JP2970440B2 - 画像合成方法と画像合成装置 - Google Patents
画像合成方法と画像合成装置Info
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Description
ナミックレンジの高い被写体を、飽和や黒つぶれするこ
となく撮像合成する画像合成方法と画像合成装置に関す
る。
えば、特開平6ー141229号公報(特願平4−28
8508号)にみられるような、異なる露光条件(電荷
蓄積期間)で撮像された画像について、電荷蓄積期間の
違いをもとにした定数のゲイン比によってゲインをあわ
せ、合成するものがある。図16はその構成図であり、
201はCCD、202は画像を記憶するメモリ、20
3は信号レベルを定数倍する乗算手段、204、205
は画像信号のレベルに応じて重みを付加するレベル重み
手段、206は画像信号を加算する加算手段、207は
加算手段206の出力信号の走査速度を1/2に変換す
る速度変換手段、208は画像信号のレベルを圧縮する
レベル圧縮手段、209は各ブロックのタイミングを制
御するタイミング制御手段である。この従来の高ダイナ
ミックレンジ撮像装置の動作について以下に説明する。
度で、電荷蓄積時間の異なる(すなわち、絞りの異な
る)画像信号をフィールド毎に交互に撮像する。CCD
201から読み出した信号のうち、電荷蓄積時間の短い
信号はメモリ202に記録し、そして、電荷蓄積時間の
長い信号が読み出されるのとほぼ同じタイミングでメモ
リ202から読み出す。メモリ202から読み出した信
号は乗算器203によって定数倍され、電荷蓄積時間の
異なる信号の同じ被写体の信号レベルを原理的に同レベ
ルとする。次に、それぞれの信号に信号レベルに応じた
重み(L,H)をレベル重み手段204、レベル重み手
段205で付ける。そして、加算器206で加算するこ
とにより合成し、1枚の画像とする。合成された画像
は、CCD201の信号読み出しの段階で、通常の2倍
の速度としているため、標準テレビ信号の走査に対応す
るように信号の走査速度を1/2に変換する。
うな従来の構成では、電荷蓄積時間に応じた乗算器20
3による定数倍のゲイン合わせで、正確にゲインを合わ
せることができず、輝度が連続的に変化する領域を撮像
する際、合成された画像中で輝度の逆転や不連続が生じ
るという課題を有していた。すなわち、原理的には入力
レベルによらず一定であるはずの電荷蓄積時間の異なる
画像間のゲイン比は、素子のばらつきや量子化誤差等に
より、実際には図3に示すように入力レベルに対して一
定の値とならない。さらに、γ補正手段を伴う撮像系に
よって得られた画像を合成する際には、低輝度の入力に
対するγ曲線すなわち低輝度入力に対するゲインを抑制
したγ補正を行う撮像系が多いため、正しいゲインあわ
せが行えない。その結果、重み付け加算後の画像信号は
図4の様にオーバーラップ部でのつながり(連続性)が
悪くなり、合成された画像の画質が劣化する。
高い被写体に対して異なる電荷蓄積時間で撮像された画
像のゲインを、画像信号のレベルに応じて正確に合わ
せ、撮像合成された画像の信号レベルがすべてのレンジ
において連続になる画像を出力できる高ダイナミックレ
ンジ撮像・合成方法およびその装置を提供することを目
的とする。
するため、電荷蓄積時間を制御できる撮像素子と、前記
電荷蓄積期間の異なる2枚以上の画像のゲイン比を計算
するゲイン比計算手段と、前記電荷蓄積期間の異なる2
枚以上の画像の信号レベルに応じて重みを付けるレベル
重み手段と、重み付けされた信号もしくは前記重み付け
された信号を標準テレビ信号の速度に変換して得られた
信号のレベルを基準レベルに圧縮するレベル圧縮手段よ
り構成される。
る2枚以上の画像に対して、その信号レベルに基づいて
ゲイン比を計算し、乗算手段によってゲインを合わせた
後、それぞれの信号レベルに応じて重み付けを行い、こ
の重み付けした画像を加算して合成した信号もしくは更
に標準テレビ信号の速度に変換して得られた高ダイナミ
ックレンジ信号のレベルを基準レベルに圧縮し、暗い画
像から明るい画像まで飽和やノイズの少ない画像を得
る。
しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例におけ
る高ダイナミックレンジの画像合成を実現する画像合成
装置の構成を示すブロック図である。
う撮像素子、2は画像信号を記録するメモリ、3は電荷
蓄積期間の異なる画像に対してその信号レベルに基づい
てゲイン比を計算するゲイン比計算手段、4は乗算手
段、5、6は画像信号のレベルに応じて重みを付加する
レベル重み手段、7は信号を加算する加算手段、8は加
算手段7の出力信号を標準テレビ信号の速度に変換する
速度変換手段、9は速度変換手段8から出力された画像
信号のレベルを圧縮するレベル圧縮手段、10は各ブロ
ックのタイミングを制御するタイミング制御手段、11
は画像合成部である。
いて、以下、その動作を説明する。まず、被写体は撮像
素子(以下CCDという)1の撮像部に結像され、電気
信号(電荷)に変換される。電荷量は光の強度に比例
し、電荷蓄積期間に得られた電荷を電圧に変換し、電気
信号として出力する構造となっている。従って電荷蓄積
期間を短くすれば、光強度が強くても信号の飽和は発生
せず、また電荷蓄積期間を長くすれば光強度の弱いもの
でも十分に大きな信号が得られる。なお、CCDは現在
非常に一般的な素子であるので、その基本的動作説明は
省略する。タイミング制御器10は、まずCCD1の電
荷蓄積期間(光電変換期間)を制御する。
は上から電荷蓄積期間、信号電荷読みだしタイミング、
信号電荷高速転送期間、信号読みだしタイミングを示す
ものである。電荷蓄積期間は、期間の短いCS1と期間
の長いCL1が順次繰り返され、CS1とCL1の合計
がほぼ1フィールド期間になる。CCD1から読みだし
た信号のうち、CS1の電荷蓄積期間の短い信号はメモ
リ2に記録され、CL1の電荷蓄積時間の長い信号がC
CD1から読みだされるのとほぼ同じタイミングでメモ
リ2から読みだされる。ゲイン比計算手段3は、一定の
入力レベルの範囲内のCS1の電荷蓄積期間の短い信号
とCL1の電荷蓄積時間の長い信号との比から、ゲイン
比を計算する。ゲイン比計算手段3のブロック図の一例
を図5に示す。
イン比を計算する除算器、18aはゲイン比テーブルへ
の書き込みを制御する書き込み制御装置、13aはオー
バラップ部のCL1のレベル毎のゲイン比を記憶するゲ
イン比テーブルである。比較器11aはCL1の画像信
号のレベルがオーバラップ部のレベルに達していない
か、オーバラップ部のレベルの範囲内か、もしくは飽和
レベルに達しているかを判断し、その結果を書き込み制
御装置18aに出力する。本実施例では、入力レベルの
80%から100%未満の範囲をオーバーラップ部とす
る。比較器11aは、CL1の画像信号のレベルが80
%未満の場合はオーバラップ部のレベルに達していない
と判断し、80%以上100%未満の場合はオーバラッ
プ部のレベルの範囲内と判断し、100%の場合は飽和
していると判断する。
バーラップ部のレベルの範囲内の場合、除算器12によ
ってゲイン比を計算し、書き込み制御装置18aはCL
1の信号レベルに応じたゲイン比テーブル13aのアド
レスにゲイン比の値を書き込む。また、CL1の画像信
号のレベルがオーバーラップ部のレベルに達していない
場合には、書き込み制御装置18aはゲイン比の値をゲ
イン比テーブルに書き込まない。後述の画像合成の際
に、CL1の画像信号のレベルがオーバーラップ部のレ
ベルに達していない画素については、CL1の画像信号
のみを合成結果とするためである。そして、CL1の画
像信号のレベルが飽和している時(CL1の画像信号レ
ベルが100%時)には、書き込み制御装置18aはC
L1の画像信号が99%のレベル(飽和していない最大
のレベル)時のゲイン比をゲイン比テーブル13aに書
き込む。
号のオーバーラップ部の各レベルについてのゲイン比を
記憶し、CL1の画像信号のレベルに応じたゲイン比を
出力する。CL1のレベルがオーバラップ部のレベルに
達していない時は、後述するレベル重みHがかかるた
め、ゲイン比の値は任意となり、また、CL1のレベル
に応じてゲイン比を出力するので、100%以上につい
ては考慮しなくてよい。図6にゲイン比計算手段3の、
CL1の画像信号に対する入出力特性を示す。なお、除
算器12によるゲイン比の計算は、毎フィールド行う必
要はなく、一定期間毎にリフレッシュすればよい。乗算
器4は、CS1の電荷蓄積期間の短い信号にゲイン比を
乗ずる。
に対応した重みHを、レベル重み手段6で付ける。CL
1の電荷蓄積期間に対応する信号に対しても、レベル重
み手段5で重みLを付ける。それぞれの重みの特性の一
例を図7に示す。図7において、横軸は入力信号のレベ
ルであり、縦軸は信号に対する重みである。レベル重み
Lは入力信号レベルの80%までは1の重みとし、80
%から100%まで直線的に重みの値を下げ、入力レベ
ル100%で重み値を0とする。これに対し、レベル重
みHは入力信号レベルの80%までは0の重みとし、8
0%から100%まで直線的に重みの値を上げ、入力レ
ベル100%以上は重み値は全て1とする。
る画像信号に重みを付け、加算器7で加算することによ
り合成し、1枚の画像とする。この重み付けにより画像
の状態(S/Nが良く、飽和のない部分)の良い部分を
抽出し、ダイナミックレンジの高い画像を合成する。合
成された画像は、CCD1の信号読みだしの段階で、通
常の約2倍の速度としているため、標準テレビ信号の走
査に対応するように、信号の走査速度を1/2に変換す
る。
ルを0%から100%の範囲に圧縮する。レベル圧縮の
方法としては、例えば特願平6−3457号に示される
ような、画素毎に異なるレベル変換と空間周波数によっ
て異なるレベル変換を組み合わせたレベル圧縮を行うこ
とにより、画像観察時に感じる主観的なコントラストを
維持したレベル圧縮を行うことができる。
期間の異なる画像の合成時に必要なゲイン合わせを、オ
ーバーラップ部の各レベルでのゲイン比に基づいて適応
的に行うことができる。また、従来の電荷蓄積期間の比
によりゲイン比を固定する方法と比較して、ゲイン比を
適応的に計算するため正確なゲイン合わせが可能であ
り、オーバーラップ部となるレベル範囲を小さくでき、
S/Nの良い方の信号を選択して画像を合成できる。
表示ディスプレイに十分なレベル再現能力がある場合
(いわゆる黒つぶれや白とびをおこさない場合)には、
線形にレベル圧縮する方法やS字特性を持つような他の
非線形な方法を用いてもよい。
いて、オーバーラップ部の各レベルについてのゲイン比
をゲイン比テーブルに記憶するかわりに、数レベルのゲ
イン比をもとに各レベルにおけるゲイン比を計算するよ
うにしてもよい。図8は数レベルのゲイン比をもとに各
レベルにおけるゲイン比を計算するゲイン比計算手段の
構成の一例を示す図である。
算器、18bはゲイン比テーブルへの書き込みを制御す
る書き込み制御装置、13bはオーバーラップ部の数レ
ベルにおけるゲイン比を記憶するゲイン比テーブル、1
4はゲイン比テーブルのゲイン比データをもとにゲイン
比を内挿、外挿してCL1のレベルに応じてゲイン比を
出力する内挿外挿手段である。上記構成の動作について
以下説明する。
が、80%、90%、99%の時、これを検出し異なる
検出信号を書き込み制御装置18bに出力する。書き込
み制御装置18bは、比較器11bが上記各レベルを検
出した時のみ、除算器12で計算したゲイン比をゲイン
比テーブル13bのそれぞれのレベルに対応したアドレ
スに書き込む。ゲイン比テーブル13bはオーバーラッ
プ部の数レベルにおけるゲイン比を記憶し、CL1のレ
ベルに応じて曲線補間に必要な数のゲイン比の値を出力
する。内挿外挿手段14は、ゲイン比テーブル13bが
出力したゲイン比の値に対して曲線補間による内挿外挿
を行い、CL1のレベルに応じてゲイン比を出力する。
なお、内挿外挿手段14による補間方法として直線補間
を行ってもほぼ同様の効果を得ることができる。
おいて、ゲイン比を実際に計算するCL1のレベルの範
囲は、オーバラップ部の範囲と同一でなくてもよく、ま
た、オーバーラップ部の範囲内であれば、オーバーラッ
プ部のレベル範囲の中央値、最大頻度値、平均値等のレ
ベルでのみゲイン比を計算することにより、ゲイン比テ
ーブルの容量を少なくしてほぼ同様の効果を得ることが
できる。
は、図5のゲイン比計算部において、比較器11aの検
出レベルをオーバーラップ部のレベル範囲の中央値(9
0%)に設定することで検出できる。
大のレベルにおけるゲイン比を出力するゲイン比計算手
段の構成の一例を示す図である。図9において、15
a、15bはオーバーラップ部の各レベルの頻度をカウ
ントするカウンタ、19a、19bは読み出しカウンタ
と書き込みカウンタをフィールド周期で切り替える切り
替えスイッチ、20はオーバラップ部におけるCL1の
画像信号の最大頻度値を検出する最大頻度輝度検出手
段、11cは比較器、12は除算器、18cは書き込み
制御装置、13cはゲイン比テーブルである。切り替え
スイッチ19a、19bはフィールド周期で読み出しカ
ウンタと書き込みカウンタを切り替える。カウンタ15
a、15bは書き込みカウンタに切り替えられる毎にリ
セットされ、フィールド内におけるオーバラップ部の各
レベルの頻度をカウントする。最大頻度輝度検出手段2
0は頻度が最大のレベルを検出する。比較器11cは、
CL1の画像信号が頻度最大のレベルと等しい時これを
検出する。書き込み制御装置18cは、CL1の画像信
号が頻度最大のレベルと等しい時、除算器12によって
計算したゲイン比を、ゲイン比テーブルに書き込む。
レベルにおけるゲイン比を出力するゲイン比計算手段の
一構成例を示す図である。図10において、15a、1
5bはオーバーラップ部の各レベルの頻度をカウントす
るカウンタ、19a、19bは読み出しカウンタと書き
込みカウンタをフィールド周期で切り替える切り替えス
イッチ、21はオーバラップ部におけるCL1の画像信
号の平均輝度値を検出する平均輝度検出手段、11cは
比較器、12は除算器、18cは書き込み制御装置、1
3cはゲイン比テーブルである。上記構成のうち、平均
輝度検出手段21以外の動作は図9に示したものと同様
である。平均輝度検出手段21はカウンタ15aもしく
はカウンタ15bがカウントした各レベルの頻度からオ
ーバラップ部の平均レベルを計算する。
ベルでのゲイン比を用いることによって、ゲイン比テー
ブルの容量を小さくでき、かつ、画像合成時のオーバラ
ップ部でのつながり(連続性)を改善できる。
出力レベルの関係がリニアな撮像系の出力信号を合成す
る例を示したが、一般の撮像装置においては、γ補正後
の信号が出力される。そのような撮像系を用いた実施例
について以下説明する。
画像合成装置の構成を示すブロック図である。図11に
おいて、1は被写体の光電変換を行う撮像素子、17は
γ補正手段、2は画像信号を記録するメモリ、3は電荷
蓄積時間の異なる画像に対してその信号レベルに基づい
てゲイン比を計算するゲイン比計算手段、4は乗算手
段、5、6は画像信号のレベルに応じて重みを付加する
レベル重み手段、7は信号を加算する加算手段、8は加
算手段7の出力信号を標準テレビ信号の速度に変換する
速度変換手段、9は速度変換手段8から出力された画像
信号のレベルを圧縮するレベル圧縮手段、10は各ブロ
ックのタイミングを制御するタイミング制御手段、11
は画像合成部である。
施例について、γ補正手段17以外の動作は、本発明の
第1の実施例と同様である。γ補正手段17は(数1)
および図12に示す入出力特性を持つ。 (数1) OUT=IN^γ (ただし ^ はべき乗
を示す) 本発明の第1の実施例では、電荷蓄積時間の異なる画像
を合成する際、それぞれの画像のレベルを原理的には
(数2)であるとして合成を行ったが、本発明の第2の
実施例では、(数3)に示す画像を合成する。 (数2) 出力レベル = a1・入力レベル 出力レベル = a2・入力レベル ゲイン比 = a1/a2 (数3) 出力レベル = (a1・入力レベル)^γ 出力レベル = (a2・入力レベル)^γ ゲイン比 = (a1/a2)^γ ここで、^はべき乗を示す。γ補正後の画像を本発明の
第1の実施例と同様に、例えばγ=0.45で入力レベ
ルの80%から100%をオーバーラップ部として合成
するためには、図13に示すように、γ補正後の画像信
号のレベルで90%から100%の範囲をオーバラップ
部とすればよい。従って、レベル重みLおよびレベル重
みHの重み分布は図14のようになる。
ば、γ補正後の画像についても、γ補正をしていない画
像を合成するのと同様の構成で高ダイナミックレンジ画
像の合成が可能となる。また、(数3)に示すゲイン比
を画像データのレベルから計算するため、γの値が未知
であっても、暗い領域から明るい領域までレベルの連続
した高ダイナミックレンジ画像の合成が可能となる。さ
らに、光電変換の入出力特性が(数3)に示す光電変換
特性とは異なる場合(S/Nを改善するために低輝度部
でのゲインを抑える撮像系が多い。)においても、画像
データをもとに画像データのレベル毎にゲイン比を計算
するため、暗い領域から明るい領域までレベルの連続し
た高ダイナミックレンジ画像の合成が可能となる。
を用いた例を示したが、電荷蓄積時間の連続性を多少犠
牲にすると、IL−CCDを用いることができ、この時
CCDの制御は図15に示すようなものとなる。
明のすべての実施例において、ゲイン比の計算は、輝度
成分、R成分、G成分、のいずれかひとつについて計算
し、他の成分についてもその値を用いてもよく、また、
各成分についてそれぞれ計算してもよい。
速で撮像した画像を合成後に速度変換する構成となって
いるが、時間方向の解像度を犠牲にすれば、通常の速度
で撮像した画像を合成後にそのまま出力するという構成
も可能であり、本発明に含まれる。
の異なる画像を合成する際に、画像信号のレベルに基づ
いた正確なゲイン合わせが可能であり、暗い領域から明
るい領域までレベルの連続した高ダイナミックレンジ画
像の合成が可能となる。
に関わらず同様の構成で高ダイナミックレンジ画像の合
成が可能となる。
値が未知な場合や、γ補正手段を含む撮像系の光電変換
の入出力特性が理論的な特性と多少異なる場合において
も、暗い領域から明るい領域までレベルの連続した高ダ
イナミックレンジ画像の合成が可能となる。
ストの高い被写体に対して、撮像合成された画像の信号
レベルが、すべてのレンジにおいて連続になる画像を出
力することができ、その効果は大きい。
示すブロック図
ング図
す図
ベルと出力レベルの関係図
の一構成例を示すブロック図
計算されるゲイン比の特性図
布図
構成例を示すブロック図
構成例を示すブロック図
の構成例を示すブロック図
を示すブロック図
入出力特性図
像信号を示す図
段の重み分布図
ミング図
構成図
Claims (5)
- 【請求項1】 異なる電荷蓄積時間で撮影された画像に
ついて、入力レベルの一定の範囲内における画像信号を
もとにゲイン比を計算し、前記ゲイン比より画像信号の
ゲインを合わせた後、暗い部分は長い電荷蓄積時間によ
り撮影した画像のデータを用い、明るい部分は短い電荷
蓄積時間により撮影した画像のデータを用い、両者の中
間では、長い電荷蓄積時間により撮影した画像と短い電
荷蓄積時間により撮影した画像の重み付け和によってデ
ータを合成することを特徴とする画像合成方法。 - 【請求項2】 異なる電荷蓄積時間で撮影された画像の
ゲイン比は、入力レベルの一定の範囲内で頻度が最大で
あるレベルにおけるゲイン比、もしくは、前記入力レベ
ルの一定の範囲内におけるゲイン比の平均値、もしくは
中央値、もしくは、入力レベルの一定の範囲内の中央値
のレベルにおけるゲイン比として計算することを特徴と
する請求項1記載の画像合成方法。 - 【請求項3】 異なる電荷蓄積時間で撮影された画像の
ゲイン比は、入力レベルの一定の範囲内の複数のレベル
におけるゲイン比を内挿または外挿して計算することを
特徴とする請求項1記載の画像合成方法。 - 【請求項4】入力画像の輝度成分、R成分、G成分のい
ずれかに対してゲイン比を計算する、もしくは、入力画
像のR,G、B各成分に対して独立にゲイン比を計算す
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の画
像合成方法。 - 【請求項5】電荷蓄積時間を制御できる撮像素子と、前
記電荷蓄積期間の異なる2枚以上の画像のゲイン比を計
算するゲイン比計算手段と、前記電荷蓄積期間の異なる
2枚以上の画像の信号レベルに応じて重みを付けるレベ
ル重み手段と、重み付けされた信号もしくは前記重み付
けされた信号を標準テレビ信号の速度に変換して得られ
た信号のレベルを基準レベルに圧縮するレベル圧縮手段
を有する画像合成装置。
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