JP2003524347A - 高ダイナミックレンジ画像を獲得する方法及び装置 - Google Patents

高ダイナミックレンジ画像を獲得する方法及び装置

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    • H04N3/15Scanning details of television systems; Combination thereof with generation of supply voltages by means not exclusively optical-mechanical by means of electrically scanned solid-state devices for picture signal generation
    • H04N3/155Control of the image-sensor operation, e.g. image processing within the image-sensor

Abstract

(57)【要約】 解像度の著しい損失無しに、比較的低いダイナミックレンジ画像センサを用いて比較的高いダイナミックレンジ画像を獲得する方法及び装置が開示されている。画像センサは、光検知素子から成るアレイに対する所定空間的変動感度パターンに従って異なる感度レベルを伴う光検知素子アレイを有する。1シーンの画像が、その画像センサで獲得されると共に、線形或は2次元均一グリッド状の各ピクセル位置での輝度値として保存される。次いで、それらピクセル位置における取込画像の輝度値は、前記ピクセル位置グリッドの各交差点に配置された均一オフ−グリッド・アレイにおけるオフ−グリッド位置での前記輝度値を推定すべく使用される。それら推定されたオフ−グリッド輝度値は比較的高いダイナミックレンジ出力画像のピクセル輝度値として直接的に使用されるか、或は、前記ピクセル位置グリッドにおけるピクセル位置での再標本化されたオン−グリッド輝度値を誘導すべく補間されるかの何れかが為されて、比較的高いダイナミックレンジ出力画像を提供する。代替的には、前記取込画像の輝度値はオン−グリッド補間フィルタによって補間されて、比較的高いダイナミックレンジ出力画像のピクセル輝度値を誘導し、出力画像の各ピクセル輝度値は対応する複数の取込画像輝度値から誘導される。各場合において、取込画像輝度値或は出力画像のピクセル輝度値は、前記画像センサにおける前記光検知素子のラジオメトリック応答関数の非線形性に対して補償され得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の属する技術分野) 発明の背景 本発明は、シーン(場面)の画像を取り込む方法及び装置に関し、より詳細に
は比較的低いダイナミックレンジの画像センサを用いて比較的高いダイナミック
レンジの画像を取り込む方法及び装置に逆る。
【0002】 仮想及び現実のあらゆるシーン又は場面は非常に大きなレンジ(範囲)の輝度
値を作り出す。それに反して、既知の画像検知装置は非常に限られたダイナミッ
クレンジを有する。例えば、ビデオ画像センサにとって、8ビット或はそれ以下
のグレイスケール或はカラー情報だけを提供することは典型的である。グレイス
ケール画像の場合、8ビットは256個の離散グレイスケール・レベルだけを可
能としており、それは殆どの現実シーンの微細な詳細を取り込むには充分ではな
い。
【0003】 低ダイナミックレンジの画像センサで高ダイナミックレンジ画像を取り込む問
題に対する既知の解決策は、そのシーンからの光に対する露出又は露光を変更し
ながら、該シーンの各局所領域から成る多数の画像を取り込むことである。この
解決策には3つの一般的な変形例がある。(1)一連の画像を取り込む一方で露
光の一時的な変更、(2)そのシーンからの光に対して異なる感度を有する多数
の画像センサ(又は多重画像センサ)を用いる、そして、(3)露光の空間的変
更である。
【0004】 典型的には、一時的な露光変更は異なる露出で、そのシーンの多数の画像を逐
次取り込んで、それら多数の取込画像を単一の高ダイナミックレンジ画像に組合
せること又は合体させることを含む。この一時的な露光変更の使用は例えば、「
Driving Method for Solid−State Image
Pickup Deviceと題されたHamazakiの日本国特許第08
−331461号(1996年12月発行)、「Electronic Ima
ge Pickup Device」と題されたSaitoの日本国特許第07
−254965号(1995年2月発行)、「Video Camera, I
maging Method Using Video Camera, Me
thod of Operating Video Camera, Imag
e Processing Apparatus and Method, a
nd Solid−State Electronic Imaging De
vice」と題されたKonishi等の米国特許第5,420,635号(1
995年5月発行)、「Image Method for a Wide D
ynamic Range and an Imaging Device f
or a Wide Dynamic Range」と題されたMorimur
aの米国特許第5,455,621号(1993年10月発行)、「Image
Picking Up and Synthesizing Method
and Image Pickup Device with High Dy
namic Range(高ダイナミックレンジ撮像・合成方法及び高ダイナミ
ックレンジ撮像装置)」と題されたMorimuraの特開平06−14122
9号(1994年5月公開)、「Image Data Processing
Apparatus for Processing Combined I
mage Signals in Order to Extend Dyna
mic Range」と題されたIkedaの米国特許第5,801,773号
(1998年9月発行)、「Image Device with Diver
se Storage Times Used in Image Compo
sition」と題されたTakahashi等の米国特許第5,638,11
8号(1997年6月発行)、「Method and Apparatus
for Extending the Dynamic Range of a
n Electronic Imaging System」と題されたTsa
iの米国特許第5,309,243号(1994年5月発行)、Mann 及び Picardの「Being ‘Undigital’ with Digi
tal Camera : Extending Dynamic Range
by Combining Differently Exposed Pi
ctures」, Proceedings of IST’s 48th A
nnual Conference, pp. 422−428, May 1
995、Debevec 及び Malik の「Recording Hig
h Dynamic Range Radiance Maps for Ph
otographs」, Proceedings of the ACM S
IGGRAPH, 1997, pp. 369−378, August 1
997、並びに、Mitsunaga 及び Nayar の「Radiome
tric Self Calibration」, IEEE Confere
nce on Computer Vision and Pattern R
ecognition (CVPR), pp. 374−380, June
1999等に開示されている。しかしながら既知の一時的露光変更技術の全て
は根本的問題、即ち、そのシーンにおける変化が異なる露光での逐次的画像取り
込み中に生じ得ると云う根本的問題を有する。結果としてこれら技術は、そのシ
ーンからの放射輝度又はラジアンスが一定に維持されるような静的シーン、そし
て画像センサの位置及び配向、そしてその幾何形状特性が、異なる露光での連続
的な画像取り込み中、変化しないまま維持されるような静的シーンに対してだけ
有効である。
【0005】 高ダイナミックレンジ画像形成のために1シーンの多数の画像を取り込む別の
既知の技術は、多数の光学的に整合又は整列された画像センサと、そのシーンの
同一眺望からの入射光をそうした多数の画像センサ(多重画像センサ)へ提供す
るビームスプリッタとを使用する。それら画像センサは多数の画像が異なる露光
で同時に取り込まれるように異なる感度を有する。次いで、そうした画像センサ
によって取り込まれた多数の画像は合体させられ、単一のダイナミックレンジ画
像を形成する。そうした技術は、例えば、Doi等の「Image Senso
r」と題された日本国特許第08−22341号(1986年8月発行)、Sa
itoの「Electronic Image Pickup Device」
と題された日本国特許第07−25495号(1995年2月発行)、Sait
oの「Electronic Image Pickup Device」と題
された日本国特許第07−254966号(1995年10月発行)、Sait
oの「Electronic Image Pickup Device」と題
された日本国特許第08−340486号(1996年12月発行)、Kimu
raの「Image Pickup Device」と題された日本国特許第1
0−069011号(1998年3月発行)、Ikedaの「Image Da
ta Processing Apparatus for Processi
ng Combined Image Signals in Order t
o Extend Dynamic Range」と題された米国特許第5,8
01,773号(1998年9月発行)等に記載されている。多重画像センサ技
術は、高精度の光学系を必要とすると共に、多数の画像センサを必要として、小
型且つ安価な画像形成システムをこれら技術を用いて構築することは難しいと云
う短所を有する。
【0006】 高ダイナミックレンジ画像形成に対する既知の空間的露光変形技術は、典型的
には、各ピクセルに対して異なる感度を有する2つ以上(典型的には3つ以上)
の光検知素子を有する特殊な画像センサを用いる。各ピクセルに対するこれらの
光検知素子は同時に露光されて、それらの対応する出力信号が組み合わされてそ
のピクセルに対する輝度値を誘導する。そうした技術は、例えば、Street
等の「High Dynamic Range Segmented Pixe
l Sensor Array」と題された米国特許第5,789,737号(
1998年8月発行)、Handyの「High Dynamic Range
CCD Detector/Imager」と題された米国特許第4,623
,928号(1986年11月発行)、Wenの「High Dynamic
Range Charge Coupled Device」と題された米国特
許第4,873,561号(1989年10月発行)、Hamazakiの「D
riving Method for Solid−State Image
Pickup Device」と題された日本国特許第08−331461号(
1996年6月)、Murakoshiの「Charge Coupling
Image Pickup Device」と題された日本国特許第59−21
7358号(1994年12月発行)、Konishi等の「Video Ca
mera Imaging Method Using video Came
ra, Method of Operating Vide Camera,
Image Processing Apparatus and Meth
od, and Solid−State Electronic Imagi
ng Device」と題された米国特許第5,420,635号(1995年
5月発行)に記載されている。しかしながら高ダイナミックレンジ画像形成に対
する既知の空間的露光変形技術は、より低い空間的解像度を提供すると云う短所
を有する(同一数の光検知素子を有する通常の画像センサの解像度と比較して垂
直方向において1/2より低い)。
【0007】 従って、先に議論されたような先行技術の問題を克服するような、比較的低い
ダイナミックレンジ画像センサを用いて比較的高いダイナミックレンジ画像を取
り込む方法及び装置の要望が存在する。
【0008】 発明の概要 本発明の一局面に従えば、シーンからの入射光に露出される比較的低いダイナ
ミックレンジ画像センサを用いてそのシーンの比較的高いダイナミックレンジ画
像を取り込むための方法が提供される。この画像センサは線形アレイ状或は2次
元アレイ状の多数の光検知素子を有し、各光感知素子は複数の光感知素子から成
るアレイに対する所定感度パターンに従って入射光に対する複数の感度レベルの
内の対応する1つを有する。シーンからの入射光に応ずるアレイ状の光検知素子
の各々は、ピクセル位置アレイにおける多数のピクセル位置の内の対応する1つ
での取込画像輝度値を作り出し、そのピクセル位置アレイは、規則正しく離間さ
れて直交したピクセル行及びピクセル列のそれぞれの交差点で、ピクセル位置を
有する行アレイ状或は矩形アレイ状における規則正しく離間された複数のピクセ
ル位置を有する線形アレイであり得る。このようにして、各ピクセル位置は複数
の感度レベルと1対1で対応している。本方法は、ピクセル位置アレイにおける
多数のピクセル位置での取込画像輝度値から、多数のオフ−グリッド位置での各
オフ−グリッド輝度値を推定する段階を含み、そのオフ−グリッド位置が前記ピ
クセル位置アレイの各隙間に配置されて規則正しいアレイ状になっている。この
方法は、前記多数のオフ−グリッド位置での推定オフ−グリッド輝度値から、前
記シーンの比較的高いダイナミックレンジ画像のピクセル輝度値を誘導する段階
を更に含む。前記ピクセル位置アレイが線形アレイであり、該アレイにおいて、
各ピクセル位置での前記輝度値が線形画像センサにおける対応する光検知素子に
よって取り込まれる場合、前記オフ−グリッド位置が規則正しい線形アレイ状で
あり、前記比較的高いダイナミックレンジ画像がピクセル輝度値の規則正しい線
形アレイによって表される線形画像である。前記ピクセル位置アレイが規則正し
く離間されて直交するピクセル行及びピクセル列の各交差点によって規定される
場合、前記アレイにおける前記ピクセル位置の輝度値が、2次元画像センサにお
ける対応する光検知素子によって取り込まれ得るか、或は、線形画像センサによ
って連続的に取り込まれたスキャン済みシーンのライン画像を表す線形ピクセル
位置アレイにおけるピクセル位置での輝度値の鎖状結合であり得る。
【0009】 本発明に係る方法の模範的な実施例に従えば、オフ−グリッド位置は規則正し
い線形状であるか或は矩形アレイ状であり、比較的高いダイナミックレンジ画像
のピクセル輝度値を誘導する前記段階がその比較的高いダイナミックレンジ画像
のピクセル輝度値として、前記推定オフ−グリッド輝度値を用いることを含む。
【0010】 本発明に係る方法の別の模範的な実施例に従えば、前記比較的高いダイナミッ
クレンジ画像のピクセル輝度値を誘導する前記段階が、前記多数のオフ−グリッ
ド位置での前記推定オフ−グリッド輝度値の再標本化を含んで、前記ピクセル位
置アレイにおける前記多数のピクセル位置での各再標本化された輝度値を誘導し
、それによって前記比較的高いダイナミックレンジ画像の前記ピクセル輝度値を
獲得する。
【0011】 本発明に係る方法の更に別の模範的な実施例に従えば、前記多数のピクセル位
置での前記取込画像輝度値から、前記多数のオフ−グリッド位置での各オフ−グ
リッド輝度値を推定する前記段階が、前記感度レベルの個々別々の1つと対応す
るピクセル位置での前記取込画像輝度値だけを用いて、前記オフ−グリッド位置
の各々における前記複数の感度レベルの内の個別レベルの1つに対する感度レベ
ル・オフ−グリッド輝度値を推定する段階を含む。前記オフ−グリッド位置の各
々における前記感度レベルの内の個別の1つに対する感度レベル・オフ−グリッ
ド輝度値は、前記感度レベルの個別の1つに対する所定の重み付け係数によって
乗算されて、前記オフ−グリッド位置の各々での感度レベルの内の相互に異なる
ものに対する各重み付け感度レベル・オフ−グリッド輝度値を誘導する。前記オ
フ−グリッド位置の各々での前記感度レベルの内の相互に異なるものに対する前
記の各重み付け感度レベル・オフ−グリッド輝度値は一緒となって合算されて、
前記オフ−グリッド位置各々での重み付け合計感度レベル輝度値を誘導する。前
記オフ−グリッド位置の各々でのその重み付け合計感度レベル輝度値は、前記光
検知素子の組合せ応答関数の逆関数によって補償されて、前記オフ−グリッド位
置での各推定オフ−グリッド輝度値を誘導する。光検知素子の組合せ応答関数は
、前記感度レベルの内の相互に異なるものを有する光検知素子の重み付け応答関
数の合計であり、各重み付け応答関数は前記感度レベルの各々に対する所定重み
付け係数によって乗算された感度レベルの各々を有する光検知素子の応答関数で
ある。
【0012】 本発明の更なる別の模範的な実施例に従えば、前記多数のピクセル位置におけ
る前記取込画像輝度値から、前記多数のオフ−グリッド位置での各オフ−グリッ
ド輝度値を推定する前記段階は、最も近い隣接ピクセル位置の内の個々別々の1
つと対応する感度レベルを有する光検知素子の応答関数の逆関数によって、前記
オフ−グリッド位置の内の個々別々の1つに最も近い隣接であるピクセル位置の
所定群の内の個々別々の1つでの前記取込画像輝度値を先ず補償することによっ
て、前記オフ−グリッド位置の内の個々別々の1つでのオフ−グリッド輝度値を
推定することを含む。前記最も近い隣接ピクセル位置での前記補償された取込画
像輝度値は、所定の低い閾値及び所定の高い閾値と比較され、前記所定の低い閾
値よりも大きく且つ所定の高い閾値より小さい前記補償された最も近い隣接ピク
セル位置輝度値の合計が取られる。その合計は、該合計に含まれる補償された最
も近い隣接ピクセル位置輝度値の数によって分割されて、前記オフ−グリッド位
置の内の個々別々の1つに対する推定されたオフ−グリッド輝度値を誘導する。
【0013】 本発明に係る方法の更なる模範的な実施例に従えば、前記ピクセル位置アレイ
における各ピクセル位置での補間されたオン−グリッド輝度値は、オン−グリッ
ド補間フィルタを用いて、前記取込画像輝度値から直に誘導される。前記ピクセ
ル位置の各々での前記補間オン−グリッド輝度値は、前記ピクセル位置の各々に
最も近い隣接であるピクセル位置の所定群での前記取込画像輝度値と、オン−グ
リッド補間フィルタ・カーネルとの積を算定することによって誘導され、前記所
定群のピクセル位置は前記フィルタ・カーネルと同一の寸法を有する。次いで前
記補間オン−グリッド輝度値は、それぞれ、異なる感度レベルを有する光検知素
子の組合せ応答関数の逆関数によって補償されて、前記比較的高いダイナミック
レンジ出力画像の前記ピクセル輝度値を誘導する。
【0014】 本発明の別の局面に従えば、シーンからの入射光露出に適合された比較的低い
ダイナミックレンジ画像センサを用いて、そのシーンの比較的高いダイナミック
レンジ画像を取り込むシステムが提供される。このシステムは、線形或は2次元
アレイ状の多数の光検知素子を有する画像センサを備える。そのアレイにおける
各光検知素子は、該光検知素子から成るアレイに対する所定感度パターンに従っ
て入射光に対する複数の感度レベルの内の対応する1つを有する。各光検知素子
はそのシーンからの入射光に応じて、ピクセル位置アレイにおける多数のピクセ
ル位置の内の対応する1つで取込画像輝度値を作り出し、そのアレイは、規則正
しく離間された直交するピクセル行及びピクセル列の各交差点に配置されたピク
セル位置を有する行状或は矩形アレイ状の規則正しく離間されたピクセル位置を
有する線形アレイであり得る。このようにして、各ピクセル位置は前記光検知素
子の前記複数の感度レベルの内の各々と対応している。本システムは、前記光検
知素子によって作り出される前記多数のピクセル位置での各取込画像輝度値を保
存する取込画像メモリと、前記ピクセル位置アレイの各隙間に規則正しいアレイ
状に配置された多数のオフ−グリッド位置での各推定オフ−グリッド輝度値を、
前記取込画像メモリにおける前記取込画像輝度値から誘導するオフ−グリッド推
定器とを更に含む。本システムは、前記推定オフ−グリッド輝度値から比較的高
いダイナミックレンジ出力画像のピクセル輝度値を誘導する出力画像発生器と、
前記出力画像の前記ピクセル輝度値を保存する出力画像メモリとを更に含む。前
記ピクセル位置アレイが線形アレイであり且つ前記取込画像メモリが線形画像セ
ンサの対応する光検知素子によって取り込まれた輝度値を保存する場合、前記オ
フ−グリッド位置は規則正しい線形アレイであり、前記出力画像はピクセル輝度
値の規則正しいアレイによって表される線形画像である。前記ピクセル位置アレ
イが規則正しく離間されて直交するピクセル行及びピクセル列の各交差点によっ
て規定された矩形アレイである場合、前記取込画像メモリは2次元画像センサの
対応する光検知素子によって取り込まれた輝度値か、或は、線形画像センサによ
って連続的に取り込まれたスキャン済みシーンの複数のライン画像の線形ピクセ
ル位置アレイ輝度値の鎖状結合かを保存し得る。後者の場合、前記オフ−グリッ
ド位置は規則正しい2次元アレイ状であり、前記出力画像はピクセル輝度値から
成る規則正しい2次元アレイによって表される2次元画像である。
【0015】 本発明に係るシステムの模範的な実施例に従えば、前記出力画像発生器は前記
オフ−グリッド推定器によって誘導された前記推定されたオフ−グリッド輝度値
を、前記出力画像の前記ピクセル輝度値として前記出力画像メモリへ提供する。
【0016】 本発明に係るシステムの別の模範的な実施例に従えば、本システムは前記オフ
−グリッド位置での前記オフ−グリッド推定器によって誘導された前記推定オフ
−グリッド輝度値各々を保存するオフ−グリッド輝度値メモリと、前記オフ−グ
リッド輝度値メモリにおける前記推定オフ−グリッド輝度値から前記ピクセル位
置アレイにおける前記ピクセル位置での各再標本化輝度値を誘導するオフ−グリ
ッド・リサンプラーとを含む。次いで再標本化輝度値は、前記出力画像の前記ピ
クセル輝度値として保存のために前記出力画像メモリへ提供される。
【0017】 本発明に係るシステムの更なる模範的な実施例に従えば、前記オフ−グリッド
推定器は、前記多数のオフ−グリッド位置を提供するオフ−グリッド位置発生器
と、前記ピクセル位置と対応する前記感度レベルを保存する感度パターン・メモ
リとを含む。前記オフ−グリッド推定器は、複数の感度レベル・オフ−グリッド
輝度値推定器をも含み、その各々は前記光検知素子の前記複数の感度レベルの各
々と対応し、前記オフ−グリッド位置発生器からオフ−グリッド位置を受け取る
と共に、前記感度パターン・メモリから感度レベル・データを受け取り、そして
、前記取込画像メモリにおける前記取込画像輝度値から複数の感度レベル・オフ
−グリッド輝度値を誘導しており、前記複数の感度レベル・オフ−グリッド輝度
値の各々は、前記オフ−グリッド位置発生器から受け取られる前記オフ−グリッ
ド位置の各々での前記複数の感度レベルの内の相互に異なるものと対応している
。前記オフ−グリッド推定器は、前記オフ−グリッド位置の各々で前記複数の感
度レベル・オフ−グリッド輝度値推定器によって誘導された前記感度レベル・オ
フ−グリッド輝度値を受け取る蓄積器をも含む。前記蓄積器は、各々が前記複数
の感度レベルの各々と対応している、複数の所定重み付け係数のそれぞれを保存
する重み付け係数メモリと、各々が前記複数の感度レベル各々と対応する前記感
度レベル・オフ−グリッド輝度値と同一感度レベルと対応する前記重み付け係数
との積を算定する複数の乗算器とを含んで、前記オフ−グリッド位置発生器から
受け取られる前記オフ−グリッド位置の各々における前記感度レベル各々と対応
する各重み付け感度レベル・オフ−グリッド輝度値を提供する。前記蓄積器は、
前記複数の乗算器によって算定された前記受け取られたオフ−グリッド位置の各
々での前記感度レベルのそれぞれと対応している前記重み付け感度レベル・オフ
−グリッド輝度値を合算する合算器を更に含み、前記受け取られたオフ−グリッ
ド位置の各々における各重み付け合計感度レベル・オフ−グリッド輝度値を誘導
する。前記オフ−グリッド推定器は、光感度素子の組合せ応答関数の逆関数によ
って前記重み付け合計感度レベル・オフ−グリッド輝度値の各々を補償する応答
関数の補償器を更に含み、前記オフ−グリッド位置での前記各推定オフ−グリッ
ド輝度値を誘導する。前記光感度素子の組合せ応答関数は、前記感度レベルの内
の相互に異なるものを有する光検知素子の重み付け応答関数の合計であり、前記
重み付け応答関数の各々は、前記複数の感度レベルのそれぞれと対応する所定重
み付け係数によって乗算された前記複数の感度レベルのそれぞれを有する光検知
素子の応答関数である。
【0018】 本発明に係るシステムの更なる別の模範的な実施例に従えば、前記オフ−グリ
ッド推定器は、前記多数のピクセル位置を提供するピクセル位置発生器と、前記
多数のピクセル位置と対応する感度レベルを保存する感度パターン・メモリと、
前記ピクセル位置発生器からの受け取られたピクセル位置と前記感度パターン・
メモリからの対応する感度レベルとに結合された応答関数補償器とを含む。前記
応答関数は、前記取込画像メモリから、前記ピクセル位置発生器から受け取られ
る前記ピクセル位置での取込画像輝度値を受け取り、該受け取られた取込画像輝
度値を前記受け取られたピクセル位置と対応する感度レベルを有する光検知素子
の応答関数の逆関数によって補償して、前記ピクセル位置発生器から受け取られ
る前記ピクセル位置それぞれでの補償済み取込画像輝度値を提供する。前記オフ
−グリッド推定器は、各ピクセル位置での各補償された取込画像輝度値を保存す
る補償済みオン−グリッド輝度値メモリ、前記多数のオフ−グリッド位置を提供
するオフ−グリッド位置発生器、並びに、類似逆推定器をも含む。前記類似逆推
定器は、前記オフ−グリッド位置発生器からオフ−グリッド位置を受け取り、前
記補償済みオン−グリッド輝度値メモリにおける前記補償済み取込画像輝度値か
ら前記受け取られたオフ−グリッド位置での前記各推定オフ−グリッド輝度値を
誘導する。
【0019】 本発明に係るシステムであって、前記オフ−グリッド推定器によって誘導され
た前記多数のオフ−グリッド位置でのそれぞれの推定オフ−グリッド輝度値を保
存するオフ−グリッド輝度値メモリ、前記オフ−グリッド輝度値メモリにおける
前記推定オフ−グリッド輝度値から前記ピクセル位置アレイにおける前記多数の
ピクセル位置でのそれぞれの再標本化された輝度値を誘導するオン−グリッド・
リサンプラーを含むシステムの更なる模範的な実施例において、前記オン−グリ
ッド・リサンプラーが、前記多数のピクセル位置を提供するピクセル位置発生器
と、前記ピクセル位置発生器からピクセル位置を受け取る補間器であり、受け取
られたピクセル位置に最も近い隣接である所定数のオフ−グリッド位置での前記
推定オフ−グリッド輝度値と、前記所定数の最も近い隣接オフ−グリッド位置と
同一の寸法を有する補間カーネルとの積を算定することで、受け取られたピクセ
ル位置の各々に対するそれぞれの再標本化輝度値を誘導する補間器とを含む。
【0020】 本発明に係るシステムの更なる別の模範的な実施例において、シーンからの入
射光露出に適合された比較的低いダイナミックレンジ画像センサを用いて、その
シーンの比較的高いダイナミックレンジ画像を取り込むシステムが提供されてい
る。このシステムは、線形或は2次元アレイ状の多数の光検知素子を有する画像
センサを含み、その光検知素子各々が前記光検知素子アレイに対する所定感度パ
ターンに従った複数の感度レベルのそれぞれを有すると共に、そのシーンからの
入射光に応じて多数のピクセル位置の対応する1つでの取込画像輝度値を作り出
しており、前記ピクセル位置アレイは矩形であり、前記取込画像輝度値は、2次
元画像センサにおける対応する光検知素子によって作り出され得るか、或は、前
記画像センサによって連続的に取り込まれたスキャン済みシーンの複数ライン画
像の線形輝度値アレイの鎖状結合であり得る。本システムは、ピクセル位置アレ
イにおける各ピクセル位置での光検知素子によって作り出される前記取込画像輝
度値を保存する取込画像メモリを更に含み、それは規則正しく離間された直交す
るピクセル行及びピクセル列の各交差点に配置されたピクセル位置を有する行状
或は矩形アレイ状の規則正しく離間されたピクセル位置を有する線形アレイであ
り得る。また本システムは、前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置
を提供するピクセル位置発生器と、前記ピクセル位置発生器からピクセル位置を
受け取って、前記取込画像メモリにおける前記取込画像輝度値から前記ピクセル
一発生器から受け取られた前記ピクセル位置での補間オン−グリッド輝度値を誘
導するオン−グリッド補間フィルタとを含む。前記フィルタは、前記ピクセル位
置発生器から受け取られる各ピクセル位置に最も近い所定数の隣接ピクセル位置
での取込画像輝度値と、オン−グリッド補間フィルタ・カーネルとの積を算定し
て、前記ピクセル発生器から受け取られる各ピクセル位置での補間オン−グリッ
ド輝度値を誘導し、前記オン−グリッド補間フィルタの寸法は前記所定数の最も
近い隣接ピクセル位置の寸法と同一である。本システムに更に含まれるものとし
ては、前記光検知素子の組合せ応答関数の逆関数によって前記受け取られたピク
セル位置各々での前記補間オン−グリッド輝度値を補償して、前記受け取られた
ピクセル位置での補償済み補間オン−グリッド輝度値を誘導する応答関数補償器
と、高ダイナミックレンジ出力画像の前記ピクセル輝度値として前記ピクセル位
置アレイのピクセル位置各々での前記補償された補間オン−グリッド輝度値を保
存する出力画像メモリとがある。前記光検知素子の組合せ応答関数は、前記複数
の感度レベルの異なるものを有する光検知素子の重み付け応答関数の合計であり
、それら重み付け応答関数の各々は、前記複数の感度レベルのそれぞれに対する
所定の重み付け係数によって乗算された前記複数の感度レベルのそれぞれを有す
る光検知素子の応答関数である。
【0021】 本発明の特性及び利益のより完全な理解のために、添付図面と組み合わせて以
下の詳細な説明を参照すべきである。添付図面中、同一の参照番号及びキャラク
タは、共通する特徴、構成要素、パーツ、プロセス、並びに、ステップを指定す
べく使用されている。
【0022】 詳細な説明 図1で参照されるように、本発明に従った比較的低いダイナミックレンジ画像
センサを用いて比較的高いダイナミックレンジの画像を取り込むシステムに対す
るデータのフロー線図100が示されている。このシステムは、アレイ状(不図
示)の多数の光検知素子を有する比較的低いダイナミックレンジ画像センサ(図
1では不図示)を含む画像検知部1を有する。この明細書及び請求項で使用され
ている用語「光」は、何れの場所においても遠赤外線からX−線までのスペクト
ルであり得る波長を有する電磁輻射線を意味する。画像センサの光検知素子から
成るアレイは、制約無しに、矩形、線形、円形、並びに、六角形のグリッドを含
む任意の配列を有し得て、アレイにおけるそれら光検知素子は均一に配置される
必要性がない。複数の光検知素子から成るアレイは入射光に対して所定の空間的
変動感度パターンを有し、画像センサにおける各光検知素子はシーン(場面)か
らの入射光に応じて、複数の規則正しく離間されたピクセル行と、それらピクセ
ル行とは直交する複数の規則正しく離間されたピクセル列とのそれぞれの交差点
によって規定されたピクセル位置アレイにおける多数のピクセル位置の内の対応
する1つのピクセル位置での(図1では不図示)、取込画像輝度値を提供する。
それら光検知素子によって提供されたそれぞれのピクセル位置での取込画像輝度
値は、このシステムの画像処理部2における取込画像メモリ(図1では不図示)
に保存される。この画像処理部2は、画像検知部1における画像センサの空間的
変動感度パターンによって生ずる画像輝度に関しての変動を除去する役割を果た
し、比較的高いダイナミックレンジ出力画像を表す、それぞれのピクセル位置に
おける再標本化(再標本抽出された)輝度値を出力画像メモリ3へ提供する。
【0023】 図2へ移ると、図1のデータ・フロー線図の画像処理部2のデータ・フロー線
図200が示されている。画像センサによって提供されたような、ピクセル位置
アレイにおけるそれぞれのピクセル位置での取込画像輝度値は取込画像メモリ2
0に保存される。この取込画像メモリ20における取込画像輝度値は、オフ−グ
リッド(格子点外れの)のエスタマター(estimator)又は推定器22
によって使用されて、ピクセル位置アレイにおけるそれぞれの交差点に配置され
たオフ−グリッド位置での推定オフ−グリッド輝度値を誘導する。次いでそれぞ
れのオフ−グリッド位置でのこれら推定オフ−グリッド輝度値は、オン−グリッ
ド・リサンプラー(on−grid resampler)23によって再標本
化が為されて、それぞれのピクセル位置での再標本化輝度値を誘導する。これら
再標本化輝度値は、比較的高いダイナミックレンジ画像を表すピクセル輝度値と
して、出力画像メモリ21に保存される。画像センサの光検知素子の内の各々に
よって作り出される輝度値は他の光検知素子によって作り出された輝度値と合体
させられないので、画像センサによって取り込まれた画像の解像度に逆る低減は
存在しない。また、それぞれのオフ−グリッド位置での輝度値はそれぞれのピク
セル位置での取込画像輝度値から推定され、それぞれのピクセル位置での再標本
化輝度値はオフ−グリッド位置での推定オフ−グリッド輝度値の再標本化によっ
て誘導されるので、光検知素子の内の任意の1つによって作り出される取込画像
輝度値は再標本化輝度値の内の任意の1つに寄与することができる。結果として
、出力画像メモリ21における再標本化出力画像は取込画像メモリ20における
取込画像と殆ど同一の解像度を有する。
【0024】 図3で参照されるように、本発明の模範的な実施例に従ったシステム300の
ハードウェア構成要素のブロック線図が示されている。このシステム300は、
画像検知部1、画像処理部2、並びに、ビデオ出力部4を有する。1つのシーン
が、所定の空間的変動感度パターンを有する画像センサを伴う画像検知部1によ
って取り込まれる。画像検知部1は取り込まれた画像(取込画像)を表す画像信
号を画像処理部2へ提供する。画像処理部は、画像センサの空間的変動感度パタ
ーンによって生ずる画像の輝度に逆る変動を除去し、出力画像信号をビデオ出力
部4へ提供する。ビデオ出力部4は本発明の一部ではないが、比較的高いダイナ
ミックレンジ画像を表す出力ビデオ信号を提供する完全なビデオ画像形成システ
ムを示す目的のためにここに含まれている。
【0025】 画像検知部1は、レンズ系6、アパチャー7、電荷結合素子(CCD)画像セ
ンサ9、並びに、前置増幅器(プリアンプ)10を含む。シーンからの入射光5
はレンズ系6及びアパチャー7をCCD画像センサ9に到着する前に通過する。
CCD画像センサ9は所定の空間的変動感度パターンを有し、それに従ってこの
画像センサ9の光検知素子(不図示)各々の感度レベルが決定される。CCD画
像センサ9に対する空間的変動感度パターンを提供する異なる模範的な方法は以
下に記載される。前置増幅器10は、CCD画像センサ出力の振幅を調整する自
動利得制御回路や、ノイズ低減のための相関二重標本回路等の、ビデオカメラに
典型的に用いられる幾つかのアナログ回路を含む一群から構成される。
【0026】 画像検知部2は、アナログ−ディジタル(A/D)・コンバータ11、フレー
ム・メモリ12、ディジタル−アナログ(D/A)・コンバータ13、読み出し
専用メモリ(ROM)14、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)15、並び
に、処理ユニット16を有する。A/Dコンバータ11は画像検知部1からの画
像信号をディジタル化し、ディジタル化された画像データ(それぞれのピクセル
位置での取込画像輝度値)はフレーム・メモリ12内に保存される。画像処理部
2での計算又は算定は処理ユニット16によって遂行され、該処理ユニットは、
フレーム・メモリ12、ROM14、並びに、RAM15の各データとアクセス
する。処理ユニット16の算定を遂行するために該処理ユニットによって使用さ
れるべき予め規定されたデータ及びプログラムは、ROM14内に保存されてい
る。RAM15の一部は、処理ユニット16による算定中にデータの一時的保存
のために使用される。フレーム・メモリ12に保存されているそれぞれのピクセ
ル位置での算定された再標本化輝度値は、D/Aコンバータ13によってアナロ
グ画像信号に変換されてビデオ出力部4へ提供される。
【0027】 ビデオ出力部4は、ビデオ・エンコーダ17及び出力ユニット18を備える。
画像処理部2からのアナログ画像信号はビデオ・エンコーダ17によってビデオ
信号にコード化され、出力ユニット18はビデオ出力信号19を出力する。
【0028】画像検知部 CCD画像センサ9の空間的変動感度パターンは固定パターン・マスクを用い
ること或はワンチップ技法の何れかによって具現化され得る。ここで図4へ移る
と、所定の空間的変動露光パターンを有する固定パターン・マスク101の一例
が示されている。この例において、固定パターン・マスク101は異なる透明度
(減衰度)の複数セルから成る2次元アレイを有するプレートである。マスク1
01の露光パターンは、それぞれが異なる透明度を有する4つの最も近くの隣接
セルから成る同等セル群の反復パターンによって規定される。4つの最も近くの
隣接セルから成るそうしたセル群の一例が図5に示されている。このセル群は、
マスク101のセル群の全てに共通する所定の位置順序で配列された最も透明な
セル102、透明なセル103、より劣る透明なセル104、並びに、最も劣る
透明なセル105を有する。マスク101の各セルは画像センサのそれぞれの光
検知素子の感度レベルを制御すべく使用される。CCD画像センサの場合、マス
ク101はCCD装置の光感受性領域上に透明層を形成し、既知のフォトリソグ
ラフィ法及びエッチング技法を用いて、所望の露光パターンでマスクを形成すべ
く、その層にパターンニングを施して異なる透明度の複数セルを形成することで
、CCD装置と同一基板上に製作され得る。代替的には、光検知素子の光検知面
自体にマスク・エッチング操作を行わせて、予め選択された光検知素子の感光性
を所望レベルに改変する。固定パターン・マスク101を用いることによって、
4つの隣接セル102,103,104,105からそれぞれが成る各種セル群
の内の1つセル群を通して露光された取込画像の各局所領域は4つの異なる露光
量を有することになる。このようにして、取込画像のあらゆるそうした局所領域
は、4つの異なる露光(即ち、異なる感度レベルを有する4つの光検知素子)の
結果として、比較的高いダイナミックレンジを有することになる。
【0029】 図6を参照すると、固定パターン・マスク101を用いてシーンの画像を取り
込むための構成が図示されている。同図に示されるように、固定パターン・マス
ク101は画像センサ108の前方に直に配置されている。マスク101は画像
センサ108と整合又は整列されて、該マスク101の各セルは画像センサ10
8の対応する光検知素子(不図示)の前方に直に位置決めされる。そのシーンか
らの入射光はカメラ光学系109を通過してから、マスク101を介して画像セ
ンサ108の画像平面上に合焦させられる。画像センサ108の各光検知素子に
よって検出される入射光の輝度は、その光検知素子の前方におけるマスク・セル
の透明度によって決定される。図6で取り込まれることになるシーンには、明る
い物体106と暗い物体107とが存在する。
【0030】 図7へ移ると、固定パターン・マスク101を通じて画像センサ108によっ
て取り込まれた、図6におけるシーンの画像の表示110が示されている。図7
で留意されることは、もし、より明るい露出のピクセルが明るい物体106の一
領域において飽和輝度値を有したとしても、同一領域に対するより暗い露出のピ
クセルが非飽和輝度値を有することである。同様に、もしより暗い露出のピクセ
ルが、図6における暗い物体107の領域からの入射光を受け取る光検知素子の
ノイズ・レベルを下回る輝度値を有したとしても、同一領域からの入射光を受け
取るより明るい露出のピクセルはそのノイズ・レベルを上回る輝度値を有するこ
とになる。
【0031】 図8を参照すると、光検知素子と、本発明に従ったシステムを具現化する画像
センサの好適タイプである典型的なCCD画像センサの関連構造との断面の概略
表示800が示されている。光検知素子は、p−ウェル領域190内に形成され
たn型領域115から成るフォトダイオードを含む。このフォトダイオードは、
入射光での露光に適合された光検知面191を有して、作動的にバイアスされて
(n型領域115がp−ウェル領域190に対して逆バイアスされる)、p−ウ
ェル領域内にポテンシャル・ウェルを形成して光発生電荷を内部に保存する。フ
ォトダイオードに関連される転送ゲート電極114は、それに自体に対する適切
な電圧信号の印加に及んで、フォトダイオード内に保存される光発生電荷に対す
るチャネルを形成して、以下により詳細に説明されるように垂直シフトレジスタ
(図8では不図示)へ進ませる。不透明な光シールド層113は、入射光がCC
D画像センサのフォトダイオードの光検知面以外の領域に到達することを防止す
べく形成される。アパチャー192がその光シールド層113内に形成されて、
CCD画像センサにおけるフォトダイオードの各々の光検知面191を露出する
。オンチップ・マイクロレンズ111はフォトダイオードの光検知面191上方
に形成され得る。特にカラーCCD画像センサの場合、そのオンチップ・マイク
ロレンズ111とフォトダイオードの光検知面191との間にはオンチップ光学
的フィルタ112が形成される。
【0032】 図9へ移ると、2つの光検知素子が異なる感度レベルを有しているCCD画像
センサにおける、2つの隣接光検知素子及び関連構成の断面の概略表示900が
示されている。この図における左側の光検知素子はオンチップ・マイクロレンズ
111を有して、入射光をフォトダイオードの光検知面191上に集中させる一
方、右側の光検知素子はそのフォトダイオードの光検知面191上方にオンチッ
プ・マイクロレンズを有さない。それ故に左側の光検知素子は、その光検知面1
91で、右側の光検知素子よりも大きな強度の入射光を受け取ることになる。こ
のようにして、左側の光検知素子は右側の光検知素子よりも高い感度レベルを有
するように製作される。画像センサの予め選択された光検知素子の上方にオンチ
ップ・マイクロレンズ111を形成することで、2つの感度レベルを有する所定
の空間的変動感度パターンがCCD画像センサ用に達成される。
【0033】 図10へ移ると、CCD画像センサの2つの隣接光検知素子及び関連構造の断
面の概略表示1000が示されており、異なる感度レベルを伴う光検知素子を提
供する代替的な技法が図示されている。オンチップ・フィルタ116及び117
が、左右のフォトダイオードのオンチップ・マイクロレンズ111及び光検知面
191の間にそれぞれ対応して形成されている。これらフィルタ116及び11
7は入射光に対して異なる透明度を有するように形成され、よって左右の光検知
素子が異なる感度レベルを有するに為す。所定の透明度を獲得すべく、CCD画
像センサの各フォトダイオードの光検知面191上方にフィルタを形成すること
で、所定の空間的変動感度パターンがCCD画像センサ用に達成される。
【0034】 図11を参照すると、CCD画像センサの2つの隣接光検知素子及び関連構造
の断面の概略表示1100が示されている。光シールド層113は左右の光検知
素子の各光検知面191上方にアパチャー118及び119を有する。光シール
ド層113におけるこれらアパチャー118及び119は異なるサイズを有する
ように形成されて、異なる量の入射光が左右のフォトダイオードの光検知面19
1に到達可能とする。所定のサイズを獲得すべく、画像センサの各光検知素子の
光検知面191上方にアパチャーを形成することで、所定の空間的変動感度パタ
ーンが画像センサ用に達成される。
【0035】 図12を参照すると、4つのフォトダイオード121,122,123,12
4と、フォトダイオード121及び123とフォトダイオード124及び122
との各列が対応する垂直シフトレジスタ125及び垂直シフトレジスタ126に
隣接して配置されている行間挿入構造とを有する簡略化されたCCD画像センサ
を表す概略レイアウト線図1200が示されている。図8に関連して先に説明さ
れたように、各フォトダイオードは関連転送ゲート電極114を有する。適切な
電圧転送トリガー信号が1つのフォトダイオードに関連された転送ゲート電極1
14に印加されると、そのフォトダイオード内に保存される光発生電荷が対応す
る垂直シフトレジスタの各段階へ進むことが可能とされ、露出又は露光の持続期
間中にその中に蓄積される。図12の線図は4つの転送トリガー入力129,1
30,131,132を示し、これらがフォトダイオード121,122,12
3,124と関連された転送ゲート電極へ転送トリガー信号を印加して、フォト
ダイオード121,122,123,124に保存された光発生電荷を対応する
シフトレジスタ125及び126の各段階へ転送する。各露出期間の終了時、フ
ォトダイオードから転送されて垂直シフトレジスタの各段階に蓄積された保存光
発生電荷は、水平シフトレジスタ127へ向かって3相クロック(不図示)によ
って各垂直シフトレジスタ25及び126内でシフトされる。ひとたび水平シフ
トレジスタ127内になると、フォトダイオード121,122,123,12
4の各々からの蓄積された光発生電荷は、出力端子128へ向かって2相クロッ
ク(不図示)によって順次シフトアウトされ、該出力端子では、各電荷パケット
がその出力端子128に到着する蓄積された光発生電化パケットの大きさに比例
する電圧信号として検出される。
【0036】 図13へ移ると、n型領域115及びp−ウェル領域190によって形成され
たフォトダイオード、n型領域135及びp−ウェル領域190によって形成さ
れた対応する垂直シフトレジタの1段階、前記フォトダイオード及び前記シフト
レジスタ段階を分離するp型障害領域134、並びに、転送トリガー入力137
と接続されたフォトダイオードと関連された転送ゲート電極114の断面の概略
表示1300が示されている。シフトレジスタ段階はp−ウェル190に対して
適切にバイアスされたn型領域135を含んで、該シフトレジスタ段階へ転送さ
れる光発生電荷を受け取って蓄積するポテンシャル・ウェル(不図示)を形成す
る。トリガー・パルス信号が端子137に印加されると、n型領域115及びp
−ウェル190によって形成されたフォトダイオードのポテンシャル・ウェルに
保存された光発生電荷が、矢印138で示されたように、障害領域134下方の
チャネルを通過してシフトレジタ段階のポテンシャル・ウェルへ進むことを可能
としている。
【0037】 トリガー入力137への転送トリガー・パルスの周期的な印加に加えて、各フ
ォトダイオードに保存された光発生電荷は、リセット入力133へのリセット・
パルス信号の周期的な印加によって周期的に放電される。各リセット・パルス電
圧信号の印加は、p−ウェルと重くドープされたn型電荷シンク領域120との
間の接合を適切にバイアスして、CCD画像センサの各フォトダイオードのポテ
ンシャル・ウェルに保存された実質的に全ての光発生電荷を矢印139で示され
たように電荷シンク領域120へ転送させる。
【0038】 次に図14へ移ると、露出パルス193、リセット・トリガー・パルス194
、図12に示される模範的なCCD画像センサの4つのフォトダイオードと関連
された転送トリガー・パルス195,198,261,264、並びに、模範的
なCCD画像センサの4つのフォトダイオードPD4,PD3,PD2,PD1
における保存光発生電荷196,199,262,265のタイミング線図が示
されている。画像を取り込む露出期間である継続期間は、露出パルス193の幅
によって決定される。リセット・パルス194がCCD画像センサのリセット・
トリガー入力133に印加される度に、画像センサの各フォトダイオードに保存
された光発生電荷は以下に説明される理由のためにゼロへなる。CCD画像セン
サにおける全てのフォトダイオードが入射光に露出されるので、波形196,1
99,262,265によって表される光発生電荷の大きさはリセット・パルス
194間に増大する。先に説明されたように、転送トリガー・パルスがフォトダ
イオードに関連された転送ゲート電極に印加される度に、フォトダイオードに保
存された光発生電荷は対応する垂直シフトレジスタの各段階へ転送される。フォ
トダイオードPD4の場合、転送トリガー・パルス195がその関連された転送
ゲート電極にリセット・パルス194と同一周波数であるが各転送トリガー・パ
ルス195は次のリセット・パルス194に密着して先行するように位相がシフ
トされた状態で印加される。各転送トリガー・パルス195は、対応する黒塗り
領域197によって表される電荷量を対応する垂直シフトレジスタの各段階へ転
送させ、その転送された電荷は露出パルス193の継続期間にわたってそこに蓄
積される。
【0039】 転送トリガー・パルス195と同一幅を有する転送トリガー・パルス198は
、フォトダイオードPD3に関連された転送ゲート電極に転送トリガー・パルス
195の周波数の半分の周波数で印加される。転送トリガー・パルス198の位
相は、各トリガー・パルス198が次のリセット・パルス194に密着して先行
するようになっている。各転送トリガー・パルス198の印加は、対応する黒塗
り領域260によって表されるフォトダイオードPD3に保存されたかなりの量
の光発生電荷を対応する垂直シフトレジスタの各段階に転送させ、その転送され
た電荷は露出パルス193の継続期間にわたってそこに蓄積される。転送トリガ
ー・パルス198は転送トリガー・パルス195の半分の周波数で生ずるので、
露出継続期間にわたってフォトダイオードPD3から光発生電荷を受け取る垂直
シフトレジスタ段階に蓄積された光発生電荷は、同一露出継続期間にわたってフ
ォトダイオードPD4から光発生電荷を受ける垂直シフトレジスタ階段に蓄積さ
れる半分となる。このように動作することで、フォトダイオードPD3の実効的
な感度レベルはフォトダイオードPD4の感度の半分となる。
【0040】 転送トリガー・パルス198及び195と同一幅を有する転送トリガー・パル
ス261は、フォトダイオードPD2と関連された転送ゲート電極に印加される
。転送トリガー・パルス261の位相は、当該転送トリガー・パルス261が次
のリセット・パルス194に密着して先行するようになっている。各転送トリガ
ー・パルス261の印加は、対応する黒塗り領域263によって表される光ダイ
オードPD2に保存されるかなりの量の光発生電荷の対応する垂直シフトレジス
タの各段階への転送を生じさせ、転送された電荷は露出パルス193の継続期間
にわたってそこに蓄積される。転送トリガー・パルス261の周波数は転送トリ
ガー・パルス198の半分であると共に転送トリガー・パルス195の1/4で
あるので、露出パルス193の継続期間にわたってフォトダイオードPD2から
保存光発生電荷を受け取るシフトレジスタ段階に蓄積された光発生電荷の合計量
は、フォトダイオードPD3から保存光発生電荷を受け取る垂直シフトレジスタ
段階に蓄積される場合の半分となるとともに、同一の継続期間にわたってフォト
ダイオードPD4から保存光発生電荷を受け取るシフトレジスタ段階に蓄積され
る場合の1/4となる。結果として、フォトダイオードPD2の実効的な感度レ
ベルはPD3の実効的感度レベルの半分であると共に、フォトダイオードPD4
の実効的感度レベルの1/4である。
【0041】 転送トリガー・パルス261,198,195と同一幅を有する転送トリガー
・パルス264は、転送トリガー・パルス261の半分の周波数でフォトダイオ
ードPD1と関連された転送ゲート電極に印加される。転送トリガー・パルス2
64の位相は、各転送トリガー・パルス264が次のリセット・パルス194に
密着して先行するようになっている。各転送トリガー・パルス264の印加は、
対応する黒塗り領域266によって表されるフォトダイオードPD1に保存され
たかなりの量の光発生電荷を対応する垂直シフトレジスタの各段階へ転送させ、
転送された電荷は露出パルス193の継続期間にわたってねそこに蓄積される。
転送トリガー・パルス264の周波数は転送トリガー・パルス261の半分であ
り、転送トリガー・パルス198の1/4であり、そして転送トリガー・パルス
195の1/8であるので、露出パルス193の継続期間にわたってフォトダイ
オードPD1から保存光発生電荷を受け取る垂直シフトレジスタ段階に蓄積され
た合計光発生電荷は、同一露出継続期間にわたって、フォトダイオードPD2か
ら保存光発生電荷を受け取るシフトレジスタ段階に蓄積された電荷の半分であり
、フォトダイオードPD3から保存光発生電荷を受け取るシフトレジスタ段階に
蓄積された電荷の1/4であり、そしてフォトダイオードPD4から保存光発生
電荷を受け取るシフトレジスタ段階に蓄積された電荷の1/8である。結果とし
てフォトダイオードPD1の実効的感度レベルはフォトダイオードPD2の半分
であり、フォトダイオードPD3の1/4であり、そしてフォトダイオードPD
4の1/8である。従って異なる実効的感度レベルを、それぞれの転送トリガー
・パルスをそれらの関連転送ゲート電極に対して、先に記載されたような異なる
周波数で印加することによって獲得することができる。
【0042】 光発生電荷は各転送トリガー・パルスの印加に及んでそれぞれの垂直シフトレ
ジスタ段階に小量蓄積され且つ転送トリガー・パルスが露出期間にわたって均一
に分配されるので、そのシーン中における動作はそれぞれのフォトダイオードか
らの保存光発生電荷を蓄積する垂直シフトレジスタ段階に同一の方法で集積され
ることになる。よって、出力画像における動作不鮮明性の不整合はCCD画像セ
ンサに対する所定の空間的感度パターンを獲得するための先の技法を使用するこ
とで抑制される。
【0043】画像処理部 図2のデータ・フロー線図に戻ると、本発明の模範的な実施例に従った画像処
理部200は取込画像メモリ20、オフ−グリッド推定器22、オン−グリッド
・リサンプラー23、並びに、出力画像メモリ21を備える。例えば図3のブロ
ック線図におけるフレーム・メモリ12の一部として物理的には具現化される取
込画像メモリ20は、図1の画像検知部1によって取り込まれた画像をディジタ
ル形態で保存する。オフ−グリッド推定器22は取込画像メモリ20内の取込画
像輝度値を読取り、各オフ−グリッド位置での輝度値を算定するが、それらオフ
−グリッド位置は画像(ピクセル位置)アレイ上ではない位置である。オン−グ
リッド・リサンプラー23は各オフ−グリッド位置での輝度値を受け取り、オフ
−グリッド位置でのオフ−グリッド輝度値を再標本化(リサンプル)することで
各オフ−グリッド位置での再標本化された輝度値を算定する。算定された各ピク
セル位置での再標本化輝度値は、そのシーンの比較的高いダイナミックレンジ画
像のピクセル輝度値として出力画像メモリ21に保存される。
【0044】 図15を参照すると、複数の規則正しく離間されたピクセル行267と、該ピ
クセル行267と直交する複数の規則正しく離間されたピクセル列268との交
差点によって画成された、ピクセル位置アレイ状に配置された矩形140で表さ
れたピクセル位置の模範的構成1500が示されている。オフ−グリッド位置は
ピクセル位置アレイのそれぞれの合間に一般には配置されて、オフ−グリッド位
置アレイを形成する。図15の構成において、黒ドット141で表されるオフ−
グリッド位置は複数の規則正しく離間された中間行269と、その中間行269
と直交する複数の規則正しく離間された中間列270との各交差点によって画成
されたオフ−グリッド位置アレイを形成する。中間行269の各々はピクセル行
267と平行すると共にピクセル行267の各隣接対の間の中央に延在する。中
間列270の各々はピクセル列268と平行すると共にピクセル列267の各隣
接対の間の中央に延在する。ピクセル位置及びオフーグリッド位置の便宜上の参
照のために、取込画像の底部左隅は座標系の原点(0,0)として規定されて、
該原点に最も近いピクセル位置は座標(0.5,0.5)を有し、該原点に最も
近いオフ−グリッド位置は座標(1,1)を有する。取込画像の底部右隅は(x
サイズ,0)を有すると規定されており、そのxサイズはピクセル行267の方
向(x方向)における取込画像の寸法であり、画像の上方左隅は座標(0,yサ
イズ)を有すると規定されており、そのyサイズはピクセル列268の方向(y
方向)における取込画像の寸法である。
【0045】 図16へ移ると、本発明の模範的実施例に従ったオフ−グリッド推定器(図2
の線図における22)のデータ・フロー線図1600が示されている。この実施
例の場合、画像センサの光検知素子は4つの異なる感度レベルを有する。オフ−
グリッド推定器1600は、各々が4つの感度レベルのそれぞれ対応した4つの
リサンプラー28,29,30,31と、図15の線図で画成されたオフ−グリ
ッド位置アレイのオフ−グリッド位置を提供するオフ−グリッド位置発生器32
と、ピクセル位置の各々と対応している感度レベルを示すデータを保存する感度
パターン・データ・メモリ34とを有する。加えて、オフ−グリッド推定器16
00は、光検知素子の感度レベルのそれぞれに一対一で対応する重み係数W
,W,Wを保存する重み係数メモリ24,25,26,27と、各々が
対応するリサンプラー28,29,30,31及び該対応リサンプラーと同一の
感度レベルと対応する重み係数W,W,W,Wを受け取って、その受け
取ったリサンプラー出力と重み係数の積を提供する乗算器271,272,27
3,274とを含む。オフ−グリッド推定器1600は乗算器271,272,
273,274の出力を受け取って、それら乗算器出力の合計を提供する合算器
275をも含む。更にオフ−グリッド推定器1600は、合算器275の出力を
受け取るマッパー(mapper)33、該マッパー33と関連された検索テー
ブル(lookup table:LUT)・メモリ35を有する。複数の感度
レベルの内の相互に異なるものをそれぞれ有する光感度素子の感度重み付け組合
せ応答関数の逆関数を表すデータを保存する検索テーブル・メモリ35は、マッ
パー33によって使用されて、オフ−グリッド位置発生器32から受け取った各
オフーグリッド位置に対する合算器275の出力を、組合せ応答関数の逆関数に
よって補償して、受け取られたオフ−グリッド位置での推定されたオフ−グリッ
ド輝度値を誘導する。オフ−グリッド推定器1600は、マッパー33の出力を
受け取るオフ−グリッド輝度値メモリ36をも有する。
【0046】 再度、図3を参照すると、図16における感度パターン・メモリ34が、例え
ば、ROM14内に物理的に実装され、ピクセル位置の各々に対する感度レベル
の形態で、CCD画像センサ9の所定空間変動感度パターンを保存する。図16
における検索テーブル・メモリ35も、例えばROM16内に物理的に実装され
ており、画像センサの光感度素子の感度重み付け組合せ応答関数の逆関数によっ
て、各オフ−グリッド位置での合算器275の出力を補償するための検索テーブ
ルを保存する。図16におけるオフ−グリッド輝度値メモリ36は、例えばフレ
ーム・メモリ36内に物理的に実装され、図16におけるマッパー33によって
提供されるように各オフ−グリッド位置での推定されたオフ−グリッド輝度値を
保存する。
【0047】 図16へ戻ると、取込メモリ20は図15の線図に従って画成された各ピクセ
ル位置での取込画像輝度値を保存する。各ピクセル位置での輝度値は、例えば、
図3のブロック線図におけるCCD画像センサ9の対応する光検知素子によって
作り出される。各光検知素子は4つの感度レベルの内の1つを有すると共と対応
するピクセル位置での輝度値を作り出すので、各ピクセル位置は対応する感度レ
ベルを有するものとして考慮され得る。リサンプラー28,29,30,31の
各々はオフーグリッド位置発生器32からオフ−グリッド位置と感度パターン・
メモリ34から感度パターン・データとを受け取って、その対応する感度レベル
のピクセル位置での取込画像メモリ20における取込画像輝度値を再標本化する
ことよって、受け取られたオフ−グリッド値でのその感度レベルに対する感度レ
ベル・オフ−グリッド輝度値を有する。再標本化算定の詳細は以降に記載される
。リサンプラー28,29,30,31の各々がオフ−グリッド位置発生器32
から受け取ったオフ−グリッド位置でのその対応する感度レベルをに対する各感
度レベル・オフ−グリッド輝度値を誘導した後、それら誘導感度レベル・オフ−
グリッド輝度値の各々は乗算器271,272,273,274の内の1つにお
ける誘導リサンプラーとして同一感度レベルと対応する重み付け係数W,W ,W,Wの対応する1つと乗算される。次いで、各重み付け係数W,W ,W,Wによってスケーリングされた後、オフ−グリッド位置発生器32か
ら受け取ったオフ−グリッド位置での4つのリサンプラー28,29,30,3
1によって誘導された感度レベル・オフ−グリッド輝度値は、合算器275によ
って蓄積されて、受け取られたオフ−グリッド位置での重み付け合計感度レベル
・オフ−グリッド輝度値を誘導し、それがマッパー33へ提供される。マッパー
33は合算器275からの重み付け合計感度レベル・オフ−グリッド輝度値を四
捨五入して、検索テーブル・メモリ35に対する整数指標を獲得する。指標と対
応する組合せ応答関数で補償された輝度値は検索テーブル・メモリ35からマッ
パー33によって検索されて、オフ−グリッド発生器32から受け取られたオフ
−グリッド位置での推定されたオフ−グリッド値としてオフ−グリッド輝度値メ
モリ36へ提供される。オフ−グリッド位置発生器32は(1,1)から(xサ
イズ−1,yサイズ−1)までのオフ−グリッド位置を逐次発生するので、寸法
xサイズ−1及びyサイズ−1を伴うオフ−グリッド輝度値パターンは発生され
てオフ−グリッド輝度値メモリ36に保存される。
【0048】 図17を参照すると、図16のオフ−グリッド推定器1600によって実行さ
れ得る算定処理のフロー線図が示されている。第1として、ループ201は(1
,1)から(xサイズ−1,yサイズ−1)まで図16のオフ−グリッド位置発
生器によって提供される各オフ−グリッド位置(x,y)に対して繰り返され、
そこでx及びyはオフ−グリッド位置の座標であり、xサイズ及びyサイズはx
方向及びy方向の取込画像の寸法である。ループ201において、ステップ20
2と、ループ203と、ステップ206が実行される。ステップ202で値が0
に初期化される。ループ203においてステップ204及び205が各i番目の
感度レベルに対して繰り返される。本実施例において、感度レベルの数は4であ
り、それ故に、ループ203は4回繰り返される。ステップ204において、オ
フ−グリッド位置(x,y)での第i番目の感度レベルに対する感度レベル・オ
フ−グリッド位置輝度値pは再標本化関数:Resample(I,S,
x,y)を用いて、図16の取込画像メモリ20に保存された各ピクセル位置で
の取込画像輝度値Iから算定され、この式でSは図16の線図における感度パ
ターン・メモリ34からの感度パターン・データを表す。ステップ205で、第
i番目感度レベルpに対する算定された感度レベル・オフ−グリッド輝度値は
、第i番目感度レベルと対応する所定の重み付け係数Wによって乗算され、そ
の積が値sに合算される。ループ203が各感度レベルに対して繰り返された後
、ステップ206が実行される。ステップ206でオフ−グリッド位置(x,y
)での推定されたオフ−グリッド輝度値Bが、図16のマッパー33及び検索テ
ーブル(lookup table:LUT)・メモリ35を用いて関数:Ma
p(LUT,s)によって算定される。ステップ206が完了した後、ループ2
01の現反復が完了される。ループ201が図16のオフ−グリッド位置発生器
32から受け取られた各オフ−グリッド位置に対して繰り返された後、フローチ
ャート1700によって表された算定処理は終了する。
【0049】 図18へ移ると、図17のフロー線図によって記載された算定処理に用いられ
る関数Resample(I,S,x,y)の算定を記載するフロー線図が
示されている。フロー線図1800によって記載される算定は第i番目の感度レ
ベルと対応する図16における第i番目のリサンプラーによって実行される。ス
テップ207で第i番目の感度レベルと対応する位置だけでの輝度値を有する画
像Iは、感度パターン・データSに従った取込画像Iをマスクすることによ
って発生させられる。ステップ208でオフ−グリッド位置(x,y)に最も近
いマスクされた画像Iのピクセル位置でのオフ−グリッド輝度値pが決定され
る。最後にステップ209で、輝度値pがオフ−グリッド位置(x,y)での第
i番目感度レベルに対する感度レベル・オフ−グリッド輝度値として提供され、
フロー線図1800によって表された計算処理が終了する。
【0050】 次に図19に移ると、図17のフロー線図1700によって記載された計算処
理に用いられる関数Map(LUT,s)の計算に対するフロー線図1900が
示されている。フロー線図1900の算定は図16の線図におけるマッパー33
及び関連検索テーブル・メモリ35によって実行される。この算定は、ステップ
210,211,212のシーケンスから成る。ステップ210で整数値指標t
が、図17のフロー線図1700におけるループ203で算定されたようにsを
切り捨てることによって算定される。ステップ211で値pがその指標tを用い
て図16における検索テーブル・メモリ35から検索される。ステップ212で
検索テーブル・メモリ35における指標tに対する値pが出力として提供され、
フロー線図1900によって表される処理は終了する。指標tを値pにマッピン
グするために使用される検索テーブル・データは予め準備され図16の検索テー
ブル・メモリ35に保存される。先に指摘したように、検索テーブル・メモリ3
5は図3におけるROM14に実装される。
【0051】 図20を参照すると、4つの感度レベルの内の相互に異なるものをそれぞれが
有する光検知素子の模範的な正規化されたラジオメトリック(radiomet
ric)応答関数のグラフ2000が示されている。数量Eは、図20のグラフ
2000を作り出すために、光検知素子によって検知可能な最大放射強度によっ
て正規化された光検知素子に入射した放射強度を表す。数量pは光検知素子と対
応するピクセル位置での輝度値を表す。本実施例は4つの感度レベルを有するの
で、4つの応答関数:p(E)142,p(E)143,p(E)144
,p(E)145がある。これら4つの応答関数の全ては単色であるので、正
の重み係数を伴うこれら関数線形組合せs(E)も単色である。4つの感度レベ
ルを一対一で有する4つの光検知素子の感度重み付け組合せ応答関数は以下のよ
うに表現され得る。
【0052】 s(E)=W(E)+W(E)+W(E)+W(E
) (1)
【0053】 等式(1)によって表される組合せは、4つの感度レベルでの応答関数が組み
合わされたので放射強度Eの検知に対して高ダイナミックレンジをもたらす。例
えば、P(E)はEの明るいレンジ(範囲)に逆る感度を有し、P(E)は
Eの暗いレンジに逆る感度有する一方で、P(E)及びP(E)はEの中間
レンジをカバーしている。等式(1)の組合せは256レベルのグレイスケール
の数における増大をももたらす。もしこれら応答関数P(E),P(E),
(E),P(E)の各々が256レベルのグレイスケールを有すれば、s
(E)は1021レベルに同等なグレイスケールを有する。
【0054】 図21へ移れば、模範的な組合せ応答関数s(E)のグラフ2100が示され
ている。組合せ応答関数s(E)に対する検索テーブル・データを保存するため
、図22のグラフ2200における曲線147として示されたs(E)の逆関数
が、単色関数の逆関数も単色であるので使用され得る。もし、s(E)の逆関数
が連続関数として発生されれば、任意の数のレベルを有する検索テーブルはディ
ジタル化されて保存される。例えば、図22のグラフから誘導された検索テーブ
ルは65,536個のレベルを有する。更に任意の種類の応答関数を表すデータ
も検索テーブルに保存可能である。例えば図23は、ガンマ特性が含まれた応答
関数の逆関数のグラフ2300を示す。ガンマ特性の包含は標準化ビデオ信号出
力を提供するために必要であり得る。
【0055】 当業者には明らかなように、図16のリサンプラー28,29,30,31に
よって実行される最も接近した隣接標本化関数は、補間法を伴う双一次元及び双
三次標本化等の他の周知の標本化関数で代替され得る。重み付け係数W,W ,W,Wはそれぞれが正値であり得る。殆どの例において、重み係数の各々
は1/Nにセットされ得、ここでNは感度レベルの数である。図16に示された
オフ−グリッド推定器において、もし重み付け係数W,W,W,Wが全
て同等であれば、重み付け係数メモリ24,25,26,27及び乗算器28,
29,30,31がは削減され得て、その場合、リサンプラー28,29,30
,31は合算器275へ直に提供される。留意されることは、図4の線図におけ
る検索テーブル・メモリ35に保存された検索テーブル・データを作り出す目的
で、重み付け係数が、等式(1)によって規定される組合せ応答関数s(E)に
対する所望の形状を獲得すべく選択されることである。検索テーブル・データは
図22のグラフに示されたように関数s(E)の逆関数をディジタル化すること
で誘導される。ディジタル化誤差を最小化すべく、関数s(E)の逆関数はでき
る限り均一化されるようにディジタル化される。関数s(E)の逆関数は均一デ
ィジタル化に充分適合していない場合、形状は重み付け係数を変えることで変更
され得る。
【0056】 次に図24へ移れば、本発明の別の模範的実施例に従った、図2の線図のオフ
−グリッド推定器22のデータ・フロー線図2400が示されている。図24の
オフ−グリッド推定器は、(0.5,0.5)から(xサイズ,yサイズ)まで
順次ピクセル位置を発生するピクセル位置発生器43、各ピクセル位置と対応す
る感度レベルを保存する感度パターン・メモリ40、マッパー42、異なる感度
レベルを有する光検知素子の応答関数の逆関数を表す個別検索テーブル・データ
を保存する関連検索テーブル・メモリ39、ピクセル位置と対応する感度レベル
を有する光検知素子の応答関数の逆関数によって各ピクセル位置輝度値が補償さ
れた後に、各ピクセル位置での輝度値を保存するマッピングされたピクセル位置
輝度値メモリ41、(1,1)から(xサイズ−1,yサイズ−1)までオフ−
グリッド位置を順次発生するオフ−グリッド位置発生器45、マッピングされた
ピクセル位置輝度値メモリ41に保存された補償済みピクセル位置輝度値からオ
フ−グリッド位置発生器45から受け取った各オフ−グリッド位置での推定され
たオフ−グリッド輝度値を算定する類似逆推定器、並びに、類似逆推定器44に
よって算定された各オフ−グリッド位置での推定されたオフ−グリッド輝度値を
保存するオフ−グリッド輝度値メモリ36を含む。
【0057】 図3のブロック線図で参照されるように、検索テーブル・メモリ39及び感度
パターン・メモリ40は双方ともに、例えば、ROM14内に物理的に実装され
、マッピングされたピクセル位置輝度値メモリ41は例えばRAM15内に物理
的に実装される。
【0058】 図24へ戻れば、マッパー42は取込画像メモリ20からピクセル位置発生器
43から受け取ったピクセル位置での取込画像輝度値を受け取り、そして該マッ
パー42はその取込画像輝度値に検索テーブル・メモリ39に保存された検索テ
ーブル・データを適用して、感度パターン・メモリ40から獲得される受け取ら
れたピクセル位置と対応する感度レベルを求め、受け取られたピクセル位置での
マッピングされた輝度値を誘導して、マッピングされたピクセル位置輝度値メモ
リ41内に保存する。マッピングされた輝度値は、受け取られたピクセル位置と
対応するレベルの感度を有する光検知素子の応答関数の逆関数で補償された取込
画像輝度値である。次いで、類似逆推定器44はオフ−グリッド位置発生器45
によって提供されたオフ−グリッド位置での輝度値を、マッピングされたピクセ
ル位置輝度値メモリ41におけるマッピングされた輝度値を用いて算定する。オ
フ−グリッド位置での算定されたオフ−グリッド輝度値は、次いで、オフ−グリ
ッド輝度値記憶装置36に保存される。
【0059】 図25を参照すると、図24の線図のオフ−グリッド推定器2400によって
実行され得る算定プロセス用のフロー線図2500が示されている。第1として
ループ215は、図24のピクセル位置発生器43から受け取られるように、(
0.5,0.5)から(xサイズ−0.5,yサイズ−0.5)までの取込画像
の各ピクセル位置(x,y)に対して繰り返される。ループ215において、ス
テップ216及び217が実行される。ステップ216で、第i番目の感度レベ
ルに対する検索テーブル・データLUTが受け取られたピクセル位置(x,y
)と対応する感度レベルiを参照することで選択される。受け取られたピクセル
位置(x,y)と対応する感度レベルは、図24の感度パターン・メモリ40に
保存された感度パターン・データS(x,y)から獲得される。ステップ217
で、検索テーブル・データLUTは、取込画像メモリ20からの受け取られた
ピクセル位置での取込画像輝度値I(x,y)に適用される。検索テーブル・
データLUTから誘導さえた感度レベルiを有する光感度素子の応答関数の逆
関数によって補償された輝度値は、受け取られたピクセル位置(x,y)でのマ
ッピングされた輝度値I(x,y)として呼称される。ループ215が図24
におけるピクセル位置発生器43から受け取られる各ピクセル位置毎に繰り返さ
れた後、ループ218が、図24におけるオフ−グリッド位置発生器45から受
け取られる(1,1)から(xサイズ−1,yサイズ−1)までの各オフ−グリ
ッド位置に対して繰り返される。ループ218におけるステップ219及び22
0、並びに、ステップ223が実行される。ステップ219で、値s及び値wが
それぞれ0に初期化される。ステップ219の後、ループ220は受け取られた
オフ−グリッド位置(x’,y’)に4つの最も近い隣接ピクセル位置である4
つのピクセル位置(u,v)に対して繰り返される。ループ220において、ス
テップ221及び222が実行される。ステップ221で、ピクセル位置(u,
v)でのマッピングされた輝度値I(u,v)は低閾値θと高閾値θと比
較される。もしI(u,v)がθよりも大きく且つθよりも小さければ、
ステップ222が実行される。さもなければ、ステップ222はスキップされ、
プロセスは次のループ219の反復へ移動する。閾値θ及びθは所定定数値
であり、一般にはピクセル位置(u,v)と対応する感度レベルを有する光検知
素子のマッピングされたノイズ・レベルを表すと共に、同一感度レベルを有する
光検知素子の飽和或は略飽和輝度値を表す。ステップ222で、θよりも大き
く且つθよりも小さいマッピングされた輝度値I(u,v)はsに合算され
、1がwに合算される。ループ220が最も近い隣接ピクセル位置の各々に対し
て繰り返された後、ステップ223が実行される。ステップ223で、受け取ら
れたオフ−グリッド位置(x’,y’)での輝度値B(x’,y’)は値sを値
wで分割することによって算定される。ループ218が図24におけるオフ−グ
リッド位置発生器45から受け取られる各オフ−グリッド位置に対して繰り返さ
れた後、フロー線図2500によって表現される算定プロセスは終了する。
【0060】 図26を参照すると、図24の線図の類似逆推定器44によって実行され得る
代替的な算定プロセスのフロー線図2600が示されている。図26のフロー線
図2600は、4×4立方類似逆算定を具現化しており、ステップ219、ルー
プ220、並びに、ステップ223を含む図25のフロー線図2500の一部に
取って代わることができる。図26のフロー線図で参照されるように、ステップ
224で値s及び値wはそれぞれ0に初期化される。次いでループ225が、図
24におけるオフ−グリッド位置発生器45から受け取られるオフ−グリッド位
置(x’,y’)に最も近い16個の隣接ピクセル位置である16個のピクセル
位置(u,v)に対して繰り返される。ループ225におけるステップ226、
ステップ227、並びに、ステップ228が実行される。ステップ226におい
て、最も近い隣接ピクセル位置(u,v)でのマッピングされた輝度値I(u
,v)は低閾値θと高閾値θと比較される。もしI(u,v)がθより
も大きく且つθよりも小さければ、ステップ227が実行される。さもなけれ
ば、ステップ227及び228はスキップされ、プロセスは次のループ225の
反復へ移動する。閾値θ及びθは所定定数値であり、一般にはピクセル位置
(u,v)と対応する感度レベルを有する光検知素子のマッピングされたノイズ
・レベルを表すと共に、同一感度レベルを有する光検知素子の飽和或は略飽和輝
度値を表す。ステップ227で、指標値i及びjが受け取られたオフ−グリッド
位置(x’,y’)と最も近い隣接ピクセル位置(u,v)とから算定されるが
、これらi及びjは図27に示される立方補間法カーネル(核:kernel)
の値を参照するために使用される。ステップ228で、s及びwはそれぞれステ
ップ228を表すブロックに示される等式に従って更新される。ループ225が
16個の最も近い隣接ピクセル位置の各々に対して繰り返された後、ステップ2
29は実行される。ステップ229において、受け取られたオフ−グリッド位置
(x’,y’)での輝度値Bは値sを値wで割ることで算定される。フロー線図
2600によって表現される算定プロセスは、x’+1からsサイズ−1と、y
’+11からyサイズ−1まで、図24におけるオフ−グリッド位置発生器45
から受け取られる全てのオフ−グリッド位置に対して繰り返される。
【0061】 図28へ移ると、本発明の模範的実施例に従った図2の線図におけるオフ−グ
リッド・リサンプラー23のフロー線図2800が示されている。このオフ−グ
リッド・リサンプラー2800は、(2.5,2.5)から(xサイズ−2.5
,yサイズ−2.5)までのピクセル位置を順次提供するピクセル位置発生器3
8と、該ピクセル位置発生器38から受け取られるピクセル位置に最も近く隣接
する4×4オフ−グリッド位置での推定されたオフ−グリッド輝度値から、ピク
セル位置発生器38から受け取られるピクセル位置での補間されたオフ−グリッ
ド輝度値を算定する立方補間演算を実行する補間器37とを含む。これは図29
に図示されており、同図には、矩形として表されるピクセル位置と、黒丸として
表されるオフ−グリッド位置とのローカル・エリアの線図2900を示している
。受け取られたピクセル位置(x,y)での輝度値が算定されると、4×4の立
方補間カーネルが、(x−2,y−2)から(x+2,y+2)までのローカル
・エリア内において4×4オフ−グリッド輝度値と乗算されそれが図29の線図
における陰影が付けられた矩形として示されている。4×4の立方補間カーネル
2700の一例は図27に示されている。図28におけるピクセル位置発生器3
8は、(2.5,2.5)から(xサイズ−2.5,yサイズ−2.5)までの
ピクセル位置を順次発生して、該ピクセル位置を補間器37へ提供する。このよ
うにして、(xサイズ−4,yサイズ−4)の寸法を有する画像に対する再標本
化された輝度値は発生させられ、図28における出力画像メモリ21に保存され
る。
【0062】 図30を参照すると、図28における補間器37によって実行され得る算定プ
ロセスを説明するフロー線図3000が示されている。この算定プロセスはステ
ップ214を含むループ213を有する。ループ213は、図28におけるピク
セル位置発生器38から受け取られる、(2.5,2.5)から(xサイズ−2
.5,yサイズ−2.5)までの出力画像の各ピクセル位置(x,y)に対して
繰り返され、x及びyはピクセル位置の座標であり、xサイズ及びyサイズはx
方向及びy方向における取込画像の寸法である。ステップ214で、ピクセル位
置(x−2,y−2)での出力画像I(x−2,y−2)の輝度値は、受け取
られたピクセル位置(x,y)に4×4の最も近くの隣接オフ−グリッド位置で
の輝度値と、フロー線図3000におけるステップ214を表すブロック内の等
式によって示される4×4の立方補間カーネルφとの席を算定することで誘導さ
れる。算定された値は、出力画像I(x−2,y−2)の対応するピクセル位
置での輝度値として、図28における線図の出力画像メモリ21に保存される。
ループ213が図28におけるピクセル位置発生器38から受け取られる各ピク
セル位置に対して繰り返された後、フロー線図3000によって表される算定プ
ロセスは終了する。
【0063】 図28における線図の補間器37は立方補間を実行するものとして記載されて
いるが、理解して頂きたいことは、2次元均一グリッド・データから補間値を算
定する任意補間プロセスが立方補間と代替され得ることである。例えば、他の立
方カーネル、ガウス・化ネール、双一次元補間、或は、より大きな補間カーネル
が使用可能である。更には、オフ−グリッド位置と合致するようにピクセル位置
をシフトすることや、オフ−グリッド位置での輝度値を各合致したピクセル位置
での輝度値として採用することは、ピクセル位置での再標本化された輝度値を誘
導すべく使用可能である。双立方B−スプライン3100、双一次元3200、
6×6の2次元ガウシアン3300、並びに、単純シフト・フィルタ・カーネル
(核)3400が図31乃至図34にそれぞれ示されている。これらフィルタ・
カーネルの各々は図30のフロー線図におけるφijとして代替され得る。留意
して頂きたいことは、図30のフロー線図におけるi及びjに対する値の範囲が
フィルタ・カーネルのサイズに従って変化することである。例えば、6×6ガウ
シアン・フィルタ3300が使用される際、i及びjの双方は0から5までの値
を取る。
【0064】 以上に記載された本発明の実施例において、画像センサの光検知素子は4つの
異なる感度レベルを有する。理解して頂けるであろうことは、以上に記載された
実施例に対して軽微な改変のみを伴って、画像センサの光検知素子が異なる多数
の感度レベルを有するような実施例に、本発明が容易に適用され得ることである
。例えば、画像センサの光検知素子は2つのみ感度レベルを有し得て、そうした
場合の実施例への変更はこれから記載される。
【0065】 空間的変動感度パターンがマスクによって規定されている画像検知部において
、マスクはは2つの異なる透明性を具備するセルを有することになり、即ち、暗
いセルと明るいセルとである。例えば、マスクはチェッカーボード・パターンを
有し得て、行の隣接セルと列の隣接セルとはそれら2つの透明性の内の異なる一
方を有することなる。そうしたマスク3500の一例は図35に示され、そこで
は、明るいセルが参照番号148で指定されると共に、暗いセルが参照番号14
9で指定されている。
【0066】 画像処理部において、図16及び図24のそれぞれの線図におけるオフ−グリ
ッド位置発生器32は、2つの感度レベルの場合に対して図15で規定されたよ
うな同一オフ−グリッド位置を発生し得る。しかしながら代替的なオフ−グリッ
ド位置は2つだけの感度レベルが存在している時に規定され得る。
【0067】 図36を参照すると、2つの感度レベルの場合に対する代替的なオフ−グリッ
ド位置パターンの線図3600が示されている。図36において、ピクセル位置
は正方形151で表され、オフ−グリッド位置は黒丸151で表されている。こ
こでもオフ−グリッド位置151はピクセル位置アレイの各合間に配置されてい
る。しかしながら図36の線図における隙間は、ピクセル行267及び中間列2
70の各交差点と、ピクセル列268及び中間行269の各交差点とに配置され
ている。図15の線図では、ピクセル行267及びピクセル列268は規則正し
く離間されて相互に直交し、各中間行269がピクセル行267と平行してピク
セル行267の各隣接対間の中央に延在している一方、各中間列270がピクセ
ル列268と平行してピクセル列268の各対間の中央に延在している。図36
の線図で留意されるように、隣接オフ−グリッド位置のラインは隣接ピクセル位
置から成るラインに対して45度だけ回転されていることである。
【0068】 図37へ移れば、2つの感度レベルに対して変更された図16のオフ−グリッ
ド推定器の実施例に逆るデータ・フロー線図3700が示されている。4つの感
度レベル例の場合との相違点は、使用されているリサンプラーの数、重み付け係
数メモリの数、並びに、乗算器の数である。位置発生器32は図36で規定され
たオフ−グリッド位置を発生すべく変更されている。感度パターン・メモリ34
は、各ピクセル位置と対応する2つの感度レベルの内の一方を指定する所定の空
間的変動感度パターンを保存する。
【0069】 図38を参照すると、図37のデータ・フロー線図3700によって表される
オフ−グリッド推定器によって実行され得る算定プロセスのフロー線図3800
が示されている。第1としてループ230は、(0.5,1)から(xサイズ−
0.5,yサイズ−1)までの各オフ−グリッド位置(x,y)に対して繰り返
され、ここでx及びyはオフ−グリッド位置の座標であり、xサイズ及びyサイ
ズはx方向及びy方向の取込画像の寸法である。図36の線図3600を参照す
ると、ループ230が繰り返されるオフ−グリッド位置は中間行269及びピク
セル列268の各交差点に配置されている。ループ230におけるステップ23
1、ループ232、並びに、ステップ235は実行される。ステップ231で値
sは0に初期化される。ループ232でステップ233及び234が各第i番目
感度レベルに対して繰り返される。本実施例における感度レベルの数は2つであ
る。ステップ233で、図37におけるオフ−グリッド位置発生器32から受け
取られるオフ−グリッド位置(x,y)での第i番目感度レベルに対する感度レ
ベル・オフ−グリッド輝度値pは、第i番目のリサンプラーの標本化関数Re
sample(I,S,x,y)によって取込画像Iの各ピクセル位置で
の取込画像輝度値から算定され、ここでsは図37における感度パターン・メモ
リ34からの感度パターン・データを表している。この関数の算定は4つの感度
レベル例に対するものと同一である。ステップ234で、第i番目の感度レベル
に対する感度レベル・オフ−グリッド輝度値pは同一感度レベルに対する所定
重み付け係数Wによって乗算され、その積がsへ合算される。ループ232が
2つの感度レベルに対して繰り返された後、ステップ235が実行される。ステ
ップ235で、図37におけるオフ−グリッド位置発生器32から受けられるオ
フ−グリッド位置(x,y)での輝度値Bは、図37におけるマッパー33及び
関連検索テーブル・メモリ35を用いて関数Map(LUT,s)を適用するこ
とで算定される。この関数の適用は4つの感度レベル例と同一である。ステップ
235が完了された後、ループ230の現行での反復は完了される。ステップ2
30が中間行269及びピクセル列268の各交差点に配置される全てのオフ−
グリッド位置に対して繰り返された後、この算定プロセスはループ236へ進む
。ループ236の算定プロセスはループ230のものと同等であるが、ループ2
36が(1,0.5)から(xサイズ−1,yサイズ−0.5)まで図37にお
けるこのオフ−グリッド位置発生器32から受け取られる各オフ−グリッド位置
に対して繰り返されることは除く。図36の線図3600を再び参照すると、ル
ープ236が繰り返されるオフ−グリッド位置はピクセル行267及び中間列2
70の各交差点に配置されている。ループ236がそうしたオフ−グリッド位置
の全てに対して繰り返された後、フロー線図3800で表された算定プロセスは
終了する。
【0070】 図24におけるデータ・フロー線図によって表されるオフ−グリッド推定器の
実施例も、2つの感度レベル用に容易に変更される。図39へ移ると、2つの感
度レベル例に対する、図24のデータ・フロー線図2400によって表されるオ
フ−グリッド推定器で実行され得る算定プロセスを記載するフロー線図3900
が示されている。第1ループ256が、(0.5,0.5)から(xサイズ−0
.5,yサイズ−0.5)まで、図24におけるピクセル位置発生器43から受
け取られる取込画像の各ピクセル位置(x,y)に対して繰り返される。ループ
256で、ステップ257及び258が実行される。ステップ257で、第i番
目感度レベルに対する検索テーブル・データLUTが、ピクセル位置発生器4
3から受け取られるピクセル位置(x,y)と対応する感度レベルに対して感度
パターン・メモリ40に保存され感度パターン・データS(x,y)を参照する
ことで選択される。ステップ258で、検索テーブル・データLUTは受け取
られたピクセル位置(x,y)での取込画像輝度値I(x,y)に適用され、
受け取られたピクセル位置(x,y)での結果として補償された輝度値がそのピ
クセル位置でのマッピングされた輝度値I(x,y)として指定される。ルー
プ256が、ピクセル位置発生器43から受け取られる(0.5,1)から(x
サイズ−0.5,yサイズ−1)までの各オフ−グリッド位置(x’,y’)に
対して繰り返される。図36における線図3600で参照されるように、ループ
259が繰り返されるオフ−グリッド位置は中間行269及びピクセル列268
の各交差点に配置されている。ループ259においてステップ260は実行され
る。ステップ260で、関数としての類似逆関数(I,x’,y’)が受け取
られたオフ−グリッド位置(x’,y’)での輝度値B(x’,y’)を獲得す
べく概算される。関数としての類似逆関数(I,x’,y’)を概算する詳細
は以下に更に説明される。ループ259が、オフ−グリッド位置発生器45から
受け取られる、中間行269及びピクセル列268の各交差点に配置された各オ
フ−グリッド位置に対して繰り返された後、この算定プロセスはループ261へ
進み、そのループが(0,0.5)から(xサイズ−1,yサイズ−0.5)ま
での各オフ−グリッド位置に対して繰り返される。図36の線図3600で参照
されるように、ループ261が繰り返されるオフ−グリッド位置は、ピクセル位
置行267及び中間列270の各交差点に配置されている。さもなければ、ルー
プ261の算定プロセスはループ259のそれと同等である。ループ259が、
オフ−グリッド位置発生器45から受け取られる、ピクセル行267及び中間列
270の各交差点に配置されたオフ−グリッド位置各々に対して繰り返された後
、フロー線図3900によって表される算定プロセスは終了する。
【0071】 図40を参照すると、4×4の回転された立方類似逆関数演算を実行する、関
数としての類似逆関数(I,x’,y’)に対する算定プロセスを記載するフ
ロー線図4000が示されている。第1として、ステップ263で値s及び値w
がそれぞれ0に初期化される。ステップ263の後、ループ264が、該ループ
264の各反復において、0から3までの値を有する指標i及びjを増大するこ
とによって、オフ−グリッド位置発生器45から受け取られるオフ−グリッド位
置(x’,y’)に最も近い隣接である16個のピクセル位置(u,v)に対し
て繰り返される。ループ264で、ステップ265,266,267,268が
実行される。ステップ265で、座標u及びvが、フロー線図4000における
ステップ265を表すブロックに示された関係を用いて、現行受け取られたオフ
−グリッド位置(x’,y’)の座標及び指標i及びjから算定される。ステッ
プ266で、座標u及びvはピクセル位置であるかについての判定が為される。
もし座標u及びvがピクセル位置であれば、そのピクセル位置でのマッピングさ
れた輝度値I(u,v)が、ステップp267で、低閾値θ及び高閾値θ と比較される。さもなければ、ステップ267及び268がスキップされ、この
算定プロセスはループ264の次の反復へ移動する。もしステップ267でマッ
ピングされた輝度値I(u,v)がθよりも大きく且つθよりも小さけれ
ば、ステップ268が実行される。さもなければ、ステップ268はスキップさ
れ、プロセスは次のループ264の次の反復へ移動する。閾値θ及びθは所
定定数であり、一般にはピクセル位置(u,v)と対応する感度レベルを有する
光検知素子のマッピングされたノイズ・レベルを表すと共に、同一感度レベルを
有する画像センサにおける光検知素子の飽和或は略飽和輝度値を表す。ステップ
268で、値s及びwはフロー線図4000におけるステップ268を表すブロ
ック内に示された等式に従って更新される。これら等式φmnは指標m及びnで
の45度回転された立方補間カーネルφを表す。45度回転された立方補間カー
ネルの一例は図42における線図4200に示されている。ループ264が指標
i及びjの全ての値に対して繰り返された後、ステップ269は実行される。ス
テップ269で関数Resample(I,x’,y’)の値は値sを値wで
割ることで獲得され、フロー線図4000で表される算定プロセスは図24にお
けるオフ−グリッド位置発生器45から受け取られる次のオフ−グリッド位置(
x’,y’)に対して繰り返される。
【0072】 2つの感度レベル例に対するオン−グリッド・リサンプラーのデータ・フロー
線図は、図28に示される4つの感度レベル例に対するものと同一である。しか
しながら図28の線図における補間器によって実行される算定において幾つかの
相違がある。4つの感度レベル例におけるように補間器は、受け取られたピクセ
ル位置に最も近い隣接である4×4オフ−グリッド位置での各推定オフ−グリッ
ド輝度値を用いて、図28におけるピクセル位置発生器38から受け取られるピ
クセル位置での補間された輝度値を算定する立方補間演算を実行する。しかしな
がら、2つの感度レベルに対する補間フィルタ・カーネルの形状は異なる。図4
1は、黒丸で表現されるオフ−グリッド位置によって表されるピクセル位置のロ
ーカル・エリアでの線図を示している。各ピクセル位置(x,y)での輝度値が
算定されると、図41における陰影が付けられたダイヤモンド形状領域として示
される、(x−2,y−2)から(x+2,y+2)までのダイヤモンド形状エ
リア内における受け取られたピクセル位置(x,y)に最も近い隣接である4×
4オフ−グリッド位置での輝度値との積を形成すべく、45度回転4×4立方補
間カーネルが適用される。45度回転4×4立方補間カーネル4200の一例が
図42に示されている。2つの感度レベルに対するフィルタ・カーネルが4つの
感度レベルに対するカーネルよりも小型であるので、2つの感度レベルに対する
実施例はより良好な空間的周波数特性となる。
【0073】 図43へ移ると、2つの感度レベルに対するオン−グリッド・リサンプラーの
実施例によって実行され得る算定プロセスを記載するフロー線図4300が示さ
れている。ループ242が、位置(2.5,2.5)から位置(xサイズ−2.
5,yサイズ−2.5)まで、図28におけるピクセル位置発生器38から受け
取られる出力画像の各ピクセル位置(x,y)に対して繰り返され、ここでx及
びyはピクセル位置であり、xサイズ及びyサイズはx方向及びy方向における
取込画像の寸法である。ステップ243で、出力画像Io(x,y)の受け取ら
れたピクセル位置(x,y)での輝度値は、その受け取られたピクセル位置(x
,y)に最も近い隣接である4×4オフ−グリッド位置での輝度値Bと、フロー
線図4300におけるステップ243を表すブロック内に示された等式に従った
45度回転4×4立方補間カーネルφとの積を算定することで誘導される。出力
画像I(x−2,y−2)の対応するピクセル位置での算定された輝度値は図2
8における出力画像メモリ21に保存される。図28におけるピクセル位置発生
器38から受け取られる各ピクセル位置に対するループ242の反復が完了した
後、フロー線図4300で表される算定プロセスは終了する。
【0074】 図2のデータ・フロー線図200に戻って参照すると、オフ−グリッド推定器
22が図15及び図36に示されるような規則正しいアレイに横たわるオフ−グ
リッド位置での各オフ−グリッド輝度値を誘導する場合、オフ−グリッド輝度値
の規則正しいアレイは、オン−グリッド・リサンプラー23による更なる処理無
しに、高ダイナミックレンジ出力画像のピクセル輝度値として、出力画像メモリ
21に直に保存され得ることが留意される。これは図44のデータ・フロー線図
によって表される本発明の模範的実施例に示されており、オフ−グリッド推定器
22によって算定された各推定オフ−グリッド輝度値は、引き続く表示或は更な
る処理のために出力画像メモリ21に直に提供される。推定オフ−グリッド輝度
値に直接的に基づく出力画像は、一般に、オン−グリッド・リサンプラー22に
よる再標本化を被ったもの程に高品質を有することがないが、品質は幾つかの用
途に対して充分であり得る。
【0075】 図45へ移れば、本発明の別の模範的実施例に従ったデータ・フロー線図45
00が示されており、そこでは、図16のオフ−グリッド推定器のマッパー33
及び関連検索テーブル・メモリ35が、図16に示された箇所から図28のオン
−グリッド・リサンプラーの補間器37後へ移動されている。図16のオフ−グ
リッド推定器と図28のオン−グリッド・リサンプラーとの組合せで獲得される
ものと近似的に同一の結果が、図45の構成を用いて獲得される。
【0076】 図46へ移れば、図45の構成によって実行され得る算定プロセスのフロー線
図4600が示されている。第1としてループ244は、(1,1)から(xサ
イズ−1,yサイズ−1)まで、図45におけるオフ−グリッド位置発生器32
から受け取られる各オフ−グリッド位置(x’,y’)に対して繰り返され、こ
こでx’及びy’はオフ−グリッド位置の座標であり、xサイズ及びyサイズは
x方向及びy方向における取込画像の寸法である。ループ244、ステップ24
5、ループ246、並びに、ステップ249が実行される。ステップ245で、
値sは0に初期化される。ループ246で、ステップ247及び248は各i番
目の感度レベルに対して繰り返される。本実施例において、感度レベルの数は4
である。ステップ247で、各オフ−グリッド位置(x’,y’)での第i番目
感度レベルに対する感度レベル・オフ−グリッド輝度値pは、第i番目リサン
プラーの再標本化関数Resample(I,S,x’,y’)によって、
取込画像メモリ20における取込画像輝度値Iから誘導され、ここでSは図4
5における感度パターン・メモリ34からの感度パターン・データを表す。ステ
ップ248で、第i番目の感度レベルpに対する算定された感度レベル・オフ
−グリッド輝度値は、第i番目の感度レベルに対する所定の重み付け係数W
よって乗算される。この乗算の積はsに合算される。ループ246が各感度レベ
ルに対して繰り返された後、ステップ249が実行される。ステップ249で、
値xは図45におけるオフ−グリッド位置発生器32から受け取られるオフ−グ
リッド位置(x’,y’)でのオフ−グリッド輝度値Bに割り当てられる。ステ
ップ249が実行された後、ループ244の現行反復が完了される。ループ24
4がオフ−グリッド位置発生器32から受け取られる各オフ−グリッド位置に対
して繰り返された後、算定はループ250へ進む。ループ250が、図45にお
けるピクセル位置発生器38から受け取られる、(2.5,2.5)から(xサ
イズ−2.5,yサイズ−2.5)までの各ピクセル位置(x,y)に対して繰
り返される。ループ250において、ステップ251及び252が実行される。
ステップ251で、ピクセル位置(x,y)での補間されたオン−グリッド輝度
値Iが、フロー線図4600におけるステップ251を表すブロック内の等式を
用いて、受け取られたピクセル位置(x,y)に最も近い隣接である4×4オフ
−グリッド位置での輝度値と、4×4の立方補間カーネルφとの積を算定するこ
とによって誘導される。ステップ252で、関数MAP(LUT,I)は概算さ
れてピクセル位置(x−2,y−2)での出力画像I(x−2,y−2)のピ
クセル輝度値を獲得する。関数MAP(LUT,I)を概算するこの算定プロセ
スは図19におけるフロー線図によって記載されている。ループ250が図45
におけるピクセル位置発生器38から受け取られる各ピクセル位置に対して繰り
返された後、4600に対するフロー線図によって表される算定プロセスは終了
する。
【0077】 次に図4を参照すると、本発明の別の模範的実施例のデータ・フロー線図47
00が示されており、図1の画像処理部2を具現化すべくオン−グリッド補間フ
ィルタ46を用いている。図47における線図を図45における線図と比較する
と、リサンプラー28,29,30,31、重み付け係数メモリ24,25,2
6,27、感度パターン・メモリ34、オフ−グリッド輝度値メモリ36、補間
器37、オフ−グリッド位置発生器32、並びに、ピクセル位置発生器38が、
オン−グリッド補間フィルタ46及びピクセル位置発生器47によって置き換わ
っている。フィルタの誘導は次に説明される。
【0078】 本発明に従えば、オフ−グリッド輝度値B(x,y)はオフ−グリッド関数f off)を取込画像輝度値I(x,y)に適用することによって獲得され
、即ち、
【0079】
【数25】
【0080】 図16乃至図19によって表されるオフ−グリッド推定器の実施例において、
単色光検知素子応答関数s(E)に依存するオフ−グリッド輝度値は先ず誘導さ
れ、次いで応答関数独立オフ−グリッド輝度値が応答関数s(E)の逆関数に対
する検索テーブルを適用することによって回復され、即ち、
【0081】
【数26】
【0082】 ここで
【外1】 は、等式(1)を用いて算定されたような異なる感度レベルを有する光検知素子
の応答関数の重みが付けられた合計を用いることによって感度レベル依存オフ−
グリッド輝度値を獲得するための関数である。
【0083】 出力画像を獲得するため、オン−グリッド再標本化関数fon()が用いら
れて、従来の再標本化関数r()によってピクセル位置での輝度値を算定する
。それ故に、出力画像は次式の如くに表現される。
【0084】
【数27】
【0085】 もしオリジナルの連続関数が充分に平滑であれば、同一の連続関数が異なる再標
本化データ列から構築され得ることが仮定され得る。この仮定に基づき、
【外2】 は、次式の下、I(x,y)と同等である。
【0086】
【数28】
【0087】
【外3】 及びI
【外4】 が平滑ではないときに同等ではないが、それにもかかわらず〔外2〕はI(x
,y)の近似として使用され得る。
【0088】 関数〔外1〕及びr()は単一のフィルタ関数に結合させることができ、そ
の理由はそれら両関数が線形であり、位相シフトに不変であるからである。それ
故に図47の線図によって表される実施例は、〔外1〕及びr()を組み合わ
せるオン−グリッド補間フィルタを用いる。このフィルタは〔外1〕及びr( )の畳み込みによって誘導される。〔外1〕及びr()を結合又は組み合わせ
るそうしたフィルタのカーネル4900の一例が図49に示されている。フィル
タ・カーネル4800は、〔外1〕としての図16乃至図19のオフ−グリッド
推定器の実施例に対して記載された4つの最も近い隣接ピクセル位置輝度値再標
本化と、r()としての畳み込み立方補間フィルタリングとの単純な平均を用
いて誘導される。
【0089】 図48を参照すると、図47におけるデータ・フロー線図4700によって表
される画像処理部の実施例で実行される算定プロセスを記載するフロー線図48
00が示されている。第1としてループ253が、(2.5,2.5)から(x
サイズ−2.5,yサイズ−2.5)まで、図47におけるピクセル位置発生器
47から受け取られる出力画像の各ピクセル位置(x,y)に対して繰り返され
、ここでx及びyはピクセル位置の座標であり、xサイズ及びyサイズはx方向
及びy方向における取込画像の寸法である。ループ253において、ステップ2
54及び255が実行される。ステップ254で、補間されたオン−グリッド輝
度値Iが、受け取られたピクセル位置(x,y)に最も近い5×5の隣接ピクセ
ル位置での取込画像Icの輝度値を、5×5のフィルタ・カーネルφで乗算する
ことで算定される。ステップ255で、図47における検索テーブル・メモリ3
5に保存された検索テーブル・データが図47におけるマッパー33で算定され
たオン−グリッド輝度値Iに適用されて、ピクセル位置(x−2,y−2)での
出力画像I(x−2,y−2)の輝度値を獲得する。ループ253が図47に
おけるピクセル位置発生器47から受け取られる各出力画像ピクセル位置に対し
て繰り返された後、フロー線図4800によって表された算定プロセスは終了す
る。フロー線図4800で表されたプロセスを用いて、xサイズ−4及びyサイ
ズ−4の寸法を具備する出力画像が獲得される。
【0090】 本発明は、ライン画像を取り込む光検知素子から成る線形アレイを有する線形
画像センサに適用され得る。CCD線形画像センサを含むそうした線形画像セン
サは、2次元画像センサよりも、所与の方向に沿ったより多数の光検知素子によ
って利用可能である。従って、線形画像センサは、1シーンの線形画像センサに
よるスキャニングが実現可能であり、そのシーンの連続的に規則正しく離間され
た複数の線形領域から成る順次取り込まれたライン画像が鎖状につなげられるよ
うな用途において、より大きな解像度の2次元画像を提供するように使用され得
る。線形画像センサがシーンをスキャンして、2次元画像用に鎖状に連結され得
るライン画像を順次取り込む様々な方法の例が図50に図示されている。図50
を参照すると、線形画像センサ276及びレンズ系277を有する結像システム
が示されており、対象278を有するシーンの線形領域310のライン画像を線
形画像センサの光検知素子(不図示)上に投影する。この結像システムは、同図
における結像システムの移動を示す矢印によって示されるように、そのシーンに
対して一定速度で移動(平行移動及び/或は回転)させられる。シーンのライン
画像は、露出信号の規則正しいシーケンス(不図示)を移動中の線形画像センサ
276に付与することによって、規則正しい連続的な間隔で取り込まれる。順次
取り込まれた線形画像が鎖状に結合され得て、そのシーンの単一の高解像度2次
元画像を形成する。
【0091】 図51へ移ると、線形画像センサ276及びレンズ系277を含む結合システ
ムが示されている。この結像システムは、一定速度で当該結像システムを通過移
動する対象280及び281を運ぶコンベヤーベルト279を含んでいるシーン
に対して静止状態に保持されている。そのシーンの連続的な規則正しい離間線形
領域311のライン画像は、露出信号(不図示)の規則正しいシーケンスを線形
画像センサ276に付与することによって、規則正しい間隔で順次取り込まれる
。順次取り込まれたライン画像は再び鎖状に結合され得て、対象280及び28
1を運ぶコンベヤーベルト279の1区分の2次元画像を形成する。
【0092】 本発明に従えば、線形画像センサ276は空間的変動感度パターンを有する。
図52を参照すると、2つの異なる透明性を有するセル282及び283を有す
る図式的な線形マスク5200が示されている。マスク5200の各セルは線形
画像センサの光検知素子の内の対応する1つの前方に配置させて、センサのその
光検知素子が、マスク5200によって規定された光検知素子から成る線形アレ
イの所定感度パターンに従った2つの感度レベルの対応する1つを有するように
為している。
【0093】 シーンからの入射光に応じて、線形画像センサの各光検知素子は、線形ピクセ
ル位置アレイの規則正しく離間された多数のピクセル位置の内の対応する1つに
おける取込画像輝度値を作り出し、それによって線形画像を取り込んでいる。線
形画像センサによって取り込まれた連続ライン画像(複数)が鎖状に結合される
と、複数の規則正しく離間されたピクセル行と、該ピクセル行に対して直交する
複数の規則正しく離間されたピクセル列との各交差点に配置されたピクセル位置
の2次元アレイが獲得され、各ピクセル位置は、鎖状結合されたライン画像の内
の対応する1つにおける同一ピクセル位置での光検知素子で作り出された輝度値
を有し、該輝度値は、図53の鎖状結合された露出マスクによって図式的に規定
された2次元感度パターンに従った光検知素子の2つの感度レベルの内の1つと
対応している。理解して頂けるように、線形画像センサの光検知素子は3つ以上
の感度レベルを有することができ、各光検知素子の感度レベルはマスク以外の手
段によって設定され得る。
【0094】 図37に戻って参照すると、鎖状結合された2次元取込画像の各ピクセル位置
での取込画像輝度値は取込画像メモリ20に保存され得て、図53によって図式
的に表現された空間的変動感度パターンは感度パターン・メモリ34に保存され
得る。オフ−グリッド輝度値は図37に示されたデータ・フロー線図に従って推
定され得て、オフ−グリッド位置アレイは図54に図式的に示された線形オフ−
グリッド位置アレイの鎖状結合であり得て、そこでは各オフ−グリッド位置28
6がピクセル位置285の各隣接対の間の中間に配置されている。
【0095】 また、図24のデータ・フロー線図と、異なるオフ−グリッド位置アレイを考
慮すべく適切な変更を具備した、図25及び図30のフロー線図3900及び4
000によって記載された算定プロセスとは、取込画像メモリ20における鎖状
結合された2次元取込画像輝度値から、オフ−グリッド位置輝度値を推定すべく
使用され得る。各オフ−グリッド位置での推定されたオフ−グリッド輝度値は図
44に従って出力画像のピクセル輝度値として直接的に使用され得るか、或は、
図28のデータ・フロー線図に従った推定オフ−グリッド輝度値のオン−グリッ
ド再標本化と、異なるオフ−グリッド位置アレイを考慮すべく適切な変更を具備
した図30のフロー線図3000によって記載された算定プロセスとは、出力画
像の各ピクセル位置での再標本化されたオン−グリッド輝度値を誘導すべく使用
され得、その再標本化オン−グリッド輝度値は出力画像メモリ21に保存された
出力画像のピクセル輝度値である。
【0096】 図45及び図46を参照すると、取込画像メモリ20に保存された鎖状結合取
込ライン画像の各ピクセル位置での取込画像輝度値は、図46のフロー線図46
00によって記載された算定プロセスを用いて、図45のデータ・フロー線図4
500に従って処理され得て、出力画像メモリ21に保存されるべく出力画像の
各ピクセル位置での再標本化輝度値を誘導する。そうした処理を実行するため、
データ・フロー線図4500及び算定フロー線図4600は変更されて、2つの
感度レベルを有する光検知素子を具備する画像センサの使用と、異なるオフ−グ
リッド位置アレイの使用とを考慮する。
【0097】 図47及び図48を参照すると、取込画像メモリ20に保存された鎖状結合取
込ライン画像の各ピクセル位置での取込画像輝度値は、図48のデータ・フロー
線図4700で記載された算定プロセスを用いて、図47のデータ・フロー線図
4700に従って処理され得て、出力画像メモリ21に保存されるべき出力画像
の各ピクセル位置での補償され補間された輝度値を誘導する。そうした処理を実
行するため、データ・フロー線図4700及びフロー線図4800は変更されて
、2つの感度レベルを有する光検知素子を具備する画像センサの使用を考慮する
。2つの感度レベルを有する光検知素子の組合せ応答関数の逆関数を表す検索テ
ーブル35に保存されたデータに逆る変更を別として、これら変更もフロー線図
4800によって記載された算定プロセスで使用されるべき異なるフィルタ・カ
ーネルφを生ずる。
【0098】 鎖状結合された取込ライン画像を処理する代替として、各ライン画像は個別に
処理され得て、オフ−グリッド位置での輝度値を推定することによって高ダイナ
ミックレンジ・ライン画像を誘導し、それらオフ−グリッド位置は線形ピクセル
位置アレイに対してピクセル位置の各隣接対の間に配置される。処理されたライ
ン画像は次いで鎖状に結合されて、高ダイナミックレンジの2次元画像を獲得す
る。各ライン画像の個別処理は、2次元画像の処理と比べてより少ない算定強度
であり、それ故にライン画像が取り込まれるとリアルタイムで処理可能である。
図54へ移ると、正方形によって表されたピクセル位置285の例示的な行と、
円形で表された「オフ−グリッド」位置286とが示されており、各オフ−グリ
ッド位置286がピクセル位置285の各隣接対の間の中間に配置されている。
1つの模範的実施例に従えば、各オフ−グリッド位置286での輝度値は、オフ
−グリッド位置の予め規定された近所内におけるピクセル位置285での取込画
像輝度値の重みが付けられた平均を算定することで誘導され得る。線形画像セン
サが2つの異なる感度レベルの光検知素子を有する場合、ピクセル位置の連続的
な隣接対の全てにおける取込画像輝度値が平均されて、それらピクセル位置の連
続的な隣接対の間でのオフ−グリッド位置での推定輝度値を獲得する。このよう
にして、オフ−グリッド位置x’での輝度値B(x’)は次式の如くに表現され
得る。
【0099】
【数29】
【0100】 上式において、W及びWは2つの異なる感度レベルに割り当てられた重み付
け係数である。結果としてのオフ−グリッド輝度値は高ダイナミックレンジの1
次元画像を表す。算定されたオフ−グリッド輝度値が、それぞれ、光検知素子の
組合せ応答関数の逆関数で補償される。この組合せ応答関数は次式の如くに表現
される。
【0101】
【数30】
【0102】 ここで、P(E)は2つの感度レベルの内の一方を有する線形画像センサにお
ける光検知素子のラジオメトリック応答関数であり、P(E)は2つの感度レ
ベルの内の他方を有する線形画像センサにおける光検知素子のラジオメトリック
応答関数であり、W及びWは2つの異なる感度レベルに割り当てられた重み
付け係数である。2次元例の場合のように、マッパー及び検索テーブル・メモリ
を用いて、光検知素子の組合せ応答関数の逆関数による推定オフ−グリッド輝度
値の補償は、そうしたオフ−グリッド輝度値をシーン放射輝度に線形に関連され
たものに再マッピングを為す。
【0103】 図55を参照すると、図54におけるオフ−グリッド位置286での推定輝度
値を誘導するための算定プロセスを記載するフロー線図5500が示されている
。このフロー線図5500で記載された算定プロセスは、図24のデータ・フロ
ー線図2400で表されるオフ−グリッド推定器によって実行される。図24を
参照すると、ピクセル位置発生器43は、図54に示された線形ピクセル位置ア
レイにおけるピクセル位置285の位置を提供する。感度パターン・メモリ40
は、図52における例示的マスク5200によって規定されたように、各ピクセ
ル位置と対応する感度レベルを保存する。検索テーブル・メモリ39は、2つの
感度レベルを有する光検知素子の各逆応答関数データを表すデータを保存する。
オフ−グリッド位置発生器46は、図54に示されたオフ−グリッド位置アレイ
におけるオフ−グリッド位置286を提供する。
【0104】 図55に戻ると先ずループ287が、図24におけるピクセル位置発生器43
から受け取られる、0.5からxサイズ−0.5までの線形ピクセル位置アレイ
における各ピクセル位置xに対して繰り返されるが、ここでxサイズ−0.5は
ライン画像の長さである。ループ287において、ステップ288及び289が
実行される。ステップ288で、第i番目の感度レベルに対する検索テーブル・
データLUTが受け取られたピクセル位置xと対応する感度レベルiを参照す
ることで選択される。受け取られたピクセル位置xと対応する感度レベルは図2
4における感度パターン・メモリ40に保存された感度パターン・データS(x
)から獲得される。ステップ289で、図24における検索テーブル・メモリ3
9に保存された検索テーブル・データLUTが図24におけるマッパー42に
よって、図24における取込画像メモリ20から受け取られたピクセル位置xで
の取込画像輝度値I(x)に適用される。検索テーブル・データLUTから
誘導された感度レベルiを有する光検知素子の応答関数の逆関数によって補償さ
れた、受け取られたピクセル位置xでの輝度値は、I(x)によって指定され
る。ループ287が図24におけるピクセル位置発生器43から受け取られる各
ピクセル位置に対して繰り返された後、ループ290が図24におけるオフ−グ
リッド位置発生器45から受け取られる2からxサイズ−2までの各オフ−グリ
ッド位置x’に対して繰り返される。ループ290において、ステップ291、
ループ292、並びに、ステップ293が実行される。ステップ291で値p及
び値qが、それぞれ、0に初期化される。ステップ291の後にループ292が
、受け取られたオフ−グリッド位置x’に最も近い隣接である所定数のピクセル
位置の内の1つである各ピクセル位置kに対して繰り返される。図55のフロー
線図5500によって記載された算定プロセスにおいて、所定数の最も近い隣接
ピクセル位置は4つであり、kは(x’−1.5)から(x’+1.5)までの
値を有する。ループ292において、ステップ294及び295が実行される。
ステップ294で、ピクセル位置kでの補償された取込画像輝度値I(k)は
低閾値θと高閾値θと比較される。もしI(k)がθよりも大きく且つ
θよりも小さければ、ステップ295が実行される。さもなければ、ステップ
292は次の反復へ進む。ステップ295で、I(k)は位置(k−x’)で
の4×1ガウシアン補間カーネルG(k−x’)の値で乗算され、その積が量p
に合算される。加えて、ガウシアン補間カーネルG(k−x’)の値が量qに合
算される。ループ292がkの各値に対して繰り返された後、ステップ293が
実行される。ステップ293で、受け取られたオフ−グリッド位置x’でのオフ
−グリッド輝度値B(x’)が値pを値qで割ることによって算定され、ループ
290が図24におけるオフ−グリッド位置発生器45から受け取られる次のオ
フ−グリッド位置へ進む。ループ290がオフ−グリッド位置アレイにおける各
オフ−グリッド位置x’に対して繰り返された後、フロー線図5500で記載さ
れた算定プロセスは終了する。閾値θ及びθは所定の定数値であり、一般的
には、光検知素子の応答関数の逆関数によって補償されたピクセル位置kと対応
している感度レベルを有する光検知素子のノイズ・レベルを表すと共に、同一感
度レベルを有する光検知素子の飽和或は略飽和値を表す。フロー線図5500で
記載された算定プロセスに使用され得る4×1ガウシアン・カーネル5600の
一例は図55に示され、これには、ガウシアン・カーネル5600の中心が補間
に含まれる4×1ピクセル位置アレイの中心であることが仮定されている。
【0105】 オフ−グリッド位置での推定オフ−グリッド輝度値各々は出力画像のピクセル
輝度値として直に使用され得ると共に、図24における出力画像メモリ36に保
存され得る。代替的には、オフ−グリッド輝度値は様々な補間技法の内の1つを
用いて再標本化され得て、次いで出力画像のピクセル位置輝度値として出力画像
メモリに保存されることになる、再標本化されたピクセル位置輝度値を獲得する
【0106】 図28に戻って参照すると、ピクセル位置での各再標本化輝度値を誘導すべく
推定されたオフ−グリッド輝度値の再標本化は、2800のデータ・フロー線図
に従って為され得る。補間器37は、ピクセル位置発生器38から、図54に図
示された線形ピクセル位置アレイにおけるピクセル位置を受け取る。受け取られ
た各ピクセル位置に対して、補間器37は、オフ−グリッド輝度値メモリ36に
保存された推定オフ−グリッド輝度値から、受け取られたピクセル位置での補間
された輝度値を誘導し、次いでそれは出力画像メモリ21へ提供される。図57
へ移ると、図28における補間器37によって実行され得る算定プロセスを記載
するフロー線図5700が示されている。この算定プロセスは、ステップ298
を含むループ297を有する。ループ297は、図28におけるピクセル位置発
生器38から受け取られる、3.5からxサイズ−3.5までの出力画像におけ
る各ピクセル位置xに対して繰り返されるが、ここでxサイズは取り込まれたラ
イン画像の長さである。ステップ298で出力画像I(x−3)の輝度値は、
受け取られたピクセル位置xに最も近い4つの隣接オフ−グリッド位置での輝度
値と、4×1立方補間カーネルΨとの積を算定することによって誘導される。ピ
クセル位置(x−3)での算定されたオン−グリッド輝度値I(x−3)は、
図28の出力画像メモリ21における出力画像の対応するピクセル位置での輝度
値として保存される。ループ297が図28におけるピクセル位置発生器38か
ら受け取られた3.5からxサイズ−3.5までの各ピクセル位置に対して繰り
返された後、フロー線図5700によって記載された算定プロセスは終了する。
フロー線図5700で記載された算定プロセスに使用され得る立方補間カーネル
Ψ(k)5800の一例は図58に示されている。
【0107】 ライン出力画像のオン−グリッド輝度値を誘導すべく、取込ライン画像を処理
する本発明の別の実施例は図47のデータ・フロー線図4700で表されている
。図47を参照すると、図54に図示された線形ピクセル位置アレイにおける各
ピクセル位置での取込画像輝度値は、取込画像メモリ20に保存されている。オ
ン−グリッド補間フィルタ46はピクセル位置発生器47から線形ピクセル位置
アレイにおけるピクセル位置を受け取る。ピクセル位置発生器47から受け取ら
れる各ピクセル位置に対して、フィルタ46はとり込み画像メモリ20内の取込
画像輝度値を補間して、受け取られたピクセル位置における補間されたオン−グ
リッド輝度値を誘導する。補間オン−グリッド輝度値は、次いで、画像センサ(
不図示)における光検知素子の組合せ応答関数の逆関数によって補償され、その
補償された補間オン−グリッド輝度値は、ピクセル位置発生器47から受け取ら
れたピクセル位置での出力ライン画像輝度値として、出力画像メモリ21に保存
される。
【0108】 図59を参照すると、図1のデータ・フロー線図の画像処理部2の更なる実施
例を表すデータ・フロー線図5900が示されている。取り込まれたライン画像
を処理すべく使用される際、図59の画像処理部は、0.5からxサイズ−0.
5までの、図54に図示された線形ピクセル位置アレイにおけるピクセル位置を
順次発生する第1ピクセル位置発生器43を含み、ここでxサイズはライン画像
の長さである。図59の画像処理部は、線形ピクセル位置アレイにおける各ピク
セル位置と対応する感度レベルを保存する感度パターン・メモリ40、マッパー
42、感度レベルの内の異なるものを有する光検知素子の応答関数の逆関数を表
している個別検索テーブル・データを保存する関連検索テーブル・メモリ39、
ピクセル位置と対応している感度レベルを有する光検知素子の応答関数の逆関数
による補償後の各ピクセル位置での取込画像輝度値を保存するマッピングされた
ピクセル位置輝度値メモリ41、2.5からxサイズ−2.5までのピクセル位
置アレイにおけるピクセル位置を発生する第2ピクセル位置発生器47、並びに
、第2ピクセル位置発生器43からピクセル位置を受け取るオン−グリッド補間
フィルタ46であり、マッピングされたピクセル位置輝度値メモリ41における
各ピクセル位置での補償された取込画像輝度値を補間して、第2ピクセル位置発
生器47から受け取られる各ピクセル位置に対するオン−グリッド補間輝度値を
誘導するオン−グリッド補間フィルタ46をも含む。線形ピクセル位置アレイに
おける各ピクセル位置でのオン−グリッド補間輝度値は、出力ライン画像のピク
セル輝度値として、出力画像メモリ21に保存される。留意されることは、図5
9のデータ・フロー線図5900によって表される画像処理部の実施例が、2次
元ピクセル位置アレイ、2威厳感度パターン、並びに、2次元オン−グリッド補
間フィルタを考慮した適切な変更を伴って、2次元取込画像を処理すべく使用さ
れ得ることである。
【0109】 図60へ移れば、取込ライン画像を処理するため、図59のデータ・フロー線
図5900によって表される画像処理部の実施例によって実行され得る算定プロ
セスを記載するフロー線図6000が示されている。第1としてループ299は
、0.5からxサイズ−0.5まで、図59における第1ピクセル位置発生器4
3から受け取られる各ピクセル位置に対して繰り返され、ここでxサイズは取込
ライン画像の長さである。ループ299において、ステップ301及び302が
実行される。ステップ301で、図59における検索テーブル・メモリ39に保
存された第i番目の感度レベルに対する検索テーブル・データLUTは、図5
9における第1ピクセル位置発生器43から受け取られるピクセル位置xと対応
している感度レベルに対して、図59における感度パターン・メモリ40に保存
された感度パターン・データS(x)を参照することで選択される。ステップ3
02で、検索テーブル・データLUTは図59におけるマッパー42によって
受け取られたピクセル位置xでの取込画像輝度値I(x)に適用され、受け取
られたピクセル位置xでの結果として補償された取込画像輝度値はそのピクセル
位置でのマッピングされた輝度値I(x)として指定される。ループ299が
第1ピクセル位置発生器43から受け取られるピクセル位置アレイにおけるピク
セル位置の全てに対して繰り返された後、算定プロセスはループ303へ進む。
ループ303は2.5からxサイズ−2.5までの各ピクセル位置に対して繰り
返される。ループ303において、ステップ304、ループ305、並びに、ス
テップ306が実行される。ステップ304で、量p及びqがそれぞれ0にセッ
トされる。ステップ304後、k=x−2からk=x+2まで、ループ305の
各反復でピクセル位置kを増分することで、第2ピクセル位置発生器47から受
け取られるピクセル位置xに最も近い隣接である5個のピクセル位置kに対して
、ループ305が繰り返される。ループ305において、ステップ307,30
8,309が実行される。ステップ305で、ピクセル位置kでのマッピングさ
れた輝度値I(k)は低閾値θと高閾値θと比較される。もしI(k)
がθよりも大きく且つθよりも小さければ、ステップ308が実行される。
さもなければ、ループ305はkの次の値へ進む。ステップ308で、I(k
)は位置(k−x)での線形ガウシアン補間カーネルG(k−x)の値で乗算さ
れ、その積が量pに合算される。加えて、位置(k−x)でのガウシアン補間カ
ーネルG(k−x)の値が量qに合算される。ループ305がk=x−2からk
=x+2までのkの各値に対して繰り返された後、ステップ306が実行される
。ステップ306で、第2ピクセル位置発生器47から受け取られたピクセル位
置xでの出力画像輝度値I(x)が値pを値qで割ることによって算定される
。次いでループ303は第2ピクセル位置発生器47から受け取られる次のピク
セル位置へ進む。ループ303が2=2.5からx=xサイズ−2.5までの各
ピクセル位置に対して繰り返された後、フロー線図6000で記載された算定プ
ロセスは終了する。閾値θ及びθは所定の定数値であり、一般的には、光検
知素子の応答関数の逆関数によって補償されたピクセル位置kと対応している感
度レベルを有する光検知素子のノイズ・レベルを表すと共に、同一感度レベルを
有する光検知素子の飽和或は略飽和値を表す。フロー線図6000で記載された
算定プロセスに使用され得る5×1ガウシアン・カーネルG(k)の一例は図6
1に示されている。
【0110】 以上、本発明はその模範的実施例を参照して詳細に説明されたが、当業者であ
れば理解して頂けるように、様々な変更及び改変が本発明の精神及び範囲から逸
脱すること無しに為され得る。例えば、画像センサは電荷結合素子である必要性
はなく、CMOS画像センサ等の光検知素子から成るアレイを有する任意の画像
センサであることが可能である。従って、本発明の開示された実施例は単なる例
示として考えられ、本発明はその範囲に関して特許請求の範囲で指定されたもの
のみに限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明に係る高ダイナミックレンジ画像を獲得するシステム
を表すデータ・フロー線図である。
【図2】 図2は、本発明の模範的な実施例に係る、図1のデータ・フロー線図
における画像処理部を表すデータ・フロー線図である。
【図3】 図3は、本発明に係る模範的なシステムのハードウェア構成要素を示
すブロック線図である。
【図4】 図4は、4つのセルから成る群の空間的繰り返しを有する例示的なマ
スクを示し、各群の各セルが共通した所定位置順序で異なる透明性を有している
【図5】 図5は、図4のマスクにおける所定位置順序での異なる透明性を有す
る4つのセルから成る群である。
【図6】 図6は、本発明に係るマスクされた画像センサを用いて、明るい対象
と暗い対象とを有するシーンの取込を図示する。
【図7】 図7は、本発明に係るマスクされた画像センサによるシーンの取込画
像の例示的な表示である。
【図8】 図8は、光検知素子と典型的な電荷結合素子画像センサの関連構造と
の断面の概略的な表示である。
【図9】 図9は、2つの隣接光検知素子と電荷結合素子画像センサの関連構造
との断面の概略的表示であり、光検知素子に異なる感度レベルを提供する技術を
図示している。
【図10】 図10は、2つの隣接光検知素子と電荷結合素子画像センサの関連
構造との断面の概略的表示であり、光検知素子に異なる感度レベルを提供する別
の技術を図示している。
【図11】 図11は、2つの隣接光検知素子と電荷結合素子画像センサの関連
構造との断面の概略的表示であり、光検知素子に異なる感度レベルを提供する更
なる別の技術を図示している。
【図12】 図12は、光検知素子に異なる感度レベルを提供するために、それ
ぞれの光検知素子に対してリセット・トリガー・パルス及び転送トリガー・パル
スを付与する端子を示している行間挿入構造を有する簡略化された電荷結合素子
画像センサの概略表示である。
【図13】 図13は、典型的な電荷結合素子画像センサの光検知素子、その関
連構造、並びに、対応する垂直シフトレジスタの断面の概略表示であり、リセッ
ト・トリガー信号の付与による保存光発生電荷の降下と、転送トリガー信号の付
与による保存光発生電荷の各シフトレジスタ段への転送とを図示している。
【図14】 図14は、4つのフォトダイオードに対する露出パルス、リセット
・トリガー・パルス、転送トリガー・パルスの波形と、図13に示された簡素化
された電荷結合素子画像センサに対する4つのフォトダイオード各々に保存され
た電荷の大きさとを示すタイミング線図を示す。
【図15】 図15は、複数の規則正しく離間されたピクセル行と、該ピクセル
行と直交して複数の規則正しく離間されたピクセル列との各交差点に配置された
ピクセル位置、並びに、複数の規則正しく離間された中間行と複数の規則正しく
離間された中間列との各交差点に配置されたオフ−グリッド位置を図式的に示す
線図である。
【図16】 図16は、本発明の別の模範的な実施例に従った、図2の線図にお
けるオフ−グリッド推定器のデータ・フロー線図である。
【図17】 図17は、図16のオフ−グリッド推定器の実施例によって実行さ
れ得る算定プロセスを記載するフロー線図である。
【図18】 図18は、図17のフロー線図によって記載される算定プロセスに
使用されるResample(I,S,x,y)を概算する算定プロセスを
記載するフロー線図である。
【図19】 図19は、図17のフロー線図によって記載される算定プロセスに
使用されるMap(LUT,s)を概算する算定プロセスを記載するフロー線図
である。
【図20】 図20は、4つの異なる感度レベルを有する4つの光検知素子のラ
ジオメトリック応答関数の例を図式的に示す。
【図21】 図21は、図20に示された4つの異なる感度レベルを有する光検
知素子の模範的なラジオメトリック応答関数の重み付けされた合計を算定するこ
とで誘導された、光検知素子の模範的な組合せラジオメトリック応答関数を図式
的に示す。
【図22】 図22は、図21の組み合わされたラジオメトリック応答関数の逆
関数から誘導された検索テーブル・データを図式的に示す。
【図23】 図23は、ガンマ特性が含まれた組合せラジオメトリック応答関数
の逆関数に対する検索テーブル・データを図式的に示す。
【図24】 図24は、本発明の更なる別の模範的な実施例に従った、図2の線
図におけるオフ−グリッド推定器のデータ・フロー線図である。
【図25】 図25は、図24のデータ・フロー線図によって表されるオフ−グ
リッド推定器の実施例によって実行され得る算定プロセスを記載するフロー線図
である。
【図26】 図26は、図24のデータ・フロー線図によって表されるオフ−グ
リッド推定器の実施例によって実行され得る代替的な算定プロセスを記載するフ
ロー線図である。
【図27】 図27は、4×4立方補間フィルタ・カーネルの一例を示す。
【図28】 図28は、本発明の更なる別の模範的な実施例に従った、図2のデ
ータ・フロー線図のオン−グリッド・リサンプラーのデータ・フロー線図である
【図29】 図29は、4×4立方補間フィルタを用いるオン−グリッド・リサ
ンプラーを説明するピクセル位置及びオフ−グリッド位置の線図である。
【図30】 図30は、図28のデータ・フロー線図によって表されるオン−グ
リッド・リサンプラーの実施例によって実行され得る算定プロセスを記載するフ
ロー線図である。
【図31】 図31は、双立方B−スプライン補間フィルタ・カーネルの一例を
示す。
【図32】 図32は、双線形B−スプライン補間フィルタ・カーネルの一例を
示す。
【図33】 図33は、6×6の2次元ガウシアン補間フィルタ・カーネルの一
例を示す。
【図34】 図34は、単純なシフト・フィルタ・カーネルの一例を示す。
【図35】 図35は、画像センサに2つの感度レベルを具備する空間的変動感
度パターンを提供する、2つの異なる透明性を伴うセルを有する例示的なマスク
を示す。
【図36】 図36は、複数の規則正しく離間されたピクセル行と該ピクセル行
と直交して複数の規則正しく離間されたピクセル列との各交差点に配置されたピ
クセル位置、ピクセル行と複数の規則正しく離間された中間列との各交差点に配
置されたオフ−グリッド位置、並びに、ピクセル列と複数の規則正しく離間され
た中間行との各交差点に配置されたオフ−グリッド位置を図式的に示す線図であ
る。
【図37】 図37は、本発明の更なる模範的な実施例に従った、2つの感度レ
ベルを有する画像センサに対する、図2のデータ・フロー線図のオフ−グリッド
推定器のデータ・フロー線図である。
【図38】 図38は、図37のフロー線図によって表される2つの感度レベル
に対するオフ−グリッド推定器の実施例によって実行され得る算定プロセスを記
載するフロー線図である。
【図39】 図39は、本発明に従って、2つの感度レベル・オフ−グリッド推
定器の模範的な実施例に立方類似逆推定器を提供するために、図24のデータ・
フロー線図によって表される模範的な実施例によって実施され得る算定プロセス
を記載するフロー線図である。
【図40】 図40は、図39のフロー線図に記載された算定プロセスに使用さ
れる関数であるPseudoinverse(I,x’,y’)を概算する算
定プロセスを記載するフロー線図である。
【図41】 図41は、本発明に従った2つの感度レベルに対するオン−グリッ
ド・リサンプラーの模範的な実施例に対する、45度回転立方補間フィルタ・カ
ーネルを用いて、オン−グリッド再標本化を説明するピクセル位置及びオフ−グ
リッド位置の陰影付け領域を示す線図である。
【図42】 図42は、2つの感度レベルに対するオン−グリッド・リサンプラ
ーの模範的な実施例に対する、図40のフロー線図によって記載される算定プロ
セスに使用され得る45度回転立方補間フィルタ・カーネルの一例を示す。
【図43】 図43は、本発明に従った2つの感度レベルに対するオン−グリッ
ド・リサンプラーの模範的な実施例を獲得するために、図28のデータ・フロー
線図によって表される算定プロセスを記載するフロー線図である。
【図44】 図44は、図1のデータ・フロー線図の画像処理部の更なる模範的
な実施例のデータ・フロー線図である。
【図45】 図45は、4つの感度レベルに対する、図1のデータ・フロー線図
の画像処理部の更なる模範的な実施例の詳細なデータ・フロー線図である。
【図46】 図46は、図45のデータ・フロー線図によって表される画像処理
部の模範的な実施例によって実行され得る算定プロセスを記載するフロー線図で
ある。
【図47】 図47は、図1のデータ・フロー線図の画像処理部の更に別の模範
的な実施例のデータ・フロー線図である。
【図48】 図48は、図47のフロー線図によって表される画像処理部の模範
的な実施例によって実行され得る算定プロセスを記載するフロー線図である。
【図49】 図49は、図48のフロー線図によって記載された算定プロセスに
使用され得る5×5フィルタ・カーネルの一例を示す。
【図50】 図50は、線形画像センサを有する結像システムによるシーンの連
続的なライン画像の取込を図示しており、該結像システムはそのシーンに対して
一定速度で移動することによってそのシーンをスキャンし、前記画像センサは一
定の時間間隔でそのシーンの逐次露出を採用している。
【図51】 図51は、静止状態の結像システムを一定速度で通過するように移
動するコンベヤベルト上の対象の連続的なライン画像の取込を図示しており、該
システムは一定の時間間隔でコンベヤベルト及び対象の逐次露出を採用する線形
画像センサを有する。
【図52】 図52は、線形画像センサに2つの感度レベルを具備する空間的変
動感度パターンを提供するために、2つの異なる透明性を具備するセルを有する
例示的な露出マスクを示す。
【図53】 図53は、図52の露出マスクによって規定される1次元空間的変
動感度パターンを有する線形画像センサで取り込まれた連続的なライン画像を鎖
状に結合することで形成される2次元画像の2次元空間的変動感度パターンを表
す、図52の露出マスクの鎖状結合を例示的に示す。
【図54】 図54は、ピクセル(オン−グリッド)位置及びオフ−グリッド位
置の線形アレイを例示的に示す線図である。
【図55】 図55は、2つの感度レベルの光検知素子を有する線形画像センサ
によって取り込まれたライン画像のために、図24のフロー線図によって表され
るオフ−グリッド推定器の実施例によって実行され得る算定プロセスを記載する
フロー線図である。
【図56】 図56は、図55のフロー線図によって記載される算定プロセスに
使用され得る4×1の1次元ガウシアン補間カーネルの一例を示す。
【図57】 図57は、1次元出力画像のオン−グリッド輝度値を誘導するため
に、図28のデータ・フロー線図によって表されるオン−グリッド・リサンプラ
ーの実施例によって実行され得る算定プロセスを記載するフロー線図である。
【図58】 図58は、図57のフロー線図によって記載される算定プロセスに
使用され得る4×1の1次元の立方補間カーネルの一例を示す。
【図59】 図59は、図1のデータ・フロー線図の画像処理部の更なる別の模
範的な実施例を表すデータ・フロー線図である。
【図60】 図60は、線形出力画像のオン−グリッド輝度値を誘導すべく、図
59のデータ・フロー線図によって表される画像処理部の実施例によって実行さ
れ得る算定プロセスを記載するフロー線図である。
【図61】 図61は、図60のフロー線図によって記載される算定プロセスに
使用され得る5×1のオン−グリッド補間フィルタ・カーネルの一例を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 光永 知生 アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10023 ニューヨーク ウェスト 第69 ストリ ート 140 Fターム(参考) 5C024 CX43 EX43 EX51 GY01 HX58 JX35

Claims (172)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1シーンの画像を取り込むために該シーンからの入射光で露出さ
    れた比較的低いダイナミックレンジ画像センサを用いて、該シーンの比較的高い
    ダイナミックレンジの画像を獲得する方法であって、前記画像センサがアレイ状
    となった多数の光検知素子を有し、それら光検知素子各々が、前記光検知素子ア
    レイに対する所定感度パターンに従って入射光に対する複数の感度レベルの内の
    特定の1つを有すると共に、応答関数を有しており、各光検知素子が前記シーン
    からの入射光に応答して、ピクセル位置アレイにおける多数のピクセル位置の内
    の対応する1つでの取込画像輝度値を作り出し、前記多数のピクセル位置の各々
    が、前記光検知素子の前記複数の感度レベルの内の特定の1つと対応しており、 (a)前記ピクセル位置アレイのピクセル位置での各取込画像輝度値から、多
    数のオフ−グリッド位置での各オフ−グリッド輝度値を推定する段階であり、前
    記オフ−グリッド位置が前記ピクセル位置アレイにおける各合間に配置されてい
    ると共に規則正しいオフ−グリッド位置アレイを形成していることから成る段階
    と、 (b)前記推定されたオフ−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値を
    有する段階と、 の諸段階を含む方法。
  2. 【請求項2】 前記画像センサの光検知素子から成る前記アレイが線画像を取り
    込む線形アレイであり、前記ピクセル位置アレイが、線形取込画像輝度値アレイ
    を規定するように、ピクセル行状となってそれぞれが規則正しく離間されたピク
    セル位置で前記多数のピクセル位置を有する線形アレイである、請求項1に記載
    の方法。
  3. 【請求項3】前記画像センサの光検知素子から成るアレイと前記ピクセル位置ア
    レイとが、複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正しく離間され
    たピクセル列との各交差点でのピクセル位置を有する2次元アレイであり、前記
    ピクセル行が前記ピクセル列と直交しており、前記画像センサの光検知素子から
    成る前記線形アレイが多数の露出で前記シーンの連続する規則正しく離間された
    線形領域に対して順次露出され、その露出各々が各線形取込画像輝度値アレイを
    作り出し、前記多数の露出によって作り出された各線形取込画像輝度アレイが鎖
    状に結合されて、前記ピクセル位置アレイにおけるピクセル位置での各取込画像
    輝度値を有する2次元取込画像輝度値アレイを形成する、請求項1に記載の方法
  4. 【請求項4】 前記画像センサが複数の光検知素子から成る2次元アレイを有し
    、前記ピクセル位置アレイが、複数の規則正しく離間されたピクセル行と、複数
    の規則正しく離間されたピクセル列の各交差点での複数のピクセル位置を有する
    2次元アレイであり、前記ピクセル行が前記ピクセル列と直交している、請求項
    1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記オフ−グリッド・アレイの前記オフ−グリッド位置が、複数
    の規則正しく離間された中間行と、複数の規則正しく離間された中間列の各交差
    点に配置されており、前記中間行の各々が前記ピクセル行と平行すると共に該ピ
    クセル行の各隣接対間に延在しており、前記中間列の各々が前記ピクセル列と平
    行すると共に該ピクセル列の各隣接対間に延在している、請求項4に記載の方法
  6. 【請求項6】 前記オフ−グリッド・アレイの前記オフ−グリッド位置が、複数
    の規則正しく離間された中間行と前記ピクセル列との各交差点と、複数の規則正
    しく離間された中間列と前記ピクセル行との各交差点とに配置されており、前記
    中間行の各々が前記ピクセル行と平行していると共に、前記ピクセル行の各隣接
    対間に延在しており、前記中間列の各々が前記ピクセル列と平行していると共に
    、前記ピクセル列の各隣接対間に延在している、請求項4に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記オフ−グリッド位置アレイのオフ−グリッド位置が複数の規
    則正しく離間された中間列及びピクセル行の各交差点に配置されており、前記中
    間列の各々が前記ピクセル列と平行すると共に前記ピクセル列の各隣接対間に延
    在している、請求項3に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記オフ−グリッド位置アレイの前記オフ−グリッド位置が前記
    線形ピクセル位置アレイのピクセル位置の各隣接対間に配置されている、請求項
    2に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記推定オフ−グリッド輝度値から前記出力画像を誘導する段階
    が、前記出力画像の前記ピクセル輝度値として前記オフ−グリッド輝度値を直接
    的に用いることを含む、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記推定オフ−グリッド輝度値から前記出力画像のピクセル輝
    度値を誘導する段階が、前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での
    各再標本化オン−グリッド値を誘導すべく、前記推定オフ−グリッド値を再標本
    化することを含み、前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での前記
    各再標本化オン−グリッド値が前記出力画像の前記ピクセル輝度値である、請求
    項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記光検知素子アレイの所定感度パターンが、4つの異なる所
    定感度レベルを有すると共に、4つの最も近い隣接ピクセル位置の反復群を有す
    るピクセル位置アレイと対応しており、各群における前記4つのピクセル位置の
    各々が共通した所定位置順序の前記4つの所定感度レベルの内の相互に異なるも
    のと対応している、請求項5に記載の方法。
  12. 【請求項12】 前記光素子アレイの前記所定感度パターンが第1及び第2の所
    定感度レベルを有しており、前記ピクセル行各々における隣接ピクセル位置と前
    記ピクセル列各々における隣接ピクセル位置とが、前記第1及び第2所定感度レ
    ベルの内の相互に異なるものと対応している、請求項6に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記光素子アレイの前記所定感度パターンが前記第1及び第2
    所定感度レベルを有し、前記ピクセル行各々における隣接ピクセル位置が前記所
    定第1及び第2感度レベルの内の相互に異なるものと対応し、前記ピクセル列各
    々における隣接ピクセル位置が前記所定第1及び第2感度レベルの内の同一レベ
    ルと対応している、請求項7に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記ピクセル位置アレイのピクセル位置での各取込画像輝度値
    から前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置での各オフ
    −グリッド値を推定する段階が、(1)前記感度レベルの内の相互に異なるもの
    と対応するピクセル位置での取込画像輝度値だけを用いて、前記オフ−グリッド
    位置各々での前記感度レベルの内の相互に異なるものに対する感度レベル・オフ
    −グリッド輝度値を推定する段階と、(2)前記オフ−グリッド位置各々での前
    記感度レベルの内の相互に異なるそれぞれに対して推定された前記感度レベル・
    オフ−グリッド輝度値を組み合わせて、前記オフ−グリッド位置各々での各推定
    オフ−グリッド輝度値を誘導する段階とを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の異なる
    ものに対して輝度値の前記感度レベルを組み合わせる段階が、前記オフ−グリッ
    ド位置各々での前記感度レベルの内の異なるそれぞれに対して推定された前記感
    度レベル・オフ−グリッド値を合算して、前記オフ−グリッド位置各々での前記
    各推定オフ−グリッド輝度値を誘導する段階を含む、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記推定オフ−グリッド輝度値から前記出力画像のピクセル輝
    度値を誘導する段階が、前記推定オフ−グリッド輝度値を補間して前記ピクセル
    位置アレイの前記ピクセル位置での各補間オフ−グリッド値を誘導する段階と、
    前記光検知素子の組合せ応答関数の逆関数によって前記補間オフ−グリッド輝度
    値の各々を補償して、前記出力画像の前記ピクセル輝度値を獲得する段階とを含
    み、前記組合せ応答関数が前記感度レベルの内の相互に異なるものを有する光検
    知素子の重み付け応答関数の合計であり、そうした重み付け応答関数の各々が前
    記感度レベルのそれぞれに対する所定重み係数によって乗算された前記感度レベ
    ルのそれぞれを有する光検知素子の応答関数である、請求項15に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記光検知素子の前記組合せ応答関数の逆関数によって前記補
    間オン−グリッド輝度値の各々を補償する段階が、前記補間オン−グリッド輝度
    値各々から、前記光検知素子の前記組合せ応答関数の逆関数を表す検索テーブル
    ・データを保存する検索テーブル・メモリに対する各指標を誘導する段階と、前
    記検索テーブル・メモリから、各指標と対応する補償された補間オン−グリッド
    輝度値を検索する段階と、前記出力画像の前記ピクセル輝度値として前記補償さ
    れた補間オン−グリッド輝度値を提供する段階を含む、請求項16に記載の方法
  18. 【請求項18】 前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の相互に
    異なるものに対する前記感度レベル・オン−グリッド輝度値を組合せる段階が、
    (1)前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の相互に異なるもの
    に対する前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値を、前記感度レベルの内の相互
    に異なるものと対応する各所定重み付け係数と乗算して、前記オフ−グリッド位
    置各々での前記感度レベルの内の相互に異なるものに対する重み付け感度レベル
    ・オフ−グリッド輝度値を誘導する段階と、(2)前記オフ−グリッド位置各々
    での前記感度レベルの内の相互に異なるものに対する前記重み付け感度レベル・
    オフ−グリッド輝度値を合算して、前記オフ−グリッド位置各々での前記各推定
    オフ−グリッド輝度値を誘導する段階とを含む、請求項14に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記推定オフ−グリッド輝度値から前記出力画像の前記ピクセ
    ル輝度値を誘導する段階が、前記推定オフ−グリッド輝度値を補間して、前記ピ
    クセルアレイの前記ピクセル位置での各補間オン−グリッド輝度値を誘導する段
    階と、前記光検知素子の組合せ応答関数の逆関数によって前記補間オン−グリッ
    ド輝度値の各々を補償して、前記出力画像の前記ピクセル輝度値を誘導する段階
    と、を含み、前記組合せ応答関数が前記感度レベルの内の相互に異なるものを有
    する前記光検知素子の重み付け応答関数の合計であり、前記重み付け応答関数の
    各々が前記感度レベルのそれぞれに対する所定重み付け係数によって乗算された
    前記感度レベルのそれぞれを有する光検知素子の応答関数である、請求項18に
    記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記光検知素子の組合せ応答関数の逆関数によって前記補間輝
    度値の各々を補償する段階が、前記補間オン−グリッド輝度値の各々を用いて、
    前記光検知素子の前記組合せ応答関数の逆関数を表すデータを保存する検索テー
    ブル・メモリに対する各指標を誘導する段階と、前記検索テーブル・メモリから
    各指標と対応する補償された補間オン−グリッド輝度値各々を検索する段階と、
    前記出力画像の前記ピクセル輝度値として前記補償された補間オン−グリッド輝
    度値を提供する段階とを含む、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記ピクセル位置アレイの前記ピクセル位置での各取込画像輝
    度値から前記オフ−グリッド位置アレイの前記オフ−グリッド位置での各オフ−
    グリッド輝度値を推定する段階が、(1)前記感度レベルの内の相互に異なるも
    のと対応するピクセル位置での前記取込画像輝度値だけを用いて、前記オフ−グ
    リッド位置各々での前記感度レベルの内の相互に異なるものに対する感度レベル
    オフ−グリッド輝度値を推定する段階と、(2)前記オフ−グリッド位置各々で
    の前記感度レベルの内の相互に異なるそれぞれに対して推定された前記感度レベ
    ル・オフ−グリッド輝度値を組合せて、前記オフ−グリッド位置各々での組合せ
    感度レベル・オフ−グリッド輝度値を誘導する段階と、(3)前記光検知素子の
    組合せ応答関数の逆関数によって前記オフ−グリッド位置各々での前記組合せ感
    度レベル・オフ−グリッド輝度値を補償して、前記オフ−グリッド位置各々での
    各推定オフ−グリッド輝度値を誘導する段階とを含み、前記組合せ応答関数が前
    記感度レベルの内の相互に異なるものを有する光検知素子の重み付け応答関数の
    合計であり、前記重み付け応答関数各々が前記感度レベルのそれぞれに対する所
    定重み付け係数によって乗算された前記感度レベルのそれぞれを有する光検知素
    子の応答関数である、請求項1に記載の方法。
  22. 【請求項22】 前記光検知素子の前記組合せ応答関数の逆関数によって前記オ
    フ−グリッド位置各々での前記組合せ感度レベル・オフ−グリッド輝度値を補償
    する段階が、前記オフ−グリッド位置各々での前記組合せ感度レベル・オフ−グ
    リッド輝度値を用いて、前記光検知素子の前記組合せ応答関数の逆関数を表すデ
    ータを保存する検索テーブル・メモリに対する各指標を誘導する段階と、前記検
    索テーブルから、各指標と対応する補償された組合せ感度レベル・オフ−グリッ
    ド輝度値を検索する段階と、前記オフ−グリッド位置での前記各推定オフ−グリ
    ッド輝度値として前記検索テーブルから検索された前記補償された組合せ感度レ
    ベル・オフ−グリッド輝度値を提供する段階と、を含む請求項21に記載の方法
  23. 【請求項23】 前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の相互に
    異なるそれぞれに対して推定された前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値を組
    み合わせる段階が、前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の相互
    に異なるそれぞれに対する前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値を合算して、
    前記オフ−グリッド位置での前記各組合せ感度レベル・オフ−グリッド輝度値を
    誘導する段階を含む、請求項21に記載の方法。
  24. 【請求項24】 前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の相互に
    異なるそれぞれに対して推定された前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値を組
    み合わせる段階が、(1)前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内
    の相互に異なるそれぞれに対して推定された前記感度レベル・オフ−グリッド輝
    度値を前記感度レベルの内の相互に異なるそれぞれと対応する各所定重み付け係
    数で乗算して、前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の相互に異
    なるそれぞれに対する重み付け感度レベル・オフ−グリッド輝度値を誘導する段
    階と、(2)前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の相互に異な
    るそれぞれに対する前記重み付け感度レベル・オフ−グリッド輝度値を合算して
    、前記オフ−グリッド位置各々での前記組合せ感度レベル・オフ−グリッド輝度
    値を誘導する段階とを含む、請求項21に記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の相互に
    異なるそれぞれに対する前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値を推定する段階
    が、(1)前記ピクセル位置をマスクするが、前記感度レベルの内の相互に異な
    るものと対応するピクセル位置をマスクしないままとする段階と、(2)前記オ
    フ−グリッド位置の内の1つでの前記感度レベルの内の相互に異なるものに対す
    る前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値を推定して、前記オフ−グリッド位置
    の内の前記1つに最も近い前記マスクされていないピクセル位置の内の1つでの
    前記取込画像輝度値と同等と為す段階とを含む、請求項14或は21に記載の方
    法。
  26. 【請求項26】 前記画像センサの前記光検知素子アレイが線形アレイであり、
    前記ピクセル位置アレイがピクセル行状にそれぞれが規則正しく離間されたピク
    セル位置を有する線形アレイであり、前記オフ−グリッド位置アレイの前記オフ
    −グリッド位置が、それぞれ、前記線形ピクセル位置アレイの隣接ピクセル位置
    の各対間に配置されており、前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの
    内の相互に異なるそれぞれに対する感度レベル・オフ−グリッド輝度値を推定す
    る段階が、前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内の相互に異なる
    それぞれに対する前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値として、前記オフ−グ
    リッド位置の内の1つに最も近い隣接である前記感度レベルの内の相互に異なる
    ものと対応するピクセル位置での前記取込画像輝度値を提供する段階を含む、請
    求項24に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記光検知素子の前記所定感度パターンが第1及び第2所定感
    度レベルを有し、前記線形ピクセル位置アレイの隣接ピクセル位置が前記第1及
    び第2所定感度レベルの内の相互に異なるものと対応しており、前記感度レベル
    の内の相互に異なるものと対応する各所定重み付け係数で前記オフ−グリッド位
    置各々での前記感度レベルの内の相互に異なるそれぞれに対する前記感度レベル
    ・オフ−グリッド輝度値を乗算して、前記オフ−グリッド位置各々での前記感度
    レベルの内の相互に異なるそれぞれに対する重み付け感度レベル・オフ−グリッ
    ド輝度値を誘導しており、前記オフ−グリッド位置各々での前記感度レベルの内
    の相互に異なるそれぞれに対する前記重み付け感度レベル・オフ−グリッド輝度
    値を合算して、前記オフ−グリッド位置各々での前記組合せ感度レベル・オフ−
    グリッド輝度値を誘導する段階が、B(x’)がオフ−グリッド位置x’での前
    記組合せ感度レベル・オフ−グリッド輝度値であり、Wがピクセル位置(x’
    −0.5)と対応する前記感度レベルに対する前記所定重み付け係数であり、W がピクセル位置(x’+0.5)と対応する前記感度レベルに対する前記所定
    重み付け係数であり、I(x’−0.5)がピクセル位置(x’+0.5)で
    の前記取込画像輝度値である場合、 【数1】 として表現され、そして、前記光検知素子の前記組合せ応答関数が、 【数2】 として表現され、ここでP(E)がピクセル位置(x’−0.5)と対応する
    前記感度レベルを有する光検知素子の前記ラジオメトリック応答関数であり、P (E)がピクセル位置(x’+0.5)と対応する前記感度レベルを有する光
    検知素子の前記ラジオメトリック応答関数である、請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各取込
    画像輝度値から前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置
    での各オフ−グリッド輝度値を推定する段階が、前記ピクセル位置での前記取込
    画像輝度値の補間を伴う双線形標本化を含む、請求項1に記載の方法。
  29. 【請求項29】 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各取込
    画像輝度値から前記オフ−グリッド位置アレイにおけるオフ−グリッド位置での
    各オフ−グリッド輝度値を推定する段階が、前記ピクセル位置での前記取込画像
    輝度値の補間を伴う双立方標本化を含む、請求項1に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各取込
    画像輝度値から前記オフ−グリッド位置アレイにおけるオフ−グリッド位置での
    各オフ−グリッド輝度値を推定する段階が、前記オフ−グリッド位置のそれぞれ
    に最も近い隣接である所定数のピクセル位置各々での各取込画像輝度値を所定の
    低閾値及び所定高閾値と比較することによって、前記オフ−グリッド位置のそれ
    ぞれでの各オフ−グリッド輝度値を推定する段階と、前記所定低閾値よりも大き
    く且つ前記所定高閾値よりも小さい前記最も近い隣接ピクセル位置の取込画像輝
    度値の合計を算定する段階と、前記合計を該合計に含まれる最も近い隣接ピクセ
    ル位置の前記数で割る段階とを含む、請求項1に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各取込
    画像輝度値から前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置
    でのオフ−グリッド輝度値を推定する段階が、前記オフ−グリッド位置のそれぞ
    れに最も近い隣接である所定数のピクセル位置各々での各補償された取込画像輝
    度値を所定低閾値及び所定高閾値と比較することで、前記オフ−グリッド位置の
    それぞれでの各オフ−グリッド輝度値を推定する段階と、前記所定低敷地より大
    きく且つ前記所定高閾値より小さい前記最も近い隣接ピクセル位置での前記補償
    された取込画像輝度値の合計を算定する段階と、最も近い隣接ピクセル位置での
    補償された取込画像輝度値の前記数で前記合計を割ることで前記オフ−グリッド
    位置のそれぞれでの各推定オフ−グリッド輝度値を誘導する段階と、を含み、前
    記最も近い隣接ピクセル位置各々での前記各補償された取込画像輝度値が該最も
    近い隣接ピクセル位置のものに対応する感度レベルを有する光検知素子の前記応
    答関数の逆関数によって補償された前記最も近い隣接ピクセル位置の内の1つで
    の前記取込画像輝度値である、請求項1に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記最も近い隣接ピクセル位置各々での前記各補償された取込
    画像輝度値が、前記最も近い隣接ピクセル位置の内の1つでの前記取込画像輝度
    値を用いることで、前記複数の感度レベルの内の異なるそれぞれを有する光検知
    素子の逆応答関数を表すデータを保存する検索テーブル・メモリに対する指標を
    誘導して、前記検索テーブル・メモリから前記最も近い隣接ピクセル位置の内の
    1つの前記感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆関数を表す検索テ
    ーブル・データから前記指標に対応する補償された取込画像輝度値を検索するこ
    とで誘導される、請求項31に記載の方法。
  33. 【請求項33】 前記中央行の各々が前記ピクセル行の各隣接つの間の中央に延
    在し、前記中央列の各々が前記ピクセル列の各隣接対の中央に延在し、前記ピク
    セル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各取込画像輝度値でから前記オフ
    −グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置での各オフ−グリッド輝
    度値を推定する段階が、x’が1からxサイズ−1までの値を有し、y’が1か
    らyサイズ−1までの値を有し、xサイズ及びyサイズが前記ピクセル行及び前
    記ピクセル列の方向における前記取込画像の寸法である場合、前記オフ−グリッ
    ド位置(x’,y’)各々での前記輝度値を推定する段階を含み、前記オフ−グ
    リッド位置(x’,y’)各々での各オフ−グリッド輝度値を推定する段階が、 (i)前記オフ−グリッド位置(x’,y’)の内の1つに最も近い隣接であ
    る16個のピクセル位置(u,v)各々での各輝度値I(u,v)を、uがx’
    −5からx’+0.5までの値を有し、vがy’−0.5からy+0.5までの
    値を有する場合、所定低閾値及び所定高閾値と比較することであることと、 (ii)前記所定低閾値より大きく且つ前記所定高閾値より小さい前記16個
    の最も近い隣接ピクセル位置(u,v)での前記輝度値I(u,v)の各々に対
    して、関係i=x’−u−1.5及びj=y’−v−1.5を用いて4×4立方
    補間カーネルφの指標i及びjを算定し、φmnが指標m及びnでの4×4立方
    補間カーネルφの値である場合、量 【数3】 と量φij を算定することと、 (iii)ステップ(ii)で算定された量 【数4】 を合算して、第1合計sを誘導することと、 (iv)ステップ(ii)で算定された量φij を合算して第2合計wを誘
    導することと、 (v)前記第合計sを前記第2合計wで割ることで前記オフ−グリッド位置(
    x’,y’)の内の1つでの前記推定輝度値を算定することと、を含む、請求項
    5に記載の方法。
  34. 【請求項34】 ステップ(i)での前記所定低閾値及び前記所定高閾値と比較
    された最も近い隣接ピクセル位置(u,v)での前記輝度値I(u,v)が、ピ
    クセル位置(u,v)での前記取込画像輝度値である、請求項33に記載の方法
  35. 【請求項35】 ステップ(i)での前記所定低閾値及び前記所定高閾値と比較
    された最も近い隣接ピクセル位置(u,v)での前記輝度値I(u,v)が、ピ
    クセル位置(u,v)に対応する前記感度レベルを有する光検知素子の応答関数
    の逆関数によって補償されたピクセル位置(u,v)での前記取込画像輝度値で
    ある、請求項33に記載の方法。
  36. 【請求項36】 前記最も近い隣接ピクセル位置(u,v)各々での前記取込画
    像輝度値が、前記複数の感度レベルの内の相互に異なるものを有する光検知素子
    の応答関数の逆関数を表すデータを保存する検索テーブル・メモリに対する指標
    を誘導すべく、前記取込画像輝度値を用いることによって、そして、前記検索テ
    ーブル・メモリから、前記最も近い隣接ピクセル位置(u,v)の内の1つに対
    応する前記感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆関数を表す検索テ
    ーブル・データを用いて前記しひょに対する補償された取込画像輝度値を検索す
    ることによって、前記最も近い隣接ピクセル位置(u,v)の内の1つに対応す
    る前記感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆関数で補償され、前記
    検索された補償輝度値が前記最も近いピクセル位置(u,v)の内の1つでの前
    記輝度値I(u,v)である、請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での前記各
    取込画像輝度値から前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド
    位置での各オフ−グリッド輝度値を推定する段階が、x’が2からxサイズ−2
    までの値を有し、xサイズが前記取込ライン画像の寸法である場合、前記オフ−
    グリッド位置x’各々での前記輝度値を推定することを含み、前記オフ−グリッ
    ド位置x’各々での前記オフ−グリッド輝度値を推定する段階が、 (i)kがx’−1.5からx’+1.5までの値を有する場合、前記オフ−
    グリッド位置x’の内の1つに最も近い隣接である4つのピクセル位置kの各々
    での各輝度値(k)を所定低閾値及び所定高閾値と比較することと、 (ii)G(k−x’)が位置(k−x’)での4×1ガウシアン補間カー値
    tるGの値である場合、前記所定低閾値より大きく且つ前記所定高閾値より小さ
    い前記4つの最も近い隣接ピクセル位置での前記輝度値I(k)の各々が前記量
    I(k)G(k−x’)を算定することと、 (iii)ステップ(ii)で算定された前記量G(k−x’)を合算して第
    1合計pを誘導することと、 (iv)ステップ(ii)の前記算定で用いられた前記量G(k−x’)を合
    算して第2合計qを誘導することと、 (v)前記第1合計pを前記第2合計qで割ることによって前記オフ−グリッ
    ド位置x’の内の1つでの前記推定輝度値を算定することと、を含む、請求項2
    に記載の方法。
  38. 【請求項38】 ステップ(i)で、前記所定低閾値及び前記所定高閾値と比較
    された最も近い隣接ピクセル位置kでの前記各輝度値I(k)が、最も近い隣接
    ピクセル位置kでの前記取込輝度値である、請求項37に記載の方法。
  39. 【請求項39】 ステップ(i)で、前記所定低閾値及び前記所定高閾値と比較
    された最も近い隣接ピクセル位置kでの前記輝度値I(k)が、ピクセル位置k
    と対応する前記感度レベルを有する光検知素子の逆関数によって補償された最も
    近い隣接ピクセル位置kでの前記取込輝度値である、請求項37に記載の方法。
  40. 【請求項40】 前記最も近い隣接ピクセル位置k各々での前記取込画像輝度値
    が、前記複数の感度レベルの内の相互に異なるものを有する光検知素子の応答関
    数の逆関数を表すデータを補村する検索テーブル・メモリに対する指標を誘導す
    べく、前記最も近い隣接ピクセル位置の内の1つでの前記取込画像輝度値を用い
    ることによって、そして、前記検索テーブル・メモリから、前記最も近い隣接ピ
    クセル位置kの内の1つと対応する前記感度レベルを有する光検知素子の前記応
    答関数の逆関数を表す検索テーブル・データを用いて、前記指標と対応する補償
    された取込画像輝度値を検索することによって、前記最も近い隣接ピクセル位置
    kの内の1つと対応する前記感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆
    関数によって補償されており、前記検索された補償取込画像輝度値が前記最も近
    い隣接ピクセル位置kでの前記輝度値I(k)である、請求項39に記載の方法。
  41. 【請求項41】 前記4×1ガウシアン・カーネルGが形態: 【表1】 を有する、請求項37に記載の方法。
  42. 【請求項42】 前記推定オフ−グリッド輝度値を再標本化して前記ピクセル位
    置アレイの前記ピクセル位置での各再標本化オン−グリッド輝度値を誘導する段
    階が、前記ピクセル位置のそれぞれに最も近い隣接であるオフ−グリッド位置の
    所定数での各オフ−グリッド輝度値とオフ−グリッド位置の前記所定数と同一寸
    法を有する立方補間カーネルとの積を算定することによって、前記ピクセル位置
    の内の相互に異なるそれぞれでの前記再標本化輝度値を誘導することを含む、請
    求項10に記載の方法。
  43. 【請求項43】 前記推定オフ−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値
    を誘導する段階が、前記推定オフ−グリッド輝度値を再標本化して前記ピクセル
    位置アレイにおける前記ピクセル位置での再標本化オン−グリッド輝度値を誘導
    することを含み、前記中間行の各々がピクセル行の各隣接対間の中央に延在し、
    前記中間列の各々がピクセル列の各隣接対間の中央に延在しており、前記多数の
    ピクセル位置各々での前記再標本化輝度値が、xが2.5からxサイズ−2.5
    までの値を有し、yが2.5からyサイズ−2.5までの値を有し、I(x−2
    ,y−2)がピクセル位置(x−2,y−2)での前記再標本化オン−グリッド
    輝度値であり、B(x−1.5+i,y−1.5+j)がオフ−グリッド位置(
    x−1.5+i,y−1.5+j)での前記推定オフ−グリッド輝度値であり、
    i及びjが4×4立方補間カーネルφの指標であり、指標i及びjのそれぞれが
    0から3までの値を有し、φijが指標i及びjで前記補間カーネルφの値であ
    り、xサイズがピクセル行の方向における前記取込画像の寸法であり、yサイズ
    が前記ピクセル列の方向における前記取込画像の寸法である場合、 【数5】 の関係で算定される、請求項5に記載の方法。
  44. 【請求項44】 前記4×4立方補間カーネルφが形態: 【表2】 を有する、請求項33或は43に記載の方法。
  45. 【請求項45】 前記推定オフ−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値
    を誘導する段階が、前記推定オフ−グリッド輝度値を再標本化して前記ピクセル
    位置アレイにおけるピクセル位置での再標本化オン−グリッド輝度値を誘導する
    ことを含み、各オフ−グリッド位置がピクセル位置の各隣接対間の中央に配置さ
    れ、前記ピクセル位置xのそれぞれでの前記再標本化オン−グリッド輝度値I が、である場合、xが3.5からxサイズ−3.5までの値を有する前記ピクセ
    ル位置の座標であり、I(x−3)がピクセル位置(x−3)での前記再標本
    化オン−グリッド輝度値であり、B(x+k)がオフ−グリッド位置(x+k)
    での前記推定オフ−グリッド輝度値であり、kが4×1立方補間カーネルΨの位
    置であり、Ψ(k)が位置kでの前記立方補間カーネルΨの値であり、前記位置
    kが−1.5から1.5までの値を有し、xサイズが前記取込ライン画像の寸法
    である場合、 【数6】 の関係によって算定される、請求項2に記載の方法。
  46. 【請求項46】 前記4×1立方補間カーネルΨが形態: 【表3】 を有する、請求項45に記載の方法。
  47. 【請求項47】 前記中間行の各々が前記ピクセル行の各隣接対間の中央に延在
    し、前記中間列の各々が前記ピクセル列の各隣接対間の中央に延在しており、前
    記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置での各オフ−グリ
    ッド輝度値を前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各取込画像
    輝度値から推定する段階が、前記オフ−グリッド位置(x’,y’)の各々での
    前記オフ−グリッド輝度値を推定することを含み、ここで、x’が0.5からx
    サイズ−0.5までの値を有し、y’が前記中間行及び前記ピクセル列の各交差
    点に配置されたオフ−グリッド位置に対する1からyサイズ−1までの値を有し
    、x’が1からxサイズ−1までの値を有し、y’が前記ピクセル行及び前記中
    間列の各交差点に配置されたオフ−グリッド位置に対する0.5からyサイズ−
    05までの値を有し、xサイズ及びyサイズが前記ピクセル行及び前記ピクセル
    列の方向における前記取込画像の寸法であり、前記オフ−グリッド位置(x’,
    y’)各々での前記輝度値を推定する段階が、 (i)前記オフ−グリッド位置(x’,y’)各々に対して、i及びjが4×
    4立方補間カーネルφの指標であり、指標i及びjの各々が0から3までの値を
    有する場合、関係:u=x’+0.5j−0.5j及びv=y’−1.5+0.
    5i+0.5jを用いて座標(u,v)を算定することと、 (ii)指標i及びjを用いてステップ(i)で算定された座標(u,v)の
    各対に対して、該座標(u,v)が1ピクセル位置のものか否かを決定すること
    と、 (iii)ステップ(i)で算定された前記座標(u,v)が1ピクセル位置
    のものであれば、前記ピクセル位置(u,v)での輝度値I(u,v)を所定低
    閾値及び所定高閾値と比較することと、 (iv)指標i及びjを用いてステップ(i)で算定された前記座標(u,v
    )が1ピクセル位置のものであり且つ前記輝度値I(u,v)が前記所定低閾値
    より大きく且つ前記所定高閾値より小さければ、φmnが指標m及びnでの4×
    4立方補間カーネルφの値である場合、量: 【数7】 とφji とを算定することと、 (v)ステップ(iv)で算定された 【数8】 を合算して第1合計sを誘導することと、 (vi)ステップ(iv)で算定された量を合算して第2合計wを誘導するこ
    とと、 (vii)前記第1合計sを前記第2合計wで割ることで前記オフ−グリッド
    位置(x’,y’)の内の1つでの前記推定輝度値を算定することとを含む、請
    求項6に記載の方法。
  48. 【請求項48】 ステップ(iii)で、前記所定低閾値及び前記所定高閾値と
    比較された前記ピクセル位置(u,v)各々での前記輝度値I(u,v)が、前
    記ピクセル位置(u,v)の内の1つでの前記取込画像輝度値である、請求項4
    7に記載の方法。
  49. 【請求項49】 ステップ(iii)で、前記所定低閾値及び前記所定高閾値と
    比較された前記ピクセル位置(u,v)各々での前記輝度値I(u,v)が、前
    記ピクセル位置(u,v)の内の1つと対応する感度レベルを有する光検知素子
    の前記応答関数の逆関数によって補償された前記ピクセル位置(u,v)の内の
    1つでの前記取込画像輝度値である、請求項47に記載の方法。
  50. 【請求項50】 前記ピクセル位置(u,v)各々での前記取込輝度値が、前記
    ピクセル位置(u,v)の内の1つでの前記取込画像輝度値I(u,v)を用
    いて、前記複数の感度レベルの内の相互に異なるそれぞれを有する光検知素子の
    応答関数の逆関数を表すデータを保存する検索テーブル・メモリに対する指標を
    誘導することによって、そして、前記ピクセル位置(u,v)の内の前記1つと
    対応する前記感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆関数を表す検索
    テーブル・データを用いて、前記指標と対応する補償された取込画像輝度値を前
    記検索テーブルから検索することによって、前記ピクセル位置(u,v)の内の
    前記1つと対応する前記感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆関数
    によって補償されており、前記検索された補償取込画像輝度値が前記ピクセル位
    置(u,v)の内の前記1つでの前記輝度値I(u,v)である、請求項49に
    記載の方法。
  51. 【請求項51】 前記オフ−グリッド位置(x’,y’)各々での前記オフ−グ
    リッド輝度値を推定する段階が、中間行及びピクセル列の各交差点に配置された
    オフ−グリッド位置に対して先ず実行され、次いで、ピクセル行及び中間列の各
    交差点に配置されたピクセル位置に対して実行される、請求項47に記載の方法
  52. 【請求項52】 前記4×4立方補間カーネルφが形態: 【表4】 を有する、請求項47に記載の方法。
  53. 【請求項53】 前記推定オフ−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値
    を誘導する段階が、前記推定オフ−グリッド輝度値を再標本化して、前記ピクセ
    ル位置アレイにおけるピクセル位置での各再標本化オン−グリッド輝度値を誘導
    することを含み、前記中間行の各々が前記ピクセル行の各隣接対間の中央を延在
    し、前記中間列の各々が前記ピクセル列の各隣接対間の中央を延在しており、前
    記ピクセル位置(x,y)各々での前記再標本化オン−グリッド輝度値が、xが
    2.5からxサイズ−2.5までの値を有し、yが2.5からyサイズ−2.5
    までの値を有し、I(x−2,y−2)がピクセル位置(x−2,y−2)での
    前記再標本化オン−グリッド輝度値であり、B(x+0.5i−0.5j,y−
    1.5+0.5i+0.5j)がオフ−グリッド位置(x+0.5i−0.5j
    ,y−1.5+0.5i+0.5j)での前記オフ−グリッド輝度値であり、i
    及びjが4×4立方補間カーネルφの指標であり、指標i及びjのそれぞれが0
    から3までの値を有し、φijがが指標i及びjでの前記補間カーネルφの値で
    あり、xサイズが前記ピクセル列の方向における前記取込画像の寸法である場合
    、関係: 【数9】 によって算定される、請求項6に記載の方法。
  54. 【請求項54】 前記推定オフ−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値
    を誘導する段階が、ガウシアン・カーネルを用いて前記推定オフ−グリッド輝度
    値を補間して前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各補間輝度
    値を誘導する、請求項5に記載の方法。
  55. 【請求項55】 前記ガウシアン・カーネルが形態: 【表5】 を有する、請求項54に記載の方法。
  56. 【請求項56】 前記推定オフ−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値
    を誘導する段階が、前記オフ−グリッド輝度値の補間に対する双線形補間フィル
    タ・カーネルを用いて前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各
    補間オン−グリッド輝度値を誘導することを含む、請求項5に記載の方法。
  57. 【請求項57】 前記双線形補間フィルタ・カーネルが形態: 【表6】 を有する、請求項56に記載の方法。
  58. 【請求項58】 前記推定オフ−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値
    を誘導する段階が、前記推定オフ−グリッド輝度値をサンプリングして、前記ピ
    クセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各再標本化オン−グリッド輝度
    値を誘導することを含み、前記推定オフ−グリッド輝度値を再標本化する段階が
    、前記オフ−グリッド位置アレイを前記ピクセル位置アレイに合致する用にシフ
    トすることを含み、それによって前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル
    位置での前記再標本化オン−グリッド輝度値が前記シフトされたオフ−グリッド
    位置アレイにおける前記合致オフ−グリッド位置での前記各推定オフ−グリッド
    輝度値である、請求項5或は7に記載の方法。
  59. 【請求項59】 あるシーンの画像を取り込むためにそのシーンからの入射光に
    露出された比較的低いダイナミックレンジ画像センサを用いて該シーンの比較的
    高いダイナミックレンジ画像を獲得する方法であって、前記画像センサがアレイ
    状の多数の光検知素子を有し、各光検知素子が前記光検知素子アレイに対する所
    定の感度パターンに従って入射光に対する複数の感度レベルの内の特定の1つを
    有し、各光検知素子が前記シーンからの入射光に応答性してピクセル位置アレイ
    における多数のピクセル位置の内の対応する1つでの取込画像輝度値を作り出す
    ることによって、前記多数のピクセル位置の各々が前記光検知素子の前記複数の
    感度レベルの内の特定の1つに対応しており、前記方法が前記ピクセル位置アレ
    イにおける前記ピクセル位置での各取込画像輝度値から前記ピクセル位置アレイ
    におけるピクセル位置での各オン−グリッド輝度値を算定する段階を含み、前記
    各オン−グリッド輝度値の各々が対応する複数の前記取込画像輝度値から算定さ
    れ、前記オン−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値を誘導することか
    ら成る方法。
  60. 【請求項60】 前記画像センサの光検知素子から成る前記アレイがライン画像
    を取り込む線形センサであり、線形取込画像輝度値アレイを形成すべく、前記ピ
    クセル位置アレイがピクセル行状のそれぞれ規則正しく離間されたピクセル位置
    における前記多数のピクセル位置を有する線形アレイである、請求項59に記載
    の方法。
  61. 【請求項61】 前記画像センサの光検知素子アレイが線形アレイであり、前記
    ピクセル位置アレイが、複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正
    しく離間されたピクセル列との各交差点におけるピクセル位置を有する2次元ア
    レイであり、前記画像センサの光検知素子から成る前記線形アレイが多数の露出
    で前記シーンの連続的な規則正しく離間された線形領域で順次露出され、前記露
    出の各々が各線形取込画像輝度値アレイを作り出し、前記多数の露出で作り出さ
    れた前記各線形取込画像輝度値アレイが鎖状結合されて前記ピクセル位置アレイ
    における前記ピクセル位置での各取込画像輝度値を有する2次元取込画像輝度値
    アレイを形成する、請求項59に記載の方法。
  62. 【請求項62】 前記画像センサが光検知素子から成る2次元アレイであり、前
    記ピクセル位置アレイが、複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則
    正しく離間されたピクセル列との各交差点における前記多数のピクセル位置を有
    する2次元アレイであり、前記ピクセル行が前記ピクセル列と直交している、請
    求項59に記載の方法。
  63. 【請求項63】 前記オン−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値を誘
    導する段階が、前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各オン−
    グリッド輝度値を前記出力画像の前記ピクセル輝度値として用いることを含む、
    請求項59に記載の方法。
  64. 【請求項64】 前記オン−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値を誘
    導する段階が、前記光検知素子の組合せ応答関数の逆関数によって前記ピクセル
    位置アレイにおける前記ピクセル位置各々での前記各オン−グリッド輝度値を補
    償して、前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での前記出力画像の
    各ピクセル輝度値を獲得することを含み、前記重み付け応答関数の各々が前記感
    度レベルのそれぞれに対する所定重み付け係数によって乗算された前記感度レベ
    ルのそれぞれを有する光検知素子の前記応答関数である、請求項59に記載の方
    法。
  65. 【請求項65】 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置各々での前
    記オン−グリッド輝度値を補償する段階が、前記ピクセル位置各々での前記オン
    −グリッド輝度値から前記光検知素子の前記組合せ応答関数の逆関数を表すデー
    タを保存する検索テーブル・メモリに対する各指標を誘導する段階を含み、前記
    補償されたオン−グリッド輝度値が前記ピクセル位置の内の前記1つでの前記出
    力画像の前記ピクセル輝度値である、請求項64に記載の方法。
  66. 【請求項66】 前記ピクセル位置アレイにおけるピクセル位置での各オン−グ
    リッド輝度値を算定する段階が、前記ピクセル位置の内の前記1つに最も近い隣
    接である所定数のピクセル位置での前記取込画像輝度値と前記所定数のピクセル
    位置と同一寸法を有するオン−グリッド補間フィルタ・カーネルとの積を計算す
    ることによって、前記ピクセル位置各々での前記各オン−グリッド輝度値を算定
    することを含む、請求項59に記載の方法。
  67. 【請求項67】 前記画像センサが光検知素子から成る2次元アレイを有し、前
    記ピクセル・アレイが複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正し
    く離間されたピクセル列との各交差点での前記多数のピクセル位置を有する2次
    元アレイであり、前記ピクセル行が前記ピクセル列と直交しており、前記ピクセ
    ル位置アレイにおける前記ピクセル位置(x,y)各々の前記オン−グリッド輝
    度値が、xが2.5からxサイズ−2.5までの値を有し、yが2.5からyサ
    イズ−2.5までの値を有し、I(x−2,y−2)がピクセル位置(x−2,
    y−2)での前記補間輝度値であり、Ic(x−2+i,y−2+j)がピクセ
    ル位置(x−2+i,y−2+j)での前記取込画像輝度値であり、i及びjが
    5×5オン−グリッド補間フィルタ・カーネルφの指標であり、指標i及びjの
    それぞれが0から4までの値を有し、φijが指標i及びjで前記オン−グリッ
    ド補間フィルタ・カーネルφの値であり、xサイズがピクセル行の方向における
    前記取込画像の寸法であり、yサイズが前記ピクセル列の方向における前記取込
    画像の寸法である場合、関係: 【数10】 によって計算される、請求項66に記載の方法。
  68. 【請求項68】 前記5×5オン−グリッド補間フィルタ・カーネルφが形態: 【表7】 を有する、請求項67に記載の方法。
  69. 【請求項69】 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置での各オン
    −グリッド輝度値を算定する段階が前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセ
    ル位置各々での各オン−グリッド輝度値を算定する段階を含み、その算定段階が
    、 (i)前記ピクセル位置各々に最も近い隣接である所定数のピクセル位置各々
    での各補償された取込画像輝度値を所定邸閾値及び所定高閾値と比較する段階と
    、 (ii)前記所定低閾値より大きく且つ前記所定高閾値より小さい補償された
    取込画像輝度値を有する前記最も近い隣接ピクセル位置の各々に対して、前記最
    も近い隣接ピクセル位置の内の前記1つでの前記補償された取込画像輝度値と、
    前記最も近い隣接ピクセル位置の内の前記1つと対応するオン−グリッド補間フ
    ィルタ・カーネルの値との積を算定する段階であり、前記オン−グリッド補間フ
    ィルタ・カーネルが最も近い隣接ピクセル位置の前記所定数と同一寸法を有する
    ことから成る段階と、 (iii)ステップ(ii)で算定された積の全ての第1合計を算定する段階
    と、 (iv)ステップ(ii)における積を算定するために使用される前記オン−
    グリッド補間フィルタ・カーネルの全値の第2合計を算定する段階と、 (v)前記第1合計を前記第2合計で割ることで前記ピクセル位置のそれぞれ
    での前記オン−グリッド輝度値を算定する段階であり、前記最も近い隣接ピクセ
    ル位置各々での前記各補償された取込画像輝度値が前記最も近い隣接ピクセル位
    置と対応する前記感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆関数によっ
    て補償された前記最も近い隣接ピクセル位置の内の前記1つでの前記各取込画像
    輝度値であることから成る段階と、を含む、請求項59に記載の方法。
  70. 【請求項70】 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置各々での前
    記取込画像輝度値を用いて、前記複数の感度レベルの内の相互に異なるものを有
    する光検知素子の応答関数の逆関数を表すデータを保存する検索テーブルに対す
    る各指標を誘導する段階と、前記ピクセル位置の内の前記1つと対応する前記感
    度レベルを有する前記光検知素子の前記応答関数の逆関数を表す検索テーブル・
    データからの前記各指標と対応する補償された取込画像輝度値を前記検索テーブ
    ルから検索する段階であり、前記検索された補償取込画像輝度値が前記ピクセル
    位置の内の前記1つでの前記補償された取込画像輝度値である、請求項69に記
    載の方法。
  71. 【請求項71】 1シーンの画像を取り込むために該シーンからの入射光に露出
    される比較的低いダイナミックレンジ画像センサを用いて該シーンの比較的高い
    ダイナミックレンジ画像を獲得する方法であり、前記画像センサが線形アレイ状
    の多数の光検知素子を有し、各光検知素子が光検知素子から成るアレイに対する
    所定感度パターンに従って入射光に対する複数の感度レベルの内の特定の1つを
    有すると共に各応答関数を有し、各光検知素子が前記シーンからの入射光に応じ
    て線形ピクセル位置アレイにおけるそれぞれの規則正しく離間されたピクセル位
    置における多数のピクセル位置の内の対応するものでの取込画像輝度値を作り出
    して、線形取込画像輝度値アレイを形成することにyって、前記多数のピクセル
    位置の各々が前記複数の感度レベルの内の特定の1つと対応してことから成る方
    法であって、 (i)xが2.5からxサイズ−2.5までの値を有し、xサイズが前記取込
    画像の寸法である場合、前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置xの
    各々に対して、kがx−2からx+2までの値を有する場合、ピクセル位置xと
    最も近い隣接である5つのピクセル位置kでの輝度値I(k)の各々を所定低閾
    値及び所定高閾値と比較する段階と、 (ii)前記所定低閾値よりも大きく且つ前記所定低閾値よりも小さい前記5
    つの最も近い隣接ピクセル位置kでの前記輝度値I(k)の各々に対して、G(
    k−x)が位置(k−x)でのガウシアン補間カーネルGの値である場合、量I
    (k)G(k−x)を算定する段階と、 (iii)ステップ(ii)で算定された前記量I(k)G(k−x)を合算
    して第1合計pを誘導する段階と、 (iv)I(k)が前記所定低閾値よりも大きく且つ前記所定高閾値よりも小
    さい場合、kの全値に対する前記ガウシアン補間カーネル値G(k−x)を合算
    して第2合計qを誘導する段階と、 (v)前記第1合計pを前記第2合計qで割ることでピクセル位置xでの出力
    画像I(x)のピクセル輝度値を算定する段階と、を含むことから成る方法。
  72. 【請求項72】 ステップ(i)で、前記所定低閾値及び前記所定高閾値と比較
    されたピクセル位置kでの前記輝度値I(k)がピクセル位置kでの前記取込画
    像輝度値である、請求項71に記載の方法。
  73. 【請求項73】 ステップ(i)で、前記所定低閾値及び前記所定高閾値と比較
    されたピクセル位置kでの前記輝度値I(k)が、ピクセル位置kと対応する感
    度レベルを有する光検知素子の応答関数の逆関数によって補償されたピクセル位
    置kでの前記取込画像輝度値である、請求項71に記載の方法。
  74. 【請求項74】 ピクセル位置kでの前記取込画像輝度値が、ピクセル位置kで
    の前記取込画像輝度値を用いて前記複数の感度レベルの内の相互に異なるものを
    有する光検知素子の応答関数の逆関数を表すデータを保存する検索テーブル・メ
    モリに対する各指標を誘導することによって、そして、前記検索テーブル・メモ
    リから、ピクセル位置kと対応する前記感度レベルを有する光検知素子の前記応
    答関数の逆関数を表す検索テーブル・データを用いて前記各指標と対応する補償
    された取込画像輝度値I(k)を検索することによって、ピクセル位置kと対応
    する感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆関数によって補償される
    、請求項73に記載の方法。
  75. 【請求項75】 前記5×1ガウシアン・カーネルGが形態: 【表8】 を有する、請求項72に記載の方法。
  76. 【請求項76】 前記所定低閾値が、前記ピクセル位置と対応する前記感度レベ
    ルを有する光検知素子のノイズ・レベルであり、該ピクセル位置が前記所定低閾
    値と比較され前記対応する感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆関
    数によって補償されており、前記所定高閾値が前記同一感度レベルを有する光検
    知素子の飽和或は略飽和輝度値である、請求項31、35、39、49、69、
    或は、73に記載の方法。
  77. 【請求項77】 1シーンの画像を取り込むために該シーンからの入射光による
    露出に適合した比較的低いダイナミックレンジ画像センサを用いて比較的高いダ
    イナミックレンジ画像を取り込むためのシステムであって、 (a) アレイ状となった多数の光検知素子を有し、各々の光検知素子が該光
    検知素子からなるアレイに対する所定感度パターンに基づいて入射光に対する複
    数の感度レベルの特定の一つと共に各々の応答関数を有し、各光検知素子が前記
    シーンからの入射光に応答してピクセル位置アレイにおける多数のピクセル位置
    の内の対応する1つでの取込画像輝度値を生成し、それによって前記多数のピク
    セル位置の各々が前記光検知素子の前記複数の感度レベルの特定の1つと対応す
    る画像センサと、 (b) 前記ピクセル位置における前記多数のピクセル位置の内の対応する位
    置で前記光検知素子によって生成される前記取込画像輝度値を記憶する取込画像
    メモリと、 (c) 一定のオフ−グリッド位置アレイを形成するために前記ピクセル位置
    アレイの各々の隙間に位置した多数のオフ−グリッド位置で、各々推定オフ−グ
    リッド輝度値を、前記取込画像メモリ内の前記取込画像輝度値から導き出すオフ
    −グリッド推定器と、 (d) 前記推定オフ−グリッド輝度値から出力画像のピクセル輝度値を導き
    出す出力画像発生器と、 を備えるシステム。
  78. 【請求項78】 前記画像センサの光検知素子からなるアレイは、ライン画像を
    取り込むための線形アレイであり、また前記ピクセル位置アレイは、線形取込画
    像輝度アレイが形成されるように、一つのピクセル行となって各々が規則正しく
    離間された位置にある多数のピクセル位置を有する線形アレイであり、前記取込
    画像メモリが前記光検知素子によって生成された前記取込画像輝度値を記憶する
    、請求項77に記載のシステム。
  79. 【請求項79】 前記オフ−グリッド位置アレイの前記オフ−グリッド位置が線
    形ピクセル位置アレイにおけるピクセル位置の各隣接対間に位置している、請求
    項78に記載のシステム。
  80. 【請求項80】 前記所定の感度パターンは所定の第1感度レベルと所定の第2
    感度レベルとを有し、また前記線形ピクセル位置アレイの隣接ピクセル位置はそ
    れぞれが前記所定の第1感度レベル及び前記所定の第2感度レベルの内の異なる
    ものに対応する、請求項79に記載のシステム。
  81. 【請求項81】 前記画像センサの前記光検知素子からなるアレイは線形アレイ
    であり、また前記ピクセル位置アレイは複数の規則正しく離間されたピクセル行
    と複数の規則正しく離間されたピクセル列との各々の交差点でのピクセル位置を
    有する2次元アレイであり、前記ピクセル行がピクセル列に対して直交し、さら
    に前記画像センサの前記光検知素子からなる線形アレイが多数の露出で前記シー
    ンの連続する規則正しく離間された線形領域に対して順次露出されるように合わ
    せられており、前記露出のそれぞれが各々の線形取込画像輝度値アレイを生成し
    、前記多数の露出によって生成された前記各々の線形取込画像輝度値アレイが鎖
    状に結合されて、前記ピクセル位置アレイの前記ピクセル位置で各々の取込画像
    輝度値を有する2次元取込画像輝度値アレイを形成する、請求項77に記載のシ
    ステム。
  82. 【請求項82】 前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位
    置は複数の規則正しく離間された中間列とピクセル行との各々の交差点に位置し
    ており、前記中間列の各々が前記ピクセル列と平行すると共に前記ピクセル列の
    各々の隣接対間に延在している、請求項81に記載のシステム。
  83. 【請求項83】 前記所定感度パターンは所定の第1感度レベルと所定の第2感
    度レベルとを有し、前記ピクセル行の各々における隣接ピクセル位置はそれぞれ
    が前記所定の第1感度レベル及び前記所定の第2感度レベルの異なるものに対応
    し、前記ピクセル列の各々における隣接ピクセル位置はそれぞれが前記第所定の
    第1感度レベル及び前記所定の第2感度レベルの同一のものに対応する、請求項
    82に記載のシステム。
  84. 【請求項84】 前記画像センサは光検知素子からなる2次元アレイを有し、多
    数のピクセル位置が複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正しく
    離間されたピクセル列との交差点に位置しており、前記ピクセル列に対して前記
    ピクセル行が直交し、前記取込画像メモリが前記ピクセル位置における前記多数
    のピクセル位置の内の対応する位置で前記光検知素子によって生成される前記取
    込画像輝度値を記憶する、請求項77に記載のシステム。
  85. 【請求項85】 前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位
    置は、複数の規則正しく離間された中間行と複数の規則正しく離間された中間行
    との各々の交差点に位置しており、各中間行は前記ピクセル行に平行すると共に
    ピクセル行の各々の隣接対の間に延在しており、また各中間列は前記ピクセル列
    に平行すると共にピクセル列の各々の隣接対の間に延在している、請求項84に
    記載のシステム。
  86. 【請求項86】 前記光検知素子からなる前記アレイの前記所定感度パターンは
    4つの異なる所定感度レベルを有すると共に4つの最も近傍のピクセル位置から
    なる群の各々のパターンに対応し、各群における前記4つのピクセル位置の各々
    が共通の所定の位置的順序でそれぞれが前記4つの所定感度レベルの異なるもの
    に対応する、請求項85に記載のシステム。
  87. 【請求項87】 前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位
    置は、複数の規則正しく離間された中間行と前記複数のピクセル列との各々の交
    差点に位置しており、複数の規則正しく離間された中間列と前記ピクセル行との
    交差点で、前記中間行の各々が前記ピクセル行に平行すると共に前記ピクセル行
    の各々の隣接対の間に延在しおり、前記中間列の各々が前記ピクセル列に平行す
    ると共にピクセル列の各々の隣接対の間に延在している、請求項84に記載のシ
    ステム。
  88. 【請求項88】 前記光検知素子からなる前記アレイの前記所定感度パターンは
    所定の第1感度レベル及び所定の第2感度レベルを有し、前記ピクセル行の各々
    における隣接ピクセル位置と前記ピクセル列の各々における隣接ピクセル位置が
    それぞれ前記所定の第1感度レベル及び前記所定の第2感度レベルの異なるもの
    に対応する、請求項87に記載のシステム。
  89. 【請求項89】 前記出力画像発生器は前記出力画像の前記ピクセル画像輝度値
    として前記オフ−グリッド推定器によって誘導された前記各々の推定オフ−グリ
    ッド輝度値を記憶するための出力画像メモリを備える、請求項77に記載のシス
    テム。
  90. 【請求項90】 前記出力画像発生器は、 (a) 前記オフ−グリッド推定器によって誘導された前記推定されたオフ−
    グリッド輝度亜たちを記憶するためのオフ−グリッド輝度値メモリと、 (b) 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置で、各々の再標本
    化されたオン−グリッド輝度値を前記オフ−グリッド輝度値における前記推定オ
    フ−グリッド輝度値から導き出すためのオン−グリッド再標本化器と、 (c) 前記出力画像の前記ピクセル画像輝度値として、前記オン−グリッド
    再標本化器によって誘導された前記各々の再標本化されたオン−グリッド輝度値
    を記憶するための出力画像メモリと、 を備える、請求項77に記載のシステム。
  91. 【請求項91】 前記オフ−グリッド推定器は、 (a) 前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置を与
    えるためのオフ−グリッド位置発生器と、 (b) 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置の各々に対応する
    前記感度レベルを示すデータを記憶するための感度パターン・メモリと、 (c) 各々が光検知素子の複数の感度レベルの各々に対応し、かつ前記オフ
    −グリッド位置発生器からのオフ−グリッド位置及び前記感度パターン・メモリ
    からの感度パターン・データを受信する複数の感度レベル・オフ−グリッド輝度
    値推定器であり、前記受信されたオフ−グリッド位置で前記対応する感度レベル
    に対する各々の感度レベル・オフ−グリッド輝度値を前記取込画像メモリ内の前
    記取込画像輝度値から導き出すために、該感度レベル・オフ−グリッド輝度値推
    定器の各々が前記オフ−グリッド位置発生器から受信したオフ−グリッド位置及
    び前記感度パターン・メモリからの前記感度パターン・データに対して応答性を
    示す前記複数の感度レベル・オフ−グリッド輝度値推定器と、 (d) 前記オフ−グリッド位置発生器から受信した各オフ−グリッド位置で
    おのおのの推定オフ−グリッド輝度値を導き出すために、前記オフ−グリッド位
    置発生器から受信した各オフ−グリッド位置で対応する感度レベルに対する複数
    の感度レベル・オフ−グリッド輝度推定器によって誘導された各々の感度レベル
    ・オフ−グリッド輝度値を結合させるための累算器と、 を備える、請求項77に記載のシステム。
  92. 【請求項92】 前記オン−グリッド再標本化器は、 (i) 前記ピクセル位置アレイの前記ピクセル位置を与えるためのピクセル
    位置発生器と、 (ii) 前記ピクセル位置発生器によって与えられたピクセル位置を受信し
    、さらに前記オフ−グリッド輝度値メモリにおける前記推定オフ−グリッド輝度
    値から、前記受信されたピクセル位置での各々の補間されたオン−グリッド輝度
    値を導き出すため、前記ピクセル位置発生器から受信されたピクセル位置に応答
    性を示す補間器と、 (iii) 前記ピクセル位置発生器から受信された各ピクセル位置で各々の
    再標本化オン−グリッド輝度値を導き出すために、前記ピクセル位置発生器から
    受信された各ピクセル位置で前記補間器によって前記ピクセル位置発生器から受
    信された各ピクセル位置で前記補間器によって誘導される前記各々の補間された
    オン−グリッド輝度値を補償するためのもので、前記光検知素子の結合応答関数
    が前記感度レベルの異なるものを有する光検知素子の重み付け応答関数の合計で
    あり、前記重み付け応答関数の各々が前記感度レベルの各々に対する所定の重み
    付け係数によって乗算された前記感度レベルの各々を有する光検知素子の応答関
    数である応答関数補償器と、 を備える、請求項90に記載のシステム。
  93. 【請求項93】 前記応答関数補償器は、前記光検知素子の結合応答関数の逆数
    を表すデータを記憶するルックアップ・テーブル・メモリと、 前記ルックアップ・テーブル・メモリの各々のインデックスを受信されたピク
    セル位置で前記補間器によって誘導された前記各々の補間されたオン−グリッド
    輝度値から誘導し、さらに前記各々のインデックスに対応する前記ルックアップ
    ・テーブル・メモリ内の、前記受信されたピクセル位置での前記出力画像のピク
    セル輝度値であるデータ値を前記出力画像メモリに対して与えるマッパーと、 を備える、請求項92に記載のシステム。
  94. 【請求項94】 前記累算器は、前記オフ−グリッド位置発生器から受信された
    各オフ−グリッド位置で前記各々の推定オフ−グリッド輝度値を導き出すために
    、各受信されたオフ−グリッド位置で対応する感度レベルに対する複数の感度レ
    ベル・オフ−グリッド輝度値推定器によって誘導あれた前記感度レベル・オフ−
    グリッド輝度値を加算するための加算器を備える、請求項91に記載のシステム
  95. 【請求項95】 前記累算器は、各々が前記光検知素子の複数の感度レベルの異
    なる一つに対応する複数の所定の重み係数を記憶するための重み係数メモリと、 受信されたオフ−グリッド位置で対応する感度レベルに対して各々の重み付け
    感度レベル・オフ−グリッド輝度値を与えるために、前記感度レベルの各々に対
    応する前記重み付け係数によって受信されたオフ−グリッド位置で前記感度レベ
    ルの各々に対応する前記感度レベル−オフグリッド輝度値を各々が乗算する複数
    の乗算器と、 前記オフ−グリッド位置発生器から受信された前記受信されたオフ−グリッド
    位置で各々の推定オフ−グリッド輝度値を導き出すために、前記複数の乗算器に
    よって与えられた前記各々の重み付け感度レベル・オフ−グリッド輝度値を合計
    するための加算器と、 を備える、請求項91に記載のシステム。
  96. 【請求項96】 前記オフ−グリッド推定器は、 (a) 前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置を与
    えるためのオフグリッド位置発生器と、 (b) 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置の各々に対応する
    前記感度レベルを示すデータを記憶する感度パターンメモリと、 (c) 前記オフ−グリッド位置発生器からオフ−グリッド位置を受信し、か
    つ前記感度パターン・メモリから感度パターン・データを受信するために、各々
    が感度レベルの各々に対応し、さらに前記取込画像メモリ内の前記取込画像輝度
    値から、前記受信されたオフ−グリッド位置での前記対応する感度レベルに対す
    る各々の感度レベル・オフ−グリッド輝度値を導き出すために、前記オフ−グリ
    ッド位置発生器から受信されたオフ−グリッド位置及び前記感度パターン・メモ
    リから受信された前記感度パターン・データに対して応答性を示す複数の感度レ
    ベル・オフ−グリッド輝度値推定器と、 (d) 前記オフ−グリッド位置発生器から受信された各オフ−グリッド位置
    で、各々の結合感度レベルオフ−グリッド輝度値を導き出すために、前記オフ−
    グリッド位置発生器から受信された各オフ−グリッド位置で前記対応する感度レ
    ベルに対して、前記複数の感度レベル・オフ−グリッド輝度値推定器によって誘
    導された前記各々の感度レベル・オフ−グリッド輝度値を結合するための累算器
    と、 (e) 前記オフ−グリッド位置発生器から受信された各オフ−グリッド位置
    で各々の推定オフ−グリッド輝度値を導き出すために、前記光検知素子の前記結
    合応答関数の逆数によって前記オフ−グリッド位置発生器から受信された各オフ
    −グリッド位置で前記各々の結合感度レベル・オフ−グリッド輝度値を補償し、
    前記光検知素子の重み付け応答関数の合計である前記結合応答関数が前記複数の
    感度レベルの異なるものを有し、また光検知素子の応答関数である前記重み付け
    応答関数の各々が前記感度レベルの各々について所定の重み付け係数によって乗
    算された前記感度レベルの各々を有する応答関数補償器と、 を備える、請求項77に記載のシステム。
  97. 【請求項97】 前記応答関数補償器は、前記光検知素子の前記結合応答関数の
    逆数を表すルックアップ・テーブル・データを記憶するルックアップ・テーブル
    ・メモリと、 前記オフ−グリッド位置発生器から受信された各オフ−グリッド位置で前記各
    々の結合感度レベル・オフ−グリッド輝度値から前記ルックアップ・テーブル・
    メモリの各々のインデックスを誘導し、さらに前記オフ−グリッド位置発生器か
    ら受信された前記オフ−グリッド位置で前記各々の推定オフ−グリッド輝度値と
    して前記各々のインデクスに対応する前記ルックアップ・テーブル・メモリ内の
    データ値を与えるマッパーと、 を備える、請求項96に記載のシステム。
  98. 【請求項98】 前記出力画像発生器は、 (a) 前記オフ−グリッド位置発生器から受信された各オフ−グリッド位置
    で前記応答関数補償器によって誘導された前記各々の推定オフ−グリッド輝度値
    を記憶するためのオフ−グリッド輝度値メモリと、 (b) 前記ピクセル位置アレイの前記ピクセル位置で各々の再標本化オン−
    グリッド輝度値を前記オフ−グリッド輝度値メモリ内の前記推定オフ−グリッド
    輝度値から導き出すためのオン−グリッド再標本化器と、 (c) 前記出力画像の前記ピクセル画像輝度値として前記オン−グリッド再
    標本化器によって誘導された前記各々の再標本化オン−グリッド輝度値を記憶す
    るための出力画像メモリと、 を有し、さらに前記オン−グリッド再標本化器は、 (i) 前記ピクセル位置アレイにおけるピクセル位置を与えるためのピクセ
    ル位置発生器と、 (ii) 前記ピクセル位置発生器によって与えられたピクセル位置を受信し
    、また前記受信されたピクセル位置で各々の再標本化オン−グリッド輝度値を前
    記オフ−グリッド輝度値メモリ内の前記推定オフ−グリッド輝度値から導き出す
    ために前記ピクセル位置発生器から受信されたピクセル位置に対して応答性を示
    す補間器と、 を備える、請求項96に記載のシステム。
  99. 【請求項99】 前記オフ−グリッド推定器の前記累算器は、 前記オフ−グリッド位置発生器から受信された各オフ−グリッド位置で前記結
    合感度レベル・オフ−グリッド輝度値を与えるために、前記オフ−グリッド位置
    発生器から受信された各オフ−グリッド位置で前記対応する感度レベルに対して
    前記複数の感度レベル/オフ−グリッド輝度値推定器によって誘導された前記各
    々の感度レベル・オフ−グリッド輝度値を加算するための換算器を備える、請求
    項96に記載のシステム。
  100. 【請求項100】 前記オフ−グリッド推定器は、 各々が前記光検知素子の複数の感度レベルの異なる一つに対応する複数の所定
    の重み係数を格納するための重み付け係数メモリと、 前記オフ−グリッド位置発生器から受信された前記オフ−グリッド位置で前記
    対応する感度レベルに対して重み付け感度レベル・オフ−グリッド輝度値を与え
    るために、前記感度レベルの各々に対応する前記重み付け係数によって受信され
    たオフ−グリッド位置で前記感度レベルの各々に対応する前記感度レベル・オフ
    −グリッド輝度値を各々が乗算するための複数の乗算器と、 前記オフ−グリッド位置発生器から受信された前記オフ−グリッド位置で前記
    結合感度レベル・オフ−グリッド輝度値を導き出すために前記複数の乗算器によ
    って与えられた前記受信されたオフ−グリッド位置で前記重み付け感度レベル・
    オフ−グリッド輝度値を合計するための加算器と、 を備える、請求項96に記載のシステム。
  101. 【請求項101】 前記画像センサの前記光検知素子からなるアレイは線形アレ
    イであり、前記ピクセル位置アレイはピクセル行の各々の規則正しく離間された
    ピクセル位置で多数のピクセル位置を有する線形アレイであり、さらに、前記オ
    フ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置は前記ピクセル位置ア
    レイのピクセル位置の各々の隣接対の間に各々が位置しており、前記オフ−グリ
    ッド位置発生器から受信されあたオフ−グリッド位置に対する前記複数の感度レ
    ベル・オフ−グリッド輝度推定器によって誘導された前記感度レベル・オフ−グ
    リッド輝度値は前記受信されたオフ−グリッド位置に対して最も近傍にある所定
    の数のピクセル位置にある各々の取込画像輝度値であり、前記所定の数の最も近
    傍のピクセル位置の各々が前記光検知素子の前記複数の感度レベルの異なる一つ
    に対応する、請求項100に記載のシステム。
  102. 【請求項102】 前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド
    位置の各々は、前記線形ピクセル位置アレイにおけるピクセル位置の各々の隣接
    対の間の途中に位置しており、また前記光検知素子の前記所定感度パターンは所
    定の第1感度レベルと所定の第2感度レベルとを有し、さらに、前記オフ−グリ
    ッド位置発生器から受信されたオフ−グリッド位置X’での前記結合感度レベル
    ・オフ−グリッド輝度値は、 B(X’) = W(X’−0.5)+W(X’+0.5) として表され、前記B(X’)は前記受信されたオフ−グリッド位置X’での前
    記結合感度レベル・オフ−グリッド輝度値、Wはピクセル位置(X’−0.5
    )に対応する前記感度レベルに対する前記重み付け係数、Wはピクセル位置(
    X’+0.5)に対応する前記感度レベルに対する前記重み付け係数、I(X
    ’−0.5)はピクセル位置(X’−0.5)での前記取込画像輝度値及びI (X’+0.5)はピクセル位置(X’+0.5)での前記取込画像輝度値、さ
    らに前記光検知素子の前記結合応答関数は、 S(E)=W(E)+W(E) で表され、P(E)はピクセル位置(X’−0.5)に対応する前記感度レベ
    ルを有する光検知素子のラジオメトリック応答関数、またP(E)はピクセル
    位置(X’+0.5)に対応する前記感度レベルを有する光検知素子のラジオメ
    トリック応答関数である、請求項101に記載のシステム。
  103. 【請求項103】 前記画像センサは光検知素子からなる2次元アレイを有し、
    前記多数のピクセル位置は2次元ピクセル位置アレイを規定する複数の規則正し
    く離間されたピクセル列と複数の規則正しく離間されたピクセル行との交差点に
    位置し、前記ピクセル行が前記ピクセル列に対して直交し、前記多数のオフ−グ
    リッド位置が複数の規則正しく離間された中間行と複数の規則正しく離間された
    中間列との各々の交差点に位置し、前記中間行の各々は前記ピクセル行に対して
    平行であると共に前記ピクセル行の各々の隣接対の間に延在しており、また前記
    中間列の各々は前記ピクセル列に対して平行であると共に前記ピクセル列の各々
    の隣接対の間に延在している、請求項100に記載のシステム。
  104. 【請求項104】 前記光検知素子からなるアレイの前記所定感度パターンは、
    各々の配置された4つの最も近傍のピクセル位置からなる群を有するピクセル位
    置アレイに対応し、各々の群の前記4つの最も近傍のピクセル位置は、共通の所
    定位置順序で4つの所定の感度レベルの各々に対応する、請求項103に記載の
    システム。
  105. 【請求項105】 前記画像センサは光検知素子からなる2次元アレイを有し、
    前記多数のピクセル位置は2次元ピクセル位置アレイを規定する複数の規則正し
    く離間されたピクセル列と複数の規則正しく離間されたピクセル行との交差点に
    位置し、前記ピクセル行がピクセル列に対して直交し、さらに前記多数のオフ−
    グリッド位置が複数の規則正しく離間された中間行と前記ピクセル列との各々の
    交差点に位置し、また複数の規則正しく離間された中間行と前記ピクセル列との
    各々の交差点で、前記中間行の各々は前記ピクセル行に対して平行であると共に
    前記ピクセル行の各々の隣接対の間に延在しており、また前記中間列の各々は前
    記ピクセル列に対して平行であると共に前記ピクセル列の各々の隣接対の間に延
    在している、請求項100に記載のシステム。
  106. 【請求項106】 前記光検知素子からなるアレイの前記所定感度パターンは所
    定の第1感度レベル及び所定の第2感度レベルを有し、前記ピクセル行の各々に
    ある隣接ピクセル位置と前記ピクセル列の各々にあるピクセル位置とがそれぞれ
    所定の第1感度レベル及び所定の第2感度レベルの異なるものに対応する、請求
    項100に記載のシステム。
  107. 【請求項107】 前記画像センサの前記光検知素子からなるアレイは線形アレ
    イであり、線形取込画像輝度値アレイを形成するように、前記多数のピクセル位
    置がピクセル行内の各々の規則正しく離間されたピクセル位置に置かれており、
    前記画像センサの前記光検知素子の線形アレイは多数の露出で前記シーンの連続
    する規則正しく離間された線形領域に対して順次露出されるように合わせられて
    おり、前記露出の各々が各々の線形取込画像輝度値アレイを生成し、多数の露出
    によって生成された前記各々の線形画像取込輝度値アレイは、複数の規則正しく
    離間されたピクセル行と複数の規則正しく離間されたピクセル列との交差点に位
    置したピクセル位置アレイのピクセル位置で各々の取込画像輝度値を有する2次
    元取込画像輝度値アレイを形成するために、鎖状に結合されており、前記ピクセ
    ル行がピクセル列に対して直交し、前記多数のオフ−グリッド位置が前記ピクセ
    ル行と複数の規則正しく離間された中間列との各々の交差点に置かれ、前記中間
    列の各々が前記ピクセル列と平行すると共に前記ピクセル列の各々の隣接対間に
    延在している、請求項100に記載のシステム。
  108. 【請求項108】 前記光検知素子からなるアレイの前記所定感度パターンは所
    定の第1感度レベル及び所定の第2感度レベルを有し、各ピクセル行における隣
    接ピクセル位置は前記所定の第1感度レベル及び前記所定の第2感度レベルの異
    なるものに対応し、各ピクセル列における隣接ピクセル位置は前記所定の第1感
    度レベル及び前記所定の第2感度レベルの同一のものに対応する、請求項107
    に記載のシステム。
  109. 【請求項109】 前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値推定器と同様の感度
    レベルに対応し、かつ前記受信されたオフ−グリッド位置に最も近く位置したピ
    クセル位置を決定するために、また前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値推定
    器と同様の感度レベルに対応する前記最も近いピクセル位置で前記取込画像輝度
    値と等しくなる前記受信されたオフ−グリッド位置で感度レベル・オフ−グリッ
    ド輝度値を推定するために、前記感度レベル・オフ−グリッド輝度値推定器の各
    々は、前記オフ−グリッド位置発生器から受信されたオフ−グリッド位置及び前
    記感度パターン・メモリからの前記ピクセル位置の各々に対応する前記感度レベ
    ルを示す前記データに対して応答性を示す、請求項91又は請求項96に記載の
    装置。
  110. 【請求項110】 前記補間器は、前記受信されたピクセル位置に対して最も近
    傍の所定の数のオフ−グリッド位置で前記推定オフ−グリッド輝度値と前記所定
    の数のオフ−グリッド位置と同様の寸法を有する補間カーネルとを計算するため
    に、前記ピックセル位置発生器から受信されたピクセル位置に対して応答性を示
    す、請求項92に記載の方法。
  111. 【請求項111】 前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位
    置は、複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正しく離間されたピ
    クセル列との交差点に位置し、前記ピクセル列は前記ピクセル行に対して直交し
    、また前記オフ−グリッド位置発生器によって与えられた前記オフ−グリッド位
    置は複数の規則正しく離間された中間行と複数の規則正しく離間された中間列と
    の各々の交差点に位置し、前記中間行の各々は前記ピクセル行に対して平行であ
    ると共に前記ピクセル行の各々の隣接対の間の中心を延在し、前記中間列の各々
    は前記ピクセル列に対して平行であると共に前記ピクセル列の各々の隣接対の間
    の中心を延在し、さらに前記補間器は、前記ピクセル位置発生器から受信された
    前記ピクセル位置(x,y)の各々で補間されたオン−グリッド輝度値を、関係 【数11】 を用いて導き出すもので、該式中、xは2.5からxサイズ−2.5までの値を
    有し、yは2.5からyサイズ−2.5までの値を有し、I(x−2,y−2)
    はピクセル位置(x−2,y−2)での補間されたオン−グリッド輝度値であり
    、B(x−1.5+i,y−1.5+j)はオフ−グリッド位置(x−1.5+
    i,y−1.5+j)でのオフ−グリッド輝度値であり、Φij は、指数i及
    びjでの4x4立方補間カーネルΦの値であり、指数i及びjはそれぞれ0から
    3までの値を有し、xサイズはピクセル行の方向に沿った取込画像の寸法であり
    、またyサイズはピクセル列の方向に沿った取込画像の寸法である、請求項92
    に記載の装置。
  112. 【請求項112】 前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位
    置は、複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正しく離間されたピ
    クセル列との交差点に置かれ、前記ピクセル行がピクセル列に対して直交し、前
    記オフ−グリッド位置発生器によって与えられた前記オフ−グリッド位置は、複
    数の規則正しく離間された中間行と複数の規則正しく離間された中間列との各々
    の交差点に位置しており、前記中間行の各々は前記ピクセル行に対して平行であ
    ると共に前記ピクセル行の各々の隣接対の間の中心を延在し、前記中間列の各々
    は前記ピクセル列に対して平行であると共に前記ピクセル列の各々の隣接対の間
    の中心を延在し、さらに前記補間器は、前記ピクセル位置発生器から受信された
    前記ピクセル位置(x,y)の各々における前記再標本化オン−グリッド輝度値
    を、関係 【数12】 を用いて導き出すもので、該式中、xは2.5からxサイズ−2.5までの値を
    有し、yは2.5からyサイズ−2.5までの値を有し、I(x−2,y−2)
    はピクセル位置(x−2,y−2)での前記再標本化オン−グリッド輝度値であ
    り、B(x−1.5+i,y−1.5+j)はオフ−グリッド位置(x−1.5
    +i,y−1.5+j)でのオフ−グリッド輝度値であり、Φij は、指数i
    及びjでの4x4立方補間カーネルΦの値であり、指数i及びjはそれぞれ0か
    ら3までの値を有し、xサイズはピクセル行の方向に沿った取込画像の寸法であ
    り、またyサイズはピクセル列の方向に沿った取込画像の寸法である、請求項9
    8に記載の装置。
  113. 【請求項113】 前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位
    置は、複数の規則正しく離間されたピクセル列と複数の規則正しく離間されたピ
    クセル行との交差点に置かれ、前記ピクセル行がピクセル列に対して直交し、前
    記オフ−グリッド発生器によって与えられた前記オフ−グリッド位置は、複数の
    規則正しく離間された中間行とピクセル列との各々の交差点に位置しており、前
    記中間行の各々は前記ピクセル行に対して平行であると共に前記ピクセル行の各
    々の隣接対の間の中心を延在し、前記中間列の各々は前記ピクセル列に対して平
    行であると共に前記ピクセル列の各々の隣接対の間の中心を延在し、さらに前記
    補間器は、前記ピクセル位置発生器から受信された前記ピクセル位置(x,y)
    の各々における前記補間されたオン−グリッド輝度値を関係 【数13】 を用いて導き出すもので、該式中、xは2.5からxサイズ−2.5までの値を
    有し、yは2.5からyサイズ−2.5までの値を有し、I(x−2,y−2)
    はピクセル位置(x−2,y−2)での前記補間されたオン−グリッド輝度値で
    あり、B(x−1.5+i,y−1.5+0.5i+0.5j)はオフ−グリッ
    ド位置(x−1.5+i,y−1.5+0.5i+0.5j)でのオフ−グリッ
    ド輝度値であり、Φij は、指数i及びjでの4x4立方補間カーネルΦの値
    であり、指数i及びjはそれぞれ0から3までの値を有し、xサイズはピクセル
    行の方向に沿った取込画像の寸法であり、またyサイズはピクセル列の方向に沿
    った取込画像の寸法である、請求項92に記載の装置。
  114. 【請求項114】 前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位
    置は、複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正しく離間されたピ
    クセル列との交差点に置かれ、前記ピクセル行がピクセル列に対して直交し、前
    記オフ−グリッド位置発生器によって与えられた前記オフ−グリッド位置は、複
    数の規則正しく離間された中間行とピクセル列との各々の交差点に位置しており
    、前記中間行の各々は前記ピクセル行に対して平行であると共に前記ピクセル行
    の各々の隣接対の間の中心を延在し、前記中間列の各々は前記ピクセル列に対し
    て平行であると共に前記ピクセル列の各々の隣接対の間の中心を延在し、さらに
    前記補間器は、前記ピクセル位置発生器から受信された前記ピクセル位置(x,
    y)の各々における前記再標本化オン−グリッド輝度値を関係 【数14】 を用いて導き出すもので、該式中、xは2.5からxサイズ−2.5までの値を
    有し、yは2.5からyサイズ−2.5までの値を有し、I(x−2,y−2)
    はピクセル位置(x−2,y−2)での前記再標本化オン−グリッド輝度値であ
    り、B(x−1.5+i,y−1.5+0.5i+0.5j)はオフ−グリッド
    位置(x−1.5+i,y−1.5+0.5i+0.5j)でのオフ−グリッド
    輝度値であり、Φij は、指数i及びjでの4x4立方補間カーネルΦの値で
    あり、指数i及びjはそれぞれ0から3までの値を有し、xサイズはピクセル行
    の方向に沿った取込画像の寸法であり、またyサイズはピクセル列の方向に沿っ
    た取込画像の寸法である、請求項98に記載の装置。
  115. 【請求項115】 前記4x4立方補間カーネルΦは、 【表9】 の形式を有する、請求項111又は112に記載の方法。
  116. 【請求項116】 前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位
    置は、線形ピクセル位置アレイを規定するピクセル行において各々の規則正しく
    離間されたピクセル位置であり、前記オフ−グリッド位置によって与えられた前
    記オフ−グリッド位置はそれぞれ前記ピクセル位置行におけるピクセル位置の各
    々の隣接対の中間点に位置し、さらに前記補間器は、前記ピクセル位置発生器か
    ら受信された前記ピクセル位置xの各々で前記標本化オン−グリッド輝度値を、
    関係 【数15】 を用いて導き出すもので、該式中、xは3.5からxサイズ−3.5までの値を
    有し、I(x−3)はピクセル位置(x−3)での前記再標本化オン−グリッ
    ド輝度値であり、B(x+k)はオフ−グリッド位置(x+k)での前記推定オ
    フ−グリッド輝度値であり、kは4x1立方補間カーネルΨの値であり、Ψ(k
    )は位置kでの前記立方補間カーネルΨの値、前記位置kは−1.5から1.5
    の値を有し、さらにxサイズは取込画像の寸法である、請求項98に記載のシス
    テム。
  117. 【請求項117】 前記4x1立方補間カーネルΨは、 【表10】 の形式を有する、請求項116に記載の方法。
  118. 【請求項118】 前記画像センサは、離間した直交の行及び列状にフォトダイ
    オードからなるアレイを有する主席回路電荷結合素子であり、前記フォトダイオ
    ードの各々は、入射光に対する露出に適合した光検出面を有すると共に光発生電
    荷を保存するためにおベレーティブにバイアスされており、前記電荷結合素子は
    前記フォトダイオードの所定のものの感光面を覆うように形成された各々の集積
    レンズを有し、各集積レンズは入射光を前記各々の光検出面上に前記入射光を集
    束させ、それによって前記集積レンズが前記光検出面を覆うように形成されてい
    るかどうかによって前記フォトダイオードの各々の前記感度レベルが決定される
    、請求項77に記載のシステム。
  119. 【請求項119】 前記画像センサは、離間した直交の行及び列状にフォトダイ
    オードからなるアレイを有する主席回路電荷結合素子であり、前記フォトダイオ
    ードの各々は、入射光に対する露出に適合した光検出面を有すると共に光発生電
    荷を保存するためにオペレーティブにバイアスされており、前記フォトダイオー
    ドの各々は前記光検出面を覆うように形成された集積光フィルターを有し、各集
    積光フィルターの透過性は前記電荷結合素子の製造中固定されており、それによ
    って前記フォトダイオードの各々の前記感度レベルは前記光検出面を覆う前記集
    積光フィルターの透過性によって決定される、請求項77に記載の装置。
  120. 【請求項120】 前記画像センサは、離間した直交の行及び列状にフォトダイ
    オードからなるアレイを有する主席回路電荷結合素子であり、前記フォトダイオ
    ードの各々は、入射光に対する露出に適合した光検出面を有すると共に光発生電
    荷を保存するためにオペレーティブにバイアスされており、不透明層が形成され
    た前記電荷結合素子は、前記フォトダイオードの各々の光検出面上の前記不透明
    層に形成された各々のアパーチャを有するフォトダイオードからなるアレイを覆
    い、前記フォトダイオードの各々の光検出面上の前記アパーチャの各々の寸法は
    前記電荷結合素子の製造中固定されており、それによって前記アレイにおける前
    記フォトダイオードの各々の感度レベルが前記光検出面上の前記アパーチャの寸
    法によって決定される、請求項77に記載のシステム。
  121. 【請求項121】 前記画像センサは、離間した直交の行及び列状に多数のフォ
    トダイオードを有する主席回路電荷結合素子であり、前記フォトダイオードの各
    々は、入射光に対する露出に適合した光検出面を有すると共に光発生電荷を保存
    するためにオペレーティブにバイアスされており、前記電荷結合素子は、前記フ
    ォトダイオードからなる列が対応の垂直シフト・レジスタに隣接されて各々配置
    されており、各フォト・ダイオードは、前記フォトダイオードから前記対応の垂
    直シフト・レジスタへの保存光発生電荷の移動を制御するための関連転送ゲート
    電極を有し、前記フォトダイオードの各々の前記保存光発生電荷はオペレーティ
    ブに周期的に前記素子への周期的リセット・パルスの印加によって周期的に取り
    除かれ、前記フォトダイオードの各々に保存された前記光発生電荷は、前記関連
    転送ゲート電極に対するトランスファトリガー・パルスの印加によって前記対応
    の垂直シフト・レジスタの各々のステージへオペレーティブに転送されると共に
    1つの露出間隔に対して集積され、前記各々の転送トリガー・パルスは、所定の
    周期で前記フォトダイオードに関連した前記転送ゲート電極に対してオペレーテ
    ィブに印加され、それによって前記アレイにおける前記フォトダイオードの各々
    の前記感度は前記転送ゲート電極に印加せれた前記転送トリガー・パルスの周期
    によって決定される、請求項77に記載のシステム。
  122. 【請求項122】 前記オフ−グリッド推定器は、 (a) 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置を与えるためのピ
    クセル位置発生器と、 (b) 前記ピクセル位置の各々に対応する前記感度レベルを記憶するための
    感度パターン・メモリと、 (c) 前記ピクセル位置発生器からの前記ピクセル位置アレイのピクセル位
    置と、前記感度パターン・メモリからの前記受信されたピクセル位置に対応する
    前記感度レベル及び前記取込画像メモリからの前記受信されたピクセル位置に対
    応する取込画像輝度値に対応する感度レベルを示し、前記ピクセル位置発生器か
    ら受信されたピクセル位置に対して応答性を示すデータと、前記受信されたピク
    セル位置で前記取込画像輝度値を前記取込画像メモリから検索するために、また
    前記ピクセル位置発生器から受信された前記ピクセル位置で各々の補償された輝
    度値を与えるために、前記受信されたピクセル位置に対応する前記感度レベルを
    有する光検出素子の応答関数の逆数によって前記受信されたピクセル位置で前記
    検索された取込画像輝度値を補償するために、前記受信されたピクセル位置に対
    応する前記感度レベルを示すデータとを受信する応答関数補償器と、 (d) 前記応答関数補償器によって誘導された各々の補償された取込画像輝
    度値を記憶するための補償オン−グリッド輝度値と、 (e) 前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置を与
    えるためのオフグリッド位置発生器と、; (f) 前記補償されたオン−グリッド輝度値メモリにある前記補償された取
    込画像輝度値から前記オフ−グリッド位置発生器から受信された前記オフ−グリ
    ッド位置での各々の推定オフ−グリッド輝度を導き出すために、前記オフ−グリ
    ッド位置発生器からオフ−グリッド位置を受信すると共に前記オフ−グリッド位
    置発生器から受信されたオフ−グリッド位置に対して応答性がある疑似逆数推定
    器と、 を有する請求項77に記載のシステム。
  123. 【請求項123】 前記出力画像発生器は、 (i) 前記疑似逆数推定器によって誘導された前記各々の推定オフ−グリッ
    ド輝度値を記憶するためのオフ−グリッド輝度値メモリと、 (ii) 前記オフ−グリッド輝度値メモリにある前記推定オフ−グリッド輝
    度値から前記ピクセル位置アレイの前記ピクセル位置における各々のオン−グリ
    ッド再標本化輝度値を導き出すためのオン−グリッド再標本化器と、 (iii) 前記出力画像のピクセル画像輝度値として前記オン−グリッド再
    標本化器によって誘導された前記各々の再標本化オン−グリッド輝度値を記憶す
    るための出力画像メモリと、 を有し、前記オン−グリッド再標本化器は、 (1) 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置を与えるための第
    2のピクセル位置発生器と、 (2) 前記オフ−グリッド輝度値メモリにある前記推定オフ−グリッド輝度
    値から、前記第2のピクセル位置発生器から受信された前記ピクセル位置におけ
    る前記再標本化オン−グリッド輝度値を導き出すために、前記ピクセル位置発生
    器からピクセル位置を受信すると共に前記ピクセル位置発生器からのピクセル位
    置に対して応答性を示す補間器と、 を備える、請求項122に記載のシステム。
  124. 【請求項124】 前記応答関数補償器は、 前記複数の感度レベルの異なる一つを有する光検知素子における各々の応答関
    数の逆数を表す別々のルックアップ・テーブル・データを記憶するルックアップ
    ・テーブル・メモリと、 前記受信されたピクセル位置に対応する前記感度レベルを有する光検知素子の
    前記応答関数の逆数を表す前記ルックアップ・テーブル・データに対する各々の
    指数を誘導し、前記補償されたオン−グリッド輝度値メモリに対する指数に対応
    する補償されたオン−グリッド輝度値を与えるために、前記第1のピクセル位置
    から受信した前記ピクセル位置における前記取込画像輝度値を前記取込画像メモ
    リから受信するマッパーと、 を備える、請求項122に記載のシステム。
  125. 【請求項125】 前記疑似逆数推定器は、 前記オフ−グリッド位置から受信されたオフ−グリッド位置に対して最も近傍
    にある所定数のピクセル位置における各々の補償されたオン−グリッド輝度値を
    前記補償されたオン−グリッド再標本化輝度値メモリから検索するために、前記
    受信されたオフ−グリッド位置に対して応答性を示す手段と、 前記最も近傍のピクセル位置での前記各々の補償されたオン−グリッド輝度値
    それぞれを所定の低閾値及び所定の高閾値と比較する比較器と、 前記所定の低閾値よりも大きく、かつ前記所定の高閾値よりも低い前記最も近
    傍のピクセル位置にある補償されたオン−グリッド輝度値の合計を計算する加算
    器手段と、 前記合計に含まれる前記補償されたオン−グリッド輝度値の数によって前記加
    算器により計算された前記合計を除算する除算器と、 を備える、請求項122に記載のシステム。
  126. 【請求項126】 前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位
    置は、複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正しく離間されたピ
    クセル列との交差点であり、前記ピクセル行がピクセル列に対して直交し、前記
    オフ−グリッド位置発生器によって与えられた前記オフ−グリッド位置は、複数
    の規則正しく離間せれた中間行と複数の規則正しく離間された中間列との各々の
    交差点に位置し、前記中間行の各々は前記ピックセル行に対して平行であると共
    に前記ピクセル行の各々の隣接対の間の中央に延在し、各中間列は前記ピクセル
    列に対して平行であると共に前記ピクセル列の各々の隣接対の間の中央に延在し
    、さらに前記オフ−グリッド位置発生器によって与えられた前記オフ−グリッド
    位置は座標(x’,y’)を有するもので、x’は1からxサイズ−1までの値
    を有し、またy’は1からyサイズ−1までの値を有し、xサイズはピクセル行
    の方向に沿った前記取込画像の寸法であり、yサイズはピクセル列の方向に沿っ
    た前記取込画像の寸法である、請求項122に記載のシステム。
  127. 【請求項127】 前記光検知素子からなる前記アレイの前記所定感度パターン
    は、繰り返して配置された4つの最も近傍のピクセル位置からなる群に対応し、
    各群における前記4つの最も近傍のピクセル位置は、一つの共通の所定位置順序
    にある4つの所定感度レベルの各々に対応する、請求項126に記載のシステム
  128. 【請求項128】 前記オフ−グリッド位置発生器から受信されたオフ−グリッ
    ド位置(x’,y’)で前記各々の輝度値を推定するための前記疑似逆数推定器
    は、 (i) 4x4立方補間器カーネルΦを記憶するためのメモリと、 (ii) 前記受信されたオフ−グリッド位置(x’,y’)に最も近傍にあ
    る16個のピクセル位置(u,v)の各々における前記補償されたオン−グリッ
    ド輝度値を所定の低閾値及び所定の高閾値と比較するための比較器と、 (iii) 前記所定の低閾値よりも高く、かつ前記所定の高閾値よりも低い
    補償されたオン−グリッド輝度値を有する前記16個の最も近傍のピクセル位置
    (u,v)の各々に対して、関係i=x’−u−1.5及びj=y’−v−1.
    5(式中、uはx’−1.5からx’+1.5までの値を有し、cはy’−1.
    5からy’+1.5までの値を有する)を用いて前記4x4立方補間器カーネル
    Φの指数i及びjを計算するための第1の計算手段と、 (iv) 前記第1の計算手段によって計算された指数i及びjを用いて、前
    記所定の低閾値よりも高く、かつ前記所定の高閾値よりも低い補償されたオン−
    グリッド輝度値を有する前記16個の最も近傍のピクセル位置(u,v)におけ
    る各補償されたオン−グリッド輝度値I(u,v)についての量 【数16】 (式中、Φmnは指数m及びnでの前記4x4立方補間器カーネルΦの値) を計算するための第2の計算手段と、 (v) 前記第1の計算手段によって計算されたi及びjの値に対して、量Φ
    ijを計算するための第3の計算手段と、 (vi) 第1の合計sを導き出すために前記第2の計算手段によって計算さ
    れた前記量 【数17】 を加算するための第1の加算器と、 (vii) 第2の合計wを導くために前記第3の計算手段によって計算さ
    れた量Φ ijを加算するための第2の加算器と、 (viii) 前記第2の合計wによって前記第1の合計sを除算すること
    で前記受信されたオフ−グリッド位置(x’,y’)における前記推定されたオ
    フ−グリッド輝度値を導く除算器と、 を備える、請求項126に記載のシステム。
  129. 【請求項129】 前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位
    置は、複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正しく離間されたピ
    クセル列との交差点であり、前記オフ−グリッド位置発生器によって与えられた
    前記オフ−グリッド位置は、複数の規則正しく離間せれた中間行と複数の規則正
    しく離間された中間列との各々の交差点に位置し、前記中間行の各々は前記ピッ
    クセル行に対して平行であると共に前記ピクセル行の各々の隣接対の間の中央に
    延在し、各中間列は前記ピクセル列に対して平行であると共に前記ピクセル列の
    各々の隣接対の間の中央に延在し、前記オフ−グリッド位置発生器によって与え
    られた前記オフ−グリッド位置は座標(x’,y’)を有するもので、前記ピク
    セル行及び前記中間列の各々の交差点に位置したオフ−グリッド位置についてx
    ’は1からxサイズ−1までの値を有し、またy’は0.5からyサイズ−0.
    5までの値を有し、さらに前記ピクセル列と前記中間行との各々の交差点に位置
    したオフ−グリッド位置についてはx’は0.5からyサイズ−0.5までの値
    を有し、またy’は0.1からyサイズ−1までの値を有し、xサイズはピクセ
    ル行の方向に沿った前記取込画像の寸法であり、yサイズはピクセル列の方向に
    沿った前記取込画像の寸法である、請求項122に記載のシステム。
  130. 【請求項130】 前記光検知素子からなる前記アレイの前記所定感度パターン
    は、所定の第1感度レベル及び所定の第2感度レベルを有し、各ピクセル行にお
    ける隣接ピクセル位置及び各ピクセル行における隣接ピクセル位置は、前記所定
    の第1感度レベル及び前記所定の第2感度レベルに対応する請求項129のシス
    テム。
  131. 【請求項131】 前記オフ−グリッド位置発生器から受信されたオフ−グリッ
    ド位置(x’,y’)での前記各々のオフ−グリッド輝度値を推定するための前
    記疑似逆数推定器は、 (i) 4x4立方補間カーネルΦを記憶するためのメモリと、 (ii) 関係u=x’+0.5i−0.5j及びv=y’−1.5+0.5
    i+0.5j(式中、i及びjが前記4x4立方補間カーネルΦの指数であり、
    前記指数i及びjの各々が0から3までの値を有する)を用いて座標(u,v)
    を計算するために前記オフ−グリッド位置発生器から受信されたオフ−グリッド
    位置(x’,y’)い対する応答性を示す第1の計算手段と、 (iii) 前記座標(u,v)がピクセル位置のものであるかどうかを判断
    するために、前記第1の計算手段によって計算された座標(u,v)からなる各
    々の対に対する応答性を示す手段と、 (iv) 前記ピクセル位置(u,v)での前記補償されたオン−グリッド輝
    度値I(u,v)を前記所定の低閾値及び前記所定の高閾値と比較するために、
    ピクセル位置の座標である前記座標(u,v)に対して応答性を示す比較器と、 (v) 前記量 【数18】 (式中、i及びjの値は前記座標(u,v)を計算するために前記第1の計算手
    段によって使用されるi及びjであり、さらにΦmnは指数m及びnでの前記4
    x4立方補間カーネルΦの値である) を計算するために、前記ピクセル位置の座標である前記座標(u,v)と、所定
    の低閾値よりも大きく、かつ所定の高閾値よりも低い前記ピクセル位置(u,v
    )における前記補償されたオン−グリッド輝度値I(u,v)とに対して応答性
    を示す第2の計算手段と、 (vi) 前記補償されたオン−グリッド輝度値I(u,v)が前記所定の低
    閾値よりも高く、かつ前記所定の高閾値よりも低いピクセル位置座標(u,v)
    を計算するために、前記第1の計算手段によって使用されたi及びjの値につい
    て前記量Φ ijを計算するための第3の計算手段と、 (vii) 第1の合計sを導き出すために前記第2の計算手段によって計算
    された前記量 【数19】 を加算するための第1の加算器と、 (viii) 第2の合計wを導くために前記第3の計算手段によって計算
    された量Φ ijを加算するための第2の加算器と、 (viii) 前記第2の合計wによって前記第1の合計sを除算すること
    で前記オフ−グリッド位置発生器から受信された前記オフ−グリッド位置(x’
    ,y’)における前記推定されたオフ−グリッド輝度値を導く除算器と、 を備える、請求項129に記載のシステム。
  132. 【請求項132】 前記4x4立方補間カーネルΦは、 【表11】 の形式を備える、請求項131に記載のシステム。
  133. 【請求項133】 前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位
    置は、線形ピクセル位置アレイにある各々の規則正しく離間されたピクセル位置
    に位置しており、前記オフ−グリッド位置発生器によって与えられた前記オフ−
    グリッド位置は前記線形ピク得る位置アレイにおけるピクセル位置の各々の隣接
    対の間の中間点にそれぞれが位置しており、前記光検知素子の前記所定感度パタ
    ーンは所定の第1感度レベルと所定の第2感度レベルとを有し、前記線形ピクセ
    ル位置アレイの隣接ピクセル位置はそれぞれが前記所定の第1感度レベル及び前
    記所定の第2感度レベルの異なるものと対応する、請求項122に記載のシステ
    ム。
  134. 【請求項134】 前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位
    置は、0.5からxサイズ−0.5までの値を有し、xサイズは前記取込ライン
    画像の寸法であり、前記オフ−グリッド位置発生器によって与えられた前記オフ
    −グリッド位置は2からxサイズ−2までの値を備える、請求項133に記載の
    システム。
  135. 【請求項135】 前記オフ−グリッド位置発生器によって受信されたオフ−グ
    リッド位置x’における前記各々の輝度値を推定するための疑似逆数推定器は、 (i) 4x4ガウシアン補間カーネルGを記憶するためのメモリと、 (ii) 前記受信されたオフ−グリッド位置x’に最も近傍にある4つのピ
    クセル位置k(kはx’−1.5からx’+1.5までの値)の各々で前記補償
    されたオン−グリッド輝度値I(k)を所定の低閾値及び所定の高閾値と比較す
    るための比較器と、 (iii) 前記所定の低閾値よりも高く、かつ前記所定の高閾値よりも低い
    前記4つの最も近傍のピクセル位置kにおける前記補償されたオン−グリッド輝
    度値I(k)の各々に対して量I(k)G(k−x’)(式中、G(k−x’)
    は位置(k−x’)におけるガウシアン補間カーネルGの値)を計算するための
    第1の計算手段と、 (iv) 第1の合計pを導き出すために、前記所定の低閾値よりも高く、か
    つ前記所定の高閾値よりも低いI(k)の全ての値について前記量I(k)G(
    k−x’)を加算するための第1の加算器と、 (v) 第2の合計qを導き出すために、I(k)が前記所定の低閾値よりも
    高く、かつ前記所定の高閾値よりも低いkの全ての値について前記ガウシアン補
    間カーネル値G(k−x’)を加算するための第2の加算器と、 (vi) 前記オフ−グリッド位置発生器から受信された前記オフ−グリッド
    位置x’で前記推定されたオフ−グリッド輝度値B(x’)を導き出すための除
    算器と、 を備える、請求項134に記載のシステム。
  136. 【請求項136】 前記所定の低閾値は、前記光検知素子の前記応答関数の逆数
    によって補償された比較されている前記補償されたオン−グリッド輝度値の前記
    ピクセル位置に対応する感度レベルを有する前記光検出素子のノイズ・レベルで
    あり、前記所定の高閾値は比較されている前記補償されたオン−グリッド輝度値
    に対応する前記感度レベルを有する光検知素子の飽和又は近飽和輝度値である、
    請求項125、128、131、又は135に記載の装置。
  137. 【請求項137】 前記第2のピクセル位置発生器によって与えられた前記ピク
    セル位置アレイの前記ピクセル位置は、線形ピクセル位置アレイの各々の規則正
    しく離間されたピクセル位置に置かれ、前記オフ−グリッド位置発生器によって
    与えられた前記オフ−グリッド位置における前記オフ−グリッド位置アレイはそ
    れぞれ前記線形ピクセル位置アレイのピクセル位置の各々の隣接対の間に置かれ
    る、請求項123に記載の装置。
  138. 【請求項138】 前記第2のピクセル位置発生器によって与えられた前記ピク
    セル位置アレイの前記ピクセル位置は、複数の規則正しく離間されたピクセル行
    と複数の規則正しく離間されたピクセル列との交差点に位置し、前記ピクセル行
    が前記ピクセル列に対して直交し、前記オフ−グリッド位置発生器によって与え
    られた前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置は、複数
    の規則正しく離間された中間行と複数の規則正しく離間された中間列との各々の
    交差点に位置し、各中間行は前記ピクセル行に対して平行であると共に前記ピク
    セル行の各々の隣接対の間に延在しており、また各中間列は前記ピクセル列に対
    して平行であると共に前記ピクセル列の各々の隣接対の間に延在している、請求
    項123に記載の装置。
  139. 【請求項139】 前記第2のピクセル位置発生器によって与えられた前記ピク
    セル位置アレイの前記ピクセル位置は、複数の規則正しく離間されたピクセル行
    と複数の規則正しく離間されたピクセル列との交差点に位置し、前記ピクセル行
    が前記ピクセル列に対して直交し、前記オフ−グリッド位置発生器によって与え
    られた前記オフ−グリッド位置アレイにおける前記オフ−グリッド位置は、複数
    の規則正しく離間された中間列と前記ピクセル行との各々の交差点に位置し、前
    記中間ピクセル列の各々は前記ピクセル列に対して平行であると共にピクセル列
    の各々の隣接対の間に延在している、請求項123に記載の装置。
  140. 【請求項140】 前記補間器は、 前記ピクセル位置アレイに一致するように前記オフ−グリッド位置アレイをシ
    フトさせるための手段を有し、それによって前記ピクセル位置アレイの各ピクセ
    ル位置における前記再標本化オン−グリッド輝度値は前記シフトされたオフ−グ
    リッド位置アレイの一致オフ−グリッド位置での前記推定されたオフ−グリッド
    輝度値に等しい、請求項137、138、又は139に記載の装置。
  141. 【請求項141】 前記補間器は、前記第2のピクセル位置発生器から受信され
    たピクセル位置において、前記受信されたピクセル位置に最も近い所定数のオフ
    −グリッド位置における各々の推定オフ−グリッド輝度値と前記所定数のオフ−
    グリッド位置と同一の寸法を有する補間カーネルとの積を計算することによって
    、各々の再標本化オン−グリッド輝度値を導き出す、請求項138に記載の装置
  142. 【請求項142】 前記複数の中間行は、各々がピクセル行の各々の隣接対の間
    の中央に延在し、前記複数の規則正しく離間された中間列は、各々がピクセル列
    の各々の隣接対の間の中央に延在し、前記第2のピクセル位置発生器によって与
    えられた前記ピクセル位置は、座標(x,y)を有し、xは2.5からxサイズ
    −2.5までの値であり、yは2.5からyサイズ−2.5までの値であり、ま
    たxサイズはピクセル行の方向に沿った取込画像の寸法であり、またyサイズは
    ピクセル列の方向に沿った取込画像の寸法である、請求項141に記載の装置。
  143. 【請求項143】 前記補間器は、関係 【数20】 (式中、I(x−2,y−2)はピクセル位置(x−2,y−2)における再標
    本化オン−グリッド輝度値、B(x−1.5+i,y−1.5+j)はオフ−グ
    リッド位置(x−1.5+i,y−1.5+j)における前記推定されたオフ−
    グリッド輝度値であり、Φijは指数i及びjにおける前記4x4立方補間カー
    ネルΦの値であり、さらに指数i及びjは0から3までの値を有する) にもとづいて各々の再標本化オン−グリッド輝度値を導き出すために、前記第
    2のピクセル発生器から受信されたピクセル位置に対して応答性を示す、請求項
    142に記載の装置。
  144. 【請求項144】 前記第2のピクセル位置発生器によって与えられた前記ピク
    セル位置は、複数の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正しく離間さ
    れたピクセル列との交差点に位置しており、前記ピクセル行がピクセル列に対し
    て直交し、複数の規則正しく離間された中間行と前記ピクセル列との各々の交差
    点、及び複数の規則正しく離間された中間列及び前記ピクセル行の各々の交差点
    に位置しており、前記中間行の各々は前記ピックセル行に対して平行であると共
    に前記ピクセル行の各々の隣接対の間の中央に延在し、各中間列は前記ピクセル
    列に対して平行であると共に前記ピクセル列の各々の隣接対の間の中央に延在し
    、前記第2のピクセル位置発生器によって生成される前記ピクセル位置は、xが
    2.5からxサイズ−2.5までの値であり、かつyが2.5からyサイズ−2
    .5までの値であり、xサイズがピクセル行の方向に沿った取込画像の寸法であ
    り、またyサイズはピクセル列の方向に沿った取込画像の寸法である.座標(x
    ,y)を有する、請求項123に記載のシステム。
  145. 【請求項145】 前記補間器は、関係 【数21】 (式中、I(x−2,y−2)はピクセル位置(x−2,y−2)における再標
    本化オン−グリッド輝度値、B(x+0.5−0.5j,y−1.5+0.5i
    +0.5j)はオフ−グリッド位置(x+0.5−0.5j,y−1.5+0.
    5i+0.5j)における前記オフ−グリッド輝度値であり、Φijは指数i及
    びjにおける前記4x4立方補間カーネルΦの値であり、さらに指数i及びjは
    0から3までの値を有する) にもとづいて各々の再標本化オン−グリッド輝度値を導き出すために、前記第2
    のピクセル発生器から受信されたピクセル位置に対して応答性を示す、請求項1
    44に記載のシステム。
  146. 【請求項146】 前記4x4立方補間カーネルΦは、 【表12】 の形式を有する、請求項128又は143に記載の方法。
  147. 【請求項147】 前記補間カーネルは2次元ガウシアン・カーネルである、請
    求項141に記載の装置。
  148. 【請求項148】 前記2次元ガウシアン・カーネルは、 【表13】 の形式を有する、請求項147に記載のシステム。
  149. 【請求項149】 前記補間カーネルは2立方Bスプライン補間フィルタ・カー
    ネルである、請求項141に記載のシステム。
  150. 【請求項150】 前記2立方Bスプライン補間フィルタ・カーネルは、 【表14】 の形式を有する、請求項149に記載のシステム。
  151. 【請求項151】 前記補間カーネルは2線形補間フィルタ・カーネルである、
    請求項141に記載の装置。
  152. 【請求項152】 前記2線形補間フィルタ・カーネルは、 【表15】 の形式を有する、請求項151に記載のシステム。
  153. 【請求項153】 前記オフ−グリッド位置発生器によって与えられた前記オフ
    −グリッド位置は、各々が前記線形ピクセル位置アレイにおけるピクセル位置の
    各々の隣接対の間の中間点に位置しており、前記第2のピクセル位置発生器によ
    って与えられた前記ピクセル位置は、xが3.5からxサイズ−3.5まで、ま
    たxサイズが前記取込ライン画像の寸法である座標xを有する、請求項137に
    記載のシステム。
  154. 【請求項154】 前記補間器は、関係 【数22】 (式中、I0(x−3)はピクセル位置(x−3)における再標本化オン−グリ
    ッド輝度値、B(x+k)はオフ−グリッド位置(x+k)における前記推定さ
    れたオフ−グリッド輝度値であり、kは4x1立方補間カーネルΨの値であり、
    さらにΨ(k)は位置kにおける前記立方補間カーネルΨの値であり、さらに位
    置kは−1.5から1.5までの値である) にもとづいて各々の再標本化オン−グリッド輝度値を導き出すために、前記
    第2のピクセル発生器から受信されたピクセル位置に対して応答性を示す、請求
    項153に記載のシステム。
  155. 【請求項155】 前記4x1立方補間カーネルΨは、 【表16】 の形式を有する、請求項154のシステム。
  156. 【請求項156】 1つのシーンから画像を取り込むために、前記シーンからの
    入射光に対する露出に適した相対的に低いダイナミックレンジの画像センサを用
    いて前記シーンの相対的に高ダイナミックレンジ画像を得るためのシステムであ
    って、 (a) アレイ状となった多数の光検知素子を有し、該光センサの各々が前記
    光検知素子からなるアレイに対する所定感度パターンに基づいて入射光に対する
    複数の感度レベルのうちの特定の一つを有すると共に応答関数を有し、前記光検
    知素子の各々は前記シーンからの入射光に応じてピクセル位置アレイにおける多
    数のピクセル位置のうちの対応する一つで取込画像輝度値を生成し、それによっ
    て多数のピクセル位置の各々が前記光検知素子の前記複数の感度レベルのうちの
    特定の一つに対応する、画像センサと、 (b) 前記ピクセル位置アレイのピクセル位置で前記光検知素子によって生
    成された各々の取込画像輝度値を記憶するための取込画像メモリと、 (c) 前記ピクセル位置アレイの前記ピクセル位置を与えるためのピクセル
    位置発生器と、 (d) 前記ピクセル位置発生器からの前記ピクセル位置が受信され、前記ピ
    クセル位置発生器から受信されたピクセル位置に対する応答性を示し、前記取込
    画像メモリにある前記取込画像輝度値から、前記受信されたピクセル位置におけ
    る各々の出力画像輝度値を導き出し、前記出力画像輝度値が対応する複数の取込
    画像輝度値から導き出されるオン−グリッド輝度値発生器と、 (e) 前記オン−グリッド輝度値発生器によって導き出された前記ピクセル
    位置発生器から受信された各ピクセル位置における前記各々の出力画像輝度値を
    記憶するための出力画像メモリと、 を備える、システム。
  157. 【請求項157】 前記画像センサの光検知素子からなる前記アレイは2次元ア
    レイであり、また前記ピクセル位置アレイは線形ピクセル位置行において規則正
    しく離間されたピクセル位置を有する線形アレイである、請求項156に記載の
    システム。
  158. 【請求項158】 前記画像センサの光検知素子からなる前記アレイは2次元ア
    レイであり、また前記ピクセル位置アレイは複数の規則正しく離間されたピクセ
    ル行と複数の規則正しく離間されたピクセル列との交差点に位置したピクセル位
    置を有する2次元アレイであり、前記ピクセル行がピクセル列に対して直交し、
    前記ピクセル位置発生器によって得られた前記ピクセル位置は、xが2.5から
    xサイズ−2.5までの値を有し、yが2.5からyサイズ−2.5までの値を
    有し、xサイズ及びyサイズはそれぞれピクセル行及びピクセル列の方向に沿っ
    た取込画像の寸法である座標(x,y)を有する、請求項156に記載のシステ
    ム。
  159. 【請求項159】 前記オン−グリッド輝度値発生器は、関係 【数23】 (式中、I(x−2+i,y−2+j)はピクセル位置(x−2+i,y−2
    +j)における取込画像輝度値、Φijは指数i及びjにおける前記オン−グリ
    ッド補間フィルタ・カーネルΦの値、指数i及びjは0から3までの値、さらに
    (x−2,y−2)はピクセル位置(x−2,y−2)における出力画像輝
    度値である) にもとづいて、前記取込画像メモリにある前記取込画像輝度値から、前記受信さ
    れたピクセル位置における各々の出力画像輝度値を導き出すために、前記ピクセ
    ル位置発生器から受信されたピクセル位置(x,y)に対して応答性を示す、請
    求項158に記載のシステム。
  160. 【請求項160】 1つのシーンから画像を取り込むために、前記シーンからの
    入射光に対する露出に適した相対的に低いダイナミックレンジの画像センサを用
    いて前記シーンの相対的に高ダイナミックレンジ画像を得るためのシステムであ
    って、 (a) アレイ状となった多数の光検知素子を有し、該光センサの各々が前記
    光検知素子からなるアレイに対する所定感度パターンに基づいて入射光に対する
    複数の感度レベルのうちの特定の一つを有すると共に応答関数を有し、前記光検
    知素子の各々は前記シーンからの入射光に応じてピクセル位置アレイにおける多
    数のピクセル位置のうちの対応する一つで取込画像輝度値を生成し、それによっ
    て多数のピクセル位置の各々が前記光検知素子の前記複数の感度レベルのうちの
    特定の一つに対応する、画像センサと、 (b) 前記ピクセル位置アレイのピクセル位置で前記光検知素子によって生
    成された取込画像輝度値を記憶するための取込画像メモリと、 (c) 前記ピクセル位置アレイの前記ピクセル位置を与えるためのピクセル
    位置発生器と、 (d) 前記ピクセル位置発生器からの前記ピクセル位置が受信され、前記ピ
    クセル位置発生器から受信されたピクセル位置に対する応答性を示し、前記取込
    画像メモリにある前記取込画像輝度値から、前記受信されたピクセル位置におけ
    る各々のオン−グリッド輝度値を導き出し、前記オン−グリッド輝度値が対応す
    る複数の取込画像輝度値から導き出されるオン−グリッド輝度値発生器と、 (e) 前記ピクセル位置発生器から受信された各ピクセル位置における各々
    の出力画像輝度値を与えるために、前記光検知素子の結合応答関数の逆数によっ
    て前記オン−グリッド輝度値発生器によって導き出された各ピクセル位置におけ
    る前記各々のオン−グリッド輝度値を補償するためのもので、前記結合応答関数
    はそれぞれが前記複数の感度レベルの異なるものを有する光検知素子の重み付け
    応答関数の合計であり、前記重み付け応答関数の各々は前記複数の感度レベルの
    各々に対する所定の重み付け係数によって乗算された前記複数の感度レベルの各
    々を有する光検知素子の応答関数である、応答関数補償器と、 (f) 前記応答関数補償器によって与えられた各受信されたピクセル位置で
    前記各々の出力画像輝度値を記憶するための出力画像メモリと、 を備える、システム。
  161. 【請求項161】 前記応答関数補償器は、 前記光検知素子の前記結合応答関数の前記逆数を表すデータを記憶するルック
    アップ・テーブル・メモリと、 前記ピクセル位置発生器から受信された前記ピクセル位置にある前記出力画像
    輝度値であるデータ値を前記各々の指数に対応する前記ルックアップ・テーブル
    ・メモリに与えるために、前記オン−グリッド輝度値発生器からオン−グリッド
    輝度値を受信し、前記ルックアップ・テーブルに対する各々の指数を導き出し、
    前記ピクセル位置発生器から受信されたピクセル位置にあるオン−グリッド輝度
    値に対して応答性を示すマッパーと、 を備える、請求項160に記載のシステム。
  162. 【請求項162】 前記画像センサの光検知素子からなる前記アレイは、2次元
    画像を取り込むための2次元アレイであり、また前記ピクセル位置アレイは複数
    の規則正しく離間されたピクセル行と複数の規則正しく離間されたピクセル列と
    の交差点にあるピクセル位置を有し、前記ピクセル行がピクセル列に対して直交
    し、前記ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位置は、xが2.
    5からxサイズ−2.5までの値を有し、yが2.5からyサイズ−2.5まで
    の値を有し、xサイズ及びyサイズはそれぞれピクセル行及びピクセル列の方向
    に沿った取込画像の寸法である座標(x,y)を有する、請求項160に記載の
    システム。
  163. 【請求項163】 前記オン−グリッド輝度値発生器は、関係 【数24】 (式中、I(x−2+i,y−2+j)はピクセル位置(x−2+i,y−2
    +j)における取込画像輝度値、Φijは指数i及びjにおける前記オン−グリ
    ッド補間フィルタ・カーネルΦの値、指数i及びjは0から4までの値、さらに
    I(x−2,y−2)はピクセル位置(x−2,y−2)における出力画像輝度
    値である) にもとづいて、前記取込画像メモリにある前記取込画像輝度値から、前記受信さ
    れたピクセル位置における各々の出力画像輝度値を導き出すために、前記ピクセ
    ル位置発生器から受信されたピクセル位置に対して応答性を示す、請求項162
    に記載のシステム。
  164. 【請求項164】 前記オン−グリッド補間フィルタ・カーネルΦは、 【表17】 の形式を有する、請求項159又は163に記載の方法。
  165. 【請求項165】 前記画像センサの光検知素子からなる前記アレイは、ライン
    画像を取り込むための線形アレイであり、また前記ピクセル位置アレイは1つの
    線形ピクセル行で規則正しく離間したピクセル位置を有する線形アレイである、
    請求項158に記載のシステム。
  166. 【請求項166】 1つのシーンから画像を取り込むために、前記シーンからの
    入射光に対する露出に適した相対的に低いダイナミックレンジの画像センサを用
    いて前記シーンの相対的に高ダイナミックレンジ画像を得るためのシステムであ
    って、 (a) アレイ状となった多数の光検知素子を有し、該光センサの各々が前記
    光検知素子からなるアレイに対する所定感度パターンに基づいて入射光に対する
    複数の感度レベルのうちの特定の一つを有すると共に各々の応答関数を有し、前
    記光検知素子の各々は前記シーンからの入射光に応じてピクセル位置アレイにお
    ける多数のピクセル位置のうちの対応する一つで取込画像輝度値を生成し、それ
    によって多数のピクセル位置の各々が前記光検知素子の前記複数の感度レベルの
    うちの特定の一つに対応する、画像センサと、 (b) 前記ピクセル位置アレイのピクセル位置で前記光検知素子によって生
    成された取込画像輝度値を記憶するための取込画像メモリと、 (c) 前記ピクセル位置アレイの前記ピクセル位置を与えるための第1のピ
    クセル位置発生器と、 (d) 前記ピクセル位置アレイの前記第1のピクセル位置の各々に対応する
    前記感度レベルを示すデータを記憶するための感度パターン・メモリと、 (e) 前記第1のピクセル位置発生器からピクセル位置を受信し、データは
    前記感度パターン・メモリからの前記受信されたピクセル位置に対応する前記感
    度レベルと前記取込画像メモリからの前記受信されたピクセル位置における取込
    画像輝度値とを示し、前記取込画像メモリから前記受信されあたピクセル位置で
    の前記取込画像輝度値を検索するために、また前記受信されたピクセル位置に対
    応する前記感度レベルを有する光検知素子の前記応答関数の逆数によって、前記
    受信されたピクセル位置における前記検索された取込画像輝度値を補償するため
    に、前記第1のピクセル位置発生器から受信されたピクセル位置と、前記受信さ
    れたピクセル位置に対応する前記感度レベルを示すデータとに対して応答性を示
    すことで、前記第1のピクセル位置発生器から受信された前記ピクセル位置での
    各々の補償輝度値を与える応答関数補償器と、 (f) 前記第1のピクセル位置発生器から受信された前記ピクセル位置での
    各々の補償された取込画像値を記憶するための補償オン−グリッド輝度値メモリ
    と、 (g) 前記ピクセル位置アレイにおける前記ピクセル位置を与えるための第
    2のピクセル位置発生器と、 (h) 前記第2のピクセル位置発生器からピクセル位置を受信し、前記取込
    画像メモリにある前記取込画像輝度値から各受信されたピクセル位置における各
    々の出力画像輝度値を導き出すために、前記第2のピクセル位置発生器から受信
    された各ピクセル位置に応答性を示すオン−グリッド輝度値発生器と、 (i) 前記第2のピクセル位置発生器から受信された各ピクセル位置での前
    記各々の出力画像輝度値を記憶するための出力画像メモリと、 を備える、システム。
  167. 【請求項167】 前記応答補償器は、前記複数の感度レベルの異なるものを有
    する光検知素子の各々の応答関数の逆数を表す別個のルックアップ・テーブル・
    データを記憶するルックアップ・テーブル・メモリと、 前記ルックアップ・テーブル・メモリに対する各々の指数を導き出し、そこか
    ら前記受信されたピクセル位置に対応する前記感度レベルを有する光検知素子の
    前記応答関数の前記逆数を表すルックアップ・テーブルからの前記各々の指数に
    対応する補償オン−グリッド輝度値を検索し、前記検索された補償オン−グリッ
    ド輝度値を前記補償オン−グリッド輝度値メモリに与えるために、前記取込画像
    メモリから取込画像輝度値を受信すると共に前記第1のピクセル位置発生器から
    受信されたピクセル位置にある取込画像輝度値に対して応答性を示すマッパーと
    、 を備える、請求項166に記載のシステム。
  168. 【請求項168】 前記画像センサの光検知素子の前記アレイは2次元アレイで
    あり、また前記ピクセル位置アレイは複数の規則正しく離間されたピクセル行と
    複数の規則正しく離間されたピクセル列との交差点にあるピクセル位置を有し、
    前記ピクセル行がピクセル列に対して直交する、請求項166に記載のシステム
  169. 【請求項169】 前記画像センサの光検知素子からなる前記アレイは、ライン
    画像を取り込むための線形アレイであり、前記ピクセル位置アレイは線形ピクセ
    ル行の各々規則正しく離間されたピクセル位置を有する線形アレイであり、前記
    ピクセル位置発生器によって与えられた前記ピクセル位置は、xが2.5からx
    サイズ−2.5までの値を有し、かつxサイズが前記取込ライン画像の寸法であ
    る座標xを有する、請求項166に記載のシステム。
  170. 【請求項170】 前記取込画像メモリにある前記取込画像輝度値から前記受信
    されたピクセル位置での各々の出力画像輝度値を導き出すために、前記オン−グ
    リッド輝度値発生器は前記第2のピクセル位置発生器から受信されたピクセル位
    置に対して応答性を示すもので、前記オン−グリッド輝度値発生器は、 (i)5x1ガウシアン補間フィルタ・カーネルGを記憶するためのメモリと
    、 (ii) x−2からx+2までの値を有するピクセル位置kにある5つの補
    償オン−グリッド輝度値I(k)の各々と所定の低閾値及び所定の高閾値とを比
    較するための比較器と、 (iii) I(k)が前記所定の低閾値よりも高く、かつ前記所定の高閾値
    よりも低いkの各々の値に対して、G(k−x)が位置(k−x)における前記
    ガウシアン補間カーネルGの値である量I(k)G(k−x)を計算するための
    乗算器と、 (iv) 第1の合計pを導き出すために、I(k)が前記所定の低閾値より
    も高く、かつ前記所定の高閾値よりも低いkの各々の値に対して、乗算器によっ
    て計算された前記量I(k)G(k−x)を加算するための第1の加算器と、 (v) 第2の合計qを導き出すために、I(k)が前記所定の低閾値よりも
    高く、かつ前記所定の高閾値よりも低いkの各々の値に対して、前記メモリにあ
    る前記ガウシアン補間カーネルの値G(k−x)を加算するための第2の加算器
    と、 (vi) 前記合計pを前記合計qで除算することで前記第2のピクセル位置
    発生器から受信された前記位置xにおける各々の出力画像輝度値I(x)を導
    き出すための除算器と、 を備える、請求項169に記載のシステム。
  171. 【請求項171】 前記所定の低閾値は、前記光検知素子の前記応答関数の逆数
    によって補償された比較されている前記補償されたオン−グリッド輝度値の前記
    ピクセル位置に対応する感度レベルを有する前記光検出素子のノイズ・レベルで
    あり、前記所定の高閾値は比較されている前記補償されたオン−グリッド輝度値
    に対応する前記感度レベルを有する光検知素子の飽和又は近飽和輝度値である、
    請求項170に記載のシステム。
  172. 【請求項172】 前記5x1ガウシアン補間器フィルタ・カーネルは、 【表18】 の形式を有する、請求項170に記載のシステム。
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