JPH09162381A - リニアセンサ - Google Patents

リニアセンサ

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Publication number
JPH09162381A
JPH09162381A JP7316322A JP31632295A JPH09162381A JP H09162381 A JPH09162381 A JP H09162381A JP 7316322 A JP7316322 A JP 7316322A JP 31632295 A JP31632295 A JP 31632295A JP H09162381 A JPH09162381 A JP H09162381A
Authority
JP
Japan
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sensor
linear sensor
sensitivity
lines
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP7316322A
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English (en)
Inventor
Masahide Hirama
正秀 平間
Yoshinori Kuno
嘉則 久野
Tadakuni Narabe
忠邦 奈良部
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/70SSIS architectures; Circuits associated therewith
    • H04N25/701Line sensors

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimile Heads (AREA)
  • Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 対数特性を持ったリニアセンサを実現するの
は技術的に難易度が高いため、広ダイナミックレンジの
リニアセンサが得られなかった。 【解決手段】 少なくとも2ライン構成のリニアセンサ
において、一方のリニアセンサ10を高感度とし、他方
のリニアセンサ20を低感度とするとともに、低感度の
リニアセンサ20のリードアウトゲート23とCCDア
ナログシフトレジスタ24との間に、ライン相互間の位
置補正を行うアナログメモリ29a,29bを設け、各
ラインの信号出力OUT1,OUT2の同時化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リニアセンサに関
し、特に広ダイナミックレンジ対応の少なくとも2ライ
ン構成のリニアセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】リニアセンサでは、入射光量に対して信
号出力がリニアに推移するが、ある一定光量を越えると
信号出力が一定となるため、ダイナミックレンジが広い
入力情報に対して充分な信号出力が得られない。すなわ
ち、明るい部分に入射露光量を合わせると、暗い部分の
信号出力が非常に少なく、また逆に暗い部分に入射露光
量を合わせると、明るい部分が飽和して同一レベルの信
号出力となってしまう。したがって、光入力に対するダ
イナミックレンジが狭い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、入射光量に対
して信号出力がリニアではない、例えば対数特性を持っ
たリニアセンサが望まれている。しかしながら、対数特
性を持ったリニアセンサを実現するのは技術的に難易度
が高いため現実的ではない。したがって、技術的に比較
的難易度の低い構成でダイナミックレンジの広いリニア
センサの開発が望まれているのが実情である。
【0004】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、比較的に簡単な構成
で広ダイナミックレンジ化を可能としたリニアセンサを
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では、センサ列、
このセンサ列で光電変換された信号電荷を読み出す読み
出しゲート、この読み出しゲートを介して読み出された
信号電荷を転送する電荷転送レジスタおよびこの電荷転
送レジスタで転送された信号電荷を電気信号に変換して
出力する出力部を各々有する少なくとも2ライン構成の
リニアセンサにおいて、ライン相互間の位置補正を行う
べく読み出しゲートと電荷転送レジスタとの間にアナロ
グメモリを配するとともに、ライン相互間で感度を変え
た構成を採っている。
【0006】上記構成のリニアセンサにおいて、各ライ
ンの信号出力はライン相互間の間隔に対応して空間的に
離れた位置の情報となることから、時間的に進んだ状態
にあるラインについては、センサ列から読み出しゲート
を介して読み出した信号電荷をアナログメモリに一時的
に蓄えることで、ライン相互間の位置補正を行う。これ
により、各ラインの信号出力は空間的に同じ位置の情報
となり、しかもライン相互間で感度が異なることで、入
射光量に対して感度の異なる映像出力となる。そして、
入射光量が少ない場所には感度の高いラインの信号出力
を用い、入射光量の多い場所には感度の低いラインの信
号出力を用いることで、光入力に対するダイナミックレ
ンジが広がる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0008】図1は、例えば2ライン構成のリニアセン
サに適用した場合の本発明の一実施形態を示す構成図で
ある。図1において、第1のリニアセンサ10は、光電
変換部(画素)11が直線状に多数配列されてなるセン
サ列12を有し、その一方側には各光電変換部11で光
電変換された信号電荷を読み出す読み出しゲート(以
下、リードアウトゲートと称する)13およびその読み
出した信号電荷を転送する電荷転送レジスタ(以下、C
CDアナログシフトレジスタと称する)14が設けら
れ、またその他方側にはオーバーフローゲート15およ
びオーバーフロードレイン16が配された構成となって
いる。
【0009】センサ列12は、例えば2048画素(S
1〜S2048)分の有効画素部12aと、その前後の
複数画素分の無効画素部12b,12cとから構成され
ている。無効画素部12b,12cは、各光電変換部1
1の受光面側が遮光されたいわゆるオプティカルブラッ
ク(OPB)部である。CCDアナログシフトレジスタ
14の転送先側の端部には、例えばフローティング・デ
ィフュージョン・アンプ構成の電荷電圧変換部17が設
けられている。この電荷電圧変換部17は、その後段の
アンプ等からなる出力回路18と共に出力部を構成して
いる。
【0010】かかる構成の第1のカラーリニアセンサ1
0において、センサ列12の各光電変換部11の信号電
荷は、リードアウトゲートパルスφROGがリードアウ
トゲート13に印加されることにより、このリードアウ
トゲート13を介してCCDアナログシフトレジスタ1
4に読み出される。そして、この読み出された信号電荷
はCCDアナログシフトレジスタ14で順に転送された
後、電荷電圧変換部17において信号電圧に変換され、
さらに出力回路18を経て信号出力OUT1となる。ま
た、オーバーフローゲート15を溢れた信号電荷はオー
バーフロードレイン16に捨てられる。
【0011】一方、第2のリニアセンサ20は、第1の
リニアセンサ10の場合と同様に、光電変換部21が直
線状に配列されてなるセンサ列22と、その一方側に配
されたオーバーフローゲート25およびオーバーフロー
ドレイン26とを有し、センサ列22に関してオーバー
フロードレイン26を挟んで第1のリニアセンサ10と
線対称に配置されている。なお、オーバーフロードレイ
ン26については、第1のリニアセンサ10のオーバー
フロードレイン16と共用されている。また、センサ列
22の他方側には、リードアウトゲート23と、ライン
メモリであるアナログメモリ29a,29bと、CCD
アナログシフトレジスタ24とが設けられている。
【0012】かかる構成の第2のカラーリニアセンサ2
0において、センサ列22の各光電変換部21の信号電
荷は、リードアウトゲートパルスφROGがリードアウ
トゲート23に印加されることで、このリードアウトゲ
ート23を介して読み出されてアナログメモリ29a
に、さらにアナログメモリ29bに一時的に蓄えられ、
しかる後CCDアナログシフトレジスタ24に読み出さ
れる。その結果、センサ列22の信号電荷は、アナログ
メモリ29a,29bがラインメモリであることから、
2ライン分だけ遅れてCCDアナログシフトレジスタ2
4に読み出されることになる。
【0013】ここで、センサ列12,22の各幅をdと
し、センサ列12,22間に介在するオーバーフローゲ
ート15,25およびオーバーフロードレイン16(2
6)のトータルの幅もほぼdであるとすると、センサ列
12,22相互のセンサ中心間の距離がほぼ2dとな
る。このような位置的条件下において、センサ列に垂直
な方向を副走査方向とし、かつセンサ列22がセンサ列
12に先行するものとすると、ある時点ではセンサ列1
2,22が空間的に距離2dだけ離れた位置の情報を読
み取ったことになる。
【0014】ところが、先行する側のリニアセンサ20
に、アナログメモリ29a,29bを設けてセンサ列2
2の信号電荷を2ライン分だけ遅延させてCCDアナロ
グシフトレジスタ24に読み出すようにしたことで、あ
る時点でCCDアナログシフトレジスタ14,24に読
み出された各信号電荷は、センサ列12,22が距離2
dだけ離れていても、空間的に同じ位置の情報となる。
そして、CCDアナログシフトレジスタ24に読み出さ
れた信号電荷は、当該シフトレジスタ24で順に転送さ
れた後、電荷電圧変換部27において信号電圧に変換さ
れ、さらに出力回路28を経て信号出力OUT2とな
る。
【0015】この第2のリニアセンサ20の信号出力O
UT2は、上述したアナログメモリ29a,29bの作
用により、第1のリニアセンサ10の信号出力OUT1
と同時化されたものとなる。なお、本実施形態において
は、2つのアナログメモリ29a,29bを設け、セン
サ列22の信号電荷を2ライン分だけ遅延させてCCD
アナログシフトレジスタ24に読み出す構成としたが、
オーバーフローゲート15,25およびオーバーフロー
ドレイン16を省略してセンサ列12,22を隣接配置
することも可能であり、この場合には、センサ列12,
22相互のセンサ中心間の距離がdとなるため、アナロ
グメモリを1ライン分設けるだけで信号出力OUT1,
2を同時化できる。
【0016】以上説明した2ライン構成のリニアセンサ
において、本発明の特徴とするところは、ライン相互間
で感度を変える点にある。一例として、第1,第2のリ
ニアセンサ10,20のうち、スキャン時に先行する側
の第2のリニアセンサ20を低感度とし、後続する第1
のリニアセンサ10を高感度のものとする。ライン相互
間で感度を変えるには、大別して、第1,第2のリニア
センサ10,20の各センサ列相互間で感度を変える方
法と、各出力部相互間で感度を変える方法とがある。以
下、ライン相互間で感度を変えるための具体例について
説明する。
【0017】先ず、第1,第2のリニアセンサ10,2
0の各センサ列12,22相互間で感度を変える方法に
ついて説明する。その一例として、センサ列12,22
における光電変換部(センサ部)11,21の各開口部
11a,21aの開口面積を変える方法がある。すなわ
ち、図2に示すように、センサ列12における光電変換
部(センサ部)11の開口部11aの開口面積をS1と
し、センサ列22における光電変換部21の開口部21
aの開口面積をS2とした場合に、各開口面積をS1>
S2の関係に設定する。このような関係に設定すること
で、光電変換部11に入射する光量が光電変換部21に
入射する光量よりも多くなるため、センサ列12の感度
がセンサ列22の感度よりも高くなる。その結果、第1
のリニアセンサ10が高感度となり、第2のリニアセン
サ20が低感度となる。
【0018】他の方法として、センサ列12,22の各
光電変換部11,21の上に光学フィルタを配置し、こ
れら光学フィルタの透過率を変える方法がある。すなわ
ち、図3に示すように、光電変換部11側の光学フィル
タ31の透過率をT1とし、光電変換部21側の光学フ
ィルタ32の透過率をT2とした場合に、各透過率をT
1>T2の関係に設定する。このような関係に設定した
場合にも、光電変換部11に入射する光量が光電変換部
21に入射する光量よりも多くなるため、センサ列12
の感度がセンサ列22の感度よりも高くなる。その結
果、第1のリニアセンサ10が高感度となり、第2のリ
ニアセンサ20が低感度となる。
【0019】光学フィルタ31,32の透過率T1,T
2は、例えば各フィルタの膜厚を変えることによって変
化させることができる。なお、本例では、光電変換部1
1,12の双方に光学フィルタを設けるとしたが、高感
度側の光電変換部11には光学フィルタを設けず、低感
度側の光電変換部21にのみ低透過率の光学フィルタを
設けるようにしても良いことは勿論である。
【0020】さらに他の方法として、オーバーフローゲ
ート15,25およびオーバーフロードレイン16(2
6)を電子シャッタとして利用する方法がある。すなわ
ち、図4のタイミングチャートに示すように、オーバー
フローゲート15,25にシャッタパルスφSHUT
1,φSHUT2を印加することによって、センサ列1
2,22における信号電荷の蓄積時間τ1,τ2を変え
る方法である。この蓄積時間をτ1>τ2の関係に設定
することで、センサ列12の光電変換部11に蓄積され
る信号電荷の電荷量が、センサ列22の光電変換部21
に蓄積される信号電荷の電荷量よりも多くなるため、セ
ンサ列12の感度がセンサ列22の感度よりも高くな
る。その結果、第1のリニアセンサ10が高感度とな
り、第2のリニアセンサ20が低感度となる。
【0021】なお、本例では、センサ列12,22の双
方の蓄積時間τ1,τ2を変えることでセンサ列12,
22相互間に感度差を持たせるとしたが、高感度側のセ
ンサ列12の蓄積時間は通常通りとし、低感度側のセン
サ列22の蓄積時間のみを変えるようにしても、センサ
列12,22相互間に感度差を持たせることができるこ
とは明らかである。これにより、オーバーフローゲート
15,25およびオーバーフロードレイン16(26)
を電子シャッタとしてのみ用いる場合には、高感度側の
オーバーフローゲート15およびオーバーフロードレイ
ン16を省略することができる。
【0022】次に、ライン相互間で感度を変えるため
に、第1,第2のリニアセンサ10.20の各出力部相
互間で感度を変える方法について説明する。その一例と
して、電荷電圧変換部17,27の変換効率に差を持た
せることで、各出力部相互間で感度を変える方法があ
る。図5に、電荷電圧変換部17,27として、例えば
フローティング・ディフュージョン・アンプを用いた場
合の等価回路を示す。ここで、電荷電圧変換部17,2
7のFD(フローティング・ディフュージョン)の容量
Cと信号電荷Qsig と変換後の信号電圧Vsig との間に
は、
【数1】Vsig =Qsig /C の関係式が成り立つ。
【0023】そこで、電荷電圧変換部17のFDの容量
をC1とし、電荷電圧変換部27のFDの容量をC2と
した場合に、電荷電圧変換部17,27の各FDの容量
をC1<C2の関係に設定する。このような関係に設定
することで、電荷電圧変換部17の変換効率が電荷電圧
変換部27の変換効率よりも高くなるため、第1のリニ
アセンサ10の出力部の感度が第2のリニアセンサ20
の出力部の感度よりも高くなる。その結果、第1のリニ
アセンサ10が高感度となり、第2のリニアセンサ20
が低感度となる。
【0024】他の方法として、出力回路18,28の各
ゲインに差を持たせることで、各出力部相互間で感度を
変える方法がある。すなわち、図6に示すように、出力
回路18の内蔵アンプ33のゲインをG1とし、出力回
路28の内蔵アンプ34のゲインをG2とした場合に、
各ゲインをG1>G2の関係に設定する。このような関
係に設定することで、出力回路18,28の各信号入力
のレベルが同じであるとした場合、出力回路18の信号
出力OUT1の方が出力回路28の信号出力OUT2よ
りもレベルが高くなるため、第1のリニアセンサ10の
出力部の感度が第2のリニアセンサ20の出力部の感度
よりも高くなる。その結果、第1のリニアセンサ10が
高感度となり、第2のリニアセンサ20が低感度とな
る。
【0025】上述したように、2ライン構成のリニアセ
ンサにおいて、第1,第2のリニアセンサ10,20の
各信号出力OUT1,OUT2をアナログメモリ29
a,29bの作用によって同時化するとともに、ライン
相互間で感度を変えたことにより、入射光量に対して感
度の異なる信号出力OUT1,OUT2が得られる。す
なわち、第1のリニアセンサ10の信号出力OUT1に
ついては、図7(a)に示すように、ある入射光量まで
は信号出力が光量に対してリニアに推移し、それ以降は
飽和し一定レベルとなる。一方、第2のリニアセンサ2
0の信号出力OUT2については、図7(b)に示すよ
うに、低傾斜角度にて信号出力が光量に対してリニアに
推移する。
【0026】この感度が異なる2つの信号出力OUT
1,OUT2は、以下に説明する信号処理回路40によ
って選択的に出力され、映像出力となる。すなわち、図
8に示す信号処理回路40において、第1,第2のリニ
アセンサ10,20の各信号出力OUT1,OUT2
は、選択スイッチ41の2入力となる。選択スイッチ4
1は、通常は、第1のリニアセンサ10の信号出力OU
T1を選択して映像出力とする。
【0027】また、第1のリニアセンサ10の信号出力
OUT1は、コンパレータ42でスレッショールドレベ
ルVthと比較される。このスレッショールドレベルV
thは、信号出力OUT1の飽和レベルよりも僅かに低
いレベルに設定される。コンパレータ42は、第1のリ
ニアセンサ10の信号出力OUT1をスレッショールド
レベルVthと比較することで、信号出力OUT1の飽
和領域/非飽和領域の弁別を行い、信号出力OUT1が
スレッショールドレベルVthよりも高くなったときに
飽和領域と判定し、選択スイッチ41を切換え制御す
る。
【0028】これにより、選択スイッチ41は、第1の
リニアセンサ10の信号出力OUT1が飽和領域となる
直前に、第1のリニアセンサ10の信号出力OUT1に
代えて第2のリニアセンサ20の信号出力OUT2を映
像出力とする。このように、高感度の信号出力OUT1
が飽和しないような入射光量の比較的少ない領域では信
号出力OUT1を映像出力とし、高感度の信号出力OU
T1が飽和してしまうような入射光量の比較的多い領域
では低感度の信号出力OUT2を映像出力とすることに
より、光入力に対するダイナミックレンジが拡大するこ
とになる。
【0029】また、低感度の第2のリニアセンサ20側
にアナログメモリ29a,29bを配置し、この第2の
リニアセンサ20を副走査方向において高感度の第1の
リニアセンサ10よりも先行する位置関係に配置したこ
とにより、低感度の第2のリニアセンサ20は入射光量
が多い領域で使用されることから、アナログメモリ29
a,29bで発生する暗電流ノイズの影響を高感度の第
1のリニアセンサ10の場合よりも受けないため、S/
Nの良い映像出力を導出できる。
【0030】なお、上記実施形態においては、センサ列
の各画素(S1,S2,……,S2048)をその配列
方向(主走査方向)において各ライン間で同じ位置にな
るように配置しており、その方が好ましいが、必ずしも
同じ位置である必要はなく、主走査方向の画素ピッチの
範囲でずれていても画質上問題とはならない。
【0031】また、上記実施形態では、2ライン構成の
リニアセンサに適用した場合について説明したが、2ラ
インに限定されるものではなく、3ライン以上の構成と
しても良く、各ラインの感度をより細分化して設定する
ことで、入射光量に対する信号出力の特性を、簡単な構
成でより対数特性に近いリニアセンサを構成することが
できる。
【0032】図9は、本発明の応用例を示す構成図であ
り、カラーリニアセンサに適用した場合を示す。図9に
おいて、B(青),G(緑),R(赤)に対応して3つ
のカラーリニアセンサ50B,50G,50Rが設けら
れている。そして、これらカラーリニアセンサ50B,
50G,50Rとして、図1に示したリニアセンサ、即
ちライン相互間の位置補正を行うアナログメモリを有す
るとともに、ライン相互間で感度が異なる構成のリニア
センサが用いられている。ただし、カラーリニアセンサ
であることから、センサ列の受光面の上に各色に対応し
たカラーフィルタが配されている点で図1の構成とは異
なる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
少なくとも2ライン構成のリニアセンサにおいて、ライ
ン相互間の位置補正を行うアナログメモリを設け、各ラ
インの信号出力の同時化を図るとともに、ライン相互間
で感度を変えた構成としたことにより、入射光量に対し
てライン相互間で感度の異なる映像出力を得ることがで
きるので、入射光量が多い場合には感度の高いラインの
信号出力を用い、入射光量の少ない場合には感度の低い
ラインの信号出力を用いることにより、光入力に対する
ダイナミックレンジを拡大することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図である。
【図2】ライン相互間でセンサ開口面積を変える場合の
構成図である。
【図3】ライン相互間で光学フィルタの透過率を変える
場合の構成図である。
【図4】ライン相互間で蓄積時間を変える場合のタイミ
ングチャートである。
【図5】ライン相互間でFD容量を変える場合の等価回
路図である。
【図6】ライン相互間でアンプのゲインを変える場合の
回路図である。
【図7】高感度(a)および低感度(b)の各入射光量
に対する信号出力の特性図である。
【図8】信号処理回路の構成の一例を示す回路図であ
る。
【図9】カラーリニアセンサに適用した場合の応用例を
示す構成図である。
【符号の説明】
10 高感度のリニアセンサ 11,21 光
電変換部 12,22 センサ列 13,23 リ
ードアウトゲート 14,24 CCDアナログシフトレジスタ 15,25 オーバーフローゲート 15,26 オーバーフロードレイン 17,27 電荷電圧変換部 18,28
出力回路 20 低感度のリニアセンサ 29a,29
b アナログメモリ 31,32 光学フィルタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 センサ列、このセンサ列で光電変換され
    た信号電荷を読み出す読み出しゲート、この読み出しゲ
    ートを介して読み出された信号電荷を転送する電荷転送
    レジスタおよびこの電荷転送レジスタで転送された信号
    電荷を電気信号に変換して出力する出力部を各々有する
    少なくとも2ライン構成のリニアセンサであって、 ライン相互間の位置補正を行うべく前記読み出しゲート
    と前記電荷転送レジスタとの間に配されたアナログメモ
    リを備え、 ライン相互間で感度を変えたことを特徴とするリニアセ
    ンサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のリニアセンサにおいて、 前記センサ列相互間で感度を変えたことを特徴とするリ
    ニアセンサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のリニアセンサにおいて、 前記出力部相互間で感度を変えたことを特徴とするリニ
    アセンサ。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のリニアセンサにおいて、 前記アナログメモリは低感度側のラインに配されている
    ことを特徴とするリニアセンサ。
JP7316322A 1995-12-05 1995-12-05 リニアセンサ Pending JPH09162381A (ja)

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JP7316322A JPH09162381A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 リニアセンサ
US08/752,375 US6028299A (en) 1995-12-05 1996-12-04 Linear image sensor device comprising first and second linear image sensor sections having first and second sensitivities

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JP7316322A JPH09162381A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 リニアセンサ

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JP7316322A Pending JPH09162381A (ja) 1995-12-05 1995-12-05 リニアセンサ

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