JP2003522366A - フラッシュメモリ用の電圧ブーストレベルクランプ回路 - Google Patents

フラッシュメモリ用の電圧ブーストレベルクランプ回路

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Abstract

(57)【要約】 フラッシュメモリ(100)用の電圧ブースト回路(111)は、フラッシュメモリの電源電圧(VCC)の一部分を、メモリのコアセルアレイ(102)内のコアセルにアクセスするのに適したワード線電圧レベルまでブーストすることができるブースト回路(110)を含む。電圧ブースト回路は更に、電源電圧が一定値を超えたときにブースト回路にゼロでない調整電圧(VCL)を提供して、ブースト回路によるブーストに使用可能な供給電圧の一部分を低下させるための平衡回路又はクランプ回路(112)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
(背景技術) 本発明は、概括的には半導体メモリデバイスに関する。より詳細には、本発明
は、フラッシュメモリ用の電圧ブーストレベルクランプ回路に関する。
【0001】 集積回路の設計において、集積回路に電力を供給するために使用する電源電圧
レベルが低くなる傾向がある。従前の回路ファミリは、5ボルトと3.3ボルト
で動作していた。現在の回路ファミリは、1.8ボルトで動作しており、将来の
回路ファミリは、公称電源電圧が1.0ボルト以下、例えば0.8ボルトで動作
するようになるであろう。このような低い電源電圧では、設計上及び動作上の問
題が生じる。
【0002】 1つの設計上の問題は、メモリデバイスの記憶素子又はコアセルへのアクセス
に関するものである。1ボルトの電源システムなどの低電源電圧システムで得ら
れる電圧スイング(変動)は、概してフラッシュメモリセルの読み出し又はプロ
グラムには不十分である。従って、必要な電圧変動を提供するためにブースト回
路が開発されてきた。コアセルにアクセスする場合は、ワード線電圧が、例えば
3.2ボルトにブーストされる。これにより、コアセルのトランジスタが完全に
オンになり、コアセルは、検出回路がセルの状態を迅速に検出するのに十分な電
流を吸い込むことができる。
【0003】 1.0ボルトの電源システムなどの低電源電圧システムにおいては、概して高
いブースト電圧が必要とされる。この高いブースト電圧を生成するために、実効
ブースト比(effective boost ratio )をもつ多段ブースタ回路が使用されるこ
とがある。しかしながら、実効ブースト比の特性は実質的に線形であり、電源電
圧が規定値より高い場合は、この実効ブースト比によって、ブースト電圧が必要
以上に高くなる。
【0004】 チップ又はメモリデバイスに与えられる電源電圧のおよその範囲は、応用例に
よって大きく異なることがある。当然ながら、電源電圧はデバイスの使用時によ
っても大きく異なることがある。多くのフラッシュメモリの応用例においては、
電源を提供するために、例えばバッテリが利用されることがある。バッテリから
メモリデバイスに与えられる電源電圧は、時間及び使用量と共に低下することが
あるが、すべての使用段階における性能が一貫していることが望ましい。
【0005】 ブースト電圧の高くなり過ぎるのを防ぐ方法又は装置を提供することが望まし
い。また、ブースタ回路を柔軟性のある電圧範囲に応じて利用し、同時に所望の
性能を達成することが望ましい。
【0006】 (発明の開示) 単なる概要として、フラッシュメモリ用の電圧ブースト回路の実施形態を呈示
する。この電圧ブースト回路は、フラッシュメモリの電源電圧の一部分を、メモ
リのコアセルにアクセスするのに適切なワード線電圧レベルまでブーストするブ
ースト回路を含む。電圧ブースト回路は、さらに、電源電圧が規定値を超えたと
きにブースト回路にゼロでない調整電圧を供給して、ブースト回路によるブース
トに使用可能な電源電圧の一部分を低下させる平衡回路を含む。
【0007】 電源電圧をブーストするために電圧ブースト回路と協働して使用されるメモリ
用の電圧クランプ回路の実施形態を示す。電圧クランプ回路は、クランプ電圧と
しての役割を果たすスレッショルド電圧を有する第1のトランジスタをさらに含
むフィードバックループを含む。フィードバックループは、さらに、フィードバ
ックループを安定化させて電圧ブースト回路に安定電圧を供給するために、第1
のトランジスタに結合されたプルアップトランジスタとプルダウントランジスタ
とを含む。安定電圧は、ブースト回路によるブーストに使用可能な電源電圧の一
部分を低下させる。
【0008】 また、メモリ用の電圧ブースト回路の実施形態を示す。電圧ブースト回路は、
ブースト回路とクランプ回路を含む。ブースト回路は、ブーストノードに結合さ
れ、メモリのコアセルにアクセスするためにワード線電圧をブーストする。クラ
ンプ回路は、ブースト回路に結合され、ブーストノードを所望の電圧にクランプ
するスレッショルド電圧クランプトランジスタを含む。
【0009】 また、コアセルアレイ、アドレスデコーダ、ブースト回路及び平衡回路を含む
メモリの実施形態を示す。アドレスデコーダは、複数のワード線のうちの1つ又
は複数のワード線をアクティブ状態とするように構成される。複数のワード線の
各ワード線は、それぞれコアセルアレイの1つのロウに対応付けられる。ブース
ト回路は、アドレスデコーダに結合されたブーストノードにブースト電圧を生成
するために、メモリの電源電圧の一部分をブーストするように構成される。アド
レスデコーダは、ブースト電圧に応答して、アクティブ状態となったときの1つ
又は複数のワード線のうちの1つのワード線電圧を、コアセルアレイのコアセル
にアクセスするのに適したブースト電圧にブーストする。平衡回路は、ブースト
回路に結合され、電源電圧が規定値を超えたときにブースト回路にゼロでない調
整電圧を供給して、ブースト回路によるブースト動作に使用可能な電源電圧の一
部分を低下させる。
【0010】 メモリに使用するために、ブースト電圧を許容可能なレベルにクランプする方
法の実施形態を示す。調整電圧が平衡回路によって生成される。メモリの電源電
圧の一部分が、電圧ブースト回路によってブースト電圧にブーストされる。この
ブースト電圧は、調整電圧を用いてブーストに使用可能な電源電圧の一部分を低
下させることによって許容可能なレベルにクランプされる。
【0011】 メモリ用の電圧ブースト回路のもう1つの実施形態を示す。電圧ブースト回路
は、メモリの電源電圧の一部分をブースト電圧にブーストする手段を有する。ま
た電圧ブースト回路は、調整電圧を生成する手段を有する。さらに電圧ブースト
回路は、調整電圧を用いてブースト電圧をクランプする手段を有する。
【0012】 一連の現在好ましい実施形態の以上の考察は、単なる概要として呈示した。こ
の「発明の開示」に記述されている事項は、いずれも、本発明の範囲を定義する
「特許請求の範囲」の限定として解釈されるべきではない。
【0013】 (発明を実施するための形態) 集積回路の設計において、集積回路に電力を供給するために使用する電源電圧
レベルが低くなる傾向がある。従前の回路ファミリは、5ボルトと3.3ボルト
で動作していた。現在の回路ファミリは、1.8ボルトで動作しており、将来の
回路ファミリは、公称電源電圧が1.0ボルト以下、例えば0.8ボルトで動作
するようになるであろう。このような低い電源電圧では、設計上及び動作上の問
題が生じる。
【0014】 1つの設計上の問題は、メモリデバイスのコアセルへのアクセスに関するもの
である。コアセルは、メモリデバイスのデータ記憶素子である。低電源電圧シス
テムで得られる電圧スイング(変動)は、概してフラッシュメモリセルの読み出
し又はプログラムには不十分である。従って、必要な電圧変動を提供するために
ブースト回路が開発されてきた。コアセルにアクセスする場合は、ワード線電圧
が、例えば3.2ボルトにブーストされる。これにより、コアセルのトランジス
タが完全にオンになり、コアセルは、検出回路がセルの状態を迅速に検出するの
に十分な電流を吸い込むことができる。
【0015】 1.0ボルト電源システムなどの低電源電圧システムにおいては、一般に高い
ブースト電圧が必要である。この高いブースト電圧を生成するために、実効ブー
スト比を有する多段ブースト回路を使用することができる。
【0016】 図1は、N段と実効ブースト比Bを有する電圧ブースト回路50の簡略化した
実施形態を示す。第1のブースタ段A1 54は、ノード52で電源電圧VCCを受
け取り、電圧をノード56を介して第2のブースタ段A2 58に伝える。第2の
ブースタ段A2 58は、必要に応じて、電圧をノード60を介し中間のブースタ
段を横切って最後のブースタ段AN 74のノード62に伝え、ブースト電圧VP
XGを出力する。このブースト電圧は、簡略化した項で次のように表わすことが
できる。
【0017】 VPXG=VCC*(A1 *A2 * ……… *AN ) =VCC*(B) ここで、Bは(前述のように)実効ブースト比である。実効ブースト比は、ブ
ーストするために必要か又は望ましいブースト電圧VPXGの値に従って選択す
ることができる。例えば、電源電圧VCCが0.8ボルトの特定の応用例において
VPXGが3.2ボルトであることが望ましいか又は必要であると仮定する。こ
の場合、実効ブースト比Bが約4の値を有するように選択することができる。
【0018】 VPXG≒3.2V=VCC*B=(0.8V)*(4) 考察により、VPXGを実効ブースト比Bで割ったものとVCCとの関係は、実
質的に線形である。電源電圧が規定の値よりも高い場合には、この実効ブースト
比によってブースト電圧が必要以上に高くなることが起こる。例えば、同等な実
効ブースト比Bを有する同じブースタ回路を使用するときにVCCが約1.3ボル
トであると仮定すると、ブースト電圧VPXGは5.2ボルトになり、これは、
コアセル検出回路には高すぎる場合がある。
【0019】 VCC*B≒(1.3V)*(4)=VPXG=5.2V ブースト電圧VPXGが高すぎるかどうかは、使用している特定の回路に依存
する。0.8ボルトの電源電圧VCCを利用するフラッシュメモリデバイスでは、
コアセル電流検出回路などの特定の回路には、4.0ボルトのブースト電圧でも
高すぎることがある。要するに、電源電圧VCCの変動によって、ブースト電圧が
許容できない高いレベルまで上昇することがある。
【0020】 チップ又はメモリデバイスに与えられる電源電圧のおよその範囲は、応用例に
よって大きく異なることがある。当然ながら、電源電圧は、デバイスの使用期間
によっても大きく異なることがある。多くのフラッシュメモリの応用例において
電源を提供するために、例えばバッテリが利用されている。バッテリからメモリ
デバイスに与えられる電源電圧は時間と使用量によって低下することがあるが、
すべての使用段階において性能が一貫していることが望ましい。例えば、使用す
る寿命の最初ではバッテリ電圧は比較的高いが(1.2ボルト)、使用する寿命
の終わりでは低くなることがある(例えば、0.8ボルト)。しかしながら、メ
モリデバイス40は、デバイスの寿命の間ずっと適切に動作し続けなければなら
ない。
【0021】 次に図2を参照すると、この図はメモリ100のブロック図を示す。例示した
実施形態において、メモリ100は、デジタル・データを記憶するための相補型
金属酸化膜半導体(CMOS)集積回路として形成されたフラッシュメモリとし
て構成される。しかしながら、メモリ100は、他の適用な形態をとることがで
き、実際に、本明細書に示す原理は、回路の動作を変更又は改善するために、特
定のノードにおける電圧値を制限又はクランプすることが必要か又は望ましい他
の適当な回路にも適用することができる。メモリ100は、コアセルアレイ10
2、ロウすなわちXアドレスデコーダ104、コラムすなわちYアドレスデコー
ダ106、アドレス入力回路108、ブースト回路111、センスアンプ回路1
14、及びデータ出力回路116を含む。ブースト回路111は、ブースト回路
110と電圧レベルクランプ回路112(クランプ回路)を含む。
【0022】 図2において、クランプ回路112は、ブースト回路110の外部にあるよう
に示されている。クランプ回路112は、この構成に限定されない。他の実施形
態において、クランプ回路112は、ブースト回路110の内部にある。同様に
図2において、クランプ回路112は、ブースト回路111の内部にあるように
示されている。クランプ回路112は、この構成に限定されない。他の実施形態
において、クランプ回路112は、ブースト回路111の外部にあり、1つ又は
複数の追加的なブースト回路(図2に図示せず)に接続することができる。
【0023】 コアセルアレイ102は、それぞれデータを記憶するように構成された複数の
コアセルを含む。いくつかの応用例では、各コアセルが、1つのデータビットを
記憶することがあり、他の応用例では、各コアセルが、複数のデータビットを記
憶することがある。コアセルアレイ102の各コアセルは、アドレス入力回路1
08において対応するセル・アドレスを提供することによってアクセスされる。
各コアセルは、Xアドレスデコーダ104とYアドレスデコーダ106によって
復号される固有アドレスを有する。
【0024】 一般に、Xアドレスデコーダ104は、アドレス入力回路108から提供され
るアドレス入力信号に応じて、図2にWL0〜WLnで示された複数のワード線
のうちの1つのワード線をアクティブにする。各ワード線は、コアセルアレイ1
02の1つのロウに対応付けられる。ワード線がアクティブにされたとき、その
ワード線に対応付けられたコアセルがオンになり、電流を吸い込み始める。コア
セルを適当にオンにするためには、ワード線の電位を、3.0〜4.0Vのよう
な実質的な電位差だけ変化させなければならない。
【0025】 Yアドレスデコーダ106は、コアセルアレイ102の適当なコラムをセンス
アンプ回路114に結合する。Yアドレスデコーダ106は、アドレス入力回路
108からのアドレスに応答して、コアセルアレイ102の複数のコラムの中か
ら選択したコラムを復号する。センスアンプ回路114は、コアセルアレイ10
2のうちの選択したコアセルの電流を検出し、選択したコアセルに記憶された1
つ又は複数のデータビットの2進状態を決定する。データ出力回路116は、メ
モリ100の外で使用するために、メモリ100の出力に、センスアンプ回路1
14が検出したコアセルデータを提供する。コアセルアレイ102の個々のコア
セルには、必要に応じて、プログラミングし、読み出し、検証し、消去し、他の
動作を実行するための図2に示していない他の回路が設けられる。
【0026】 メモリ100は、図2でVCCと示された電源電圧に基づいて動作する。VCC
グランドの間の電位差が電源電圧であり、0.8〜3.3ボルトの範囲でよい。
電源電圧VCCの適合性はメモリ100の製造技術を含む様々な要因に依存する。
一般的に、先進のCMOSプロセスにおいて、電源電圧は、名目上0.8ボルト
になる。絶対項において、この電圧は、−0.9ボルトのpチャネルトランジス
タの「ターンオン」又はスレッショルド電圧Vtp及び+1.0ボルトのnチャネ
ルトランジスタのターンオン又はスレッショルド電圧Vtn の大きさよりも低い
か又はそれに匹敵する。
【0027】 図2の実施形態において、メモリ100は、0.8ボルトのような低い電源電
圧で動作することができる。そのような低い電源電圧レベルにおいて、いくつか
の回路は、十分に或いはまったく動作しない。特に、コアセルアレイ102は、
各コアセルに適当にアクセスするために実質的なワード線電圧の変化を必要とす
る。
【0028】 ワード線電圧を適当に変化させるために、メモリ100は、ブースト回路11
0とクランプ回路112を含むブースト回路111を含む。ブースト回路110
は、Xアドレスデコーダ104に結合されたブーストノード120にブースト電
圧を生成する。図2において、ブーストノード120は、VPXGと示されてい
る。Xアドレスデコーダ104は、ブースト電圧に応答して、アクティブ時にア
クティブ化されたワード線のワード線電圧を、コアセルアレイ102のコアセル
にアクセスするのに適したブースト電圧に高める。例えば、ブースト回路110
は、ブーストノード120の電圧を実質的に3.0〜4.0ボルトだけ高めるこ
とがある。
【0029】 クランプ回路112は、アドレス入力回路108からノード122にアドレス
遷移検出(ATD:address transition detect )信号(ATDとも示されてい
る)を受け取る。メモリ100に提供されるアドレス入力のうちの1つ又は複数
の変動に応じて、アドレス遷移検出信号は、しばらくの期間、アクティブレベル
(通常は、ロジック「ハイ」又はロジック「1」の値)になる。
【0030】 クランプ回路112は、ATD信号に応答して、ブーストノード120のブー
スト電圧VPXGが高くなりすぎるのを防止する。すなわち、クランプ回路11
2は、ブースト電圧値の制限又はクランピングを制御する。
【0031】 図3は、図2のクランプ回路112を示す回路図である。クランプ回路112
は、トランジスタQ1210、トランジスタQ2220、トランジスタQ323
0、固有の選択されたスレッショルド電圧Vclamp を有するトランジスタQ42
40、トランジスタQ5250、1対のトランジスタQ6260及びQ7270
によって構成されたゲート265、及び抵抗器R280を含む。
【0032】 トランジスタ210、220、230、240、250、260、及び270
は、図3の回路図に添字付き変数W及びLで示されたデバイスサイズを有する。
表1に、図3のクランプ回路112の現在好ましい有用な実施形態のデバイスサ
イズの例を示す。
【0033】 表1:図3のクランプ回路112の実施形態におけるスレッショルド電圧範囲
とデバイスサイズの例 デバイス/ タイプ スレッショルド 幅の例 長さの例 トランジスタ 電圧(V) (μm) (μm) Q1210 PMOS 「低」スレッショルド Vtp1 ≒-0.5V W1 =38 L1 =0.4 トランジスタ Q2220 NMOS Vtn2 ≒ 1.0V W2 =5 L2 =1.5 Q3230 PMOS 「低」スレッショルド Vtp3 ≒-0.5V W3 =10 L3 =0.6 トランジスタ Q4240 PMOS Vtp4 ≒-0.8V W4 =100 L4 =0.8 =Vclamp Q5250 PMOS 「低」スレッショルド Vtp5 ≒-0.5V W5 =100 L5 =0.4 トランジスタ Q6260 PMOS (ゲート 「低」スレッショルド Vtp6 ≒-0.5V W6 =300 L6 =0.4 265) Q7270 NMOS Vtn7 ≒ 1.0V W7 =750 L7 =0.4 (ゲート 265) R280 抵抗器≒9kΩ N/A N/A N/A PMOS:pチャネルMOSFETNMOS:nチャネルMOSFET 図3を参照して表1に示したスレッショルド電圧とデバイスサイズは、単なる
例に過ぎないことを理解されたい。適当な場合に、当業者が使用可能な他のデバ
イスサイズ、回路構成、又は応用技術を使用又は代用することができる。
【0034】 ATD信号は、ノード205に与えられる。有効な実施形態において、図3の
ノード205は、図2のノード122と同じノードになる。しかしながら、ノー
ド205とノード122が同じでなくてもよく、ノード205と122の間に回
路、デバイス及び/又は論理要素を実装することができることを理解されたい。
ATD信号の相補信号ATD(バー)が、ノード275に与えられる。
【0035】 図3には、ATD信号の相補信号ATD(バー)を生成するために必要な回路
が示されていない。しかしながら、当業者は、そのような回路を容易に考案する
ことができる。例示的な実施形態において、ATD信号は、メモリデバイス10
0で受け取ったアドレス信号のうちのどれかの遷移後に生成される所定の持続時
間のパルスを含む。
【0036】 さらに、ATD信号の相補信号ATD(バー)を、当業者に既知の任意の方法
で生成することができることを理解されたい。様々な条件下で特定の信号出力及
びその相補信号を提供するために、例えば、ラッチ又はフリップフロップ機構又
は類似の機能論理回路(図3には図示せず)を実装することができる。あまり複
雑でない解決策は、当業者に知られているCMOS(相補型MOS)インバータ
などのインバータを利用することによって信号の反転信号又は非反転信号を提供
することである。
【0037】 トランジスタQ1210は、ATD信号を受け取るためにノード205に結合
されたゲートと、電源電圧VCCに結合されたソースと、ノード255に結合され
たドレインとを有する。トランジスタQ1210は、図3に示したような幅W1 と長さL1 を有する。トランジスタQ1210は、pチャネルトランジスタであ
り、より詳細には、図3に記号内に描かれた対角線によって示されるように、低
スレッショルド電圧トランジスタである。例示的な実施形態において、トランジ
スタQ1210は、約−0.5ボルトの公称スレッショルド電圧を有する。この
スレッショルド電圧は、一般に−1.2ボルトの従来のpチャネルトランジスタ
のスレッショルド電圧よりかなり低い。
【0038】 トランジスタQ2220は、ATD信号を受け取るためにノード205に結合
されたゲートと、グランド電位に結合されたソースと、ノード255に結合され
たドレインとを有する。トランジスタQ2220は、図3に示したような幅W2 と長さL2 を有する。トランジスタQ2220は、従来のnチャネルトランジス
タである。例示的な実施形態において、トランジスタQ2220は、約1.0ボ
ルトのスレッショルド電圧を有する。
【0039】 ノード205のATD信号は、トランジスタQ1210及びQ2220のゲー
トを制御する。低スレッショルドpチャネルトランジスタQ1210は、電源電
圧VCCとノード255の間の電圧制御式スイッチとして動作する。導通している
とき(すなわち、スイッチが閉じているとき)、Q1210は、ノード255を
CCに向かって「引き上げる」ように働く。NチャネルトランジスタQ2 22
0は、グランド電位とノード255の間の電圧制御式スイッチとして動作する。
導通しているとき、Q2220は、ノード255をグランド電位に向けて「引き
下げる」ように働く。
【0040】 ATD信号の相補信号ATD(バー)は、ノード275に与えられる。トラン
ジスタQ5250は、ATD(バー)信号を受け取るためにノード275に結合
されたゲートと、電源電圧VCCに結合されたソースと、ノード225でトランジ
スタQ4240に結合されたドレインとを有する。トランジスタQ5250は、
図3に示したような幅W5 と長さL5 を有する。トランジスタQ5250は、p
チャネルトランジスタであり、より詳細には、図3において記号内に描かれた対
角線で示すように、低スレッショルド電圧トランジスタである。例示的な実施形
態において、トランジスタQ5250は、約−0.5ボルトのスレッショルド電
圧を有する。このスレッショルド電圧は、一般に−1.2ボルトの従来のpチャ
ネルトランジスタのスレッショルド電圧よりかなり低い。
【0041】 ノード275のATD(バー)信号は、トランジスタQ5250のゲートを制
御する。低スレッショルドpチャネルトランジスタQ5250は、電源電圧VCC とノード225の間で電圧制御式スイッチとして動作する。導通しているとき(
すなわち、スイッチが閉じているとき)、Q5250は、ノード225をVCC
向かって「引き上げる」ように働く。
【0042】 トランジスタQ4240は、ノード225でトランジスタQ5250に結合さ
れたソースと、電圧信号VCLを受け取るためにノード235に結合されたゲート
と、ノード245に結合されたドレインと、電源電圧VCCに結合されている基板
(又はバルク)及びnウェルとを有する。トランジスタQ4240は、図3に示
したように幅W4と長さL4 を有する。トランジスタQ4240は、pチャネルト
ランジスタであり、より詳細には、図3において記号内に描かれた対角線で示し
たように、低スレッショルド電圧トランジスタである。例示的な実施形態におい
て、トランジスタQ4240は、約−0.8ボルトのスレッ ショルド電圧を有
する。この例示的なスレッショルド電圧は、一般に−0.2ボルトの従来のpチ
ャネルトランジスタのスレッショルド電圧よりも低い。
【0043】 MOSFETなどのトランジスタのスレッショルド電圧が製造中に制御される
ことは、当業者に周知である。デバイスの製造プロセスでは、スレッショルド電
圧の選択において多少の自由度がある。しかしながら、特定のプロセスのMOS
FETには、標準の値が広く一般に使用されている。Q4240の場合、スレッ
ショルド電圧Vtp4 は、クランプ回路112、ブースト回路110、及びブース
ト回路111のクランプ電圧Vclamp である。電圧ブースト中にクランプ効果が
起こり始める電圧はクランプ電圧Vclamp で決定まることが好ましい。スレッシ
ョルド電圧Vtp4 の値は、クランプ電圧Vclamp の目標値と一致するように製造
中に具体的に規定される。この意味において、クランプ電圧Vclamp と等価スレ
ッショルド電圧Vtp4 は、クランプ回路112内の他のトランジスタに対して特
有である。厳密な意味において、Vclamp は、トランジスタQ4240のスレッ
ショルド電圧Vtp4 の絶対値と等価であるように、すなわち次のように定義され
る。
【0044】 Vclamp =|Vtp4 | スレッショルド電圧Vtp4 の「特別な」値は別にして、トランジスタQ424
0とトランジスタQ4240自体を作製するため使用される製造プロセスは、特
に独特でないことを理解されたい。また、本明細書で説明する全てのスレッショ
ルド電圧が、温度やその他の条件、ならびに工程の変動によって変化することが
あることを理解されたい。本明細書に示した値は、単に名目上のものである。
【0045】 トランジスタQ4240は、一般に、Q4240のゲート・ソース間電圧が、
Q4240のスレッショルド電圧Vtp4 (すなわち、クランプ電圧Vclamp )よ
りも低い場合に導通する。そのように、ノード235の電圧信号VCLは、トラン
ジスタQ4240のゲートをある程度制御する。同様に、電源電圧VCCは、トラ
ンジスタQ4240がオンになるかどうかに影響を及ぼすことがある。例えば、
トランジスタQ5250が、オンの場合すなわち導通している場合、ノード22
5は、約VCCである。VCCが、絶対項において、Q4240のスレッショルド電
圧Vtp4 (すなわち、クランプ電圧Vclamp )よりも低い場合、例えば、VCC
0.7VでVtp4 =Vclamp =−0.8Vの場合、 VCL(すなわち、VCC<VCL<0V)の両極値では、トランジスタQ4240
はオフである。
【0046】 VGS=VCL−VCC<Vtp4 =Vclamp の場合、Q4240はオンである。
【0047】 VGSCL=0V =0−0.7V=−0.7V>−0.8Vの場合、Q4240は
オフである。
【0048】 VGS(VCL=VCC)=0.7V−0.7V=0V>−0.8Vの場合、Q42
40はオフである。
【0049】 VCCの値が、絶対項でQ4240のスレッショルド電圧Vtp4 (クランプ電圧
clamp )よりも大きい場合、Q4240は、VCLがVCCとVtp4 を加えた値よ
りも小さいときにオンになり、すなわち導通する。概略的には、Q4240が導
通することができる場合(すなわち、VCC>|Vtp4 |)、Q4240は、VCL がほぼグランド電位(すなわち「ロー」)の場合に導通する。
【0050】 抵抗器280は、ノード245とグランド電位の間に接続され、ノード245
においてQ3230のゲートとQ4240のドレインに結合される。有用な実施
形態において、抵抗器280は、実質的に9kΩの抵抗Rを有する。抵抗器28
0が、この例示的な値に限定されず、他の値を使用できることを理解されたい。
抵抗器280は、シリコン又はポリシリコンにドープするか、あるいはトランジ
スタや他の能動素子に適当にバイアスをかけるような任意の適当な方法で構成す
ることができる。抵抗器280は、トランジスタQ4240がオンでないとき、
すなわち導通していないときに、ノード245、すなわちトランジスタQ323
0のゲートをグランド電位に向かって引き下げる図3のクランプ回路112の目
的を満たす。
【0051】 トランジスタQ3230は、電源電圧VCCに結合されたソースと、ノード24
5においてトランジスタQ4240と抵抗器280とに結合されたゲートと、ト
ランジスタQ6260及びQ7270のゲートを含むノード255に結合された
ドレインとを有する。トランジスタQ3230は、図3に示したように幅W3
長さL3を有する。トランジスタQ3250は、pチャネルトランジスタであり、
より詳細には、図3において記号内に描かれた対角線で示したような低スレッシ
ョルド電圧トランジスタである。例示的な実施形態において、トランジスタQ3
250は、約−0.5ボルトのスレッショルド電圧を有する。このスレッショル
ド電圧は、一般に−1.2ボルトの従来のpチャネルトランジスタのスレッショ
ルド電圧よりかなり低い。
【0052】 ノード245のトランジスタQ4240と抵抗器280は、トランジスタQ3
230のゲートを制御する。低スレッショルドpチャネルトランジスタQ323
0は、電源電圧VCCとノード230の間で電圧制御式スイッチとして動作する。
導通しているとき(すなわち、スイッチが閉じているとき)、Q3230は、ノ
ード255をVCCに向けて「引き上げる」働きをする。
【0053】 トランジスタQ6260は、電源電圧VCCに結合されたソースと、ノード25
5(及び、Q1210、Q2220とQ3230のドレイン)に結合されQ72
70のゲートに結合されたゲートと、電圧信号VCLを生成するためにノード23
5においてQ7 270のドレインに結合されたドレインとを有する。トランジ
スタQ6260は、図3に示したように幅W6 と長さL6 を有する。トランジス
タQ6260は、pチャネルトランジスタであり、より詳細には、図3において
記号内に描かれた対角線によって示したような低スレッショルド電圧トランジス
タである。例示的な実施形態において、トランジスタQ6260は、約−0.5
ボルトのスレッショルド電圧を有する。このスレッショルド電圧は、一般には−
1.2ボルトの従来のpチャネルトランジスタのスレッショルド電圧よりかなり
低い。
【0054】 トランジスタQ6260と同様に、トランジスタQ7270は、グランド電位
に結合されたソースと、ノード255(及び、Q1210、Q2220とQ32
30のドレイン)に結合されQ6260のゲートに結合されたゲートと、電圧信
号VCLを生成するためにノード235においてQ6260のドレインに結合され
たドレインとを有する。トランジスタQ7270は、図3に示したように幅W7 と長さL7 を有する。トランジスタQ7270は、従来のnチャネルトランジス
タである。例示的な実施形態において、トランジスタQ7270は、約1.0ボ
ルトのスレッショルド電圧を有する。
【0055】 トランジスタQ1210、Q2220及びQ3230のドレインは、ノード2
55において、トランジスタQ6260及びQ7270のゲートを制御する。一
般に、ノード255が、「引き上げられ」(引き下げられ)、すなわちロジック
・ハイの値(ロジック・ローの値)に向かう傾向があるとき、ノード235は、
引き下げられ(引き上げられ)、すなわちロジック・ローの値(ロジック・ハイ
の値)に向かう傾向がある。このように、トランジスタQ6260及びQ727
0は共に、インバータ段と同じように動作するゲート265を構成する。
【0056】 クランプ回路112の全体の動作 図3のクランプ回路112はアナログ回路であるが、デジタル用語に関連して
回路の動作を説明できることを理解されたい。例えば、「ロー」のノード、「ロ
ーになる」ノード、「ローに引き下げられる」ノード、又は「ローにスイングす
る」ノードは、グランド電位に近づいているか、あるいは最低限でも、測定した
電圧がグランド電位に対して低くなっている。同様に、「ハイ」のノード、「ハ
イになる」ノード、「ハイに引き上げられる」ノード、又は「ハイにスイングす
る」ノードは、例えば、電源電圧VCCに近づいており、あるいは最低限でも、測
定した電圧がグランド電位に対して高くなっている。
【0057】 ケース1:ATDがロー、すなわちVCLがローのとき ATD信号がローになるときは、ノード205がローになり、トランジスタQ
2210はターンオフし、すなわち導通せず、トランジスタQ1210は、ター
ンオンして強く導通し、それによりノード255は、VCCに向かってハイに引き
上げられる。その間に、ATD信号がローになるとき、ATD(バー)信号はハ
イになり、ノード275がハイになる。このケースでは、トランジスタQ525
0(及び、従ってトランジスタQ4240)は、ターンオフし、導通しない。そ
の結果、抵抗器280は、ノード245をグランド電位の方にローに引き下げ、
それにより、トランジスタQ3230が、ターオンして強く導通し、VCCに向か
ってハイになるようにノード255を保持する。
【0058】 ノード255は、トランジスタQ6260及びQ7270のゲートにおいてハ
イになる。その結果、トランジスタQ6260はターンオフし、すなわち導通せ
ず、トランジスタQ7270はターンオンし、すなわち導通して、ノード235
における電圧VCLが、グランド電位に向かってローに引き下げられる。この例で
は、すなわちATDがローのとき、VCLは、ブースト回路110にもブースト回
路110の実効ブースト比にも影響を及ぼさない。
【0059】 ケース2:VCC<│Vtp4 │=Vclamp のとき 以上、詳細に考察したように、電源電圧VCCが、絶対項において、トランジス
タQ4240のスレッショルド電圧Vtp4 (クランプ電圧Vclamp )よりも低い
とき、トランジスタQ4240は、ノード235の電圧VCLの値に関係なくター
ンオンしない。
【0060】 しかしながら、トランジスタQ4240が常にオフであるため、ノード235
の電圧VCLは、常にロー又はグランド電位である。これは、図3の例示的な実施
形態を調べると明らかである。
【0061】 トランジスタQ4240は常にオフであり、抵抗器280は、ノード245を
グランド電位の方に引き下げ、それによってトランジスタQ3230がオンにな
り、導通して、ノード255がVCCになる。
【0062】 ノード255がVCCの場合は、トランジスタQ6260がオフであり、トラン
ジスタQ7270が導通し、それによりノード235の電圧VCLがグランド電位
になる。この場合、すなわち電源電圧VCCが、絶対項において、トランジスタQ
4240のスレッショルド電圧Vtp4 (クランプ電圧Vclamp )より低いとき、
CLは、ブースト回路110にもブースト回路110の実効ブースト比にも影響
を及ぼさない。
【0063】 ケース3:ATDがハイのとき;VCC>│Vtp4 │=Vclamp のとき ATD信号がハイになるとき、ノード205はハイになり、トランジスタQ1
210は、ターンオフし、すなわち導通せず、トランジスタQ2220は、ター
ンオンして強く導通し、それによって、ノード255がグランド電位の方に引き
下げられる。その間に、ATD信号がハイになるので、ATD(バー)信号がロ
ーになり、ノード275はローになる。この場合、ATD(バー)VCC(すなわ
ち、Q5250のゲート・ソース間電圧)が、例示的な実施形態では約−0.5
ボルトのスレッショルド電圧Vtp5 よりも低いため、トランジスタQ5250は
ターンオンする。トランジスタQ5250が導通するので、ノード225はVCC にハイに引き上げられる。
【0064】 VCCが、│Vtp4 │=Vclamp より高くなる前、トランジスタQ4240は、 (ATDがハイであること以外)ケース2と同じようにオフであり、ノード24
5がローであり、トランジスタQ3230がオンになって強く導通し、それによ
ってノード255はVCCの方の引き上げられる。これは、ATDがハイの状態で
トランジスタQ2220が導通しているので、ノード255がグランド電位の方
に引き下げられるのと対照的である。
【0065】 VCCが│Vtp4 │=Vclamp より高くなるとき、ノード235の電圧VCLがケ
ース1及び2と同じようにグランド電位であると仮定すると、VCL−VCC(すな
わち、Q4240のゲート・ソース間電圧)が、例示的な実施形態において約−
0.8ボルトのスレッショルド電圧Vtp4 より低いため、トランジスタQ424
0はターンオンする。ノード245は、トランジスタQ4−240がQ5250
と一緒に導通するときにハイの方に引き上げられ、抵抗器280間の電圧がVCC の方に上昇する。ノード245が高くなるほど、トランジスタQ3230の導通
は弱くなる。
【0066】 トランジスタQ3230の導通が弱くなるとき、ノード255は、トランジス
タQ2220によってグランドの近くまで引き下げられる。ノード255が引き
下げられるとき、235の電圧VCLは、グランド電位VCCからだんだん高くなる
傾向がある。これにより、トランジスタQ4240がさらに弱く導通するように
なるか、すべて一緒にターンオフし、このことは、ノード245がローに引き下
げられることを意味する。ノード245がローになるほど、トランジスタQ32
30はより強く導通するようになる。
【0067】 トランジスタQ3230がより強く導通するようになると、ノード255は、
トランジスタQ3230によってVCCの近くまで引き上げられる。ノード255
がハイに引き上げられるとき、235の電圧VCLは、グランド電位の方に低くな
る傾向がある。これにより、トランジスタQ4240は、オンになるか、既にオ
ンの場合にはより強く導通し、このことは、ノード245がハイの方に引き上げ
られることを意味する。ノード245がハイになるとき、トランジスタQ323
0は、さらに弱く導通するようになる。
【0068】 図3のクランプ回路112は、安定し、ノード235の電圧VCLに関して比較
的安定した平衡点を達成する。例示的な実施形態において、トランジスタQ42
40が抵抗器280よりも強いと仮定すると、VCCとVCLの差は、次のように、
Q4240のスレッショルド電圧Vtp4 の絶対値として定義されるクランプ電圧
clamp とほぼ等しくなる。
【0069】 VCC−VCLclamp =│Vtp4 │ VCL=VCC−Vclamp =VCC−│Vtp4 │ 表1に、この結果を達成する現在好ましい実施形態の例示的な値を示す。
【0070】 一般式 ケース3の結果を得る際に、図3のクランプ回路112は、図2のブースト回
路110によってブーストされる小さい電圧スイングを提供する。
【0071】 好ましい実施形態において、クランプ回路112などのクランプ回路が、平衡
回路として動作することを理解されたい。クランプ回路は、ブースト回路110
等のブースト回路に電圧クランプ機能を提供する。より詳細には、平衡回路は、
ブースト回路にVCLなどの電圧を供給して、ブーストのために使用可能な電圧、
すなわちブースト用に使用可能な電圧スイングを減少又は低下させる。VCLなど
の電圧がブースト回路に常に提供されるが、この電圧は、電源電圧(本明細書に
示した実施形態ではVCCとして示されたが)クランプ電圧Vclamp などのある一
定の値よりも低いときに、ほぼグランド電位、あるいは、より詳細にはほぼゼロ
・ボルトになることが好ましい。電源電圧(VCCなど)が、ある一定の値(すな
わち、Vclamp )よりも高いときは、ブースト回路に与えられるVCLなどの電圧
は、実質的にゼロより高くなり、ブースト用に使用可能な電圧を低下させ、従っ
てブースト電圧の値が制限又はクランプされる。
【0072】 図4と図5は、電圧クランプ入力を有する電圧ブースト回路110の一般化及
び簡略化した実施形態を示すブロック図である。ブースト回路110の実施形態
は、実効ブースト比Bを有する。例示的な実施形態において、ブースト回路11
0の実施形態は、N段の多段電圧ブースタである。段数Nは、2以上4以下であ
ることが好ましい。
【0073】 図4に示したように、電源電圧VCCと電圧VCLが、簡略化したブースト回路1
10の実施形態の入力側に与えられる。簡略化したブースト回路110の実施形
態によって高められる電圧は、VCC−VCLであり、これは、図1の簡略化したブ
ースト回路50(すなわち、VCC−0すなわちVCC)よりも低い電圧である。
【0074】 説明のために、図1の電圧ブースト回路50における実効ブースト比Bに常に
遭遇するグランド電位(0V)からVCCまでの電圧スイングを検討すると、以下
のようになる。
【0075】 VPXG=VCC*B この式は、最大電圧スイングを示すために以下のように表すことができる。
【0076】 VPXG=((VCC−0)*B)+0; クランプ回路112は、図4の簡略化したブースト回路110の実施形態に、
より小さい電圧スイングVCC−VCLを提供する。
【0077】 図4の簡略化したブースト回路110の実施形態によってブーストされる電圧
CC−VCLは、ブースト回路110内を伝わり、実効ブースト比Bだけブースト
され、電圧B*(VCC−VCL)が生成される。しかしながら、実効ブースト比B
の影響を受けない電圧VCLは、ブースト電圧VPXGの一成分を構成し、この成
分は、以下のような簡略化した項で表わすことができる。
【0078】 VPXG=(VCC−VCL)*(B)+VCL
【0079】 この関係は、一般的には簡略化したブースト回路110の実施形態に当てはま
るが、VCLがゼロ・ボルトより高いときの方が意味が大きい。これは、以下の場
合に生じる。
【0080】 VCC>Vclamp =│Vtp4 │ すなわち、図3のQ4240がオン(ATDがハイ)であり、この場合、ブー
スト電圧VPXGは、以下のように表すことができる。
【0081】 VPXG=(Vclamp )*(B)+VCC−Vclamp なぜなら、 VCL≒VCC−Vclamp であるからである。
【0082】 図5に、VCLがゼロ・ボルト又はグランド電位とほぼ等しいケースを示す。ブ
ースト電圧VPXGの式は、以下のように、電圧クランプの無いケースに簡略化
される。
【0083】 VPXG=(VCC−0V)*(B)+0V =(VCC)*(B) これは、以下の場合に起こる。
【0084】 VCC<Vclamp │Vtp4 │ すなわち、図3のQ4240は、オフである。
【0085】 図6は、本明細書で説明したブースト回路110とクランプ回路112の実施
形態のVCCとVPXGの関係を示す図である。このグラフは、実寸で描かれてお
らず、VCCがVclamp よりも高くなるかVclamp よりも低くなるときのブースト
電圧VPXGの増加率の変化を示すものである。
【0086】 数値例: 表2は、ブースト回路110とクランプ回路112の実施形態に関して、表1
の値の例(特に、電圧Vclamp が約−0.8ボルトの│Vtp4 │に等しいとき) と4の実効ブースト比Bを仮定したときの、一連の数値例を示す。
【0087】 表2:図2のブースト回路110と図3のクランプ回路112の例示的な実施
形態に対する数値例 電源電圧 図3の VCC<?>Vclamp CL VPXG VPXG VCC Q4240 〔Vclamp = (クランプ (クランプ │Vtp4 │=-0.8V 〕 有り) 無し) 0.7V オフ VCC<Vclamp 0V 2.8V 2.8V 0.8V オン/オフ VCC<Vclamp 0V 3.2V 3.2V 0.9V オン VCC>Vclamp 0.1V 3.3V 3.6V 1.0V オン VCC>Vclamp 0.2V 3.4V 4.0V 1.1V オン VCC>Vclamp 0.3V 3.5V 4.4V 1.2V オン VCC>Vclamp 0.4V 3.6V 4.8V 1.3V オン VCC>Vclamp 0.5V 3.7V 5.2V 表1に示したように、VCCが0.7ボルトの場合、Q4240がオフであり、
CCがVclamp より低く、電圧VCLが約0Vである。ブースト電圧VPXGは以
下の通りである。
【0088】 VPXG=(0.7−0V)*(4)+0V=2.8V VCCが0.9ボルトの場合、Q4240が導通し、VCCがVclamp より高く、
電圧VCLが約0.1Vである。ブースト電圧VPXGは以下の通りである。
【0089】 VPXG=(0.9−0.1V)*(4)+0.1V=3.3V VCCが1.1ボルトの場合、Q4240が導通し、VCCがVclamp より高く、
電圧VCLが約0.3Vである。ブースト電圧VPXGは以下の通りである。
【0090】 VPXG=(1.1−03V)(4)+0.3V=3.5V 図6に関する数値例の場合、電源電圧VCC=VCC’が1.3ボルトであると仮
定すると、クランプ回路112において、Q4240が導通し、VCC=VCC’が
clamp よりも高く、電圧VCL=VCL’が約0.5Vである。クランプされたブ
ースト電圧VPXGは以下の通りである。
【0091】 VPXG=(B*Vclamp )+VCL =(4*0.8V)+0.5V=3.7V 同様に、クランプ回路が無い場合、ブースト電圧VPXGは以下の通りである。
【0092】 VPXG=(B*VCC’) =(4*1.3V)=5.2V この実施形態において、3.2ボルトのブースト電圧VPXGが、コアセルに
アクセスするのに十分なワード線電圧を提供し、また4.0ボルトを超えるVP
XGが、コアセル検出回路には高すぎるワード線電圧を提供すると仮定する。こ
の例では、クランプされていないVPXG(5.2V)ははるかに高すぎるが、
クランプされたVPXG(3.7V)は、コアセルにアクセスして適当な検出を
可能にするために許容可能な範囲内にある。
【0093】 以上のことから、現在好ましい実施形態が、フラッシュメモリに平衡回路又は
電圧クランプ回路を提供することが分かる。フラッシュメモリの電圧ブースト回
路は、フラッシュメモリの電源電圧の一部を、メモリのコアセルアレイ内のコア
セルにアクセスするのに適したワード線電圧レベルに高めることができるブース
ト回路を含む。電圧ブースト回路は、電源電圧が規定値を超えたときにブースト
回路によるブーストに使用可能な電源電圧の一部分を低下させるためにブースト
回路にゼロでない調整電圧を提供するための平衡又はクランプ回路を含む。
【0094】 本発明の特定の実施形態を示して説明してきたが、修正を行うことができる。
例えば、適当な応用例において、個々のトランジスタの向き、すなわちpチャネ
ルとnチャネルを逆にすることができる。さらに、本明細書に示した創意に富む
概念は、メモリデバイス以外の回路に適用することができる。従って、特許請求
の範囲に、本発明の真の趣旨及び意図の範囲内にあるような全ての変更及び修正
を含むように意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 簡略化した電圧ブースト回路のブロック図である。
【図2】 メモリのブロック図である。
【図3】 図2のメモリに使用するクランプ回路のブロック図である。
【図4】 電圧クランプ入力を備えた本実施形態の一般化した電圧ブースト回路のブロ
ック図である。
【図5】 電圧クランプ入力がゼロに保持された本実施形態の一般化した電圧ブースト
回路のブロック図である。
【図6】 ブースト回路110とクランプ回路112の実施形態のVCCとVPXGの関係
を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE,TR),CN,J P,KR,SG (72)発明者 赤荻 隆男 アメリカ合衆国 95014 カリフォルニア 州 クパーティノ オクトーバーウェイ 7911 (72)発明者 アルシャンマ・アリ・ケー. アメリカ合衆国 95128 カリフォルニア 州 サン ノゼ ムーアパーク ♯10 2966 (72)発明者 クリーブランド・リー・エドワード アメリカ合衆国 95051 カリフォルニア 州 サンタ クララ メリーズ プレイス ストリート 3428 (72)発明者 キム・ヤン アメリカ合衆国 95051 カリフォルニア 州 サンタ クララ ウォーバートン ア ベニュー ♯10 3450 (72)発明者 リン・ジンリェン アメリカ合衆国 95014 カリフォルニア 州 クパーティノ ホームステッド ロー ド ♯32シー 20800 (72)発明者 テー・ブーン・タン アメリカ合衆国 95054 カリフォルニア 州 サンタ クララ ミル クリーク レ ーン ♯203 570 (72)発明者 グエン・ケンドラ アメリカ合衆国 95111 カリフォルニア 州 サン ノゼ ツェッペリン コート 4942 Fターム(参考) 5B025 AD03 AD10 AE00

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フラッシュメモリ用の電圧ブースト回路であって、 フラッシュメモリの電源電圧の一部分を、該メモリのコアセルにアクセスする
    のに適したワード線電圧レベルにブーストするブースト回路と、 前記電源電圧が規定値を超えたときに前記ブースト回路にゼロでない調整電圧
    を供給して、前記ブースト回路によるブースト動作に使用可能な前記電源電圧の
    一部分を低下させる平衡回路とを有する、前記電圧ブースト回路。
  2. 【請求項2】 電源電圧をブーストするための電圧ブースト回路と協働して
    用いられるメモリ用の電圧クランプ回路であって、 フィードバックループを含み、さらに該フィードバックループが、 クランプ電圧としての役割を果たすスレッショルド電圧を有する第1のトラン
    ジスタと、 前記第1のトランジスタに結合され、前記フィードバックループを安定させて
    前記電圧ブースト回路に安定電圧を提供するプルアップトランジスタ及びプルダ
    ウントランジスタとを有し、該安定電圧により、前記電圧ブースト回路によるブ
    ースト動作に使用可能な前記電源電圧の一部分を低下させるようになっている、
    前記電圧クランプ回路。
  3. 【請求項3】 スイッチとして利用され、前記フィードバックループに接続
    され、コアメモリセルのアドレス遷移期間中に前記電圧クランプ回路の動作をイ
    ネーブル状態とする1つ又は複数のトランジスタをさらに有する、請求項2に記
    載の電圧クランプ回路。
  4. 【請求項4】 メモリ用の電圧ブースト回路であって、 ブーストノードに結合され、ワード線電圧をブーストして前記メモリのコアセ
    ルにアクセスするためのブースト回路と、 前記ブースト回路に結合されたクランプ回路とを有し、 該クランプ回路が、前記ブーストノードを所望の電圧にクランプするスレッシ
    ョルド電圧クランプトランジスタを有する、前記電圧ブースト回路。
  5. 【請求項5】 前記クランプ回路は、さらに、 抵抗器と、 前記ブースト回路及び前記スレッショルド電圧クランプトランジスタに結合さ
    れ、1対のトランジスタを含むインバータ素子と、 該インバータ素子に結合され、前記抵抗器及び前記スレッショルド電圧クラン
    プトランジスタによって制御されるスイッチング素子とを有する、請求項4に記
    載の電圧ブースト回路。
  6. 【請求項6】 前記クランプ回路は、前記メモリのアドレスの変化に応答し
    て前記ブーストノードのクランプ動作を制御するように構成されている、請求項
    4に記載の電圧ブースト回路。
  7. 【請求項7】 メモリであって、 コアセルアレイと、 複数のワード線のうちの1つ又は複数のワード線をアクティブにするように構
    成されたアドレスデコーダであって、該複数のワード線の各ワード線が前記コア
    セルアレイの1つのロウに対応付けられている、前記アドレスデコーダと、 前記メモリの電源電圧の一部分をブーストして、前記アドレスデコーダに結合
    されたブーストノードにブースト電圧を生成するように構成されたブースト回路
    であって、アクティブになったときに1つ又は複数のワード線のうちの1つのワ
    ード線電圧を前記コアセルアレイのコアセルにアクセスするのに適したブースト
    電圧にブーストし、前記アドレスデコーダが該ブースト電圧に応答するようにな
    っている、前記ブースト回路と、 前記ブースト回路に結合され、前記電源電圧が規定値を超えたときに前記ブー
    スト回路にゼロでない調整電圧を供給して、前記ブースト回路によるブースト動
    作に使用可能な前記電源電圧の一部分を低下させる平衡回路とを有する、前記メ
    モリ。
  8. 【請求項8】 メモリにおいて、ブースト電圧を許容可能なレベルにクラン
    プする方法であって、 平衡回路によって調整電圧を生成し、 電圧ブースト回路によって前記メモリの電源電圧の一部分をブースト電圧にブ
    ーストし、 前記調整電圧を用いてブースト動作に使用可能な前記電源電圧の一部分を低下
    させることにより前記ブースト電圧を許容可能なレベルにクランプすることを含
    む、前記方法。
  9. 【請求項9】 前記調整電圧の生成が、前記メモリの1つ又は複数のアドレ
    ス入力の遷移に応答して行われる、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記ブースト電圧を用いて前記メモリのコアセルにアクセ
    スすることをさらに含む、請求項8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 メモリ用の電圧ブースト回路であって、 前記メモリの電源電圧の一部分をブースト電圧にブーストするための手段と、 調整電圧を生成するための手段と、 前記調整電圧を用いて前記ブースト電圧をクランプするための手段とを有して
    いる、前記電圧ブースト回路。
  12. 【請求項12】 前記メモリの1つ又は複数のアドレス入力の遷移を検出す
    るための手段をさらに有する、請求項11に記載の電圧ブースト回路。
  13. 【請求項13】 前記ブースト電圧を用いて前記メモリのコアセルにアクセ
    スするための手段をさらに有する、請求項11に記載の電圧ブースト回路。
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