JPH06125566A - 輪郭補正回路 - Google Patents

輪郭補正回路

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JPH06125566A
JPH06125566A JP4274036A JP27403692A JPH06125566A JP H06125566 A JPH06125566 A JP H06125566A JP 4274036 A JP4274036 A JP 4274036A JP 27403692 A JP27403692 A JP 27403692A JP H06125566 A JPH06125566 A JP H06125566A
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delay signal
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Yasushi Asada
耕史 浅田
Hiroyasu Otsubo
宏安 大坪
Masaru Noda
勝 野田
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N5/00Details of television systems
    • H04N5/14Picture signal circuitry for video frequency region
    • H04N5/20Circuitry for controlling amplitude response
    • H04N5/205Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic
    • H04N5/208Circuitry for controlling amplitude response for correcting amplitude versus frequency characteristic for compensating for attenuation of high frequency components, e.g. crispening, aperture distortion correction

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  • Signal Processing (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】画素混合方式の撮像素子を用いた撮像装置にお
いて、フレーム読み出しされた信号からラインペア成分
を含まない垂直輪郭補正信号を生成する垂直輪郭補正回
路を提供することである。 【構成】撮像素子より読み出された原信号、2H遅延信
号、4H遅延信号から垂直輪郭補正信号を生成するよう
に構成する。また、信号のゲインを調節して各水平走査
毎に輝度信号分光特性を近似させる。 【効果】画素混合方式の撮像素子を用いた撮像装置にお
いて、フレーム読み出しされた信号からラインペア成分
を含まない垂直輪郭補正信号が生成できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像の尖鋭度を改善す
るのに使用する輪郭補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】銀塩写真に代り磁気記録によってカラー
写真を記録する電子スチルカメラは、 (1)VTR、フロッピーディスク等の従来技術が応用
できる (2)安価な磁気記録媒体に記録できる 等の特徴を持ち、将来的に有望なメディアの1つとして
期待されている。この経緯については、テレビジョン学
会誌Vol.39,No.9(1985)第760頁〜
764頁において論じられている。
【0003】電子スチルカメラの実現にあたり使用する
撮像素子には、汎用性や従来のビデオカメラの技術の応
用が可能である等の点から、現在のビデオカメラで一般
的に使用されている画素混合方式の撮像素子を用いるの
が望ましい。
【0004】画素混合方式のCCD撮像素子は上下2画
素を素子内で混合して読み出すもので、その代表的なフ
ィルタ配列を図2に示す。最初のフィールドにおいて
は、図2のように、水平走査毎に上下ラインが加算され
てA1,A2,A1,A2・・・と読み出される。また
次のフィールドにおいては、同様に、水平走査毎に上下
ラインが加算されてB1,B2,B1,B2・・・と読
み出される。この結果、センサーからは、水平走査毎
に、(Mg+Ye)、(G+Cy)と(G+Ye)、(M
g+Cy)とが交互に出力される。いま、Wr=Mg+
Ye、Gb=G+Cy、Gr=G+Ye、Wb=Mg+
Cyとすれば、撮像素子からの信号は、原信号をS
(n)、1H遅延した信号をS(n−1)、2H遅延し
た信号をS(n−2)として図3のように表わされる。
【0005】輪郭補正回路は、レンズ及び水晶フィルタ
等によって劣化する空間周波数を補正するもので、水平
方向の画像の尖鋭度を改善する水平輪郭補正回路と、垂
直方向の画像の尖鋭度を改善する垂直輪郭補正回路があ
る。
【0006】図4に、従来までのカラービデオカメラに
おける垂直輪郭補正回路の例として、コロナ社刊「テレ
ビジョン学会編 画像エレクトロニクス講座『画像電子
回路』」に記載されている垂直輪郭補正回路を示す。4
図において、13は撮像素子、14、15は1H遅延回
路、16、18、23は加算回路、19は減算回路、1
7、21は係数回路、20はLPF、9は水平輪郭補正
信号生成回路、10は低域輝度信号生成回路である。
【0007】撮像素子13から出力された原信号と1H
遅延回路15の出力(2H遅延信号)は、加算回路16
で加算され係数回路17で1/2を乗ぜられた後、減算
回路19に送られる。減算回路19では、1H遅延回路
14の出力(1H遅延信号)から係数回路17の出力が
減算され、垂直輪郭補正信号YVが生成される。原信号
をS(n)、1H遅延した信号をS(n−1)、2H遅
延した信号をS(n−2)とすると、YVは YV=−S(n)/4+S(n−1)/2−S(n−2)
/4 と表され、これは図5の周波数特性を持つ3次のFIR
フィルタとなる。図5から分かるように、YVには、垂
直方向の周波数成分のうちfs/2(fsは垂直方向の
サンプリング周波数)近傍の周波数成分が含まれる。こ
うして生成されたYVは、LPF19により各水平走査
毎の画素の繰り返し周期成分が除去された後、係数回路
21でゲインが調整される。また、係数回路17の出力
と1H遅延回路14の出力(1H遅延信号)は加算回路
18で加算され、水平輪郭補正信号生成回路9、低域輝
度信号生成回路10に送られる。水平輪郭補正信号生成
回路9では水平輪郭補正信号YHが、低域輝度信号生成
回路10では低域輝度信号成分YLがそれぞれ生成され
る。こうして得られた垂直輪郭補正信号YV、水平輪郭
補正信号YH、低域輝度信号YLは加算回路23で加算
され、垂直及び水平ともに輪郭補正された輝度信号Yが
得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】現在、一般的なカラー
ビデオカメラに用いられている画素混合方式の撮像素子
では、図3のように、撮像素子内で上下ラインの信号が
加算され出力されていた。この時、1H遅延信号の輝度
信号分光特性をY(n−1)とすると、水平走査におけ
る輝度信号分光特性は、その隣接画素の和により表され
るから、 Y(n−1)=Wr+Gb=2R+3G+2B となり、原信号、2H遅延信号の輝度信号分光特性をY
(n)とすると Y(n)=Gr+Wb=2R+3G+2B となって、各ラインの輝度信号分光特性が等しくなる。
【0009】画素混合方式の撮像素子を用いて静止画を
記録する際には、画素混合された各フィールドの出力信
号をインターリーブして1フレームの画像を記録するフ
レームスチル画記録方式と、1フィールドの画像のみを
記録するフィールドスチル画記録方式とがある。フィー
ルドスチル画記録の場合、 (1)特開平1−143482号公報にあるマトリクス
補正ができなくなり垂直色モアレが増加する。
【0010】(2)垂直方向の解像度が不足し、静止画
としては十分な画質が得られない。
【0011】という問題がある。そのため、静止画記録
にはフレームスチル画記録方式が望ましいが、フレーム
スチル画記録の場合、移動量の大きい被写体ではブレが
生じ2重像となる問題点がある。
【0012】以上の問題を解決するため、図6に示すよ
うに、最初のフィールドにおいては、水平走査毎に1ラ
インずつA1,A2,A1,A2・・・と撮像素子内で
画素を混合せずに信号を読み出し、また次のフィールド
においても同様に、水平走査毎に1ラインずつB1,B
2,B1,B2・・・と信号を読み出して静止画記録を
行なう方式を考案した。この方式では、ブレが無く、ま
た解像度の劣化しない静止画記録が可能となる。つぎ
に、それを実現する方法を考案した。この方式をフルフ
レームスチル画記録と名付け、以下その方法について述
べるものとする。
【0013】画素混合方式の撮像素子より画素混合をし
ないで信号を読み出すことは、撮像素子の駆動パルスを
制御することで実現できることがわかった。しかしフル
フレームスチル画記録方式を実現するためには、撮像素
子上に配列されたフィルタ配置の順に映像信号を1Hず
つ順次読み出す必要がある。だが撮像素子からは、1枚
のフレーム画を構成する画像データが、1ラインおきに
1フィールドずつ出力され、このままでは信号処理がで
きない。そこで検討を行なった結果、撮像素子から出力
される2フィールド(1フレーム)分の画像データが蓄
積可能なフレームメモリを用い、撮像素子からの出力信
号を1フレーム分フレームメモリに記憶した後メモリー
からノンインタレース読み出しを行えば、フルフレーム
スチル画記録が可能になるという結論に達し、画像シミ
ュレーションによる検討の結果、画素混合方式の撮像素
子を用いたフルフレームスチル画記録では、スチル画と
しては十分な画質の得られることがわかった。しかし、
撮像素子より出力された各水平ラインの輝度信号分光特
性が一致せず、そのため従来までの垂直エンハンサ処理
では画面上に横筋(ラインペア)を発生するという問題
が生じた。以下、このことの説明を行なう。
【0014】以上述べてきた方法によれば、図6のよう
に色フィルタの配置された撮像素子からの出力は、ある
水平走査では、Mg、Gが交互に出力され、次の水平走
査ではYe、Cyとが交互に出力され、また次の水平走
査ではGとMgが交互に出力されて、その出力信号は、
原信号をS(n)、1H遅延した信号をS(n−1)、
2H遅延した信号をS(n−2)とすると、図7のよう
になる。
【0015】図7における1H遅延信号S(n−1)の
輝度信号分光特性をY(n−1)’とすると、 Y(n−1)’=Ye+Cy=R+2G+B となり、原信号S(n)、2H遅延信号S(n−2)の
輝度信号分光特性をY(n)’とすると Y(n)’=G+Mg=R+G+B となって、輝度信号分光特性が1水平走査毎に異なった
値となる。その結果、輝度信号が垂直方向にfs/2
(fsは垂直方向のサンプリング周波数)の周波数成分
をもち、図4の構成を持つ従来の垂直輪郭補正回路は図
5のような周波数特性を持つため、fs/2成分がその
まま垂直輪郭補正信号に重畳され、モニター画面上にお
いてラインペアが生じ画質劣化の原因となる。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を実現するため
に、入力信号を1H遅延し1H遅延信号を生成する1H
遅延手段と、その信号を更に1H遅延し2H遅延信号を
生成する1H遅延手段と、その信号を更に1H遅延し3
H遅延信号を生成する1H遅延手段と、その信号を更に
1H遅延し4H遅延信号を生成する1H遅延手段と、入
力信号と2H遅延信号を平均する平均手段と、1H遅延
信号から平均手段の出力を減じる減算手段と、減算手段
の出力から水平方向の画素の繰返し周期成分を除去する
LPFと、LPFの出力から低レベルのノイズ成分を除
去するベースクリップ手段と、ベースクリップ手段の出
力のゲインを調節する係数回路により輪郭補正回路を構
成する。
【0017】また上記目的を実現するための別の手段と
しては、撮像素子より出力される、1水平走査おきに輝
度信号分光特性の異なる信号に対し、各水平走査におけ
る輝度信号分光特性が近似するように信号に対し係数を
掛ける係数乗算手段と、消え残った低レベルのラインペ
ア成分を除去するベースクリップ手段により輪郭補正回
路を構成する。
【0018】
【作用】フレームメモリから読み出した原信号、2H遅
延信号、4H遅延信号は輝度分光特性が等しいので、こ
れらの信号から垂直輪郭補正信号を生成する場合はライ
ンペアを生じない垂直輪郭補正が可能となる。
【0019】また、信号に対し係数を掛け各水平走査に
おける輝度信号分光特性を近似させる手段を用いた場
合、例えば信号出力が図7のような時には、G信号のみ
ゲインを2倍とすることで各ラインの輝度分光特性を近
似させることができる。これを以下に数式で説明する。
【0020】図7の場合、1H遅延信号の輝度信号分光
特性をY(n−1)’とすると Y(n−1)’=Ye+Cy=R+2G+B となり、G信号のゲインのみを2倍した場合の原信号、
2H遅延信号の輝度信号分光特性をY(n)’’とする
と Y(n)’’=2×G+Mg=R+2G+B となって、輝度信号分光特性が各水平走査毎に同じ値と
なる。よって、係数乗算回路の係数を隣接する水平走査
期間の輝度信号分光特性の差が最も小さくなるように選
ぶことで、現信号、1H遅延信号、2H遅延信号の隣接
3ラインによって生成される垂直輪郭補正信号に含まれ
るラインペア成分(fs/2周波数成分:fsは画像の
垂直方向サンプリング周波数)を最小にすることができ
る。ただし、撮像素子の持つ特性により、輝度信号分光
特性を各水平走査期間において完全に一致させることは
困難なので、ラインペアが完全に消えることはない。よ
って、消え残ったラインペア成分はベースクリップ回路
で除去する必要がある。ベースクリップ回路は図8に示
す入出力特性を持ち、信号の振幅がA以下の小振幅成分
を除去する働きを持つ。
【0021】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。
【0022】図1は、本発明の1実施例に関する輝度信
号生成回路の構成を示す説明図である。同図において、
1は係数乗算回路、2、3、4、5は1H遅延回路、
8、12は加算回路、37は平均回路、9は水平輪郭補
正信号生成回路、10は低域輝度信号生成回路、11は
垂直輪郭補正信号生成回路である。
【0023】入力した信号は係数乗算回路1で各ライン
の分光特性が近似させられた後、1H遅延回路2に送ら
れ、1H遅延回路2の出力は1H遅延回路3に、1H遅
延回路3の出力は1H遅延回路4に、1H遅延回路4の
出力は1H遅延回路5に送られ、それぞれの遅延回路で
1H遅延信号、2H遅延信号、3H遅延信号、4H遅延
信号が生成される。1H遅延回路2の出力(1H遅延信
号)と1H遅延回路4の出力(3H遅延信号)は、平均
回路37で加算平均された後、加算回路8に送られる。
加算回路8では、1H遅延回路3の出力(2H遅延信
号)と平均回路37の出力が加算され、水平輪郭補正信
号生成回路9及び低域輝度信号生成回路10に送られ
る。水平輪郭補正信号生成回路9では、加算回路8の出
力より水平輪郭補正信号YHが生成される。また低域輝
度信号生成回路10では、加算回路8の出力より輪郭補
正のされていない低域輝度信号成分YLが生成される。
係数乗算回路1から出力された原信号と1H遅延回路3
の出力(2H遅延信号)と1H遅延回路5の出力(4H
遅延信号)と平均回路37の出力は水平方向の輝度信号
分光特性がほぼ等しく、それぞれ垂直輪郭補正信号生成
回路11に送られ、垂直輪郭補正信号YVが生成され
る。こうして生成されたYVは、水平輪郭補正信号Y
H、低域輝度信号成分YLと加算され、水平及び垂直共
に輪郭補正された輝度信号Yが得られる。
【0024】図9は、本発明の1実施例に関する輝度信
号生成回路の構成を示す説明図である。同図において1
3は撮像素子、31はフレームメモリ、2、3、4、5
は1H遅延回路、6、8、12、24は加算回路、7、
25、29は係数回路、26は減算回路、9は水平輪郭
補正信号生成回路、10は低域輝度信号生成回路、27
はLPF、28はベースクリップ回路、30は垂直輪郭
補正信号生成回路である。
【0025】撮像素子13より出力された信号はフレー
ムメモリ31に送られ、1フレーム分蓄えられた後ノン
インタレース読みだしで読みだされる。読みだされた信
号は加算回路24、1H遅延回路2に送られ、1H遅延
回路2の出力は1H遅延回路3に、1H遅延回路3の出
力は1H遅延回路4に、1H遅延回路4の出力は1H遅
延回路5に送られ、それぞれの遅延回路で1H遅延信
号、2H遅延信号、3H遅延信号、4H遅延信号が生成
される。1H遅延回路2の出力(1H遅延信号)と1H
遅延回路4の出力(3H遅延信号)は、加算回路6で加
算され、係数回路7で1/2を乗ぜられた後、加算回路
8に送られる。加算回路8では、1H遅延回路3の出力
(2H遅延信号)と係数回路7の出力が加算され、水平
輪郭補正信号生成回路9及び低域輝度信号生成回路10
に送られる。水平輪郭補正回路9では、加算回路8の出
力より水平輪郭補正信号YHが生成される。また低域輝
度信号生成回路10では、加算回路8の出力より輪郭補
正のされていない低域輝度信号成分YLが生成される。
フレームメモリ31から出力された原信号と1H遅延回
路5の出力(4H遅延信号)は、加算回路24で加算さ
れ係数回路25で1/2を乗せられた後、減算回路26
に送られる。減算回路26では、1H遅延回路3の出力
(2H遅延信号)から係数回路25の出力が減算され、
垂直輪郭補正信号YVが生成される。こうして生成され
たYVは、LPF27により各水平走査ごとの画素の繰
返し周期成分が除去され、ベースクリップ回路28でノ
イズが低減された後、係数回路29でゲインが調整さ
れ、水平輪郭補正信号YH、低域輝度信号成分YLと加
算され、水平及び垂直共に輪郭補正された輝度信号Yが
得られる。
【0026】本実施例における垂直輪郭補正信号YV
は、原信号をS(n)、2H遅延信号をS(n−2)、
4H遅延信号をS(n−4)とすると、 YV=−S(n)/4+S(n−2)/2−S(n−
4)/4 と表され、これは3次のFIRフィルタとなりその周波
数特性は図10に示すものとなる。これより、本垂直輪
郭補正回路により生成された垂直輪郭補正信号は、垂直
方向の周波数成分としてfs/4(fsは垂直方向のサ
ンプリング周波数)近傍の周波数成分が主に含まれ、ノ
イズ成分となるfs/2近傍の周波数成分は除去される
ことがわかる。
【0027】図11は、本発明の第2の実施例の構成を
示す説明図である。同図において13は撮像素子、31
はフレームメモリ、2、3、4、5は1H遅延回路、
6、8、12、24、36は加算回路、7、25、2
9、35は係数回路、26、32は減算回路、9は水平
輪郭補正信号生成回路、10は低域輝度信号生成回路、
27、33はLPF、28、34はベースクリップ回
路、11は垂直輪郭補正信号生成回路である。
【0028】撮像素子13より出力された信号はフレー
ムメモリ31に送られ、1フレーム分蓄えられた後ノン
インタレース読みだしで読みだされる。読みだされた信
号は、係数乗算回路1により1Hおきに信号のゲインが
調整され、輝度信号の分光特性が各水平走査で近似した
ものとなり、加算回路24、1H遅延回路2に送られ、
1H遅延回路2の出力は1H遅延回路3に、1H遅延回
路3の出力は1H遅延回路4に、1H遅延回路4の出力
は1H遅延回路5に送られ、それぞれの遅延回路で1H
遅延信号、2H遅延信号、3H遅延信号、4H遅延信号
が生成される。
【0029】フレームメモリ31から読みだされた原信
号と1H遅延回路5の出力(4H遅延信号)は加算回路
24で加算され係数回路25で1/2を乗せられた後、
減算回路26に送られる。減算回路26では、1H遅延
回路3の出力(2H遅延信号)から係数回路25の出力
が減算され、LPF27により各水平走査ごとの画素の
繰返し周期成分が除去され、ベースクリップ回路28で
ノイズが低減された後、係数回路29でゲインが調整さ
れ、図10の周波数特性を持つ中域垂直輪郭補正信号Y
V2となる。
【0030】加算回路6では1H遅延回路2の出力(1
H遅延信号)と1H遅延回路4の出力(3H遅延信号)
が加算され、係数回路7で1/2を乗せられた後、加算
回路8に送られる。
【0031】加算回路8では、1H遅延回路3の出力
(2H遅延信号)と係数回路7の出力が加算され、水平
輪郭補正信号生成回路9及び低域輝度信号生成回路10
に送られる。水平輪郭補正回路9では、加算回路8の出
力より水平輪郭補正信号YHが生成される。また低域輝
度信号生成回路10では、加算回路8の出力より輪郭補
正のされていない低域輝度信号成分YLが生成される。
【0032】減算回路32では、1H遅延回路3の出力
(2H遅延信号)から係数回路7の出力が減算され、L
PF33により各水平走査ごとの画素の繰返し周期成分
が除去され、ベースクリップ回路34でノイズが低減さ
れた後、係数回路35でゲインが調整され、図5の周波
数特性を持つ高域垂直輪郭補正信号YV1が生成され
る。加算回路36では、こうして生成されたYV1とY
V2が加算され、垂直輪郭補正信号YVが生成される。
【0033】加算回路12ではこうして生成された垂直
輪郭補正信号YV、水平輪郭補正信号YH、低域輝度信
号成分YLが加算され、水平及び垂直共に輪郭補正され
た輝度信号Yが得られる。
【0034】図8の実施例では垂直輪郭補正信号YVが
中域の周波数成分(fs/4近傍)のみを含んでいたの
に対し、本実施例においては、垂直輪郭補正信号YVが
中域の周波数成分に加え高域の周波数成分(fs/2近
傍)も含むので、図8の実施例に比べ更に尖鋭度の向上
した画像が得られる。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、画素混合方式の撮像素
子よりフレーム読み出しで読みだされた信号より、ライ
ンペア成分を含まない垂直輪郭補正信号が生成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による1実施例のブロック図である。
【図2】画素混合読み出しの説明図である。
【図3】画素混合読み出しによる原信号、1H遅延信
号、2H遅延信号の信号成分を示す説明図である
【図4】従来までの輪郭補正回路を示す説明図である。
【図5】原信号、1H遅延信号、2H遅延信号から生成
した垂直輪郭補正信号の周波数特性を示す説明図であ
る。
【図6】フレーム読み出しの説明図である。
【図7】フレーム読み出しによる原信号、1H遅延信
号、2H遅延信号の信号成分を示す説明図である。
【図8】ベースクリップ回路における入出力特性を示す
説明図である。
【図9】本発明による1実施例のブロック図である。
【図10】原信号、2H遅延信号、4H遅延信号から生
成した垂直輪郭補正信号の周波数特性を示す説明図であ
る。
【図11】本発明による1実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1…係数乗算回路、2…1H遅延回路、6…加算回路、
7…係数回路、13…撮像素子、26…減算回路、27
…LPF、28…ベースクリップ回路、30…垂直輪郭
補正信号生成回路、31…フレームメモリ、37…平均
回路。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1水平走査おきに輝度信号分光特性の異な
    る入力信号に対し、各水平走査における輝度信号分光特
    性が近似するように信号に対し係数を掛ける係数乗算回
    路と、水平走査毎に異なる組合せからなる入力信号を1
    水平走査期間(以後1Hとする)だけ遅延し1H遅延信
    号を出力する第1の1H遅延手段と、前記1H遅延信号
    をさらに1H遅延し2H遅延信号を出力する第2の1H
    遅延手段と、前記2H遅延信号をさらに1H遅延し3H
    遅延信号を出力する第3の1H遅延手段と、前記3H遅
    延信号をさらに1H遅延し4H遅延信号を出力する第4
    の1H遅延手段と、前記1H遅延信号と前記3H遅延信
    号を平均する平均手段とを設け、前記係数乗算回路の出
    力と、前記平均手段の出力と、前記2H遅延信号と、前
    記4H遅延信号から垂直輪郭補正信号を生成することを
    特徴とする輪郭補正回路。
  2. 【請求項2】分光感度の異なる複数の色フィルタを持
    ち、1水平ラインにおいては、第一の色及び第二の色に
    対応する色フィルタを持つ光電変換素子から生成される
    信号を出力し、次の水平ラインにおいては、第三の色及
    び第四の色に対応する色フィルタを持つ光電変換素子か
    ら生成される信号を出力する撮像部を備えた撮像装置に
    おいて、前記撮像部より出力された信号を1フレーム分
    記憶し、記憶した内容を出力するフレームメモリーと、
    前記フレームメモリーより出力した、水平走査毎に異な
    る組合せからなる信号を1Hだけ遅延し1H遅延信号を
    出力する第1の1H遅延手段と、前記1H遅延信号をさ
    らに1H遅延し2H遅延信号を出力する第2の1H遅延
    手段と、前記2H遅延信号をさらに1H遅延し3H遅延
    信号を出力する第3の1H遅延手段と、前記3H遅延信
    号をさらに1H遅延し4H遅延信号を出力する第4の1
    H遅延手段と、前記フレームメモリーより出力した原信
    号と前記4H遅延信号を平均する平均手段と、前記2H
    遅延信号から前記平均手段の出力を減じる減算回路と、
    水平方向の画素の繰返し周期成分を除去する低域通過フ
    ィルタ(以後、単にLPFと呼ぶ)と、前記LPFの出
    力から低レベルのノイズ成分を除去するベースクリップ
    回路と、前記ベースクリップ回路の出力のゲインを調節
    する係数回路とを設け、垂直輪郭補正信号を生成するこ
    とを特徴とする輪郭補正回路。
  3. 【請求項3】分光感度の異なる複数の色フィルタを持
    ち、1水平ラインにおいては、第一の色及び第二の色に
    対応する色フィルタを持つ光電変換素子から生成される
    信号を出力し、次の水平ラインにおいては、第三の色及
    び第四の色に対応する色フィルタを持つ光電変換素子か
    ら生成される信号を出力する撮像部を備えた撮像装置に
    おいて、前記撮像部から出力した信号を1フレーム分記
    憶し、記憶した内容を出力するフレームメモリーと、前
    記フレームメモリーから出力した1水平走査おきに輝度
    信号分光特性の異なる信号に対し、各ラインの輝度信号
    分光特性が近似するように信号に対し係数を掛ける係数
    乗算回路と、前記係数乗算回路から出力した信号を1H
    だけ遅延し1H遅延信号を出力する第1の1H遅延手段
    と、前記の1H遅延信号をさらに1H遅延し2H遅延信
    号を出力する第2の1H遅延手段と、前記の2H遅延信
    号をさらに1H遅延し3H遅延信号を出力する第3の1
    H遅延手段と、前記の3H遅延信号をさらに1H遅延し
    4H遅延信号を出力する第4の1H遅延手段と、前記係
    数乗算回路より出力した原信号と前記2H遅延信号を平
    均する第一の平均手段と、前記2H遅延信号から第一の
    平均手段の出力を減じる第一の減算手段と、第一の減算
    手段の出力から水平方向の画素の繰返し周期成分を除去
    する第一のLPFと、第一のLPFの出力から低レベル
    のノイズ成分を除去する第一のベースクリップ回路と、
    第一のベースクリップ回路の出力のゲインを調節する第
    一の乗算手段と、前記1H遅延信号と前記3H遅延信号
    を平均する第二の平均手段と、前記2H遅延信号から第
    二の平均手段の出力を減じる第二の減算手段と、第二の
    減算手段の出力から水平方向の画素の繰返し周期成分を
    除去する第二のLPFと、第二のLPFの出力から低レ
    ベルのノイズ成分を除去する第二のベースクリップ回路
    と、第二のベースクリップ回路の出力のゲインを調節す
    る第二の乗算手段と、第一の乗算手段と第二の乗算手段
    の出力を加算する加算手段とを設け、垂直輪郭補正信号
    を生成することを特徴とする輪郭補正回路。
  4. 【請求項4】請求項2または3におけるフレームメモリ
    ーは、撮像素子から1水平走査おきに読み出した信号を
    並べ替え、撮像素子上の色フィルタの並びどおりに1水
    平走査ずつ順次出力することを特徴とする輪郭補正回
    路。
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