2つ以上のホスト細胞で機能する
調節領域をもつDNAフラグメントを提供することは例えば当業者の技術範囲内
である。好ましい実施態様では、本発明は、微生物(例えば酵母または真菌)に
由来するホスト細胞での発現を調節するために適した調節領域を含む、本発明で
提供される改変酵素をコードするDNAフラグメントを提供する。
クスパンダーゼで形質転換されたホスト細胞(例えばペニシリウム・クリソゲヌ
ム)では、セファロスポリン系抗生物質(例えばアジピル−7−ADCA)の産
生は減少するのではなくむしろ増加する。これは、ミクロボディーに局在するこ
と以外は他の全ての特徴が類似しているエクスパンダーゼをコードするDNAで
形質転換したホスト細胞と比較したときでもそのとおりである。
変または選別リコンビナントDNAフラグメントを含むホスト細胞またはホスト
生物(またはその子孫)を提供する。そのようなホスト生物は、例えば前記ホス
ト生物または前記ホスト生物の元の生物の形質転換の結果として、本発明によっ
て提供される改変酵素をコードするヌクレオチド配列を含むDNAフラグメント
(場合によって調節領域または配列を含む)を例えば取り込んでいる。そのよう
なホストは好ましくは、植物および微生物から成る群から選ばれ、好ましくはペ
ニシリウム・クリソゲヌム、アスペルギルス・ニデュランスまたはA.ニガー(
Aspergillus niger)およびセファロスポリウム・アクレモニウムから成る群から
選ばれる真菌である。
提供する。そのような培養は、(天然に存在しない)側鎖をもつペニシリンを対
応する7−ADCA誘導体に拡張できる機能をもつエクスパンダーゼがもっぱら
サイトゾルで見出される細胞を含む。好ましい実施態様では、本発明は大規模醗
酵用培養を提供し、この場合、サイトゾルに局在する改変エクスパンダーゼは、
共通の起源をもつ野性型エクスパンダーゼを利用する同様な規模の醗酵培養の場
合よりも高いアジポイル−7−ADCA産生レベルをもたらす。
パンダーゼを含むホスト細胞およびその培養を遺伝子組換え技術によって提供す
る。前記エクスパンダーゼは同種系でミクロボディーに存在するか否かに関係な
く、異種ホストのサイトゾルにもっぱら局在するその能力または傾向のために他
のものから選択される。そのようなホスト細胞は、エクスパンダーゼをコードす
るDNAフラグメントを含むホスト細胞を提供し、さらに前記エクスパンダーゼ
がもっぱらサイトゾルに局在するか否かを検査することによって選別することが
できる。好ましい実施態様では、前記酵素の分布についての検査は、本明細書の
実験の部で説明するように電子顕微鏡によって実施される。
する改変または選別されたDNAフラグメントをもつホスト細胞または生物の製
造方法を提供する。本方法は、形質転換条件下で細胞を本発明によって提供され
るDNAフラグメントと接触させ、さらに前記DNAを獲得した細胞を選別する
ことを含む。ホスト細胞、例えばP.クリソゲヌムまたは他の真菌の形質転換は
、一般に種々のDNA供給手段(例えばプロトプラストのPEG−Ca仲介取り
込み、電気穿孔または粒子銃技術)および形質転換体の選別によて達成される。
例えば以下の文献を参照されたい:Van den Hondel en Punt, "Gene and Transf
er and Vector Development for Filamentous Fungi", in:Applied Molecular G
enetics of Fungi(Peberdy, Laten, Ogden, Bennett, eds.), Cambridge Univer
sity Press(1991)。優性および非優性選別マーカーの適用は文献に記載されてい
る(Van den Hondel, 上掲書)。同種(P.クリソゲヌム由来)および異種(非
P.クリソゲヌム由来)起源の両選別マーカーが報告されている(Gouka et al.
, J. Biotechnol. 20:189-200(1991))。
それらマーカーが同種であれ異種であれ、ベクター配列が存在しているものいな
いもの、非選別性DNAに物理的に連結されているものまたは連結されたいない
ものにかかわらず当業者には周知である。
で発現する方法を提供し、本方法では、前記DNAフラグメントは、もっぱらサ
イトゾルで産生されそこに局在するエクスパンダーゼを生じるエクスパンダーゼ
をコードする。本発明の好ましい実施態様では、そのような方法は、カルボキシ
末端のアミノ酸配列、好ましくはストレプトミセス・クラブリゲルスのエクスパ
ンダーゼで見出されるSKAのようなトリペプチド配列をコードするヌクレオチ
ド配列中に改変を含む前記DNAフラグメントを提供することを含む。本発明に
よって提供されるそのような方法は、好ましくはホストとしてペニシリウム・ク
リソゲヌム細胞を使用して用いられる。
を生成する方法を提供する。本方法は、前記β−ラクタム化合物を産生すること
ができるホストをそれを促進する条件下で増殖させ、前記ホストにリコンビナン
トの手段により異種エクスパンダーゼを発現させ、さらに前記β−ラクタム化合
物の5員環を拡張させて前記セフェム化合物を生成することを含み、前記エクス
パンダーゼは、ホスト細胞のサイトゾルで産生されるか、または少なくとも前記
サイトゾルにもっぱら局在するエクスパンダーゼをコードするように改変または
選別されたDNAフラグメントから発現することを特徴とする。
パンダーゼによって拡張させる方法を提供する。本方法では、前記エクスパンダ
ーゼは、それをコードするDNAフラグメントの改変(したがってミクロボディ
ー指向シグナルの改変)のためにホスト細胞のサイトゾルに局在し、好ましくは
、この場合、例えばストレプトミセス・クラブリゲルス由来のエクスパンダーゼ
から得られるようなトリペプチドアミノ酸配列を含む標的指向シグナルが改変さ
れている。
るが、この場合ホスト細胞はペニシリウム・クリソゲヌムである。 本発明の好ましい実施態様では、前記β−ラクタム化合物は、フェニルアセチ
ル−6−APA、フェノキシアセチル−6−APA、アルファ−アミノアジポイ
ル−6−APA、アジポイル−6−APA、グルタリル−6−APAから成る群
、またはスベリル−6−APA、ピメリル−6−APA、トランス−β−ヒドロ
ムコニル−6−APAまたはそれに匹敵する化合物から選ばれる方法が提供され
る。さらに、本発明はまたセファム化合物の製造方法を提供し、本方法は、本発
明のプロセスまたは方法で前記β−ラクタム化合物の5員(ペナム)環を拡張し
、さらにそのようにして生成されたセフェム化合物を回収する工程を含む。好ま
しい実施態様では、本発明は大規模醗酵用ホスト細胞培養でセフェム化合物を製
造する方法を提供する。本方法では、前記ホスト細胞のサイトゾルにもっぱら局
在するエクスパンダーゼが、もっぱらミクロボディーに局在する類似の起源のエ
クスパンダーゼ(野性型または改変型)を用いる対応する規模の醗酵培養によっ
てセフェム化合物を製造する場合よりも高いレベルのアジポイル−7−ADCA
製造に寄与する。
々のDNA供給手段(例えばプロトプラストのPEG−Ca仲介取り込み、電気
穿孔、または粒子銃技術のようなもの)および形質転換体の選別によって達成で
きる。例えば以下の文献を参照されたい:Van den Hondel en Punt, "Gene and
Transfer and Vector Development for Filamentous Fungi", in: Applied Mole
cular Genetics of Fungi (Peberdy, Laten, Ogden, Bennett, eds.), Cambridg
e University Press(1991)。優性および非優性選別マーカーの利用については文
献に記載されている(Van den Hondel, 上掲書)。同種(P.クリソゲヌム由来
)および異種(非P.クリソゲヌム由来)起源の両選別マーカーは報告されてい
る(Gouka et al., J. Biotechnol. 20:189-200(1991))。 形質転換体の選別における種々の形質転換体選別マーカーの利用は、それらマ
ーカーが同種であれ異種であれ、ベクター配列が存在しているものいないもの、
非選別性DNAに物理的に連結されているものいないものにかかわらず周知であ
る。
、P.クリソゲノム、例えばウィスイコンシン54−1244株(登録番号28
089でATCCに寄託)にこのようにして導入され発現される。β−ラクタム
の収量が改善されたP.クリソゲノムの他の株(ウィスコンシン54−1255
株の変異体を含む)もまた適切である。 さらにまた、改変cefE遺伝子は、真菌遺伝子の制御エレメントの転写及び
翻訳制御下に置かれる。これらのエレメントは、P.クリソゲノムIPNSまた
はpcbC遺伝子、b−チュブリン遺伝子、アスペルギルス・ニデュランスのg
pdA遺伝子、またはアスペルギルス・ニガーのglcA遺伝子のようなクロー
ニングされた真菌遺伝子から入手できる。
ピン酸またはその塩またはそのエステルを培地に添加することによって、エクス
パンダーゼ発現P.クリソゲノム形質転換体で産生される。適切な塩は、例えば
ナトリウム塩またはカリウム塩である。アジポイル−7−ADCAは、例えば以
下のような簡単な溶媒抽出により培地から効率的に回収される: ブロスをろ過し、水に非混和性の有機溶媒をろ過物に添加する。水層からセフ
ァロスポリンを抽出するためにpHを調節する。pH範囲は4.5より下でなけ
ればならず、好ましくは4から1、より好ましくは2から1である。このように
して、セファロスポリンは醗酵ブロスに存在する多くの他の不純物から分離され
る。好ましくは小容量の有機溶媒を用いてより濃縮されたセファロスポリン溶液
が得られ、容量移動率を少なくすることができる。第二の可能性は、pH4また
はそれより下での全ブロスの抽出である。好ましくは、ブロスは水に非混和性の
有機溶媒を用いてpH4から1で抽出される。
ば適切な溶媒はブチルアセテート、エチルアセテート、メチルイソブチルケトン
、ブタノールのようなアルコールなどである。好ましくは1−ブタノールまたは
イソブタノールが用いられる。 この後、セファロスポリンは、pH4から10、好ましくは6から9で水で逆
抽出される。繰り返せば、最終容積は減少させることができる。回収は0から5
0℃で、好ましくは周囲温度で実施できる。 このようにして得られたセファロスポリン水溶液を、アジポイル側鎖を除去し
所望の7−ADCAを得るために適切な酵素で処理する。
そのような粒子の製造方法および酵素の固定方法は、EP−A−0222462
号で詳しく記載されている。水溶液のpHの値は例えばpH4からpH9であり
、そのpHではセファロスポリンの分解反応は最小限で酵素による所望の変換は
最適化される。したがって、pHを適切なレベルで維持しながら、例えば無機塩
基(例えば水酸化カリウム溶液)を添加しながら、または陽イオン交換樹脂を利
用しながら酵素をセファロスポリン水溶液に添加する。反応が終了したとき、固
定酵素をろ過によって回収する。別の可能性は、流動または固定ベッドカラムで
の固定酵素の利用または、溶液中で酵素を使用し膜ろ過によって生成物を取り除
くものである。続いて反応混合物を水に非混和性の有機溶媒の存在下で酸性にす
る。
以上に変異を有する微生物シュードモナスSY77に由来する。他のシュードモ
ナス、好ましくはシュードモナスSE83(場合によってシュードモナスSY7
7の62、177、178および179位に対応する部位の1つまたは2つ以上
に変異を有する)に由来する酵素もまた用いることができる。 pHを約0.1から1.5に調節した後、層を分離し水層のpHを2から5、
好ましくは3から4に調節する。結晶7−ADCAを続いてろ過によって取り出
す。 脱アシル化はまた、当分野で知られているように、例えば五塩化リンを10℃
より低い温度で続いてイソブタノールを周囲温度またはそれより低い温度で添加
してイミノクロリド側鎖を生成することによって化学的に実施できる。
プローチは以下を含む:i)標的指向特異性に必要とされるエクスパンダーゼの
残基の特定、ii)エクスパンダーゼ蛋白質の選別または変異エクスパンダーゼ
蛋白質の構築、iii)P.クリソゲヌム発現ベクターにおける変異体または選
別エクスパンダーゼ遺伝子のサブクローニングとP.クリソゲヌムにおけるエク
スパンダーゼの発現、iv)アジポイル−7−ADCA産生対α−D−アミノア
ジポイル−7−ADCAおよびアジポイル−6−APA産生の測定。 アジポイル側鎖について開示したものと同様な態様で、当業者はまたWO95
/04148およびWO95/04149号に開示された方法で改変エクスパン
ダーゼ酵素を用いることができる(前述の文献では、3'−カルボキシメチルチ
オプロピオン酸および3,3'−チオジプロピオン酸を側鎖として用い、2−(
カルボキシエチルチオ)アセチル−7−ADCA並びに、3−(カルボキシメチ
ルチオ)プロピオニル−7−ADCAおよび2−(カルボキシエチルチオ)アセ
チル−7−ADCAの混合物がそれぞれ得られる)。
PCR反応の鋳型として用いることができる供給源には、公共施設から入手可能
なストレプトミセス・クラブリゲルス株(例えばATCC27064)由来の染
色体DNA調製物、または発現カセット、例えばpZEx(PCT/EP97/
03879に記載)およびpISEWA(EP−02812Pに記載)が含まれ
る。エクスパンダーゼ発現カセットpISEWA(図1)は、IPNSプロモー
ターおよびATターミネーターを含む野性型ストレプトミセス・クラブリゲルス
のエクスパンダーゼ遺伝子を含んでいる。エクスパンダーゼのペルオキシゾーム
指向を破壊するために、CefEのC−末端の配列をSKAからSKDに変異さ
せる。その目的のために、鋳型としてpISEWAを用い、PCR反応をプライ
マー1および2(表I参照)を用いて実施する。PCRは読み取り保証ポリメラ
ーゼを用いて実施する。変性工程(98℃ 2分)の後、cefE遺伝子の部分
を25サイクルで増幅させ(94℃ 1.15分、55℃ 45秒、72℃ 1
分)、続いて伸長工程(72℃ 8分)を実施する。この反応生成物は、cef
EのStuI部位(翻訳開始部位から約450bp;例えば以下を参照されたい
:"Cloning, characterisation, and expression in Escherichia coli of the
Streptomyces clavuligerus gene encoding desacetoxycephalosporin C synthe
tase", J. Bacteriol. 171:754-760(1989))から終止コドンの下流のNsiI部
位に及ぶ。ヌクレオチド配列決定によって前記配列を確認した後、StuI−N
siIフラグメントを用いてpISEWAの"野性型"cefEフラグメントと交
換した。したがって、プラスミドpISEWA−SKDが作製される(図2)。
れている。プライマー 配列(5'から3') 1 GAGGCCTTCCTCGACTGCGAGCCG 2 CAAAGATGCATATGCTCGTCATGAAGAGCCT ACTAGTCCTTGGATGTGCGGCG
周知で、以下を含む多くの参考文献に記載されている(Finkelstein & Ball(eds
.), Biotechnology of filamentous fungi, technology and products, Butterw
orth-Heinemann(1992); Bennett & Lasure(eds.), More Gene Manipulations in
fungi, Academic Press(1991); Turner, in: Puhler(ed), Biotechnology, se
cond completely revised edition, VHC(1992))。EP635574号に記載さ
れているように、Ca−PEG仲介プロトプラスト形質転換を用いる。したがっ
て前記構築物pISEWAおよびpISEWA−SKDをP.クリソゲヌムウィ
スコンシン54−1255(ATCC28089)にGBGLA28(EP63
5574号)との同時形質転換によって導入する。後者は、P.クリソゲヌム形
質転換菌が唯一の窒素供給源としてアセトアミドを含む選別培地で増殖するのを
可能にする。より好ましくは、ペニシリン産生により顕著な能力をもつ株が利用
される。その例は例えばCBS455.95のような株である。
の安定なコロニーを用いて、バイオアッセイによるエクスパンダーゼ遺伝子の存
在についてさらにスクリーニングする。形質転換菌を寒天培地で増殖させる。大
腸菌(E. coli)ESS2231を寒天重層で指示菌として使用する。この指示菌
もまた、当分野で周知の方法にしたがってペニシリンとセファロスポリン産生と
を識別することができるバクトペナーゼを含んでいる(前述の方法はさらに例え
ば以下の文献に記載されている:Guttierez et al., Mol. Gen. Genet. 225:56
-64(1991))。形質転換菌のcefE遺伝子の存在は、プライマー1および2(
表)を用いて染色体DNAについてPCRによって確認される(例えばWO95
/04149号に記載)。エクスパンダーゼ陽性形質転換菌は、例えばWO95
/04149号に記載されているようにセファロスポリン産生能力についてさら
にスクリーニングするために選別される。形質転換菌は、例えば以下(g/l)
から成るシード培地に2*106分生子/mlで接種される:グルコース、30
;(NH4)2SO4、10;KH2PO4、10;微量元素溶液I(MgSO4/7
H2O、25;FeSO4/7H2O、10;CuSO4/5H2O、0.5;Zn
SO4/7H2O、2;Na2SO4、50;MnSO4/H2O、2;CaCl2/
2H2O、5)10(ml/l)(滅菌前pHは6.5)。
産培地に接種するために使用する。生産培地は以下を含む(g/l):ラクトー
ス、80;CaSO4、4;尿素、3;MgSO4/7H2O、2;KH2PO4、
7;NaCl、0.5;(NH4)2SO4、6;FeSo4/7H2O、0.1;
アジピン酸、2から5;微量元素溶液II(CuSO4/5H2O、0.5;Zn
SO4/7H2O、2;MnSO4/H2O、2;Na2SO4、50)10(ml/
l)(滅菌前pHは5.5−6.0)。さらに保温を96−120時間継続する
。アジポイル−7−ADCAの産生について、よく増殖した培養の濾液をHPL
CおよびNMRで分析する。図3に示すように、もっぱらサイトゾルに局在する
エクスパンダーゼをもつ形質転換菌は、ミクロボディーに局在するエクスパンダ
ーゼをもつ形質転換菌よりも性能は極めて良好である。
の輸送の阻害をもたらすか否かを調べるために電子顕微鏡を用いた。文献の記載
にしたがって(Waterham et al., J. Cell Biol. 127:737-749(1994))、サンプ
ルをグルタルアルデヒドで固定する。分布実験は、抗エクスパンダーゼポリクロ
ーナル抗体により免疫細胞化学を用いて実施される。図4は、エクスパンダーゼ
がもっぱらサイトゾルまたはミクロボディーに蓄積しているのを示している。
るために、両形質転換から更なる分析用菌株を選択する。したがって、野性型エ
クスパンダーゼ遺伝子による形質転換から選別された形質転換菌よりも10%以
上のアジポイル−7−ADCAを産生する変異エクスパンダーゼ形質転換菌が選
別される。菌株を10Lの醗酵槽で増殖させたとき、もっぱらサイトゾルに局在
するエクスパンダーゼを含む培養のアジポイル−7−ADCA量は、もっぱらミ
クロボディーに局在するエクスパンダーゼをもつ醗酵物の場合よりも多い。した
がって、もっぱらサイトゾルに局在するエクスパンダーゼは安定な生産性を維持
するために明らかに十分に安定で、長期的または大規模醗酵における収量を改善
した。
KD(黒棒)による形質転換から得られた多数(約80)の形質転換菌のアジポ
イル−7−ADCA生産性を示す。X軸:生産性等級(任意単位);Y軸;各等
級の形質転換菌の%。
び標的非指向シグナルをもつエクスパンダーゼを発現している形質転換菌(SK
A−>SKD、パネルB)の電子顕微鏡写真である。金粒子はエクスパンダーゼ
の存在を示す。N:核、M:ミトコンドリア、P:ペルオキシゾーム(ミクロボ
ディー)。
Claims (23)
- 【請求項1】 エクスパンダーゼをコードする単離DNAフラグメントであ
って、ペニシリウム・クリソゲヌムで前記DNAフラグメントが発現された後、
前記エクスパンダーゼが前記ホストのサイトゾルでもっぱら見出される前記単離
DNAフラグメント。 - 【請求項2】 C−末端のミクロボディー指向シグナルをコードするヌクレ
オチド配列が改変されている請求項1に記載のDNAフラグメント。 - 【請求項3】 C−末端のトリペプチド配列X1−X2−X3をコードする
ヌクレオチド配列(式中X1はセリン、システインおよびアラニンから成る群か
ら選ばれる1つのアミノ酸残基で、X2はリジン、ヒスチジンおよびアルギニン
から成る群から選ばれる1つのアミノ酸残基で、さらにX3はロイシンまたはア
ラニンである)が、前記エクスパンダーゼがホスト細胞での発現時にホスト細胞
のミクロボディーに局在するのを実質的に妨げるように改変されている請求項2
に記載のフラグメント。 - 【請求項4】 前記DNAフラグメントがストレプトミセス・クラブリゲル
スから得ることができる請求項3に記載のフラグメント。 - 【請求項5】 C−末端のトリペプチド配列セリン−リジン−アラニンをコ
ードするヌクレオチド配列が、ホスト細胞での発現時に前記エクスパンダーゼが
ホスト細胞のミクロボディーに局在するのを実質的に妨げるように改変されてい
る請求項4に記載のDNAフラグメント。 - 【請求項6】 C−末端のトリペプチド配列セリン−リジン−アラニンをコ
ードするヌクレオチド配列が、トリペプチド配列セリン−リジン−アスパラギン
酸をコードするヌクレオチド配列に改変されている請求項5に記載のDNAフラ
グメント。 - 【請求項7】 さらに前記DNAの発現のための調節配列を含む、先行する
請求項のいずれかに記載のDNAフラグメント。 - 【請求項8】 前記ホスト細胞が酵母または真菌のような微生物から選ばれ
る請求項7に記載のDNAフラグメント。 - 【請求項9】 前記ホスト細胞がペニシリウム・クリソゲヌムである請求項
8に記載のDNAフラグメント。 - 【請求項10】 場合によって原細胞の形質転換の結果として、かつ発現可
能な形態で請求項1から9のいずれかに記載のDNAフラグメントを取り込んで
いるホスト細胞。 - 【請求項11】 微生物、好ましくは、ペニシリウム・クリソゲヌム、アス
ペルギルス・ニデュランス、A.ニガーおよびアクレモニウム・クリソゲヌムか
ら成る群から選ばれる真菌から選ばれる請求項10に記載のホスト細胞。 - 【請求項12】 前記ホストがペニシリウム・クリソゲヌムの株である請求
項11に記載のホスト。 - 【請求項13】 もっぱらサイトゾルに局在する機能的エクスパンダーゼを
含む請求項10から12のいずれかに記載のホスト細胞。 - 【請求項14】 請求項10から13のいずれかに記載の細胞を含む培養。
- 【請求項15】 請求項1から9のいずれかに記載のDNAと細胞を形質転
換条件下で接触させ、さらに前記DNAを獲得した細胞を選別する工程を含む、
請求項10から13のいずれかに記載のホスト細胞を製造する方法。 - 【請求項16】 さらに、エクスパンダーゼがサイトゾルにもっぱら局在す
る細胞を選別することを含む請求項15に記載のホスト細胞の製造方法。 - 【請求項17】 前記ホスト細胞がペニシリウム・クリソゲヌム細胞である
請求項16に記載の方法。 - 【請求項18】 ベータ−ラクタム化合物の5員環を拡張して6員環セフェ
ム化合物を生成する方法であって、前記方法が、前記ベータ−ラクタム化合物の
製造を促進する条件下で前記化合物を製造することができるホスト化合物を増殖
させ、さらに、前記ベータ−ラクタム化合物の5員環を拡張することができる異
種エクスパンダーゼをそれをコードするDNAフラグメントから発現させ、それ
によって前記6員環セフェム化合物を生成する工程を含み、ホスト細胞のサイト
ゾルにもっぱら局在するエクスパンダーゼをコードするDNAフラグメントから
前記エクスパンダーゼが発現されることを特徴とする前記ベータ−ラクタム化合
物の5員環拡張方法。 - 【請求項19】 前記エクスパンダーゼが、それをコードするDNAフラグ
メントの改変のためにサイトゾルにもっぱら局在し、したがってミクロボディー
指向シグナルが改変されている請求項18に記載の方法。 - 【請求項20】 前記エクスパンダーゼをコードするDNAフラグメントが
ストレプトミセス・クラブリゲルスから入手できる請求項18または19に記載
の方法。 - 【請求項21】 前記ホストがペニシリウム・クリソゲヌムである請求項1
8から20のいずれかに記載の方法。 - 【請求項22】 前記ベータ−ラクタム化合物が、フェニルアセチル−6−
APA、フェノキシアセチル−6−APA、アルファ−アミノアジポイル−6−
APA、アジポイル−6−APA、グルタリル−6−APA、スベリル−6−A
PA、ピメリル−6−APA、またはトランス−b−ヒドロムコニル−6−AP
Aから成る群から選ばれる請求項18から22に記載の方法。 - 【請求項23】 請求項18から23のいずれかに記載の方法で前記ベータ
−ラクタム化合物のペナム環を拡張し、さらにそのようにして生成されたセフェ
ム化合物を回収する工程を含むセフェム化合物を製造する方法。
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